JP2552333Y2 - 多関節形産業用ロボット - Google Patents

多関節形産業用ロボット

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JP2552333Y2
JP2552333Y2 JP1991050742U JP5074291U JP2552333Y2 JP 2552333 Y2 JP2552333 Y2 JP 2552333Y2 JP 1991050742 U JP1991050742 U JP 1991050742U JP 5074291 U JP5074291 U JP 5074291U JP 2552333 Y2 JP2552333 Y2 JP 2552333Y2
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JP
Japan
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arm
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昌寛 小川
修一 藤内
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Yaskawa Electric Corp
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Yaskawa Electric Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、平行リンク機構を利用
した多関節形の産業用ロボットのアームに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、平行リンク機構を利用した多関節
形の産業用ロボットは、図3に示すように、第1アーム
Aを一つのリンクとして含むリンクB、C、Dからなる
4節平行リンクを構成し、第1アームAに隣接する一つ
のリンクBをベースEに固定し、リンクBに対向するリ
ンクDに第2アームFを回転可能にして支持し、第1ア
ームAと第2アームFを回転駆動するようにしたものが
開示されている(例えば、特開昭61−249287号
公報)。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところが、上記構成で
は、平行リンクと第2アームFとは干渉しないが、平行
リンクのリンクCと第1アームAとが干渉して、点線で
示すように、第1アームAの動作角度θは180°より
小さくなり、動作範囲が制限されるという欠点があっ
た。本考案は、平行リンクの干渉をなくして第1アーム
の動作範囲を広くすることを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案は、ベースに回転
軸を介して取り付けられた第1アームと、前記第1アー
ムに隣接して前記ベースに固定された固定リンクと、前
記固定リンクに回動自在に支持され前記第1アームに対
向する連結リンクと、前記連結リンクと前記第1アーム
に回動自在に支持され前記固定リンクに対向する支持リ
ンクとで平行リンクを構成し、前記支持リンクに第2ア
ームを回動自在に支持し、前記第1アームと前記第2ア
ームを回転駆動するようにした多関節形産業用ロボット
において、 前記第1アームを共通の要素とする2組の前
記平行リンクを前記第1アームを挟んで前記ベースの両
側に配置し、前記2組の平行リンクの位相角に差を与え
たものである。
【0005】
【作用】二つの平行リンクの連結ピンがそれぞれ固定リ
ンクの両外側に連結してあるので、固定リンクの内側に
設けられた第1アームと連結リンクは干渉することがな
く、第1アームの他方端にピンを介して固定したケーシ
ングは、支持リンクと一体になって固定リンクと所定の
角度を維持しながら平行移動して回転軸の回りを回動す
る。この場合、二つの平行リンクをベースの片側にまと
めて設けた場合に比べて、ベースを回転した時にベース
の中心から平行リンクの外側面までの長さが短いので、
ベースを回転した時に平行リンクが占める空間が狭くな
る。また、二つの平行リンクが互いに位相角度差を持っ
ているので、一方の平行リンクが一直線状になって回動
できない死点位置にある場合も、他方の平行リンクが一
直線状になることがないので、第1アームを180°以
上の動作角度θで回動することができる。
【0006】
【実施例】本考案を図に示す実施例について説明する。
図1は本考案の実施例を示す側面図、図2は正面図で、
ベース1の上部には第1アーム2の一方端を挟むように
二股部11を形成し、第1アーム2の一方端に固定され
た回転軸21を軸受12を介して支持している。第1ア
ーム2の他方端には二股部22を形成し、二股部22に
は回転軸21と平行に二つのピン23、24をそれぞれ
設けている。二股部22の内側には第2アーム3を回転
し得るように支持するケーシング4をピン23、24に
固定して配置し、第2アームには駆動装置31が設けら
れている。一方、ベース1の両外側には回転軸21に対
して垂直方向に伸びる固定リンク5、5’を互いに90
°の位相角で位相をずらして設けてある。固定リンク
5、5’の端部にはピン51、51’を設け、連結リン
ク6、6’の一方端をそれぞれ回動し得るように固定リ
ンク5、5’の外側に連結してある。連結リンク6、
6’の他方端にはピン61、61’が設けられ、固定リ
ンク5、5’にそれぞれ平行な支持リンク7、7’の一
方端が回動し得るように連結してあり、支持リンク7、
7’の他方端はピン23、24にそれぞれ固定してあ
る。したがって支持リンク7、7’はピン23、24を
介してケーシング4に剛に結合し、支持リンク7、7’
はケーシング4と一体になっている。8は回転軸21を
回転させる駆動モータである。
【0007】このように、第1アーム2、固定リンク
5、連結リンク6および支持リンク7によって一つの平
行リンクL1を形成し、第1アーム2、固定リンク
5’、連結リンク6’および支持リンク7’によって平
行リンクL1と90°位相差のある平行リンクL2を形
成している。したがって、回転軸21を駆動モータ8に
よって回転することにより、第1アーム2は回転軸21
を中心に回転するが、連結リンク6、6’が固定リンク
5、5’の両外側に連結してあるので、第1アーム2と
干渉することがなく、ケーシング4は支持リンク7、
7’と一体になって固定リンク5、5’と所定の角度を
維持しながら平行移動して回転軸21の回りを回動す
る。なお、平行リンクL1,L2をベース1の両側に設
けているが、二つの平行リンクをベース1の片側にまと
めて設けた場合に比べて、ベース1を回転した時にベー
ス1の中心から平行リンクL1,L2の外側面までの長
さが短いので、ベース1を回転した時に平行リンクL
1,L2が占める空間が狭くなる。したがって、ロボッ
トのアーム以外の部分が占める空間や接地場所は狭くて
よく、作業空間を有効に利用することができる。また、
平行リンクL1とL2が位相差を持っているので、例え
ば平行リンクL1の固定リンク5に連結リンク6が重な
るように、一方の平行リンクが一直線状になって回動で
きない死点位置にある場合も、他方の平行リンクL2が
一直線状になることがないので、図1に点線で示すよう
に、第1アームを180°以上の動作角度θで回動する
ことができる。なお、平行リンクL1とL2の位相角度
差は90°に限るものではなく、0°を含まない任意の
角度に設定してもよい。
【0008】
【考案の効果】以上述べたように、本考案によれば、二
つの平行リンクをベースの両側に設けてあるので、第1
アームを平行リンクの一部として構成する場合でも平行
リンクによる干渉を生じることがなく、作業空間を有効
に利用することができる。また、第1アームの動作角度
を180°以上に広げることができ、かつ円滑な回動動
作を行わせることができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示す側面図である。
【図2】本考案の実施例を示す正面図である。
【図3】従来例を示す側面図である。
【符号の説明】
1 ベース 11、22 二股
部 2 第1アーム 21 回転軸 23、24、51、51’61、61’ ピン 3 第2アーム 31 駆動装置 4 ケーシング 5、5’ 固定リ
ンク 6 連結リンク 7 支持リンク 8 駆動モータ L1,L2 平行
リンク

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベース(1)に回転軸(21)を介して
    取り付けられた第1アーム(2)と、前記第1アーム
    (2)に隣接して前記ベース(1)に固定された固定リ
    ンク(5)と、前記固定リンク(5)に回動自在に支持
    され前記第1アーム(2)に対向する連結リンク(6)
    と、前記連結リンク(6)と前記第1アーム(2)に回
    動自在に支持され前記固定リンク(5)に対向する支持
    リンク(7)とで平行リンク(L1)を構成し、前記支
    持リンク(7)に第2アーム(3)を回動自在に支持
    し、前記第1アーム(2)と前記第2アーム(3)を回
    転駆動するようにした多関節形産業用ロボットにおい
    て、 前記第1アーム(2)と、前記ベース(1)に固定され
    た固定リンク(5’)と、前記固定リンク(5’)に回
    動自在に支持され前記第1アーム(2)に対向する連結
    リンク(6’)と、前記連結リンク(6’)と前記第1
    アーム(2)に回動自在に支持され前記固定リンク
    (5’)に対向する支持リンク(7’)からなる平行リ
    ンク(L2)を備え、前記平行リンク(L1)と前記平
    行リンク(L2)は、前記第1アーム(2)を挟んで前
    記ベース(1)の両側に配置され、前記固定リンク
    (5)の前記回転軸(21)に対する位相角と前記固定
    リンク(5’)の前記回転軸(21)に対する位相角を
    違えたことを特徴とする多関節形産業用ロボット
JP1991050742U 1991-06-04 1991-06-04 多関節形産業用ロボット Expired - Fee Related JP2552333Y2 (ja)

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JPH04133585U JPH04133585U (ja) 1992-12-11
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JP5376065B2 (ja) 2010-09-13 2013-12-25 トヨタ自動車株式会社 サポートアーム

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JPH03239483A (ja) * 1990-02-15 1991-10-25 Fanuc Ltd 産業用ロボットの駆動機構

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