JP2001518423A - アクチュエータ - Google Patents

アクチュエータ

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Abstract

(57)【要約】 1つのモータ(14)を含み、互いに直交する2つの軸(6)(7)を中心とする枢動運動を生じさせるためのアクチュエータ(10)が記載されている。ウォーム(21)と、2つの出力を有する回転を選択できるカップリング(50)に結合されたウォームホイール(22)とによって、一次減速段(20)が形成され、前記出力の各々は、ウォーム(31)(41)およびウォームホイール(32)(42)から成る二次減速段(30)(40)に結合されている。ピン/スロットカップリング(35)(36)を介し、各二次ウォームホイール(32)(42)は、変位すべき部品(16)に結合されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は、2つの異なる、互いに独立した設定運動を行うための2つの出力部
品を有するアクチュエータに関する。これら2つの出力部品は、互いに別々に2
つの対象の位置を設定するよう、2つの異なる対象に接続できるが、これら2つ
の出力部品を、一つの対象の2つの異なる設定運動、例えば2つの異なる枢軸を
中心とする2つの枢動運動を行うように、2つの異なる位置で1つの対象に接続
することもできる。より詳細には、本発明は、1つのモータのみしか有しないか
かるアクチュエータに関する。
【0002】 じょうきのようなアクチュエータは、自動車用ウィングミラー(これのみに限
定されず)に特に有効であるので、以下、このような応用例を参照して、本発明
のアクチュエータについて説明する。
【0003】 現在、種々のタイプのウィングミラーが知られている。すなわち、この種のウ
ィングミラーでは、ミラーハウジング内にミラープレートが調節自在に取り付け
られており、このミラープレートの位置は、2つのほぼ垂直の枢軸を中心とする
枢動運動によって調節自在であり、かつこの枢動運動は、そのミラーハウジング
内に取り付けられたモータにより、座席にいるドライバーによって、遠隔的に実
行させることができる。
【0004】 従来、ミラープレートは、4つの方向、すなわち水平の枢軸に対して上下方向
、垂直な枢軸に対して左右方向に枢動できる。従来は、ミラープレートは、これ
ら4つの方向のいずれかに、任意に調節でき、これによって、操作がより容易と
なっていた。
【0005】 しかし、かかるアクチュエータの欠点は、2つのモータが必要であることであ
り、各モータは、2つの方向に回転できなければならず、一方のモータが、上下
方向の変位を生じさせ、他方のモータが、左右の変位を生じさせるようになって
いなければならなかった。かかる2つのモータは、ミラーハウジング内の比較的
広い空間を占め、アクチュエータは、全体として比較的高価となっていた。更に
2つのモータを作動させるために、同様に、比較的高価な4ポジションスイッチ
が必要であった。
【0006】 部品、例えばミラープレートを、任意の位置、すなわち水平方向かつ垂直方向
に設定でき、構造が比較的より安価なアクチュエータが求められている。かかる
要求を満たすために、1つのモータしか有しないアクチュエータが、既に提案さ
れている。
【0007】 かかるワンモータ式アクチュエータは、2つの自由度の各々における周期的変
位に基づくものであり、一方の自由度(水平)は、モータを一方向に回転させる
ことによって得られ、他方の自由度(垂直)は、モータを他方の方向に回転させ
ることによって得られる。従って、かかるアクチュエータでは、任意の配向から
、上記4つの方向のいずれかにミラープレートを調節することはできない。水平
方向の運動自由度に関して、モータを附勢すると、最も左側の位置に到達するま
で左方向の枢動運動が生じ、次に最も右側の位置に達するまで、ミラープレート
は右側への枢動運動を行い、最も右側の位置に達した段階で、枢動運動の方向が
再び反転され、同じような運動が行われる。このような運動を周期的運動と称す
【0008】 一般にワンモータ式アクチュエータは、第1方向に変位するべき部品の周期的
運動を生じさせるための第1周期的変位手段と、第2方向に変位するべき部品の
周期的運動を生じさせるための第2周期的変位手段と、モータと第1および第2
周期的変位手段との間に結合されており、モータが一方向に回転すると、第1周
期的変位手段を駆動し、モータが他の方向に回転すると、第2周期的変位手段を
駆動するための分離−伝達手段とを含んでいる。
【0009】 ドイツ国特許公開第4,321,847号公報は、モータの出力シャフトに取り付けら れたウォームギアにより、2つのギアホイールを駆動するようになっているワン
モータ式アクチュエータについて記述している。各ギアは、一方向カップリング
を介して、第2ウォームを駆動する。第2ウォームは、円形ディスクに同軸状に
結合されたウォームホイールを駆動する。この円形ディスクには、ミラー支持プ
レートに対するカップリングロッドが、偏心的に取り付けられている。
【0010】 このアクチュエータは、比較的多数の部品を有し、またこのアクチュエータで
は、一方向カップリングが双方に設けられている2つのギアホイールを、モータ
が常時駆動しなければならず、そのため、公知のアクチュエータは効率が比較的
低いという欠点を有する。更にこの公知のアクチュエータでは、一方向カップリ
ングにかなり大きい負荷がかかる。
【0011】 特にウィングミラーに使用した場合、例えば電動機構が故障したときに、手で
外力を加えても、ミラープレートを調節できることが好ましい。この目的のため
に、公知のアクチュエータのカップリングロッドは、2部品構造タイプとなって
おり、第1のバー形状をした部品は、中空シリンダとしてほぼ構成された第2部
品内に入れ子式に枢動できるようになっている。この第1のバー形状をした部品
は、リブが設けられた外側表面を有し、第2の中空円筒形部品は、これらリブと
協働するスプリング状突起が設けられた内側表面を有する。外力が加えられると
、これらの突起は、これらリブを横断し、カップリングバーの軸方向の長さを変
えるようになっている。
【0012】 上記の構造には、2つの固有の主な欠点がある。まず第1の場所では、外力を
逆方向に加えることによって、確実に元の位置に戻すことができない。第2の場
所では、手動による変更、すなわち、その後の電気的な調節による結合バーの軸
方向の長さの変更を取り消すことはできない。このことは、手動調節後、アクチ
ュエータの調節範囲が変わってしまうことを意味する。
【0013】 ワンモータ式アクチュエータの別の例は、米国特許第4,474,428号明細書に記 載されている。このアクチュエータでは、モータシャフトと整合するように減速
機構が配置されており、この減速機構の被動シャフトと同心状となるよう、2つ
の駆動ディスクが偏心した状態に取り付けられており、各駆動ディスクは、軸方
向の双方向性カップリングの出力端に結合されている。
【0014】 この駆動ディスクの一方は、リニア運動するように、ミラーハウジング内にベ
アリング取り付けされたフォーク状構造体内に遊びを生じることなく配置されて
いるが、一方、駆動ディスクの他方は、湾曲したバーを介し、ミラー支持プレー
トに接続されたリングにより遊びを生じることなく囲まれている。
【0015】 このような公知の構造体にも、多くの欠点がある。このような公知の構造体の
重要な欠点は、構造がかなり複雑となり、より広い空間を必要とし、かつ手動で
ミラーを調節できないことである。
【0016】 本発明の目的は、従来技術の上記欠点を克服することにある。
【0017】 本発明の一般的な目的は、より簡単で、より安価なワンモータ式アクチュエー
タを提供することにあり、より詳細には、本発明の目的は、比較的簡単に製造で
き、かつ組み立て可能な少数の部品しか有しないワンモータ式アクチュエータを
提供することにある。
【0018】 本発明の別の目的は、調節後、電気的な調節範囲が変化せず、かつアクチュエ
ータを、手動で再び確実にスタート位置へ戻すことができる、手動でも調節可能
なアクチュエータを提供することにある。
【0019】 添付図面を参照して行う、本発明に係わるアクチュエータの好ましい実施例の
次の説明により、本発明の上記およびそれ以外の特徴および利点が明らかとなる
と思う。
【0020】 図中、同じ符号は、同じ部品または相当する部品を示す。
【0021】 ミラープレートを互いに直交する2つの方向に枢動させるための、ウィングミ
ラー用ミラー調節装置は一般に公知であるので、ウィングミラー1の水平断面を
略示する図1を参照し、そのミラー調節装置の構造について、次に、極めて簡単
に説明する。
【0022】 ウィングミラー1は、自動車(図示せず)にベース3を介して取り付けられた
ボール形状をしたミラーハウジング2を含んでいる。垂直枢軸6および水平枢軸
7を中心として、ミラーハウジング2に対して枢動できるミラー支持プレート5
には、ミラープレート4が取り付けられている。枢軸6と7との交点は、ミラー
プレート4の表面のできるだけ近くに位置いていることが好ましい。
【0023】 ミラーハウジング2内には、アクチュエータ10が配置されており、このアク
チュエータ10は、底部部品12とカバー部品13とを有するアクチュエータハ
ウジング11を含んでいる。このアクチュエータハウジング11の底部部品12
は、例えばネジにより、ミラーハウジング2に取り付けられている。一方、アク
チュエータハウジング11のカバー部品13は、例えば同じようにネジにより、
ミラー支持プレート5に取り付けられている。
【0024】 このミラー支持プレート5は、アクチュエータハウジング11のカバープレー
ト13の一体的部品を形成することもでき、カバー部品13は、アクチュエータ
ハウジング11内に配置されたアクチュエータ部品を保護するよう、ゴミが実質
的に侵入しないように、底部部品12に接続されている。
【0025】 アクチュエータハウジング11内には、単一の電動モータ14が配置されてい
る。このモータは、底部部品12に対して固定され、後述するカップリング手段
17を駆動するようになっている。このカップリング手段17は、係合点Pにて
、アクチュエータハウジング11のカバー部品13に係合し、矢印Aで示される
方向に、カバープレート13を移動させ、よって枢軸6を、中心としてミラープ
レート5およびこのプレートに取り付けられているミラー4を枢動させる。
【0026】 簡潔にするために、図1には示されていないが、当業者には理解できるように
、他の枢軸7を中心とする枢動運動を生じさせるために、カバー部品の別のポイ
ントに係合するような結合手段も可能である。
【0027】 図2は、アクチュエータ10のいくつかの重要部品の互いに空間的な配置を示
す斜視図である。これらの部品は、簡潔にするため図には示していないアクチュ
エータのハウジング11内に配置されている。
【0028】 このアクチュエータ10は、そのハウジング内に対称的に配置された単一のモ
ータ14を含んでいる。このモータ14は、簡潔にするために図2には示されて
いない電気的接続点を有し、与えられる電圧に応じて、時計回り方向、または反
時計回り方向に回転する。
【0029】 モータ14は、一次ウォーム21を取り付ける被動シャフト15を有し、この
第1ウォーム21は、一次ウォームホイール22を駆動する。この一次ウォーム
ホイール22も、アクチュエータハウジング11内に対称的に配置されている。
この一次ウォーム21と一次ウォームホイール22との組み合わせは、アクチュ
エータ10の第1減速段20を形成している。
【0030】 一次ウォームホイール22の両側には、2つの二次ウォーム31、41が配置
されており、二次ウォーム31、41の回転軸は、一次ウォーム21の回転軸と
ほぼ直角な直線上にあり、各二次ウォームは、二次ウォームホイール32、42
を駆動する。
【0031】 第1の二次ウォーム31と第1の二次ウォームホイール32との組み合わせは
、1つの枢軸を中心とする枢動運動に関する、アクチュエータ10の第2減速段
30を形成し、一方、第2の二次ウォーム41と第2の二次ウォームホイール4
2との組み合わせは、他方の枢軸を中心とする枢動運動に関する、アクチュエー
タ10の第2の減速段40を形成する。基本的には、これら2つの減速段30と
40とは同一であり、かつ鏡像関係にあり、互いに対称的に配置されている。従
って、以下、減速段30だけについて更に説明する。
【0032】 図3Aは、係合ポイントPの位置にあるアクチュエータハウジング11の一部
分の略側面図であり、図3Bは、係合ポイントPの位置にある第1の二次ウォー
ムホイール32の横断面を略示している。
【0033】 第1の二次ウォームホイール32には、ディスク33が同軸状に取り付けられ
ており、このディスクの円周面は、第1の二次ウォームホイール32に対するベ
アリング面として働く。第1の二次ウォームホイール32から反対を向くディス
ク33の軸方向の端面34には、偏心した状態でピン35が取り付けられている
。アクチュエータハウジング11のカバー部品13は、壁部分16を含み、この
壁部分16は、ミラー支持プレート5に対して直角に配置され、この壁部分16
には、ミラー支持プレートとほぼ平行をなすスロット36が設けられている。
【0034】 ウォームホイール32とディスク33とは、一体的部品として形成することが
好ましい。一方、ウォームホイール32とディスク33とピン35との組み合わ
せを、例えば射出成形により容易に製造できるような単一部品となるように、ピ
ン35も、ディスク33と一体的に製造してもよい。
【0035】 当業者であれば、ピン35とスロット36との間のカップリングを介して、ウ
ォームホイール32が回転する結果、アクチュエータハウジング11のカバー部
品13が、方向Aに往復運動すること、すなわち、ミラー支持プレートの往復枢
動運動が生じることが理解できよう。
【0036】 アクチュエータ10は、ミラープレート4の手動調節の可能性が省略された場
合に、二次ウォームホイール32が、ピン35およびスロット36を介し、アク
チュエータハウジング11のカバー部品13の壁部分16に常時結合するような
構造とすることができる。
【0037】 しかし、本発明は、ピン35とスロット36との間の、力が制限されたカップ
リングを比較的簡単に提供するものである。このことは、所定のスレッショルド
レベルよりも過剰な外力が生じた場合に、ピン35がスロット36を離間するこ
とを意味する。このスレッショルドレベルは、正常に作動している間、生じる摩
擦力が、そのスレッショルドレベルよりも低いままで、かつ他方、ミラープレー
ト4に手動で圧力を加えることにより、過剰な努力をすることなく、このスレッ
ショルドレベルに打ち勝つことができるように選択されている。
【0038】 本発明は、ピン35とスロット36との間のかかる力の制限されたカップリン
グを実現するいくつかの変形例も提案するものである。第1の変形例では、壁部
分16は若干フレキシブルとなっており、そのため、壁部分16は、外力が加え
られている間、若干外側に曲がり、この壁部分16とディスク33との間の距離
を増すようになっている。
【0039】 第2の変形例では、ウォームホイール32に対するピン35の軸方向位置は可
変となっている。図4Aおよび4Bには、このような第2の変形例が示されてお
り、各図は、ウォームホイール32の長手方向断面を示している。
【0040】 図4Aに示す実施例では、ウォームホイール32には、偏心状態に設けられて
いる軸方向を向くボア130が設けられており、このボア内にピン35が配置さ
れており、軸方向にスライド可能となっている。ピン35とボア130の底部と
の間には、弾性部材131が配置されており、この弾性部材131は、ピン35
を外側、すなわち図4Aにおいて左側に押圧する。ピン35は、ボールと置換す
ることが好ましい。
【0041】 図4Bに示す実施例では、ウォームホイール32は、可撓性のL字形リップ1
32を含み、このL字形リップ132の一端は、ディスク33のエッジ部分に取
り付けられており、このL字形リップ132の他端は、ピン35を構成している
。この最後の実施例の利点は、ウォームホイール32とディスク33とピン35
を備えたL字形リップ132との組み合わせを、単一の一体的部品として製造で
きることである。
【0042】 ピン35とスロット36とのカップリングを外すのを容易とするために、スロ
ット36のエッジ部分には、若干面取りをすること、すなわち丸くすることが好
ましく、またピン35は、凸状または切頭円錐形の端部を有することが好ましい
【0043】 ミラープレート4は手動で調節され、ピン35がスロット36を離間している
場合、ピン35の位置は変わらないままである。本発明の重要な特徴によれば、
ミラープレート4の元の位置を、その後、簡単に再び見つけることができる。そ
の理由は、ミラープレート4とピン35とを手動で枢動させて戻すと、ピン35
がスロット36内にスリップ運動しながら、ピン35とスロット36とが再び互
いに接触するからである。
【0044】 本発明の別の重要な特徴によれば、ミラープレート4を手動で調節した後に、
再びモータ14を作動させることにより、ミラープレート4を調節することも可
能である。ウォームホイール32が回転する際に、ピン35はまず壁部分16に
沿って移動する。この移動は、スロット36に会うまで続き、ピン35は、スロ
ット36内にスリップ運動するからである。初期の手動調節をしても、ミラープ
レート4の調節範囲は、影響されないことが理解できると思う。
【0045】 基本的には、壁部分16を平らな壁部分とすることができる。しかし、壁部分
は球面の一部の形状を有していることが好ましく、この場合、球面の中心は、枢
軸6と7との交点Sとほぼ一致する。この場合、ディスク33の端面34も、球
面の一部の形状となっていることが好ましい。この場合の球面の中心も、枢軸6
と7との交点Sにほぼ一部するが、ウォームホイール32の回転軸が、この交点
Sを通過することが好ましい。
【0046】 このことは、2つの二次ウォームホイール32、34の2つの回転軸は、点S
で交差することを意味する。従って、2つの二次ウォームホイール32、42の
2つの回転軸は、本例では、各二次ウォーム31、41の回転軸に対して傾斜し
ており、そのため、二次ウォームホイール32、42の軸方向の長さは、対応す
るウォーム31、41の直径よりも長い。
【0047】 上記実施例では、二次ウォームホイール32の回転軸は、壁部分16とほぼ直
交している。別の実施例では、二次ウォームホイール32の回転軸は、ミラー支
持プレート5とほぼ直交し、ディスク33は、図5に示すように、その面37を
介して、壁部分16に係合する。従って、二次ウォームホイール32の回転軸は
、対応する二次ウォーム31の回転軸とほぼ直交する。この場合、ディスク33
のほうが、より軸方向に長い長さを有するが、ディスク33の直径は、壁部分1
6の輪郭に合致するように、軸方向の位置に応じて決めることが好ましい。
【0048】 図5に示す例では、ディスク33の面37には、それ自身内で閉じている突出
するリッジ(うね)38が形成されており、このリッジは、壁部分16の凹状部
分、すなわち溝36に係合している。このリッジ38の機能は、最初に述べたピ
ン35の機能に相当する。すなわち、ウォームホイール32が回転すると、壁部
分16を向くリッジ38部分の軸方向位置が変化し、壁部分16の溝36は、こ
の変化する軸方向位置に周期的に従う。
【0049】 上記とは異なり、リッジ38を、閉じた溝に置換できる。この場合、壁部分1
6は、スロット36の代わりに突出するピンを有し、このピンは、上記溝に係合
する。簡潔にするために、図示していないかかる実施例の利点は、この場合にお
いて、ディスク33と壁部分16との間の遊びのない接触を、ウォームホイール
32の全ての回転角位置で、より容易に保証できることである。
【0050】 ディスク33の面37で、リッジまたは溝を使用する利点としては、所定の限
度内で、ウォームホイール32の回転角に応じて、壁部分16の位置を定める関
係を調節できることである。
【0051】 当業者なら理解できるように、図3A〜図3Bに示された実施例の壁部分16
の位置を、ウォームホイール32の回転角のサインとして定めることができる。
このことは、ウォームホイール32の回転速度が一定の場合、壁部分16の変位
速度を、ウォームホイール32の回転角のコサインとして定めることができる。
すなわち、端部位置に隣接する場合、変位速度は極めて遅く、中心位置に隣接す
る場合、変位速度はかなり速くなる。ディスク33の面37上のリッジまたは溝
の形状を適切に選択することにより、より広い範囲の位置にわたって、変位速度
を実質的に一定に維持できる。
【0052】 一次ウォームホイール22と2つの二次ウォーム31、41との間には、回転
を選択できるカップリング50が設けられている。本発明の範囲内では、このこ
とは、カップリングが一次ウォームホイール22の一方向を向く回転を第1の二
次ウォーム31に変換し、カップリングが他方向を向く一次ウォームホイール2
2の回転を、第2の二次ウォーム41に変換することを意味する。従って、モー
タ14の回転方向に応じ、ミラーブレード4は、枢軸6、7の一方または他方を
中心とする振動枢動運動を行う。
【0053】 本発明は、かかる回転を選択するカップリング50の異なる実施例も提供する
ものである。以下、図6〜図8を参照して、これらの実施例について説明する。
【0054】 図6は、回転選択可能なカップリング50の第1の実施例を、略示している。
第1のウォームホイール22は、アクチュエータのハウジング11の底部部分1
2の部品を形成する2つのベアリング51、52に、回転自在に取り付けられて
いる。第1の二次ウォーム31は、アクチュエータハウジング11の底部部分1
2の部品を形成する2つのベアリング53、54内に、回転自在に取り付けされ
ている。第2の二次ウォーム41は、その底部部分12の部品を形成する2つの
ベアリング55、56内に回転自在に取り付けられている。
【0055】 2つの二次ウォーム31、41の回転軸は、一次ウォームホイール22の回転
軸57と整合しており、一次ウォームホイール22は、軸方向のボア62を有す
る。2つの二次ウォーム31、41は、一次ウォームホイール22の方を向く軸
方向部分63、64を有する。
【0056】 一次ウォームホイール22と第1の二次ウォーム31との間には、第1の螺旋
スプリング65が設けられている。第1の螺旋スプリング65の一端66は、一
次ウォームホイール22に固定されており、図示するように、この端部66は、
一次ウォームホイール22の軸方向ボア62内にクランプ可能に嵌合されている
。第1の螺旋スプリング65の他端部67は、第1の二次ウォーム31の軸部分
63のまわりに密着嵌合して取り付けられている。
【0057】 同様に、一次ウォームホイール22と第2の二次ウォーム41との間には、第
2の螺旋スプリング68が設けられている。このスプリングの一端69は、一次
ウォームホイール22に固定されており、同じく、他端70は、第2の二次ウォ
ーム41の軸部分64のまわりに、密着嵌合して取り付けられている。2つの螺
旋スプリング65のピッチと68のピッチは一致している。
【0058】 構造上の変形例では、これら2つの螺旋スプリング65および68は、中心部
分が一次ウォームホイール22に固定的に取り付けられた単一の連続螺旋スプリ
ングに置換される。
【0059】 軸のまわりに一端が巻かれている螺旋スプリングは、その螺旋のピッチの方向
に螺旋の一端が回転した場合、第1端部の巻線部の直径はより大きくなり、従っ
て、その軸に対してスリップする傾向がある。しかし、螺旋の他端部がピッチの
方向と反対方向に回転すると、第1端部の巻線部の直径はより小さくなろうとし
、その軸のまわりに巻き付くようなる。従って、一次ウォームホイール22が回
転する間、螺旋スプリング65、68の端部67、70の一方は、関連する軸6
3、64に巻き付き、対応する二次ウォーム31、41を駆動するが、一方、端
部70、67の一方はスリップし、対応する二次ウォームホイール42、32に
よって生じる抗力に抗して、対応する二次ウォーム41、31を引くことはでき
ない。
【0060】 図7Aは、図6を参照して説明した第1実施例の変形例と見なすことができる
第2実施例の細部の斜視図である。従って、図6も参照しながら、この第2実施
例について説明する。
【0061】 第1実施例とは異なり、螺旋スプリングの端部67、70は、二次ウォーム3
1、41の軸部分63、64のまわりにクランプされた状態で設けられていない
が、この軸部分63、64のまわりに自由に回転できる。螺旋スプリング65、
68は、他の状態に対して若干弾性圧縮されている。すなわち螺旋スプリング6
5、68は、圧縮応力状態となっているが、一方、それらの端部67、70は、
軸63、64にそれぞれ設けられているフランジ71、72を軸方向に押圧する
【0062】 簡潔にするあたに、図7Aは、螺旋スプリング65の連動する端部67を有す
る第1の二次ウォーム31の軸63しか示していない。図7Bの略斜視図からよ
り明らかとなるように、フランジ71には、クサビ状の外観を有するカム73が
形成されている。図7Bは、異なる方向から見たフランジ71を示している。
【0063】 当業者であれば、螺旋スプリング65の端部67は、一次ウォームホイール2
2が図7A内の矢印P1が示す方向に回転する場合、ウォーム31に形成された
カム73に沿って移動するが、一次ウォームホイール22が、図7A内の矢印P
2が示す反対方向に回転する場合、螺旋スプリング65の端部67は、ウォーム
31に形成されたカム73に沿って移動することはできず、このカム73によっ
て軸方向に圧縮されることが理解できよう。
【0064】 図8Aは、回転を選択可能なカップリング50の第3実施例の一次ウォームホ
イール22の回転軸57に沿った長手方向断面を略示し、図8Bは、図8A内の
B−B線に沿う横断面図を示す。
【0065】 第1の二次ウォーム31の軸部分63は、一次ウォームホイール22の中心開
口部62内に延びている。この軸部分63は、径方向に向いた側面82を有する
カム81を備え、カム81の他方の側面は、直径が徐々に小さくなっており、カ
ム81の断面は、ほぼ図6の形状となっている。軸63は、1つのカム81の代
わりに、円周方向に互いに変位する数個のカムを含むことができる。
【0066】 一次ウォームホイール22の中心開口部62の内側壁には、カップリングフィ
ンガー91が形成されている。このフィンガー91は、径方向と所定の角度をな
す方向に、その内側壁から内側に向いている。
【0067】 カップリングフィンガー91は、ややフレキシブルであり、一次ウォームホイ
ール22の中心開口部62の内側壁に対して屈曲したり、枢動したりすることが
できる。1つのカップリングフィンガー91の代わりに、一次ウォームホイール
22の中心開口部62には、円周方向に互いに変位できる数個のカップリングフ
ィンガーを設けることができる。
【0068】 当業者であれば、図8B内の矢印P1の示す方向に、一次ウォームホイール2
2が回転すると、カップリングフィンガー91は、ウォーム31に形成されたカ
ム81に沿って移動し、一方、一次ウォームホイール22が、図8B内の矢印P
2が示すような逆方向に回転すると、カップリングフィンガー91は、ウォーム
31に形成されたカム81に沿っては移動できず、カム81によって外側に曲げ
られることが理解できると思う。
【0069】 一次ウォームホイール22には、しかるべき態様で、1つ以上のカップリング
フィンガーが設けられている。これらフィンガーは、第2の二次ウォーム41と
結合し、一次ウォームホイール22は、当業者が理解できるように対称的である
ことが好ましい。
【0070】 第1実施例の利点は、被動軸にわたって、スプリングの端部がスリップする際
に、実質的にノイズが発生しないことである。他の2つの実施例では、ガラガラ
というノイズを発生する。
【0071】 第3実施例の利点は、製造および組み立てが簡単であり、部品が少数であり、
従ってより安価である。従って、第3実施例が好ましい。
【0072】 以上、略図を参照して、本発明の構造および作動について説明した。図9A〜
図9Cには、本発明に係わるアクチュエータの実施例が示されている。これらの
図では、アクチュエータのハウジング11の底部部品12とカバー部品13とは
、ボールジョイント18によって中心点で相互に接続されており、このボールジ
ョイントは、水平方向の枢動運動および垂直方向の枢動運動に対する共通枢動点
として働く。
【0073】 当業者であれば、特許請求の範囲に記載した発明の概念、すなわち保護範囲か
ら逸脱することなく、本発明に係わる装置の図示した実施例を、変形または変更
することが可能であることが容易に理解できると思う。
【0074】 例えば、図8A〜図8Bに示す実施例に関し、螺旋スプリング65が軸部分6
3の外側表面に係合せず、ウォームホイール31に形成された軸方向ボアの内側
表面に係合させることも可能である。
【0075】 また、螺旋状に巻かれた螺旋スプリング65、68を、二次ウォーム31、4
1の軸部分63、64に固定的に取り付け、スリップしながら、またはラチェッ
トカップリングを介し、一次ウォームホイール22に結合するようにすることも
可能である。
【0076】 更に、図8A〜図8Bに示された実施例に関し、例えば一次ウォームホイール
22の中心開口部63の内側壁に非対称のカムを設け、一方、中心開口部62内
に延びる軸部分63、64に、可撓性カップリングフィンガーを設けることも可
能である。
【0077】 以上の説明では、アクチュエータのハウジング11の底部部分12を、ミラー
ハウジング2に取り付け、ミラー支持プレート5にカバー部分13を取り付けて
あるとした。しかし、このアクチュエータハウジング11は、他の方法でも取り
付けることが可能である。
【0078】 上記説明では、1つのモータしか含まず、4つの異なる運動を行うようになっ
ているアクチュエータに関連して、本発明の特定の利点について説明した。本発
明の重要な特徴は、回転運動の可動部品の2つの異なる方向の周期的運動に変換
できるカップリング部材にあり、本発明に係わるこのカップリング部材は、細長
いスロットに係合するよう、軸方向に向き、かつ偏心的に設けられたカップリン
グピンを含むウォームホイールとして構成されている。しかし、かかるカップリ
ング部材は、2つの異なる運動を行う1つのモータ、または4つの異なる運動を
行う2つのモータを含むアクチュエータでも有効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 ウィングミラーの略断面図である。
【図2】 本発明に係わるアクチュエータの実施例における可動部品の斜視略図である。
【図3】 アクチュエータハウジングを示す図であり、そのうちの図3Aはアクチュエー
タハウジングの細部を示す略側面図であり、図3Bは図3A内のB−B線に沿う
略断面図である。
【図4】 二次ウォームホイールを示す長手方向略断面図であり、そのうちの図4Aは、
二次ウォームホイールの一実施例の長手方向略断面図であり、図4Bは、二次ウ
ォームホイールの別の実施例の長手方向略断面図である。
【図5】 構造上の変形例の、図3Bに相当する断面図である。
【図6】 回転を選択できるカップリングの実施例の略横断面図である。
【図7】 回転を選択できるカップリングの略斜視図であり、そのうちの図7Aは、回転
を選択できるカップリングの構造上の変形例の細部を示す略斜視図であり、図7
Bは、異なる方向から見た、図7Aに示された構造上の変形例の略斜視図である
【図8】 回転を選択できるカップリングの好ましい実施例を示す略横断面図であり、そ
のうちの図8Aは、回転を選択できるカップリングの好ましい実施例の、図6に
相当する略横断面図であり、図8Bは、図8A内のB−B線に沿った略断面図で
ある。
【図9】 本発明に係わるアクチュエータの実施例を示す図であり、そのうちの図9Aは
、本発明に係わるアクチュエータの実施例の平面図であり、図9Bは、図9Aの
アクチュエータの側面図であり、図9Cは、図9Aのアクチュエータの横断面図
である。
【符号の説明】
1 ウィングミラー 2 ミラーハウジング 3 ベース 4 ミラープレート 5 ミラー支持プレート 6 垂直枢軸 7 水平枢軸 10 アクチュエータ 11 アクチュエータハウジング 12 底部部品 13 カバー部品 14 モータ 15 被動シャフト 17 カップリング手段 20 第1減速段 21 一次ウォーム 22 一次ウォームホイール 30 第2減速段 31、41 二次ウォーム 32、42 二次ウォームホイール 33 ディスク 34 軸方向端面 35 ピン 36 スロット

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一次ウォーム(21)および一次ウォームホイール(22)
    によって形成された第1減速段(20)と、 第1の二次ウォーム(31)および第1の二次ウォームホイール(32)によ
    って形成された第2減速段(30)と、 第2の二次ウォーム(41)および第2の二次ウォームホイール(42)によ
    って形成された第3減速段(40)と、 一方の側の一次ウォームホイール(22)と他方の側の第1の二次ウォーム(
    31)および第2の二次ウォーム(41)との間に結合される回転を選択できる
    カップリング(50)と、 ハウジングの底部(12)および2つの異なる枢軸(6)(7)を中心として
    、ハウジングの底部(11)に対して枢動できるハウジングのカバー(13)を
    含むアクチュエータハウジング(11)とを備え、 前記減速段(20)(30)(40)は、前記ベアリングのハウジング(12
    )にベアリングで取り付けられており、前記二次ウォームホイール(32)(4
    2)の各々は、ウォームホイール(32)(42)の回転を、前記枢軸(6)(
    7)の1つを中心とする前記ハウジングカバー(13)の周期的枢動運動に変換
    するよう、前記ハウジングカバー(13)の互いに異なる部分に、取り外し自在
    に結合されているワンモータ式アクチュエータ(10)。
  2. 【請求項2】 ウォームホイール(32)は端面(34)を有し、ハウジン
    グカバー(13)の壁部分(16)に形成されたリセスまたはスロット(36)
    に係合する、軸方向に向き、かつ偏心した状態に設けられたピン(35)が、前
    記端面(34)に設けられている、請求項1記載のアクチュエータ。
  3. 【請求項3】 外力が発生している間、前記壁部分(16)を曲げることに
    より、前記ピン(35)が前記スロット(36)を離間できるよう、前記壁部分
    (16)が、ややフレキシブルな構造となっている、請求項2記載のアクチュエ
    ータ。
  4. 【請求項4】 前記ピン(35)が、前記ウォームホイール(32)に対し
    て軸方向に変位可能である、請求項2記載のアクチュエータ。
  5. 【請求項5】 前記ピン(35)が、前記ウォームホイール(32)内のほ
    ぼ軸方向を向くボア(130)内に収容されており、かつ前記ボア(130)内
    に、弾性部材(131)が配置されている、請求項4記載のアクチュエータ。
  6. 【請求項6】 前記ピン(35)が、前記ウォームホイール(32)に曲げ
    可能または枢動自在に取り付けられた、ほぼL字形のリップ(132)によって
    形成されている、請求項4記載のアクチュエータ。
  7. 【請求項7】 前記L字形リップ(132)および前記ウォームホイール(
    32)が、1つの部材として一体的に形成されている、請求項6記載のアクチュ
    エータ。
  8. 【請求項8】 ウォームホイール(32)が、このホイールに同軸状に形成
    されたディスク(33)を含み、ハウジングカバー(13)の壁部分(16)内
    に形成されたリセスまたはスロット(36)と係合し、かつ閉じているリッジ(
    38)が、前記ディスクの面(37)に設けられている、請求項1記載のアクチ
    ュエータ。
  9. 【請求項9】 外力が発生している間、前記壁部分(16)を曲げることに
    より、前記リッジ(38)が前記スロット(36)を離間できるよう、前記壁部
    分(16)がややフレキシブルな構造となっている、請求項8記載のアクチュエ
    ータ。
  10. 【請求項10】 前記リッジ(38)が溝に置換されており、前記スロット
    (36)が突起に置換されている、請求項8または9記載のアクチュエータ。
  11. 【請求項11】 軸方向を向き、かつ偏心して位置するピン(35)が、端
    面(34)に設けられているウォームホイール(32)。
  12. 【請求項12】 前記ピン(35)が、前記ウォームホイール(32)に対
    して軸方向に変位可能である、請求項11記載のウォームホイール。
  13. 【請求項13】 前記ピン(35)が、前記ウォームホイール(32)内の
    ほぼ軸方向を向くボア(130)内に収容されており、かつ前記ボア(130)
    内に弾性部材(131)が配置されている、請求項12記載のウォームホイール
  14. 【請求項14】 前記ピン(35)が、前記ウォームホイール(32)に曲
    げ可能、または枢動自在に取り付けられた、ほぼL字形のリップ(132)によ
    って形成されており、かつ前記L字形リップ(132)および前記ウォームホイ
    ール(32)が、1つの部材として一体的に形成されている、請求項12記載の
    ウォームホイール。
  15. 【請求項15】 前記回転を選択できるカップリング(50)が、一方の側
    で、一次ウォームホイール(22)に剛性的に取り付けられ、他方の側で、第1
    の二次ウォーム(31)に結合された第1の螺旋状に巻かれた螺旋スプリング(
    65)と、一方の側で、一次ウォームホイール(22)に剛性的に取り付けられ
    、他方の側で、第2の二次ウォーム(41)に結合された第2の螺旋状に巻かれ
    た螺旋スプリング(68)を含む、請求項1〜10のいずれかに記載のアクチュ
    エータ。
  16. 【請求項16】 螺旋スプリング(65)(68)と二次ウォーム(31)
    (41)との間のカップリングが、巻き付けスプリングカップリングとして構成
    されている、請求項15記載のアクチュエータ。
  17. 【請求項17】 対応する螺旋スプリング(65)(68)の端部と協働し
    て、一方の側で作用するカム(73)が、各二次ウォーム(31)(41)に設
    けられている、請求項15記載のアクチュエータ。
  18. 【請求項18】 各二次ウォーム(31)(41)が、一次ウォームホイー
    ル(22)内の軸方向の開口部(62)内に延びる軸部分(63)(64)を有
    するように、前記回転を選択できるカップリング(50)が構成されており、か
    つ一方向の回転だけを伝達するように協働する、前記軸方向部分(63)(64
    )の外側表面および前記開口部(62)の内側表面に突出するカムまたはフィン
    ガー(81)(91)が設けられている、請求項1〜10のいずれかに記載のア
    クチュエータ。
  19. 【請求項19】 少なくとも1つのモータ(14)と、前記モータ(14)
    によって駆動される減速伝達機構(20)(30)とを備え、前記伝達機構の最
    終リンクが、請求項11〜14のいずれかに記載のウォームホイール(32)を
    含むアクチュエータ(10)。
  20. 【請求項20】 ミラーハウジング(2)と、このミラーハウジング(2)
    に対して枢動自在なミラープレート(4)と、請求項1〜10のいずれか、また
    は15〜19のいずれかに記載のアクチュエータ(10)とを備える、自動車用
    ウィングミラー(1)。
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