JP3660556B2 - スライドドア - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両の側部等に開閉可能に取り付けるスライドドアに関し、中間部がベースプレートに回転可能に支持されたリフトアームを有し、該リフトアームの一端にはドリブンギヤが重なるように固着され、該リフトアームの他端でウインドガラスを昇降させるウインドレギュレータと、開放途中のスライドドアの開方向への移動を一定範囲内に規制可能な中間ストッパ機構と、前記ウインドガラスの開きが一定以上になると、前記中間ストッパ機構にスライドドアの開方向への移動を一定範囲内に規制させる中間ストッパコントロール機構とを備えたスライドドアに関する。
【0002】
【従来の技術】
図9に示すように、車両等のスライドドア3には、ウインドガラス1が昇降可能に設けられている。このため、ウインドガラス1を降ろしたままスライドドア3を開けた時、このスライドドア3の窓に物が差し込まれていると、この物は、スライドドア3の窓枠7とピラー9とで挟まれ、損傷を受ける恐れがある。
【0003】
そこで、この事態を回避するために中間ストッパ機構を設け、ウインドガラス1を所定の位置より下方に降ろした時には、開方向へ移動中のスライドドアを、開放途中で停止させることが提案されている。
【0004】
このスライドドアの一例としては、図10に示すようなものがある。この図において、中間ストッパコントロール機構11は、ウインドガラス1が全閉状態から所定量L(例えば、150mm)だけ下降する間は、この下降量に応じて、ケーブル(インナケーブル)13を引き込む。一方、ケーブル13の移動ストロークが設定値に到達すると、ケーブル13の引き込みを停止する。しかし、この状況でも、ウインドガラス1は下降できる。
【0005】
中間ストッパ機構15は、ケーブル13によって中間ストッパコントロール機構11に連結されている。この中間ストッパ機構15は、中間ストッパコントロール機構11によって駆動され、開方向へ移動するスライドドア3を開放途中で止めるものである。又、Xアーム式のウインドレギュレータ16は、ウインドガラス1を上下方向へ駆動するものである。
【0006】
ここで、中間ストッパコントロール機構11の構成を図11を用いて詳細に説明する。スライドドア3のインナパネルにはベースプレート31が固着され、このベースプレート31にピン33が立設されている。このピン33には、第1のレバー35と第2のレバー37とが回転可能に取り付けられている。
【0007】
又、スパイラルスプリング39は、ピン33を中心に巻回され、一方の端部39aは第1のレバー35に掛止され、他方の端部39bは第2のレバー37に掛止されている。
【0008】
第1のレバー35の回転端部には、ローラ41が設けられており、このローラ41が、ウインドガラス1の下部に設けられたガイド17に図の水平方向に移動可能に係合している。第2のレバー37には、ケーブル13が接続されている。
【0009】
上記従来のスライドドア3において、全閉状態のウインドガラス1をウインドレギュレータ16を用いて下降させると、第1のレバー35もウインドガラス1の下降に伴って、図10において反時計方向へ回転する。又、第2のレバー37もスパイラルスプリング39を介して第1のレバー35へ接続されているので、反時計方向へ回転し、ケーブル13を引き込んでいく。
【0010】
ケーブル13の移動ストロークが設定値に到達すると、第2のレバー37はその回転を規制され、第1のレバー35に追従して回転することができなくなる。しかし、この状況でも、スパイラルスプリング39が縮径するように弾性変形することで、第1のレバー35だけは反時計方向へ回転でき、ウインドガラス1は下降できる。
【0011】
従って、ウインドガラス1が全閉状態から所定量L以上下降すると、中間ストッパコントロール機構11がケーブル13を所定量だけ引き込み、中間ストッパ機構15を作動状態にする。この状態で、スライドドア3を開方向へ移動すると、スライドドア3は中間ストッパ機構15により途中で止められ、それ以上開けなくなる。すなわち、上記スライドドア3においては、ウインドガラス1が下げられ、スライドドア3の窓に物が差し込まれていても、この状況では、スライドドア3の窓枠7とピラー9との間に必ず空間が存在することになり、窓に差し込まれた物が挟まれる事態を回避できる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
上記スライドドア3においては、中間ストッパコントロール機構11が、ウインドガラス1の下降量を第1のレバー35で直接求める構成であるため、このレバー35が長尺なものとなり、占有スペースも大きく、中間ストッパコントロール機構11自体が大型化するという問題がある。
【0013】
又、この中間ストッパコントロール機構11を用いる場合、ウインドガラス1が全閉状態から所定量Lだけ下降した後もウインドガラス1を下降させ続けるには、スパイラルスプリング39を縮径させる必要があり、ウインドレギュレータ16の負荷が増大する。このため、大きな操作力が必要になるという問題がある。
【0014】
本発明は、上記従来のスライドドアの欠点を解消したスライドドアを提供することを目的としている。すなわち、本発明の目的は、中間ストッパコントロール機構を小型化・薄型化できるスライドドアを実現することにある。本発明の他の目的は、ウインドレギュレータの操作力を小さくできるスライドドアを実現することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】
上述の課題を解決する請求項1記載の発明は、中間部がベースプレートに回転可能に支持されたリフトアームを有し、該リフトアームの一端にはドリブンギヤが重なるように固着され、該リフトアームの他端でウインドガラスを昇降させるウインドレギュレータと、開放途中のスライドドアの開方向への移動を一定範囲内に規制可能な中間ストッパ機構と、前記ウインドガラスの開きが一定以上になると、前記中間ストッパ機構にスライドドアの開方向への移動を一定範囲内に規制させる中間ストッパコントロール機構とを備え、前記中間ストッパコントロール機構は、前記ベースプレート側のブラケットに回転可能に支持されたコントロールレバーと、前記リフトアームの前記ドリブンギヤが重ねられた面上に前記ドリブンギヤと並べて配置され、前記リフトアームと共に回転し、前記コントロールレバーの先端部に摺接するカム面でもって、前記コントロールレバーの先端部を押動し、前記コントロールレバーを回転させるカムプレートと、インナワイヤの一端が前記コントロールレバーに係止され、前記ウインドガラスの開きを前記中間ストッパ機構側に伝達し、前記中間ストッパ機構にスライドドアの開方向への移動を一定範囲内に規制させるケーブルとからなることを特徴とするものである。
【0016】
この発明では、ウインドガラスの下降量をリフトアームの変位を利用して間接的に求める構成のため、中間ストッパコントロール機構を小型化できる。又、リフトアームの片面上にドリブンギヤとカムプレートを並べて配置したので、中間ストッパコントロール機構の薄型化も可能になる。更に、スパイラルスプリングを縮径させる構成でないため、ウインドレギュレータの操作力は小さい。
【0017】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、ベースプレートに回動可能に支持されたピンに、リフトアームの中間部とカムプレートとが重ねた状態で固着されていることを特徴とするものである。
【0018】
この発明では、リフトアームの回転の中心である中間部がカムプレートで押さえられることになるため、リフトアームのガタが小さくなる。
請求項3記載の発明は、前記カムプレートのカム面部分は前記ベースプレート側にシフトするように段差成形されていることを特徴とする請求項1又は2記載のスライドドアである。
この発明では、カムプレートのカム面部分は前記ベースプレート側にシフトするように段差成形されていることにより、コントロールレバーはドリブンギヤと干渉しない。
請求項4に記載の発明は、前記コントロールレバーの先端部は前記カムプレートの外縁部を板圧方向から挟むように二股状に形成されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のスライドドアである。
この発明では、コントロールレバーの先端部がカム面から外れることを防止できる。
請求項5に記載の発明は、前記中間ストッパコントロール機構は、前記ベースプレート側のブラケットに回転可能に支持されたコントロールレバーと、前記リフトアームの前記ドリブンギヤが重ねられた面上に前記ドリブンギヤと並べて配置され、前記リフトアームと共に回転し、前記コントロールレバーの先端部に摺接するカム面でもって、前記コントロールレバーの先端部を押動し、前記コントロールレバーを回転させるカムプレートと、インナワイヤの一端が前記コントロールレバーに係止され、前記ウインドガラスの開きを前記中間ストッパ機構側に伝達し、前記中間ストッパ機構にスライドドアの開方向への移動を一定範囲内に規制させるケーブルとからなり、前記中間ストッパ機構は、車体側に設けられる中間ストライカと、前記スライドドア側に回転可能に設けられ、前記中間ストライカに当接可能なポールと、前記中間ストライカに当接可能な位置方向へ前記ポールを付勢する第1の付勢手段と、前記スライドドア側に回転可能に設けられ、前記中間ストライカと当接不能な位置にある前記ポールに係脱可能で、前記中間ストッパコントロール機構のインナワイヤの他端が接続された第1のフックと、該第1のフックが前記ポールに係合する方向に付勢する第2の付勢手段と、該第1の付勢手段により付勢された前記ポールを前記中間ストライカに当接可能な位置で停止させるストッパと、からなることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載のスライドドアである。
請求項6記載の発明は、中間部がベースプレートに回転可能に支持されたリフトアームを有し、該リフトアームの一端にはドリブンギヤが重なるように固着され、該リフトアームの他端でウインドガラスを昇降させるウインドレギュレータと、開放途中のスライドドアの開方向への移動を一定範囲内に規制可能な中間ストッパ機構と、前記ウインドガラスの開きが一定以上になると、前記中間ストッパ機構にスライドドアの開方向への移動を一定範囲内に規制させる中間ストッパコントロール機構とを備え、前記中間ストッパコントロール機構が、前記ベースプレート側のブラケットに回転可能に支持されたコントロールレバーと、前記リフトアームの前記ドリブンギヤが重ねられた面上に前記ドリブンギヤと並べて配置され、前記リフトアームと共に回転する揺動アームと、一端が前記揺動アームに係止され、他端が前記コントロールレバーに押動可能に係合し、前記揺動アームの回転に応じて前記コントロールレバーを回転させるロッドと、インナワイヤの一端が前記コントロールレバーに係止され、前記ウインドガラスの開きを前記中間ストッパ機構側に伝達し、前記中間ストッパ機構にスライドドアの開方向への移動を一定範囲内に規制させるケーブルとからなることを特徴とするものである。
【0019】
この発明でも、ウインドガラスの下降量をリフトアームの変位を利用して間接的に求める構成のため、中間ストッパコントロール機構を小型化できる。又、リフトアームの片面上にドリブンギヤと揺動アームを並べて配置したので、中間ストッパコントロール機構の薄型化も可能になる。更に、スパイラルスプリングを縮径させる構成でないため、ウインドレギュレータの操作力は小さい。
【0020】
請求項記載の発明は、請求項記載の発明において、ベースプレートに回動可能に支持されたピンに、リフトアームの中間部と揺動アームとが重ねた状態で固着されていることを特徴とするものである。
【0021】
この発明では、リフトアームの回転の中心である中間部が揺動アームで押さえられることになるため、リフトアームのガタが小さくなる。
【0022】
【発明の実施の形態】
図面を用いて本発明の第1の実施の形態例(請求項1,2に係るもの)を説明する。本実施の形態例は、開方向へ移動するスライドドアを途中で止める中間ストッパ機構だけでなく、全開位置でのスライドドアの移動を禁止する全開ストッパ機構をも備えたものである。
【0023】
(中間ストッパ機構)
図4は本発明の実施の形態例におけるストッパ機構部分の構成(平面図)を概念的に示している。この図において、ガイドレール51は、車体側に設けられ、スライドドアの開閉方向に向けられている。ローラ53,55は、ガイドレール51に移動可能に嵌合するもので、ローラアーム50に回転可能に支持されている。
【0024】
サポートプレート57は、スライドドアのドアパネルに取り付けられ、ベースプレート61は、このサポートプレート57とローラアーム50とに取り付けられている。これにより、スライドドアはガイドレール51に案内されて、全閉位置と全開位置との間を移動できる。
【0025】
このベースプレート61上には、開方向へ移動するスライドドアを途中で止めることが可能な中間ストッパ機構63と、全開位置にスライドドアを保持する全開ストッパ機構65とが設けられている。ここで、サポートプレート57はアウタ側(窓側)に位置し、ガイドレール51はインナ側(車室内側)に位置する。尚、図4は、スライドドアが全閉位置にある状態を示している。
【0026】
車体側には、中間ストッパ機構63に係合する中間ストライカ67が設けられている。スライドドアが全閉位置から全開位置へ向かって移動する際に、ウインドガラスが所定量以上開けられている場合は、中間ストッパ機構63のポール71と中間ストライカ67とが当接し、スライドドアはそれ以上の開方向への移動を規制される。
【0027】
ここで、中間ストッパ機構63を詳細に説明する。ベースプレート61上には、中間ストライカ67に当接可能なポール71が、ピン71cによって回転可能に支持されている。このポール71は、第1の付勢手段(図示せず)により、矢印D方向へ付勢されている。又、ポール71の中間ストライカ67との当接部には、緩衝用のプレート71bが固着されている。
【0028】
更に、ベースプレート61上には、第1のフック73がピン73cによって回転可能に設けられている。第1のフック73は、中間ストライカ67と当接しない位置(図4に示す回転位置)まで回転したポール71の突起部71aに、突起部73aでもって係合し、ポール71をその位置に拘束するものである。この第1のフック73は、第2の付勢手段(図示せず)により、突起部73aがポール71の突起部71aに係合する方向Eに付勢されている。
【0029】
第1のフック73の突起部73aがポール71の突起部71aに係合すると、ポール71の矢印D方向への回転は禁止される。
第1のフック73には、後述する中間ストッパコントロール機構によって駆動されるケーブル75が接続されている。
【0030】
ポール押し戻し部材68は、車体側に配置されている。ポール押し戻し部材68は、閉方向に移動中のスライドドア内のポール71に当接し、ポール71を、中間ストライカ67に対して当接可能な位置から当接不能な位置に回転させるものである。又、ベースプレート61に突設されたストッパ77は、第1のフック73による規制が解かれたポール71に当接し、ポール71をこの当接位置に停止させるものである。
【0031】
(全開ストッパ機構)
全開ストッパ機構65についても図4を用いて詳細に説明する。スライドドアが全開位置へ移動した際に、全開ストッパ機構65と係合する全開ストライカ69が、車体側に配置されている。一方、ベースプレート61には、全開ストライカ69に係脱可能な係合溝81aが形成されたラッチ81が、ピン81cでもって回転可能に設けられている。このラッチ81は、第3の付勢手段(図示せず)により、矢印F方向に付勢されている。
【0032】
ここで、図4に示すラッチ81の位置は、全開ストライカ69と係合可能な位置であり、外部から拘束されていない状態でのラッチ81は、第3の付勢手段により、図4に示す位置に戻るように付勢されている。
【0033】
又、ベースプレート61上には、第2のフック83がピン83cにより回転可能に設けられている。第2のフック83は、全開ストライカ69に係合してロック位置まで回転したラッチ81の突起部81bに突起部83aでもって係合し、ラッチ81をロック位置に拘束するものである。第2のフック83は、第4の付勢手段(図示せず)により、突起部83aがラッチ81の突起部81bと係合する方向Gに付勢されている。
【0034】
第2のフック83の突起部83aがラッチ81の突起部81bと係合すると、ラッチ81の矢印F方向への回転は禁止される。第2のフック83には、自動車であれば、そのインナハンドルやアウタハンドル等によって駆動されるケーブル85が接続されている。尚、図示しないが、ラッチ81は図4に示す位置よりF方向に回転することを規制されている。
【0035】
(ウインドレギュレータ)
本実施の形態例では、スライドドアは、図2に示すようなXアーム式のパワーウインドレギュレータを備えている。尚、図1は図2中の要部の拡大図、図3は図2中の一部を拡大して示した分解斜視図である。これらの図において、ベースプレート101は、スライドドアのインナパネルに取り付けられる。図3に示すように、ベースプレート101の円形貫通穴101aには、段付きピン103の円柱部103aが回転可能に挿入されている。又、ピン103の小判形断面部分103bには、リフトアーム105の中間部に形成された小判穴105aが嵌合されている。
【0036】
図1に示すように、リフトアーム105の一端には、ドリブンギヤ107が溶接等によりリフトアーム105に重なるように固着されている。このドリブンギヤ107はベースプレート101上に設けられたモータ(ギヤボックスを含む)109の出力軸に設けられたピニオン110に噛合し、回転駆動されるようになっている。
【0037】
リフトアーム105の他方の回転端部には、ローラ111が設けられ、このローラ111は、ウインドガラス113の下端部に取り付けられたリフトアームブラケット115に形成されたガイド117に、水平方向に移動可能に係合している。
【0038】
段付きピン103には、イコライザアームブラケット123の一方の端部の貫通穴123aが回転可能に嵌合している。このイコライザアームブラケット123の他方の端部は、スライドドアのインナパネルに固着されている。
【0039】
リフトアーム105の段付きピン103とローラ111との間には、リフトアーム105を貫通するスピンドル119が回転可能に設けられ、スピンドル119の一方の端部には、リフトアームブラケット115方向へ延びる第1のイコライザアーム121が固着されている。
【0040】
スピンドル119の他方の端部には、イコライザアームブラケット123方向へ延びる第2のイコライザアーム125が固着されている。従って、第1及び第2のイコライザアーム121,125はスピンドル119を介して一体化されたアームとなっている。
【0041】
第1のイコライザアーム121の先端部には、リフトアームブラケット115のガイド117に移動可能に係合したローラ131が設けられ、第2のイコライザアーム125の先端部には、イコライザアームブラケット123に形成されたガイド133に移動可能に係合したローラ135が設けられている。
【0042】
図3に示したバランススプリング141は、内端部141aが段付きピン103のすり割り部103cに掛止され、中間部141bは段付きピン103の周囲にスパイラル状に巻回され、外端部141cがベースプレート101に掛止されたもので、このバランススプリング141により、リフトアーム105はウインドガラス113を持ち上げる方向へ付勢されている。
【0043】
上記ウインドレギュレータでは、モータ109を駆動すると、ドリブンギヤ107が固着されたリフトアーム105が、段付きピン103を中心に回転し、ウインドガラス113を昇降させる。
【0044】
(中間ストッパコントロール機構)
中間ストッパコントロール機構はウインドレギュレータ内に設けられている。図1〜図3を用いて、中間ストッパコントロール機構を説明する。ベースプレート101に溶接等により固着されたブラケット152には、ベルクランク状のコントロールレバー153がピン154でもって回転可能に枢着されている。
【0045】
又、リフトアーム105のドリブンギヤ107が重ねられた面上には、ドリブンギヤ107と並べてカムプレート155が配置されている。カムプレート155には、小判穴155hが形成されており、ここに段付きピン103の小判形断面部分103bが嵌合され、カシメられている。これにより、カムプレート155とリフトアーム105は段付きピン103に固着され、カムプレート155はリフトアーム105と一体となって回転する。
【0046】
カムプレート155の外縁部には、カム面155dが形成されている。そして、このカム面155dが、コントロールレバー153の一方の回転端部である先端部153aに当接している。本実施の形態例では、上記カム面155dとして、段付きピン103を中心とする小径円弧面155b、段付きピン103を中心とする大径円弧面155c、両円弧面155b,155cを結ぶ傾斜面155aが形成されている。
【0047】
小径円弧面155bは、段付きピン103に近づいた位置にコントロールレバー153の先端部153aを保持するカム面部分、大径円弧面155cは、段付きピン103から離れた位置にコントロールレバー153の先端部153aを保持するカム面部分、傾斜面155aは、コントロールレバー153の先端部153aを移動させコントロールレバー153を回転させるカム面部分を構成している。
【0048】
そして、カムプレート155は、ウインドガラス113の全閉時には、小径の円弧面155bでコントロールレバー153の先端部153aに当接しているが、ウインドガラス113が所定の位置近傍まで下降すると、傾斜面155aで先端部153aに当接するようになり、ウインドガラス113が所定の位置まで下がった時点では、大径の円弧面155cで先端部153aに当接するように設定されている。
【0049】
尚、図3に示したように、コントロールレバー153の先端部153aは、カムプレート155の外縁部を板厚方向から挟むように、二股状に形成されている。これにより、コントロールレバー153の先端部153aがカム面155dから外れることを防止できる。又、この先端部153aの摺接面には、良好な摺動を確保するために、合成樹脂でなる被覆層が形成されている。
【0050】
更に、本実施の形態例では、カムプレート155は図3に示すように段差成形され、カム面155d部分がベースプレート101側にシフトしている。これにより、コントロールレバー153はドリブンギヤ107と干渉せずに、その裏側(図1参照)を通ることができる。
【0051】
ケーブル75の一端は、水平方向よりも下方に向けた状態で、ブラケット152に固定されている。このケーブル75の一端は、コントロールレバー153の他端153bに対向しており、ウインドガラス113が下降した時にケーブル75のインナワイヤ75aが引き出されるように、該インナワイヤ75aの一端がコントロールレバー153の他端153bに係止されている。尚、このインナワイヤ75aの他端は中間ストッパ機構63内の第1のフック73に接続されている。
【0052】
又、ブラケット152とコントロールレバー153との間には、レバー付勢手段として、テンションスプリング163が掛止されており、コントロールレバー153は、先端部153aがカムプレート155に当接する方向Mに付勢されている。
【0053】
(本実施の形態例の作動)
中間ストッパ機構63において、スライドドアが全閉位置にあり、ウインドガラス113が全閉状態にある時は、図4に示すように、中間ストライカ67と当接できない位置まで回転したポール71に、第1のフック73が第2の付勢手段の付勢力によって係合している。
【0054】
ここで、モータ109が全閉状態のウインドガラス113を下げる方向へ駆動され、図1及び図2においてリフトアーム105が矢印N方向へ移動すると、ドリブンギヤ107に固着されたカムプレート155も同方向に移動する。当初は、カムプレート155は、小径の円弧面155bでコントロールレバー153の先端部153aに当接しているが、ウインドガラス113が所定の位置近傍まで下降すると、傾斜面155aで先端部153aに当接するようになる。そして、ウインドガラス113が所定の位置まで下がった時点では、図5に示すように、大径の円弧面155cで先端部153aに当接することになる。
【0055】
コントロールレバー153の他端153bは、前述の如く、傾斜面155aとの摺接時に矢印K方向(図1参照)に回転させられ、ケーブル75のインナワイヤ75aを引き出していく。これにより、図4中の第1のフック73がポール71から離脱する方向(図4の反時計方向)に駆動され、ウインドガラス113が所定の位置まで下降した時点では、第1のフック73とポール71との係合が解除される。
【0056】
このため、ポール71は、ポール押し戻し部材68の拘束がなくなれば、第1の付勢手段の付勢力により、ストッパ77に当接する位置まで回転し、中間ストライカ67に当接可能な状態となる。
【0057】
ウインドガラス113が所定の位置まで下降した状態のスライドドアを開方向へ移動すると、その移動につれて、ポール71は、ポール押し戻し部材68から離れ、図4中の二点鎖線で示すように、ストッパ77に当接する位置まで回転する。更に移動すると、ポール71は中間ストライカ67に当接し、それ以上のスライドドアの移動を禁止することになる(中間ロック状態)。
【0058】
中間ロック状態を解除するには、スライドドアを閉方向へ移動させ、図4の位置まで戻すと共にウインドガラス113を所定の位置より上昇させる。この戻し動作により、車体側に設けられたポール押し戻し部材68にポール71の背面が押され、ポール71は矢印Dと逆方向に回転し、再び第1のフック73がポール71に係合し、中間ロック状態が解除される。
【0059】
次に、全開ストッパ機構65の作動を説明する。スライドドアが非全開状態では、第3の付勢手段の付勢力によりラッチ81は全開ストライカ69に係合可能な位置(図4の位置)にある。
【0060】
スライドドアが全開方向に移動すると、ラッチ81の係合溝81aに全開ストライカ69が係合し、更に、ラッチ81が時計方向へ回転する。
ラッチ81が二点鎖線で示す位置まで回転すると、第4の付勢手段の付勢力により第2のフック83がラッチ81に係合し、ラッチ81の矢印F方向への回転を禁止した全開ロック状態となる。
【0061】
全開ロック状態を解除するには、インサイドハンドルやアウトサイドハンドルを操作する。すると、ケーブル85が引き込まれ、第2のフック83のラッチ81との係合が解除され、ラッチ81は、矢印F方向への回転が可能となり、全開ロック状態が解除される。このため、スライドドアを閉方向へ移動させることができる。
【0062】
本実施の形態例のスライドドアでは、中間ストッパコントロール機構が、ウインドガラス113の下降量をリフトアーム105の変位を利用して間接的に求める構成のため、長いレバー等が不要になり、占有スペースが小さくなって、中間ストッパコントロール機構を小型化できる。
【0063】
更に、コントロールレバー153の先端部153aが二股状に形成されているため、スライドドアを強く開け閉めした時の衝撃や悪路走行時の衝撃を受けても、コントロールレバー153の先端部153aが厚み方向に変位せず、カム面155dから離脱することはない。よって、中間ストッパコントロール機構の確実な作動を確保できる。
【0064】
又、リフトアーム105の片面上にドリブンギヤ107とカムプレート155を並べて配置したので、図1の紙面に垂直な方向における中間ストッパコントロール機構の厚みを小さくできる。このため、薄型化も可能になり、車室空間を広げることができる。更に、ウインドガラス113を下降させる際にスパイラルスプリングを縮径させる構成でないため、ウインドレギュレータの操作力も小さい。
【0065】
加えて、ベースプレート101に回動可能に支持された段付きピン103に、リフトアーム105の中間部とカムプレート155とを重ねた状態で固着しているので、リフトアーム105の回転の中心である中間部がカムプレート155で押さえられることになり、リフトアーム105のガタが小さくなる。
【0066】
尚、上記実施の形態例におけるカムプレート155を、図6に示すように確動カムで構成してもよい。図6に示す構成においては、カムプレート155のカム穴155fに、フランジ付きの摺動ピン158を挿通し、摺動ピン158の先端をコントロールレバー153の先端部153aに固着している。そして、カム穴155fを、段付きピン103を中心とする小径円弧穴155g、段付きピン103を中心とする大径円弧穴155k、両円弧穴155g,155kを結ぶ傾斜穴155iとで構成している。
【0067】
小径円弧穴155gは、段付きピン103に近づいた位置にコントロールレバー153の先端部153aを保持するカム穴部分、大径円弧穴155kは、段付きピン103から離れた位置にコントロールレバー153の先端部153aを保持するカム穴部分、傾斜穴155iは、コントロールレバー153の先端部153aを移動させコントロールレバー153を回転させるカム穴部分をそれぞれ構成している。
【0068】
この構成によれば、カムプレート155をコントロールレバー153の先端部153aと摺動ピン158のフランジとで挟むため、コントロールレバー153の先端部153a(摺動ピン158)がカム穴155fから外れることを確実に防止できる。よって、スライドドアを強く開け閉めした時の衝撃や悪路走行時の衝撃を受けた場合でも、中間ストッパコントロール機構の確実な作動を確保できる。
【0069】
図7は本発明の他の実施の形態例(請求項3,4に係るもの)の要部を示す図である。この図において、図1〜図3に示した実施の形態例と対応する部分には同一符号を付した。尚、図7中に表現されていない部分の構成は、図1〜図3に示した実施の形態例と同一である。
【0070】
ベースプレート101に溶接等により固着されたブラケット170には、直線状のコントロールレバー171がピン172でもって回転可能に枢着されている。又、リフトアーム105のドリブンギヤ107が重ねられた面上には、ドリブンギヤ107と並べて揺動アーム173が配置されている。揺動アーム173には、小判穴173hが形成されており、ここに段付きピン103の小判形断面部分103bが嵌合され、カシメられている。これにより、揺動アーム173とリフトアーム105は段付きピン103に固着され、揺動アーム173はリフトアーム105と一体となって回転する。
【0071】
ロッド175は両端が直角に折り曲げられており、一端は揺動アーム173の丸穴173aに回動可能に嵌合し、他端はブラケット170に穿設した長穴170aに摺動可能に嵌合している。ここで、コントロールレバー171の先端部171aは、ウインドガラス113が閉められている状態では、この長穴170aと交差する如く配置され、ロッド175によって、押動されるようになっている。
【0072】
この実施の形態例において、モータ109が全閉状態のウインドガラス113を下げる方向へ駆動され、図7においてリフトアーム105が矢印N方向へ移動すると、ドリブンギヤ107に固着された揺動アーム173も同方向に移動し、ロッド175を図7における左下方向に押し下げていく。
【0073】
ウインドガラス113がある程度下降すると、ロッド175がコントロールレバー171の先端部171aに当接し、コントロールレバー171を図7の時計方向に回転させるようになる。そして、ウインドガラス113が所定の位置まで下がった時点では、図8に示す位置にコントロールレバー171が到達し、ケーブル75のインナワイヤ75aを所定量引き出す。これにより、図4中の第1のフック73がポール71から離脱する方向(図4の反時計方向)に駆動され、ウインドガラス113が所定の位置まで下降した時点では、第1のフック73とポール71との係合が解除される。
【0074】
本実施の形態例のスライドドアでは、中間ストッパコントロール機構が、ウインドガラス113の下降量をリフトアーム105の変位を利用して間接的に求める構成のため、長いレバー等が不要になり、占有スペースが小さくなって、中間ストッパコントロール機構を小型化できる。
【0075】
又、リフトアーム105の片面上にドリブンギヤ107と揺動アーム173を並べて配置したので、図7の紙面に垂直な方向における中間ストッパコントロール機構の厚みを小さくできる。よって、薄型化も可能になり、車室空間を広げることができる。更に、ウインドガラス113を下降させる際にスパイラルスプリングを縮径させる構成でないため、ウインドレギュレータの操作力も小さい。
【0076】
加えて、ベースプレート101に回動可能に支持された段付きピン103に、リフトアーム105の中間部と揺動アーム173とを重ねた状態で固着しているので、リフトアーム105の回転の中心である中間部が揺動アーム173で押さえられることになり、リフトアーム105のガタが小さくなる。
【0077】
尚、本発明は、上記の各実施の形態例に限定されるものではない。例えば、全開ストッパ機構65は設ける必要はないし、設けるにしても、その構成を上記実施の形態例のものに限る必要はない。
【0078】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1記載の発明によれば、ウインドガラスの下降量をリフトアームの変位を利用して間接的に求めるため、中間ストッパコントロール機構を小型化できる。又、リフトアームの片面上にドリブンギヤとカムプレートを並べて配置したので、中間ストッパコントロール機構の薄型化も可能になる。更に、スパイラルスプリングを縮径させる構成でないため、ウインドレギュレータの操作力を小さくできる。
【0079】
請求項2記載の発明によれば、リフトアームの回転の中心である中間部がカムプレートで押さえられることになるため、リフトアームのガタを小さくできる。請求項3記載の発明によれば、カムプレートのカム面部分は前記ベースプレート側にシフトするように段差成形されていることにより、コントロールレバーはドリブンギヤと干渉しない。請求項4記載の発明によれば、コントロールレバーの先端部がカム面から外れることを防止できる。
請求項6記載の発明によれば、ウインドガラスの下降量をリフトアームの変位を利用して間接的に求めるため、中間ストッパコントロール機構を小型化できる。又、リフトアームの片面上にドリブンギヤと揺動アームを並べて配置したので、中間ストッパコントロール機構の薄型化も可能になる。更に、スパイラルスプリングを縮径させる構成でないため、ウインドレギュレータの操作力を小さくできる。
【0080】
請求項記載の発明によれば、リフトアームの回転の中心である中間部が揺動アームで押さえられることになるため、リフトアームのガタを小さくできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図2中の要部の拡大図である。
【図2】本発明の実施の形態例におけるウインドレギュレータ及び中間ストッパコントロール機構の全体構成を示す図である。
【図3】図2中の一部を拡大して示した分解斜視図である。
【図4】本発明の実施の形態例におけるストッパ機構部分の構成を概念的に示した平面図である。
【図5】図2の他の作動状態を示す図である。
【図6】カムプレート部分の他の構成例を示す図である。
【図7】本発明の他の実施の形態例の要部を示す図である。
【図8】図7の他の作動状態を示す図である。
【図9】車両のスライドドアを示す図である。
【図10】中間ストッパ機構が設けられた従来のスライドドアの全体構成を示す図である。
【図11】図10における中間ストッパコントロール機構を示す図である。
【符号の説明】
101 ベースプレート
103 段付きピン
105 リフトアーム
107 ドリブンギヤ
109 モータ
110 ピニオン
113 ウインドガラス
152,170 ブラケット
153,171 コントロールレバー
155 カムプレート
155d カム面
155f カム穴
173 揺動アーム
175 ロッド
75 ケーブル
75a インナワイヤ

Claims (7)

  1. 中間部がベースプレートに回転可能に支持されたリフトアームを有し、該リフトアームの一端にはドリブンギヤが重なるように固着され、該リフトアームの他端でウインドガラスを昇降させるウインドレギュレータと、
    開放途中のスライドドアの開方向への移動を一定範囲内に規制可能な中間ストッパ機構と、
    前記ウインドガラスの開きが一定以上になると、前記中間ストッパ機構にスライドドアの開方向への移動を一定範囲内に規制させる中間ストッパコントロール機構とを備え、
    前記中間ストッパコントロール機構は、
    前記ベースプレート側のブラケットに回転可能に支持されたコントロールレバーと、
    前記リフトアームの前記ドリブンギヤが重ねられた面上に前記ドリブンギヤと並べて配置され、前記リフトアームと共に回転し、前記コントロールレバーの先端部に摺接するカム面でもって、前記コントロールレバーの先端部を押動し、前記コントロールレバーを回転させるカムプレートと、
    インナワイヤの一端が前記コントロールレバーに係止され、前記ウインドガラスの開きを前記中間ストッパ機構側に伝達し、前記中間ストッパ機構にスライドドアの開方向への移動を一定範囲内に規制させるケーブルとからなることを特徴とするスライドドア。
  2. 前記ベースプレートに回動可能に支持されたピンに、前記リフトアームの中間部と前記カムプレートとが重ねた状態で固着されていることを特徴とする請求項1記載のスライドドア。
  3. 前記カムプレートのカム面部分は前記ベースプレート側にシフトするように段差成形されていることを特徴とする請求項1又は2記載のスライドドア。
  4. 前記コントロールレバーの先端部は前記カムプレートの外縁部を板圧方向から挟むように二股状に形成されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のスライドドア。
  5. 前記中間ストッパコントロール機構は、
    前記ベースプレート側のブラケットに回転可能に支持されたコントロールレバーと、
    前記リフトアームの前記ドリブンギヤが重ねられた面上に前記ドリブンギヤと並べて配置され、前記リフトアームと共に回転し、前記コントロールレバーの先端部に摺接するカム面でもって、前記コントロールレバーの先端部を押動し、前記コントロールレバーを回転させるカムプレートと、
    インナワイヤの一端が前記コントロールレバーに係止され、前記ウインドガラスの開きを前記中間ストッパ機構側に伝達し、前記中間ストッパ機構にスライドドアの開方向への移動を一定範囲内に規制させるケーブルとからなり、
    前記中間ストッパ機構は、
    車体側に設けられる中間ストライカと、
    前記スライドドア側に回転可能に設けられ、前記中間ストライカに当接可能なポールと、
    前記中間ストライカに当接可能な位置方向へ前記ポールを付勢する第1の付勢手段と、
    前記スライドドア側に回転可能に設けられ、前記中間ストライカと当接不能な位置にある前記ポールに係脱可能で、前記中間ストッパコントロール機構のインナワイヤの他端が接続された第1のフックと、
    該第1のフックが前記ポールに係合する方向に付勢する第2の付勢手段と、
    該第1の付勢手段により付勢された前記ポールを前記中間ストライカに当接可能な位置で停止させるストッパと、
    からなることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載のスライドドア。
  6. 中間部がベースプレートに回転可能に支持されたリフトアームを有し、該リフトアームの一端にはドリブンギヤが重なるように固着され、該リフトアームの他端でウインドガラ スを昇降させるウインドレギュレータと、
    開放途中のスライドドアの開方向への移動を一定範囲内に規制可能な中間ストッパ機構と、前記ウインドガラスの開きが一定以上になると、前記中間ストッパ機構にスライドドアの開方向への移動を一定範囲内に規制させる中間ストッパコントロール機構とを備え、
    前記中間ストッパコントロール機構が、
    前記ベースプレート側のブラケットに回転可能に支持されたコントロールレバーと、
    前記リフトアームの前記ドリブンギヤが重ねられた面上に前記ドリブンギヤと並べて配置され、前記リフトアームと共に回転する揺動アームと、
    一端が前記揺動アームに係止され、他端が前記コントロールレバーに押動可能に係合し、前記揺動アームの回転に応じて前記コントロールレバーを回転させるロッドと、
    インナワイヤの一端が前記コントロールレバーに係止され、前記ウインドガラスの開きを前記中間ストッパ機構側に伝達し、前記中間ストッパ機構にスライドドアの開方向への移動を一定範囲内に規制させるケーブルとからなることを特徴とするスライドドア。
  7. 前記ベースプレートに回動可能に支持されたピンに、前記リフトアームの中間部と前記揺動アームとが重ねた状態で固着されていることを特徴とする請求項6記載のスライドドア。
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