JPH065262Y2 - 電動式リモートコントロールミラー - Google Patents

電動式リモートコントロールミラー

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JPH065262Y2
JPH065262Y2 JP9740988U JP9740988U JPH065262Y2 JP H065262 Y2 JPH065262 Y2 JP H065262Y2 JP 9740988 U JP9740988 U JP 9740988U JP 9740988 U JP9740988 U JP 9740988U JP H065262 Y2 JPH065262 Y2 JP H065262Y2
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JP
Japan
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mirror
remote control
screw
thin plate
electric remote
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JP9740988U
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JPH0218742U (ja
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憲生 吉田
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Ichikoh Industries Ltd
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Ichikoh Industries Ltd
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  • Rear-View Mirror Devices That Are Mounted On The Exterior Of The Vehicle (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は電動式のリモートコントロールミラーに係り、
特に、ミラー駆動部ハウジングに対してミラーボデーを
傾動自在に支承するとともに、前記駆動部に設けた進退
杆の1端をミラーボデーに対して球継手を介して接続
し、かつ、前記の進退杆はネジを設けた部材であって駆
動部に収納したモータにより歯車列及びネジ送り手段を
介して往復駆動されるように構成された電動式リモート
コントロールミラーに関するものである。
〔従来の技術〕
この種の電動式リモートコントロールミラーに関して
は、実開昭61-186637号に記載の技術が公知である。
第4図及び第5図は上記公知技術に係る電動式リモート
コントロールミラーの1実施例を示す。
(第4図参照)ミラー本体1はミラーボデー2に固定さ
れている。
3は駆動部であって、球継手4を介して前記のミラーボ
デー2を傾動自在に支承している。
前記の駆動部3には進退杆5が設けられていて、第5図
について後述する機構によって矢印A−B方向に往復駆
動される。
上記の進退杆5の前側端部(本考案において前側とは、
ミラー本体1の前面方向をいうものとする)は、球継手
16を介してミラーボデー2の後面に取り付けられてい
る。
これにより、進退杆5が前後進駆動(矢印A−B)され
ると、ミラーボデー2は球継手4を中心として往復矢印
a−bの如く傾動する。
第5図は前記進退杆5の駆動機構を示す。駆動部のハウ
ジング6内には駆動モータ7が収納されており、その回
転軸に固着されたウォーム8はウォームホイール9に噛
合してこれを駆動する。
駆動モータ7と中心軸12との間に設けられている歯車
列の最終段の駆動歯車10は前記ウォームホイール9と
一体に連設されていて、上記歯車列の最終段の被動歯車
11と噛合して該被動歯車11を駆動する。
上記被動歯車11のボス部11aは、管状の中心軸12と一
体に、同心円筒状に連設されている。
上記管状中心軸12の前端部近傍に、軸心と平行に切割12
aが設けられていて、切り割られていない部分はアーム
状をなして可撓性を与えられている。
上記管状中心軸12の前端部には、その外周に雄ネジ12b
が設けられている。
一方、進退杆5は円筒状に形成され、その内面に雌ネジ
5aが設けられ、前記の雄ネジ12bと螺合している。
13はU字状のリーフスプリングで、弾性的に支承された
雄ネジ12bを雌ネジ5aに向けて押しつけている。
6aは、ハウジング6に一体成形された支持軸で、管状
の中心軸12に対して回転自在に嵌合し、これを支持して
いる。14は防水用のOリングである。
〔考案が解決しようとする課題〕
駆動モータ7を作動させて前記歯車列の最終段の被動歯
車11を回転させると、これと一体連設された中心軸12
も一緒に回転し、雄ネジ12bが軸心Cの回りに回転す
る。
一方、進退杆5は図示しない手段によって軸心C回りの
回動を係止されているので、ネジ送り作用によって図の
上下に前後進駆動される。
ところが、第4図について説明した如く、ミラーボデー
2は矢印a−b方向に傾動するので、球継手16は矢印a
−bの如く円弧に沿って移動する。
このため、軸心Cに沿った前後進動を案内されている進
退杆5は、その支承部材に対して強く摺接し、摩擦のた
め前後進動が妨げられる。この現象が甚しい場合は駆動
モータ7の回転がロックされた状態になって焼損する虞
れが有る。
本考案は上述の事情に鑑みて為されたもので、進退杆と
ミラーボデーとの取付部に設けられた球継手16の円弧運
動に対して、進退杆が順応して微小角度の弾性的傾動を
行い、円滑に前後進し得るように改良した電動式リモー
トコントロールミラーを提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記の目的を達成するため、本考案に係る電動式リモー
トコントロールミラーは、前記の中心軸12と、被動歯車
11のボス11aとを捩り変形可能な薄板状部を介して
一体に連設し、該薄板状部の中心部の後方を、ミラー駆
動部ハウジングに対して微小間隙を介して対向させる。
そして、上記捩り変形の捩り軸に直交する軸を中心とし
て、ボス部がシーソー状に傾動し得るよう、1対の突起
を設ける。
従来例(第5図)における支持軸6aに相当する部材
は、これを設けない。
〔作用〕
公知例を示した第5図においては、中心軸12と歯車列の
最終段の被動歯車11のボス11aとがリジッドに同心
状に一体連設され支持軸6aで支承されているため前述
の問題を生じたが、本考案を適用して、これら双方の部
材をリジッドに連設せず、捩り変形可能な薄板状部を介
して連設すると共に、上記のボス11aをシーソー状の
揺動可能に支承し、かつ、捩り変形軸と揺動軸とを直交
させると、中心軸12は上記のボス11aに対して全方
位的に傾動可能となる。これにより、中心軸12は球継
手16の円弧運動に追随して順応することができる。こ
のため、前記最終段の被動歯車11の支承部分にも、進
退杆5の支承部分にも過大な摺接圧力を生じない。従っ
て円滑な作動が為される。
〔実施例〕
第1図は本考案の1実施例を示す。
この実施例は、前述の公知例(第5図)に本考案を適用
して改良したものであって、第5図と同一の図面参照番
号を付したものは前記公知例におけると同様乃至は類似
の構成部材である。
次に、前記公知例(第5図)と異なる点について説明す
る。
本例(第1図)の被動歯車11のボス11aは、中心軸12に
対して可撓性の薄板15を介して一体的に連設されてい
る。
上記可撓性の薄板15は、円筒状のボス11aの底板状に全
面に形成されているのではなく、図示のY−Y方向に架
け渡された形をしている。この第1図の状態から、受歯
車ボス11aが90°回転した状態を第2図に示す。
第2図に示した断面には前記の薄板15は現われていな
い。この断面に現われているように、ボス11aの後端
に、シーソー運動の支点となる突起21a,21bを設ける。
この部の斜視図を第3図(A)に示す。
第3図(A)に示した軸Y−Y及び中心線C−Cは第1
図に示した軸Y−Y,中心線C−Cに対応している。
第3図(A)に示す如く、薄板15の捩り変形軸Y−Y
と、突起21a,21bを支点とした揺動軸X−Xとが直交す
るように配列する。これにより、薄肉部15の捩り変形
と、突起21a,21bを支点とするシーソー状揺動と
が合成されて、中心軸12(第1図)は全方向位に傾動
することができる。
さらに詳しくは、ボス11aはハウジング6に対して揺
動軸X−Xの回りに揺動し、中心軸12は受歯車ボス1
1aに対して捩り軸Y−Yの回りに傾動し得る。
第3図(A)に示した状態から、可撓性の薄板15がY
軸まわりに捩れた状態を第6図(A)に示し、第6図
(A)のD−D断面矢視図を第6図(B)に示す。
第6図に示したX軸,Y軸は第3図に示したX軸,Y軸
であり、第6図に示したZ軸は上記X,Y軸と直交する
軸である。第6図(B)には、捩れた薄板15′と、Z
軸に比して角θだけ傾いた中心軸12とが現われてい
る。
上記第6図(B)はY軸方向に見た断面図である。
第7図(A)は、上記第6図(B)と同様の断面図に、
ハウジング6の突起6bを付記した模式的な説明図で、
Y軸方向に見た図である。これをX軸方向に見ると第7
図(B)のごとくである。
第7図(B)により、ボス11aがハウジング6に対し
て、突起21a,21bを支点として往復円弧矢印d−
eのごとくX軸まわりに傾動できることが分かる。
また第7図(A)により、上記ボス11aに対して中心
軸12が、薄板を15′のように捩らせてY軸まわりに
傾動できることが分かる。
第1図に示したように、ハウジング6の内面に設けた突
起6bを、微小間隙を介して中心軸12(雄ネジ12b
を設けた管状部材である)に対向せしめる。中心軸12
がネジ送りの反力で図の下方に押しつけられて薄板15
が撓んだとき、上記の突起6bが反力を支承する。この
ようにして反力を支承しなければ、ネジ送りを繰り返し
て薄板15が繰返し曲げを受けると疲労破損する虞れが
有るが、管状の雄ネジ部材である中心軸12の後端と、
ミラー駆動部ハウジング6の内面とを微小間隙を介して
対向せしめることにより、疲労破損を防止して耐久性を
向上せしめることができる。
第3図(B),(C)は上記と事なる形状の突起22
a,22b,同23a,23bを設けた実施例を示す。
本実施例においては、上に述べたようにして中心軸12が
全方位的に傾動し得るので、球継手16の円弧運動(矢印
a−b)に順応し得る。従って、関連部材相互の間に強
い摺触を生ぜず、円滑に作動し得る。
〔考案の効果〕
以上詳述したように、本考案の電動式リモートコントロ
ールミラーを適用すると、ミラーボデーの回動に伴って
進退杆に強い摺触を生じる虞が無いので、その作動が円
滑かつ静粛に行われ、早期摩耗を生じる虞れが無いので
耐久性に優れている。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の電動式リモートコントロールミラーの
一実施例を示す断面図である。 第2図は、第1図の実施例に於ける受歯車ボス(及びこ
れと一体の部材)が90°回転した状態の断面図である。 第3図は本考案の実施例における受歯車ボス(及びこれ
と一体の部材)の斜視図であって、本図(A),
(B),(C)はそれぞれ異なる実施例を描いてある。 第4図は公知例の電動式リモートコントロールミラーの
部分断面図、第5図は同じく断面図である。 第6図および第7図は、それぞれ前記実施例の作用,効
果の説明図である。 1…ミラー本体、2…ミラーボデー、5…進退杆、5a
…雌ネジ、6…ハウジング、7…駆動モータ、11…歯
車列の最終段の被動歯車、11a…ボス、12…中心軸、
12a…切割、12b…雄ネジ、15…薄板、16…球継手、21a,
21b…突起。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ミラー駆動部のハウジングに対してミラー
    ボデーを傾動自在に支承するとともに、前記ミラー駆動
    部に設けた進退杆の1端をミラーボデーに対して球継手
    を介して接続し、かつ、前記の進退杆はネジを設けた部
    材であって、駆動部に収納されたモータにより、歯車列
    及び駆動ネジを介して往復駆動されるように構成された
    電動式リモートコントロールミラーにおいて、前記の進
    退杆は雌ネジを設けた円筒状の部材とし、前記の駆動ネ
    ジは管状の雄ネジ部材であって軸方向の切割を設けたも
    のとし、前記歯車列を構成している複数の歯車のうちで
    最終段の被動歯車は円筒状のボスを有する部材とし、前
    記の管状の雄ネジ部材と前記円筒状のボスとを、捩り変
    形可能な薄板状部を介して一体に連設するとともに、前
    記円筒状ボスの後端がミラー駆動部ハウジングの内面に
    対向している個所に、円筒の直径方向に対向せしめて1
    対の突起を設けて該突起をミラー駆動部ハウジング内面
    に摺触し得るようにし、上記の突起を配設した前記の直
    径方向と前記薄板状部の捩り変形の捩り軸とを直交せし
    め、前記管状の雄ネジ部材の後端とミラー駆動部内面と
    を微小間隙を介して対向せしめたことを特徴とする電動
    式リモートコントロールミラー。
JP9740988U 1987-11-26 1988-07-25 電動式リモートコントロールミラー Expired - Lifetime JPH065262Y2 (ja)

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JP9740988U JPH065262Y2 (ja) 1988-07-25 1988-07-25 電動式リモートコントロールミラー
DE8888119495T DE3881495T2 (de) 1987-11-26 1988-11-23 Antriebseinheit fuer elektrisch fernbedienbaren spiegel.
US07/275,713 US4940321A (en) 1987-11-26 1988-11-23 Drive unit for electrically driven remote-controlled mirror
EP88119495A EP0321716B1 (en) 1987-11-26 1988-11-23 Drive unit for electrically driven remote-controlled mirror

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JPH0218742U JPH0218742U (ja) 1990-02-07
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