JPH0585264A - 電動式ミラー - Google Patents

電動式ミラー

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JPH0585264A
JPH0585264A JP3276630A JP27663091A JPH0585264A JP H0585264 A JPH0585264 A JP H0585264A JP 3276630 A JP3276630 A JP 3276630A JP 27663091 A JP27663091 A JP 27663091A JP H0585264 A JPH0585264 A JP H0585264A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mirror
mirror holder
drive lever
motor
tilting
Prior art date
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Pending
Application number
JP3276630A
Other languages
English (en)
Inventor
Chikashi Kono
務志 河野
Hideo Hayashi
秀夫 林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Molten Corp
Original Assignee
Molten Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Molten Corp filed Critical Molten Corp
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Publication of JPH0585264A publication Critical patent/JPH0585264A/ja
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  • Rear-View Mirror Devices That Are Mounted On The Exterior Of The Vehicle (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 電動式ミラーの水平方向及び垂直方向の傾動
動作を無理なく行い、ミラーに自動車の振動に伴うぶれ
を発生しないようにする。 【構成】 半球椀状凹部を備えたケース内に同様に半球
椀状体よりなるミラーホルダをこれが摺接する状態で保
持し、ミラーホルダ内にこれと接触する状態で配置され
たモータを含む駆動手段を介して、ミラーホルダに傾動
力を与え、ミラーホルダ自体及びこれに固定されたミラ
ーを傾動する。 【効果】 ミラーホルダの開口部分全周でミラーを支持
するから、傾動に際し部品間に偏心等を生じることな
く、無理のない動作が可能となり、ミラーのぶれが防止
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電動式ミラー特にミラ
ーの左右,上下方向の傾斜角度を遠隔操作する自動車用
ドアミラー等に適した電動式ミラーに関する。
【0002】
【従来の技術】ミラーを保持するミラーホルダ、ミラー
ハウジング内に固定され、駆動用モータ、減速機構等を
収納するケース、ミラーホルダをケースに対し傾動自在
に支持するピボット機構、及びミラーホルダをピボット
機構を支点として、水平方向及び垂直方向に傾動させる
2個のロッド状傾動部材を有する電動式ドアミラーは公
知である(例えば実公平1−18434号公報)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前掲公報に開示の技術
は、ミラーホルダの一点を直線状(ミラーに対し垂直方
向)に押し引きする構造であるため、ミラーの傾動に伴
って、押引点は支点を中心とする円周上を移動すること
となり、ロッド状傾動部材の中心からずれてくる。これ
に対処するためロッド状傾動部材の中心を押引点の中心
に対し偏心させたり、或いはロッド状傾動部材を傾斜可
能としたり、さらに押引点にクリアランスを設けて押引
点のずれを吸収させる等の方法がとられている。しかし
ながら、こような方法は、ミラー傾動に伴う押引点のず
れの発生を基本的になくすものではなく、これを機構的
に吸収するものであるから、傾動に無理を生じることも
しばしば生じ、ミラー保持にぶれを生じることが多い。
【0004】また、従来の構造では、ミラーホルダをピ
ボット及び2本のロッド状傾動部材の3点で支持してい
るため、各部のクリアランスやミラーホルダの撓み等に
より、ミラーのぶれを生じ易いという問題がある。即
ち、車の振動の伴い、ミラーが振動し、ミラーに写った
像にぶれを生じるのである。かかるミラーのぶれを小さ
くするためには、ピボットとロッド状傾動部材間距離を
大きく設定すればよいが、かくすると所定角度だけミラ
ーを傾動させるのに必要なロッド状傾動部材を長く設計
しなければならず、装置全体の寸法を大きくしなければ
ならない等の不都合が生じる。
【0005】さらに、従来の構造では、ケースに対しロ
ッド状傾動部材が出入りするため、ケース内の防水、防
塵を図るため、ゴムブーツ等シール機構が必要となる
が、かかるシール機構が傾動動作の抵抗となること、及
び組立てが面倒な作業となる等の問題がある。
【0006】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たものであり、上記諸問題をすべて解決するものであ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る電動式ミラ
ーは、ミラーハウジング内に固定され、前面に開口を有
する半球椀状凹部を形成したケースと、底部に開口を有
する半球椀状対であって外側面が上記半球椀状凹部の内
側面に摺接するミラーホルダと、該ミラーホルダを上記
半球椀状凹部内面に摺接しつつ傾動させるモータを含む
駆動手段と、上記ミラーホルダの全面に支持されたミラ
ーを備えてなり、上記駆動手段が、上記ミラーホルダ内
に収納されるとともに、該ミラーホルダに接触しない状
態で上記ミラーケース底部に上記ミラーホルダの底部開
口を介して固定されたものである。
【0008】また本発明において、上記ミラーホルダの
上記半球椀状体の内側面の水平方向壁面に水平方向の傾
動動作を行う第1ドライブレバーが設けられ、かつ上記
半球椀状体の内側面の垂直方向壁面に垂直方向の傾動動
作を行う第2ドライブレバーが設けられ、上記駆動手段
からの駆動力が上記第1ドライブレバー又は上記第2ド
ライブレバーに加えられ、上記ミラーホルダを水平方向
又は垂直方向に傾動せしめるものである。
【0009】さらに本発明において、上記駆動手段は、
第1モータ,第2モータ,上記第1モータの回転力を上
記第1ドライブレバーの傾動力に変換して伝達する第1
伝達手段及び上記第2モータの回転力を上記第2ドライ
ブレバーに傾動力に変換して伝達する第2伝達手段より
なるものである。
【0010】
【実施例】図1及び図2において、1は、自動車ドアミ
ラーのミラーハウジング(図示せず)内にネジ孔2,2
…を介して固定されるケースで、前面に開口3を有する
半球椀状凹部4が形成されている。5は、半球椀状凹部
4の底部中央から、開口3の略中央まで突出形成された
円筒状の突起である。尚、上記前面とは、図1中では上
面、実際にはこの面は、垂直であり、車体後方を向いて
いる。上記開口3の直径は、約7.5cmとすることがで
きる。6は、底部に開口7を有する半球椀状体のミラー
ホルダであり、半球椀状体の外側面が半球椀状凹部4の
内側面に摺接している。8は、ミラーホルダ6の半球椀
状体内面において、水平方向(以下X軸方向という)に
配置された第1ドライブレバーで、半球椀状体の内面に
接する湾曲面を有し、かつ開口7端部から経度方向に延
びている。第1ドライブレバー8の上端には、外方に向
かってフランジ9が形成されており、このフランジ9が
ミラーホルダ6の開口7端部に設けた孔10内にて、引
掛かり係止されている。即ち、フランジ9には、外側及
び内側にそれぞれ凹部11,12が形成されており、外
側の凹部11には、ミラーホルダ6の凸部13が侵入
し、内側の凹部12には、後述するプレート14端部の
凸部15が侵入する。かかる凹部11,12及び凸部
9,15により、第1ドライブレバー8は、この位置に
支持される。第1ドライブレバー8の表面には、半球椀
状体の緯度方向に沿って、ラック16が形成されてい
る。17は、同様にミラーホルダ6の半球椀状体内面に
おいて、垂直方向(以下Y軸方向という)に配置された
第2ドライブレバーで、半球椀状体の内面に接する湾曲
面を有しかつその経度方向に延びている。この第2ドラ
イブレバー17は、その上端において、上記第1ドライ
ブレバー8の固定構造と同一の構造でミラーホルダ6と
プレート14の間に固定されている。18は、第1ギア
ベースで円筒体19と支持体20よりなり、円筒体19
は、突起5に差し込まれて固定される。支持体20に
は、第1モータ21及び第1ドライブギア22が支持さ
れる。第1ギアベース18、第1モータ21及び第1ド
ライブギア22にて第1ギアユニット23が構成され
る。第1モータ21は、一対の爪24,24に挟持され
る。第1ドライブギア22は、円板状のギア25とウォ
ームホイル26よりなり、回転力の第1伝達手段として
機能する。第1ドライブギア22のギア25が支持体2
0の三日月状板体27上に載置され、第1ドライブギア
22の位置決めがなされる。ウォームホイル26の図中
左側面に第1モータ21のウォーム28が歯合し、第1
モータ21の回転力は、ウォームホイル26及びギア2
5により減衰されて、ドライブギア22の回転力に変換
される。円板状のギア25のネジ溝を形成した側面は、
第1ドライブレバー8のラック16に歯合する。29
は、第2ギアユニットで、第2ギアベース30に第2モ
ータ31、第2ドライブギア32が取りつけられて構成
され、その円筒体33にて突起5に支持されている。第
2ドライブギア32は、第2ドライブレバー17のラッ
ク34に歯合する。第2ドライブギア32は、回転力の
第2伝達手段として機能する。14は、中央に開口35
を有する円板状のプレートで、ミラーホルダ6の開口7
を覆う。プレート14のX,Y軸上の下面4点には凸部
15,15…が形成され、対応するミラーホルダ6の凹
部11,36に侵入して、その位置決めがなされると同
時に、第1,第2ドライブレバー8,17を支持する。
プレート14の開口35は、球面状に形成され、内部に
ボウル部材37が収納され、さらにこのボウル部材37
内にコイルスプリング38及びネジ39が差し込まれ
る。図2に示すように、ネジ39は突起5のネジ込ま
れ、ボウル部材37及びプレート14をケース1に支持
する。コイルスプリング38により、ボウル部材37及
びプレート14は、ケース1側(図2中下方)へ弾性付
勢されている。ボウル部材37とプレート14の開口3
5とは、球面で接しているから、プレート14は、開口
35の中心点Oを中心にX軸方向及びY軸方向に回転可
能である。第1,第2ギアユニット23,29は、ミラ
ーホルダ6内空間に収納されるが、ミラーホルダ6内面
には接触していない。40は、ミラーホルダ6及びプレ
ート14上に固定されたミラーである。ケース1、ミラ
ーホルダ7、第1,第2ギアベース18,30、プレー
ト14及びボウル部材37等は、ポリアセタール樹脂,
ABS樹脂等のプラスチック材料にて形成される。
【0011】図2に基づいて、ミラー40の傾動動作を
説明する。尚、図2中、動作説明の不要な部分の構成は
省略している。第1モータ21を一定の方向へ回転駆動
させるとそのウォーム28の回転力は、第1ドライブギ
ア22のウォームホイル26及びギア25にて減衰され
て伝達される。ギア25の回転力は、第1ドライブレバ
ー8を上方(b方向)へ移動させる。この第1ドライブ
レバー8の移動によりミラーホルダ6は、半球椀状凹部
4内にて、Oを中心として回転し、ミラー40を、b方
向へ傾動させる。第1モータ21の回転方向を逆にすれ
ば、ミラー40はb方向と逆の方向へ傾動する。これに
より、ミラー40のX軸方向の傾動動作が行われる。
【0012】同様に第2モータ31の回転駆動により、
ミラー40はY軸方向に傾動動作せしめられる。図3
は、第1,第2ドライブレバー8,17、第1,第2ド
ライブギア22,32及び第1,第2モータ21,31
の位置関係を示し、ミラーホルダ6内において、第1ド
ライブレバー8及び第1ドライブギア22はX軸方向
に、また第2ドライブレバー17及び第2ドライブギア
32はY軸方向に配置されている。
【0013】
【発明の効果】本発明は、ケース全体を半球椀状構造と
し、その内面に同様に半球椀状のミラーホルダを摺接さ
せ、ミラーホルダ内に配置したモータ等駆動手段にてこ
のミラーホルダ自体を傾動させるものであるから、従来
例に見られるような押引点のずれが生じることはなく、
無理のない傾動動作が可能となる。これにより、ミラー
のぶれの発生を防止することができる。
【0014】また、本発明によれば、ケースの半球椀状
凹部前面にてミラーホルダを支持するから、従来見られ
たミラーホルダの撓みによるミラーのぶれが生じること
はない。また傾動中心(ピボット)からミラーホルダ開
口部周囲までの距離を、比較的大きく(実施例では、
3.7cm)とることができるから、ピボットの保持トル
クが大きくなり、これによってもミラーのぶれが発生し
にくくなるのである。
【0015】さらに本発明によれば、ミラーホルダ自体
が傾動するものであり、外部とシールされているから、
従来例における如きシール部材を特別に使用する必要は
ない。また、従来例ではピボットを押引部材に圧入する
作業が必要であるが、本発明ではかかるピボットは不要
であるから、ピボット嵌合という面倒な作業は省略さ
れ、組立が容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例に係る電動式ミラーの一部切欠分
解斜視図である。
【図2】同実施例の動作を説明するための一部断面図で
ある。
【図3】同実施例の動作を説明するための一部省略平面
である。
【符号の説明】
1 ケース 3 開口 4 半球椀状凹部 6 ミラーホルダ 7 開口 8 第1ドライブレバー 14 プレート 16,34 ラック 17 第2ドライブレバー 21 第1モータ 22 第1ドライブギア 23 第1ギアユニット 29 第2ギアユニット 31 第2モータ 32 第2ドライブギア 40 ミラー

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ミラーハウジング内に固定され、前面に
    開口を有する半球椀状凹部を形成したケースと、底部に
    開口を有する半球椀状体であって外側面が上記半球椀状
    凹部の内側面に摺接するミラーホルダと、該ミラーホル
    ダを上記半球椀状凹部内面に摺接しつつ傾動させるモー
    タを含む駆動手段と、上記ミラーホルダの全面に支持さ
    れたミラーを備えてなり、上記駆動手段が、上記ミラー
    ホルダ内に収納されるとともに、該ミラーホルダに接触
    しない状態で上記ミラーケース底部に上記ミラーホルダ
    の底部開口を介して固定されたことを特徴とする電動式
    ミラー。
  2. 【請求項2】 上記ミラーホルダの上記半球椀状体の内
    側面の水平方向壁面に水平方向の傾動動作を行う第1ド
    ライブレバーが設けられ、かつ上記半球椀状体の内側面
    の垂直方向壁面に垂直方向の傾動動作を行う第2ドライ
    ブレバーが設けられ、上記駆動手段からの駆動力が上記
    第1ドライブレバー又は上記第2ドライブレバーに加え
    られ、上記ミラーホルダを水平方向又は垂直方向に傾動
    せしめることを特徴とする請求項1記載の電動式ミラ
    ー。
  3. 【請求項3】 上記駆動手段は、第1モータ,第2モー
    タ,上記第1モータの回転力を上記第1ドライブレバー
    の傾動力に変換して伝達する第1伝達手段及び上記第2
    モータの回転力を上記第2ドライブレバーの傾動力に変
    換して伝達する第2伝達手段よりなることを特徴とする
    請求項2記載の電動式ミラー。
JP3276630A 1991-09-27 1991-09-27 電動式ミラー Pending JPH0585264A (ja)

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JP3276630A JPH0585264A (ja) 1991-09-27 1991-09-27 電動式ミラー

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JP3276630A JPH0585264A (ja) 1991-09-27 1991-09-27 電動式ミラー

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JPH0585264A true JPH0585264A (ja) 1993-04-06

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ID=17572123

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JP3276630A Pending JPH0585264A (ja) 1991-09-27 1991-09-27 電動式ミラー

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