JP2524011Y2 - 窓ガラスの昇降装置 - Google Patents

窓ガラスの昇降装置

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JP2524011Y2
JP2524011Y2 JP1990051801U JP5180190U JP2524011Y2 JP 2524011 Y2 JP2524011 Y2 JP 2524011Y2 JP 1990051801 U JP1990051801 U JP 1990051801U JP 5180190 U JP5180190 U JP 5180190U JP 2524011 Y2 JP2524011 Y2 JP 2524011Y2
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pinion
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友孝 木下
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【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は、動力により回転可能なピニオンと、該ピニ
オンに噛合するセクタギアと、該セクタギアが基端部に
固設され、先端部に窓ガラスを支持する出力アームとを
備え、動力により前記ピニオンおよび前記セクタギアを
介して、前記出力アームを揺動し、窓ガラスを昇降する
ようにした窓ガラスの昇降装置に関する。
「従来の技術」 従来、この種の窓ガラスの昇降装置としては、例え
ば、第5図に示すようなものがある。
すなわち、窓ガラスの昇降装置は、動力により回転可
能な図示省略したピニオンと、ピニオンに噛合すべく、
板材の端縁部に歯を刻設して成るセクタギア1と、セク
タギア1が基端部に固設され、先端部に図示省略した窓
ガラスを支持する出力アーム2とを備えている。そし
て、動力によりピニオンが回転すると、セクタギア1を
介して出力アーム2が揺動し、窓ガラスが昇降するよう
になっているものである。
ピニオンとセクタギア1との噛合強度の関係から、セ
クタギア1は相当の歯幅が必要であり、板材は歯幅の板
厚のものが使用されている。
「考案が解決しようとする課題」 しかしながら、このような従来の窓ガラスの昇降装置
では、セクタギア1の板厚が出力アームの板厚に対して
大きく、板厚の違いに起因して両者を溶着した際の溶着
強度が出しにくく、溶着箇所を増やしたりすると組立コ
ストが嵩み、また、セクタギア1の板厚が大きいことか
らセクタギア1と出力アームとを一体化したり、製品を
軽量する際の支障になるという問題点があった。
本考案は、このような従来の技術が有する問題点に着
目してなされたもので、噛合強度を考慮するとともに、
セクタギアの板厚を出力アームの板厚とほぼ同じにした
ことにより、強度が上がって品質を向上することがで
き、また、製品を軽量化することができる窓ガラスの昇
降装置を提供することを目的としている。
「課題を解決するための手段」 かかる目的を達成するための本考案の要旨とするとこ
ろは、 動力により回転可能なピニオンと、該ピニオンに噛合
するセクタギアと、該セクタギアが基端部に固設され、
先端部に窓ガラスを支持する出力アームとを備え、動力
により前記ピニオンおよび前記セクタギアを介して、前
記出力アームを揺動し、窓ガラスを昇降するようにした
窓ガラスの昇降装置において、 前記セクタギアは、前記出力アームの板厚とほぼ同じ
板厚で形成される基部材と、 該基部材の側縁部を表裏両側から被覆するとともに、
該基部材の側縁部に沿ってピニオン噛合用の歯が多数連
設された樹脂部材とを備えたことを特徴とする窓ガラス
の昇降装置に存する。
「作用」 セクタギアの基部材を出力アームの板厚とほぼ同じ板
厚で形成することにより、セクタギアと出力アームとを
溶着した際に、溶着強度が十分なものになる。
また、基部材の側縁部を表裏両側から樹脂部材で被覆
し、樹脂部材にセクタギアのピニオン噛合用の歯を形成
したので、被覆する樹脂部材の厚みを調整すれば、その
強度を十分なものにすることができ、動力がピニオンを
介してセクタギアに適正に伝達される。
動力により、ピニオンが回転すると、ピニオンに噛合
するセクタギアが回動し、それにより、出力アームが揺
動する。前記出力アームが揺動すると、それに応じて窓
ガラスが昇降し、窓開口を開閉することができる。
「実施例」 以下、図面に基づき本考案の一実施例を説明する。
第1図から第4図は本考案の一実施例を示している。
第図に示すように、ドア本体10の上部には、開口12が
形成され、ドア本体10には昇降して開口12を開閉する窓
ガラス20が装着されている。
ドア本体10の内部にはガイドレール15が水平方向に延
設されている。同じく、窓ガラス20の下縁部には案内レ
ール25が固設されている。
ドア本体10の内部には、開口12を開閉すべく、窓ガラ
ス20を昇降操作可能な昇降装置30が装着されている。昇
降装置30は、X字状に組付けられて相互に揺動可能な出
力アーム31と補助アーム32とを備えている。
出力アーム31は、昇降装置30のベース部材33に枢軸34
により揺動可能に枢支されている。出力アーム31の一端
部31aが案内レール25に水平方向へ移動可能に嵌合して
いる。
出力アーム31の他端部31bには、セクタギア35の基部
材36が溶着されている。溶着強度を高いものに維持すべ
く基部材36の板厚は出力アーム31の板厚とほぼ同じもの
になっている。
セクタギア35の基部材36は硬質の樹脂部材37により被
覆されている。樹脂部材37には枢軸34を中心とする円周
上にピニオン噛合用の歯37aが多数連設されている。ピ
ニオン噛合用の歯37aの歯幅は、基部材36の板厚の約三
倍の所定長さになっている。
補助アーム32の各端部32a,32bがガイドレール15と案
内レール25とに水平方向へ移動可能にそれぞれ嵌合して
いる。
ベース部材33には動力である駆動モータ40が装着さ
れ、駆動モータ40の回転力が減速機構41を介して伝達さ
れるピニオン42が備えられている。ピニオン42がセクタ
ギア35のピニオン噛合用の歯37aに噛合している。
次に作用を説明する。
セクタギア35の基部材36の板厚と出力アーム31の板厚
とをほぼ同じ厚みにしたことにより、基部材36と出力ア
ーム31とを溶着した際に、溶着強度が十分高いものにな
る。
セクタギア35の基部材36を硬質の樹脂部材37で被覆
し、樹脂部材37にピニオン噛合用の歯37aを連設したこ
とにより、被覆する樹脂部材37の厚みを調整すれば、ピ
ニオン噛合用の歯37aの強度が十分になり、動力がピニ
オン42を介してセクタギア35に適正に伝達される。
駆動モータ40を始動すると、ピニオン42が回転し、ピ
ニオン42に噛合するピニオン噛合用の歯37aが順次送ら
れて、セクタギア35が回動する。それにより、出力アー
ム31が枢軸34を中心にして揺動する。
出力アーム31が揺動すると、出力アーム31の一端部31
aが案内レール25に沿って水平方向へ移動し、それに応
じて、補助アーム32の各端部32a,32bがガイドレール15
と案内レール25とに沿ってそれぞれ水平方向へ移動す
る。
それにより、出力アーム31と補助アーム32とが成すX
字形が縦長になったり、横長になったりして変形する。
それに応じて窓ガラス20が昇降して開口12が開閉され
る。
前記実施例においては、セクタギア35の基部材36と、
出力アーム31とを別体にしたものを示したが、一体的に
形成したものであったもよい。
「考案の効果」 本考案に係る窓ガラスの昇降装置によれば、動力によ
り回転可能なピニオンに噛合して、窓ガラスを昇降すべ
く揺動する出力アームへ動力を伝達するセクタギアを基
部材と硬質の樹脂部材とで構成し、基部材を出力アーム
とほぼ同じ板厚で形成するとともに、基部材を樹脂部材
で被覆し、樹脂部材にピニオン噛合用の歯を連設するよ
うにしたので、被覆する樹脂部材の厚みを調整すること
ができ、噛合強度を高いものに維持することができると
ともに、セクタギアの板厚を出力アームの板厚とほぼ同
じにしたことにより、基部材と出力アームとを別体にし
た場合は溶着強度を上げることができ、また、基部材と
出力アームとを一体的に形成することも可能となり、ひ
いては品質を向上することができ、さらに、製品を軽量
にすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図から第4図は本考案の一実施例を示しており、第
1図はセクタギア等を示す斜視図、第2図は窓ガラスの
昇降装置が装着された状態の正面図、第3図は窓ガラス
の昇降装置の全体正面図、第4図は同じく要部断面図、
第5図は従来例を示しており、セクタギア等を示す斜視
図である。 10…ドア本体 12…開口 20…窓ガラス 30…窓ガラスの昇降装置 31…出力アーム 35…セクタギア 36…基部材 37…樹脂部材 40…駆動モータ 42…ピニオン

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】動力により回転可能なピニオンと、該ピニ
    オンに噛合するセクタギアと、該セクタギアが基端部に
    固設され、先端部に窓ガラスを支持する出力アームとを
    備え、動力により前記ピニオンおよび前記セクタギアを
    介して、前記出力アームを揺動し、窓ガラスを昇降する
    ようにした窓ガラスの昇降装置において、 前記セクタギアは、前記出力アームの板厚とほぼ同じ板
    厚で形成される基部材と、 該基部材の側縁部を表裏両側から被覆するとともに、該
    基部材の側縁部に沿ってピニオン噛合用の歯が多数連設
    された樹脂部材とを備えたことを特徴とする窓ガラスの
    昇降装置。
JP1990051801U 1990-05-18 1990-05-18 窓ガラスの昇降装置 Expired - Lifetime JP2524011Y2 (ja)

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JPH0410686U JPH0410686U (ja) 1992-01-29
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