JPH0343458Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0343458Y2 JPH0343458Y2 JP1984140738U JP14073884U JPH0343458Y2 JP H0343458 Y2 JPH0343458 Y2 JP H0343458Y2 JP 1984140738 U JP1984140738 U JP 1984140738U JP 14073884 U JP14073884 U JP 14073884U JP H0343458 Y2 JPH0343458 Y2 JP H0343458Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- spherical body
- link
- male
- rotating body
- female
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 claims description 3
- 238000002271 resection Methods 0.000 claims 4
- 238000009958 sewing Methods 0.000 description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 2
Landscapes
- Pivots And Pivotal Connections (AREA)
- Transmission Devices (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
[産業上の用分野]
この考案は運動変換装置に関し、特にリンクの
一端を回転体の偏心位置に、他端を前記回転体の
回転軸線に対し直交する一軸線のまわりに揺動す
るレバーの端部にそれぞれ球面継手を介して連結
し、回転体の回転運動をレバーの揺動運動に変換
する運動変換装置に関する。
一端を回転体の偏心位置に、他端を前記回転体の
回転軸線に対し直交する一軸線のまわりに揺動す
るレバーの端部にそれぞれ球面継手を介して連結
し、回転体の回転運動をレバーの揺動運動に変換
する運動変換装置に関する。
[従来の技術]
この種の運動変換装置は、リンクの上記一端が
円運動するとともに、他端が回転体に対して接近
離隔する運動にともないレバーの軸のまわりに円
弧運動する。このためリンクの両端を球面継手で
連結しているものであるが、上記円運動にともな
いリンクが長手方向と直交する方向に傾くのを阻
止できない。この傾きによりリンクの上記一端の
両側が回転体の盤面と摺り合つて運動変換作用に
障害を与えることがある。このため第5,6図に
示すように回転体1に雄球面体2を取付けている
ネジ棒3に柱状突起3aを立て、雌球面体4をも
つリンク5の先端に二叉状ガイド6をネジ7で取
付け、ガイド6の二叉部分に柱状突起3aを挿入
することにより、リンク5を長手方向には傾きを
許すが、長手方向と直交する方向には傾かないよ
うにしたものがある。しかしこの構造では、柱状
突起3aを有するネジ棒3、二叉部分を有するガ
イド6など特殊な形状をもつた部品を必要とする
ので、加工工数が増加して製造原価の高騰をまね
く欠点があつた。
円運動するとともに、他端が回転体に対して接近
離隔する運動にともないレバーの軸のまわりに円
弧運動する。このためリンクの両端を球面継手で
連結しているものであるが、上記円運動にともな
いリンクが長手方向と直交する方向に傾くのを阻
止できない。この傾きによりリンクの上記一端の
両側が回転体の盤面と摺り合つて運動変換作用に
障害を与えることがある。このため第5,6図に
示すように回転体1に雄球面体2を取付けている
ネジ棒3に柱状突起3aを立て、雌球面体4をも
つリンク5の先端に二叉状ガイド6をネジ7で取
付け、ガイド6の二叉部分に柱状突起3aを挿入
することにより、リンク5を長手方向には傾きを
許すが、長手方向と直交する方向には傾かないよ
うにしたものがある。しかしこの構造では、柱状
突起3aを有するネジ棒3、二叉部分を有するガ
イド6など特殊な形状をもつた部品を必要とする
ので、加工工数が増加して製造原価の高騰をまね
く欠点があつた。
[考案が解決しようとする問題点]
この考案は、従来のように特殊な形状の部品を
使用しなければならない構造を廃し、製造原価の
高騰をまねく欠点を解消する。
使用しなければならない構造を廃し、製造原価の
高騰をまねく欠点を解消する。
[問題点を解決するための手段]
この考案は、球面継手における雄球面体と雌球
面体との一側をリンクの長手方向とほぼ平行な面
に沿つてそれぞれ切除する切除面を、前記雌球面
体の切除面が前記雄球面体の切除面よりも雄球面
体の中心側に偏倚するように形成し、前記雄球面
の切除面には、放射状に延びる複数の腕を有する
弾性板を、腕の先端が前記雄球面体の切除面より
もそれぞれ突出し且つ前記雌球面体の切除面との
間で間隙を画成するように固着したものである。
面体との一側をリンクの長手方向とほぼ平行な面
に沿つてそれぞれ切除する切除面を、前記雌球面
体の切除面が前記雄球面体の切除面よりも雄球面
体の中心側に偏倚するように形成し、前記雄球面
の切除面には、放射状に延びる複数の腕を有する
弾性板を、腕の先端が前記雄球面体の切除面より
もそれぞれ突出し且つ前記雌球面体の切除面との
間で間隙を画成するように固着したものである。
[作用]
そして上記構成により、リンクがその長手方向
と直交する方向に傾く時、雄球面体の切除面に固
着された弾性板の腕の先端は、雌球面体の切除面
との間に画成される間隙を移動した後に雌球面体
の切除面に当接するので、それ以上のリンクの傾
きは抑えられる。
と直交する方向に傾く時、雄球面体の切除面に固
着された弾性板の腕の先端は、雌球面体の切除面
との間に画成される間隙を移動した後に雌球面体
の切除面に当接するので、それ以上のリンクの傾
きは抑えられる。
また、回転体が回転されるとリンクの一端は円
運動するとともにリンクの他端は回転体に対して
接近離間運動を行ない、この接近離間運動により
雄球面体と雌球面体とは相対的に傾動される。こ
の傾動時において、前記弾性板の腕の先端が前記
間隙を移動した後に雌球面体の切除面を弾圧す
る。従つて、リンクの他端を回転体に対して強制
的に接近離間運動させる際の抵抗が低減される。
運動するとともにリンクの他端は回転体に対して
接近離間運動を行ない、この接近離間運動により
雄球面体と雌球面体とは相対的に傾動される。こ
の傾動時において、前記弾性板の腕の先端が前記
間隙を移動した後に雌球面体の切除面を弾圧す
る。従つて、リンクの他端を回転体に対して強制
的に接近離間運動させる際の抵抗が低減される。
[実施例]
第3,4図はこの考案をミシンに具体化したも
ので、10は針、11はその針を支持する支持体
で、案内棒12に上下摺動可能に取付けられてい
る。13は中央を軸14のまわりに揺動可能に支
持したレバーで、一端を支持体11に枢支連結し
ている。15はリンクで、一端を回転体つまり大
径輪16の偏心位置に、他端を上記レバー13の
他端にそれぞれ後述する球面継手を介して連結し
ている。17はモータで、出力軸に設けた小径輪
18をベルト19によりリンク15に連結してい
る。
ので、10は針、11はその針を支持する支持体
で、案内棒12に上下摺動可能に取付けられてい
る。13は中央を軸14のまわりに揺動可能に支
持したレバーで、一端を支持体11に枢支連結し
ている。15はリンクで、一端を回転体つまり大
径輪16の偏心位置に、他端を上記レバー13の
他端にそれぞれ後述する球面継手を介して連結し
ている。17はモータで、出力軸に設けた小径輪
18をベルト19によりリンク15に連結してい
る。
モータ17により小径輪18を回転して、大径
輪16を減速駆動すると、リンク15が揺動しな
がら上下移動し、それによりレバー13が軸14
のまわりに揺動して支持体11が針10とともに
上下動するのはこの種の通常のミシンと同様であ
る。
輪16を減速駆動すると、リンク15が揺動しな
がら上下移動し、それによりレバー13が軸14
のまわりに揺動して支持体11が針10とともに
上下動するのはこの種の通常のミシンと同様であ
る。
リンク15と大径輪16との連結部分は、第
1,2図に示すように構成される。つまり20は
雄球面体で、中央に挿通したネジ21により大径
輪16に固着されている。22は雄球面体20の
外周に摺動可能に嵌合した雌球面体で、リンク1
5の端部に圧入固着されている。なお雄球面体2
0と雌球面体22とはいずれも上記ネジの挿通方
向両端を平行に、つまりリンク15の長手方向と
ほぼ平行な面に沿つて切除したリング形をなして
いる。
1,2図に示すように構成される。つまり20は
雄球面体で、中央に挿通したネジ21により大径
輪16に固着されている。22は雄球面体20の
外周に摺動可能に嵌合した雌球面体で、リンク1
5の端部に圧入固着されている。なお雄球面体2
0と雌球面体22とはいずれも上記ネジの挿通方
向両端を平行に、つまりリンク15の長手方向と
ほぼ平行な面に沿つて切除したリング形をなして
いる。
23は弾性板で、上記ネジ21の頭部と雄球面
体20の切除面20aとの間に挟持して取付けら
れ、半径方向に延びる複数の腕23aを有する。
腕23aは雌球面体22の切除面22aと対向し
て位置し、その対向方向に撓む弾性を備えてい
る。
体20の切除面20aとの間に挟持して取付けら
れ、半径方向に延びる複数の腕23aを有する。
腕23aは雌球面体22の切除面22aと対向し
て位置し、その対向方向に撓む弾性を備えてい
る。
したがつてレバー13が軸14のまわりに揺動
してリンク15が長手方向に傾くのに対しては、
弾性板23の腕23aを雌球面体22が強制的に
撓ませる。大径輪16の回転にともないリンク1
5が長手方向と直交する方向に傾くのに対して
は、弾性板23の腕23aが傾きはじめた雌球面
体22の切除面を抑えて、その傾きを最少限にす
る。
してリンク15が長手方向に傾くのに対しては、
弾性板23の腕23aを雌球面体22が強制的に
撓ませる。大径輪16の回転にともないリンク1
5が長手方向と直交する方向に傾くのに対して
は、弾性板23の腕23aが傾きはじめた雌球面
体22の切除面を抑えて、その傾きを最少限にす
る。
大径輪16の回転にともない弾性板23もリン
ク15に対して回転するので、複数の腕23aが
順次リンク15の上記傾きを抑える作用をする。
ク15に対して回転するので、複数の腕23aが
順次リンク15の上記傾きを抑える作用をする。
[考案の効果]
以上のようにこの考案は、雄球面体と雌球面体
との一側をリンクの長手方向とほぼ平行な面に沿
つてそれぞれ切除する切除面を、前記雌球面体の
切除面が前記雄球面体の切除面よりも雄球面体の
中心側に偏倚するように形成し、前記雄球面体の
切除面には、放射状に延びる複数の腕を有する弾
性板を、腕の先端が前記雄球面体の切除面よりも
それぞれ突出し且つ前記雌球面体の切除面との間
で間隙を画成するように固着したものでからか
ら、回転体の回転にともないリンクがその長手方
向と直交する方向に傾くのを抑えることができ、
回転体との衝突を防止することができる。
との一側をリンクの長手方向とほぼ平行な面に沿
つてそれぞれ切除する切除面を、前記雌球面体の
切除面が前記雄球面体の切除面よりも雄球面体の
中心側に偏倚するように形成し、前記雄球面体の
切除面には、放射状に延びる複数の腕を有する弾
性板を、腕の先端が前記雄球面体の切除面よりも
それぞれ突出し且つ前記雌球面体の切除面との間
で間隙を画成するように固着したものでからか
ら、回転体の回転にともないリンクがその長手方
向と直交する方向に傾くのを抑えることができ、
回転体との衝突を防止することができる。
また、リンクの一端は円運動するとともにリン
クの他端は回転体に対して接近離間運動を行な
い、その接近離間運動により雄球面体と雌球面体
とが相対的に傾動される際に、弾性板の腕の先端
が雌球面体の切除面との間に画成される間隙を移
動した後に雌球面体の切除面を弾圧するため、回
転体を回転させる時の抵抗を低減させることがで
き、回転体駆動用のモータ等として低トルクの小
型のものを使用できる利点がある。
クの他端は回転体に対して接近離間運動を行な
い、その接近離間運動により雄球面体と雌球面体
とが相対的に傾動される際に、弾性板の腕の先端
が雌球面体の切除面との間に画成される間隙を移
動した後に雌球面体の切除面を弾圧するため、回
転体を回転させる時の抵抗を低減させることがで
き、回転体駆動用のモータ等として低トルクの小
型のものを使用できる利点がある。
更に、弾性板を雄球面体の切除面に固着するだ
けの簡単な構成のため安価にし得るという実用上
大変優れた利点を有する。
けの簡単な構成のため安価にし得るという実用上
大変優れた利点を有する。
第1図はこの考案を具体化したリンクと回転体
との連結部分の拡大断面図、第2図は第1図の右
側面図、第3図は上記のものをミシンに組込んだ
内部機構の正面図、第4図は第3図のA−A線視
図、第5図は従来例の第1図相当図、第6図はそ
の右側面図である。 符号の説明、13……レバー、14……軸、1
5……リンク、16……回転体、20……雄球面
体、22……雌球面体、23……弾性板、23a
……腕。
との連結部分の拡大断面図、第2図は第1図の右
側面図、第3図は上記のものをミシンに組込んだ
内部機構の正面図、第4図は第3図のA−A線視
図、第5図は従来例の第1図相当図、第6図はそ
の右側面図である。 符号の説明、13……レバー、14……軸、1
5……リンク、16……回転体、20……雄球面
体、22……雌球面体、23……弾性板、23a
……腕。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 リンクの一端を回転体の偏心位置に、他端を前
記回転体の回転軸線に対し直交する一軸線のまわ
りに揺動するレバーの端部にそれぞれ球面継手を
介して連結し、回転体の回転運動をレバーの揺動
運動に変換する運動変換装置において、 前記球面継手における雄球面体と雌球面体との
一側をリンクの長手方向とほぼ平行な面に沿つて
それぞれ切除する切除面を、前記雌球面体の切除
面が前記雄球面体の切除面よりも雄球面体の中心
側に偏倚するように形成し、 前記雄球面体の切除面には、放射状に延びる複
数の腕を有する弾性板を、腕の先端が前記雄球面
体の切除面よりもそれぞれ突出し且つ前記雌球面
体の切除面との間で間隙を画成するように固着
し、 前記回転体の回転により前記リンクがその長手
方向と直交する方向に回転体に対して傾くのを前
記腕の弾性により抑えることを特徴とする運動変
換装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1984140738U JPH0343458Y2 (ja) | 1984-09-17 | 1984-09-17 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1984140738U JPH0343458Y2 (ja) | 1984-09-17 | 1984-09-17 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6155513U JPS6155513U (ja) | 1986-04-14 |
JPH0343458Y2 true JPH0343458Y2 (ja) | 1991-09-11 |
Family
ID=30699089
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1984140738U Expired JPH0343458Y2 (ja) | 1984-09-17 | 1984-09-17 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0343458Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2624803B1 (fr) * | 1987-12-22 | 1990-04-27 | Peugeot | Suspension a amortissement variable |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5352504U (ja) * | 1976-10-06 | 1978-05-06 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6145119Y2 (ja) * | 1980-09-29 | 1986-12-18 |
-
1984
- 1984-09-17 JP JP1984140738U patent/JPH0343458Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5352504U (ja) * | 1976-10-06 | 1978-05-06 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6155513U (ja) | 1986-04-14 |
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