JPH018308Y2 - - Google Patents

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JPH018308Y2
JPH018308Y2 JP1984046791U JP4679184U JPH018308Y2 JP H018308 Y2 JPH018308 Y2 JP H018308Y2 JP 1984046791 U JP1984046791 U JP 1984046791U JP 4679184 U JP4679184 U JP 4679184U JP H018308 Y2 JPH018308 Y2 JP H018308Y2
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arm
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arm member
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JP1984046791U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、二つのアーム部材を互いに相対的に
回動可能に支持する、いわゆる関節装置に関す
る。
上記の関節装置において、2つのアーム部材を
連結部材を介して連結したものがある。又、モー
タ及び歯車等から成る駆動機構を連結部材上に設
けておいて、この駆動機構によつて一方のアーム
部材を他方のアーム部材に対して回動させるよう
にしたものも知られている。
しかしながら、これらの装置においては、連結
部材を設けてある分だけ装置全体が大型になつて
しまうという欠点があつた。又、連結部材上に設
けた駆動機構に異物が詰まり易く故障が多かつ
た。更に、該駆動機構に指が挟まつて負傷をする
おそれもあつた。
本考案は、従来装置における上記の問題点に鑑
み、コンパクトであり、故障が少なく、しかも安
全性の高いマニピユレータ用の関節装置を提供す
ることを目的とする。
この目的は次の関節装置によつて達成される。
2つのアーム部材1,2を相対的に回動可能に
連結するマニピユレータの関節装置において、 上記2つのアーム部材のうち互いに連結される
側の端部にそれぞれ凹部が設けられており、それ
らの連結側端部の外周がそれぞれ半円形状となつ
ており、 それぞれのアーム部材の凹部内であつて外周面
の半円形のほぼ中心に相当する位置に、該アーム
部材に固定して配設されるピン4,5と、 両アーム部材の凹部に亘つて配置されていて、
個々のアーム部材に設けられている上記の個々の
ピンを連結すると共に、それらのピンを回転自在
に支持する連結部材3と、 上記の個々のピンに固定して配設され、互いに
少なくとも180゜の回転角で噛み合う2つの歯車
6,7と、 上記の連結部材に固定して配置されていて、上
記の個々のピンのうちのいずれか1つに駆動連結
されるモータ8とを有し、 上記連結部材が箱状に形成されていて、上記の
ピン、歯車及びモータがその箱状の連結部材内に
収められると共に、該連結部材のうちの両アーム
部材に対向する外周面が半円形状に形成されるこ
とを特徴とする関節装置である。
以下、本考案をその実施例を示す図面を用いて
説明する。
第1図において、全体を符号Mで示すマニピユ
レータは第1アーム部材1、第2アーム部材2、
そしてそれらのアーム部材を連結する連結箱3を
備えている。連結箱3は第2図に示すように、第
1アーム部材1に固定されたピン4及び第2アー
ム部材2に固定されたピン5によつて回動可能に
支えられており、結果的に連結箱3は両アーム部
材を回動自在に連結している。ピン4及び5の下
部には互いに噛み合う一つづつの歯車6及び7が
設けられている。但し、これらの歯車は第3図に
示すように円周の半分、従つて180゜の間にだけ歯
が付けられている。よつて、これらの歯車が回転
できるのは、歯が噛み合つている間すなわち180゜
の角度範囲の間である。
第2図において連結箱3はモータ8を備え、そ
のモータ8には駆動歯車9が取り付けられてい
る。この駆動歯車9は第1のアーム部材1のピン
4に固定された歯車11と噛み合つており、駆動
歯車9が回転すればその回転に応じてモータ8、
従つてそれを固定支持する連結箱3がピン4を中
心として回転する。例えば、第3図において駆動
歯車9が図中反時計方向に回転すれば連結箱3も
反時計方向に回転する。
連結箱3がこのように例えば反時計方向に回転
すれば、第2のアーム部材2のピン5に固定され
た歯車7は第1のアーム部材の歯車6の回りを公
転し、しかも歯の噛み合いに従つて図中反時計方
向へ自転する。歯車7の自転により第2のアーム
部材2は連結箱3に対してる時計方向に回転する
から、結果的に第2のアーム部材2は第1のアー
ム部材1に対して連結箱3の回転角度の2倍だけ
回転することになる。上述した通り、歯車6と歯
車7とは180゜の範囲で噛み合うことができるの
で、連結箱3も同様に180゜の間を回転でき、従つ
て第2のアーム部材2は第1のアーム部材1に対
して360゜の回転が可能である。
上述した連結箱3内の駆動機構によつてアーム
部材1,2が互いに360゜の回転が可能であるとい
つても、それらのアーム部材1,2の形状如何に
よつてはその回転ができないこともある。例え
ば、ピン5において第2のアーム部材2が360゜回
転しきらないうちに第2のアーム部材2のいずれ
かの個所が第1のアーム部材1にぶつかつてしま
い、それ以降の回転が阻止される場合等が考えら
れる。本実施例ではこのような事態を避けるため
に第1図に示すように、第1のアーム部材1と第
2のアーム部材2とが転接する部分を円弧状と
し、更にピン5を境として第2のアーム部材2の
片側の部分の幅l2と、ピン4を境として第1のア
ーム部材1の相対応する片側部分の幅l1との和が
ピン4及び5の支点間距離l3とほぼ同じになるよ
うにしている。勿論、各アーム部材の反対側の部
分の幅も同様の関係になつており、これにより第
2のアーム部材2が360゜回転した場合でも両アー
ム部材がぶつかり合うことが防止されている。
以上のように本実施例によれば、第2のアーム
部材2を第1のアーム部材1に対して360゜の範囲
で回転できるようにしているのでロボツトのアー
ムとして用いる場合の汎用性が広くなつた。又、
それを実現するための機構も連結箱3内に収めら
れた数個の歯車6,7,9,11及びそれを駆動
する一つのモータ8で済ませているので簡単且つ
コンパクトである。
2つのアーム部材1,2の端部に形成した凹部
内に連結部材3を収めているので、マニピユレー
タ全体をコンパクトにすることができる。又、2
つのアーム部材1,2を一直線状に連結すること
ができる。
又、2つのアーム部材の対向端が双方共に半円
周形状になつていて、しかもピン4,5の配設位
置がその半円のほぼ中心位置であるので、両アー
ム部材の端部が当接又は極く接近していても、互
いの相対回動の妨げとならない。
又、連結部材は箱状に形成されていて、モータ
8等の駆動機構及びピン4,5がその内部に収め
られているので、ほこりその他の異物が駆動機構
等に入り込むことがなく、よつて故障が起こり難
い。又、誤つて指が駆動機構等の内部に入り込む
心配がないので安全である。
更に、連結部材3の両端は半円形状に形成され
ているので、両アーム部材が回動することの妨げ
とならない。この結果、両アーム部材に形成され
る凹部を、連結部材3を収容し得る程度の極く小
さい大きさにすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る関節装置を用いたマニピ
ユレータの全体斜視図、第2図は本考案の一実施
例である関節装置の側断面図、第3図はその関節
装置を上方から見た場合の平面図である。 1……第1のアーム部材、2……第2のアーム
部材、3……連結箱(連結部材)、8……モータ、
9……歯車、11……歯車(8,9,11……回
転させるための手段)、6……第1の歯車、7…
…第2の歯車。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 2つのアーム部材を相対的に回動可能に連結す
    るマニピユレータの関節装置において、 上記2つのアーム部材のうち互いに連結される
    側の端部にそれぞれ凹部が設けられており、それ
    らの連結側端部の外周がそれぞれ半円形状となつ
    ており、 それぞれのアーム部材の凹部内であつて外周面
    の半円形のほぼ中心に相当する位置に、該アーム
    部材に固定して配設されるピンと、 両アーム部材の凹部に亘つて配置されていて、
    個々のアーム部材に設けられている上記の個々の
    ピンを連結すると共に、それらのピンを回転自在
    に支持する連結部材と、 上記の個々のピンに固定して配設され、互いに
    少なくとも180゜の回転角で噛み合う2つの歯車
    と、 上記の連結部材に固定して配置されていて、上
    記の個々のピンのうちのいずれか1つに駆動連結
    されるモータとを有し、 上記連結部材が箱状に形成されていて、上記の
    ピン、歯車及びモータがその箱状の連結部材内に
    収められると共に、該連結部材のうちの両アーム
    部材に対向する外周面が半円形状に形成されるこ
    とを特徴とする関節装置。
JP4679184U 1984-04-02 1984-04-02 マニピユレ−タの関節装置 Granted JPS60161593U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4679184U JPS60161593U (ja) 1984-04-02 1984-04-02 マニピユレ−タの関節装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4679184U JPS60161593U (ja) 1984-04-02 1984-04-02 マニピユレ−タの関節装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60161593U JPS60161593U (ja) 1985-10-26
JPH018308Y2 true JPH018308Y2 (ja) 1989-03-06

Family

ID=30561516

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4679184U Granted JPS60161593U (ja) 1984-04-02 1984-04-02 マニピユレ−タの関節装置

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006341336A (ja) * 2005-06-08 2006-12-21 Toin Gakuen ロボットアーム
DE102016101812B4 (de) * 2016-02-02 2022-12-08 Festo Se & Co. Kg Auslenkelement

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5117663U (ja) * 1974-07-26 1976-02-09
JPS569191A (en) * 1979-06-29 1981-01-30 Motoda Denshi Kogyo Kk Robot arm mechanism

Patent Citations (2)

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JPS5117663U (ja) * 1974-07-26 1976-02-09
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JPS60161593U (ja) 1985-10-26

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