JPS6120671Y2 - - Google Patents

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JPS6120671Y2
JPS6120671Y2 JP8967580U JP8967580U JPS6120671Y2 JP S6120671 Y2 JPS6120671 Y2 JP S6120671Y2 JP 8967580 U JP8967580 U JP 8967580U JP 8967580 U JP8967580 U JP 8967580U JP S6120671 Y2 JPS6120671 Y2 JP S6120671Y2
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rotary cam
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lever
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JP8967580U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は磁気記録再生装置、特に小型テープレ
コーダーにおいて停止状態、テープ定速送り状態
及びポーズ状態に切り換えることができる磁気記
録再生装置の動作切換装置に関するものである。
一般にテープレコーダーは3つの状態つまり停
止状態、ポーズ状態、定速送り状態に切り換え得
ることが必要である。最近のテープレコーダーの
操作部は電気スイツチによりにより軽快な操作を
実現している。このような機種では従来よりプラ
ンジヤを2個使い、その組み合せにより前記3つ
の状態を作り出しているが、プランジヤは大型で
重量が大きく且つ大きな電力を必要とするため、
メカニズムの小型化、軽量化、省電力化に問題が
あつた。その問題を解決するために最近ではモー
タの回転力を利用し、3つの状態を作り出してい
るものがあるが、モータの制御方式が複雑にな
り、結果的に制御部分が大きくなり、小型化、軽
量化の妨げになつていた。
本考案は1個のモータの回転方向の違いを利用
して2つの回転カムを回転させ、夫々のカムは2
個所の安定した位置を自己保持するため、制御が
簡単で且つ信頼性の高い磁気記録再生装置の動作
切換装置を提供しようとするものである。以下本
考案の一実施例について図面と共に説明する。第
1図は本実施例のテープレコーダーの停止状態に
おける平面図である。図において、1a,1b,
2は中間、下側、上側の各基板、3はヘツド基板
であり、基板1bは基板1aの下側に、基板2は
基板1aの上側に、又ヘツド基板3は基板2の上
側に位置している。なお基板1a,1bは互いに
同形状である。テープ5を内蔵したテープカセツ
ト4は図示のように基板2上に装着される。キヤ
プスタン6はフライホイール7と一体であり、フ
ライホイール7はベルト8を介してテープ走行用
モータ9のモータプーリ10と連結されている。
11,12は夫々巻取リール台及び供給リール台
である。前記ヘツド基板3は基板2上の軸2a,
2b,2cによつて前後に摺動自在に取り付けら
れ、ヘツド基板3上には録音再生ヘツド13、消
去ヘツド14が取り付けられており、ピンチロー
ラ15はピンチローラアーム16の一端に回転自
在に支持され、又ピンチローラアーム16はヘツ
ド基板3上の軸17に回転自在に支持され、ピン
チローラアーム16の他端16aとヘツド基板3
上の軸3aとの間に引張ばね18が掛けられてい
る。ピンチローラアーム16はこの引張りばね1
8により軸17を中心に反時計方向の力を受けな
がらもヘツド基板3上の軸19により位置を規制
されている。又ヘツド基板3と基板1aとの間に
別の引張りばね20が掛けられている。21は基
板1aに取り付けられている動作切り換え用モー
タである。第2図、第3図はモータ21とその周
辺部材との関係を示したもので、第1図と同様に
停止状態である。又第4図はこれらの高さ方向の
関係を示したものである。これらの図においてレ
バー22はヘツド基板3上の軸23により回動自
在に支持され、基板1a及び1bとの間に位置
し、該レバー22の一端の軸22aは基板1b上
のギヤ24の内面カム部24aに接している。ギ
ヤ24は基板1b上の軸25を中心に回転可能に
取り付けられている。又ギヤ24の外周に180度
おきに2個所の切り欠き部24b,24cが形成
されている。スイツチ26はこの切り欠き部24
b,24cの何れかに嵌入するようにギヤ24の
外周に対向して取り付けられている。この軸22
a、ギヤ24、内面カム部24a、切り欠き部2
4b,24c、軸25、スイツチ26と同様の関
係がレバー22の他端の軸22b、ギヤ27、ギ
ヤ27の内面カム部27a、軸28、ギヤ27の
切り欠き部27b,27c及びスイツチ29で構
成されている。プーリギヤ30は基板1b上の軸
31に回転自在に支持され、プーリ部30aとモ
ータ21のモータプーリ21aはベルト32によ
り連結されている。又プーリギヤ30のギヤ部3
0bとギヤ33は常時噛み合つている。ギヤ33
はレバー34に軸35で以つて回転自在に取り付
けられているが弱い圧縮ばね36によりレバー3
4に軽く押し付けられている。又前記レバー34
は前記プーリギヤ30の軸31を中心に回動自在
に支持されている。
次にモータ21の制御部について第5図に基づ
き説明する。回路37が動作状態にあるとき、プ
ーリギヤ30を反時計方向つまりモータ21を第
2図の上面より見て反時計方向に回転させる。又
回路38が動作状態にあるときはプーリギヤ30
を時計方向つまりモータ21を時計方向に回転さ
せる。又回路37はスイツチ39又はスイツチ2
9のどちらか一方又は両方がオンのとき動作状態
となる。なおスイツチ29は第3図の状態でオフ
である。スイツチ39は操作スイツチである。同
様に回路38はスイツチ40又はスイツチ26の
どちらか一方又は両方がオンのとき動作状態とな
る。スイツチ26は第3図の状態でオフである。
スイツチ40は操作スイツチである。
次に動作について説明する。今操作スイツチ3
9を手で押しオンにすると、回路37が動作状態
になり、モータ21が反時計方向に回転する。す
るとプーリギヤ30のギヤ部30bが反時計方向
に回転してギヤ33を回転させようとするが、ギ
ヤ33は圧縮ばね36により弱いロスがあるた
め、先ずレバー34が反時計方向に回転し、その
後ギヤ33がギヤ27と噛み合い、ギヤ27はモ
ータ21の回転力により反時計方向に回転する。
この回転に伴ない切り欠き部27bが移動するた
め、スイツチ29がオンになる。スイツチ29が
オンになつた後は操作スイツチ39から手を離し
てスイツチ39をオフにしてもモータ21は回転
を続けてギヤ27も回転を続け、ギヤ27のもう
1つの切り欠き部27cがスイツチ29に対向す
る位置に来ると、スイツチ29は再びオフになり
モータ21の回転は停止する。この状態が第6図
である。このときギヤ27の内面カム部27aに
よりレバー22の他端が前方へ移動する。このと
きレバー22の一端を支点としてヘツド基板3の
上の軸23を前方(第6図矢印A方向)へ移動さ
せるため、ヘツド基板3は前方へ移動する。この
状態を示したものが第7図である。つまりヘツド
13,14はテープ5に接し、ピンチローラ15
がキヤプスタン6にテープ5を介して圧着するた
め、キヤプスタン6がモータ9により時計方向に
回転させられていることによりテープ5を定速に
送り出す。なお図示していないが、巻取リール台
11はモータ9の回転力の一部でテープ5を巻き
取るようになつている。つまりこの状態(第7
図)が定速送り状態である。次にこの定速送り状
態より第5図における操作スイツチ40を手で押
してオンにすると、回路38が動作状態になり、
今度はモータ21が時計方向に回転し、プーリギ
ヤ30のギヤ部30bが時計方向に回転し、レバ
ー34も時計方向に回転し、モータ21の回転が
ギヤ24に伝達される。ギヤ24が時計方向に回
転すると切り欠き部24bが移動するため、スイ
ツチ26がオンになる。スイツチ26がオンにな
つた後は操作スイツチ40から手を離してスイツ
チ40をオフにしてもモータ21は回転を続けて
ギヤ24も回転を続け、ギヤ24のもう1つの切
り欠き部24cがスイツチ26に対向する。この
ときスイツチ26は再びオフになるためモータ2
1の回転は停止し、ギヤ24も回転を停止する。
この状態が第8図である。このときヘツド基板3
上の軸25により支持されているレバー22はヘ
ツド基板3と基板1aとの間の引張りばね20に
よつて後方(第8図矢印B方向)へ戻され、レバ
ー22の他端を中心にレバー22の一端がギヤ2
4の内面カム部24aに沿つて後方へ移動するた
め、ヘツド基板3も僅か後方へ移動するため、ヘ
ツド基板3も僅か後方へ移動する。このときヘツ
ド基板3はギヤ27によつて前進した量よりも後
退量が少ないのは、レバー22のレバー比つまり
一端軸22aから回転中心軸23までの長さと、
他端軸22bから回転中心軸23までの長さの違
いによる。このヘツド基板3の移動量はギヤ2
4,27の内面カム部24a,27aで変化させ
るようにしても良い。このヘツド基板3が第7図
の定速送り状態により僅かに後方に移動した状態
を第9図に示す。即ちピンチローラ15はキヤプ
スタン6より離脱する。図示していないが巻取リ
ール台11の回転も停止される。このときヘツド
13,14も僅かに後退する。この状態がポーズ
状態である。さてこのポーズ状態より再び前記操
作スイツチ40を手で押しオンにすると、前述と
同様にギヤ24が半回転だけして第6図及び第7
図に示す定速送り状態となる。この定速送り状態
より操作スイツチ39を手で押しオンにすると、
既に述べたのと同様にギヤ27が半回転して第1
図、第3図に示したような停止状態に復帰する。
なおギヤ27が第3図の停止状態つまりレバー2
2を前方に押していない状態でギヤ24がポーズ
状態つまり第8図の状態となつた場合、レバー2
2の一端に設けた軸22aは内面カム部24aが
離れ、その内面カム部24a内においてフリーで
あり、したがつてレバー22の他端に設けた軸2
2bも内面カム部27a内においてフリーとな
る。このため、ヘツド基板3は第1図の状態より
後退しないようにガイドされており、停止状態の
ままである。
本考案磁気記録再生装置の動作切換装置は以上
述べたように実施し得るもので、少くとも一方に
内面カムを有する2つの回転カムと、これら2つ
の回転カムの間に配設されて2つの回転カムの協
同により動作制御されるレバーを有し、このレバ
ーを停止位置方向へばね付勢されたヘツド基板に
結合したので、1つのモータを第1の回転方向に
回転させるとそのモータの回転が第1の回転カム
に伝達され、前記モータを第2の回転方向に回転
させるとそのモータの回転が第2の回転カムに伝
達され、夫々の回転カムが安定した2つの位置を
とり、2つの回転カムの位置の組み合わせにより
テープレコーダー等の磁気記録再生装置のメカニ
ズムを停止、ポーズ、テープ定速送りの状態に切
り換えることができ、且つ前記回転カムに連動し
たスイツチを設けることによりモータをして回転
カムを自動的に第1又は第2の位置に送ることが
できるため、プランジヤ等を使用した従来のもの
に比べ小型、軽量化、省電力化を図ることがで
き、その実用性は大である。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施の一例を示すもので、第1
図は停止状態での平面図、第2図は動作切り換え
用モータとプーリギヤ周辺の平面図、第3図は下
側基板上の停止状態での平面図、第4図はプーリ
ギヤ周辺の拡大縦断面図、第5図は動作切り換え
用モータの制御回路のブロツク図、第6図は下側
基板上の定速送り状態での平面図、第7図は定速
送り状態での平面図、第8図は下側基板上のポー
ズ状態での平面図、第9図はポーズ状態での平面
図である。 1a,1b,2……基板、3……ヘツド基板、
6……キヤプスタン、13……録音再生ヘツド、
14……消去ヘツド、15……ピンチローラ、2
0……引張りばね、21……モータ、22……レ
バー、22a,22b……軸、23……軸、24
……ギヤ、24a……内面カム部、24b,24
c……切り欠き部、26……スイツチ、27……
ギヤ、27a……内面カム部、27b,27c…
…切り欠き部、29……スイツチ、30……プー
リギヤ、30b……ギヤ部、33……ギヤ、34
……レバー、36……圧縮ばね、37,38……
回路、39,40……スイツチ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 少なくとも一方が内面カムで構成され、第1、
    第2の位置をとり得るように間欠的に駆動される
    第1、第2の回転カム手段と、この第1、第2の
    回転カム手段を駆動するための可逆的に回転駆動
    可能なモータと、このモータを第1の回転方向へ
    回転させることにより上記モータの回転が上記第
    1の回転カム手段に伝達され、上記モータを第2
    の回転方向へ回転させることにより上記モータの
    回転が上記第2の回転カム手段に伝達されるよう
    に上記第1、第2の回転カム手段の間に首振り運
    動可能に配設した動力伝達手段と、上記第1、第
    2の回転カム手段の間に配設され、上記第1、第
    2の回転カム手段の協同にて動作制御されるレバ
    ー手段を備え、かつ上記第1の回転カム手段が第
    1の位置をとり上記第2の回転カム手段が第1の
    位置をとるときに定速送り状態、上記第1の回転
    カム手段が第1の位置をとり第2の回転カム手段
    が第2の位置をとるときにポーズ状態、上記第1
    の回転カム手段が第2の位置をとり上記第2の回
    転カム手段が第1の位置をとるときに停止状態に
    なるように上記レバー手段を停止位置方向へばね
    付勢されたヘツド基板に関連づけたことを特徴と
    する磁気記録再生装置の動作切換装置。
JP8967580U 1980-06-25 1980-06-25 Expired JPS6120671Y2 (ja)

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JPS5715450U JPS5715450U (ja) 1982-01-26
JPS6120671Y2 true JPS6120671Y2 (ja) 1986-06-21

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