JP3086161B2 - ドアミラーのブラケット - Google Patents
ドアミラーのブラケットInfo
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Description
操作によってミラー板の角度を調整するための角度調整
装置を備えたドアミラーにおけるミラー板の角度調整装
置を保持するブラケットに関するものである。
構といったミラー板の角度調整装置を備え、車室内の操
作レバー或いは操作スイッチを操作することで、後方視
界を確保するべくミラー板を所望の角度に遠隔操作し得
るようにしたドアミラーが知られている。
板を傾動自在に支持するべくハウジングに内蔵されたブ
ラケットに、ミラー板の角度調整装置を保持させるのが
一般的であり、従来、このブラケットは、電動式並びに
手動式の方式が異なる各角度調整装置にそれぞれ対応し
た構造を有する別物が用いられている。
損するのを防止するため、ミラー板が収容されて車体の
側方に突出する部分と車体側へ取り付ける部分とでドア
ミラーを2分割すると共に、一方の分割体としてのミラ
ー板側のミラー本体を支持する固定軸を他方の分割体と
しての車体側のベース体に固設し、固定軸を支点にして
車体の前後方向にミラー本体が傾動し得るように構成し
たドアミラーがある。
っては、まず、ミラー板の角度調整装置、並びに固定軸
を備えた連結部材をそれぞれブラケットに組み付けると
共に、ブラケットとハウジングとを互いに接合してミラ
ー本体を完成させる。次いで、このようにミラー本体に
予め連結された連結部材を、車体側に固設されたベース
体に接合し、ミラー本体とベース体とを互いに連結させ
るようにしている。
に、角度調整装置の電動・手動の別によってブラケット
を異なる仕様とすると、ハウジングとベース体との隙間
寸法等の合わせ込み時における制約やブラケットの精度
によっては合わせ込み方向が異なってしまい、組み付け
作業が面倒になるといった不都合が生じる。そのため、
ハウジングやベース体を両者で共用することが困難とな
り、いきおい各々を専用部品とせざるを得なくなり、製
造コスト低減の要望を満たすことができなかった。
解消するべく案出されたものであり、その主な目的は、
ミラー板の角度を調整する電動式並びに手動式の各角度
調整装置のいずれにも兼用し得るように構成されたドア
ミラーのブラケットを提供することにある。
明によれば、ミラー板並びに該ミラー板の反射面の傾斜
角度を調節する角度調整装置を支持し、かつ車体側に固
設された固定軸に支持されるドアミラーのブラケットで
あって、前記角度調節装置としての手動リンク機構を支
持する手動取り付け部が、前記固定軸を把持する軸受け
部と前記ミラー板を支持するジョイントの基部とを連絡
する部分に形成されると共に、前記角度調節装置として
の電動アクチュエータを支持する電動取り付け部が、前
記ジョイントの背面側に形成されたことを特徴とするド
アミラーのブラケットを提供することにより達成され
る。
形態に基づいて本発明の構成を詳細に説明する。
示している。このドアミラーは、電動にてミラー板1の
角度を遠隔操作し得るもので、ミラー板1が収容された
ミラー本体2と、このミラー本体2を車体の前後方向に
傾動自在に軸支するベース体3とで構成されている。ミ
ラー本体2のハウジング4内には、ミラー板1の他に、
これを傾動自在に支持するブラケット5が内蔵されてお
り、このブラケット5にミラー板1を上下・左右に傾動
駆動するための角度調整装置としての電動アクチュエー
タ6が保持されている。ベース体3は、ドア本体7の上
縁と窓枠8との間のコーナー部9に設けられた取り付け
座(図示せず)に固設されている。
ベース体3に結合される連結部材10に設けられた円筒
状の固定軸11を把持する軸受けボス12が形成された
水平部13と、前面側に突出したボールジョイント14
でミラー板1を支持すると共に背面側に電動アクチュエ
ータ6を保持する鉛直部15とを有し、合成樹脂材の射
出成形により一体的に形成されたものである。
ら鉛直部15との接続部に至る範囲に渡って、側面に複
数の有底心抜き穴17を有する段部16が形成されてい
る。この段部16には、軸受けボス12の外周に沿っ
て、コイルばね18の下半部を受容する環状溝19が形
成されている。
介して、固定軸11の上端部に係止された板クリップ2
1によって上方を規制されており、適度に圧縮されたコ
イルばね18の弾発力で、水平部13の底面と連結部材
10とが圧接するようになっている。これにより、固定
軸11に対してブラケット5が所定角度位置に規定され
ると共に、所定値以上の外力が作用した場合にブラケッ
ト5が車体の前後方向に傾動してドアミラーの破損が防
止される。
ュエータ6に内蔵された2基の直流モータ(図示せず)
に駆動電力を供給するための2対のリード線が束ねられ
たハーネス22が挿通されている。
の車体側(図2中左側)の端部には、このブラケット5
とこれを外囲するハウジング4とを互いに接合するため
のねじ孔23を有する板状部24が立設されている。
手動リンク機構の取り付け部25を有する取り付けステ
ー26が、鉛直部15に連結された状態で段部16に立
設されており、この取り付けステー26と鉛直部15と
の連結部には、前方に突出したリブ27が、縦横に2条
ずつ互いに交差した状態で形成されている。取り付け部
25には、ねじ或いは手動リンク機構側の位置決め用凸
部が嵌入する孔25aが合計4つ開設されている。
手動リンク機構のストッパピン28が挿通する長円形状
の挿通孔29が開設されている(図6参照)。また、そ
の下方には、固定軸11に対するブラケット5の回動に
応じてストッパピン28をブラケット5に固定するため
の伝達部材(図示せず)の支持孔30が開設されてい
る。
は、その上下にT字形状の突出部31が一対形成されて
おり、ストッパピン28の上下動を規制している。挿通
孔29の側方には、ストッパピン28の後端部を支持す
る支持部材32をビス止めするための孔付きボス33が
設けられている(図6参照)。
部は、その背面側に取り付けられる電動アクチュエータ
6を受容するための凹部を形成するべく前方に膨出して
いる。この膨出部34の下方並びに側方には、電動アク
チュエータ6の一対の進退ロッド35・36がそれぞれ
挿通するロッド挿通孔37・38が開設されている。こ
れらの進退ロッド35・36は、電動アクチュエータ6
に内蔵された各々に対応する2基の直流モータ(図示せ
ず)によってウォームギア(図示せず)を介して個別に
進退運動するようになっている。
4の側方における孔38の下方には、電動アクチュエー
タ6を取り付けるために背面側からねじ39が螺合する
ねじ孔の底部を形成するための凸部40・41が設けら
れている。
直部15の隅部は、ロッド挿通孔37・38が開設され
た面より一段後退して形成されており、ここにハウジン
グ4との接合用のねじ孔42・43が設けられており、
これらのねじ孔42・43と上述の板状部24に設けら
れたねじ孔23との合計3箇所をねじ止めすることで、
ブラケット5とハウジング4とが互いに接合固定される
ようになっている。
44とこれを保持するホルダ45とからなっており、ホ
ルダ45の背面中心部に設けられた継ぎ手部46にボー
ルジョイント14が嵌合してブラケット5に支持されて
いる。継ぎ手部46の側方には、電動アクチュエータ6
の一方の進退ロッド36が連結される継ぎ手部47が設
けられている。また、ボールジョイント14の下方に突
出した他方の進退ロッド35が連結される継ぎ手部(図
示せず)が、継ぎ手部46の下方に設けられている。し
たがって、進退ロッド35の進退運動でミラー板1が上
下に、進退ロッド36の進退運動でミラー板1が左右に
それぞれ傾動駆動される。
に示すように、手動でミラー板1の角度を遠隔操作する
ための手動リンク機構50を取り付けることができる。
以下、手動リンク機構50を取り付けた態様について説
明する。
の固定軸52が嵌挿されている。この固定軸52の内部
には、クランク53の縦部53aが、軸受け部材51a
によって回転並びに上下動可能に支持されている。この
クランク53の横部53bは、端部のジョイントで図示
しない車室内の操作レバー側に連結されている。
下一対のアーム55a・55bを備えたミラー板傾動部
材55にクランク53の回転・上下運動を伝達するため
のシャフト54が連結されている。このミラー板傾動部
材55は、上アーム55aの下側で、ブラケット5の取
付部25にビス止めされた支持部材56によって回転・
上下動可能に支持されている。下アーム55bの上面に
は、ねじりコイルばね57が設けられており、一端が下
アーム55bに係止されている。その他端は、シャフト
54側に弾発的に係合しており、外力の作用で固定軸5
2を支点にブラケット5が傾動すると、クランク53を
介して操作レバーに連動するシャフト54とミラー板傾
動部材55との連結状態が解除され、固定軸52並びに
シャフト54に対してブラケット5側が回動するのに伴
ってミラー板傾動部材55が動作するのが防止されるよ
うになっている。
エータ6を取り付けた場合と同様に、コイルばね18が
環状溝19に下半部を受容された状態で外装されてお
り、固定軸52に係止された板クリップ21によって上
方を規制されたコイルばね18の弾発力で、水平部13
の底面が連結部材51に圧接している。
55の遊端には、この回動・上下動に応じて揺動する揺
動部材58の一端のボールジョイントが連結されてい
る。この揺動部材58の他端には、ミラー板1のホルダ
45において紙面に直交する向きに列設された一対の継
ぎ手部48に連結される一対のボールジョイントが設け
られており、ミラー板傾動部材55が回動すると、これ
に連動して揺動部材58がブラケット5のボールジョイ
ント14を支点にしてミラー板1を左右に傾動駆動す
る。一方、ミラー板傾動部材55が上下動すると、ボー
ルジョイント14並びにストッパピン28を支点にして
ミラー板1を上下に傾動駆動する。
8は、外力を受けてブラケット5が固定軸52を支点に
傾動した際に、ブラケット5に対するミラー板1の傾斜
角度を一定に保持するものであり、前端のボールジョイ
ントがミラー板1のホルダ45の継ぎ手部49に連結さ
れている。一方、挿通孔29からブラケット5の背面側
に抜け出た部分が、孔付きボス33にビス止めされた支
持部材32によって支持されている。固定軸52に対し
てブラケット5が傾動すると、支持孔30に支持された
図示しない伝達部材の先端が、押さえ板20の凸部20
aから滑り落ち、これに連動してストッパピン28が係
止されてブラケット5に対して固定される。
角度調整装置を保持するブラケットが、その角度調整装
置の電動・手動の別に関わらず両者で共用し得るように
なるため、ドアミラーの組み付け作業の効率を高める上
に多大な効果を奏することができる。しかも、製造すべ
き部品の種類を削減し得ることから設備投資が減少し、
製造コストを低減する上で極めて大きな効果がある。
示す斜視図。
タを取り付けた状態を示す正面図。
られたブラケットの背面図。
られたブラケットにさらにミラー板を取り付けた状態を
示す上面図。
取り付けた状態を示す図2と同様の正面図。
たブラケットにさらにミラー板を取り付けた状態を示す
図4と同様の上面図。
Claims (1)
- 【請求項1】 ミラー板並びに該ミラー板の反射面の
傾斜角度を調節する角度調整装置を支持し、かつ車体側
に固設された固定軸に支持されるドアミラーのブラケッ
トであって、 前記角度調節装置としての手動リンク機構を支持する手
動取り付け部が、前記固定軸を把持する軸受け部と前記
ミラー板を支持するジョイントの基部とを連絡する部分
に形成されると共に、前記角度調節装置としての電動ア
クチュエータを支持する電動取り付け部が、前記ジョイ
ントの背面側に形成されたことを特徴とするドアミラー
のブラケット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP07256742A JP3086161B2 (ja) | 1995-09-07 | 1995-09-07 | ドアミラーのブラケット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP07256742A JP3086161B2 (ja) | 1995-09-07 | 1995-09-07 | ドアミラーのブラケット |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0971181A JPH0971181A (ja) | 1997-03-18 |
JP3086161B2 true JP3086161B2 (ja) | 2000-09-11 |
Family
ID=17296819
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP07256742A Expired - Fee Related JP3086161B2 (ja) | 1995-09-07 | 1995-09-07 | ドアミラーのブラケット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3086161B2 (ja) |
-
1995
- 1995-09-07 JP JP07256742A patent/JP3086161B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPH0971181A (ja) | 1997-03-18 |
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