JP5420949B2 - 車両のドアハンドル装置 - Google Patents

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Description

本発明は車両のドアハンドル装置に関するものである。
車両のドアに固定されるドアロック装置を操作するためにドアに取り付けられるハンドル装置としては、特許文献1に記載のものが知られている。この従来例において、ハンドル装置は、ベース(ハンドルベース)に操作部(操作ハンドル)を回転操作自在に連結して形成される。ドアへの取り付け状態において操作ハンドルは手掛け部を引き出すように垂直回転操作され、この操作ハンドルへの操作力を伝達ケーブルを介してドアロック装置に伝達して該ドアロック装置を操作する。
操作ハンドルを垂直回転させてその下方に配置されるドアロック装置を操作する所謂プルアップタイプのハンドル装置として構成される上記従来例において、操作ハンドルへの引き上げ方向の操作力を引っ張り力に変換して伝達ケーブルに伝達するために、ハンドルベースには、操作力変換を行うための出力レバーが装着される。
この出力レバーは、中央部が操作ハンドルの操作面にほぼ直交する面内で垂直回転自在にハンドルベースに連結され、操作ハンドルの下方への変位を一端部に与え、他端から上方、すなわちケーブルの引っ張り操作力を得る。
特許第4031205号公報
しかし、上述した従来例は、出力レバーが操作ハンドルの動作面に対して交差する面内で揺動するために、可動域を含めた出力レバーのハンドルベースに対する投影面積が大きくなる。可動域のハンドルベースに対する投影面積が大きくなると、ドア内に配置される例えばガラス、サッシ等のドア内配置部品との干渉機会が多くなるために、ハンドル装置の背面部に大きな可動スペースを用意する必要が生じ、レイアウトの自由度を低下させる。
本発明は、以上の欠点を解消すべくなされたものであって、ドア内での大きなスペースを要することなく操作力方向変換を可能にすることによって安価なプル式伝達ケーブルによるドアロック装置への操作力伝達を可能にし、かつ、ドアのレイアウト自由度も高めることのできるハンドル装置の提供を目的とする。また、本発明の他の目的は、上記ハンドル装置を使用したドアロック操作装置の提供にある。
ドアハンドル装置Aは、ハンドルベース2に操作ハンドル5を回転自在に連結して形成され、ハンドルベース2には、操作ハンドル5の操作面に平行な面内で揺動自在に変換レバー9が連結される。一端部に出力部8を備えた変換レバー9は、他端部が変換レバー9の揺動中心と前記アーム部4のハンドルベース2への連結点との中間部においてアーム部4に回り・滑り対偶で連結され、ハンドルベース2、操作ハンドル5、および変換レバー9は、スライダクランク機構を構成する。
操作ハンドル5の回転操作に伴って、上記位置関係でリンク機構の要素として動作する変換レバー9は、操作ハンドル5の回転方向と逆方向に回転する。この結果、ドアハンドル装置Aが、操作ハンドル5への操作時に手掛け部3を上方に引き上げるようにドア1に
配置される場合には、変換レバー9の出力部8も上方に、手掛け部3を下方に引き下ろすように配置される場合には下方に、左右に引き起こされるように配置される場合には左右に移動する。
したがって、この発明において、手掛け部3の操作方向と同一方向の操作力を変換レバー9の出力部8から出力することができるために、例えば、ハンドル装置に下方にドアロック装置6が配置され、ハンドル装置の手掛け部3を上方に引き上げるようにして操作ハンドル5を回転操作する一般的なプルアップハンドルにおいて、操作ハンドル5への操作力を引っ張り力としてドアロック装置6に伝達することができる。
また、変換レバー9は操作ハンドル5の操作面と平行する面内で揺動するために、変換レバー9の可動域を含めたドア1表面への投影面上での投影面積を可及的に小さくすることができる。例えば変換レバー9を薄板材により形成した場合の変換レバー9の投影面への投影面積は、板厚と、操作ハンドル5の開放方向への可動長を含めた長さの積で求められ、投影面への投影面積が大きく、かつ、投影面に平行な面で揺動するために投影面上での可動域を含めた変換レバー9の専有面積が大きな従来例に比して、専有面積が極めて小さくなる。
この結果、従来例においては、ハンドル装置の背面部に広い範囲の可動スペースを設定することが求められるのに対し、本発明においては、変換レバー9の直線的な可動範囲のみにスリット状の可動スペースを設定すればよく、レイアウトの自由度が飛躍的に向上する。
さらに、変換レバー9と操作ハンドル5のアーム部4は回り・滑り対偶により連結状態が維持されるために、相互に離隔することがない。このため、いずれか一方を他方に強制追随させるためのスプリング等が不要となり、構造が簡単になる。
また、変換レバー9をアーム部4に隣接させて並置すると、相互の摺接面に対偶を構成することができるために、構造を簡単にすることが可能になる。
この場合、変換レバー9、あるいはアーム部4のいずれか一方に形成される2枚の取付片23、23に駆動突部11の両端を固定することによって該駆動突部11を両端支持状態とするとともに、他方、すなわち、アーム部4、あるいは変換レバー9を取付片23、23間に 挟み込むようにして配置して長溝10を形成すると、駆動突部11が片持梁状に形成されている場合に比して、該駆動突部11が形成される側の部材へのねじり方向の荷重が小さくなるために、軌道のゆがみを少なくすることができ、操作力の伝達効率を向上させることが可能になる。
さらに、変換レバー9を、両端を対偶点と揺動中心とする主片部12から出力部8を備えた作動片部13を突出させた側面視く字形状の板材により形成し、主片部12をドア1表面に沿わせるとともに、作動片部13をハンドルベース2の背面から突出させて装着すると、手掛け部3を引き出し操作した際のハンドル装置の背面への突出要素を変換リンクの出力部8だけにすることができるために、よりレイアウト自由度を高めることができる。
なお、本発明によれば、
車両のドア1に固定されるハンドルベース2に回転自在に連結され、手掛け部3の背面にアーム部4を突設した操作ハンドル5への回転操作によりドア1に固定されるドアロック装置6を動作させる車両のドアハンドル装置であって、
前記ハンドルベース2には、一端部に前記ドアロック装置6への伝達ケーブル7を連結する出力部8を備えた変換レバー9が中央部において操作ハンドル5の回転面に平行な面内で揺動自在に連結されるとともに、
該変換レバー9の他端部は変換レバー9の揺動中心と前記アーム部4のハンドルベース2への連結点との中間部においてアーム部4に回り・滑り対偶で連結され、
操作ハンドル5の回転操作時における手掛け部3のドア1への投影面内での移動方向が引っ張り方向となる伝達ケーブル7によりドアロック装置6を作動させる車両のドアハンドル装置を提供することも可能である。
本発明によれば、ドア内での大きなスペースを要することなく操作力方向変換を可能にすることができるために、ドアのレイアウト自由度も高めることができる。
ドアロック操作装置を示す図で、(a)は正面図、(b)は(a)の1B方向矢視図、(c)は伝達ケーブルの先端部を示す(b)の1C方向矢視図である。 ドアハンドル装置の背面図である。 ドアハンドル装置の断面図で、(a)は初期回転状態における図2の3A-3A線断面図、(b)は操作回転位置における図2の3A-3A線断面図である。 図1の変形例を示すドアハンドル装置の背面図である。 ドアハンドル装置の断面図で、(a)は初期回転状態における図4の5A-5A線断面図、(b)は操作回転位置における図4の5A-5A線断面図である。 本発明の他の実施の形態の背面図である。 図6の7A方向矢視図である。 図6の8A-8A線断面図で、(a)は初期回転状態を示す図、(b)は操作回転位置を示す図である。
図1に示すように、ドアロック操作装置は、ドアハンドル装置Aと、伝達ケーブル7とを有して構成される。ドアハンドル装置Aはハンドルベース2に操作ハンドル5を垂直回転操作可能に連結したいわゆるプルアップタイプのハンドル装置であり、ハンドルベース2において車両のドア1に固定される。
ドアハンドル装置Aの下方(以下、本明細書において、図1(a)に示すドア1への取り付け状態を基準に「上下」、「正面、背面」を定義する。)には車体に形成された図外のストライカに係止してドア1の閉塞状態を維持するためのドアロック装置6が固定される。
ドアロック装置6にはロック解除操作部6aと施錠操作部6bとが設けられ、ロック解除操作部6aを上方に引き上げ操作することによってストライカとの係止が解除され、ドア1への開放操作が可能になる。アウタケーシング14内にインナケーブル16を移動自在に挿通させて形成される伝達ケーブル7は、ドアハンドル装置Aとドアロック装置6を連結して操作ハンドル5への回転操作力をドアロック装置6に伝達する。この伝達ケーブル7は、引っ張り操作力によりインナケーブル16をアウタケーシング14内で駆動させるいわゆるプル式ケーブルが使用され、伝達ケーブル7のアウタケーシング14の下端は適宜手段によりドアロック装置6に、上端はドアハンドル装置Aの背面部に形成されたケーブル固定部15に固定される。
また、ドアハンドル装置Aには、シリンダ錠17が装着され、シリンダ錠17を施錠操作すると、ケーブル等のシリンダ錠連結部材17aを介して連結されたドアロック装置6の施錠操作部6bが操作されてドアロック装置6が施錠状態となる。施錠状態においてドアロック装置6はロック解除操作部6aへの入力をキャンセルし、ドア1開放操作を規制する。
図2以下にドアハンドル装置Aの詳細を示す。ドアハンドル装置Aの操作ハンドル5は、手掛け部3の背面から2本のアーム部4を上方に突出させて形成され、アーム部4の上端部をハンドルベース2に突設されたベースアーム2aに軸支してハンドルベース2に連結される。操作ハンドル5は、図3(a)に示すように、手掛け部3がハンドルベース2の表面に沿う初期回転位置と、図3(b)に示す上方に引き上げられた操作回転位置との間で枢軸18周りに回転自在であり、枢軸18に装着されるトーションスプリング19により初期回転位置側に付勢される。
上記操作ハンドル5の一方のアーム部4の上端には、車両への側方衝突時の慣性力により操作ハンドル5に発生する操作回転位置側への回転操作力を相殺するためのカウンタウエイト20(図5参照)が固定されるウエイト取付孔4aが形成される。
上記操作ハンドル5とハンドルベース2には変換レバー9が装着される。図3に示すように、変換レバー9は主片部12と作動片部13とを有して側面視"く"字形状をなす板状部材で、中央部の屈曲部箇所においてハンドルベース2に揺動自在に連結される。図2に示すように、連結状態において、変換レバー9は板厚面を背面方向に向けた姿勢で操作ハンドル5のアーム部4に沿うように配置され、支軸21を揺動中心としてアーム部4の回転面に平行な面内で揺動する。
図3に示すように、変換レバー9の主片部12には、上端に開放された長溝10が形成され、この長溝10に操作ハンドル5のアーム部4に突設されるピン形状の駆動突部11が移動自在に挿入され、回り・滑り対偶が構成される。上述したように、変換レバー9と操作ハンドル5とは対偶により連結されるために、変換レバー9の操作ハンドル5への追随動作は保証される。このため、従動節としての変換レバー9を操作ハンドル5に圧接させて追随動を保証するためのスプリング等は要しないが、対偶における接触点が非圧接状態で接触すると、走行中の異音発生の原因となる場合がある。
これを防止するために、少なくと、長溝10内周壁、あるいは駆動突部11の外周壁のいずれか一方は合成樹脂材により形成されて金属接触による異音発生が防止される。変換レバー9に金属板材を使用するこの実施の形態において、駆動突部11は合成樹脂材により形成され、あるいは金属製ピン部材の外周に合成樹脂製ブッシュを被せて形成されるが、操作ハンドル5が合成樹脂材により形成される場合には、駆動突部11を操作ハンドル
5のアーム部4の肉質部から膨隆させて形成することもできる。
また、変換レバー9の作動片部13の先端には伝達ケーブル7のインナケーブル16を連結するための出力部8が形成される。図3において出力部8は丸孔として示されているが、インナケーブル16の端末金具16a(図1(c)参照)の形状によって適宜変更される。
以上の変換レバー9は、図3(a)に示すように、操作ハンドル5が初期回転位置にあるときに、駆動突部11のほぼ直下位置に支軸21が配置され、出力部8とハンドルベース2に固定されるケーブル固定部15のみがハンドルベース2の背面から突出する。
ケーブル固定部15は、金属板材をL字形状に折り曲げたケーブル固定金具22に形成される。ケーブル固定金具22は固定片22aにおいてハンドルベース2に固定され、上記ケーブル固定部15は、ハンドルベース2への固定状態においてハンドルベース2の背面から水平に突出するケーブル支持片22bに形成される。ケーブル固定部15は、伝達ケーブル7のアウタケーシング14の先端金具14aに対応させて適宜形状に形成される。
図1(c)に示すように、この実施の形態においてアウタケーシング14の先端金具14aは、係止溝14bを備えたキャップ形状を有しており、ケーブル固定部15は、この係止溝14cが弾発的に嵌合可能なように、一部が外方に開放された孔として形成される。
ドア1に固定されたハンドル装置には、以上のようにして、一端がドアロック装置6に固定される伝達ケーブル7のアウタケーシング14の他端がケーブル固定部15に固定され、さらに、インナケーブル16の先端金具16aが変換レバー9の出力部8に連結される。この状態で図3(b)に示すように、手掛け部3を引き出すようにして操作ハンドル5を反時計回りに回転操作すると、駆動突部11により長溝10の周壁が押されて変換レバー9は時計回りに揺動し、出力部8は上方に引き上げられる。
主片部12と作動片部13とのレバー比はドアロック装置6の動作ストロークを考慮して決定されており、出力部8の引き上げ動作に伴って伝達ケーブル7のインナケーブル16には引っ張り力が付加され、ロック解除操作部6aを駆動する。
したがってこの実施の形態において、ハンドル装置の背面部には、ハンドルベース2を収容するためのスペースに加え、変換レバー9の作動片部13が進退するスリット状のスペースを設定するだけで、ハンドル装置を操作する際の部品同士の干渉を防止することができる。
図4,5に図1の変形例を示す。この変形例において、操作ハンドル5のアーム部4の先端にはカウンタウエイト20が固定され、さらに、対偶部は、操作ハンドル5のアーム部4に開設された長孔からなる長溝10と、変換レバー9から突設される駆動突部11とから構成される。駆動突部11は変換レバー9から片持状に立設され、アーム部4の長溝10に移動自在に挿入される。
図5に示すように、操作ハンドル5を初期回転位置から操作回転位置まで回転操作すると、アーム部4の長溝10の周壁により変換レバー9の駆動突部11が押され、出力部8が上方に引き上げられ、結果、引っ張り操作力によってドアロック装置6が操作される。
図6以下に本発明の他の実施の形態を示す。なお、本実施の形態の説明において、上述した実施の形態と実質的に同一の構成要素は、図中に同一符号を付して説明を省略する。
この実施の形態において、操作ハンドル5のアーム部4は、図7、8に示すように、背面部両側から背面方向に突出する一対の取付片23を有し、駆動突部11は、取付片23に両端が連結されて両端支持梁状に固定される。駆動突部11には合成樹脂製のブッシュ11aが装着され、後述する長溝10との摺接音等の発生が防がれる。
一方、変換レバー9は、作動片部13にカウンタウエイト20を備えるとともに、主片部12に切欠状の長溝10を備え、取付片23間に挿入される主片部12の長溝10が駆動突部11を挟み付けるように配置される。この実施の形態において、変換レバー9の支軸21周りには、トーションスプリング24が巻装され、長溝10の内壁を駆動突部11に押し付け、がたつきの発生が防がれる。
変換レバー9は、適度の質量が必要なカウンタウエイト20を作動片部13、および主片部12と一体に形成するために、亜鉛ダイカスト等、金属材料の射出成形品として形成される。カウンタウエイト20は、作動片13の一側面から膨隆され、出力部8は、カウンタウエイト20が膨隆される反対面に形成される。
なお、図6以下では、カウンタウエイト20を変換レバー9に一体に形成する場合を示したが、カウンタウエイト20を別体に形成して変換レバー9に固定してもよく、この場合、変換レバー9を金属板材により形成し、カウンタウエイト20をカシメ等により固定したり、あるいは変換レバー9を合成樹脂材により形成し、変換レバー9に形成したウエイト保持部に金属製のカウンタウエイト20を弾発的に嵌め込んで保持することができる。
1 ドア
2 ハンドルベース
3 手掛け部
4 アーム部
5 操作ハンドル
6 ドアロック装置
7 伝達ケーブル
8 出力部
9 変換レバー
10 長溝
11 駆動突部
11a ブッシュ
12 主片部
13 作動片部
14 アウタケーシング
15 ケーブル固定部
16 インナケーブル
20 カウンタウエイト
23 取付片
A ドアハンドル装置

Claims (9)

  1. 手掛け部の背面にアーム部を突設した操作ハンドルの前記アーム部を車両のドアに固定されたハンドルベースに回転自在に連結し、前記ドアに固定されたドアロック装置から離れる方向への前記手掛け部の回転操作により操作ハンドルとドアロック装置との間に介装された伝達ケーブルを操作ハンドル側に引っ張り駆動して前記ドアロック装置を作動させる車両のドアハンドル装置であって、
    前記ハンドルベースには、一端部に前記ドアロック装置への伝達ケーブルを連結する出力部を備えた変換レバーが中央部において操作ハンドルの回転面に平行な面内で揺動自在に連結されるとともに、
    該変換レバーの他端部は変換レバーの揺動中心と前記アーム部のハンドルベースへの連結点との中間部においてアーム部に回り・滑り対偶で連結され、操作ハンドルの回転方向と逆方向に変換レバーが強制的に追随して往復回転する車両のドアハンドル装置。
  2. 前記変換レバーは、操作ハンドルのアーム部に隣接して配置されるとともに、
    前記回り・滑り対偶は、前記アーム部と変換レバーのいずれか一方に形成された長溝と、
    他方に突設され、前記長溝に空転、かつ摺動自在に挿入する駆動突部とからなる請求項1記載の車両のドアハンドル装置。
  3. 前記駆動突部は2枚の取付片に両端が連結されて該取付片間に架設されるとともに、
    前記長溝は、前記取付片間に挿入される溝形成片に設けられる請求項2記載の車両のドアハンドル装置。
  4. 前記長溝と駆動突部の当接部の少なくともいずれか一方が合成樹脂材により形成されて衝接音の発生が防止される請求項2または3記載の車両のドアハンドル装置。
  5. 前記変換レバーは、両端を対偶点と揺動中心とする主片部から出力部を備えた作動片部を突出させた側面視く字形状の板材により形成され、
    前記主片部をドア表面に沿わせるとともに、作動片部をハンドルベースの背面から突出させて装着した請求項2、3または4記載の車両のドアハンドル装置。
  6. 前記ハンドルベースには、前記伝達ケーブルのアウタケーシングを固定するためのケーブル固定部が設けられる請求項1から5のいずれかに記載記載の車両のドアハンドル装置。
  7. 前記変換レバーには、操作ハンドルへのドア開放操作方向への慣性力を相殺するカウンタウエイトが連結される請求項1から6のいずれかに記載の車両のドアハンドル装置。
  8. 前記カウンタウエイトが変換レバーに一体形成される請求項7記載の車両のドアハンドル装置。
  9. 手掛け部を上方に引き上げて操作ハンドルを回転操作するプルアップ式ハンドル装置として構成されてドアに固定される請求項1から5のいずれかに記載のドアハンドル装置と、
    アウタケーシング内にインナケーブルを移動自在に挿入してなり、前記変換レバーの出力部にインナケーブルの一端が連結されるとともに、ドアハンドル装置より下方に配置されてドアに固定されるドアロック装置に前記インナケーブルの他端が連結されるプル動作式の伝達ケーブルとを有するドアロック操作装置。
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