JP2000355247A - 電動ミラー装置 - Google Patents
電動ミラー装置Info
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Abstract
る。 【解決手段】 ミラー4の首振り運動を規制する首振り
機構部を、ミラー4の取付けられるピボットプレート3
と、ピボットプレート3の首振り運動を駆動するミラー
角度調整装置10を2個有するアクチュエータ2と、か
らなるようにする。ミラー角度調整装置10は、モータ
7及びリングギヤ5、更には当該リングギヤ5の回転運
動が直線運動に変換されるアジャスタ1等からなる。ア
ジャスタ1は、その全体がボルト状のものからなり、軸
部12のところには送りネジ部15が設けられるように
なっている。また、先端部のところにはピボットプレー
ト3の連結部35と球面結合をするボールジョイント部
11が設けられる。このようなアジャスタ1の下端部の
ところには係合リセス19と凸片状リブ25とからなる
制振機構が設けられるようになっている。
Description
等に取付けられる電動ミラー装置に関するものであり、
特に、当該ミラーに首振り運動等をさせるためのミラー
角度調整装置の、その一部をなすアジャスタの支持構造
に関するものである。
の角度調整装置のところに設けられるアジャスタは、例
えば図4に示すような構造となっている。このものは、
アクチュエータ20を形成するアクチュエータベース2
10及びアクチュエータケース220のところに、モー
タ(図示せず)によって回転駆動されるリングギヤ50
が設けられるようになっているものである。そして、こ
のリングギヤ50の内径側にはボルト状のアジャスタ1
00が設置されるようになっており、当該アジャスタ1
00の胴体の部分には送りネジ(送りネジ部)150が
設けられるようになっている。そして、当該送りネジ部
150はリングギヤ50の内径部550と噛み合うよう
になっているものである。その結果、モータの作動によ
って駆動されるリングギヤ50が回転運動を始めると、
これに伴なって上記アジャスタ100が前後方向(図に
おいて上下方向)に駆動されることとなる。これによっ
て、ボールジョイント部110に接続されたピボットプ
レート30が駆動されることとなる。そして、このよう
なミラー角度調整装置がミラーと同一平面内において9
0°位相が異なるように2個設けられ、これら2個のミ
ラー角度調整装置の作動によってミラー40の反射面角
度が調整されるようになっているものである。
ものは、図4に示す如く、ピボットプレート30とアジ
ャスタ100とは、当該アジャスタ100の先端部に設
けられたボールジョイント部110を介して相対回転運
動が可能なように、かつ、当該アジャスタ100自身の
自転運動(ツイスト運動)は不可能なように連結される
ようになっているものである。また、上記ピボットプレ
ート30は、いわゆるピボット中心を支点にして首振り
運動可能なように形成されており、このピボット中心を
支点にした上記2本のアジャスタ100の作動(上下方
向運動)により、上記ミラー40の反射面角度が調整さ
れるようになっているものである。そして、このミラー
反射面角度の調整が行なわれる際、上記アジャスタ10
0のピボットプレート30への連結点であるボールジョ
イント部110のところは、本アジャスタ100の上下
運動に伴なって、図4に示す如く、円弧運動をすること
となる。従って、当該ボールジョイント部110の設け
られている側とは反対の側であるアジャスタ100の下
端部側は、上記リングギヤ50内にて揺動運動をするこ
ととなる。このように、当該アジャスタ100のボール
ジョイント部110のところが最下方まで下がった状態
において、ミラー40側から走行風等に起因する振動モ
ーメントが入力すると、当該モーメント力は、ピボット
プレート30との連結点であるボールジョイント部11
0のところから本アジャスタ100のところへと入力す
ることとなる。そして、この場合、本アジャスタ100
の送りネジ部150とリングギヤ50の内径部550と
の噛み合点は一箇所となっているので、上記振動入力に
対して、アジャスタ100自体の支持力(制振能力)は
小さく、ミラー40のビビリ振動等を抑えることが困難
である。このような問題点を解決するために、上記アジ
ャスタの下端部に、上記振動を抑止するための機構を設
け、これによって、上記ミラーのビビリ振動等を抑止す
るようにした電動ミラー装置を提供しようとするのが、
本発明の目的(課題)である。
に、本発明においては次のような手段を講ずることとし
た。すなわち、請求項1記載の発明においては、ミラー
と、モータ及びギヤ等にて形成されるドライブ機構を有
するものであって、上記ミラーの首振り運動を支持する
ピボットプレートに、その一端が連結され、かつ、その
全体は上記ドライブ機構を形成するリングギヤの内径側
にネジ結合し、これによって、上記リングギヤの回転運
動に伴なって上下動をするように形成されたボルト状の
アジャスタを有するミラー角度調整装置を上記ミラーと
同一の平面内における上記首振り運動のピボット点を中
心にして90°位相の異なった位置に2個設けるように
したアクチュエータと、からなる電動ミラー装置に関し
て、上記アジャスタを、その上端部側は、当該上端部に
設けられたボールジョイント部を介して上記ピボットプ
レートの一部に相対回転運動が可能なように連結される
とともに、その下端部側は、当該下端部に設けられた係
合リセスのところが上記アクチュエータのケースのとこ
ろから上方に突出するように設けられたリブに係合する
ようにした構成を採ることとした。
のものにおいては次のような作用を呈することとなる。
すなわち、本発明のものにおいては、ミラーを保持する
ミラーホルダまたはミラーホルダを兼用するピボットプ
レートに連結され、これらを介して上記ミラーに首振り
運動を伝達する役目を果すアジャスタは、その一端が上
記ミラープレート等に連結されるとともに、当該アジャ
スタの他端側(下端側)は、当該アジャスタの下端部の
ところに設けられた係合リセスのところがアクチュエー
タケースのところに設けられた凸片状のリブと係合する
ようになっているものである。従って、当該アジャスタ
は、いわゆる二点支持構造にて保持されることとなる。
その結果、上記ミラーからのビビリ振動等が、本アジャ
スタの先端部に設けられたボールジョイント部のところ
に入力したとしても、本アジャスタは、上記振動入力を
抑え込み、制振機能を発揮することとなる。すなわち、
上記ミラー側のビビリ振動は抑止され、走行風等による
ミラー反射面の振動等は抑え込まれる(制振される)こ
ととなる。
る。本発明のものも、その基本的な点は、上記請求項1
記載のものと同じである。すなわち、本発明のものにお
いては、請求項1記載の電動ミラー装置に関して、2本
のアジャスタの下端面に設けられるそれぞれの係合リセ
スをスリット状溝からなるようにするとともに、当該ス
リット状溝内に係合するそれぞれのリブを、その平面視
における幅方向軸線が上記ピボット点にて直交するよう
にした構成を採ることとした。
のものにおいては、上記リングギヤの回転運動に伴なっ
て上記アジャスタが上下運動をする際、当該アジャスタ
は一平面内にて揺動運動をすることとなる。そして、こ
の揺動運動は同一平面内に設けられた上記スリット状溝
とリブとの間の摺動運動によって円滑に処理されること
となる。従って、上記アジャスタの上下運動、すなわ
ち、ミラーの角度調整作動は円滑に行なわれることとな
る。そして、このようなアジャスタの揺動運動を円滑に
行なわしめるスリット状溝及びリブの、その幅方向軸線
の方向は2本のアジャスタにおいて、相互に直交するよ
うになっているとともに、その交点はミラーの首振り運
動の中心点となるピボット点と一致するようになってい
るものである。従って、このお互いに直交する2組のス
リット状溝及びリブの相互作用により、ミラーの上記ピ
ボット点を中心とした回転方向の振動(主にビビリ振
動)等は効率良く抑止されることとなる。
る。本発明のものも、その基本的な点は、上記請求項1
または請求項2記載のものと同じである。その特徴とす
るところは、上記リブを撓み変形がしやすいようにした
ことである。すなわち、本発明のものにおいては、請求
項1または請求項2記載の電動ミラー装置に関して、上
記リブを、撓み変形のしやすいプラスチック材等にて形
成するようにするとともに、上記アクチュエータケース
と一体的に成形させるようにした構成を採ることとし
た。このような構成を採ることにより、本発明のものに
おいては、2本のアジャスタが作動(上下運動)をする
ような場合においても、その上下方向運動及びこれに伴
なう揺動運動等が円滑に行なわれることとなり、ネジ結
合部における噛込み現象あるいはこじり現象等が抑止さ
れることとなる。その結果、上記リングギヤの回転運動
に伴う本アジャスタの直線運動(上下運動)は円滑に行
なわれることとなる。すなわち、ミラー反射面の角度調
整が円滑に行なわれることとなる。また、リブを、上記
アクチュエータを形成するケースと同じ素材からなるプ
ラスチック材等にて一体的に成形するようにすることに
よって、部品点数の削減化を図ることができるようにな
り、組立作業を初めとした生産性の向上を図ることがで
きるようになる。
1ないし図3を基に説明する。本発明の実施の形態に関
するものの、その構成は、図1及び図2に示す如く、ミ
ラー4と、当該ミラー4を保持するミラーホルダに連結
されるか、あるいは上記ミラー4に直接取付けられるミ
ラーホルダ兼用のピボットプレート3と、当該ピボット
プレート3を首振り運動可能なように支持するととも
に、当該ピボットプレート3を介して上記ミラー4の首
振り運動、すなわち、ミラー4の反射面角度調整を行な
うミラー角度調整装置10と、当該ミラー角度調整装置
10等を収納するものであってアクチュエータベース2
1及びアクチュエータケース22からなるアクチュエー
タ2と、からなることを基本とするものである。そし
て、上記アクチュエータ2内に設置されるミラー角度調
整装置10は、2個設けられるようになっているととも
に、当該ミラー角度調整装置10を形成するアジャスタ
1は、それぞれがミラー4と同一の平面内においてミラ
ー4の首振り運動中心点(O11)を中心にして90°位
相の異なった状態に設けられるようになっているもので
ある。また、このアクチュエータ2内には、上記ミラー
角度調整装置10を介して上記ピボットプレート3の首
振り運動を駆動するモータ7及びリングギヤ5等からな
る駆動装置(ドライブ機構)が設けられるようになって
いるものである。
て、上記アクチュエータ2の、その内部に設けられるミ
ラー角度調整装置10は、ドライブ機構の一部を成すリ
ングギヤ5内に設けられるアジャスタ1を主に形成され
るようになっているものである。そして、このアジャス
タ1は、図3に示す如く、ボルト状の形態からなるもの
である。そして更に、当該アジャスタ1の上端部であ
る、その先端部のところには、上記ピボットプレート3
との間において円弧運動が可能なように、かつ、アジャ
スタ1自身のツイスト運動は不可能なように連結される
ボールジョイント部11が設けられるようになってい
る。また、当該ボールジョイント部11に連続するよう
に軸部12が設けられており、その軸部12の外周面に
は、螺旋状の送りネジ部15が形成されるようになって
いるものである。
1は、図2に示す如く、その上端部に設けられたボール
ジョイント部11のところが上記ピボットプレート3の
裏面側に形成された連結部35のところに挿入されるよ
うになっているものである。これによって上記ピボット
プレート3及びミラー4は上記ピボットプレート3のピ
ボット点(O11)を中心にして首振り運動が可能なよう
になっているものである。そして、上記ボールジョイン
ト部11に連続して設けられる送りネジ部15を有する
軸部12のところは、モータ7(図1参照)によって回
転駆動されるリングギヤ5の内径部55と噛み合うよう
になっているものである。これによって、モータ7の作
動により上記リングギヤ5が回転運動をすると、内径部
55は、螺旋状の送りネジ部15を有する上記アジャス
タ1を前後方向(図2の上下方向)に駆動することとな
る。そして、このようなアジャスタ1を主体としたミラ
ー角度調整装置10が、ミラー4と同一の平面内におい
て、上記ピボット点(O11)を中心にして90°位相の
異なった位置に2個設けられるようになっているもので
ある(図1参照)。これによって、上記ミラー4は上下
方向あるいは左右方向において、その角度が調整される
こととなる。
1の、その下端部側、すなわち、ボールジョイント部1
1とは反対側の端部のところには、図3に示す如く、本
アジャスタ1のツイスト運動防止及びミラー4全体の、
そのミラー平面上における微小回転運動(ビビリ振動)
を防止するための制振機構が設けられるようになってい
る。この制振機構は、アジャスタ1の下端部に設けられ
るものであってスリット状溝からなる係合リセス19
と、当該係合リセス(リセス状溝)19内に係合するも
のであってアクチュエータケース22のところから上方
へ突出するように設けられるリブ(凸片状のリブ)25
と、からなるものである。そして、このような凸片状リ
ブ25は、プラスチック材等にてアクチュエータケース
22と一体的に形成されるようになっているものであ
る。また、本リブ25は、その平面視において、それぞ
れのリブ25における幅方向の軸線が、図1に示す如
く、お互いに直交するようになっているとともに、その
交点は上記ピボット点(O11)と合致するようになって
いるものである。
体としたミラー角度調整装置10をミラー4の面と同一
の平面内にて上記ピボット点(O11)を中心にして90
°位相の異なった状態に2個有するアクチュエータ2に
ついて説明する。上記アクチュエータ2は、図1に示す
如く、モータ7及びリングギヤ5等からなるドライブ機
構にて駆動されるミラー角度調整装置10を収納するも
のであって、上記ピボットプレート3の取付けられるア
クチュエータベース21と、アクチュエータ2をミラー
フレーム(図示せず)に取付ける役目を果たすアクチュ
エータケース22と、からなることを基本とするもので
ある。
ュエータベース21の、その中央部のところには、凹陥
状の半球面状の形態からなるベアリング部211が設け
られるようになっているものである。そして、当該ベア
リング部211の、その中央部のところには、球面係合
部材6が設けられるようになっており、上記ピボットプ
レート3のピボット部31と、その中心点(ピボット点
O11)が合致するように装着されるようになっているも
のである(図2参照)。
1と対をなすように形成されるものであって、本アクチ
ュエータ2をミラーフレームに連結する役目を果たすア
クチュエータケース22は、上記アジャスタ1等からな
るミラー角度調整装置10を包んだ状態で、上記アクチ
ュエータベース21と一体的に組付けられるようになっ
ているものである。そして、上記アクチュエータベース
21に設けられた半球面状ベアリング部211の、その
中央部にはボス部217が設けられるようになってお
り、このボス部217の外側にはコイルスプリング(ス
プリング)27が装着されるようになっているものであ
る。そして、これらによってアクチュエータアセンブリ
(アクチュエータ)2が形成されるようになっているも
のである。従って、上記スプリング27にて、ピボット
部31はアクチュエータベース21のベアリング部21
1に押さえ付けられ、その結果、ピボットプレート3全
体は、そのピボット部31を支点にして首振り運動が可
能なように支持されることとなる。このようなピボット
プレート3のところに、直接またはミラーホルダ等を介
してミラー4が装着され、最終的に電動ミラー装置が組
立てられるようになっているものである。
態に関するものの、その作用等について説明する。すな
わち、本実施の形態のものにおいては、ミラー4に首振
り運動を伝達する役目を果すピボットプレート3の連結
部35のところに、ミラー角度調整装置10を形成する
アジャスタ1の、その上端部に設けられたボールジョイ
ント部11が連結されるようになっているものである。
そして、当該アジャスタ1の他端側(下端側)は、当該
アジャスタ1の下端部のところに設けられた係合リセス
19のところがアクチュエータケース22のところに設
けられた凸片状のリブ25と係合するようになっている
ものである。従って、当該アジャスタ1は、中間部にお
けるリングギヤ5とのネジ結合部と下端部における制振
機構部とによる、いわゆる二点支持構造にて保持される
こととなる。その結果、上記ミラー4からのビビリ振動
等が、本アジャスタ1の先端部に設けられたボールジョ
イント部11のところから入力したとしても、本アジャ
スタ1は、上記振動入力を抑え込み、制振機能を発揮す
ることとなる。すなわち、上記ミラー4側のビビリ振動
は抑止され、走行風等によるミラー反射面の振動等は抑
え込まれる(制振される)こととなる。
れぞれのアジャスタ1の下端側に設けられるそれぞれの
係合リセス19をスリット状溝からなるようにするとと
もに、当該スリット状溝19内に係合するそれぞれの凸
片状リブ25を、その平面視における幅方向軸線が上記
ピボット点(O11)にて直交するようにした構成を採る
こととしたので、上記リングギヤ5の回転運動に伴なっ
て上記アジャスタ1が上下運動をする際、当該各アジャ
スタ1は一平面内にて揺動運動をすることとなるが(図
2参照)、この揺動運動は同一平面内に設けられた上記
スリット状溝19とリブ25との間によって円滑に処理
されることとなる。従って、上記アジャスタ1の上下運
動、すなわち、ミラー4の一方向への角度調整作動は円
滑に行なわれることとなる。また、一方、このようなア
ジャスタ1の揺動運動を円滑に行なわしめるスリット状
溝19及びリブ25の、その幅方向軸線の方向は、図1
に示す如く、2本のアジャスタにおいて、相互に直交す
るようになっているとともに、その交点はミラー4の首
振り運動の中心点となるピボット点(O11)と一致する
ようになっているものである。従って、このお互いに直
交する2組のスリット状溝19及びリブ25の相互作用
により、ミラー4の上記ピボット点(O11)を中心とし
たミラー平面視におけるその回転方向の振動(主にビビ
リ振動)は、効率良く抑え込まれることとなる。
記リブ25を、撓み変形のしやすいプラスチック材等に
て、上記アクチュエータケース22と一体的に形成させ
るようにした構成を採ることとしたので、2本のアジャ
スタ1が作動(上下運動)をするような場合において
も、その上下方向運動及びこれに伴なう揺動運動等が円
滑に行なわれることとなり、ネジ結合部15等における
噛込み現象あるいはこじり現象等が抑止されることとな
る。その結果、上記リングギヤ5の回転運動に伴う本ア
ジャスタ1の直線運動(上下運動)は円滑に行なわれる
こととなる。すなわち、ミラー反射面の角度調整が円滑
に行なわれることとなる。また、リブ25を、上記アク
チュエータを形成するケース(アクチュエータケース2
2)と同じ素材からなるプラスチック材等にて一体的に
成形するようにすることによって、部品点数の削減化を
図ることができるようになり、組立作業の簡略化、延い
ては製造コストの低減化を図ることができるようにな
る。
ギヤ等にて形成されるドライブ機構を有するものであっ
て、上記ミラーの首振り運動を支持するピボットプレー
トに、その一端が連結され、かつ、その全体は上記ドラ
イブ機構を形成するリングギヤの内径側にネジ結合し、
これによって、上記リングギヤの回転運動に伴なって上
下動をするように形成されたボルト状のアジャスタを有
するミラー角度調整装置を上記ミラーと同一の平面内に
おける上記首振り運動のピボット点を中心にして90°
位相の異なった位置に2個設けるようにしたアクチュエ
ータと、からなる電動ミラー装置に関して、上記アジャ
スタを、その上端部側は、当該上端部に設けられたボー
ルジョイント部を介して上記ピボットプレートの一部に
相対回転運動が可能なように連結されるとともに、その
下端部側は、当該下端部に設けられた係合リセスのとこ
ろが上記アクチュエータのケースのところから上方に突
出するように設けられたリブに係合するようにした構成
を採ることとしたので、当該アジャスタは、いわゆる二
点支持構造にて保持されることとなり、ミラー側からの
ビビリ振動等の入力を抑止することができるようになっ
た。すなわち、上記ミラーからのビビリ振動等が、本ア
ジャスタの先端部に設けられたボールジョイント部のと
ころに入力したとしても、本アジャスタは、上記振動入
力を抑え込み、制振機能を発揮することができるように
なった。その結果、上記ミラー側のビビリ振動は抑止さ
れ、走行風等によるミラー反射面の振動等は抑え込まれ
る(制振される)ようになった。
のアジャスタの下端面に設けられる係合リセスをスリッ
ト状溝からなるようにするとともに、当該スリット状溝
内に係合するそれぞれのリブを、その平面視における幅
方向軸線が上記ピボット点にて直交するようにした構成
を採ることとしたので、リングギヤの回転運動に伴なっ
て上記アジャスタが上下運動をする際、当該アジャスタ
は一平面内にて揺動運動をすることとなるが、その揺動
運動は同一平面内に設けられた上記スリット状溝とリブ
との間の摺動運動によって円滑に処理されることとな
り、上記アジャスタの上下運動、すなわち、ミラーの角
度調整作業は円滑に行なわれるようになった。そして、
このようなアジャスタの揺動運動を円滑に行なわしめる
スリット状溝及びリブの、その幅方向軸線の方向は2本
のアジャスタにおいて、相互に直交するようになってい
るとともに、その交点はミラーの首振り運動の中心点と
なるピボット点と一致するようになっているので、この
お互いに直交する2組のスリット状溝及びリブの相互作
用により、ミラーの上記ピボット点を中心とした回転方
向の振動(主にビビリ振動)等は効率良く抑止されるよ
うになった。
を、撓み変形のしやすいプラスチック材等にて形成する
ようにするとともに、上記アクチュエータケースと一体
的に形成させるようにしたので、2本のアジャスタが作
動(上下運動)をするような場合においても、その上下
方向運動及びこれに伴なう揺動運動等が円滑に行なわれ
ることとなり、ネジ結合部における噛込み現象あるいは
こじり現象等が抑止されるようになり、上記リングギヤ
の回転運動に伴う本アジャスタの直線運動(上下運動)
を円滑に行なわしめることができるようになった。ま
た、リブを、上記アクチュエータを形成するケースと同
じ素材からなるプラスチック材等にて一体的に成形する
ようにすることによって、部品点数の削減化を図ること
ができるようになり、組立作業を初めとした生産性の向
上、延いては製造コストの低減化を図ることができるよ
うになった。
示す展開斜視図である。
ート) 31 ピボット部 35 連結部 4 ミラー 5 リングギヤ 55 内径(内径部) 6 球面係合部材 7 モータ
Claims (3)
- 【請求項1】 ミラーと、モータ及びギヤ等にて形成さ
れるドライブ機構を有するものであって、上記ミラーの
首振り運動を支持するピボットプレートに、その一端が
連結され、かつ、その全体は上記ドライブ機構を形成す
るリングギヤの内径側にネジ結合し、これによって、上
記リングギヤの回転運動に伴なって上下動をするように
形成されたボルト状のアジャスタを有するミラー角度調
整装置を上記ミラーと同一の平面内における上記首振り
運動のピボット点を中心にして90°位相の異なった位
置に2個設けるようにしたアクチュエータと、からなる
電動ミラー装置において、上記アジャスタを、その上端
部側は、当該上端部に設けられたボールジョイント部を
介して上記ピボットプレートの一部に相対回転運動が可
能なように連結されるとともに、その下端部側は、当該
下端部に設けられた係合リセスのところが上記アクチュ
エータのケースのところから上方に突出するように設け
られたリブに係合するようにした構成からなることを特
徴とする電動ミラー装置。 - 【請求項2】 請求項1記載の電動ミラー装置におい
て、2本のアジャスタの下端面に設けられるそれぞれの
係合リセスをスリット状溝からなるようにするととも
に、当該スリット状溝内に係合するそれぞれのリブを、
その平面視における幅方向軸線が上記ピボット点にて直
交するようにした構成からなることを特徴とする電動ミ
ラー装置。 - 【請求項3】 請求項1または請求項2記載の電動ミラ
ー装置において、上記リブを、撓み変形が可能なように
するとともに、上記アクチュエータケースと一体的に形
成させるようにした構成からなることを特徴とする電動
ミラー装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16812099A JP4236337B2 (ja) | 1999-06-15 | 1999-06-15 | 電動ミラー装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16812099A JP4236337B2 (ja) | 1999-06-15 | 1999-06-15 | 電動ミラー装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000355247A true JP2000355247A (ja) | 2000-12-26 |
JP4236337B2 JP4236337B2 (ja) | 2009-03-11 |
Family
ID=15862232
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16812099A Expired - Fee Related JP4236337B2 (ja) | 1999-06-15 | 1999-06-15 | 電動ミラー装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100441667B1 (ko) * | 2001-12-28 | 2004-07-27 | (주) 동진정공 | 자동차 내부미러용 액츄에이터 |
-
1999
- 1999-06-15 JP JP16812099A patent/JP4236337B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100441667B1 (ko) * | 2001-12-28 | 2004-07-27 | (주) 동진정공 | 자동차 내부미러용 액츄에이터 |
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Publication number | Publication date |
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JP4236337B2 (ja) | 2009-03-11 |
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