JPH0459480B2 - - Google Patents

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JPH0459480B2
JPH0459480B2 JP27846185A JP27846185A JPH0459480B2 JP H0459480 B2 JPH0459480 B2 JP H0459480B2 JP 27846185 A JP27846185 A JP 27846185A JP 27846185 A JP27846185 A JP 27846185A JP H0459480 B2 JPH0459480 B2 JP H0459480B2
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JP
Japan
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gear
lever
axis
shaft
swing
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JP27846185A
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JPS62139998A (ja
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Seishu Kin
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  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
  • Transmission Devices (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、扇風機の首振り装置に関し、特に広
範囲の角度にわたり首振りを行うことのできる装
置に関するものである。
(従来技術及びその問題点) 従来より、この種の首振り装置としては、首振
り軸から偏心した位置の本体側に固定ピンを設
け、首振り部のモータにより減速回転駆動される
駆動軸の回転を十字溝カムを用いて直線往復運動
に変換し、この往復運動によつて前述の固定ピン
に一端を軸支した連結棒を押し引きして首振りを
行わせるようにしている。しかし、この従来の装
置によると、首振り角度の範囲を広くとることが
できず、せいぜい100度程度までである。また、
十字溝カムを用いているために常に摺動が行わ
れ、この部分の摩耗による作動不良やガタツキが
発生しやすく、グリースを多量に塗布しておくの
でこれが飛散して周囲を汚しやすいという問題が
あつた。
(問題点を解決するための手段) 本発明は、上述の問題に鑑み、首振り角度の範
囲を広くとることができ、しかも従来のカムのよ
うに常に摺動する部分がないので摩耗が少なくお
さえられ、作動が円滑に行えるようにしたもの
で、その技術的手段は、扇風機の首振り部4のモ
ータ5により減速伝動手段を介して回転駆動され
る返還歯車11と、首振り軸と同軸上において扇
風機の本体1,2に対して固定された固定歯車3
と、該固定歯車3とかみ合うよう前記首振り部4
に設けられ該固定歯車3よりも大きい揺動歯車1
3とを有し、前記返還歯車11に該返還歯車11
の軸心Oと偏心状態で平行する回転軸18を介し
てレバー17を回動自在に取付け、該レバー17
には、前記回転軸18からこの回転軸18と前記
軸心Oとの間の距離に等しい距離を隔てた位置に
ピン軸12aを取付け、該ピン軸12aを介して
上記レバー17に一端部が回動可能に連結された
連結棒14の他端部を前記揺動歯車13に偏心状
態で回動可能に枢着し、上記レバー17をピン軸
12aが返還歯車11の軸心Oと一致する方向に
付勢するばね19を設け、前記返還歯車11に回
転軸18を中心とする円周に沿つて湾曲管15を
取付けると共に、該湾曲管15内に前記レバー1
7に突設された突起部17aを該湾曲管15に沿
つて移動可能に突入させ、上記湾曲管15に一体
接続されると共に、返還歯車11と同軸上に配管
され直管16内に押棒21を挿入し、該直管16
内から湾曲管15内にかけての上記押棒21と突
起部17aとの間に多数の球体20を介在させ、
前記押棒21の押し込みにより、球体20及びレ
バー17を介して前記ピン軸12aが前記ばね1
9に抗して返還歯車11の軸心O上から偏心可能
としてなる構成を採用するものである。
(実施例) 以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明す
る。
第1図および第2図において、扇風機の座台
1、支柱2、支柱に固定された固定歯車3、固定
歯車の軸心を首振り軸として首振りを行う首振り
部4、モータ5、モータ軸5a、モータ5の底面
に形成した首振り軸突起管6、モータ軸5aの後
端部に形成されたウオーム7、ケース8内におい
てウオーム7とかみ合うウオームギヤ9、これと
軸9aにより連結された駆動歯車10、これとか
み合う返還歯車11、これに取付けられその軸心
に対して偏心可能なピン軸12aを有する偏心手
段12、前述の固定歯車3とかみ合うよう首振り
部4に設けられた固定歯車よりも大きい揺動歯車
13、これの偏心位置に設けたピン13aと前述
のピン軸12aとにおいてそれぞれ回動可能に取
付けられた連結棒14などが示されている。
特に第3図および第4図を参照し、偏心手段1
2について説明する。偏心手段12は、返還歯車
11の軸心に設けられた穴11aに挿入される直
管16、この直管16と滑らかに連続する円形状
の弯曲管15、この弯曲管15に設けられた円形
状の案内溝15a、前記弯曲管15の天部に取付
けられた天板15b、この天板15bの中心に設
けられたねじ穴15cおよび穴15d、前記直管
16と前記弯曲管15にわたりこれらの管内に挿
入された多数の球体20……、これらの球体20
を押すための押棒21などを有している。略V字
形のレバー17は、直角に曲げられた接当部17
aが案内溝15aから弯曲管15内に突入し、こ
れが前述の球体20に押されて移動するようにし
て、軸ねじ18によりスペーサ18aを介してね
じ穴15cに回動可能に取付けられている。この
ときに、ばね19の両端が穴15dと穴17bと
に挿入されて装着され、これによつてレバー17
を球体20に当接する方向、すなわち第4図の左
回転方向に付勢するようになつている。レバー1
7には、前記軸ねじ18からこの軸ねじ18と返
還歯車11の軸心Oとの間の距離に等しい距離を
隔てた位置にねじ穴17cが設けられており、こ
こに連結棒14の一端部がスペーサ14aを介し
て軸ピン12aにより回動可能に取付けられてい
る。そして直管16と弯曲管15とは、その接続
部近辺が返還歯車11の取付部片11bの溝11
c内に嵌入し、止めねじ11dによつて抜け止め
がなされて取付けられている。
さて、押棒21が押されていないときは、軸ピ
ン12aは返還歯車11の軸心Oの位置にあるが
(第5図Aの状態)、この押棒21を押すことによ
つて、直管16内の球体20が下方へ押されて弯
曲管15内に順次進入していき、これによつてレ
バー17の接当部17aが押され、レバー17は
ばね19に抗して軸ねじ18を中心に回動し、そ
の結果、軸ピン12aは返還歯車11に対して一
定の位置に偏心することになる。したがつて、こ
の状態で返還歯車11が回転すると、第5図Bに
示すように、ピン軸12aの偏心量をクランクの
回転半径として、連結棒14を介して揺動歯車1
3を回動させることとなり、これによつて首振り
部4全体が固定歯車3のまわりに回動することに
なるのである。
上述の説明から明らかなように、押棒21の移
動距離によつてレバー17の回動角度が変化し、
したがつてピン軸12aの偏心量が変わり、首振
り角度を調整することができるのであり、そし
て、揺動歯車13が固定歯車3よりも大きいか
ら、360度のような広角度の首振りが行えるので
ある。
一方、押棒21を押すための操作手段は、一端
をピン22で枢着され押棒21に押当する作動片
23に、ワイヤ24の一端が連結されている。ワ
イヤ24は、チユーブ24a、首振り軸突起管
6、および支柱2内を通つて操作引片29にその
他端が連結されている。操作引片29は、操作棒
27にピン31で枢着された作動棒30と一体に
形成されており、ばね32によつてワイヤ24を
操作棒27の方へ引く方向に付勢され、通常時は
操作引片29の先端部29aが操作棒27に当接
している。操作棒27は、その一端がピン28に
より座台1に枢着され、他端がハンドル25によ
つて回動される円筒状の傾斜板26の傾斜面26
aに当接しており、ハンドル25の回転角度に応
じてワイヤ24が下方へ引張られるとともに、偏
心手段4の状態によつてワイヤ24が下降できな
いときは、ばね32がたわんで操作棒27のみが
下方へ回動することとなる。なお、33は電線で
ある。
上述のように構成された首振り装置の作用を説
明すると、ハンドル25の回転位置に応じて作動
片23が上下し、これに当接する押棒21が上下
する。これによつて前述したようにピン軸12a
が偏心し、その偏心量に応じた角度で首振り部4
が首振りを行う。返還歯車11の回転によつて弯
曲管15も回転するが、首振りを行うためにピン
軸12aに加わる負荷は、レバー17を球体20
の方へ押付ける方向に作用する。そのため、首振
りの最中においては、ハンドル25を回してより
大きな首振り角度を設定すると、押棒21は下降
せず、したがつてワイヤ24は移動せずにばね3
2がたわむこととなり、首振りが左右いずれかの
最大角度に達したときに、ばね32の力によつて
押棒21が押し下げられ、ピン軸12aが設定さ
れた首振り角度に対応する偏心位置に移動するこ
ととなる。
上述の実施例においては、首振り角度を広範囲
に且つ滑らかに調整することができ、ハンドル2
5と偏心手段12との間にばね32が介在してい
るため、ワイヤ24の切断および偏心手段12そ
の他の部材の異常摩耗や破損が発生せず、故障が
少ない。ワイヤ24および電線33は左右に回動
するだけであるから、大きくねじれることがなく
て傷みが少なく、スリツプリングなどを用いる必
要がない。また、従来のような摺動する十字溝カ
ムを用いていないので、常時摺動する部分がほと
んどなく、摩耗による作動不良やガタツキが起こ
りにくいと共に、多量のグリースを必要とせず、
これが飛散して周囲を汚すということもない。
上述の実施例において、固定歯車3および揺動
歯車13は、互にかみ合う部分のみに歯が設けら
れたものでもよい。これらの間に別の歯車を介在
させてもよい。連結棒14やレバー17の形状は
種々のものが採用できる。伝動手段や操作手段の
機構は種々のものが採用できる。
(発明の効果) 本発明によると、首振り角度を広範囲にとるこ
とができ、例えば360度の首振りをも行うことが
でき、しかもその調整が滑らかに行える。また、
従来のカムのように常に摺動する部分がないの
で、摩耗による作動不良やガタツキが起こりにく
く、多量のグリースを必要としないのでこれば飛
散して周囲を汚すのを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の実施例を示すもので、第1図は
扇風機の羽根およびカバーを外した外観斜視図、
第2図は首振り装置の全体機構を示す斜視図、第
3図は偏心手段を斜め下方から見て示す分解斜視
図、第4図は偏心手段の底面図、第5図Aおよび
Bは首振り運動の機構を説明するための底面図、
第6図は第2図の操作手段の一部を示す側面図で
ある。 1……座台(本体)、2……支柱(本体)、3…
…固定歯車、4……首振り部、5……モータ、1
1……返還歯車、12a……ピン軸、13……揺
動歯車、13a……ピン、14……連結棒、15
……弯曲管、16……直管、17……レバー、1
7a……接当部(突起部)、18……軸ねじ(回
転軸)、19……ばね、20……球体、21……
押棒。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 扇風機の首振り部4のモータ5により減速伝
    動手段を介して回転駆動される返還歯車11と、
    首振り軸と同軸上において扇風機の本体1,2に
    対して固定された固定歯車3と、該固定歯車3と
    かみ合うよう前記首振り部4に設けられ該固定歯
    車3よりも大きい揺動歯車13とを有し、前記返
    還歯車11に該返還歯車11の軸心Oと偏心状態
    で平行する回転軸18を介してレバー17を回動
    自在に取付け、該レバー17には、前記回転軸1
    8からこの回転軸18と前記軸心Oとの間の距離
    に等しい距離を隔てた位置にピン軸12aを取付
    け、該ピン軸12aを介して上記レバー17に一
    端部が回動可能に連結された連結棒14の他端部
    を前記揺動歯車13に偏心状態で回動可能に枢着
    し、上記レバー17をピン軸12aが返還歯車1
    1の軸心Oと一致する方向に付勢するばね19を
    設け、前記返還歯車11に回転軸18を中心とす
    る円周に沿つて湾曲管15を取付けると共に、該
    湾曲管15内に前記レバー17に突設された突起
    部17aを該湾曲管15に沿つて移動可能に突入
    させ、上記湾曲管15に一体接続されると共に、
    返還歯車11と同軸上に配管された直管16内に
    押棒21を挿入し、該直管16内から湾曲管15
    内にかけての上記押棒21と突起部17aとの間
    に多数の球体20を介在させ、前記押棒21の押
    し込みにより、球体20及びレバー17を介して
    前記ピン軸12aが前記ばね19に抗して返還歯
    車11の軸心O上から偏心可能としてなる扇風機
    の首振り装置。
JP27846185A 1985-12-11 1985-12-11 扇風機の首振り装置 Granted JPS62139998A (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27846185A JPS62139998A (ja) 1985-12-11 1985-12-11 扇風機の首振り装置

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JP27846185A JPS62139998A (ja) 1985-12-11 1985-12-11 扇風機の首振り装置

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JPS62139998A JPS62139998A (ja) 1987-06-23
JPH0459480B2 true JPH0459480B2 (ja) 1992-09-22

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JP27846185A Granted JPS62139998A (ja) 1985-12-11 1985-12-11 扇風機の首振り装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7412909B2 (en) 2002-02-07 2008-08-19 Katsuya Kawakita Non-stage transmission and device having non-stage transmission
JP3858175B2 (ja) * 2002-02-07 2006-12-13 克也 川北 無段変速機および無段変速機を有する機器

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JPS62139998A (ja) 1987-06-23

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