JP2009256997A - 車両ドアガラスのレギュレータ装置 - Google Patents

車両ドアガラスのレギュレータ装置 Download PDF

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Abstract

【課題】ドアガラスを全閉位置に保持する力の強い車両ドアガラスのレギュレータ装置を提供する。
【解決手段】ドアに設けた係止部71と、セクタギヤ27に設けた、ドアガラスが全閉位置または全閉位置近傍に位置したときは係止部71に弾性変形しながら接触し、それ以外の位置に位置するときは係止部71と非接触になるばね手段75と、を備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、車両ドアガラスのレギュレータ装置に関する。
ドアパネルに設けたXリンク機構の上端部でドアガラスを支持し、このXリンク機構をドアパネルに設けた手動式正逆駆動装置を用いて上下方向に伸縮させることによりドアガラスを開閉するタイプのレギュレータ装置は従来より知られている。
このタイプのレギュレータ装置の基本構造は図1及び図3〜図5に示す通りである。
ドアパネル(インナパネル10B)には下部スライド支持部材20が固定してあり、この下部スライド支持部材20にXリンク機構23の構成要素であるイコライザアーム25の下端部を上下方向に移動不能かつ前後方向にスライド可能として支持している。Xリンク機構23の構成要素であるリフトアーム24はイコライザアーム25に対して相対回転可能であり、その下端部にはセクタギヤ27が固定してある。リフトアーム24及びイコライザアーム25の上端部は、ドアガラス12の下端部に固定した上部スライド支持部材30に上下方向に移動不能かつ前後方向にスライド可能として接続している。
また、インナパネル10Bにはベースプレート35が固定してあり、このベースプレート35にブレーキ機構を内蔵する手動式正逆駆動装置40を設けている。この手動式正逆駆動装置40は、ベースプレート35の表面に固定した略筒状をなしかつ内部にグリスが充填されたスプリングケース41と、スプリングケース41内に配設したトーションスプリング57と、トーションスプリング57の両端に形成した係止端部59、60と係脱する切欠49を備え、かつトーションスプリング57の内周側にスプリングケース41の軸線回りに回転可能として配設した回転押圧部材48と、回転押圧部材48のコア52に形成した切欠49内に位置する爪部65及びセクタギヤ27と噛合するピニオン64を備え、かつコア52と同軸的に回転可能な回転駆動部材62と、基端部を回転押圧部材48に固定した操作ハンドル68と、を備えている。
このレギュレータ装置は、操作ハンドル68を回転操作しないときは、トーションスプリング57が外周側に弾性変形しながらスプリングケース41の内周面に圧接することにより回転駆動部材62の回転を防止するので、Xリンク機構23は不動状態を保持する。従って、操作ハンドル68を回転操作しないときドアガラス12の重みがスプリングケース41とトーションスプリング57の圧接力と釣り合うので、ドアガラス12は静止する。
操作ハンドル68を閉方向に回転するとコア52がスプリングケース41内で僅かに回転し、コア52の切欠49の一方の端面(係合端面50)がトーションスプリング57の係止端部60を回転駆動部材62の爪部65側に押圧する。すると、トーションスプリング57が内周側に縮みスプリングケース41の内周面から内周側に離間するので、コア52はさらに回転可能となる。従って、操作ハンドル68を閉方向にさらに回転すると、コア52の係合端面50がトーションスプリング57の係止端部60を介して爪部65を回転させるので、回転駆動部材62に設けたピニオン64が閉方向に回転し、さらにセクタギヤ27が閉方向に回転する。すると、アーム24、25(Xリンク機構23)の上端部が下端部に対して上方に移動するので、ドアガラス12がドアパネルに対して上昇しドアパネルに設けた窓孔11を塞ぐ。一方、操作ハンドル68を閉方向の逆側の開方向に回転すると、コア52がスプリングケース41内で僅かに回転し、コア52の切欠49の他方の端面(係合端面51)がトーションスプリング57の係止端部59を爪部65側に押圧する。その結果、トーションスプリング57がスプリングケース41の内周面から内周側に離間し、コア52はさらに回転可能な状態になるので、操作ハンドル68を開方向にさらに回転すると、コア52の係合端面51がトーションスプリング57の係止端部59を介して爪部65を回転させる。すると、ピニオン64とセクタギヤ27が開方向に回転し、Xリンク機構23の上端部が下端部側に近づくので、ドアガラス12がドアパネルに対して下降し窓孔11を開放する。
特開平9−14310号公報
ドアガラス12が全閉位置に位置するときの操作ハンドル68の向きをどのように設定するかというのは人間工学的に重要であり、通常は図1に示すように操作ハンドル68の先端部が基端部より上方に位置するように設定する。
しかし従来のレギュレータ装置のブレーキ機構には、図5のように保持上必要な遊びaと操作上必要な遊びbが設けられているので、ドアガラス12が全閉位置に位置するときに乗客の手や足が操作ハンドル68に触れるなどして、操作ハンドル68が不意に下方に回転(開方向に回転)してしまうことがある。操作ハンドル68が開方向に回転すると、図5の回転押圧部材48は保持上必要な遊びa分だけ回転し、さらに内周面への圧力が弱い段階なので操作上必要な遊びb分も回転するので、手動式正逆駆動装置40は図4の状態となる。この状態では爪部65は回転可能な遊びc分だけ自由に動くことができるので、車の走行中の振動やドアの開閉による振動により爪部65が動いてしまうことがあり、結果、この分ドアガラス12が下降してしまうことになる。
本発明の目的は、ドアガラスを全閉位置に保持する力の強い車両ドアガラスのレギュレータ装置を提供することにある。
本発明の車両ドアガラスのレギュレータ装置は、車両のドアに設けた窓孔を閉じる全閉位置と該窓孔を開放する全開位置との間でドアガラスを昇降させるレギュレータ装置であって、上記ドアに固定したベース部材と、上記ドアガラスの昇降動作と連動しながら上記ベース部材に対して相対移動する可動部材と、手動により回転可能な操作ハンドル、及び、該操作ハンドルを回転操作したときは上記可動部材を移動させ、回転操作しないときは上記可動部材の移動を規制するブレーキ機構を備える、手動式正逆駆動装置と、上記ベース部材と可動部材の一方に設けた係止部と、上記ベース部材と可動部材の他方に設けた、上記ドアガラスが上記全閉位置に位置するときのみ上記係止部に弾性変形しながら接触するばね手段と、を備えることを特徴としている。
上記係止部を、上記ベース部材と可動部材の一方に突設した、係止面を備える係止突部とし、上記ばね手段を、上記可動部材の移動方向に対して略直交する方向に弾性変形可能な片持ばねであり、かつ、上記可動部材の移動面と平行で上記係止突部が位置する平面上を該係止突部に対して相対移動し、上記ドアガラスが上記全閉位置に移動したときに上記係止突部の端部を乗り越えて上記係止面に接触する接触用突部を備えるものとすることが可能である。
また、上記ばね手段を、上記可動部材の移動面と平行で上記係止部が位置する平面内において弾性変形可能で、かつ共に該平面上に位置する係合凸部及び係合凹部を有する片持ちばねとし、上記係止部を、上記ドアガラスが上記全閉位置に移動したときに、上記片持ちばねを弾性変形させながら上記係合凸部を乗り越えて上記係合凹部に係合する係合ピンとすることも可能である。
上記手動式正逆駆動装置が、上記ハンドルの回転操作に連動して上記ベース部材上で回転するピニオンを備え、上記可動部材が、上記ベース部材に設けた回転中心軸回りに回転可能で、一端が上記ドアガラスに前後方向にスライド可能かつ上下方向にスライド不能に接続するリフトアームと、該リフトアームの他端に固定した、上記ピニオンと噛合するセクタギヤと、を備え、上記回転中心軸から上記セクタギヤまでの距離が上記回転中心軸から上記一端までの距離より短いのが好ましい。
本発明の車両ドアガラスのレギュレータ装置では、ドアガラスが全閉位置に位置したときにベース部材と可動部材の一方に設けたばね手段が他方に設けた係止部に弾性変形しながら接触する。そのため、仮に乗客の手や足が操作ハンドルに触れても操作ハンドルが容易に回転することはなく、全閉位置に位置していたドアガラスが不意に下降するのを防止できる。
さらに、ばね手段と係止部が接触するのはドアガラスが全閉位置に位置したときのみであり、ドアガラスがその他の位置に位置するときは接触しない。そのため、ドアガラスが全閉位置を除く位置に位置するときは、レギュレータ装置に無駄な負荷が掛からないので、レギュレータ装置は殆どの可動領域において円滑に動作可能である。
請求項2及び3のように構成すると、ばね手段と係止部を簡単な構成により実現できる。
特に請求項3のように構成すると、ドアガラスが全閉位置に移動したときに、片持ちばねが可動部材を可動部材の移動方向と直交する方向に押しつけないので、可動部材の動きが不円滑にならない。
請求項4のように構成すると、ピニオンが回転したときにリフトアームのドアガラス側の端部がセクタギヤ側の端部より長い距離移動するので、仮に操作ハンドルが不意に回転するとドアガラスが大きく下降してしまう。しかし、ばね手段と係止部を備える本発明はドアガラスの下降を防止できるので、このような構成に適用した場合により大きな効果を発揮する。
以下、図1〜図6を参照して本発明の第1の実施形態について説明する。
図1はレギュレータ装置の全体構造を分かりやすく説明するための概念図である。
図1に示すように、アウタパネル10Aとドアサッシュ10Cの間には窓孔11が形成してあり、アウタパネル10Aとインナパネル10Bの間の空間にはドアガラス12と、ドアガラス12を昇降させるためのレギュレータ装置15が設けてある。本実施形態のレギュレータ装置15はXリンク機構23を利用したものであり、その基本構成は以下の通りである。
インナパネル10Bにはベースプレート(ベース部材)35が固定してあり、ベースプレート35の車内側面には手動式正逆駆動装置40が固定してある。ベースプレート35の車外側にはXリンク機構23の構成要素であるリフトアーム24が位置しており、ベースプレート35に突設した回転中心軸37が、リフトアーム24の中間部を回転可能に支持している。
インナパネル10Bの車外側面には窓孔11の直下に位置させて前後方向に延びる下部スライド支持部材20が固定してある。下部スライド支持部材20の車外側面には前後方向に延びるスライド支持溝21が形成してあり、スライド支持溝21にはXリンク機構23の構成要素であるイコライザアーム25の下端部が前後方向にスライド可能かつ上下方向に移動不能として支持してある。
リフトアーム24とイコライザアーム25の長手方向の中央部どうしは、車幅方向(インナパネル10Bの厚み方向)に延びる回転連結軸26によって相対回転可能に結合してある。リフトアーム24の下端部には、側面視において回転連結軸26を中心とする円弧形状をなすセクタギヤ(可動部材)27が固定してある。
図1に示すように、ドアガラス12の下縁部には前後方向に延びる上部スライド支持部材30が固定してある。上部スライド支持部材30の車内側面には、共に前後方向に延びるスライド支持溝31とスライド支持溝32が前後に並べて形成してある。そして、イコライザアーム25の上端部がスライド支持溝31に前後方向にスライド可能かつ上下方向に移動不能に接続しており、リフトアーム24の上端部がスライド支持溝32に前後方向にスライド可能かつ上下方向に移動不能に接続している。図1に示すように、回転中心軸37からセクタギヤ27までの距離は、回転中心軸37からリフトアーム24の上端部までの距離より短い。
ブレーキ機構を内蔵する手動式正逆駆動装置40は大きな構成要素として、スプリングケース41、回転押圧部材48、トーションスプリング57、回転駆動部材62及び操作ハンドル68を具備しており、その基本構造は上述した通りである。
スプリングケース41はベースプレート35の車内側面に固定してあり、その内部にはグリスが充填してある。
回転押圧部材48は、切欠49を形成した形状であるコア52と、コア52より小径でありコア52の車内側端面から車内側に向かって直線的に延びる接続用端部53と、接続用端部53より小径でありコア52の車外側端面から車外側に向かって直線的に延びる円柱形状の支持軸54と、を備えている。接続用端部53の車内側端部は貫通円形孔42を通してスプリングケース41の車内側に突出している。
回転駆動部材62は、ピニオン64と爪部65と貫通支持孔66とを有している。回転駆動部材62は貫通支持孔66を支持軸54に回転可能に嵌合し、かつ爪部65を切欠49内に位置させることにより回転押圧部材48に装着する。このようにして回転駆動部材62を回転押圧部材48に装着すると、ピニオン64はベースプレート35に穿設した貫通孔(図示略)を通って車外側に配設されセクタギヤ27と噛合する(図2参照)。
操作ハンドル68の先端部(外側端部)には把持部69が固定してあり、その基端部(内側端部)はスプリングケース41の車内側において回転押圧部材48の接続用端部53に固定してある。
このような基本構造のレギュレータ装置15は次のようにして動作する。
ドアガラス12が窓孔11を完全に塞ぐ全閉位置に位置するとき、Xリンク機構23とセクタギヤ27は図1に示す位置に位置する。また、操作ハンドル68はその把持部69が操作ハンドル68の基端部(回転中心部)よりも上方に位置し、これ以上閉方向(図1の時計方向)に回転できない。さらに、このときコア52、トーションスプリング57及び爪部65はスプリングケース41の内部において図5に示す位置関係にあり(係合端面50は係止端部60に接触しているが、係止端部60を時計方向に押圧していない)、トーションスプリング57のコイル部58がスプリングケース41の内周面に弾性変形しながら圧接しているので、コイル部58とスプリングケース41の間にブレーキ力が発生している。そのため、操作ハンドル68(及び把持部69)に外力を加えなければ操作ハンドル68は図1の位置に保持される。
この状態から操作ハンドル68を開方向(図1及び図2の反時計方向)に回転させると、上述したように、図5に示す位置に位置していたコア52が開方向(反時計方向)に回転し、コイル部58とスプリングケース41の内周面の間のブレーキ力が解除されるので、回転駆動部材62のピニオン64が反時計方向(開方向)に回転し、ピニオン64と噛合しているセクタギヤ27が開方向(図2参照。図1及び図2の時計方向)に回転する。すると、リフトアーム24の上端部とイコライザアーム25の両端部が対応するスライド支持溝21、31、32に対してスライドするので、Xリンク機構23の上端部(上部スライド支持部材30)が図1の位置から下降する。そのため、全閉位置に位置していたドアガラス12が下降し窓孔11を上端部から徐々に開放する。
そして、ドアガラス12が窓孔11のほぼ全体を開放する全開位置(図示略)まで下降すると、操作ハンドル68はそれ以上開方向に回転できなくなる。操作ハンドル68が回転を停止すると、係合端面51から係止端部59に加えられていた押圧力が解除されるので、コイル部58が再び外周側に弾性変形してスプリングケース41の内周面に圧接しスプリングケース41との間でブレーキ力を発生させる。そのため、操作ハンドル68は当該位置に保持される。
全開位置まで移動したドアガラス12を閉じるには操作ハンドル68を閉方向(図1及び図2の時計方向)に回転させる。操作ハンドル68が閉方向に回転すると、上述したように、コイル部58とスプリングケース41の内周面の間のブレーキ力が解除されるので、回転駆動部材62のピニオン64が時計方向に回転し、ピニオン64と噛合しているセクタギヤ27が閉方向(図2参照。図1及び図2の反時計方向)に回転する。すると、リフトアーム24の上端部とイコライザアーム25の両端部が対応するスライド支持溝21、31、32に対してスライドするので、Xリンク機構23の上端部(上部スライド支持部材30)が上昇しドアガラス12が徐々に上昇する。
そして、ドアガラス12が窓孔11を完全に塞ぐ全閉位置(図1の位置)まで上昇すると、操作ハンドル68はそれ以上開方向に回転できなくなる。さらに、操作ハンドル68が回転を停止すると、上述のようにコイル部58とスプリングケース41の間にブレーキ力が発生するので、操作ハンドル68は図1に示す位置に保持される。
以上説明したように、ドアガラス12が全閉位置に位置するときに操作ハンドル68に外力を加えなければ、操作ハンドル68はコイル部58とスプリングケース41の間に生じるブレーキ力によって図1に示す位置に保持される。しかし、仮に乗客(運転手)の手や足などが不意に操作ハンドル68に接触すると、操作ハンドル68が図1の位置から開方向(下方)に回転してしまうことがある。操作ハンドル68が開方向に回転すると、上述のようにコア52が開方向に回転することによりピニオン64とセクタギヤ27が開方向に回転する。そのため、僅かではあるがドアガラス12の上縁部と窓孔11の上縁部の間に隙間が形成されてしまう。
そこで本実施形態ではベースプレート35とセクタギヤ27の間に、ドアガラス12が全閉位置に位置したときにドアガラス12を全閉位置に保持するための全閉保持手段70を設けている。
図2及び図6に示すように、全閉保持手段70は、ベースプレート35の車外側に一体的に突設した係止突部(係止部)71と、セクタギヤ27の車外側面に固定した側面視略三角形の板ばね(ばね手段)75とからなるものである。
図6に示すように、係止突部71の車外側面は偏平な係止面72となっている。
金属からなる板ばね75は、その基端部をセクタギヤ27の車外側面に固定した片持ちばねである。板ばね75の中央部は曲折加工してあるので、自由状態において板ばね75の先端部76は基端部よりも車内側に位置しており、先端部76の車内側面には半球状の接触用突部77が突設してある。図6に示すように、板ばね75が自由状態にあるとき(仮想線の位置のとき)、接触用突部77の先端部の移動軌跡上に係止突部71が位置する。
ドアガラス12が全閉位置及び全閉位置近傍(全閉位置より僅かに全開位置側の位置。特許請求の範囲の「全閉位置」とは、全閉位置及び全閉位置近傍を含む意味である。第2の実施形態でも同じ。)を除く位置(全閉位置近傍より全開位置側の位置)に位置するとき、板ばね75は自由状態となる。このとき図6に仮想線で示すように、板ばね75の接触用突部77の移動軌跡上に係止突部71が位置するので、セクタギヤ27が閉方向に回転してドアガラス12が全閉位置近傍に達すると、板ばね75の接触用突部77の先端部が係止突部71の上端部73に当接する。ドアガラス12がさらに全閉位置側に近づくと、接触用突部77が係止突部71の上端部73を乗り越えようとするので板ばね75の先端部76が車外側に撓む。そして、ドアガラス12が全閉位置に達すると、図6の実線で示すように、係止突部71の上端部73を乗り越えた接触用突部77が車外側に撓んだ先端部76の弾性力によって係止突部71の係止面72に圧接するので、セクタギヤ27を図1の位置から開方向に回転させるためには大きな力が必要になる。そのため、ドアガラス12が全閉位置に位置したときに操作ハンドル68に乗客(運転手)の手や足などが不意に接触しただけでは操作ハンドル68が開方向に回転することはなく、ドアガラス12を全閉位置に確実に保持できる。
その一方で、乗客(運転手)が手で把持部69を掴み、接触用突部77と係止面72の間の圧接力を超える強い力で操作ハンドル68を意図的に開方向に回転させれば、接触用突部77と係止面72の間の圧接力に抗してセクタギヤ27が開方向に回転するので、ドアガラス12を下降させることができる。
また、ドアガラス12が上記全閉位置近傍より下方に移動すると、板ばね75の接触用突部77が係止突部71の上方に脱出するので(図2の仮想線参照)、板ばね75は自由状態に復帰する。即ち、板ばね75と係止突部71が接触するのはドアガラス12が全閉位置または全閉位置近傍に位置したときのみであり、ドアガラス12がその他の位置に位置するときは両者は非接触となる。そのため、ドアガラス12が全閉位置及び全閉位置近傍を除く位置に位置するときは、レギュレータ装置15に無駄な負荷が掛からないので、レギュレータ装置15は殆どの可動領域において円滑に動作可能である。
また、本実施形態では回転中心軸37からリフトアーム24の上端部(スライド支持溝32側の端部)までの距離より回転中心軸37からセクタギヤ27までの距離が短いので、手動式正逆駆動装置40のピニオン64が回転したときにリフトアーム24の上端部がセクタギヤ27側の端部よりも長い距離移動する。そのため、仮に操作ハンドル68が不意に回転するとドアガラス12が大きく下降してしまうが、レギュレータ装置15は全閉保持手段70を備えているのでこのような不具合を確実に防止できる。
なお、全閉保持手段70の代わりに図7に示す全閉保持手段80を採用することも可能である。
この全閉保持手段80は、ベースプレート35の車外側面に突設した支持ピン13に基端部を固定した全体が湾曲する線ばね(ばね手段)81と、セクタギヤ27の車内側面に突設した係合ピン(係止部)85と、からなるものである。
線ばね81は2つの係合凸部82、係合凸部83を備えており、係合凸部82と係合凸部83の間は係合凹部84となっている。この線ばね81は、ベースプレート35と略平行(セクタギヤ27の移動方向と略平行)な平面上に位置しており、該平面内において弾性変形可能である。係合ピン85は、セクタギヤ27の回転に伴って該平面上を移動する。
この変形例では、ドアガラス12が上記全閉位置近傍よりやや全開位置側に位置するとき、係合ピン85は図7の仮想線で示す位置に位置し、線ばね81は自由状態(図示略。係合凸部82、83及び係合凹部84が係合ピン85の移動軌跡上に位置し、かつ実線の位置より僅かに図7の右方に位置する状態)にある。ドアガラス12が全閉位置近傍まで移動すると、セクタギヤ27と一緒に下方に移動した係合ピン85が線ばね81の係合凸部82に接触しながら線ばね81を弾性変形させるので、線ばね81は図7の仮想線で示す位置まで一旦弾性変形する。そしてドアガラス12が全閉位置まで移動すると、係合ピン85が実線で示す位置まで移動し、かつ線ばね81が自由状態に復帰しようとするので、線ばね81の係合凹部84が係合ピン85に係合する。このように係合凹部84が係合ピン85に係合したとき、線ばね81は僅かに弾性変形した状態となり、しかも係合ピン85の上下に係合凸部82と係合凸部83が位置するので、セクタギヤ27を図1の位置から開方向に回転させるためには大きな力が必要になる。そのため、ドアガラス12が全閉位置に位置したときに操作ハンドル68に乗客(運転手)の手や足などが不意に接触してもドアガラス12を全閉位置に確実に保持できる。
その一方で、乗客(運転手)が手で把持部69を掴み、線ばね81の係合凹部84と係合ピン85の間の係合力を超える強い力で操作ハンドル68を意図的に開方向に回転させれば、当該係合力に抗してセクタギヤ27が開方向に回転するので、ドアガラス12を下降させることができる。
また、ドアガラス12が上記全閉位置近傍より下方に移動すると、線ばね81と係合ピン85が干渉しないため、ドアガラス12が全閉位置及び全閉位置近傍を除く位置に位置するときは、レギュレータ装置15に無駄な負荷が掛からないので、レギュレータ装置15は殆どの可動領域において円滑に動作可能である。
また、線ばね81は係合ピン85と係合したときに、セクタギヤ27を回転中心軸37回りに回転させる方向の付勢力を係合ピン85に及ぼさない。そのため、ドアガラス12が全閉位置近傍から全閉位置まで移動する間にセクタギヤ27の動作が不円滑になることはない。
次に本発明の第2の実施形態について図8〜図10を参照しながら説明する。なお、第1の実施形態と同じ部材には同じ符号を付すに止めて、その詳細な説明は省略する。
本実施形態のレギュレータ装置90はワイヤ式であり、その基本構造は以下の通りである。
インナパネル10Bの車外側面には上下方向に延びるガイドレール(ベース部材)91が固定してあり、ガイドレール91の車外側面には上下方向に延びるスライド溝92が全長に渡って形成してある。スライド溝92の上下両端は共に開口しており、上下の開口端部には上部ワイヤガイド部材93と下部ワイヤガイド部材94がそれぞれ嵌合固定してある。さらにスライド溝92には、ドアガラス12の車内側面の下端部に固定したスライダ(可動部材)95がスライド自在に嵌合してあるので、スライダ95がスライド溝92に沿って上下方向に移動することによりドアガラス12が全閉位置と全開位置の間を昇降する。
インナパネル10Bには、ガイドレール91の前方に位置するベースプレート97が固定してある。ベースプレート97の車内側面には手動式正逆駆動装置100のスプリングケース41が固定してある。
手動式正逆駆動装置100の構造は回転駆動部材62を除いて手動式正逆駆動装置40と同じである。即ち、手動式正逆駆動装置100の回転駆動部材62は、ピニオン64の代わりに略円柱形状のワイヤ巻回部(図示略)を備えている。このワイヤ巻回部はベースプレート97に穿設した貫通孔を通ってベースプレート97の車外側に位置しており、ワイヤ巻回部には全体として環状をなす駆動ワイヤWが巻き付けてある。ワイヤ巻回部から上方に延びる部分は上部ワイヤガイド部材93側に延びており、上部ワイヤガイド部材93に掛け回されながら下方に向かって延びている。一方、ワイヤ巻回部から下方に延びる部分は下部ワイヤガイド部材94側に延びており、下部ワイヤガイド部材94に掛け回されながら上方に向かって延びている。図8に示すように、駆動ワイヤWにおける上部ワイヤガイド部材93と下部ワイヤガイド部材94の間に位置する部分は略上下方向に延びる上下方向部分W1を構成しており、この上下方向部分W1にスライダ95が固定してある。
このような基本構造のレギュレータ装置90は次のようにして動作する。
ドアガラス12が窓孔11を完全に塞ぐ全閉位置(図8の位置)に位置するとき、図8に示すように操作ハンドル68はその把持部69が操作ハンドル68の基端部(回転中心部)よりも上方に位置しこれ以上閉方向(図8の時計方向)には回転できない。さらに、このときコア52、トーションスプリング57及び爪部65はスプリングケース41の内部において図5に示す位置関係にあるので、操作ハンドル68(及び把持部69)に外力を加えなければ操作ハンドル68は図8の位置に保持される。
この状態から操作ハンドル68を開方向(図8の反時計方向)に回転させると、上述のようにコイル部58とスプリングケース41の内周面の間のブレーキ力が解除され、回転駆動部材62(ワイヤ巻回部)が図4及び図5の反時計方向に回転する。すると、駆動ワイヤW全体が図8の時計方向に移動し上下方向部分W1が下向きに移動するので、上下方向部分W1に固定したスライダ95がスライド溝92に沿って下降し、全閉位置に位置していたドアガラス12が窓孔11を上端部から徐々に開放する。ドアガラス12が窓孔11のほぼ全体を開放する全開位置(図示略)まで下降すると、操作ハンドル68はそれ以上開方向に回転できなくなる。
全開位置まで移動したドアガラス12を閉じるには操作ハンドル68を閉方向(図8の時計方向)に回転させる。操作ハンドル68が閉方向に回転すると、上述のようにコイル部58とスプリングケース41の内周面の間のブレーキ力が解除され、回転駆動部材62(ワイヤ巻回部)が図4及び図5の時計方向に回転するので、駆動ワイヤW全体が図8の反時計方向に移動し上下方向部分W1が上向きに移動する。そのため、全開位置に位置していたドアガラス12が上昇し、ドアガラス12が窓孔11を完全に塞ぐ全閉位置まで上昇すると、操作ハンドル68はそれ以上開方向に回転できなくなる。
このような基本動作を行う本実施形態のレギュレータ装置90も、第1の実施形態のレギュレータ装置15と同様に、全閉位置まで移動したドアガラス12を全閉位置に保持するための全閉保持手段110を備えている。
全閉保持手段110は、ガイドレール91の上端部に形成した係止突部101と、スライダ95に一体的に形成した板ばね(ばね手段)105と、からなるものである。
図9〜図11に示すように、ガイドレール91のスライド溝92の上端部には側面視において長方形をなす係止突部(係止部)101が車外側に向けて突設してある。係止突部101の車外側面は偏平な係止面102となっており、係止突部101の下端面は係止面102に対して傾斜する下端傾斜面103となっている。
スライダ95の車内側面には支持突部106が一体的に突設してあり、支持突部106の端部には片持ちばねである板ばね105が一体的に設けてある。板ばね105の前後方向の中央部は曲折加工してあるので、自由状態において板ばね105の前端部107は後端部(基端部)よりも車内側に位置しており、前端部107の車内側面には半球状の接触用突部108が突設してある。図10に示すように、板ばね105が自由状態にあるとき(仮想線の位置のとき)、接触用突部108の先端部の移動軌跡上に係止突部101が位置する。
ドアガラス12が全閉位置及び全閉位置近傍を除く位置に位置するとき、板ばね105は自由状態となる。このとき図10に仮想線で示すように、板ばね105の接触用突部108の移動軌跡上に係止突部101が位置するので、ドアガラス12が上昇して全閉位置近傍に達すると、板ばね105の接触用突部108の先端部が係止突部101の下端傾斜面103に当接する。ドアガラス12がさらに全閉位置側に近づくと、接触用突部108が係止突部101の下端傾斜面103を乗り越えようとするので板ばね105の前端部107が車外側に撓む。そして、ドアガラス12が全閉位置に達すると、図10及び図11の実線で示すように、下端傾斜面103を乗り越えた接触用突部108が車外側に撓んだ前端部107の弾性力によって係止突部101の係止面102に圧接するので、ドアガラス12を下降させるためには大きな力が必要になる。そのため、ドアガラス12が全閉位置に位置したときに操作ハンドル68に乗客(運転手)の手や足などが不意に接触しただけでは操作ハンドル68が開方向に回転することはなく、ドアガラス12を全閉位置に確実に保持できる。
その一方で、乗客(運転手)が手で把持部69を掴み、接触用突部108と係止面102の間の圧接力を超える強い力で操作ハンドル68を意図的に開方向に回転させれば、接触用突部108と係止面102の間の圧接力に抗してスライダ95が下方に移動するので、ドアガラス12を下降させることができる。
また、ドアガラス12が上記全閉位置近傍より下方に移動すると、板ばね105が係止突部101の下方に脱出するので(図11の仮想線参照)、板ばね105は自由状態に復帰する。そのため本実施形態においても、板ばね105と係止突部101が接触するのはドアガラス12が全閉位置または全閉位置近傍に位置したときのみなので、ドアガラス12が全閉位置及び全閉位置近傍を除く位置に位置するときは、レギュレータ装置15に無駄な負荷が掛からない。
以上、本発明を第1及び第2の実施形態に基づいて説明したが、本発明は様々な変形を施しながら実施可能である。
例えば、第1の実施形態において係止突部71をセクタギヤ27側に固定し、板ばね75をベースプレート35側に片持ち状態で固定してもよい。同様に、第2の実施形態において係止突部101をスライダ95側に固定し、板ばね105をガイドレール91側に片持ち状態で固定してもよい。
また、第1の実施形態の図7の変形例において、ベースプレート35側に係合ピン85を突設し、セクタギヤ27側に線ばね81を片持ち状態で固定してもよい。さらに、第2の実施形態においてガイドレール91とスライダ95の一方に係合ピン85を突設し、他方に線ばね81を片持ち状態で固定してもよい。
また第1の実施形態において、自由状態にある板ばね75の接触用突部77とベースプレート35の上端面の車幅方向位置を一致させた上で、ベースプレート35から係止突部71を省略してもよい。この場合は、ドアガラス12が全閉位置まで移動したときに、接触用突部77がベースプレート35の上端面を乗り越えてベースプレート35の車外側面の上端近傍部に圧接する。
また、第1の実施形態においてイコライザアーム25及び下部スライド支持部材20を省略してもよい。
さらに、第2の実施形態のワイヤ式のレギュレータ装置90をガイドレール91を省略したガイドレス式のワイヤ式レギュレータ装置に変更し、上部ワイヤガイド部材93と下部ワイヤガイド部材94の間を昇降する上下方向部分W1に固定したスライダ(キャリアピース)95とインナパネル10の一方に係止部を設け、他方にばね手段を設けてもよい。
本発明のウィンドレギュレータ装置の第1の実施形態の全体構造を示す側面図である。 ピニオン、セクタギヤ及びその周辺部材を示す拡大側面図である。 手動式駆動装置の操作ハンドルを省略して示す分解斜視図である。 操作ハンドルを開方向に回転したときの手動式駆動装置の横断面図である。 操作ハンドルを閉方向に回転したときの手動式駆動装置の横断面図である。 図2のVI−VI矢線に沿う断面図である。 第1の実施形態の変形例の要部の拡大側面図である。 本発明のウィンドレギュレータ装置の第2の実施形態の全体構造を示す側面図である。 ガイドレールの上端部、スライダ、及び上部ワイヤガイド部材を示す拡大側面図である。 図9のX−X矢線に沿う断面図である。 図9のXI−XI矢線に沿う断面図である。
符号の説明
10A アウタパネル(ドア)
10B インナパネル(ドア)
10C ドアサッシュ(ドア)
11 窓孔
12 ドアガラス
13 支持ピン
15 レギュレータ装置
20 下部スライド支持部材
21 スライド支持溝
23 Xリンク機構
24 リフトアーム
25 イコライザアーム
26 回転連結軸
27 セクタギヤ(可動部材)
30 上部スライド支持部材
31 32 スライド支持溝
35 ベースプレート
37 回転中心軸
40 手動式正逆駆動装置
41 スプリングケース
42 貫通円形孔
48 回転押圧部材
49 切欠
50 51 係合端面
52 コア
53 接続用端部
54 支持軸
55 支持凹部
57 トーションスプリング
58 コイル部
59 60 係止端部
62 回転駆動部材
64 ピニオン
65 爪部
66 貫通支持孔
68 操作ハンドル
69 把持部
70 全閉保持手段
71 係止突部(係止部)
72 係止面
73 係止部の上端部
75 板ばね(ばね手段)
76 先端部
77 接触用突部
80 全閉保持手段
81 線ばね(ばね手段)
82 83 係合凸部
84 係合凹部
85 係合ピン(係止部)
90 レギュレータ機構
91 ガイドレール(ベース部材)
92 スライド溝
93 上部ワイヤガイド部材
94 下部ワイヤガイド部材
95 スライダ(可動部材)
97 ベースプレート
100 手動式正逆駆動装置
101 係止突部(係止部)
102 係止面
103 下端傾斜面
105 板ばね(ばね手段)
106 支持突部
107 前端部
108 接触用突部
110 全閉保持手段
W 駆動ワイヤ

Claims (4)

  1. 車両のドアに設けた窓孔を閉じる全閉位置と該窓孔を開放する全開位置との間でドアガラスを昇降させるレギュレータ装置であって、
    上記ドアに固定したベース部材と、
    上記ドアガラスの昇降動作と連動しながら上記ベース部材に対して相対移動する可動部材と、
    手動により回転可能な操作ハンドル、及び、該操作ハンドルを回転操作したときは上記可動部材を移動させ、回転操作しないときは上記可動部材の移動を規制するブレーキ機構を備える、手動式正逆駆動装置と、
    上記ベース部材と可動部材の一方に設けた係止部と、
    上記ベース部材と可動部材の他方に設けた、上記ドアガラスが上記全閉位置に位置するときのみ上記係止部に弾性変形しながら接触するばね手段と、
    を備えることを特徴とする車両ドアガラスのレギュレータ装置。
  2. 請求項1記載の車両ドアガラスのレギュレータ装置において、
    上記係止部が、上記ベース部材と可動部材の一方に突設した、係止面を備える係止突部であり、
    上記ばね手段が、上記可動部材の移動方向に対して略直交する方向に弾性変形可能な片持ばねであり、かつ、上記可動部材の移動面と平行で上記係止突部が位置する平面上を該係止突部に対して相対移動し、上記ドアガラスが上記全閉位置に移動したときに上記係止突部の端部を乗り越えて上記係止面に接触する接触用突部を備える車両ドアガラスのレギュレータ装置。
  3. 請求項1記載の車両ドアガラスのレギュレータ装置において、
    上記ばね手段が、上記可動部材の移動面と平行で上記係止部が位置する平面内において弾性変形可能で、かつ共に該平面上に位置する係合凸部及び係合凹部を有する片持ちばねであり、
    上記係止部が、上記ドアガラスが上記全閉位置に移動したときに、上記片持ちばねを弾性変形させながら上記係合凸部を乗り越えて上記係合凹部に係合する係合ピンである車両ドアガラスのレギュレータ装置。
  4. 請求項1から3のいずれか1項記載の車両ドアガラスのレギュレータ装置において、
    上記手動式正逆駆動装置が、上記ハンドルの回転操作に連動して上記ベース部材上で回転するピニオンを備え、
    上記可動部材が、上記ベース部材に設けた回転中心軸回りに回転可能で、一端が上記ドアガラスに前後方向にスライド可能かつ上下方向にスライド不能に接続するリフトアームと、該リフトアームの他端に固定した、上記ピニオンと噛合するセクタギヤと、を備え、
    上記回転中心軸から上記セクタギヤまでの距離が上記回転中心軸から上記一端までの距離より短い車両ドアガラスのレギュレータ装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN103147651A (zh) * 2013-03-18 2013-06-12 宁波世通汽车零部件有限公司 交叉臂式玻璃升降器
CN103147652A (zh) * 2013-03-18 2013-06-12 宁波世通汽车零部件有限公司 一种叉臂式电动玻璃升降器
CN103147650A (zh) * 2013-03-18 2013-06-12 宁波世通汽车零部件有限公司 叉臂式电动玻璃升降器

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