JPH0632194U - ミラー駆動装置 - Google Patents

ミラー駆動装置

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Publication number
JPH0632194U
JPH0632194U JP7488392U JP7488392U JPH0632194U JP H0632194 U JPH0632194 U JP H0632194U JP 7488392 U JP7488392 U JP 7488392U JP 7488392 U JP7488392 U JP 7488392U JP H0632194 U JPH0632194 U JP H0632194U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mirror
male screw
vibration
spherical
mirror holder
Prior art date
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Pending
Application number
JP7488392U
Other languages
English (en)
Inventor
務志 河野
秀人 玉井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Molten Corp
Original Assignee
Molten Corp
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Filing date
Publication date
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Priority to JP7488392U priority Critical patent/JPH0632194U/ja
Publication of JPH0632194U publication Critical patent/JPH0632194U/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Rear-View Mirror Devices That Are Mounted On The Exterior Of The Vehicle (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ミラーを傾動駆動する駆動部の振動を防止す
ることにより、ミラーの振動を防止する。 【構成】 ミラーホルダ2を傾動駆動させる作動棒12
が歯合する雄ネジ部18に、その軸方向の振動を阻止す
る振動阻止部を設ける。振動阻止部は、雄ネジ部の底部
に設けた球状凹部20と、この球状凹部に対応するミラ
ーハウジング内面に設けられ、この球状凹部に嵌合する
球状凸部22よりなる。 【効果】 雄ネジ部の軸方向の振動は阻止され、ミラー
の姿勢の安定化が図られる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、自動車のフロントドアに後方確認のために取りつけられる電動リモ コン式ドアミラーのミラー駆動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種ドアミラーのミラー傾斜角度を上下、左右方向に変更制御する構 造として、ミラーホルダ裏面の中央にピボット接手を、さらにこのピボット接手 に対し、所定間隔隔てられた位置であって、ピボットに対し、水平方向及び垂直 方向線上の位置に作動棒を配置し、この作動棒を進退させることにより、ピボッ ト接手を中心に上下、左右方向にミラーを傾動させるものが知られている(例え ば実公平2−17938号公報)。
【0003】 すなわち、作動棒の下端には、爪部が設けられ、作動棒内に挿設されたピボッ トスクリューに、この爪部を歯合させ、このスクリューを正逆回転させることに 作動棒を進退させるのである。ピボットスクリューには、ウォームホィールを介 してモータの回転力が加えられる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
前掲後方に開示の上記構造においては、ピボットスクリューの根本部とウォー ムホィールとの間に隙間があいているためにピボットスクリュー、作動棒及びミ ラーホルダーは、この隙間分だけ振動し、特に自動車の高速走行時には、この振 動による後方の確認がしにくくなるという問題が発生する。
【0005】 前掲公報には明示されていないが、ウォームホィールは実際には、その回転を 可能とするために、これを支持するハウジングの上下壁面間に僅かの間隙を設け る必要があり、これもミラーの振動、ガタツキの原因になる。
【0006】 本考案は、このような問題を解決するためになされたものであり、自動車走行 時、ミラーの振動、ガタツキをなくし、後方の確認をし易くするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案は、表面側にミラーガラスが固定されたミラーホルダと、該ミラーホル ダ裏面側に配置され、上記ミラーホルダをピボット接手を介して傾動可能に支持 する、駆動手段を収納したミラーハウジングとを備え、上記駆動手段は、上記ピ ボット接手に対し所定間隔隔てられ、かつ該ピボット接手に対し、水平方向及び 垂直方向線上の位置において、上記ミラーハウジングから突出して、その一端側 に形成された球状頭部が上記ミラーホルダの裏面に形成された凹状受部に嵌合せ しめられ、かつその他端側に爪部を形成してなる略円筒形状の2個の作動棒と、 該各作動棒の内側に挿通され、外周にネジ溝が刻設されるとともに該ネジ溝に上 記爪部が歯合する2本の雄ネジ部と、該雄ネジ部を夫々正逆回転させる2個のモ ータとを備えてなるドアミラー駆動装置において、上記各雄ネジ部は、その軸を 中心とする回転を許容し、かつその軸方向の振動を阻止する振動阻止部をそれぞ れ有するものである。
【0008】 また本考案において、上記振動阻止部は、上記雄ネジ部の底部に形成されたア ンダーカットを有する球状凹部と、該球状凹部に対応する上記ミラーハウジング 内面に形成され、上記球状凹部に抜け止めされかつ回転可能な状態で嵌合せしめ られた膨出部を有する球状凸部とで構成することができる。
【0009】
【作用】
モータの回転力は、雄ネジ部に伝えられ、雄ネジ部は回転する。この雄ネジ部 の回転により、作動棒が進退駆動する。2個の作動棒の進退駆動により、ミラー ホルダは、上下方向及び左右方向に傾動せしめられて、その角度の調整が行われ る。雄ネジ部は、振動阻止部により、その軸方向の振動は阻止されている。した がって、この雄ネジ部に軸方向の振動は生じず、ミラーホルダは安定した所定の 角度を支持する。
【0010】
【実施例】
図1ないし図4において、1はミラーガラス、2は、このミラーガラス1をそ の表面に固定するミラーホルダ、3は、このミラーホルダ2の裏面側に配置され たミラーハウジングである。ミラーハウジング3は、ミラーホルダ2をピボット 接手4を介して傾動可能に支持する。このミラーハウジング3内には、ミラーホ ルダ2を傾動駆動する駆動手段が収納されている。
【0011】 ピボット接手4は、ミラーホルダ2側に形成された、中央に開口5を有する半 球体6と、ミラーハウジング3側に形成され、半球体6を摺接可能に支持する受 座7と、ミラーハウジング3側から突出し、開口5内に挿通せしめられた円筒体 形状の軸8と、この軸8の嵌挿され、上記半球体6を受座7との間で挟持する挟 持体9とからなり、この挟持体9は軸8に固定されたコイルバネ10にて図中( 図3)下方へ弾性押圧されている。11は、コイルバネ10を軸8に固定するネ ジである。
【0012】 図3において、Pは、ミラーホルダ2の傾動(回転)中心であり、かつミラー ガラス1及びミラーホルダ2の重心である。この傾動中心と重心は、可能な限り 近づけることが好ましく、理想的には一致しているのがよい。構造上両中心を一 致させることが難しい場合には、両者間の距離は、約3mm以下とすべきである。 従来の構造では、ミラー重心はミラーガラス側に位置し、他方ミラーホルダの傾 動中心(ピボットの中心に一致する)はミラーハウジング側に位置し、この重心 と中心の間隔は、約4〜7mm程度隔たっているのが一般的である。かかる間隔で は、ミラーハウジングが振動した場合、これに起因して傾動中心を中心としてミ ラーホルダ及びミラーガラスに振動或いはガタツキを生じ、後方確認がしにくく なるのである。実施例に係る構造では、ピボット接手4の半球体6の湾曲面を緩 やかなもの、即ち傾動中心と半球体6端縁を結ぶ角度が180度未満、例えば約 160度に設定されてなる。この角度は約160〜140度程度が適当である。 かくすれば、傾動中心はミラーガラス1側に移動し、両中心は略一致、或いは接 近させることがある。
【0013】 12,12は、ピボット接手4に対し、所定間隔例えば約3cm隔てられ、かつ このピボット接手4に対し、垂直方向及び水平方向線上の位置において、ミラー ハウジング3から突出して配置された2個の作動棒である。この作動棒12,1 2のミラーハウジング3から突出した一端側には、球状頭部13,13が形成さ ており、この球状頭部13,13は、ミラーホルダ2裏面に形成された凹状受部 14,14に嵌合せしめられている。15は、球状頭部13の側面に形成された 微小突起で凹状受部14に形成されたスリット16に嵌め込まれ、作動棒12, 12の回転が阻止される。17は、作動棒12の他端側に形成された爪部である 。作動棒12は、略円筒形状に形成され、爪部17は、内側に向け形成されてい る。
【0014】 18は、作動棒12の内側の挿通された雄ネジ部で、外周にネジ溝19が刻設 されており、このネジ溝19に爪部17が歯合する。20は、雄ネジ部18の底 部に形成された球状凹部で、アンダーカット21を有している。22は、この球 状凹部20に対応するミラーハウジング3の内面に形成された球状凸部で、膨出 部23を有してなり、球状凹部20に抜けない状態で嵌合される。これら球状凹 、凸部20,22で振動阻止部が構成される。
【0015】 24は、雄ネジ部18をその中心に植立した略椀状体形状を有するドライブギ アで、外周側面にネジ溝25が刻設されている。雄ネジ部18とドライブギア2 4は、樹脂にて一体形成される。26は、ドライブギア24のネジ溝25に歯合 するウォームギア、27は、このウォームギア26を回転駆動する正逆回転可能 なモータである。28,28,28は、モータ27に電源を供給するコードであ る。
【0016】 ドライブギア25,25は、球状凹部20が球状凸部22に嵌合することによ り、ミラーハウジング3の底面(図3)に接触し、かつ抜け止めされた状態で支 持されている。このドライブギア25,25の上端とミラーハウジング3の内面 とは、図3に示すように隙間a(約0.3mm) があけられ、その回転時、ハウジン グ3との間に摩擦を生じない構成とされている。
【0017】 上記構造の駆動装置の動作につき説明する。一のモータ27が正回転するとモ ータシャフトに取りつけられたウォームギア27が回転し、この回転力はドライ ブギア24に伝達されて、これを正回転させる。ドライブギア24は、雄ネジ部 18の中心軸を中心に回転し、雄ネジ部18に爪部17を介して歯合する作動棒 は前進し、作動棒12の先端がミラーホルダ2を押し、これを傾動させる。この モータ27を逆回転させれば、作動棒12が後退し、ミラーホルダ3は逆方向に 傾動する。これにより、ミラーガラス1の上下(水平)方向の傾動調整がなされ る。同様に他方のモータ27を正逆回転させれば、ミラーガラス1の左右(上下 )方向の傾動調整がなされる。
【0018】 ドライブギア24は、ウォームギア26の回転力を受けて回転する。この回転 は、嵌合した球状凹凸部20,22により、回転軸方向の振動、ガタツキを生じ ることなく、滑らかに行われる。
【0019】
【考案の効果】
本考案によれば、作動棒を進退駆動させる雄ネジ部を、その回転は許容するが 、軸方向の振動を振動阻止部にて阻止するから、雄ネジ部の軸方向の振動、ガタ ツキが生じることなく、従って従来発生していた雄ネジ部の振動、ガタツキに起 因するミラーガラスの振動、ガタツキは完全に防止される。これによりミラーガ ラスによる後方確認がし易いものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案一実施例に係るドアミラー駆動装置の上
面図である。
【図2】同例の側面図である。
【図3】図1におけるA−A線断面図である。
【図4】一部切欠状態を示す同例裏面図である。
【符号の説明】
1 ミラーガラス 2 ミラーホルダ 3 ミラーハウジング 4 ピボット接手 6 半球体 8 軸 9 挟持体 12 作動棒 13 球体頭部 14 凹状受部 17 爪部 18 雄ネジ部 20 球状凹部 22 球状凸部 24 ドライブギア 26 ウォームギア 27 モータ

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面側にミラーガラスが固定されたミラ
    ーホルダと、該ミラーホルダ裏面側に配置され、上記ミ
    ラーホルダをピボット接手を介して傾動可能に支持す
    る、駆動手段を収納したミラーハウジングとを備え、上
    記駆動手段は、上記ピボット接手に対し所定間隔隔てら
    れ、かつ該ピボット接手に対し、水平方向及び垂直方向
    線上の位置において、上記ミラーハウジングから突出し
    て、その一端側に形成された球状頭部が上記ミラーホル
    ダの裏面に形成された凹状受部に嵌合せしめられ、かつ
    その他端側に爪部を形成してなる略円筒形状の2個の作
    動棒と、該各作動棒の内側に挿通され、外周にネジ溝が
    刻設されるとともに該ネジ溝に上記爪部が歯合する2本
    の雄ネジ部と、該雄ネジ部を夫々正逆回転させる2個の
    モータとを備えてなるドアミラー駆動装置において、上
    記各雄ネジ部は、その軸を中心とする回転を許容し、か
    つその軸方向の振動を阻止する振動阻止部をそれぞれ有
    することを特徴とするドアミラー駆動装置。
  2. 【請求項2】 上記振動阻止部は、上記雄ネジ部の底部
    に形成されたアンダーカットを有する球状凹部と、該球
    状凹部に対応する上記ミラーハウジング内面に形成さ
    れ、上記球状凹部に抜け止めされかつ回転可能な状態で
    嵌合せしめられた膨出部を有する球状凸部とからなるこ
    とを特徴とする請求項1のドアミラー駆動装置。
JP7488392U 1992-10-02 1992-10-02 ミラー駆動装置 Pending JPH0632194U (ja)

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JP7488392U JPH0632194U (ja) 1992-10-02 1992-10-02 ミラー駆動装置

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JP7488392U JPH0632194U (ja) 1992-10-02 1992-10-02 ミラー駆動装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0632194U true JPH0632194U (ja) 1994-04-26

Family

ID=13560210

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JP7488392U Pending JPH0632194U (ja) 1992-10-02 1992-10-02 ミラー駆動装置

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JP (1) JPH0632194U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7004594B2 (en) 2002-12-03 2006-02-28 Asmo Co., Ltd. Mirror angle control apparatus and power mirror system having the same

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US7004594B2 (en) 2002-12-03 2006-02-28 Asmo Co., Ltd. Mirror angle control apparatus and power mirror system having the same

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