JP2675394B2 - テープローディング装置 - Google Patents

テープローディング装置

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JP2675394B2
JP2675394B2 JP1081744A JP8174489A JP2675394B2 JP 2675394 B2 JP2675394 B2 JP 2675394B2 JP 1081744 A JP1081744 A JP 1081744A JP 8174489 A JP8174489 A JP 8174489A JP 2675394 B2 JP2675394 B2 JP 2675394B2
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Description

【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野) 本発明はVTR(ビデオテープレコーダ)等の磁気記録
再生装置に装備されるテープローディング装置に関し、
特に小形のテープカセットを使用する小形VTRに好適な
テープローディング装置に関するものである。 (従来の技術) 斯種小形VTRに於いては、例えば第2図の如く複数の
移動テープガイド(102)(106)(107)(108)(10
9)等によって、テープカセット内の供給リール(92)
及び巻取リール(93)から磁気テープを引き出し、回転
ヘッドシリンダー(11)に所定角度範囲に亘って巻き付
け、図示の如きテープ経路が形成される。該VTRに於い
ては、先ず図中のテープ引出し用の一対の先導ガイド
(102)(109)が第1のテープローディング機構(図示
省略)によってテープカセット側から回転ヘッドシリン
ダー(11)へ向かって同時に駆動され、その後、ローデ
ィングリング(71)上に設けたテープガイド(106)(1
07)(108)等が第2のテープローディング機構(図示
省略)によって回転ヘッドシリンダー(11)の周囲を反
時計方向に駆動される。 従来、単一のローディングモータの動力を前記第1及
び第2テープローディング機構へ切換え伝達するべく、
ローディングモータと両テープローディング機構との間
に差動歯車装置を介装したVTRが提案されている(特開
昭59−75456
【G11B15/66】)。 (解決しようとする課題) ところが従来のVTRに於いては、複数の歯車からなる
差動歯車装置のみならず、テープ引出し用の先導ガイド
及びローディングリングを夫々所定位置でロックする為
のロック機構が必要となり、部品点数の増大、装置構成
の複雑化を招来する問題があった。 本発明の目的は、ローディングモータと第1及び第2
テープローディング機構との間に、3枚のカムギアから
なる簡易な構成の動力伝達切換え機構を介装することに
よって、装置構成の単純化を図ることが出来るテープロ
ーディング装置を提供することである。 (課題を解決する為の手段) 本発明に係わるテープローディング装置は、テープカ
セットから磁気テープを一旦引出す第1のテープローデ
ィング機構(6)と、該第1のテープローディング機構
(6)により引き出された磁気テープを回転ヘッドシリ
ンダー(11)に巻き付ける第2のテープローディング機
構(7)を具え、ローディングモータ(2)により駆動
される原動カムギア(3)と、該原動カムギア(3)の
回転を第1テープローディング機構に伝える第1従動カ
ムギア(4)と、原動カムギア(3)の回転を第2テー
プローディング機構(7)に伝える第2従動カムギア
(5)を有する。第2テープローディング機構(7)
は、キャプスタン(12)に圧着してテープを搬送するピ
ンチローラ(81)を具え、ピンチローラ(81)のローデ
ィング方向の移行路終端には、ピンチローラ(81)をキ
ャプスタン(12)に圧着させるピンチローラ圧着機構が
設けられ、 原動カムギア(3)と第1、第2従動カムギア(4)
(5)は、噛合位置がずれて、第1従動カムギア(4)
のローディング方向の回転終了後に、第2従動カムギア
(5)の回転が開始する間欠駆動を成し、 原動カムギア(3)のカム溝(39)に、ピンチローラ
圧着機構が係合して、第2テープローディング機構のテ
ープローディング終了後に、ピンチローラ(81)をキャ
プスタン(12)に圧着せしめる。 (作 用) 第1テープローディング機構を駆動する第1テープロ
ーディング過程に於いては、第1従動カムギア(4)の
歯車部(41)が原動カムギア(3)の歯車部(33)に噛
合すると共に、第1従動カムギア(4)の回転規制片
(45)は、原動カムギア(3)の円筒面(36)とは非係
合状態にあって、ローディングモータ(2)の回転は、
原動カムギア(3)を経て第1従動カムギア(4)に伝
えられ、第1テープローディング機構が動作する。 この過程で、第2従動カムギア(5)は、歯車部(5
1)が原動カムギア(3)の歯車部(32)との噛合を解
除され、且つ回転規制片(53)が原動カムギア(3)の
円筒面(37)に摺接して、第2従動カムギア(5)の回
転は阻止されている。 第1テープローディング過程が完了した時点で、第1
従動カムギア(4)は、歯車部(41)が原動カムギア
(3)の歯車部(33)から離脱すると共に、回転規制片
(45)が原動カムギア(3)の円筒面(36)と係合し、
第1従動カムギア(4)の回転が阻止される。 その後、第2テープローディング機構を駆動する第2
テープローディング過程に於いては、第2従動カムギア
(5)の歯車部(51)が原動カムギア(3)の歯車部
(32)に噛合すると共に、第2従動カムギア(5)の回
転規制片(53)は、原動カムギア(3)の円筒面(37)
とは非係合状態にあって、ローディングモータ(2)の
回転は、原動カムギア(3)を経て第2従動カムギア
(5)に伝えられ、第2テープローディング機構が動作
する。 第2テープローディング機構の動作完了後に、駆動カ
ムギア(3)はピンチローラ圧着機構を作動させ、ピン
チローラ(81)をキャプスタン(12)に圧着させる。 (発明の効果) 本発明のテープローディング装置に於いては、動力伝
達切換え機構が3枚のカムギア(3)(4)(5)のみ
によって構成されているから、従来装置に比べて遥かに
構成が簡易であり、部品点数も少ない。 また、ローディング開始からピンチローラ(81)のキ
ャプスタン(12)への圧着までを単一の原動カムギア
(3)にて行えるので、この点でも構成が簡素になる。 (実施例) 以下、図面に沿って本発明をVTRの実施した一例につ
いて説明する。 尚、実施例は本発明を説明するためのものであって、
特許請求の範囲に記載の発明を限定し、或は範囲を減縮
する様に解すべきではない。 全体構成 第1図はVTRの全体構成を示しており、シャーシ
(1)には、テープカセット(9)の装着面の下方位置
に、テープローディング装置の駆動源となるローディン
グモータ(2)と、該モータに連繁する歯車列(21)
と、該歯車列(21)の最下流に設けられた駆動ギア(2
2)が噛合する原動カムギア(3)と、該原動カムギア
(3)に係合する第1従動カムギア(4)及び第2従動
カムギア(5)とが配備されている。 又、シャーシ(1)上のテープカセット(9)との対
向位置には、回転ヘッドシリンダー(11)が配備され
る。該回転ヘッドシリンダー(11)の両側に、供給側先
導体(61)及び巻取側先導体(62)等から構成される第
1テープローディング機構(6)が配備されると共に、
回転ヘッドシリンダー(11)を包囲して回転自由に支持
されたローディングリング(71)等から構成される第2
テープローディング機構(7)が配備される。 更に又、回転ヘッドシリンダー(11)の左方位置に
は、キャプスタンモータ(17)によって駆動されるキャ
プスタン(12)と、テープローディング完了後にローデ
ィング(71)上のピンチローラ(81)をキャプスタン
(12)に向かって押圧する為のピンチローラ圧着機構
(8)が設けられている。 第2図は、テープローディング完了時の各テープガイ
ドの位置と、磁気テープ(91)の走行経路を示してお
り、供給リール(92)から繰り出された磁気テープ(9
1)は、シャーシ上の第1テープガイド(101)、前記供
給側先導体を構成する第2テープガイド(102)及び第
3テープガイド(103)を経て回転ヘッドシリンダー(1
1)の周面へ巻き付け、更に第4テープガイド(104)及
び第5テープガイド(105)を経て、キャプスタン(1
2)とピンチローラ(81)の間へ進入する。 キャプスタン(12)から送り出された磁気テープ(9
1)は、ローディングリング(71)上の第6テープガイ
ド(106)にてUターンし、第7及び第8テープガイド
(107)(108)を経た後、前記巻取側先導体を構成する
第9テープガイド(109)及び第10テープガイド(110)
によって案内され、更にシャーシ上の第11テープガイド
(111)を経て巻取リール(93)へ戻るのである。 第1テープローディング機構 第3図は第1テープローディング機構(6)の構成を
示している。 シャーシ上に、回転ヘッドシリンダー(11)を挟んで
供給側ガイドベース(13)及び巻取側ガイドベース(1
4)が固定され、両ガイドベースには、供給側先導体(6
1)及び巻取側先導体(62)が夫々摺動可能に嵌まるス
ライドガイド孔(13a)(14a)を開設している。 供給側先導体(61)には前記第2テープガイド(10
2)が立設され、巻取側先導体(62)には、前記第9及
び第10テープガイド(109)(110)が立設されている。 又シャーシ上には、スライド駆動板(63)が一定範囲
内で左右に摺動可能に支持され、該スライド駆動板(6
3)には、摺動方向に伸びる第1、第2及び第3のラッ
ク部(63a)(63b)(63c)が形成され、第1ラック部
(63a)には、第1従動カムギア(4)が常時噛合して
いる。 供給側ガイドベース(13)の下方位置に第1ピニオン
(64)が配備されると共に、巻取側ガイドベース(14)
の下方位置に第2ピニオン(65)が配備され、両ピニオ
ンは夫々前記スライド駆動板(63)の第2ラック部(63
b)及び第3ラック部(63c)と常時噛合している。 前記第1ピニオン(64)には、第1アーム(66)が一
体に突設され、該アーム(66)の自由端に供給側先導体
(61)が連結される。一方、前記第2ピニオン(65)に
はシャーシ上に設けた扇形ギア(67)が噛合し、該扇形
ギア(67)には、第2アーム(68)が一体に突設され、
該アーム(68)の自由端にリンク(69)を介して巻取側
先導体(62)が連結される。 従って、第1従動カムギア(4)の駆動によってスラ
イド駆動板(63)が左右に移動すると、これに伴って両
先導体(61)(62)がスライドガイド孔(13a)(14a)
に沿って回転ヘッドシリンダー(11)の左右を前後に移
動することになる。 第2テープローディング機構 第4図は第2テープローディング機構(7)の構成を
示している。 シャーシ上には、前記ローディングリング(71)の内
側に、該リング内周部に形成したギア部と噛合するリン
グ駆動ギア(72)が配備されると共に、該ギア(72)と
第2従動カムギア(5)に噛合する中継ギア(73)が配
備されている。 ローディングリング(71)上には、前記第6テープガ
イド(106)、ピンチローラ(81)、第7テープガイド
(107)、及び第8テープガイド(108)が時計方向に順
番に配設される。ピンチローラ(81)は、ローディング
リング(71)上に回動自在に支持した支持アーム(88)
の自由端に取り付けられ、該支持アームはバネ(図示省
略)によってリング(71)の内側から外側に向かって回
転付勢され、リング(71)上のストッパー(図示省略)
に当たって回動端が規制されている。 従って、第2従動カムギア(5)が回転すると、これ
に伴ってローディングリング(71)が回転し、該リング
上の第6テープガイド(106)、ピンチローラ(81)、
第7テープガイド(107)及び第8テープガイド(108)
が回転ヘッドシリンダー(11)の周囲を移動することに
なる。 ピンチローラ圧着機構 第5図はピンチローラ圧着機構(8)の構成を示して
いる。 シャーシ上には、原動カムギア(3)の上方位置にス
ライド従動板(82)が一定範囲内で左右に摺動可能に支
持され、該スライド従動板(82)の端部に下向きに突設
したカムフォロワー(83)を、原動カムギア(3)の上
面に凹設した渦巻き状のカム溝(39)に係合している。
該スライド従動板(82)の中央部には、スライド方向に
沿ってカム曲線が変化するカム溝(82a)が開設されて
いる。 又、シャーシ上の第1支軸(84a)に第1レバー(8
4)が回動自在に支持され、該第1レバー(84)の一方
の自由端には、前記スライド従動板(82)のカム溝(82
a)に係合するカムフォロワー(84b)が突設されてい
る。 更に、シャーシ上の第2支軸(85a)に第2レバー(8
5)が回動自在に支持され、該第2レバー(85)の一方
の自由端(85b)は前記第1レバー(84)の他方の自由
端(84c)と当接可能に伸びている。該第2レバー(8
5)の他方の自由端(85c)には、バネ(87)によって時
計方向に付勢された押圧アーム(86)が取り付けられ、
該自由端(85c)の側面に圧接している。 従って、第5図の状態から原動カムギア(3)が時計
方向に回転すると、カム溝(39)の移動に伴ってスライ
ド従動板(82)が右方へ駆動され、更にカム溝(82a)
の移動に伴って第1レバー(84)が反時計方向に回転す
る。これによって第2レバー(85)が時計方向に回転
し、押圧アーム(86)がローディング完了位置のピンチ
ローラ(81)をキャプスタン(12)に向かって押圧し、
ピンチローラ(81)とキャプスタン(12)の間に挟まれ
た磁気テープを、キャプスタン(12)に圧着せしめるの
である。 動力伝達切換え機構 原動カムギア(3)には、第6図の如く前記歯車列の
駆動ギア(22)が噛合し、該ギア(22)によって原動カ
ムギア(3)が駆動される。又、原動カムギア(3)に
は、第7図の如く第1従動カムギア(4)及び第2従動
カムギア(5)が噛合可能に係合し、原動カムギア
(3)の回転に伴って第1及び第2従動カムギア(4)
(5)が回転することにより、第1及び第2テープロー
ディング機構(6)(7)が順次駆動されるのである。 原動カムギア(3)は、第8図A、B及びCに示す様
に外周面に回転軸方向に沿って構成が異なる5層構造を
具え、最上層部(第1層部)及び第2層部が前記第1及
び第2従動カムギア(4)(5)の回転を規制し、第3
層部、第4層部及び第5層部が前記駆動ギア(22)及び
両従動カムギア(4)(5)との噛合を為すものであ
る。 即ち、第3層部の全周に、前記駆動ギア(22)が常時
噛合する第1歯車部(31)が形成される。第4層部に
は、所定角度範囲Hに亘って第2歯車部(32)が形成さ
れ、残りの角度範囲には第1欠歯部(34)が形成されて
いる。第5層部には、前記角度範囲H内に含まれる所定
角度範囲Gに亘って第3歯車部(33)が形成され、残り
の角度範囲には第2欠歯部(35)が形成される。又、第
2層部には、前記角度範囲Gに第1凹部(3a)が形成さ
れ、残りの角度範囲には第1円筒面(3b)が形成されて
いる。更に第1層部の前記角度範囲Hに亘って第2凹部
(3b)が形成され、残りの角度範囲には第2円筒面(3
7)が形成されている。 第1従動カムギア(4)は、第9図A、B及びCに示
す様に、円筒状の胴部(43)の下部に第1及び第2歯車
部(41)(42)を形成すると共に、胴部(43)の上部に
は、胴部(43)の回転軸と直交する面内に、互いに間隔
をおいて外方へ突出する一対の第1回転規制片(44)
(44)と、これらの回転規制片(44)(44)と逆方向に
対称の形状で突出する一対の第2回転規制片(45)(4
5)とが一体に形成されている。 又、第2従動カムギア(5)は、第10図A、B及びC
に示す様に、円筒状の胴部(52)の下部に歯車部(51)
を形成すると共に、胴部(52)の下部には、胴部(52)
の回転軸と直交する面内に、互いに間隔をおいて外方へ
突出する一対の回転規制片(53)(53)が一体に形成さ
れている。 前記第1従動カムギア(4)及び第2従動カムギア
(5)に突設された一対の回転規制片(44)(44)、
(45)(45)及び(53)(53)には夫々、対となる2つ
の規制片に対して、第11図B及び第13図Bに示す様に原
動カムギア(3)の円筒面に摺接可能な端面を形成して
いる。 第6図の如く駆動ギア(22)は原動カムギア(3)の
第1歯車部(31)に噛合する様に配置される。 第7図の如く第1従動カムギア(4)は、回転規制片
(44)(45)が原動カムギア(3)の第1円筒面(36)
に対向し、且つ第1歯車部(41)が原動カムギア(3)
の第3歯車部(33)と噛合可能な位置に配置される。
又、第2従動カムギア(5)は、回転規制片(53)が第
1従動カムギア(4)の第2円筒面(37)に対向し、且
つ歯車部(51)が原動カムギア(3)の第2歯車部(3
2)と噛合可能な位置に配置される。 以下、第11図乃至第16図に沿って本発明に係るテープ
ローディング装置の動作について説明する。 第11図Aの如く、テープカセット(9)がVTR内の所
定位置に装着され、テープローディング開始に待機して
いるテープアンローディング状態に於いては、第1テー
プローディング機構(6)の供給側先導体(61)及び巻
取側先導体(62)、第2テープローディング機構(7)
の第6テープガイド(106)、ピンチローラ(81)及び
第7テープガイド(107)は、夫々テープカセット
(9)の磁気テープ(91)の内側に位置している。 このとき、第11図B、C及びDに示す様に、第1従動
カムギア(4)の第1回転規制片(44)(44)が原動カ
ムギア(3)の第1円筒面(36)に摺接すると共に、第
2従動カムギア(5)の回転規制片(53)(53)が原動
カムギア(3)の第2円筒面(37)に摺接し、原動カム
ギア(3)と両従動カムギア(4)(5)との噛合は解
除されている。 この結果、第1従動カムギア(4)及び第2従動カム
ギア(5)は回転不能にロックされている。 第11図Aの状態からテープローディング開始指令が発
せられると、ローディングモータ(2)が起動して、原
動カムギア(3)が時計方向に駆動され、これによって
後述の如く第1、第2テープローディング動作、及びピ
ンチローラ圧着動作が順次行なわれる。 第1テープローディング動作 第12図Aに示す様にローディングモータ(2)の回転
が歯車列(21)を介して原動カムギア(3)に伝えら
れ、原動カムギア(3)が駆動ギア(22)の駆動によっ
て時計方向に回転すると、先ず第1従動カムギア(4)
が反時計方向に駆動される。 即ち、原動カムギア(3)が時計方向に回転して、第
12図Cの如く該原動カムギア(3)の第3歯車部(33)
が第1従動カムギア(4)の第1歯車部(41)との噛合
を開始し、該従動カムギア(4)を第12図Bの如く反時
計方向に回転させるのである。 この過程で、第2従動カムギア(5)は原動カムギア
(3)に対して第11図Dに示す係合状態を繊維し、停止
したままである。 第1従動カムギア(4)が第11図B及びCに示す姿勢
から第12図B及びCに示す姿勢まで略半回転する過程
で、第1従動カムギア(4)は、先ず第1回転規制片
(44)が原動カムギア(3)の第1凹部(3a)に侵入
し、次に第2回転規則片(45)が第1凹部(3a)に侵入
するから、第1従動カムギア(4)の回転に支障はな
い。 第1従動カムギア(4)の回転に伴って、第3図のス
ライド駆動板(63)が右側の移動端から左方へ移動し、
これによって第1ピニオン(64)及びアーム(66)が時
計方向に回転し、供給側先導体(61)が前進駆動され
る。又、同時に第2ピニオン(65)が反時計方向に回転
し、これによって扇形ギア(67)及びアーム(68)が時
計方向に回転して、該アーム(68)の回動力がリンク
(69)を介して巻取側先導体(62)に伝えられ、該巻取
側先導体(62)が前進駆動される。 この結果、第12図Aの如く供給側先導体(61)及び巻
取側先導体(62)によってテープカセット(9)から磁
気テープ(91)が引き出される。 その後、第13図Aの如く供給側先導体(61)及び巻取
側先導体(62)がキャッチャー(15)(16)に当たって
停止し、第1テープローディング動作が終了する。 このとき、第1従動カムギア(4)は、第13図B及び
Cに示す様に第1歯車部(41)が第3歯車部(33)から
離脱して、回転が停止すると同時に、第2回転規制片
(45)(45)が原動カムギア(3)の第1円筒面(36)
に摺接して、ロックされる。 この結果、その後の第2テープローディング動作中に
於いても、供給側先導体(61)及び巻取側先導体(62)
はキャッチャー(15)(16)に圧接された状態に維持さ
れる。 第2テープローディング動作 ローディングモータ(2)の駆動によって原動カムギ
ア(3)が更に時計方向に回転することにより、第14図
B及びCに示す如く原動カムギア(3)の第2歯車部
(32)が第2従動カムギア(5)の歯車部(51)との噛
合を開始し、第2従動カムギア(5)を反時計方向に回
転させる。この過程で第2従動カムギア(5)の回転規
制片(53)(53)は、原動カムギア(3)の第2凹部
(3b)に侵入するから、第2従動カムギア(5)の回転
に支障はない。 第2従動カムギア(5)の回転は、第14図Aの如く第
2従動カムギア(5)、中継ギア(73)及びリング駆動
ギア(72)を経てローディングリング(71)に伝えら
れ、該リング(71)上の第6テープガイド(106)、ピ
ンチローラ(81)、第7テープガイド(107)及び第8
テープガイド(108)が、回転ヘッドシリンダー(11)
の周囲を反時計方向に移動する。これによって、磁気テ
ープ(91)が回転ヘッドシリンダー(11)に対して更に
大きな角度範囲に巻き付けられる。 第2従動カムギア(5)が第13図Bの姿勢から1回転
すると、第15図B及びDの如く第2従動カムギア(5)
は、歯車部(51)が原動カムギア(3)との噛合を解除
して、回転が停止すると同時に、回転規制片(53)(5
3)が原動カムギア(3)の第2円筒面(37)に摺接し
て、ロックされる。 この時点で、第15図Aの如くローディングリング(7
1)上の第6テープガイド(106)、ピンチローラ(81)
等は、所定のテープローディング完了位置に達してお
り、ピンチローラ(81)は、ピンチローラ圧着機構
(8)の押圧アーム(86)とキャプスタン(12)の間に
介入することになる。但し、押圧アーム(86)は反時計
方向の回動端にあって、ピンチローラ(81)に対する押
圧は解除している。 又、第15図Aの位置でローディングリング(71)がシ
ャーシ上のストッパー(図示省略)に対して圧接される
ことになる。 この状態に於いても、第1及び第2従動カムギア
(4)(5)は、第15図B、C及びDの如く夫々の回転
規制片(45)(53)が原動カムギア(3)の円筒面(3
6)(37)に摺接し、静止状態を維持している。 上述の如くテープローディングが完了すると、一旦ロ
ーディングモータ(2)が停止して、ストップモードが
設定される。 ピンチローラ圧着動作 その後、プレイモードへの移行指令が発せられると、
ローディングモータ(2)が再起動して、原動カムギア
(3)が第15図Aの状態から更に時計方向に駆動され、
これによってピンチローラ圧着機構(8)が動作する。 即ち、原動カムギア(3)の回転に伴うカム溝(39)
の移動によって、スライド従動板(82)のカムフォロワ
ー(83)が駆動され、スライド従動板(82)は右方へ移
動する。 スライド従動板(82)の移動によって、前述の如く第
1レバー(84)が反時計方向に回転し、更に第2レバー
(85)が時計方向に回転する。これに伴って押圧アーム
(86)がピンチローラ支持アーム(88)の端部をキャプ
スタン(12)側へ押圧する。 そして、最終的に第16図Aの如くスライド従動板(8
2)のカムフォロワー(83)が原動カムギア(3)のカ
ム溝(39)の終端部に達すると、ピンチローラ圧着機構
(8)のバネ(87)が引き伸ばされて、該バネ(87)の
付勢力によって、ピンチローラ(81)が磁気テープ(9
1)を介してキャプスタン(12)に圧着される。 この時点でローディングモータ(2)が停止し、その
後、通常再生、早送り再生、スチル再生等を行なう為の
プレイモードが設定されるのである。 尚、プレイモードに於いて、第1及び第2従動カムギ
ア(4)(5)は、第16図Bの如く夫々の回転規制片
(45)(53)が原動カムギア(3)に対向して、静止状
態を維持する。 ピンチローラ圧着解除動作 プレイモードでの信号の記録、再生が終了した後、ス
トップモードへの移行指令が発せられると、ローディン
グモータ(2)がテープローディング時とは逆方向の回
転を開始し、原動カムギア(3)の反時計方向の回転に
伴って、ピンチローラ圧着機構(8)は第16図Aから第
15図Aの状態へ動作し、ピンチローラ(81)のキャプス
タン(12)に対する圧着が解除される。 テープアンローディング動作 その後、テープアンローディング指令が発せられる
と、ローディングモータ(2)の駆動によって原動カム
ギア(3)が更に反時計方向に回転し、先ず第2テープ
ローディング機構(7)が第15図Aの状態から第14図A
の状態を経て第13図Aの状態に戻る。 更に原動カムギア(3)が反時計方向の回転を続行す
ることによって、第1テープローディング機構(6)が
第13図Aの状態から第12図Aの状態を経て第11図Aの状
態に戻る。 上記テープアンローディング動作中、図示省略する周
知のリール台駆動機構が動作して、テープカセット
(9)から引き出されていた磁気テープ(91)がテープ
カセット(9)内に巻き取られる。 この結果、テープカセット(9)の取出しが可能とな
る。 上記テープローディング装置に於いては、ローディン
グモータ(2)の動力を第1、第2テープローディング
機構(6)(7)及びピンチローラ圧着機構(8)へ切
換え伝達する為の動力伝達切換え機構が、1枚の原動カ
ムギア(3)と2枚の従動カムギア(4)(5)によっ
て構成されているから、差動歯車機構を用いた従来装置
に比べて、遥かに部品点数が少なく、構成も簡易である
から、VTRの小形化、軽量化に際して優れた効果が得ら
れる。 図面及び上記実施例の説明は、本発明を説明するため
のものであって、特許請求の範囲に記載の発明を限定
し、或は範囲を減縮する様に解すべきではない。 又、本発明の各部構成は上記実施例に限らず、特許請
求の範囲に記載の技術的範囲内で種々の変形が可能であ
ることは勿論である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係るテープローディング装置の全体構
成を示す平面図、第2図は磁気テープの走行経路を示す
平面図、第3図は第1テープローディング機構の平面
図、第4図は第2テープローディング機構の平面図、第
5図はピンチローラ圧着機構の平面図、第6図は原動カ
ムギア及び駆動ギアの側面図、第7図は原動カムギア及
び第1、第2従動カムギアの側面図、第8図A、B及び
Cは夫々原動カムギアの斜面図、平面図及び側面図、第
9図A、B及びCは夫々第1従動カムギアの斜面図、平
面図及び一部破断側面図、第10図A、B及びCは夫々第
2従動カムギアの斜面図、平面図及び一部破断側面図、
第11図Aはテープアンローディング状態のテープローデ
ィング装置の平面図、第11図Bは同上の原動カムギア及
び両従動カムギアの平面図、第11図Cは同上の原動カム
ギアと第1従動カムギアとの係合状態を示す側面図、第
11図Dは同上の原動カムギアと第2従動カムギアとの係
合状態を示す側面図、第12図Aは第1テープローディン
グ動作中のテープローディング装置の平面図、第12図B
は同上の原動カムギア及び両従動カムギアの平面図、第
12図Cは同上の原動カムギアと第1従動カムギアとの係
合状態を示す側面図、第13図Aは第1テープローディン
グ完了時のテープローディング装置の平面図、第13図B
は同上の原動カムギア及び両従動カムギアの平面図、第
13図Cは同上の原動カムギアと第1従動カムギアとの係
合状態を示す側面図、第14図Aは第2テープローディン
グ動作中のテープローディング装置の平面図、第14図B
は同上の原動カムギア及び両従動カムギアの平面図、第
14図Cは同上の原動カムギアと第2従動カムギアとの係
合状態を示す側面図、第15図Aはテープローディング完
了時のテープローディング装置の平面図、第15図Bは同
上の原動カムギア及び両従動カムギアの平面図、第15図
Cは同上の原動カムギアと第1従動カムギアとの係合状
態を示す一部破断側面図、第15図Dは同上の原動カムギ
アと第2従動カムギアとの係合状態を示す側面図、第16
図Aはピンチローラ圧着動作完了時のテープローディン
グ装置の平面図、第16図Bは同上の原動カムギア及び両
従動カムギアの平面図である。 (2)……ローディングモータ (3)……原動カムギア (4)……第1従動カムギア (5)……第2従動カムギア (6)……第1テープローディング機構 (61)(62)……先導体 (7)……第2テープローディング機構 (71)……ローディングリング (8)……ピンチローラ圧着機構 (81)……ピンチローラ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】テープカセットから磁気テープを一旦引き
    出す第1のテープローディング機構(6)と、該第1の
    テープローディング機構(6)により引き出された磁気
    テープを回転ヘッドシリンダー(11)に巻き付ける第2
    のテープローディング機構(7)を具え、ローディング
    モータ(2)により駆動される原動カムギア(3)と、
    該原動カムギア(3)の回転を第1テープローディング
    機構に伝える第1従動カムギア(4)と、原動カムギア
    (3)の回転を第2テープローディング機構(7)に伝
    える第2従動カムギア(5)を有するテープローディン
    グ装置に於いて、 第2テープローディング機構(7)は、キャプスタン
    (12)に圧着してテープを搬送するピンチローラ(81)
    を具え、ピンチローラ(81)のローディング方向の移行
    路終端には、ピンチローラ(81)をキャプスタン(12)
    に圧着させるピンチローラ圧着機構が設けられ、 原動カムギア(3)と第1、第2従動カムギア(4)
    (5)は、噛合位置がずれて、第1従動カムギア(4)
    のローディング方向の回転終了後に、第2従動カムギア
    (5)の回転が開始する間欠駆動を成し、 原動カムギア(3)のカム溝(39)に、ピンチローラ圧
    着機構が係合して、第2テープローディング機構のテー
    プローディング終了後に、ピンチローラ(81)をキャプ
    スタン(12)に圧着せしめることを特徴とするテープロ
    ーディング装置。
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