JP3034916B2 - 運動切換機構 - Google Patents

運動切換機構

Info

Publication number
JP3034916B2
JP3034916B2 JP2197433A JP19743390A JP3034916B2 JP 3034916 B2 JP3034916 B2 JP 3034916B2 JP 2197433 A JP2197433 A JP 2197433A JP 19743390 A JP19743390 A JP 19743390A JP 3034916 B2 JP3034916 B2 JP 3034916B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cam
rotating body
follower
motion
eccentric
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2197433A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0483951A (ja
Inventor
晃秀 須川
洋司 川本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Matsushita Electric Works Ltd
Priority to JP2197433A priority Critical patent/JP3034916B2/ja
Publication of JPH0483951A publication Critical patent/JPH0483951A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3034916B2 publication Critical patent/JP3034916B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本発明は軸回りの回転運動を軸方向の往復直線運動や
軸回りの往復回動運動に変換する運動切換機構に関す
る。
【従来の技術】
回転運動を他の運動に変換するにあたり、異なる複数
の動作態様に選択的に変換するとなると、従来は運動変
換を担う部材を機械的に移動させることで行っていた。
【発明が解決しようとする課題】
この場合、どうしても構造的に複雑なものとなってし
まっている。 本発明はこのような点に鑑み為されたものであり、そ
の目的とするところは異なる複数の動作態様に選択的に
変換することができるにもかかわらず、構造が簡単であ
り、部品数も少ない運動切換機構を提供するにある。
【課題を解決するための手段】
しかして本発明は、回転駆動される偏心した回転体
と、この回転体の外周に配されて回転体と一体的に回転
するとともに回転体の回転方向に応じて回転中心に対す
る偏心量を変化させるカムと、カムの動きを受けるフォ
ロア部を備えたカムフォロアとからなり、上記カムは軸
方向の傾きの異なる二つの傾斜面を外周面に備えて偏心
量の変化に伴って上記フォロア部に接する傾斜面を変化
させるものであり、回転自在に指示されて両側内面のフ
ォロア部をカムの2つの傾斜面に選択的に接触させる上
記カムフォロアは回転体の回転方向に応じて回動範囲の
異なる往復回動運動を行うものであることに第1の特徴
を有し、回転駆動される偏心した回転体と、この回転体
の外周に配されて回転体と一体的に回転するとともに回
転体の回転方向に応じて回転中心に対する偏心量を変化
させるカムと、カムにおける往復直線運動用のカム部に
係合するフォロア部とカムにおける首振り駆動用のカム
部に係合するフォロア部とを備えたカムフォロアとから
なり、カムの直線駆動用のカム部及び首振り駆動用のカ
ム部は夫々上記偏心量の変化が偏心状態と非偏心状態と
に偏心量を変化させるものとされているとともに、非偏
心状態となる時の回転方向が互いに逆とされて、直線運
動及び首振り運動自在に支持されている上記カムフォロ
アは回転体の回転方向に応じて往復直線運動と首振り揺
動運動とを行うものであることに第2の特徴を有し、更
に回転駆動される偏心した回転体と、この回転体の外周
に配されて回転体と一体的に回転するとともに回転体の
回転方向に応じて回転中心に対する偏心量を変化させる
首振り駆動用のカムと、回転体に係合するフォロア部と
カムに係合するフォロア部とを備えたカムフォロアとか
らなり、カムフォロアにおける両フォロア部は回転体及
びカムから受ける運動方向が直交する方向とされてお
り、カムは上記偏心量の変化が偏心状態と非偏心状態と
に偏心量を変化させるものとされて、直線運動及び首振
り運動自在に支持されている上記カムフォロアは回転体
の回転方向に応じて往復直線運動と首振り運動とが組み
合わさった楕円運動と往復直線運動とを行うものである
ことに第3の特徴を有している。 [作用] 本発明によれば、回転体の回転方向に応じて、回動範
囲と異なる往復回動運動や、往復直線動と揺動運動、往
復直線運動と楕円運動とをカムフォロアが行う。 [実施例] 以下本発明を図示の実施例に基づいて詳述すると、こ
れは回転体1と、カム2、そしてカムフォロア3の3部
材で構成されている。回転体1は軸部11とフェースギア
10とからなるもので、第2図に示すように、両端がハウ
ジング4で支持される軸40が貫通する軸孔12を備えてお
り、フェースギア10はこの軸孔12と同心であるのに対し
て、軸部11の先端部は図中e1で示す量だけ偏心したもの
となっている。そして軸部11の先端外周縁には、略半周
にわたる係合溝13が切削されている。 カム2はこれを貫通する貫通孔20を備えたものである
とともに、この貫通孔20に対してe3(e3≠e1)だけ偏心
しているもので、貫通孔20の一端開口縁には突起23が突
設されている。また、第3図に示すように、軸方向が角
度θだけ傾いた傾斜面24と、軸方向が逆方向にθ
け傾いた傾斜面25とが外周面に形成されている。 カムフォロア3は出力軸30の一端が固着されるもの
で、回転体1の軸孔12と同心である部分の外周面に接す
るフォロア部31と、カム2の傾斜面24または傾斜面25に
両側内面が接触するフォロア部32とを備えている。 そしてモータ5の出力軸50に固着されたピニオン51に
フェースギア10を噛合させる回転体1は、カム2の貫通
孔20内に軸部11に遊転自在に嵌合させているとともに、
軸部11に形成された係合溝13にカム2の突起23を位置さ
せており、ハウジング4に設けられたスラストベアリン
グ43で出力軸30が軸方向にスライド自在に且つ軸回りの
回転が自在となるように支持されているカムフォロア3
は、前述のようにフォロア部31をカム2に接触させてい
る。 ここにおいて、カム2における突起23が回転体1にお
ける略半周にわたる係合溝13の一端に係合する時と、突
起23が回転体1における係合溝13の他端に係合する時と
では、軸部11に対するカム2は異なる状態となるもの
で、回転体1が一方向に回転する時、軸40に対するカム
2の偏心量が第3図(a)に示すようにe1−e3となると
ともに、カムフォロア3におけるフォロア部32は傾きが
θとなっているカム2の傾斜面24に接触し、回転体1
の回転に伴い、カムフォロア3は出力軸30の軸回りに2
×θの範囲の往復回動運動を行う。 回転体1を他方向に回転させた場合には、軸40に対す
るカム2の偏心量が第3図(b)に示すようにe1+e3
なるとともに、カムフォロア3におけるフォロア部32は
傾きがθとなっているカム2の傾斜面25に接触し、回
転体1の回転に伴い、カムフォロア3は出力軸30の軸回
りに2×θの範囲の往復回動運動を行う。 第4図〜第6図に他の実施例を示す。ここでは回転体
1の軸部11をその全長にわたって偏心しているものと
し、カム2は貫通孔20に対する偏心量がe2,e3である二
つのカム部21,22を備えたものとし、カム部21の偏心方
向とカム部22の偏心方向とが互いに逆となるようにする
とともに、両偏心量e2,e3を共に軸部11の偏心量e1に等
しくしている。 そして、カムフォロア3にはカム部21の外周面に上下
の内周縁が接触するフォロア部31と、カム2におけるカ
ム部22に両側内面が接触するフォロア部32とを設けてい
る。 今、回転体1を一方向に回転させる時、ここでは第4
図(a)に示すように、互いに等しい偏心量をもつ軸部
11とカム部21の偏心方向が互いに逆向きとなり、この結
果、カム部21の外周面が軸40と同心となるようにしてい
るために、そしてこの時にはカム部22の軸40に対する偏
心量がe1+e3となるために、カムフォロア3はカム部21
の影響を受けることはないものの、カム部22の偏心回転
に応じて左右に振られることになり、カムフォロア3の
出力軸30における軸40の軸方向前後をスラストベアリン
グ43の内面との間に配した一対のボール44で受けている
時、出力軸3は第6図に示すように、左右の首振り揺動
運動を行う。 回転体1は逆方向に回転させた時には、第5図に示す
ように、互いに等しい偏心量をもつ軸部11とカム部22の
偏心方向が互いに逆向きとなり、カム部22の外周面が軸
40と同心となるために、そしてこの時にはカム部21の軸
40に対する偏心量がe1+e2となるために、カムフォロア
3はカム部22の影響を受けることはないものの、カム部
21の偏心回転に応じて上下に振られることになり、カム
フォロア3の出力軸30はその軸方向の往復直線運動を行
う。 第7図及び第8図に更に他の実施例を示す。ここでは
回転体1の偏心量がe1である軸部11の根元に偏心量がe5
である偏心部15を形成し、軸部11の外周に配されるカム
2は軸部11の偏心量e1と等しい値の偏心量e2をもつもの
として、カムフォロア3のフォロア部31の上下内縁を偏
心部15に、フォロア部32の左右内側縁をカム2に接触さ
せている。 そして、回転体1が一方向に回転する時、第7図に示
すように、カム2の軸40に対する偏心量がe1+e2となる
ようにしているために、カムフォロア3はそのフォロア
部31で受ける偏心部15の偏心量e5に応じた上下の往復運
動と、フォロア部32で受けるカム2の上記偏心量に応じ
た左右の首振り往復運動とが組み合わされた楕円を描く
軌跡を描くものであり、回転体1が逆方向に回転する時
には、第8図に示すように、カム2の偏心方向と軸部11
の偏心方向とが互いに逆になって打ち消し合い、軸40に
対するカム2の偏心量を零とするために、カムフォロア
3は偏心部15によるところの上下の往復直線運動のみを
行う。
【発明の効果】
以上のように本発明においては、回転体とカムとカム
フォロアだけの少ない部品数で構成できるにもかかわら
ず、回転体の回転方向が一方向である時と、逆方向であ
る時とで、異なる範囲の往復回動運動、あるいは揺動運
動と往復直線運動、あるいは楕円運動と往復直線運動を
行わせることができるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は(a)(b)は本発明一実施例の分解斜視図と
カムフォロアの背面側の斜視図、第2図は同上の縦断面
図、第3図(a)(b)は同上の水平断面図、第4図
(a)(b)は他の実施例における回転体が一方向に回
転する場合の縦断面図と水平断面図、第5図(a)
(b)は同上の回転体が他方向に回転する場合の縦断面
図と水平断面図、第6図は第4図(a)中のA方向から
見た出力軸の動作を示す説明図、第7図(a)(b)は
別の実施例における回転体が一方向に回転する場合の縦
断面図と水平断面図、第8図(a)(b)は同上の回転
体が他方向に回転する場合の縦断面図と水平断面図であ
って、1は回転体、2はカム、3はカムフォロア、21,2
2はカム部、31,32はフォロア部を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16H 25/00 - 25/18

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転駆動される偏心した回転体と、この回
    転体の外周に配されて回転体と一体的に回転するととも
    に回転体の回転方向に応じて回転中心に対する偏心量を
    変化させるカムと、カムの動きを受けるフォロア部を備
    えたカムフォロアとからなり、上記カムは軸方向の傾き
    の異なる二つの傾斜面を外周面に備えて偏心量の変化に
    伴って上記フォロア部に接する傾斜面を変化させるもの
    であり、回転自在に支持されて両側内面のフォロア部を
    カムの2つの傾斜面に選択的に接触させる上記カムフォ
    ロアは回転体の回転方向に応じて回動範囲の異なる往復
    回動運動を行うものであることを特徴とする運動切換機
    構。
  2. 【請求項2】回転駆動される偏心した回転体と、この回
    転体の外周に配されて回転体と一体的に回転するととも
    に回転体の回転方向に応じて回転中心に対する偏心量を
    変化させるカムと、カムにおける往復直線運動用のカム
    部に係合するフォロア部とカムにおける首振り駆動用の
    カム部に係合するフォロア部とを備えたカムフォロアと
    からなり、カムの直線駆動用のカム部及び首振り駆動用
    のカム部は夫々上記偏心量の変化が偏心状態と非偏心状
    態とに偏心量を変化させるものとされているとともに、
    非偏心状態となる時の回転方向が互いに逆とされて、直
    線運動及び首振り運動自在に支持されている上記カムフ
    ォロアは回転体の回転方向に応じて往復直線運動と首振
    り揺動運動とを行うものであることを特徴とする運動切
    換機構。
  3. 【請求項3】回転駆動される偏心した回転体と、この回
    転体の外周に配されて回転体と一体的に回転するととも
    に回転体の回転方向に応じて回転中心に対する偏心量を
    変化させる首振り駆動用のカムと、回転体に係合するフ
    ォロア部とカムに係合するフォロア部とを備えたカムフ
    ォロアとからなり、カムフォロアにおける両フォロア部
    は回転体及びカムから受ける運動方向が直交する方向と
    されており、カムは上記偏心量の変化が偏心状態と非偏
    心状態とに偏心量を変化させるものとされて、直線運動
    及び首振り運動自在に支持されている上記カムフォロア
    は回転体の回転方向に応じて往復直線運動と首振り運動
    とが組み合わさった楕円運動と往復直線運動とを行うも
    のであることを特徴とする運動切換機構。
JP2197433A 1990-07-25 1990-07-25 運動切換機構 Expired - Lifetime JP3034916B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2197433A JP3034916B2 (ja) 1990-07-25 1990-07-25 運動切換機構

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2197433A JP3034916B2 (ja) 1990-07-25 1990-07-25 運動切換機構

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0483951A JPH0483951A (ja) 1992-03-17
JP3034916B2 true JP3034916B2 (ja) 2000-04-17

Family

ID=16374434

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2197433A Expired - Lifetime JP3034916B2 (ja) 1990-07-25 1990-07-25 運動切換機構

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3034916B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0483951A (ja) 1992-03-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0663284U (ja) 動力工具の駆動部構造
JPH1061739A (ja) 無段変速装置
JPH0550611B2 (ja)
JP3034916B2 (ja) 運動切換機構
JPH06193702A (ja) カムによる間欠回転装置
JP2957241B2 (ja) 運動切換機構
KR20030063389A (ko) 이동 매커니즘
JPH02113214A (ja) レンズ移動装置
JP3622303B2 (ja) 電動歯ブラシ
US3975866A (en) Method and apparatus for machining housings for slant axis rotary mechanisms
JPS61103036A (ja) 減速機
JPS61232303A (ja) 正逆回転可能な流体機械
JP3361549B2 (ja) カム装置
JPH06341395A (ja) 扇風機首振構造
JP2634102B2 (ja) 伝動装置
JP2937489B2 (ja) 直進運動機構
JPS63318359A (ja) 回転運動変換装置
JPH0212862B2 (ja)
JPS6246045A (ja) 減速装置及び減速ギヤドモ−タ
JP3324791B2 (ja) 運動変換装置
JP2889666B2 (ja) 直線駆動式調和変速装置
JPH03153948A (ja) 往復回動機構
JPS63145862A (ja) 回転直線運動変換機構
JPH0634796B2 (ja) 電動歯ぶらし
JPH0343458Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080218

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090218

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090218

Year of fee payment: 9

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090218

Year of fee payment: 9

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100218

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100218

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110218

Year of fee payment: 11

EXPY Cancellation because of completion of term
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110218

Year of fee payment: 11