JP4397704B2 - 車両用ドアハンドル装置 - Google Patents

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Description

本発明は、レバー状のハンドル本体をドア外板の外側に有するとともに、当該ドアハンドル本体の取付支点を形成するベースはドア外板の所定の位置に設けられる二分割式の車両用ドアハンドル装置に関するものであり、特に、このような車両用ドアハンドル装置を有する車両用ドアのところに車両の側面衝突等により、所定の衝撃力(加速度)が加わったときに、車両用ドアの開放を抑止するように作動する抑止機構を有する車両用ドアハンドル装置に関するものである。
一般に、車両用ドアハンドル装置は、例えば、図6に示す如く、ハンドル本体10と、当該ハンドル本体10をドア外板面90に保持する役目を果たすベース20と、からなる二分割式構造のものが主流となっている。そして、このようなドアハンドル装置を有する車両用ドアのところに、例えば側面衝突等により、F矢印方向の衝撃荷重(加速度)が入力した場合、このような車両用ドアに取付けられるハンドル本体10のところには、上記入力衝撃荷重の反作用により、車両用ドアを開放させるようなX方向の力(加速度)が作用することとなる。このような車両用ドアを開放させるような力の作用に対して、従来のものにおいては、特開2003−13630号公報に記載される如く、または、図6に示す如く、ハンドル本体10と一体的に形成されるフック部110のところに係合するベルクランク20の、その一端部に設けられたカウンタウエイト50の慣性力によって、上記ハンドル本体10のドア開放方向への作動が規制されるようになっているものである。すなわち、従来のものにおいては、所定の質量を有するカウンタウエイト方式の抑止装置が採用されるようになっているものである。
特開2003−13630号公報
ところで、上記従来のものにおいては、図6に示す如く、所定の質量を有するカウンタウエイト50が、ベルクランク60の一端側に設けられるようになっているものである。従って、このようなカウンタウエイト50を有するベルクランク60を含む本ドアハンドル装置全体としては、可成りの質量、すなわち、重量を有することとなる。また、所定の質量を有するカウンタウエイト50を保持するベルクランク60の周りには、相当のスペースを確保する必要がある。従って、このようなカウンタウエイト付きのベルクランク60、並びに当該ベルクランク60の一端側と係合作用をするフック部を有するドアハンドル本体等からなる車両用ドアハンドル装置のドア外板部への取付け作業(組付作業)に当たっては、当該取付部(組付部)周りに相当のスペースを確保しなければならないと言う問題点がある。また、このような各部品の組付作業における作業性が良くないと言う問題点がある。このような問題点を解決するために、可成りの質量及びスペースを必要とするカウンタウエイトを有しないタイプのものであって、質量軽減化された、かつ、省スペース化の図られたドア開放抑止機構を有する車両用ドアハンドル装置を提供しようとするのが、本発明の目的(課題)である。
上記課題を解決するために、本発明においては次のような手段を講ずることとした。すなわち、請求項1記載の発明である第一の発明においては、取手部を形成するものであってレバー状の形態からなるハンドル本体と、当該ハンドル本体を保持するものであってドア外板のところに設けられるベースと、からなるとともに、このような一組の部材にて形成されるものの、その一方の端部側には上記ハンドル本体を回転自在なように支持する回転支持部を有し、かつ、もう一方の端部側には上記ベース及びハンドル本体の長手方向軸線に対して直角に設けられたフック部からなる係合部を有し、更に、このようなハンドル本体に設けられた上記フック部の先端部のところに、その一端が係合するとともに、他端がドアロック装置につながるように形成されたベルクランクを有する車両用ドアハンドル装置に関して、上記ベルクランクと一体的に設けられるものであって当該ベルクランクの揺動運動の支点をなす回転軸のところに、当該ベルクランクを含むドアハンドル装置に所定の加速度が入力したときに、当該加速度の入力に応じて作動するものであって上記ベルクランク回転軸の回転運動を抑止するように作用する抑止機構を設けるとともに、当該抑止機構を、上記ベルクランク回転軸のところに設けられるものであって当該ベルクランク回転軸の軸直角方向に設けられる凹陥状の穴部と、上記ベルクランク回転軸を支持する軸受部側に設けられるものであって所定の加速度入力時に、その一部が上記ベルクランク回転軸に設けられた上記凹陥状の穴部内へ嵌り込んで上記ベルクランク回転軸の上記軸受部に対する相対回転運動を抑止するように形成された可動部材と、からなるようにした構成を採ることとした。
また、請求項2記載の発明である第二の発明においては、請求項1記載の車両用ドアハンドル装置に関して、上記抑止機構を形成する可動部材をスライドピンからなるようにするとともに、当該スライドピンを含む上記可動部材をカバーにて覆うようにした構成を採ることとした。
また、請求項3記載の発明である第三の発明においては、請求項1記載の車両用ドアハンドル装置に関して、上記抑止機構を形成するスライドピンを、長手方向中央部のところに所定の径からなるフランジ部を有するとともに、当該フランジ部を間に挟んでその両側に同じ値の径及び長さからなるシャフト部を有する対称形の形態からなるようにした構成を採ることとした。
第一の発明によれば、本車両用ドアハンドル装置を有するドアのところに、車両の側面衝突等により所定の衝撃荷重(加速度)が加わったときに、抑止機構の作動により、ドアハンドル本体のフック部のところに係合するベルクランクの揺動運動(回転運動)が抑止されるようになるので、ドアハンドル本体のドア開放方向への作動が規制されることとなる。その結果、側面衝突時等において、車両用ドアの開放が抑止され、乗員の安全確保が図られることとなる。
また、発明によれば、車両の側面衝突等により、上記ドアハンドル本体のところに当該ドアハンドル本体をドア開放方向へ作動させるような力(加速度)が入力した場合において、当該加速度に対応する慣性力によって、ベルクランクの回転軸軸受部側に設けられた可動部材がベルクランの回転軸側に設けられた凹陥部内へ嵌り込んで、ベルクランク回転軸の回転運動を阻止するようになり、ベルクランクは、その揺動運動が抑止されるようになる。その結果、当該ベルクランクの一端側に係合するフック部を有するドアハンドル本体のドア開放方向への作動は抑止されるようになり、側面衝突等に起因するドアの開放作動が抑止されるようになる。
また、第の発明のものにおいて、上記第一の発明と同様、側面衝突時における衝撃力の入力に対して、ドアの開放が抑止されるようになり、乗員の安全確保が図られるようになる。すなわち、本発明のものにおいては、ドアハンドル本体への衝撃力(加速度)の入力に対して、軸受部側に設けられたスライドピンが、本スライドピンに生ずる慣性力によって、ベルクランクの回転軸に設けられた凹陥部内へ相対移動して、その先端部が凹陥部内へ嵌り込むようになる。これによって、ベルクランクの回転運動が抑止され、ドアハンドル本体のドア開放方向への作動が抑止されるようになる。その結果、側面衝突によるドアハンドル装置への衝撃力(加速度)の入力に対して、本車両用ドアは開放されないようになる。このような車両用ドアの開放規制を、小さな形態の、かつ、質量の軽いスライドピンの作動にて行なわせることができるようになり、本車両用ドアハンドル装置全体の質量軽減化を図ることができるようになる。
また、上記第二の発明のものにおいては、抑止機構を形成する可動部材あるいはスライドピン等がカバーにて覆われるようになっていることより、抑止機構全体が防塵機能を発揮する空間部内に保持されるようになる。その結果、抑止機構を形成する可動部材あるいはスライドピン周りには塵、埃等が侵入しないようになり、抑止機構の作動が安定化するようになる。また、第の発明のものにおいては、スライドピンが中央部に所定の厚さを有するフランジ部を中心にして、その両側には同じ長さ及び同じ径を有するシャフト部が対称形をなすように設けられるようになっていることより、スライドピンの組立作業時において、スライドピンの組付方向を間違えてしまうようなことがないようになる。すなわち、スライドピンの誤組防止が図られるようになる。
本発明を実施するための最良の形態について、図1ないし図5を基に説明する。本実施の形態に関するものは、図1及び図2に示す如く、ドア外板9の外側に設けられるものであって、プラスチック材にて形成されるとともに取手部12及び当該取手部12の長手方向軸線に対して直角の方向に設けられるフック部11を有するハンドル本体1と、当該ハンドル本体1を保持するものであって主にプラスチック材にて形成されるとともにドア外板9の所定の位置に取付けられるベース2と、上記フック部11と係合するレバー部を有するものであって、もう一方のレバー端部側がドアロック装置につながるベルクランク3と、当該ベルクランク3の揺動運動の支点をなす回転軸及び当該回転軸の回転運動を支持する軸受部のところに設けられるものであって、所定の加速度入力時に上記ベルクランク回転軸の所定角度以上の回転運動を抑止するように作動する抑止機構5と、からなることを基本とするものである。すなわち、本抑止機構5は、本ドアハンドル装置のところに所定の加速度が入力したときに、上記ベルクランク3が回転運動をしてドアロック装置を開錠状態へと作動させる前に、上記ベルクランク3のそれ以上の回転運動を規制して、ドアの開放作動を抑止するようにしているものである。
このような構成からなるものにおいて、上記抑止機構5についての第一の実施例に関するものは、図2に示す如く、ベルクランク3と一体的に形成される回転軸31のところに設けられるものであって、当該回転軸31の軸線(O3O3)に対して、ほぼ直角の方向に設けられる凹陥部311と、所定の力(加速度)が加わったときに上記凹陥部311内へ嵌り込むように形成されるものであって、上記ベルクランク3の回転軸31を支持する軸受部22側に保持される可動部材51と、からなることを基本とするものである。このような構成からなるものにおいて、上記凹陥部311は、本実施の形態においては、図3に示す如く、ベルクランク回転軸31のところに設けられるものであって当該回転軸31の軸中心線(O3O3)に対してほぼ直角の方向に設けられる貫通穴からなるものが挙げられる。なお、凹陥部311は、本実施の形態に示すような貫通穴に限定されるものではなく、上記可動部材51が移動して、その一部である先端部等が嵌り込むような形態のものであればどのような形態のものであっても良い。
次に、このような凹陥部311内に嵌り込んで上記ベルクランク3の回転軸31の回転運動を抑止するように作動する可動部材51は、本実施の形態においては、図3に示す如く、ベース2の一部に設けられるものであってベルクランク回転軸31を支持する軸受部22のところに設けられ、かつ、所定の力(加速度)の入力に対して上記回転軸31に設けられる凹陥状の穴311方向へ相対移動するように形成されたスライドピン51からなるものである。
すなわち、上記スライドピン51は、図3に示す如く、ベース2に設けられた軸受部22のところに形成されたホルダ部222のところにスプリング55を介して保持されるようになっているものである。このように保持されることによって、上記スライドピン51を保持するホルダ部222側に所定の力(加速度)が入力されると、当該スライドピン51は、慣性力の影響によって、上記スプリング55のばね反力に抗して元の位置に留まるように作動する。その結果、スライドピン51は、ホルダ部222及びベルクランク回転軸31に対して相対移動した状態となり、上記ベルクランク回転軸31に設けられた凹陥状の穴311内へ、その一部(先端部)が嵌り込むようになる。これによって、ベルクランク3の回転軸31の軸中心点(O3)を支点とした回転運動が止められるようになる(図2参照)。なお、このような可動部材51としては、図3に示すようなスライドピンに限定されるものではなく、所定の加速度の入力に対して、その慣性力によって上記ベルクランク回転軸に設けられた凹陥部(凹陥状の穴)311内へ、その一部または全体が入り込んで、上記回転軸31の回転運動を抑止するようなものであれば、どのような形態からなるものであっても良い。
次に、このような構成からなる本実施の形態のものについての作動態様、特に、第一の実施例に関するものの作動態様について、図4を主に説明する。まず、図2に示す如く、車両の側面衝突等により、ドア外板9のところにF方向の衝撃荷重(加速度)が加わると、これに伴って、上記ドア外板9に取付けられているベース2等にも同様のF方向の加速度が加わることとなる。これによって、その反作用等により、ハンドル本体1は、図2の二点鎖線図示のようにドア開放方向に作動し勝ちになる。その結果、ハンドル本体1のフック部11のところに係合するベルクランク3が回転駆動されてドアロック装置を開錠方向へと作動させることとなる。
これに対して、本実施例のものにおいては、図4(a)に示す如く、上記F方向の力(加速度)がベース2及びベルクランク3のところにも入力することとなるが、このとき、ベース2の軸受部22に形成されるホルダ部222のところにスライド可能なように保持されているスライドピン51は、自身の質量に基因する慣性力によって上記F方向とは反対方向であるX方向に相対移動をすることとなる。なお、この場合、上記スライドピン51のところには、所定のばね反力を発揮するスプリング55が設けられており、通常は、上記スライドピン51の移動は、このばね反力によって阻止されるようになっている。従って、上記F方向への加速度の入力に対して、上記スライドピン51の移動は、上記スプリング55のばね反力に抗した状態で行なわれることとなる。しかしながら、このスプリング55のばね反力は非常に弱い値(小さな値)に設定されているので、上記F方向への加速度入力に対して、スライドピン51は、比較的小さな力にてX方向へと相対移動(スライド移動)して、ベルクランク回転軸31に設けられた凹陥部(穴)311内へ、その先端部が嵌り込むこととなる。
その結果、ベルクランク回転軸31の回転運動が阻止されることとなり、ベルクランク3の揺動運動が止められることとなる。これによって、ベルクランク3の一端側が係合するフック部11を有するドアハンドル本体1のドア開放方向(X方向)への作動が抑止される(図2参照)とともに、ベルクランク3のもう一方の端部側に連結されるドアロック装置のドア開錠方向への作動が規制されることとなる。このようにして、ドア外板9への側面衝突等によってドアが開放される方向に作動しようとする一連の作動が、上記スライドピン51が相対移動することによって規制されることとなる。
次に、上記抑止機構5に関する第二の実施例について、図5を基に説明する。このものも、基本的には、上記第一の実施例のものと同様、スライドピンからなる可動部材51と、ベルクランク3の回転軸31のところに設けられる凹陥部(穴)311と、からなるものである。そして、このようなスライドピン51及び当該スライドピン51の作動を規制するスプリング55が、カバー59にて覆われるようになっているのが上記第一の実施例のものと異なるところである。このようなカバー59にてスライドピン51等が閉じられた空間内に保持されることによって、抑止機構5を形成するスライドピン51周りには塵、埃等が侵入しないようになり、抑止機構5の作動を安定化させることができるようになる。
また、スライドピン51は、図5に示す如く、中央部に所定の厚さを有するフランジ部515を有するとともに、その両側には同じ長さ及び同じ径を有するシャフト部511、511が対称形をなすように設けられるようになっているものである。すなわち、本スライドピン51は、図5に示す如く、フランジ部515を中心にして、左右対称形をなすようになっているものである。このようなスライドピン51を採用することによって、本抑止機構5の組立作業時において、スライドピン51の組付方向を間違えてしまうようなことがないようにしているものである。すなわち、スライドピン51の誤組防止を図るようにしているものである。また、上記スライドピン51を形成する両方のシャフト部511、511は、ホルダ部222、225にて支持されるようになっており、これによってスライドピン51の図5の(a)から図5の(b)に示す状態への作動が円滑に行なわれるようになる。すなわち、本スライドピン51の支持構造は、一方のシャフト部511がベース2の一部に形成されるホルダ部222にて支持されるとともに、もう一方のシャフト部511は上記カバー59に設けられたホルダ部225にて支持されるようになっているものである。なお、このようなスライドピン51の中央部に形成されるフランジ部515の一方の側面部にはスプリング55の一端が係合するようになっている。そして、他方の側面部のところには、上記カバー59の一部の壁面にて形成されるストッパ225が接触するようになっているものである(図5の(a)参照)。すなわち、上記スライドピン51の一方のシャフト部511を支持するホルダ部225は、ストッパ兼用のホルダ部を形成するようになっているものである。
次に、このような構成からなる本第二の実施例に関するものの、その作動態様について、図5を基に説明する。このものも、基本的には、上記第一の実施例に挙げられるものと同じである。すなわち、通常は、図5の(a)に示す如く、スライドピン51は、スプリング55のばね反力によって左方側へ押付けられ、フランジ部515の一方の側面がカバー59に形成されたストッパ兼用ホルダ部225のところに押付けられた状態で存在するようになっている。従って、スライドピン51の一方のシャフト部511はベルクランク回転軸31に設けられた凹陥部(穴)311内へは挿入されていない状態となっている。このような状態において、ドア及びドアハンドル装置のところに所定の力(加速度)が入力すると、上記スライドピン51は、慣性力の作用により、ベース2及びベルクランク3に対して、図5の(b)に示す如く、X矢印方向へ相対移動をすることとなる。その結果、スライドピン51の一方のシャフト部511は、ベルクランク回転軸31に設けられた凹陥部(穴)311内に収まることとなる。すなわち、シャフト部511が凹陥部(穴)311内に嵌り込むこととなる。これによって、ベルクランク3の、それ以上の回転運動が抑止されるようになる。その結果、図2に示す如く、ベルクランク3の一方のレバー部側に連結されるドアロック装置の開錠方向への作動が規制されることとなり、ドア開放作動が抑止されるようになる。
このように、本実施の形態のものにおいては、ドア開放作動を抑止する抑止機構5が、質量が軽くて小さな形態からなるスライドピン(可動部材)51を主体に形成されるようになっており、抑止機構5全体を小形化することができるようになるとともに、装置全体の質量軽減化を図ることができるようになる。これによって、ドアハンドル装置全体の軽量化を図ることができるようになるとともに、このようなドアハンドル装置全体のドア外板9への取付作業に当たっての作業性の向上を図ることができるようになる。
本発明の全体構成を示す正面図である。 本発明の主要部をなす抑止機構、ベルクランク等を示す横断面図である。 本発明の主要部をなす抑止機構周りの構造を示す一部断面図である。 抑止機構についての第一の実施例に関するものの作動態様を示す説明図である。 抑止機構についての第二の実施例に関するものの作動態様を示す説明図である。 従来のものの全体構成を示す横断面図である。
符号の説明
1 ハンドル本体
11 フック部
12 取手部
2 ベース
22 軸受部
222 ホルダ部
225 ホルダ部(ストッパ兼用ホルダ部)
3 ベルクランク
31 回転軸
311 凹陥部(穴)
5 抑止機構
51 可動部材(スライドピン)
511 シャフト部
515 フランジ部
55 スプリング
9 ドア外板























Claims (3)

  1. 取手部を形成するものであってレバー状の形態からなるハンドル本体と、当該ハンドル本体を保持するものであってドア外板のところに設けられるベースと、からなるとともに、このような一組の部材にて形成されるものの、その一方の端部側には上記ハンドル本体を回転自在なように支持する回転支持部を有し、かつ、もう一方の端部側には上記ベース及びハンドル本体の長手方向軸線に対して直角に設けられたフック部からなる係合部を有し、更に、このようなハンドル本体に設けられた上記フック部の先端部のところに、その一端が係合するとともに、他端がドアロック装置につながるように形成されたベルクランクを有する車両用ドアハンドル装置において、上記ベルクランクと一体的に設けられるものであって当該ベルクランクの揺動運動の支点をなす回転軸のところに、当該ベルクランクを含むドアハンドル装置に所定の加速度が入力したときに、当該加速度の入力に応じて作動するものであって上記ベルクランク回転軸の回転運動を抑止するように作用する抑止機構を設けるとともに、当該抑止機構を、上記ベルクランク回転軸のところに設けられるものであって当該ベルクランク回転軸の軸直角方向に設けられる凹陥状の穴部と、上記ベルクランク回転軸を支持する軸受部側に設けられるものであって所定の加速度入力時に、その一部が上記ベルクランク回転軸に設けられた上記凹陥状の穴部内へ嵌り込んで上記ベルクランク回転軸の上記軸受部に対する相対回転運動を抑止するように形成された可動部材と、からなるようにしたことを特徴とする車両用ドアハンドル装置。
  2. 請求項1記載の車両用ドアハンドル装置において、上記抑止機構を形成する可動部材をスライドピンからなるようにするとともに、当該スライドピンを含む上記可動部材をカバーにて覆うようにした構成からなることを特徴とする車両用ドアハンドル装置。
  3. 請求項1記載の車両用ドアハンドル装置において、上記抑止機構を形成するスライドピンを、長手方向中央部のところに所定の径からなるフランジ部を有するとともに、当該フランジ部を間に挟んでその両側に同じ値の径及び長さからなるシャフト部を有する対称形の形態からなるようにしたことを特徴とする車両用ドアハンドル装置。
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