JPH05242563A - リール台駆動装置 - Google Patents

リール台駆動装置

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Publication number
JPH05242563A
JPH05242563A JP4041093A JP4109392A JPH05242563A JP H05242563 A JPH05242563 A JP H05242563A JP 4041093 A JP4041093 A JP 4041093A JP 4109392 A JP4109392 A JP 4109392A JP H05242563 A JPH05242563 A JP H05242563A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rotating member
reel base
rotation
base driving
reel
Prior art date
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Pending
Application number
JP4041093A
Other languages
English (en)
Inventor
Osamu Maeda
修 前田
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Filing date
Publication date
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Publication of JPH05242563A publication Critical patent/JPH05242563A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 駆動源に連繋してモードに応じて低速或は高
速回転する回転部材(1)が、低速回転時は駆動源からの
回転力をリール台駆動回転体(4)にスリップ機構を介し
て伝達し、高速回転時は回転によって生じる遠心力によ
り、ロック爪(2)とリール台駆動回転体(4)の係合部(4
1)が噛み合うことにより、駆動源からの回転力をスリッ
プ機構を介さずにダイレクトにリール台駆動回転体(41)
に伝えて、高トルクをリール台(61)に伝達する。 【作用効果】 回転トルクを切換えるための操作は不要
であり、構成も簡素化できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、磁気記録再生装置のリ
ール台駆動装置に関するものである。
【0002】
【従来技術】磁気記録再生装置は、記録、再生モードで
はキャプスタンとピンチローラとの間に磁気テープを挟
圧し、キャプスタンの回転によって供給側リール台から
テープを引き出し、巻取側リール台に送り出す。このた
め、テープ傷みとキャプスタンの回転サーボを考慮する
と、巻取側リール台を比較的低く安定したトルクでテー
プ巻取側に回転駆動する必要がある。
【0003】又、テープ早送りモードでは、キャプスタ
ンとピンチローラの間を開放し、その間をテープを素通
りさせて巻取リール台に高速で巻き取るために、巻取リ
ール台に大きなトルクを伝達する必要がある。
【0004】上記の様に、リール台の伝達トルクを変え
るには、例えば(特開昭58−53049号公報(G1
1B 15/44)、特開平1−128253号公報
(G11B 15/30)が提案されている。前者は、
巻取、供給の両リール台を首振りアイドラーを介して駆
動する駆動軸の駆動力を直接的に回転伝達するテープ高
速送り用伝達経路と、上記駆動軸とは別の支軸に配され
た各種ギヤ及びスリップ機構を介して所定のトルクが得
られるように構成したテープ定速送り用伝達経路とを有
し、操作モードによって該2つの伝達経路を切換えるこ
とにより、前記駆動軸に正逆回転、早送り、定速送りの
回転力を伝達するものである。
【0005】後者は、モードに応じて低速及び高速回転
する回転部材と、該回転部材上の偏心位置に配備された
定位ギヤと、該定位ギヤと回転部材間に介在するスリッ
プ機構と、回転部材と同軸上に配設されて内側面に常時
定位ギヤが噛合するギヤ面が形成されたリール台駆動体
と、回転部材上に移動可能に配備された可動ギヤとから
成る。回転部材の低速回転時は、回転部材の回転を定位
ギヤが適度にスリップしながらリール台駆動体に伝達
し、回転部材の高速回転時は、遠心力によって可動ギヤ
が外側及び回転部材の回転方向とは逆方向に移動して、
定位ギヤ及び駆動ギヤの内面のギヤ面に噛合して定位ギ
ヤをロックし、回転部材の回転をダイレクトに駆動ギヤ
に伝達する。
【0006】
【本発明が解決しようとする問題点】前者の装置は、走
行モード毎に切り換えるには経路切り換え装置が必要と
なり装置が複雑になるばかりでなく、モード切り換えの
ための動きが必要となる。又、後者の装置は、走行経路
は一つであっても、可動部品が増えて回転伝達機構が複
雑となり、小型軽量化には適さない。本発明は、上記問
題を一挙に解決できるリール台駆動装置を明らかにする
ものである。
【0007】
【解決するための手段】本発明のリール台駆動装置は、
駆動源に連繋してモードに応じて低速或は高速で回転す
る回転部材(1)と、該回転部材(1)の偏心位置に回動可
能に取り付けられ回転部材(1)の回転によって生じる遠
心力により、回転部材(1)の回転方向とは逆方向に回動
するロック爪(2)(2a)と、該ロック爪(2)(2a)を回転部
材(1)の回転方向と同方向に付勢するバネ(3)と、バネ
力に抗してロック爪(2)(2a)が回動した時にロック爪
(2)(2a)の自由端と噛み合う係合部(41)を有するリール
台駆動回転体(4)と、回転部材(1)の回転力をリール台
駆動回転体(4)に伝えるスリップ機構(5)とで構成され
る。
【0008】
【作用及び効果】記録、再生モード、即ち、回転部材
(1)の低速回転時は、駆動源からの回転力をスリップ機
構(5)を介してリール台駆動回転体(4)に伝える。早送
り、巻戻しモード、即ち回転部材(1)の高速回転時は、
その回転によって増加した遠心力により前記ロック爪
(2)(2a)を回転部材(1)の回転方向とは逆方向に回転さ
せてリール台駆動回転体(4)の係合部(41)を噛み合わせ
ることにより、駆動源からの回転トルクをスリップ機構
(5)を介さずにダイレクトにリール台駆動回転体(4)に
伝達できる。
【0009】従って、従来の如き切換え手段や、複雑な
機構を用いずに伝達トルクを切り換えでき、又、低速送
り用、高速送り用の別々の動力伝達経路を設けることな
く、比較的簡単な構成により低速送り時の安定した低ト
ルクと、高速送り時の高トルクを切り換えることが可能
となり、部品点数の削減、部品配置スペースの節約によ
り、メカニズムの小型化、低価格化に極めて有効であ
る。
【0010】
【実施例】以下図面に基づき本発明の一実施例について
説明する。図2に示し公知の如く、シャーシ(6)上に設
けた巻取リール台(61)と供給リール台(62)とから等距離
の位置にリール台駆動装置(7)が配備され、該装置によ
る回転トルクがモードの切換えに応じて首振りアイドラ
ー機構(8)を介して、巻取リール台(61)と供給リール台
(62)に選択的に連繋される。
【0011】首振りアイドラー機構(8)は、リール台駆
動装置(7)のリール台駆動回転体(4)の回転方向に応じ
て、首振りレバー(81)が左右に回動し、アイドルギヤ(8
2)が噛合する側のリール台を回転駆動する。
【0012】図1、図3に示す如く、リール台駆動機構
(7)は動力源(正逆モータ)に連繋された回転部材(1)の
中心にシャフト(11)を圧入し、該シャフトにリール台駆
動回転体(4)を回転自由に嵌めている。
【0013】回転部材(1)の上面に周方向に等間隔に4
つの切欠き凹部(12)が形成され、各凹部(12)に立設した
枢軸(13)によってロック爪(2)(2a)がシャフト(11)と直
交する面内で回動可能に枢支されている。ロック爪(2)
(2a)の自由端は鈎状に屈曲しており、隣り合うロック爪
(2)(2a)は鈎状先端の向きを互いに逆にして取付けられ
ている。
【0014】各ロック爪(2)(2a)はバネ(3)によって鈎
状先端を回転部材(1)の外周から食み出ない方向に付勢
されている。隣り合うロック爪(2)(2a)に対する付勢方
向は互いに逆である。後記の如く、バネに抗してロック
爪(2)(2a)が回動すれば、鈎状先端は回転部材(1)の外
周から臨出し、後記するリール台駆動回転体(4)の係合
部(41)に係合可能となる。
【0015】リール台駆動回転体(4)は円板の外周に下
向きに周壁を有し、周壁にアイドルギヤ(82)に噛合する
ギヤ面(42)を形成すると共に、上記ロック爪(2)に係合
可能な係合部(41)を等間隔に開設している。
【0016】回転部材(1)の上面の凸段部にはフェルト
(51)が貼着され、該フェルトに駆動回転体(4)の下面が
接し、首振りレバー(81)と駆動回転体(4)との間に配備
されたバネ板(52)によって駆動回転体(4)をフェルト(5
1)に押圧してスリップ機構(5)を構成している。
【0017】回転部材(1)の回転によって生じる遠心力
とロック爪(2)(2a)の回転力について、1つのロック爪
(2)について説明すると、図4に示す如く、ロック爪
(2)はバネ(3)によって時計方向に付勢されており、記
録、再生モードにおける回転部材(1)の回転角速度ω1
では、ロック爪(2)に働く遠心力により、ロック爪(2)
の反時計方向の回転トルクF’・R(mω2ρcosθ・
R)はバネ(3)によるロック爪(2)の時計方向の回転ト
ルクf・rに比べ F’・R<<f・r となるようにバネ力fを設定してある。このため、図4
におけるロック爪(2)は回転部材(1)の凹段部(12)の立
上がり壁(12a)に当って回転部材(1)に対して定位置に
保持され、この状態でロック爪(2)は回転部材(1)の外
周から食み出ていない。
【0018】しかし、図5(b)に示す如く、回転部材の
回転角速度がある値以上(早送り時の最低速度よりも小
さな値設定)ω2になると F’・R>f・r となり、ロック爪(2)はバネに抗して反時計方向に回転
し、バネ力によるトルクf・rと釣りあう位置にて停止
する。ロック爪(2)の先端は回転部材(1)の外周から臨
出し、加えて図5(c)の様にリール台駆動体(4)が回転
部材(1)に対して相対的に反時計方向に回転するため、
ロック爪(2)の先端部と駆動回転体(4)の係合部(41)と
が噛み合って回転体(1)と駆動回転体(4)は一体に回転
する。
【0019】回転部材(1)の上面の凸段部にはフェルト
(51)が貼着され、該フェルトに駆動回転体(4)の下面が
接し、首振りレバー(81)と駆動回転体(4)との間に配備
されたバネ板(52)によって駆動回転体(4)をフェルト(5
1)に押圧してスリップ機構(5)を構成している。
【0020】上記構成により、回転部材(1)が比較的低
速で回転する際の記録、再生モードではスリップ機構
(5)のフェルト(51)とリール台駆動回転体(4)との間の
摩擦力で決まるスリップトルクがリール台(61)まで伝達
される。
【0021】これに対し、早送りモードでは、回転部材
(1)の回転角速度は上記の回転角速度ω2を越え上述の
様にロック爪(2)(2a)が回動して、回転部材(1)とリー
ル台駆動回転体(4)は一体に回転するためモータの回転
トルクがダイレクトにリール台(61)に伝達される。
【0022】巻き戻しモードでは上記ロック爪(2)とは
逆向きに取付けられたロック爪(2a)(2a)が上記と同様に
してリール台駆動回転体(4)の係合部(41)と噛み合い、
回転部材(1)とリール台駆動回転体(4)は一体となり、
モータのトルクがダイレクトに供給リール(62)に伝達さ
れる。
【0023】又、早送りモード、巻戻し戻しモード終了
時は、モータ停止後もリール台が惰性によって少し回転
するため、リール台駆動回転体(4)とロック爪(2)(2a)
の噛み合いが外れ、バネ力によって図5(a)の状態に復
帰し、回転部材(1)とリール台駆動回転体(4)はスリッ
プ可能となる。
【0024】上述した様な、本発明により比較的簡単な
部品構成により低速送り用、高速送り用の別々の動力伝
達経路を設けることなく、低速送り時の安定した低トル
クと、高速送り時の高トルクを切り換える事が可能とな
り、部品点数の削減、部品配置スペースの節約により、
メカニズムの小型化、低価格化に極めて有効な手段であ
る。本発明は上記実施例の構成に限定されることなく、
特許請求の範囲に記載の範囲で種々の変形が可能であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】リール台駆動装置の分解斜面図である。
【図2】リール台と駆動装置の位置関係を示す平面図で
ある。
【図3】リール台と駆動装置の連繋関係を示す断面図で
ある。
【図4】ロック爪に働く遠心力とバネ力によるロック爪
の回転力の関係の説明図である。
【図5】ロック爪とリール台駆動回転体の係合部が噛み
合う説明図である。
【符号の説明】
(1) 回転部材 (2) ロック爪 (3) バネ (4) リール台駆動回転体 (5) スリップ機構 (41) 係合部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動源に連繋してモードに応じて低速或
    は高速で回転する回転部材(1)と、該回転部材(1)の偏
    心位置に回動可能に取り付けられ回転部材(1)の回転に
    よって生じる遠心力により、回転部材(1)の回転方向と
    は逆方向に回動するロック爪(2)(2a)と、該ロック爪
    (2)(2a)を回転部材(1)の回転方向と同方向に付勢する
    バネ(3)と、バネ力に抗してロック爪(2)(2a)が回動し
    た時にロック爪(2)(2a)の自由端と噛み合う係合部(41)
    を有するリール台駆動回転体(4)と、回転部材(1)の回
    転力をリール台駆動回転体(4)に伝えるスリップ機構
    (5)とで構成され、回転部材(1)が低速回転時は、駆動
    源からの回転力をリール台駆動回転体(4)にスリップ機
    構(5)を介して伝え、高速回転時はその回転によって増
    加した遠心力により前記ロック爪(2)(2a)とリール台駆
    動回転体(4)の係合部(41)を噛み合わせることにより駆
    動源からの回転力をスリップ機構(5)を介さずにダイレ
    クトにリール台駆動回転体(4)に伝えることを特徴とす
    るリール台駆動装置。
JP4041093A 1992-02-27 1992-02-27 リール台駆動装置 Pending JPH05242563A (ja)

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JP4041093A JPH05242563A (ja) 1992-02-27 1992-02-27 リール台駆動装置

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JP4041093A JPH05242563A (ja) 1992-02-27 1992-02-27 リール台駆動装置

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JPH05242563A true JPH05242563A (ja) 1993-09-21

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ID=12598866

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4041093A Pending JPH05242563A (ja) 1992-02-27 1992-02-27 リール台駆動装置

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19970128