JPS62141282A - 天窓の開閉装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、屋根に取り付けた窓枠と窓板とを２木のリン
クアームで連結し、このリンクアームの揺動により窓板
を開閉するようにした天窓における開閉装置に関し、特
に、窓板を任意の開窓角度に保持する機能を備えた開閉
装置に関する。

従来の技術及び発明が解決しようとする問題点屋根の開
口に取り付けた窓枠と、窓枠の開口を閉塞する窓板とを
２本のリンクアームで連結し、このリンクアームの揺動
により窓板を開閉するようにした天窓における開閉装置
としては、従来一般に、一方のリンクアームの窓枠側の
連結端に駆動軸を固定し、この駆動軸をモータで回転駆
動してリンクアームを揺動させることにより窓板を開閉
する装置が採用されており、そして、このような開閉装
置を用いた場合には、窓板を開閉領域の任意の開窓角度
で保持するのに、モータの出力軸と駆動軸の間に介設し
たウオームとウオームホイルの噛み合いを利用してリン
クアームをロックするようになっているため、リンクア
ームのロック時にウオームとウオームホイルを介してモ
ータの出力軸に負荷が加わり、特に、窓板が風であおら
れたときには極めて大きな負荷が加わることとなって、
モータの出力軸を曲げたり、軸受を傷つけたりするおそ
れがあった。

問題点を解決するための手段 上記の問題点を解決するための手段として、本発明の天
窓の釣合装置は、屋根の開口に取り付けた窓枠と、該窓
枠の開口を閉塞する窓板とを２本のリンクアームで連結
し、該リンクアームの揺動により前記窓板を開閉するよ
うにした天窓において、一方の前記リンクアームの前記
窓枠側の連結端を、前記窓枠に回転自由に支持した駆動
軸に連設した偏心軸に回転自由に支持し、前記窓枠に。

互いに噛み合う一対の内歯歯車と外歯歯車の一方を前記
駆動軸と同心に固設するとともに、前記リンクアームの
前記連結端に、前記一対の歯車の他方を前記偏心軸と同
心に固設し、前記駆動中ｉの回転により、前記リンクア
ームを前記駆動軸の軸心回りに公転させかつ前記偏心軸
の軸心回りに自転させつつ揺動させる構成としたもので
ある。

作用及び効果 本発明は、上記構成になり、駆動軸をモータ等の駆動装
置で回転させると、偏心軸が駆動軸の軸范１を回転中心
として回転することによって、リンクアームに固設した
一対の外歯歯車と内歯歯車のの一方が、窓枠に固設した
他方の歯車に内接しながら転動し、これによってリンク
アームが駆動軸の軸心回りに公転しかつ偏心軸の軸心回
りに自転しつつ揺動し、これとともに他方のリンクアー
ムも揺動して、窓板が窓枠と略平行姿勢を保って開閉さ
れるのであって、窓板の開閉途中で駆動軸の回転を停止
した場合には、窓枠に固設された内歯歯車若しくは外歯
歯車と他方の歯車の噛み合いによりリンクアームがロッ
クされるから、従来のように駆動軸とその駆動装置の間
の動力伝達機構に負荷を加えることなく、窓板を任意の
開窓角度で確実に保持することができる効果がある。

実施例 以下、本発明の一実施例を添付図面に基づいて説明する
。

図において、１は、屋根ａの開口すに取り付けられた窓
枠であって、この窓枠１の上面に、窓枠１の開口２を閉
塞する中央部がガラス板４を張設した窓板３が被せられ
、この窓枠ｌと窓板３とが、左右両側に対称的に配置さ
れた前後２本ずつのリンクアーム６．７で連結されてお
り、前側の真直なリンクアーム６は、その上端部が窓板
３の側縁の前端部のブラケット８に、下端部が窓枠１の
側縁の中央部に夫々軸９．１０で揺動自由に支持され、
一方、後側のリンクアーム７は、窓板３が開放したとき
にリンクアーム７が窓枠ｌに跨がるように下端部が略直
角に屈曲されており、その上端部が窓板３の側縁の中央
部のブラケット１２に軸１３で揺動自由に支持されてい
るとともに、その下端部が、窓枠■の後縁に沿って配設
された駆動軸１５の両端部に夫々連結されている。

次に、駆動軸１５と後側のリンクアーム７の連結構造の
詳細を第２，３図によって説明すると。

窓枠１の後縁の両端部には、一対の支持板１７．１７が
突設され、各支持板１７の突出端側に、支持板１７を内
側に打ち出すことによって円形の隆起部１８が形成され
、雨降起部１８の中心孔１９．１９に、前記した駆動軸
１５の両端部の嵌合部２０．２０が嵌合されて回転自由
に支持されており、この駆動軸１５の上記した嵌合部２
０のすぐ外側に、駆動軸１５の軸心Ｏから偏心した位置
に軸心Ｐを有する短寸の偏心軸２１．２１が連成され、
さらに、両偏心軸２１の外側に駆動軸１５と同心の嵌合
部２２．２２が連成されており、一方、前記した後側の
リンクアーム７の下端部にも、リンクアーム７を内側に
打ち出すことによって、上記した支持板１７の隆起部１
８よりも径の小さい隆起部２４が形成され、この隆起部
２４の中心孔２５．２５が夫々上記した偏心軸２１．２
１に嵌合されているとともに、リンクアーム７の外側に
、屈曲した一端を支持板１７に固定した側板２７．２７
が、側板２７に透設した嵌合孔２８を駆動軸１５の両端
の嵌合部２２に嵌めて当てられていて、リンクアーム７
の下端部が、支持板１７と側板２７の間に挟まれた状態
で偏心軸２１に回転自由に支持されており、また、支持
板１７の隆起部１８の内周面には内歯歯車３０が駆動軸
１５と同心に。

リンクアーム７の隆起部２４の外周面には外歯歯車３１
が偏心軸２１と同心に夫々形成され、両歯車３０．３１
が互いに噛み合わされている。

また、前記した駆動軸１５の一側の支持板１７の内側の
位置には、従動歯車３３が固定されて支持板１７に取り
付けたケース３４内に収められ、この従動歯車３３が、
ケース３４に固定したギアボックス３５に回転自由に支
持された軸３６の一端側の中間歯車３７と噛み合わされ
、この軸３６の他端側のウオームホイル３８が、ギアボ
ックス３５に取り付けた可逆モータ３９の出力軸に固定
したウオーム４０と噛み合わされている。

次に、本実施例の作動を説明する。

可逆モータ３９を駆動すると、ウオーム４０、ウオーム
ホイル３８．さらに、中間歯車３７及び従動歯車３３を
介して駆動軸１５が回転し、駆動軸１５が第３図の時計
方向に回転すると、これに伴って偏心軸２１が駆動軸１
５の軸心Ｏを中心として時計方向に回転することによっ
て、外歯歯車３１が駆動軸１５の軸心０回りに時計方向
に公転しかつ偏心軸２１の軸心回Ｐ回りに反時計方向に
自転しつつ内歯歯車３０上を転動し、これによって、外
ｆｉｍ車３１を固設した後側のリンファーｔ１７が、外
歯歯車３】と同じように、駆動軸１５の軸心０回りに時
計方向に公転しかつ偏心軸２１の軸心２回りに反時計方
向に自転しつつ、総体として反時計方向に揺動し、一方
、駆動軸１５が同図の反時計方向に回転すると、外歯歯
車３１が上記とは逆方向に内歯歯車３０上を転動するこ
とにより、リンクアーム７が、駆動軸１５の軸心０回り
に反時計方向に公転しかつ偏心軸２１の軸心２回りに時
計方向に自転しつつ、総体として時計方向に揺動し、こ
れとともに、前側のリンクアーム６が軸１０を中心とし
て後側のリンクアーム７と同方向に揺動して、窓板３が
窓枠１と略平行な姿勢を保って開閉されるのであって、
窓板３の開閉領域の途中で駆動軸１５の回転を停止する
と、支持板１７に形成されている固定の内歯歯車３０に
外歯歯車３１が噛み合っていることにより、リンクアー
ム７が揺動不能にロックされ、窓板３が任意の開窓角度
に保持される。

なお、上記実施例では、支持板１７に形成される固定の
歯車を内歯歯車３０とし、リンクアーム７に形成される
転動する側の歯車を外歯歯車３１としたのであるが、こ
れとは逆に、固定用の歯車を外歯歯車、転動用の歯車を
内歯歯車としても良い。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の外観斜視図、第２図は後側
のリンクアームの窓枠側の連結構造の詳細を示す平断面
図、第３図はその側断面図である。 ａ：屋根　ｂ：開口　ｌ：窓枠　２：開口　３：窓板　
６．７：リンクアーム　１５：駆動軸１７：支持板　２
１：偏心軸　３０：内歯歯車３１：外歯歯車　Ｏ：　（
駆動軸１５の）軸心Ｐ：　（偏心軸２１の）軸心 手　続　有０　正　書（自発補正） 昭和６１年１２月１７日

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 屋根の開口に取り付けた窓枠と、該窓枠の開口を閉塞す
   る窓板とを２本のリンクアームで連結し、該リンクアー
   ムの揺動により前記窓板を開閉するようにした天窓にお
   いて、一方の前記リンクアームの前記窓枠側の連結端を
   、前記窓枠に回転自由に支持した駆動軸に連設した偏心
   軸に回転自由に支持し、前記窓枠に、互いに噛み合う一
   対の内歯歯車と外歯歯車の一方を前記駆動軸と同心に固
   設するとともに、前記リンクアームの前記連結端に、前
   記一対の歯車の他方を前記偏心軸と同心に固設し、前記
   駆動軸の回転により、前記リンクアームを前記駆動軸の
   軸心回りに公転させかつ前記偏心軸の軸心回りに自転さ
   せつつ揺動させる構成としたことを特徴とする天窓の開
   閉装置