JP4656656B2 - 安全装置及び開閉機構 - Google Patents

安全装置及び開閉機構 Download PDF

Info

Publication number
JP4656656B2
JP4656656B2 JP2006139563A JP2006139563A JP4656656B2 JP 4656656 B2 JP4656656 B2 JP 4656656B2 JP 2006139563 A JP2006139563 A JP 2006139563A JP 2006139563 A JP2006139563 A JP 2006139563A JP 4656656 B2 JP4656656 B2 JP 4656656B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
safety device
opening
responding
closed position
movable body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2006139563A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007308977A (ja
Inventor
原田  明典
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nifco Inc
Original Assignee
Nifco Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nifco Inc filed Critical Nifco Inc
Priority to JP2006139563A priority Critical patent/JP4656656B2/ja
Priority to KR20070044554A priority patent/KR100819344B1/ko
Publication of JP2007308977A publication Critical patent/JP2007308977A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4656656B2 publication Critical patent/JP4656656B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60RVEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60R7/00Stowing or holding appliances inside vehicle primarily intended for personal property smaller than suit-cases, e.g. travelling articles, or maps
    • B60R7/04Stowing or holding appliances inside vehicle primarily intended for personal property smaller than suit-cases, e.g. travelling articles, or maps in driver or passenger space, e.g. using racks
    • B60R7/06Stowing or holding appliances inside vehicle primarily intended for personal property smaller than suit-cases, e.g. travelling articles, or maps in driver or passenger space, e.g. using racks mounted on or below dashboards
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E05LOCKS; KEYS; WINDOW OR DOOR FITTINGS; SAFES
    • E05BLOCKS; ACCESSORIES THEREFOR; HANDCUFFS
    • E05B77/00Vehicle locks characterised by special functions or purposes
    • E05B77/02Vehicle locks characterised by special functions or purposes for accident situations
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E05LOCKS; KEYS; WINDOW OR DOOR FITTINGS; SAFES
    • E05CBOLTS OR FASTENING DEVICES FOR WINGS, SPECIALLY FOR DOORS OR WINDOWS
    • E05C19/00Other devices specially designed for securing wings, e.g. with suction cups
    • E05C19/02Automatic catches, i.e. released by pull or pressure on the wing
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16BDEVICES FOR FASTENING OR SECURING CONSTRUCTIONAL ELEMENTS OR MACHINE PARTS TOGETHER, e.g. NAILS, BOLTS, CIRCLIPS, CLAMPS, CLIPS OR WEDGES; JOINTS OR JOINTING
    • F16B5/00Joining sheets or plates, e.g. panels, to one another or to strips or bars parallel to them
    • F16B5/0004Joining sheets, plates or panels in abutting relationship
    • F16B5/0008Joining sheets, plates or panels in abutting relationship by moving the sheets, plates or panels substantially in their own plane, perpendicular to the abutting edge
    • F16B5/002Joining sheets, plates or panels in abutting relationship by moving the sheets, plates or panels substantially in their own plane, perpendicular to the abutting edge both sheets, plates or panels having a groove, e.g. with strip-type connector
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16FSPRINGS; SHOCK-ABSORBERS; MEANS FOR DAMPING VIBRATION
    • F16F1/00Springs
    • F16F1/02Springs made of steel or other material having low internal friction; Wound, torsion, leaf, cup, ring or the like springs, the material of the spring not being relevant
    • F16F1/14Torsion springs consisting of bars or tubes
    • F16F1/16Attachments or mountings

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Vehicle Step Arrangements And Article Storage (AREA)
  • Lock And Its Accessories (AREA)

Description

本発明は、本体に対し可動体を着脱可能に係止するようなときに用いられるラッチ手段のうち、特にプッシュ・プッシュ式(これはプッシュロック・プッシュオープン式と称されることもある、以下、同じ)のラッチ手段と共に用いられ、前記ラッチ手段による係止状態を外部から加わる慣性力により不用意に解除されることを防ぐ安全装置及び開閉機構に関するものである。
プッシュ・プッシュ式のラッチ手段は、本体に対し可動体を付勢手段の付勢力に抗した押操作により閉位置で係止(ロック)し、更に閉方向へ押した解除位置で前記係止を解除して開方向へ移動可能にする。このラッチ手段は、係止及び解除共に可動体の押し操作により行える点で優れているが、係止状態において、可動体が衝突事故や急停車などによって閉方向の慣性力を受けると、解除操作と同方向へ動かされるため誤作動により係止解除される虞がある。この対策としては、特許文献1に例示されるラッチ手段の構成自体に安全機能を付設した内設タイプと、特許文献2に例示されるラッチ手段の構成部材と独立させる専用タイプとに大別される。
図9は後者の安全機能付き収納装置を示し、同(a)は不図示のラッチ手段が係止状態にあり外部から慣性力が加わっていないときの安全装置を示し、同(b)は外部から慣性力が加わったときの安全装置の作動を示している。この収納装置は、同図の左側を開口した本体(ハウジング)Hと、可動体(収納箱)Bと、可動体Bを常に開放方向へ付勢する不図示の付勢手段と、可動体Bの開閉動を制御する不図示のプッシュ・プッシュ式のラッチ(ロック)手段とを備え、該ラッチ手段により、可動体Bを付勢手段の付勢力に抗して本体H内の閉塞位置に係止すると共に、可動体Bを更に本体H内に押し込むと、可動体Bを本体Hの開口部から自動的に開放方向に移動可能にする。また、この安全装置は、前記した内設タイプだと慣性応動体等の付属部品の付設場所やスペースに制約されたりラッチ手段(装置)として大型になる等の不具合を解消するため、本体H側に、ばね2を介して一方向に付勢された回転体1と、待機位置と作動位置とに可変される慣性応動体4とを設け、可動体B側に、自身の閉塞状態の解除時に回転体1をばね2の付勢圧に抗して逆方向に回転させる突起9を設け、慣性力が作用したときだけ、慣性応動体4を作動位置に移動させて、回転体1の逆方向への回転を阻止するよう構成したものである。
特許第2912433号公報 実開平5−75003号公報
換言すると、図9の安全装置では、慣性力が加わったときに、慣性応動体4が慣性により同(b)のごとく引張コイルスプリング6の付勢に抗して突出されるようにして、可動体Bが同じく慣性により矢印方向へ押され、回転体1をばね2の付勢圧に抗して時計回りへ回転しようとしても、回転体1が慣性により突出された慣性応動体4に当たって回転不能となり、それによって、可動体Bが回転体1に規制される突起9を介してラッチ手段の係止解除と同方向へ動かないよう阻止される。以上のような構造は、特許文献1などの内設タイプであっても同様であり、図3(b)の原理図に示したように可動体側の対応部と係脱するラッチ部材46(図9の回転体1に対応させてもよい)を、慣性により回転する応動体45(図9の慣性応動体4に対応させてもよい)を介して隙間48内にあって係止解除方向への動きを阻止するものである。
ところが、以上の安全装置においては、慣性応動体4が図9(b)のごとく引張コイルスプリング6の付勢に抗して突出された後、同(a)の通常位置へ復帰されるが、その慣性応動体4が突出位置に留まる時間はごく短時間である。このため、可動体Bは、慣性により矢印方向へ押されるタイミングにより、慣性応動体4に規制されていない回転体1に突起9を介し当たって、ラッチ手段の係止を解除する方向へ移動されることも起きる。そのような誤作動は、例えば、慣性力が強弱しながら繰り返し加わるような場合に起き易くなる。そこで、本発明の目的は、従来の安全装置に比べて誤作動の発生率を確実に抑えて、それにより安全性と品質及び信頼性を向上することにある。
上記目的を達成するために、請求項1の本発明は、本体に対し扉等の可動体を、付勢手段の付勢力に抗して閉位置で係止し、更に閉方向へ押した解除位置で前記係止を解除して開方向へ移動可能にするプッシュ・プッシュ式のラッチ手段と共に用いられて、前記ラッチ手段の係止を外部から加わる慣性力により不用意に解除されないようにする安全装置において、前記ラッチ手段に係脱するストライカーと共に前記可動体側に設けられている突当部、及び前記突当部と対応して前記本体側に設けられる支持部と、前記支持部に対し弾性体を介して上下方向と、上下軸線周りである水平方向とにそれぞれ反復揺動自在に保持された応動体と、前記応動体に設けられて前記可動体の閉位置で前記突当部と対向して、慣性力が加わっていない状態で前記可動体が解除位置に切り換えられると前記突当部を内部に逃がす穴部とを備え、慣性力が加わると、前記穴部が前記応動体の反復揺動によって位置を変位し、前記突当部が該応動体の穴部以外の箇所に当接することにより、前記可動体が閉位置から解除位置へ切換不能となることを特徴としている。なお、以上の発明において、「反復揺動自在」とは、慣性力が加わったとき、応動体が支持部に対し振り子のように繰り返して揺動するという意味である。
以上の本発明は次のように具体化されることがより好ましい。
(1)前記支持部を形成しているベースと、前記応動体と、前記弾性体とからなり、前記本体に前記ベースを固定する構成である(請求項2)。
(2)前記弾性体が、単一のばね部材からなる構成である(請求項3)
また、請求項4の発明は、可動体の開閉機構として捉えたもので、本体に対し扉等の可動体を開位置から付勢力に抗した押し操作により閉位置に切り換えるとともに、閉位置から付勢力により開方向へ切り換える開閉機構において、請求項1から3の何れかに記載の安全装置を使用していることを特徴としている。
請求項1の発明では、慣性力が加わると、応動体が反復揺動して穴部の位置を変位して、可動体側に設けられている突当部が応動体の穴部以外の箇所に当接することにより、可動体の閉位置から解除位置への移動を不能にし、それによりラッチ手段の係止状態が不用意に係止解除されるという発生確率を抑える。換言すると、この構造では、応動体が外部から加わる慣性力により振り子のように反復揺動されるようにして、可動体側の突当部が応動体側の穴部内に入る確率、つまり、慣性力が加わったときから反復揺動している所定時間、可動体側の突当部が応動体側の穴部内に入って逃がされる通常状態を形成し難くすることにより、慣性力に起因する誤作動の発生確率を大幅に抑え、それにより適用装置側の安全性や品質などを向上できるようにする。特に、この構造では、応動体が上下及び水平方向に揺動されるため外部から加わる慣性力の方向に影響され難くし、それにより可動体側の突当部が応動体側の穴部内に入る確率、つまり誤作動の発生をより確実に小さくできる。
請求項2の発明では、安全装置としてユニット化されているため取扱性に優れ商品価値を向上できる。また、請求項3の発明では、弾性体として形態例のように単一のばね部材にて実施できるため装置の簡易化が図られる。これに対し、請求項4の発明では、以上の安全装置の利点を具備した開閉機構を提供し、それにより開閉機構の信頼性を向上できる。
以下、本発明の最良の形態について添付図面を参照しながら説明する。この説明では、開閉機構、ラッチ装置、安全装置、作動の順に詳述する。
(開閉機構)形態例の開閉機構は、本体Gに対しリッドLを本体側開口部を開放する図2に示される開位置と、開口部を塞ぐ図1に示される閉位置とに回動して切り換える構成であり、リッドLを常に開方向へ付勢する不図示の付勢手段と、リッドLの開閉動を制御するプッシュ・プッシュ式のラッチ手段であるラッチ装置1と、ラッチ装置1の係止状態が外部から加わる慣性力により不用意に解除されないようにする安全装置2とを備えている。なお、本発明の安全装置2は、リッドLが図1や図2の様な配置となる場合、リッド閉方向に慣性力(加速度)が加わると、反復揺動して誤作動の発生確率を小さくでき、また、上方向(上から下向き)の慣性力(加速度)が加わると、リッドLがラッチ装置1の係止解除と同様な閉方向へ移動するため、そのような上方向の慣性力でも有効に作動する安全装置が必要との観点から開発されたものである。
ここで、本体Gは、細部を省略したり模式化しているが、自動車のインストルメントパネルに設けられているグローブボックスやコンソール等を想定している。本体G内には、両側壁の片側に取付枠部4aや取付台4bなどが設けられ、取付枠部4aに対しラッチ装置1が前側から差し込んだ状態に装着され、取付台4bに対し安全装置2が受け止められて装着保持されている。
これに対し、リッドLは、本体側開口部に対応した略矩形板状をなし、内壁の両側に突設された左右の取付片部L1を有し、各取付片部L1が本体内の両側壁に対し軸部材5等を介して回動可能に枢支されている。その場合、一方の取付片部L1には、被係脱部材であるストライカー6と突当部材7とが直接或いは軸部材5を利用して同軸線上に装着される。ストライカー6はラッチ装置1に係脱されるものである。突当部材7は安全装置2に作用するものである。
(ラッチ装置)このラッチ装置1は、前開口したケース10と、前記したストライカー6と当接する受止部11及びカム溝12を有してケース10内に配置されてばね部材14の付勢力に抗して押圧移動される摺動体13と、先端側爪15a及び基端側の突起15bを有して摺動体13に枢支されている係合体15と、カム溝12に沿ってトレースするピン部材16とを備えている。このうち、摺動体13及び係合体15はストライカー6に直接作用するラッチ部材3となる。係合体15は、摺動体13の対応部に対し上下中間より下側に設けられた軸部15cを嵌合した状態で枢支されて、摺動体13の位置移動(この移動は摺動体13側の突起13aと、該突起13aが摺動自在に嵌合しているケース10側の長溝10aにより規制される)により、図2のごとく摺動体13内にほぼ収まった係止解除位置と、図1のごとく爪15aを摺動体13内から突出してストライカー6を押さえる係止位置とに切り換えられる。係止解除位置では、摺動体13がばね部材14の付勢力(この付勢力は係合体15を介して受ける)でケース10の入口側に移動され、係合体15がケース10内に設けられたリブ17に突起15bを乗り上げることでその状態を保つ。係止位置では、摺動体13がストライカー6の押し力によりばね部材14の付勢力に抗して奥側に移動され、該移動後の位置にカム溝12及びピン部材16の係合を介し維持され、係合体15が突起15bをリブ17の張出部から低くなった部分に移動し、かつ傾動して爪15aを摺動体13内から突出する。
以上の係止状態は、リッドLが衝突事故や急停車などによって閉方向の慣性力(図1に示した矢印方向)を受けると、図1中、破線で示したように解除操作と同方向へ動かされるため誤作動により係止解除される虞がある。本発明の安全装置2は、そのような誤作動を確実に防止できるよう工夫したものである。また、対象のラッチ手段は、リッド等の可動体を付勢手段の付勢力に抗して閉位置で係止し、更に閉方向へ押した解除位置で前記係止を解除して開方向へ移動可能にするプッシュ・プッシュ式であれば、以上のラッチ装置1以外であっても何ら差し支えない。
(安全装置)この安全装置2は、ベース20と、応動体25と、弾性体であるばね部材30とを備えている。ここで、ベース20及び応動体25は樹脂成形品であるが、樹脂以外でもよい。ベース20は、矩形状の板部21と、板部21の上面にあって中央部に突設されている支持部22と、保護用の腕部23と、ばね用の支柱24とを一体に形成している。板部21は、上記した本体側取付台4bに形成されている凹部内に装着される。支持部22は、外筒部22a及び背丈の高い内筒部22bの二重構造であり、両筒部22a,22b間が有底の円形溝22cとなっている。内筒部22bの筒内には、上側が雌ねじを形成しているとともに、上下中間部が塞がっている。腕部23は板部21の上面に略L形に設けられている。L形の起立片23aは、外筒部22aに対しL形の水平片23bに対応した間隔を保ちかつ内筒部22bとほぼ同じ高さであり、加えて先端23cが内筒部22b側へフック状に折り曲げられている。支柱24は、外筒部22aと若干の隙間を保って水平片23b上に立設されている。
応動体25は、中心側筒部26と、筒部26の上周囲に凹状連結部27を介在して一体化されている環状リム部28と、リム部28の上端面28aに突設された作動部29とを一体に形成している。筒部26は、図7のごとく支持部側の円形溝22c内に摺動自在に嵌合される。連結部27は、筒部26側の内側段差部27a及び段差部27aの外周で一段高くなっている外側段差部27bとで構成されている。内側段差部27aには内筒部22bに連通される貫通孔が設けられている。リム部28は、図4等のごとく縦断面が略コ形であり、コ形の上端面28aが下端面28bより径大に形成されている。上端面28aには、外周側にあって円弧片状に立設されている作動部29と、内周側にあって作動部29に接近して設けられている凹部28eとが設けられている。作動部29には穴部29aが径方向に貫通した状態に設けられている。この穴部29aは、リッドLの閉位置で突当部材7と対向して、慣性力が加わっていない通常状態でリッドLが閉方向へ押されて解除位置に切り換えられると、突当部材7の先端7aを内部に逃がす穴である。このため、穴部29aは凹状でもよい。また、凹部28eには錘35が接着や溶着などで装着されている。これに対し、下端面28bには、図6のごとく円弧状の溝28d,28dが二箇所に設けられているとともに、溝28dと溝28dとの間の一部28cが切欠されている。
ばね部材30は、トーションバネであり、両端部31,32の間が巻線部33に形成されている。巻線部33は、ベース側外筒部22aに余裕を持って巻き付けられるよう形成されている。各端部31,32は先端が上向きにそれぞれ折り曲げられている。
以上の組立作業では、ベース側支持部22に対しばね部材30が組み付けられた後、応動体25が反復揺動自在に組み付けられる。すなわち、ばね部材30は、巻線部33が支持部側外筒部22aに巻き付けられるよう配置されるとともに、両端部31,32が外筒部22aと支柱24との間から異方向へ配置される。この状態から、応動体25は、中心側筒部26が支持部22の円形溝22cに挿入されるよう配置され、その際、ばね部材30の各端部31と32がリム部側下端面28bの対応した溝28d,28dにそれぞれ嵌合された後、ねじ36がワッシャ37を介して前記した段差部27aの貫通孔から内筒部22bの雌ねじに螺合される。
(作動)以上の応動体25は、筒部26が円形溝22cに嵌合され、かつばね部材30によって受け止められた弾性保持状態で、図3(a)のY矢印方向へ反復揺動自在、かつZ矢印方向へ反復揺動自在に保持される。この反復揺動自在とは、応動体25が外部から加わる慣性力により、上下及び水平方向に対し振り子のように繰り返して揺動するという意味である。なお、応動体25は、図4と図8から推察されるように、上方向へは固定側であるベース20にねじ36で固定されているワッシャ37により規制され、下方向(図6のY矢印方向)へはリム部側下端面28bが腕部23の水平片23bに当たることで規制される。
そして、応動体25は、図1や図3等のごとく慣性力が加わっていない通常状態において、最上方に位置し、かつ穴部29aが上記したリッドL側の突当部材7の先端7aと対向している。慣性力が加わると、応動体25はばね部材30の付勢力に抗してその慣性力の方向へ揺動した後、反発力で元の位置に戻り、再びばね部材30の付勢力に抗してその慣性力の方向へ揺動した後、反発力で元の位置に戻る、これを繰り返す。このような応動体25の反復揺動は、突当部材7に対する穴部29cの位置を繰り返し変更することを意味する。
従って、以上の安全装置2では、図1のごとくリッドL(ラッチ装置1により閉位置に係止されている)が衝突事故などによって閉方向の慣性力(図1に示した矢印方向)を受け、破線で示した解除操作と同方向へ動かされたとき、突当部材7の先端7aが安全装置1を構成している応動体25の穴部29c以外の箇所に当たって停止される。図3のハッチングした箇所は、先端7aが反復揺動している作動部29に対して当たる箇所の例として示したものである。このため、この構造では、リッドLが閉位置から慣性力により更に閉方向へ動こうとするとき、応動体25が反復揺動して突当部材7に対する穴部29cの位置を繰り返し変更し、それにより突当部材7の先端7aを応動体25の穴部29c以外の箇所に当接し規制する。これにより、慣性によるリッドLの閉方向への移動(つまりラッチ装置1の係止を解除する方向への動き)を阻止して、上記したようなラッチ装置1の誤作動をより確実に防止できる。
なお、本発明は以上の形態に何ら制約されることなく、請求項1で特定される要件を備えておれば、必要に応じて種々変更可能なものである。一例として、発明対象の開閉機構は、形態例のごとく本体Gに対し可動体としてのリッドLを開閉するとともに、リッドLを開方向へ付勢する付勢手段とラッチ装置1及び安全装置2を使用していればよく、色々な分野に適用可能である。具体的には、例えば、図9の収納装置へ適用する場合だと、本体(ハウジング)Hと可動体(収納箱)Bとの間に付勢手段を介在するとともに、本体Hの奥部にラッチ装置1及び安全装置2を付設したり、可動体(収納箱)Bの対応部にストライカー6及び突当部材7とが付設されることになる。
本発明形態の安全装置を備えた開閉機構をリッド閉状態で示す構成図である。 図1の開閉装置をリッド開状態で示す構成図である。 (a)上記安全装置の原理図であり、(b)従来安全装置の原理図である。 上記安全装置を分解して示す概略斜視図である。 上記安全装置を突当部材と共に示す概略斜視図である。 上記安全装置を正面から見た状態での概略斜視図である。 上記安全装置を突当部材との関係で断面した状態での概略外観図である。 上記安全装置を突当部材との関係で断面した断面図である。 特許文献1の安全装置などを示す説明図である。
符号の説明
1…ラッチ装置(プッシュ・プッシュ式のラッチ手段、3はラッチ部材)
2…安全装置
5…軸部材
6…ストライカー(被係脱部材)
7…突当部材(突当部)
20…ベース(21は板部、22は支持部、23は腕部、24は支柱)
25…応動体(26は中心側筒部、27は連結部、28はリム部)
29…応動体の作動部(29aは穴部)
30…ばね部材(弾性体に相当し、31,32は端部、33は巻線部)
G…本体(4aは取付枠部、4bは取付台)
L…リッド(可動体、5は軸部材)

Claims (4)

  1. 本体に対し扉等の可動体を、付勢手段の付勢力に抗して閉位置で係止し、更に閉方向へ押した解除位置で前記係止を解除して開方向へ移動可能にするプッシュ・プッシュ式のラッチ手段と共に用いられて、前記ラッチ手段の係止を外部から加わる慣性力により不用意に解除されないようにする安全装置において、
    前記ラッチ手段に係脱するストライカーと共に前記可動体側に設けられている突当部、及び前記突当部と対応して前記本体側に設けられる支持部と、
    前記支持部に対し弾性体を介して上下方向と、上下軸線周りである水平方向とにそれぞれ反復揺動自在に保持された応動体と、
    前記応動体に設けられて前記可動体の閉位置で前記突当部と対向して、慣性力が加わっていない状態で前記可動体が解除位置に切り換えられると前記突当部を内部に逃がす穴部とを備え、
    慣性力が加わると、前記穴部が前記応動体の反復揺動によって位置を変位し、前記突当部が該応動体の穴部以外の箇所に当接することにより、前記可動体が閉位置から解除位置へ切換不能となることを特徴とする安全装置。
  2. 前記支持部を形成しているベースと、前記応動体と、前記弾性体とからなり、前記本体に前記ベースを固定することを特徴とする請求項1に記載の安全装置。
  3. 前記弾性体が、単一のばね部材からなることを特徴とする請求項1又は2に記載の安全装置。
  4. 本体に対し扉等の可動体を開位置から付勢力に抗した押し操作により閉位置に切り換えるとともに、閉位置から付勢力により開方向へ切り換える開閉機構において、請求項1から3の何れかに記載の安全装置を使用していることを特徴とする開閉機構。
JP2006139563A 2006-05-18 2006-05-18 安全装置及び開閉機構 Expired - Fee Related JP4656656B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006139563A JP4656656B2 (ja) 2006-05-18 2006-05-18 安全装置及び開閉機構
KR20070044554A KR100819344B1 (ko) 2006-05-18 2007-05-08 안전장치 및 개폐기구

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006139563A JP4656656B2 (ja) 2006-05-18 2006-05-18 安全装置及び開閉機構

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007308977A JP2007308977A (ja) 2007-11-29
JP4656656B2 true JP4656656B2 (ja) 2011-03-23

Family

ID=38842088

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006139563A Expired - Fee Related JP4656656B2 (ja) 2006-05-18 2006-05-18 安全装置及び開閉機構

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP4656656B2 (ja)
KR (1) KR100819344B1 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101637600B1 (ko) * 2010-09-29 2016-07-07 현대자동차주식회사 차량용 푸쉬-오픈 타입의 트레이 어셈블리
DE102011085510A1 (de) * 2011-10-31 2013-05-02 BROSE SCHLIEßSYSTEME GMBH & CO. KG Betätigungsvorrichtung und Verfahren zum Betätigen einer Schließvorrichtung eines Fahrzeugs

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0573175U (ja) * 1992-03-06 1993-10-05 加藤発条株式会社 車両用開閉体のロック装置
JPH0714061U (ja) * 1993-08-17 1995-03-10 双葉金属工業株式会社 プッシュラッチ装置

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07102672B2 (ja) * 1988-07-14 1995-11-08 リョービ株式会社 印刷機の画像位置調整装置
JPH0575003A (ja) * 1991-09-17 1993-03-26 Seiko Epson Corp 半導体装置の実装構造

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0573175U (ja) * 1992-03-06 1993-10-05 加藤発条株式会社 車両用開閉体のロック装置
JPH0714061U (ja) * 1993-08-17 1995-03-10 双葉金属工業株式会社 プッシュラッチ装置

Also Published As

Publication number Publication date
KR20070111983A (ko) 2007-11-22
KR100819344B1 (ko) 2008-04-04
JP2007308977A (ja) 2007-11-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4906706B2 (ja) 安全装置及び開閉機構
US7832240B2 (en) Lid lock device
JP2005036608A (ja) 自動車のアウトサイドハンドル装置
JP2016539268A (ja) 車両のボンネットラッチ
JP5165439B2 (ja) 車両のドアアウタハンドル構造
JP2015004221A (ja) 車両用ドアハンドル装置
JP4712590B2 (ja) ステアリングロック装置
JP4881717B2 (ja) 自動車用ドアハンドル装置
KR100836121B1 (ko) 차량 도어의 열림 방지 도어래치 어셈블리
JP4656656B2 (ja) 安全装置及び開閉機構
JP2015096683A (ja) ドアラッチ装置
JP5849658B2 (ja) 車両用ドアロック装置
JP2020056206A (ja) 車両ドアラッチ装置
JP4776527B2 (ja) 自動車用ドアハンドル装置
JP2021059923A (ja) ドアラッチ装置
JP2011111827A (ja) ドアロック装置
JP2005232768A (ja) 車両用ドアハンドル装置
JP2020090828A (ja) 自動車用ドアラッチ装置
JP6933202B2 (ja) 自動車用ドアラッチ装置
JP2017193904A (ja) キーユニット
JPH07266996A (ja) 安全機能付き自動車用収納装置
JP2005213888A (ja) 錠装置
JP4833315B2 (ja) テント用ロック装置
JP2000297564A (ja) ハンドル錠
JP2015140582A (ja) 車両用ドアハンドル装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20081222

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100913

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20101004

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101129

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20101215

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20101220

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140107

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees