JP4377422B2 - ワイパモータ - Google Patents

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本発明は、正逆転駆動されるモータ部と該モータ部に駆動連結されたリンク機構とが一体に組み付けられて構成されるワイパモータに関するものである。
従来、車両用ワイパ装置において、正逆転駆動するワイパモータを用い、そのモータの正逆転駆動に基づいてワイパを往復揺動させるものがある。このような車両用ワイパ装置において、ワイパモータでダイレクトにワイパを往復揺動させるように構成すると、作動速度及びトルクが一定となるモータの出力特性上、ワイパの揺動両端(停止・下反転位置及び上反転位置)の位置精度が悪化したり、揺動端付近でトルクが不足するという問題がある。
そこで、例えば特許文献1に示されるように、正逆転駆動されるモータ部と該モータ部に駆動連結されたリンク機構とを一体に組み付けて構成し、その出力に基づいてワイパを往復揺動させるワイパモータが提案されている。このワイパモータでは、ワイパの揺動端付近で低速・高トルクとなるリンク機構の特性上、揺動両端の位置精度が向上するとともに揺動端付近のトルクが向上し、モータ部の出力特性を補完するようになっている。
特開平11−34805号公報
ところで、車両搭載のワイパ装置は、配置スペースが益々限定されつつあり、小型化が要求されている。そのため、ワイパ装置の駆動源として用いられる特許文献1のようなワイパモータにおいても、各構成部品の小型のみならず各構成部品の配置の適正化を図り、小型に構成することが要求されている。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであって、その目的は、小型化を図ることができるワイパモータを提供することにある。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、正逆転駆動されるモータ部と該モータ部に駆動連結されたリンク機構とが一体に組み付けられて構成され、そのリンク機構にワイパを固定する出力軸を有してなるワイパモータであって、前記モータ部と前記リンク機構との間に設けられ、前記モータ部の正逆転に基づいて所定角度で往復回動する減速ギヤを有し、該減速ギヤがその往復回動に対応した扇状に形成されるとともに、前記減速ギヤの外周円内側で且つその減速ギヤの非作動範囲に、軸方向視で前記出力軸の一部又は全体が納まるように配置されていることをその要旨とする。
この発明では、モータ部とリンク機構との間に介在される減速ギヤは、モータ部の正逆転に基づく所定角度の往復回動に対応した扇状(噛み合いに支障を来さない扇状)に形成される。つまり、減速ギヤの噛み合いに不要な部分を省略でき、これに対応してモータハウジングを小型化することが可能となる。また、扇状の減速ギヤが所定角度で往復回動することから、減速ギヤの外周円内側に非作動範囲が生じる。そのため、減速ギヤの外周円内側で且つ非作動範囲に、軸方向視で出力軸の一部及び全体が納まるように配置することで、出力軸の配置に要するスペースを省スペースとすることが可能となる。これにより、ワイパモータの小型化が図られる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のワイパモータにおいて、前記リンク機構は、前記モータ部の駆動により往復揺動するクランクと前記出力軸が固定されるレバーとがロッドを介して回転可能に連結された両てこ機構で構成されるものであることをその要旨とする。
この発明では、リンク機構は、モータ部側のクランクと出力軸側のレバーとがロッドにて連結された両てこ機構で構成される。つまり、両てこ機構はロッドが短く小型に構成できることから、ワイパモータの小型化に貢献できる。また、両てこ機構は、出力軸側のレバーを揺動端位置で機械的に規制できることから、例えばワイパの停止位置等、外力が作用するワイパモータに用いる意義は大きい。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載のワイパモータにおいて、前記リンク機構は、前記クランクの回転軸と前記出力軸との軸間ピッチよりも前記ロッドの両端連結点間長さを短く構成したことをその要旨とする。
この発明では、リンク機構は、クランクの回転軸と出力軸との軸間ピッチよりもロッドの両端連結点間長さが短い両てこ機構で構成され、この両てこ機構により、出力軸側のレバーを揺動端位置で機械的に規制できる。
請求項4に記載の発明は、請求項2又は3に記載のワイパモータにおいて、前記減速ギヤは、前記リンク機構のクランクと一体的に連結するとともに、前記モータ部の回転軸に設けられるウォームと噛合するギヤであることをその要旨とする。
この発明では、減速ギヤは、リンク機構のクランクと一体的に連結し、モータ部の回転軸に設けられるウォームと噛合する。つまり、減速機構を1つの減速ギヤを用いて構成することから、ワイパモータの小型化に貢献できる。
本発明によれば、小型化を図ることができるワイパモータを提供することができる。
以下、本発明を具体化した一実施形態を図面に従って説明する。
図1は、本実施形態のワイパ装置を示す。車両フロントガラス1のガラス面1a上の雨水等を払拭する一対のワイパ2は、ワイパアーム2aと、該ワイパアーム2aの先端部に対しガラス面1aの湾曲形状に追従して回動可能に連結されるワイパブレード2bとを備えてなる。各ワイパアーム2aの基端部はそれぞれに用意されるワイパモータ10の出力軸10aに固定され、同期制御される各ワイパモータ10の出力軸10aの往復回動に基づき、各ワイパ2がガラス面1aを払拭する。
図2〜図4に示すように、ワイパモータ10は、モータ部11と、該モータ部11に駆動連結されるリンク機構12とが一体に組み付けられて構成されている。モータ部11は、給電ブラシ(図示略)を有する直流モータにて構成され、ワイパ制御回路Xによる制御に基づいて回転軸13が正逆転駆動される。回転軸13にはウォーム13aが一体に形成されており、ウォーム13aには、ウォームホイールを扇状とした減速ギヤ14が噛合されている。この減速ギヤ14及び回転軸13のウォーム13aにて減速機構が構成されている。減速ギヤ14は、ワイパモータ10のモータハウジング15のギヤ収容部15a内に収容され、該ギヤ収容部15aの開口部にはカバー16が装着される。
減速ギヤ14は、円筒状をなす軸部14aと、該軸部14aから径方向外側に約120°範囲の扇状に延出し外周面に歯が形成されるギヤ部14bとを有し、該ギヤ部14bと回転軸13のウォーム13aとが噛合されている。減速ギヤ14の軸部14aには支軸17が嵌入されている。減速ギヤ14は、その支軸17がモータハウジング15に設けられる軸受18に挿通されて回転可能に支持され、支軸17の先端部がギヤ収容部15aとは反対側に設けられるリンク収容部15bに突出されている。そして、この減速ギヤ14は、回転軸13の正逆転に基づいて所定角度(後述のクランク20と同様、約110°)で往復回動する。
リンク機構12は、リンク収容部15bに収容され、クランク20、ロッド21及びレバー22で構成されている。クランク20は、その基端部が減速ギヤ14の支軸17の先端部に連結ピン23にて一体回転するように連結され、モータ部11からの駆動力が減速ギヤ14を介して伝達される。クランク20の先端部はロッド21の一端と連結ピン24にて回転可能に連結され、該ロッド21の他端はレバー22の先端部と連結ピン25にて回転可能に連結されている。レバー22の基端部には、前記出力軸10aが固定されている。このとき、レバー22は出力軸10aの軸方向略中央部に固定されており、その出力軸10aの基端部はモータハウジング15に設けられる軸受26に挿通され、前記減速ギヤ14の支軸17と平行に回転可能に支持されている。出力軸10aの先端部は、リンク収容部15bの開口部に装着されるカバー19から外部に突出し、前記ワイパ2のワイパアーム2aが固定される。
ここで、本実施形態のリンク機構12は、クランク20がレバー22より若干短く形成されるとともにロッド21がそのクランク20の半分程度の長さに形成され、前記出力軸10aを1/2回転未満の範囲で往復回動する両てこ機構で構成されている。即ち、クランク20の回転中心からロッド21との連結点までの長さa、ロッド21の両端連結点間長さb、レバー22の回転中心からロッド21との連結点までの長さc、及び、クランク20の回転軸(支軸17)とレバー22の回転軸(出力軸10a)との軸間ピッチdとすると、クランク20における長さaがレバー22における長さcより若干短く、これら各長さa,cよりも軸間ピッチdが短く設定され、更にロッド21における長さbが最も短く設定されている。これにより本実施形態では、レバー22の回動角度は約90°、クランク20の回動角度は約110°に設定されている。
またこれに基づき、クランク20と一体回動する減速ギヤ14は、上記したように噛み合いに支障のない約120°範囲の扇状に形成される。つまり、減速ギヤ14の回動角度はクランク20と同様、約110°であることから、減速ギヤ14の作動範囲A1は、約120°の扇形状から約230°となっている(非作動範囲A2は約130°)。また本実施形態では、扇状の減速ギヤ14を用い所定角度で往復回動させることで、レバー22に固定される出力軸10aは、その軸方向から見て、減速ギヤ14の外周円C内側で且つその減速ギヤ14の非作動範囲A2に略全体が納まるように配置され、省スペース化が図られている。因みに、出力軸10aは、後述する図2のレバー22が揺動一端位置に配置された時(ワイパ2が停止・下反転位置P1に位置する時)に減速ギヤ14に近接する位置に配置されている。
このリンク機構12において、図2に示すように、クランク20とロッド21とが直線L1上に並び、クランク20、ロッド21及びレバー22が三角形を形成するそのレバー22の位置が揺動一端位置(第1位置)であり、本実施形態ではこの揺動一端位置がワイパ2の停止・下反転位置P1(図1参照)に設定されている。つまり、クランク20とロッド21とが直線L1上に並ぶ状態では、外力が入力されてもレバー22(出力軸10a)からの回転がリンク機構12の姿勢により機械的に規制されるため、このクランク20とロッド21との状態をワイパ2に荷重のかかる機会の多いワイパ2の停止・下反転位置P1に設定している。また、レバー22の移動が機械的に規制されることから、ワイパ2の停止・下反転位置P1が適正位置に維持され、次にワイパモータ10を駆動させた場合にワイパ2の払拭動作が適切に実行可能となっている。
これに対し、クランク20とロッド21とがその第1位置とは反対側で一直線上に並ぶ第2位置(本実施形態ではクランク20とロッド21とが互いに重なって一直線上に並ぶ位置)に先立ってレバー22とロッド21とが直線L2上に並び、クランク20、ロッド21及びレバー22が三角形を形成するそのレバー22の位置が揺動他端位置であるが、本実施形態では、レバー22とロッド21とが直線L2上に並ぶ位置の直前の図3に示す所定位置(レバー22とロッド21の連結点O1が直線L2より内側となる所定位置)がワイパ2の上反転位置P2に設定されている(図1参照)。これにより、例えば本実施形態の構成を採用しない場合、上反転位置P2においてレバー22(出力軸10a)側から外力が入力されてレバー22とロッド21との姿勢が直線L2を越えて外側に回動してしまうと、次にモータ部11を逆転させてクランク20を逆方向に揺動させても、レバー22はそのリンク機構12の姿勢からわかるようにますます外側に回動するバックリングが発生してしまう。しかし、本実施形態のように、上反転位置P2におけるレバー22とロッド21との姿勢を上記のように設定しているので、次にモータ部11を逆転させてクランク20を逆方向に揺動させれば確実にレバー22も上反転位置P2から逆方向に揺動させることが可能である。
そして、本実施形態のワイパ制御回路Xは、図2に示すレバー22の揺動一端位置を停止・下反転位置P1としてモータ部11の停止又は反転制御を行うとともに、図3に示すレバー22の揺動他端位置の直前位置を上反転位置P2としてモータ部11の反転制御を行い、レバー22とロッド21とが直線L2上に並ぶことにより発生し得るバックリングを防止する構成としている。そして、このようなワイパ制御回路Xの制御に基づいて、ワイパ2の往復払拭動作が行われるようになっている。
また本実施形態では、レバー22とロッド21とが直線L2上に並ぶことにより発生し得るバックリングを機械的に確実に防止する構成として、モータハウジング15にストッパ15cが設けられている。ストッパ15cは、ワイパ2の上反転位置P2におけるレバー22とロッド21とが直線L2上に並ぶ直前の図3に示す所定位置と、上反転位置P2よりも外側でそれらが並ぶ位置との間に、つまり上反転位置P2でクランク20と干渉せず、しかもレバー22とロッド21とが直線L2上に並ぶ前にクランク20に当接し、レバー22の更なる外側への移動を機械的に規制している。
次に、本実施形態の特徴的な作用効果を記載する。
(1)減速ギヤ14は、モータ部11の正逆転に基づく所定角度の往復回動に対応した扇状(噛み合いに支障を来さない扇状)に形成されている。つまり、減速ギヤ14の噛み合いに不要な部分を省略できるので、減速ギヤ14の小型軽量化及び材料費の低減を行うことができ、更にこれに対応してモータハウジング15を小型化することができる。また、扇状の減速ギヤ14が所定角度で往復回動することから、減速ギヤ14の外周円C内側に非作動範囲A2が生じる。そのため、本実施形態のように減速ギヤ14の外周円C内側で且つ非作動範囲A2に、軸方向視で出力軸10aの略全体が納まるように配置することで、出力軸10aの配置に要するスペースを省スペースとすることができる。これにより、ワイパモータ10の小型軽量化を図ることができる。
(2)また、減速ギヤ14は、リンク機構12のクランク20と一体的に連結し、モータ部11の回転軸13に設けられるウォーム13aと噛合するギヤである。つまり、減速機構を1つの減速ギヤ14を用いて構成することから、これによってもワイパモータ10の小型化に貢献することができる。
(3)リンク機構12は、モータ部11側のクランク20と出力軸10a側のレバー22とがロッド21にて連結された両てこ機構で構成されている。つまり、両てこ機構はロッド21が短く小型に構成できることから、ワイパモータ10の小型化に貢献することができる。また、両てこ機構は、出力軸10a側のレバー22を揺動端位置で機械的に規制できることから、ワイパ2の停止・下反転位置P1等、作動範囲外に向けた荷重がかかる本実施形態のようなワイパモータ10に用いる意義は大きい。
(4)また、このリンク機構12において、クランク20とロッド21とが直線L1上に並ぶ揺動一端位置(第1位置)がワイパ2の停止・下反転位置P1に設定され、クランク20とロッド21とが第1位置とは反対側で一直線上に並ぶ第2位置に先立ってレバー22とロッド21とが直線L2上に並ぶ直前の位置がワイパ2の上反転位置P2に設定されている。つまり、クランク20とロッド21とが直線L1上に並ぶ側の揺動端位置では機械的に規制できるため、その揺動端位置が降雪等、ワイパ2に作動範囲外方向の荷重がかかり易いワイパ2の停止・下反転位置P1に設定される。一方、バックリングが発生し得るレバー22とロッド21とが直線L2上に並ぶ側の揺動端位置がワイパ2の単なる反転位置である上反転位置P2に設定される。これにより、バックリングを発生し難い状況とすることができ、バックリングの発生を未然に防止することができる。
(5)ワイパ制御回路Xは、ワイパ2の上反転位置P2において、レバー22とロッド21とが直線L2上に並ぶ直前の位置でモータ部11を反転制御している。つまり、レバー22とロッド21とが直線L2上に並ぶとバックリングが発生し得るが、その直前位置でモータ部11の反転制御がなされることで、バックリングの発生を未然に防止することができる。
尚、本発明の実施形態は、以下のように変更してもよい。
・上記実施形態では、軸方向視で出力軸10aを、減速ギヤ14の外周円C内側で且つその減速ギヤ14の非作動範囲A2に略全体が納まるように配置したが、一部のみならず全体が完全に納まるように配置してもよい。また、出力軸10aの位置を上記実施形態の位置から適宜変更してもよい。
・上記実施形態では、リンク機構12のクランク20とロッド21とが直線L1上に並ぶ側の揺動端位置をワイパ2の停止・下反転位置P1に設定し、逆側の揺動端位置を上反転位置P2に設定したが、各揺動端位置と、停止・下反転位置P1及び上反転位置P2との関係を逆としてもよい。
・上記実施形態のワイパモータ10の構成を適宜変更してもよい。例えば、モータ部11を給電ブラシ付き直流モータ以外のモータとしてもよい。また、減速ギヤ14を1つ用いた減速機構であったが、複数の減速ギヤで減速機構を構成してもよい。また、リンク機構12の各部材の形状や配置等を適宜変更してもよい。
・上記実施形態では、車両フロントガラス1を払拭する一対のワイパ2のそれぞれを作動させるワイパモータ10であったが、リヤガラスを払拭するワイパモータや、1対のワイパを1つで駆動するそのワイパモータで実施してもよい。
次に、上記実施形態及び別例から把握できる技術的思想を以下に追記する。
(イ) 請求項2〜4のいずれか1項に記載のワイパモータにおいて、
前記リンク機構は、前記ワイパの停止位置又は下反転位置を前記クランクと前記ロッドとが一直線上に並ぶ第1位置に設定し、かつ、前記ワイパの上反転位置を前記クランクと前記ロッドとが前記第1位置とは反対側で一直線上に並ぶ第2位置に先立って前記レバーと前記ロッドとが一直線上に並ぶ直前の位置に設定しており、
前記モータ部は、前記ワイパの停止位置又は下反転位置と上反転位置との間で正逆転駆動されることを特徴とするワイパモータ。
この構成では、ワイパモータに備えられるリンク機構は、モータ部側のクランクと出力軸側のレバーとがロッドにて連結された両てこ機構で構成され、ワイパの停止位置又は下反転位置がクランクとロッドとが一直線上に並ぶ第1位置に設定、ワイパの上反転位置がクランクとロッドとが第1位置とは反対側で一直線上に並ぶ第2位置に先立ってレバーとロッドとが一直線上に並ぶ直前の位置に設定される。モータ部は、このように設定されるワイパの停止位置又は下反転位置と上反転位置との間で正逆転駆動される。つまり、このようなリンク機構では、上反転位置において、出力軸(ワイパ)を駆動するレバーとロッドとが一直線上に並ぶとバックリング(外力によりレバーが作動範囲外に移動してしまい、クランクの揺動でレバーが逆方向に作動してしまう現象)が発生し得るが、その直前位置でモータ部が反転駆動されることで、バックリングの発生を未然に防止することができる。
(ロ) 上記(イ)に記載のワイパモータと、
前記モータ部を前記ワイパの停止位置又は下反転位置と上反転位置との間で正逆転制御し、その駆動力を前記リンク機構を介して前記出力軸に伝達して前記ワイパを往復揺動させるワイパ制御回路と
を備えたことを特徴とするワイパ装置。
この構成では、上記(イ)と同様の作用効果を得るワイパ装置を提供することができる。
ワイパ装置の概略構成図である。 本実施形態におけるワイパモータの平面図である。 本実施形態におけるワイパモータの平面図である。 本実施形態におけるワイパモータの分解斜視図である。
符号の説明
2…ワイパ、10…ワイパモータ、10a…出力軸、11…モータ部、12…リンク機構、13…回転軸、13a…ウォーム、14…減速ギヤ、20…クランク、21…ロッド、22…レバー、C…外周円、A2…非作動範囲、b…連結点間長さ、d…軸間ピッチ。

Claims (4)

  1. 正逆転駆動されるモータ部と該モータ部に駆動連結されたリンク機構とが一体に組み付けられて構成され、そのリンク機構にワイパを固定する出力軸を有してなるワイパモータであって、
    前記モータ部と前記リンク機構との間に設けられ、前記モータ部の正逆転に基づいて所定角度で往復回動する減速ギヤを有し、該減速ギヤがその往復回動に対応した扇状に形成されるとともに、
    前記減速ギヤの外周円内側で且つその減速ギヤの非作動範囲に、軸方向視で前記出力軸の一部又は全体が納まるように配置されていることを特徴とするワイパモータ。
  2. 請求項1に記載のワイパモータにおいて、
    前記リンク機構は、前記モータ部の駆動により往復揺動するクランクと前記出力軸が固定されるレバーとがロッドを介して回転可能に連結された両てこ機構で構成されるものであることを特徴とするワイパモータ。
  3. 請求項2に記載のワイパモータにおいて、
    前記リンク機構は、前記クランクの回転軸と前記出力軸との軸間ピッチよりも前記ロッドの両端連結点間長さを短く構成したことを特徴とするワイパモータ。
  4. 請求項2又は3に記載のワイパモータにおいて、
    前記減速ギヤは、前記リンク機構のクランクと一体的に連結するとともに、前記モータ部の回転軸に設けられるウォームと噛合するギヤであることを特徴とするワイパモータ。
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