JP2561313Y2 - ミラー駆動装置 - Google Patents

ミラー駆動装置

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JP2561313Y2
JP2561313Y2 JP2185092U JP2185092U JP2561313Y2 JP 2561313 Y2 JP2561313 Y2 JP 2561313Y2 JP 2185092 U JP2185092 U JP 2185092U JP 2185092 U JP2185092 U JP 2185092U JP 2561313 Y2 JP2561313 Y2 JP 2561313Y2
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JP
Japan
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mirror
case
pivot
drive shaft
drive
Prior art date
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JP2185092U
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JPH0649199U (ja
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務志 河野
秀人 玉井
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Molten Corp
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Molten Corp
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  • Rear-View Mirror Devices That Are Mounted On The Exterior Of The Vehicle (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、自動車のフロントドア
に後方確認のために取りつけられるドアミラーのミラー
駆動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種ドアミラーのミラー傾斜角
度を上下、左右方向に変更制御する構造として、ミラー
に固定したピボットを中心に2つのモータ及び2つの駆
動軸を利用して傾動させるものが知られている(例えば
実公昭60−39297号)。
【0003】従来の構造の典型的な例を図5に示す。図
中1はミラー、2はこのミラー1を固定したミラーホル
ダ、3はミラーホルダ2の略中央の設けられた略半球形
のピボット、4はケースで、駆動部品即ちモータ5、駆
動ギア6、駆動軸7等が収納されている。8はケース4
の表面に設けられた半球形椀状のピボット受座で、ピボ
ット3が回動可能に嵌合されている。駆動軸7は、ケー
ス4に形成された孔9よりミラー1側に突出し、その球
形に形成された先端10がミラーホルダ2に設けられた
球形の孔11に嵌合せしめられている。
【0004】上記構造において、モータ5が矢印a方向
に回転すると、駆動ギア6が矢印a方向に回転する。こ
の駆動ギア6の回転により、ギア6の中心に設けられた
ネジ12に螺合する駆動軸7が、a方向(図中上方)へ
移動する。これにより、ミラーホルダ2は、ピボット3
を中心に矢印a方向へ回動し、ミラー1の傾斜角が変更
される。尚、図5では、1個のモータ5、駆動ギア6及
び駆動軸7のみ示しているが、駆動軸7によるミラー1
の傾動方向と直交する方向にミラー1を傾動させるべ
く、更に一組のモータ、駆動ギア、駆動軸がケース4内
に配置されている。13は、雨水、塵埃等が孔9からケ
ース4内に侵入するのを防止するゴムブーツである。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】上記構造にミラー駆動
装置にあっては、ミラーホルダ2がピボット3を中心に
回動するため駆動軸7の先端10は、この先端10の中
心O2からピボット3の中心O1までの距離Rを半径とする
円周上を移動する。即ち、図6に示すように駆動軸7
は、その図中上下方向に移動するに際し、円弧を描き矢
印bで示す如く左右方向に振れるのである。通常この振
れる間隔は約0.5mm程度あり、これを許容するために孔
9は、大きく形成されている。
【0006】このように孔9の径を、駆動軸7の径より
も大きく形成しなければならないことから、この孔9と
駆動軸7の隙間から、雨水、塵埃等がケース4内に侵入
するおそれがあるためにゴムブーツ13が必要となるの
である。このブーツ13は、極めて小さい部品であるた
めに、組付け作業が面倒であり、時間もかかるという問
題があった。
【0007】本考案は、このような問題を解決するため
になされたものであり、ケース内への雨水等の侵入を防
止した上でブーツを不要とし、組付作業性を向上させた
ものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本考案に係るミラー駆動
装置は、ミラーホルダを介して自動車のフロントドアに
取りつけられるミラーと、上記ミラーホルダの略中央に
形成されたピボットと、該ピボットが当接するピボット
受座を適所に有するケースと、該ケース内に収納された
2 つのモータ及びこれらのモータにて駆動され上記ミラ
ーに対し垂直方向に移動する駆動軸であって上記ピボッ
ト受座から所定間隔隔てて配置されかつ上記ピボット受
座に対し約90°の角度を有するとともにその先端が上記
ケースに設けられた孔より突出して上記ミラーホルダに
回動可能に嵌合せしめられる2つの駆動軸よりなる駆動
部とを備え、上記駆動軸はその外周が駆動軸先端の移動
軌跡の反転形状に一致する湾曲面に形成されてなるもの
である。
【0009】
【作用】図4に示すように、駆動軸7aが上方a方向へ
移動すると、その先端10は、ミラーホルダ2の回動に
規制されて軌跡A上を動き、左右に振れる。駆動軸7a
の上方部分は、軌跡Aの反転形状に一致する湾曲面A’
に形成されているため、孔9を通る駆動軸7aの外周面
は左右に振れず、孔9は、この駆動軸7aの外周面より
僅かに大きい形状に形成される。
【0010】
【実施例】図1ないし図4において、14はドアミラ
ー、15はミラーケース、1はミラー、2はミラーに固
定されたミラーホルダ、3はミラーホルダ2の略中央に
形成された半球形のピボット、4は図中ミラーホルダ2
の下面に配置されたケース、8はケース4の表面に形成
された半球形椀状のピボット受部で、ピボット3が回動
可能な状態で嵌合している。それ故、ミラー1及びミラ
ーホルダ2は、このピボット3を中心に上下、左右全方
向に回動可能である。5a,5bは、その回転軸にネジ
が刻設されたモータ、6a,6bはこのモータ5a,5
bにて駆動される略円筒体形状の駆動ギアで、外周面に
モータ回転軸に歯合するネジ溝が形成されている。12
aは駆動ギア6aの中心に一体形成されたネジ部で他の
駆動ギア6bにも図示しないネジ部12bが同様に形成
されている。7a,7bはネジ部12a,12bに螺合
する略円筒体形状の駆動軸で内部はネジ部12a,12
bを収納する中空に形成され、その下端に形成された爪
16がネジ部12a,12bに歯合し、ネジ部12aの
回転に伴いミラー1に対し、略垂直方向に移動する。駆
動軸7aの球形の先端10は、ケース4に形成された孔
9よりケース4外部へ突出し、ミラーホルダ2に形成さ
れた孔9に嵌合している。これらモータ5a,5b、駆
動ギア6a,6b及び駆動軸7a,7bにて駆動部が構
成される。17は駆動ギア6a,6bの左右方向の移動
を規制する壁部材である。駆動ギア6a,6bは、その
円滑な回動を保証するためにギア6a,6bの上端とケ
ース4の間に約0.5mmの間隔が設けられている。
【0011】駆動軸7a,7bの外周面の上方部分は、
図4に示すようにその先端10の移動軌線Aの反転形状
に一致する湾曲面A’に形成されてなり、ケース4に設
けられた孔9に殆ど接触する如く貫通せしめられてい
る。それ故、駆動軸7aの中心線は、その上下移動に際
し、その爪16が位置する下端を中心に左右に振れる
が、孔9を通過する湾曲外周面は、常に一定の位置にあ
り、左右に振れることはない。18は、先端10に設け
られた回転防止のための突起である。
【0012】駆動軸は7a,7bは、ピボット受座8か
ら所定間隔例えば約3cm隔てて配置され、かつピボット
受座8に対し約90°の角度を有している。それ故駆動軸
7aは、ミラー1を上下方向に傾動させ、他の駆動軸7
bは左右方向の傾動させる。
【0013】19は、ミラーホルダ2とケース4の間に
介在せしめられ、ミラーホルダ2をケース4側へ弾性的
に引張るコイルスプリングであり、上端がミラーホルダ
2に、下端がケース4下面に固定されている。このスプ
リング19は、ケース4に形成された孔20内に配置さ
れる。スプリング19は、2本の駆動軸7a,7bとピ
ボット受座8に形成される約90°の角度の範囲内に配置
される。このスプリング19の位置が、2本の駆動軸7
a,7bとピボット受座8で規定される90°の範囲外で
あれば、駆動ギア6a,6bをその定位置即ち駆動ギア
6a,6bがケース4の底面に接触した位置に維持させ
ることができるからである。実際には、この範囲内であ
っても、上記3点で形成される3角形の外では、モータ
5a,5b等の部品が配置されるなど、スペースがとれ
ないという問題があることから、上記3角形内が最も好
ましい。スプリング19により、駆動軸7a,7bが位
置するミラーホルダ2の部分とケース4との間には弾性
的な引張力が常時はたらいている。それ故駆動軸7a,
7bを介して、駆動ギア6a,6bに弾性押圧力がはた
らいており、駆動ギア6a,6bは常時ケース4底面に
押しつけられている。
【0014】上記構造において、モータ5aがa方向に
回転すれば駆動ギア6a及び駆動軸7aは、それぞれa
方向へ回転又は移動し、駆動軸7aの先端10にてミラ
ー1は、a方向へ傾動せしめられ、その角度が変更調整
される。モータ5aの回転方向を逆方向に切り換えれ
ば、上記各部分はa方向と逆の方向へ回動又は移動す
る。このとき駆動軸7a,7bはその中心軸が左右に振
れるが、外周面が湾曲しているために孔9に対して一定
の位置を保つ。それ故孔9の形状は、駆動軸7a,7b
の外形より僅か大きくし、駆動軸が摺接する程度とする
ことができる。かくすれば、駆動軸7a,7bの外周面
と孔9の隙間からの雨水、塵埃等の侵入は阻止される。
【0015】
【考案の効果】本考案によれば、駆動軸の上下移動に際
し、その先端がミラーホルダの回動に応じて左右に振れ
ても、駆動軸外周面が上記先端の移動軌跡の反転形状に
一致する湾曲面に形成されているから、ケースの孔を通
り抜ける部分の位置は常に一定である。それ故駆動軸が
貫通する孔の径を駆動軸の径に合わせて、その移動が可
能な最小限にすることができ、その隙間からケース内に
雨水、塵埃等が侵入するのを防止することができる。こ
れにより、従来この部分をシールするために必要だった
ゴムブーツは不要となり、組付作業の効率化を図ること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ドアミラーを示す斜視図である。
【図2】図1のI−I線断面に対応する本考案一実施例
のミラー駆動装置の概略図である。
【図3】同例の断面図である。
【図4】同例要部断面図である。
【図5】従来例を説明するための断面図である。
【図6】従来例を説明するための要部断面図である。
【符号の説明】
1 ミラー 2 ミラーホルダ 3 ピボット 4 ケース 5,5a,5b モータ 6,6a,6b 駆動ギア 7,7a,7b 駆動軸 8 ピボット受座 9 孔 10 先端 12,12a,12b ネジ部 16 爪 A 軌跡 A’ 湾曲面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭60−193742(JP,A) 実開 平2−18742(JP,U) 実開 平3−64846(JP,U) 実開 昭63−114849(JP,U) 実開 平1−65733(JP,U) 実開 昭64−39153(JP,U) 実開 昭60−39297(JP,U)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ミラーホルダを介して自動車のフロント
    ドアに取りつけられるミラーと、上記ミラーホルダの略
    中央に形成されたピボットと、該ピボットが当接するピ
    ボット受座を適所に有するケースと、該ケース内に収納
    された2 つのモータ及びこれらのモータにて駆動され上
    記ミラーに対し垂直方向に移動する駆動軸であって上記
    ピボット受座から所定間隔隔てて配置されかつ上記ピボ
    ット受座に対し約90°の角度を有するとともにその先端
    が上記ケースに設けられた孔より突出して上記ミラーホ
    ルダに回動可能に嵌合せしめられる2つの駆動軸よりな
    る駆動部とを備え、上記駆動軸はその外周が駆動軸先端
    の移動軌跡の反転形状に一致する湾曲面に形成されてな
    ることを特徴とするミラー駆動装置。
JP2185092U 1992-03-11 1992-03-11 ミラー駆動装置 Expired - Lifetime JP2561313Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2185092U JP2561313Y2 (ja) 1992-03-11 1992-03-11 ミラー駆動装置

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JP2185092U JP2561313Y2 (ja) 1992-03-11 1992-03-11 ミラー駆動装置

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Publication Number Publication Date
JPH0649199U JPH0649199U (ja) 1994-07-05
JP2561313Y2 true JP2561313Y2 (ja) 1998-01-28

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ID=12066584

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JP2185092U Expired - Lifetime JP2561313Y2 (ja) 1992-03-11 1992-03-11 ミラー駆動装置

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JP3967673B2 (ja) 2002-12-03 2007-08-29 アスモ株式会社 ミラー角度調整装置および電動ミラー装置

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JPH0649199U (ja) 1994-07-05

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