JPH04191123A - ウインドウレギユレータ - Google Patents
ウインドウレギユレータInfo
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- JPH04191123A JPH04191123A JP32210990A JP32210990A JPH04191123A JP H04191123 A JPH04191123 A JP H04191123A JP 32210990 A JP32210990 A JP 32210990A JP 32210990 A JP32210990 A JP 32210990A JP H04191123 A JPH04191123 A JP H04191123A
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- 238000004804 winding Methods 0.000 abstract description 2
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 4
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 210000000078 claw Anatomy 0.000 description 2
- 239000000463 material Substances 0.000 description 2
- 239000011347 resin Substances 0.000 description 2
- 229920005989 resin Polymers 0.000 description 2
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 1
- 239000005357 flat glass Substances 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
- CWQXQMHSOZUFJS-UHFFFAOYSA-N molybdenum disulfide Chemical compound S=[Mo]=S CWQXQMHSOZUFJS-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 229910052982 molybdenum disulfide Inorganic materials 0.000 description 1
- 238000004088 simulation Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Window Of Vehicle (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、車両のウィンドウを昇降して開閉させるた島
のウィンドウレギュレータに関する。
のウィンドウレギュレータに関する。
従来、第4図及び第5図に示される如く、ウィンドウレ
ギュレータ40は、ハンドル41の駆動によって回動す
るピニオン軸42により回動される円弧状の歯車44を
備えている。歯車44の内側面からは、その円弧中心を
通るようにリフトアーム52が突出形成されている。リ
フトアーム52は、その長手方向中間部が軸46に軸支
され、さらに先端部がウィンドウガラス50の下端に配
設されたレール51の長孔53ヘピン55を介して軸支
されている。
ギュレータ40は、ハンドル41の駆動によって回動す
るピニオン軸42により回動される円弧状の歯車44を
備えている。歯車44の内側面からは、その円弧中心を
通るようにリフトアーム52が突出形成されている。リ
フトアーム52は、その長手方向中間部が軸46に軸支
され、さらに先端部がウィンドウガラス50の下端に配
設されたレール51の長孔53ヘピン55を介して軸支
されている。
ここで、歯車44の回動することによって、リフトアー
ム52が軸46を中心に回動し、リフトアーム52の先
端の長孔53に沿った移動により、ウメンドウ50を昇
降させる構造となっている。
ム52が軸46を中心に回動し、リフトアーム52の先
端の長孔53に沿った移動により、ウメンドウ50を昇
降させる構造となっている。
リフトアーム52の軸46には、スパイラルスプリング
54の内端部が係止されている。このスパイラルスプリ
ング54の外端部は、ベース48に係止されており、リ
フトアーム52がウインドウ下降方向へ回動したときに
前記スパイラルスプリング54は絞られるようになって
いる。このため、リフトアーム52がウィンドウ上昇方
向へ回動するときには、スパイラルスプリング54の付
勢力が加わって、操作力が軽減される。
54の内端部が係止されている。このスパイラルスプリ
ング54の外端部は、ベース48に係止されており、リ
フトアーム52がウインドウ下降方向へ回動したときに
前記スパイラルスプリング54は絞られるようになって
いる。このため、リフトアーム52がウィンドウ上昇方
向へ回動するときには、スパイラルスプリング54の付
勢力が加わって、操作力が軽減される。
ところで、このスパイラルスプリング54は、その絞り
(巻き締まり)時に板間接触が生じ(第5図参照)、こ
の板間接触の摩擦によって、ウィンドウレギュレータの
操作力が重くなる。ウィンドウレギュレータの操作力を
軽減する手段としては、スパイラルスプリング54の全
面に摩擦係数が小さい樹脂材料あるいは二硫化モリブデ
ンをコーティングする技術が知られている(実開昭52
−’24157号公報参照)。
(巻き締まり)時に板間接触が生じ(第5図参照)、こ
の板間接触の摩擦によって、ウィンドウレギュレータの
操作力が重くなる。ウィンドウレギュレータの操作力を
軽減する手段としては、スパイラルスプリング54の全
面に摩擦係数が小さい樹脂材料あるいは二硫化モリブデ
ンをコーティングする技術が知られている(実開昭52
−’24157号公報参照)。
これによれば、板間接触時の摩擦抵抗をある程度軽減す
ることができるので、ウィンドウレギュレータの操作力
が重くなるのを防止することができる。
ることができるので、ウィンドウレギュレータの操作力
が重くなるのを防止することができる。
しかしながら、上記従来構造ではスパイラルスプリング
54の板間の接触は防止されていない。
54の板間の接触は防止されていない。
このため、ウィンドウを昇降させての開閉が繰り返しな
されて、その都度板間接触が繰り返し生ずるとコーティ
ングした樹脂材料が剥離することがある。この場合には
、板間接触によってウィンドウレギュレータの操作力は
重くなる。
されて、その都度板間接触が繰り返し生ずるとコーティ
ングした樹脂材料が剥離することがある。この場合には
、板間接触によってウィンドウレギュレータの操作力は
重くなる。
本発明は上記事実を考慮し、スパイラルスプリングの板
間接触を防止し、ウィンドウレギュレータの操作力を軽
減することができるウィンドウレギュレータを得ること
が目的である。
間接触を防止し、ウィンドウレギュレータの操作力を軽
減することができるウィンドウレギュレータを得ること
が目的である。
本発明に係るウィンドウレギュレータは、回転軸を中心
とする回動によってウィンドウを昇降させる昇降部材と
、この昇降部材の回転軸を軸支するベースと、内端部が
前記回転軸へ係止され外端部が前記ベースへ係止されて
ウィンドウの下降方向へ前記昇降部材が回動されたとき
に絞られると共にウィンドウの上昇方向へ前記昇降部材
が回動されたときに前記昇降部材の回動を付勢する層状
に巻取られたスパイラルスプリングと、前記スパイラル
スプリングが絞られる際に板間接触が最初に生じる位置
に対応させて前記ベースの上に突設され最外層とこの最
外層から2層目の外側面との近接を制限する制限部材と
、を有している。
とする回動によってウィンドウを昇降させる昇降部材と
、この昇降部材の回転軸を軸支するベースと、内端部が
前記回転軸へ係止され外端部が前記ベースへ係止されて
ウィンドウの下降方向へ前記昇降部材が回動されたとき
に絞られると共にウィンドウの上昇方向へ前記昇降部材
が回動されたときに前記昇降部材の回動を付勢する層状
に巻取られたスパイラルスプリングと、前記スパイラル
スプリングが絞られる際に板間接触が最初に生じる位置
に対応させて前記ベースの上に突設され最外層とこの最
外層から2層目の外側面との近接を制限する制限部材と
、を有している。
本発明によれば、最初に板間接触が生じる位置に対応さ
せて制限部材を設け、スパイラルスプリングの移動をこ
の制限部材によって阻止しているので、最外層の内側面
と2層目の外側面とは接触しない。これにより、スパイ
ラルスプリング全体としての板間接触も防止され、ウィ
ンドウ昇降時の操作力を軽くすることができる。
せて制限部材を設け、スパイラルスプリングの移動をこ
の制限部材によって阻止しているので、最外層の内側面
と2層目の外側面とは接触しない。これにより、スパイ
ラルスプリング全体としての板間接触も防止され、ウィ
ンドウ昇降時の操作力を軽くすることができる。
第1図には、本実施例に係るウィンドウレギュレータ1
0が示されている。ウィンドウ12の下端部には、支持
部材13が配設されている。支持部材13には、長孔1
5が形成され、リフトアーム14の先端に取付けられた
ピン17が収容されている。リフトアーム14の長手方
向中間部には、このリフトアーム14と共に回動する回
転軸16が取付けられている。回転軸16は、ベース板
18に設けられだ円孔20へ軸支されている。このため
、リフトアーム14が回転軸16を中心に回動すると、
ピン17が長孔15の長手方向へ移動しながら、支持部
材13が昇降される。
0が示されている。ウィンドウ12の下端部には、支持
部材13が配設されている。支持部材13には、長孔1
5が形成され、リフトアーム14の先端に取付けられた
ピン17が収容されている。リフトアーム14の長手方
向中間部には、このリフトアーム14と共に回動する回
転軸16が取付けられている。回転軸16は、ベース板
18に設けられだ円孔20へ軸支されている。このため
、リフトアーム14が回転軸16を中心に回動すると、
ピン17が長孔15の長手方向へ移動しながら、支持部
材13が昇降される。
リフトアーム14の他端には、円弧形のドリブンギヤ2
2が形成され、その外周には歯が形成されている。この
歯は、ピニオン軸24と噛み合っている。ピニオン軸2
4は、図示しないドアインナに軸支されている。また、
このピニオン軸24の主軸は、ドアトリムを貫通し、操
作ハンドル26が取付けられている。この操作/’%ン
ドル26を回転操作することにより、ピニオン軸24が
回転し、このピニオン軸24と噛み合っているドリブン
ギヤ22の回動によってリフトアーム14を回転軸16
を中心に回動させる構造となっている。
2が形成され、その外周には歯が形成されている。この
歯は、ピニオン軸24と噛み合っている。ピニオン軸2
4は、図示しないドアインナに軸支されている。また、
このピニオン軸24の主軸は、ドアトリムを貫通し、操
作ハンドル26が取付けられている。この操作/’%ン
ドル26を回転操作することにより、ピニオン軸24が
回転し、このピニオン軸24と噛み合っているドリブン
ギヤ22の回動によってリフトアーム14を回転軸16
を中心に回動させる構造となっている。
ここで、操作ハンドル26を第1図の時計回り方向へ回
転させると、リフトアーム14は回転軸16を中心に反
時計回り方向へ回動されるので、リフトアーム14の一
端によって、ウィンドウ12を上昇(閉止)させること
ができる。また、操作ハンドル26を第1図反時計方向
へ回転させると、リフトアーム14は回転軸16を中心
に時計方向へ回動されるので、リフトアーム14の一端
によって、ウィンドウ12を下降(開放)させることが
できる。
転させると、リフトアーム14は回転軸16を中心に反
時計回り方向へ回動されるので、リフトアーム14の一
端によって、ウィンドウ12を上昇(閉止)させること
ができる。また、操作ハンドル26を第1図反時計方向
へ回転させると、リフトアーム14は回転軸16を中心
に時計方向へ回動されるので、リフトアーム14の一端
によって、ウィンドウ12を下降(開放)させることが
できる。
第2図に示される如く、リフトアーム14の回転軸16
は、ベース板18を貫通しており、直径方向のスリット
梁艷8が形成されている。このスリット考28には、ス
パイラルスプリング30の内端部が係止されている。ス
パイラルスプリング30は、板状のばね部材がこの回転
軸16回りに層状に巻き取られている。このスパイラル
スプリング30の板幅は5mm、板厚は2.4mm、有
効長さは51Qmmである。また、このスパイラルスプ
リング30の外端部は、ベース板18の端部が屈曲され
て形成された係止爪32へ係止されており、この結果、
スパイラルスプリング30は、リフトアーム14が第2
図時計方向くウィンドウの下降方向)へ回動したときに
絞られ(巻き締められ)るようになっている。このため
、リフトアーム14の第2図反時計方向(ウィンドウ上
昇方向)回動時には、この絞られたスパイラルスプリン
グ30が付勢力となって、操作ハンドル260回転力を
補助し、操作力を軽減するようにしている。
は、ベース板18を貫通しており、直径方向のスリット
梁艷8が形成されている。このスリット考28には、ス
パイラルスプリング30の内端部が係止されている。ス
パイラルスプリング30は、板状のばね部材がこの回転
軸16回りに層状に巻き取られている。このスパイラル
スプリング30の板幅は5mm、板厚は2.4mm、有
効長さは51Qmmである。また、このスパイラルスプ
リング30の外端部は、ベース板18の端部が屈曲され
て形成された係止爪32へ係止されており、この結果、
スパイラルスプリング30は、リフトアーム14が第2
図時計方向くウィンドウの下降方向)へ回動したときに
絞られ(巻き締められ)るようになっている。このため
、リフトアーム14の第2図反時計方向(ウィンドウ上
昇方向)回動時には、この絞られたスパイラルスプリン
グ30が付勢力となって、操作ハンドル260回転力を
補助し、操作力を軽減するようにしている。
ベース板18には、そのスパイラルスプリング30の最
外層における内側面、かつ外端係止部から巻き方向に沿
って、内端係止部を中心とする略90°の位置に対応す
る部位に、制限部材としての突起爪34が形成されてい
る。この位置は、スパイラルスプリング30の板間接触
が最初に開始される位置であり、これはFEM解析によ
って得られたものである。突起爪34は、ベース板18
から切り起こされており、スパイラルスプリング30の
最外層の回転軸16方向への移動を阻止する役目を有し
ている。
外層における内側面、かつ外端係止部から巻き方向に沿
って、内端係止部を中心とする略90°の位置に対応す
る部位に、制限部材としての突起爪34が形成されてい
る。この位置は、スパイラルスプリング30の板間接触
が最初に開始される位置であり、これはFEM解析によ
って得られたものである。突起爪34は、ベース板18
から切り起こされており、スパイラルスプリング30の
最外層の回転軸16方向への移動を阻止する役目を有し
ている。
ここで、第2図はスパイラルスプリング30の付勢力が
最も弱い状態、すなわち、ウィンドウ12が全閉となっ
ている状態を表しているが、リフトアーム14が回転軸
16を中心に時計方向へ回動じても突起爪34は、スパ
イラルスプリング30が係止爪32周りで回転してしま
うことを防いでいる。
最も弱い状態、すなわち、ウィンドウ12が全閉となっ
ている状態を表しているが、リフトアーム14が回転軸
16を中心に時計方向へ回動じても突起爪34は、スパ
イラルスプリング30が係止爪32周りで回転してしま
うことを防いでいる。
この係止爪32周りの回転を突起爪34によって阻止す
ることにより、その他の部位においても板間接触は生じ
ることはなく、スパイラルスプリング30は円滑に絞ら
れることになる。
ることにより、その他の部位においても板間接触は生じ
ることはなく、スパイラルスプリング30は円滑に絞ら
れることになる。
以下に本実施例の作用を説明する。
ウィンドウ12を全閉状態から開放させるとき、操作ハ
ンドル26を第1図反時計へ回転させる。
ンドル26を第1図反時計へ回転させる。
これにより、ピニオン軸24が回転されてこの回転力は
、円弧形のドリブンギヤ22へと伝達される。このドリ
ブンギヤ22の回動により、リフトアーム14は、回転
軸16を中心に第2図時計方向へ回動するので、ウィン
ドウ12が下降される。
、円弧形のドリブンギヤ22へと伝達される。このドリ
ブンギヤ22の回動により、リフトアーム14は、回転
軸16を中心に第2図時計方向へ回動するので、ウィン
ドウ12が下降される。
このウィンドウ12の下降と共に回転軸16に内端部が
係止されたスパイラルスプリング30が絞られていく。
係止されたスパイラルスプリング30が絞られていく。
このとき、層状に巻き取られた板間の間隙寸法は徐々に
狭くなるが、最初に接触する位置には、突起爪34が形
成されている。このため、この突起爪34によって、板
間接触が阻止されるため、スパイラルスプリング30の
絞り時に全ての部位で板間接触がなく、操作力を重くす
るような要因を排除することができる。
狭くなるが、最初に接触する位置には、突起爪34が形
成されている。このため、この突起爪34によって、板
間接触が阻止されるため、スパイラルスプリング30の
絞り時に全ての部位で板間接触がなく、操作力を重くす
るような要因を排除することができる。
すなわち、ウィンドウ12の下降時、スパイラルスプリ
ング30は、ウィンドウ12の押上方向に力を出してい
る。従って、この力は、操作者の操作力の抵抗力となり
、この抵抗力が大きいほど操作力が重くなることになる
。ここで、抵抗力Rは、スパイラルスプリング30自体
の付勢力Pに板間接触による摩擦力Fを加えた力となる
(R=P+F)。従って、板間接触による摩擦力Fだけ
余分に力を与えないとスパイラルスプリング30は巻き
締まらない。第3図(A)に示される如く、従来のスパ
イラルスプリングの抵抗力(第3図(A)の鎖線参照)
に比べて、板間接触による摩擦力Fがない分抵抗力Rは
小さくなる(第3図(A)の実線参照)。これにより、
ウィンドウ12を下降させる操作力は軽くなる。
ング30は、ウィンドウ12の押上方向に力を出してい
る。従って、この力は、操作者の操作力の抵抗力となり
、この抵抗力が大きいほど操作力が重くなることになる
。ここで、抵抗力Rは、スパイラルスプリング30自体
の付勢力Pに板間接触による摩擦力Fを加えた力となる
(R=P+F)。従って、板間接触による摩擦力Fだけ
余分に力を与えないとスパイラルスプリング30は巻き
締まらない。第3図(A)に示される如く、従来のスパ
イラルスプリングの抵抗力(第3図(A)の鎖線参照)
に比べて、板間接触による摩擦力Fがない分抵抗力Rは
小さくなる(第3図(A)の実線参照)。これにより、
ウィンドウ12を下降させる操作力は軽くなる。
次にウィンドウ12を閉止させる場合には、摸作ハンド
ル26を第1図時計方向へ回転させる。
ル26を第1図時計方向へ回転させる。
これによって、リフトアーム14は回転軸16を中心に
反時計方向へ回動されるので、リフトアーム14の一端
によって支持されているウィンドウ12は上昇し、閉止
することができる。
反時計方向へ回動されるので、リフトアーム14の一端
によって支持されているウィンドウ12は上昇し、閉止
することができる。
ここで、このリフトアーム14の回転軸16を中心とす
る第2図反時計方向の回動時には、絞り込まれたスパイ
ラルスプリング30の付勢力が加わるため、操作ハンド
ル26の操作力を軽減することができる。
る第2図反時計方向の回動時には、絞り込まれたスパイ
ラルスプリング30の付勢力が加わるため、操作ハンド
ル26の操作力を軽減することができる。
すなわち、ウィンドウ12の上昇時、スパイラルスプリ
ング30は、ウィンドウ12の押上方向に力を出してい
るので、操作力の助長力となり、この助長力が大きいほ
ど操作者の操作力は軽くて済む。ここで、助長力Eは、
スパイラルスプリング30自体の付勢力Pから板間接触
による摩擦力Fを差し引いた力となる(E=P−F)。
ング30は、ウィンドウ12の押上方向に力を出してい
るので、操作力の助長力となり、この助長力が大きいほ
ど操作者の操作力は軽くて済む。ここで、助長力Eは、
スパイラルスプリング30自体の付勢力Pから板間接触
による摩擦力Fを差し引いた力となる(E=P−F)。
従って、第3図(B)に示される如く、従来のスパイラ
ルスプリングの抵抗力(第3図(B)の鎖線参照)に比
べて、板間接触による摩擦力Fがない分助長力Eは大き
くなる(第3図(B)の実線参照)。
ルスプリングの抵抗力(第3図(B)の鎖線参照)に比
べて、板間接触による摩擦力Fがない分助長力Eは大き
くなる(第3図(B)の実線参照)。
これにより、ウィンドウ12を上昇させる操作力は軽く
なる。
なる。
この第3図(A>及び(B)の特性図を見てわかるよう
に、突起爪34によって板間接触を防止することにより
、ウィンドウ12を上昇させるときも下降させるときも
、操作ハンドル26による操作力を軽減することができ
る。なお、第3図(A)におけるウィンドウ全開時(右
端)の力と、第3図(B)におけるウィンドウ全開時(
左端)の力とに差異があるのは、ピニオン軸24とドリ
ブンギヤ22との回転時の摩擦力や回転軸16の回転摩
擦力等によって生じるためである。
に、突起爪34によって板間接触を防止することにより
、ウィンドウ12を上昇させるときも下降させるときも
、操作ハンドル26による操作力を軽減することができ
る。なお、第3図(A)におけるウィンドウ全開時(右
端)の力と、第3図(B)におけるウィンドウ全開時(
左端)の力とに差異があるのは、ピニオン軸24とドリ
ブンギヤ22との回転時の摩擦力や回転軸16の回転摩
擦力等によって生じるためである。
また、スパイラルスプリング30を構成する板ばね部材
の全面に板間接触時の摩擦係数を小さくするためのコー
ティングを施す必要がなくなるので、作業工数が削減さ
れ、コストダウンを図ることができる。
の全面に板間接触時の摩擦係数を小さくするためのコー
ティングを施す必要がなくなるので、作業工数が削減さ
れ、コストダウンを図ることができる。
なお、本実施例ではピニオン軸24を操作ハンドル26
によって手動で回転させるようにしたが、モータ等を用
いて回転させてもよい。
によって手動で回転させるようにしたが、モータ等を用
いて回転させてもよい。
また、本実施例では制限部材としての突起爪34をベー
ス板18から切り起こしたが、例えば、略り字形の部材
をベース板18へ溶着して突設させてもよい。
ス板18から切り起こしたが、例えば、略り字形の部材
をベース板18へ溶着して突設させてもよい。
以上説明した如く本発明に係るウィンドウレギュレータ
は、スパイラルスプリングの板間接触を防止し、ウィン
ドウ開閉操作力を軽減することができるという優れた効
果を有する。
は、スパイラルスプリングの板間接触を防止し、ウィン
ドウ開閉操作力を軽減することができるという優れた効
果を有する。
第1図は本実施例に係るウィンドレギュレータの概略構
成図、第2図はリフトアームの回転軸付近の拡大図、第
3図(A)及び(B)はウィンドウの下降及び上昇時に
スパイラルスプリングが操作力に影響を及ぼす力を示す
特性図、第4図及び第5図は従来のウィンドレギュレー
タの概略構成図である。 10・・・ウィンドウレギュレータ、 12・・・ウィンドウ、 14・・・リフトアーム(昇降部材)、16・・・回転
軸、 18・・・ベース板(ベース)、 30・・・スパイラルスプリング、 34・・・突起爪(制限部材)。
成図、第2図はリフトアームの回転軸付近の拡大図、第
3図(A)及び(B)はウィンドウの下降及び上昇時に
スパイラルスプリングが操作力に影響を及ぼす力を示す
特性図、第4図及び第5図は従来のウィンドレギュレー
タの概略構成図である。 10・・・ウィンドウレギュレータ、 12・・・ウィンドウ、 14・・・リフトアーム(昇降部材)、16・・・回転
軸、 18・・・ベース板(ベース)、 30・・・スパイラルスプリング、 34・・・突起爪(制限部材)。
Claims (1)
- (1)回転軸を中心とする回動によってウィンドウを昇
降させる昇降部材と、この昇降部材の回転軸を軸支する
ベースと、内端部が前記回転軸へ係止され外端部が前記
ベースへ係止されてウィンドウの下降方向へ前記昇降部
材が回動されたときに絞られると共にウィンドウの上昇
方向へ前記昇降部材が回動されたときに前記昇降部材の
回動を付勢する層状に巻取られたスパイラルスプリング
と、前記スパイラルスプリングが絞られる際に板間接触
が最初に生じる位置に対応させて前記ベースの上に突設
され最外層とこの最外層から2層目の外側面との近接を
制限する制限部材と、を有するウィンドウレギュレータ
。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32210990A JPH04191123A (ja) | 1990-11-26 | 1990-11-26 | ウインドウレギユレータ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32210990A JPH04191123A (ja) | 1990-11-26 | 1990-11-26 | ウインドウレギユレータ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04191123A true JPH04191123A (ja) | 1992-07-09 |
Family
ID=18140019
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP32210990A Pending JPH04191123A (ja) | 1990-11-26 | 1990-11-26 | ウインドウレギユレータ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04191123A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20030006799A (ko) * | 2001-07-16 | 2003-01-23 | 기아자동차주식회사 | 밸런스 스프링이 구비된 자동차 도어윈도우 레귤레이터 |
KR100376438B1 (ko) * | 2000-10-16 | 2003-03-15 | 현대자동차주식회사 | 자동차 파워 윈도우의 회전부 소음 방지구 |
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-
1990
- 1990-11-26 JP JP32210990A patent/JPH04191123A/ja active Pending
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