JP2015140582A - 車両用ドアハンドル装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】車両用ドアへの側面衝突時に車両用ドアの開放を防止できると共に、装置の小型化及び軽量化を実現できること。【解決手段】車両用ドアに装着されるケースと、このケースに回動軸を介して回動自在に支持されると共に、車両用ドアを閉状態に保持するドアロック機構に連結されたハンドル本体11とを有し、このハンドル本体の回動によりドアロック機構を解除動作させて車両用ドアを開放する車両用ドアハンドル装置10において、回動軸が、ハンドル本体11の投影面積内に位置づけられ、ケースには、車両用ドアの側面に所定値以上の衝撃荷重が作用した際に水平方向Hに相対的に回動してハンドル本体11のハンドル係止面35を直接係止し、このハンドル本体11の相対的な回動を阻止するウェイト18が設けられたものである。【選択図】 図11

Description

本発明は車両用ドアハンドル装置に係り、特に、車両用ドアの側面に衝撃荷重が作用したときに車両用ドアの開放を防止する機構を備えた車両用ドアハンドル装置に関する。
特許文献1には、車両用ドアに装着されるケース(ドアハンドルケース)にハンドル本体(ドアハンドル)が回転自在に軸支され、ハンドル本体には軸支点と反対側にアームが延び、このアームにバランスウェイトが設置され、車両用ドアの側面に衝撃荷重が作用した際に、ハンドル本体に作用するモーメントと反対方向のモーメントがバランスウェイトに作用することでハンドル本体の回動を阻止し、車両用ドアの開放を防止する車両用ドアハンドル装置が開示されている。
また、特許文献2には、車両用ドアに装着されるケース(ハンドルケース)にハンドル本体(アウトサイドハンドル)が回動自在に軸支され、ハンドル本体には軸支点と反対側にアームが延び、このアームにハンドルレバーが設けられ、また、ケースには、ハンドルレバー側へストッパ部が突設され、車両用ドアの側面に衝撃荷重が作用した際に、ハンドルレバーが回動してストッパ部に係止され、これによりハンドル本体の回動が阻止されて、車両用ドアの開放を防止する車両用ドアハンドル装置が開示されている。
更に、特許文献3には、車両用ドアに装着されるケース(ハウジング)にハンドル本体(アウトサイドハンドル)が回動自在に軸支され、ハンドル本体のレバーに回転部材が回転自在に支持され、また、ケースに係止部が設けられ、車両用ドアの側面に衝撃荷重が作用した際に、回転部材が回転して係止部に係止され、これによりハンドル本体の回動が阻止されて、車両用ドアの開放を防止する車両用ドアハンドル装置が開示されている。
実公平3−32195号公報 特開平9−144394号公報 特開平10−18664号公報
ところが、特許文献1に記載の車両用ドアハンドル装置では、バランスウェイトがハンドル本体の重量と釣り合う重量を有することから、装置の重量が増大すると共に、ハンドル本体にアームが延設されることで、装置が大型化し設置スペースが増大してしまう。
また、特許文献2及び3に記載の車両用ドアハンドル装置では、ハンドルレバーを係止するストッパや、回転部材を係止する係止部が、車両用ドアの内部へ突出してケースに設けられているので、車両用ドアハンドル装置の大型化を回避することができない。
本発明の目的は、上述の事情を考慮してなされたものであり、車両用ドアへの側面衝突時に車両用ドアの開放を防止できると共に、装置の小型化及び軽量化を実現できる車両用ドアハンドル装置を提供することにある。
本発明に係る車両用ドアハンドル装置は、車両用ドアに装着されるケースと、このケースに回動軸を介して回動自在に支持されると共に、前記車両用ドアを閉状態に保持するドアロック機構に連結されたハンドル本体とを有し、前記ハンドル本体の回動により前記ドアロック機構を解除動作させて前記車両用ドアを開放する車両用ドアハンドル装置において、前記回動軸が、前記ハンドル本体の投影面積内に位置付けられ、前記ケースには、前記車両用ドアの側面に所定値以上の衝撃荷重が作用した際に相対的に回動して前記ハンドル本体を直接係止し、このハンドル本体の相対的な回動を阻止するウェイト部材が設けられたことを特徴とするものである。
本発明によれば、車両用ドアの側面に所定値以上の衝撃荷重が作用した際に、ウェイト部材が相対的に回動してハンドル本体を直接係止し、このハンドル本体の相対的な回動を阻止するので、車両用ドアへの側面衝突時に車両用ドアの開放を防止できる。
また、ウェイト部材が相対的に回動してハンドル本体を直接係止することから、車両用ドアの内部空間に突出する部材がないので装置を小型化できると共に、ウェイト部材がハンドル本体の重量よりも小さな重量で足りるので装置を軽量化できる。
本発明に係る車両用ドアハンドル装置の一実施形態を示す背面図。 図1のハンドル本体を示し、(A)が全体斜視図、(B)が図2(A)のIIB部拡大図。 図1のケース等を示す背面図。 図1のハンドル本体と図3のケース等との組み付け状況を示す背面図。 図1のウェイトユニットを示す分解斜視図。 図5のウェイトユニットの組立工程の一部であり、(A)がウェイトにウェイトリターンスプリングを組み付ける状況を、(B)がウェイトとウェイトリターンスプリングとの組立体をそれぞれ示す説明図。 図5のウェイトユニットの組立工程の一部であり、(A)がウェイト及びウェイトリターンスプリングの組立体をカバーに組み付ける状況を、(B)がウェイト及びウェイトリターンスプリングとカバーとの組立体であるウェイトユニットをそれぞれ示す説明図。 (A)は、図7のウェイトユニットをケースに組み付ける状況を示す側面図、(B)は、ウェイトユニットが組み付けられたらケースを示す背面図。 (A)は、図1の車両用ドアハンドル装置の通常時においてハンドル本体が引き上げられる前の状態であり、図1のIXA−IXA線で切断し、ウェイトユニットのカバーを省略して示す斜視図、(B)は、図9(A)のIXB矢視斜視図。 図1の車両用ドアハンドル装置の通常時においてハンドル本体が引き上げられた状態であり、図9(B)に対応する斜視図。 図1の車両用ドアハンドル装置の側面衝突時におけるウェイトの作動状況を説明する図9(A)に対応する斜視図。
以下、本発明を実施するための実施形態を図面に基づき説明する。
図1は、本発明に係る車両用ドアハンドル装置の一実施形態を示す背面図である。この図1に示す車両用ドアハンドル装置10は、自動車用ドアなどの車両用ドア(不図示)を主に開操作する際に使用されると共に、車両用ドアへの側面衝突時に車両用ドアの開放を防止する機構を備えたものであり、ハンドル本体11、ケース12、ハンドルリターンスプリング13、スライド規制機構14、及びウェイト部材としてのウェイト18を備えたウェイトユニット20を有して構成される。
ハンドル本体11は、図1及び図2に示すように、合成樹脂により略平板形状に成形され、車両用ドアを開閉操作する際に用いられる。このハンドル本体11は、幅方向Aに直交する方向の一方の片側領域が、操作者が手を掛ける把手領域15であり、他方の片側領域に第1係合部16及び第2係合部17が、ハンドル本体11の幅方向Aに離間して一体に成形される。第1係合部16に第1係合穴16Aが、第2係合部17に第2係合穴17Aが、それぞれ同一軸心状態でハンドル本体11の幅方向Aに平行に形成される。
ケース12は、図1及び図3に示すように、車両用ドアに装着されてハンドル本体11を、水平方向に配設された後述の回動軸を介して回動自在に支持するものであり、合成樹脂により成形される。このケース12の背面側には、車両用ドアへの装着の際に用いられる金属製の取付用ボルト19が、ケース12の幅方向Bに離間して複数本(例えば2本)植設されて突出している。
更に、このケース12には、回動軸としての第1軸部21及び第2軸22が同一軸心状態で、ケース12の幅方向Bに離間して一体成形される。第1軸部21と第2軸部22は、ケース12の両端部側に設けられ、第1軸部21がハンドル本体11の第1係合部16における第1係合穴16Aに、第2軸部22が、ハンドル本体11の第2係合部17における第2係合穴17Aにそれぞれ挿入して係合可能に設けられる。
ハンドル本体11とケース12との組付は、これらのハンドル本体11とケース12とを図4に示すように接近させた後、ハンドル本体11とケース12とを矢印M方向(つまり、ハンドル本体11の幅方向A及びケース12の幅方向B)に相対的に移動(スライド)させる。これにより、図1に示すように、ケース12の第1軸部21がハンドル本体11の第1係合部16の第1係合穴16Aに、ケース12の第2軸部22がハンドル本体11の第2係合部17の第2係合穴17Aにそれぞれ挿入されて係合され、ハンドル本体11とケース12とが組み付けられる。この状態でハンドル本体11は、第1軸部21及び第1係合穴16A、並びに第2軸部22及び第2係合穴17Aによりケース12に対し回動自在に支持される。
また、図1に示すように、ハンドル本体11とケース12との組付状態で、ケース12の第1軸部21及び第2軸部22と、ハンドル本体11の第1係合部16の第1係合穴16A及び第2係合部17の第2係合穴17Aとは、ハンドル本体11の正面及び背面の投影面積内に収まるよう位置付けられる。これにより、車両用ドアハンドル装置10は、ケース12がハンドル本体11内に収まるように構成される。
ハンドルリターンスプリング13は、図1及び図3に示すように例えば金属製のコイルスプリングであり、ケース12がハンドル本体11に組み付けられる前にケース12に設置される。即ち、ケース12には、第1軸部21付近にスプリング収納部24が形成され、このスプリング収納部24に、ハンドルリターンスプリング13が圧縮した状態で収納される。この圧縮状態で、ハンドルリターンスプリング13の一端13Aはケース12の係止溝25に係止される。
また、ケース12がハンドル本体11に組み付けられた段階で、ハンドルリターンスプリング13の他端13Bは、図1及び図4に示すように、ハンドル本体11の係止凹部26(後述)に係止される。ハンドルリターンスプリング13は、一端13Aがケース12に、他端13Bがハンドル本体11にそれぞれ係止されることで、ハンドル本体11をケース12側へ付勢する付勢力を発生する。
スライド規制機構14は、図1及び図4に示すように、ハンドルリターンスプリング13の他端13Bと、この他端13Bを係止する係止凹部26とを有して構成され、係止凹部26がハンドル本体11の周縁における第1係合部16付近に形成される。ケース12とハンドル本体11とが接近して位置付けられ、このケース12がハンドル本体11に対し矢印M方向にスライドして、ケース12の第1軸部21、第2軸部22がハンドル本体11の第1係合穴16A、第2係合穴17Aにそれぞれ係合して、ハンドル本体11とケース12とが組み付けられたとき、ケース12に設置されたハンドルリターンスプリング13の他端13Bはハンドル本体11の係止凹部26に係止される。これにより、ハンドル本体11とケース12との幅方向A、Bのスライドが規制されて、ハンドル本体11とケース12は、一旦組み付けられた後には分離しないよう一体化される。
ここで、ハンドル本体11の第1係合部16には、図1及び図2に示すようにアーム27が一体に形成されている。このアーム27は、図示しないロッドを介して、車両用ドアを閉状態に保持するドアロック機構(不図示)に連結される。ハンドル本体11をケース12に対し車両用ドアの外側(図10の矢印P方向)へ回動することにより、前記ロッドを介してドアロック機構が解除動作されて、車両用ドアが開放される。
ところで、自動車等の車両の車両用ドアへ側面から衝撃荷重が作用する側面衝突時には、ハンドル本体11が慣性力により車両外側へ相対的に回動してドアロック機構を解除動作させ、車両用ドアが開放してしまう場合がある。この車両用ドアへの側面衝突時に車両用ドアの開放を防止する機構が前記ウェイトユニット20である。
つまり、ウェイトユニット20は、図5に示すように、ウェイト18、ばね部材としてのウェイトリターンスプリング28、及びカバー29を有して構成され、これらのウェイト18、ウェイトリターンスプリング28及びカバー29が組み付けられてユニット化されたものである。
カバー29は、例えば合成樹脂にて構成され、天面29A、及びこの天面29Aの周囲から立設される側面29Bを有する箱形状に形成されて、ウェイト18及びウェイトリターンスプリング28を内部に収容する。このカバー29は、図1に示すように、ケース12の背面側に埋め込まれて設置される。このとき、ケース12の天面29Aは、ケース12の背面と略面一、またはこの背面の近傍でこの背面に平行になるように設けられる。
図5に示すように、カバー29内に収容されるウェイト18は、ウェイト18の両側面から突設された軸部31が、カバー29の側面29Bに形成された嵌合穴32に嵌合することで、天面29Aに直交する水平方向(車両幅方向)Hへ回動可能にカバー29に支持される。また、このウェイト18は、例えばステンレスや銅、亜鉛、タングステン等の金属を含む高比重樹脂(比重:3〜6程度)にて成形されたものであり、ハンドル本体11の重量よりも小さな重量(例えば3グラム程度)に構成される。
ウェイトリターンスプリング28は金属製の例えばコイルスプリングであり、ウェイト18のスプリング収納部33内に配設される。このウェイトリターンスプリング28は、ウェイト18内でウェイト軸部31と同一軸心状態に位置付けられると共に、一端28Aがウェイト18に、他端28Bがカバー29の側面29Bに係止される。これにより、ウェイトリターンスプリング28は、ウェイト18のカバー29の天面29Aに接近する方向、即ち、ウェイトユニット20がケース12に設置され、このケース12がハンドル本体11に組み付けられた状態(図1)で、ウェイト18をハンドル本体11から離反する方向(図9の矢印X方向)に付勢する。
ここで、ウェイトユニット20の組立からケース12への設置の手順を、図6〜図8を用いて説明する。まず、図6に示すように、ウェイト18のスプリング収納部33内にウェイトリターンスプリング28を収納して組み付ける。このとき、ウェイトリターンスプリング28の一端28Aがウェイト18に係止される。次に、図7に示すように、ウェイト18とウェイトリターンスプリング28との組立体をカバー29内に収納し、ウェイト18のウェイト軸部31をカバー29の嵌合穴32に嵌合させる。このとき、ウェイトリターンスプリング28の他端28Bがカバー29の側面29Bに係止される。このようにして、ウェイトユニット20が組み立てられる。その後、図8に示すように、このウェイト18を備えたウェイトユニット20を、ケース12の背面側に埋め込んで設置する。
ウェイトユニット20が設置されたケース12が組み付けられたハンドル本体11には、図2に示すように、背面における第1係合部16と第2係合部17との間に係止用突部34が一体に突設される。この係止用突部34には、ハンドル本体11の幅方向Aに平行なハンドル係止面35が形成されている。
図1に示すように、ウェイトユニット20が設置されたケース12がハンドル本体11に組み付けられて構成された車両用ドアハンドル装置10は、ケース12の取付用ボルト19が車両用ドアに螺合されることで、この車両用ドアに装着される。
この状態で、車両用ドアハンドル装置10は、車両用ドアへの側面衝突時以外の通常時には、図9に示すように、ウェイトユニット20のウェイト18が、ウェイトリターンスプリング28の付勢力でハンドル本体11から離反する矢印X方向に付勢されているので、ハンドル本体11が図10の矢印P方向に引き上げられ、ケース12に対し回動したときにも、ウェイトユニット20のウェイト18がハンドル本体11のハンドル係止面35に接触することがない。このため、車両用ドアハンドル装置10は、ハンドル本体11の回動によりドアロック機構(不図示)を解除動作させて、車両用ドアを開放させる。
これに対し、車両用ドアの側面に図11に示す矢印Y方向の所定値以上の衝撃荷重が作用する車両用ドアへの側面衝突時には、ハンドル本体11が慣性力により車両外側へ矢印P方向に相対的に回転しようとするが、ウェイトユニット20のウェイト18が慣性力により、ハンドル本体11よりも迅速にハンドル本体11側(車両外側)へ向かって水平方向Hに相対的に回動し、このウェイト18のウェイト係止面36がハンドル本体11のハンドル係止面35に直接係止する。これにより、ハンドル本体11における上述の矢印P方向の相対的な回動が阻止されて、車両用ドアハンドル装置10は車両用ドアの開放を防止する。
車両用ドアへの衝撃荷重が消失したときに、ウェイトユニット20のウェイト18は、ウェイトリターンスプリング28の付勢力により矢印X方向に付勢されて回動し元位置に復帰するので、ウェイト18のウェイト係止面36がハンドル本体11のハンドル係止面35に接触しなくなる。これにより、車両用ドアハンドル装置10は、ハンドル本体11が矢印P方向に引き上げられて回動することで、車両用ドアの開放を可能とする。
以上のように構成されたことから、本実施形態によれば、次の効果(1)〜(8)を奏する。
(1)図1及び図11に示すように、車両用ドアの側面に矢印Y方向に所定値以上の衝撃荷重が作用した際に、ウェイトユニット20のウェイト18がハンドル本体11へ向かって水平方向Hに相対的に回動し、このウェイト18のウェイト係止面36がハンドル本体11のハンドル係止面35に直接係止し、このハンドル本体11の矢印P方向の相対的な回動を阻止するので、ドアロック機構の閉動作状態が保持されて、車両用ドアへの側面衝突時に車両用ドアの開放を防止できる。
(2)ウェイトユニット20のウェイト18が水平方向Hに相対的に回動し、このウェイト18のウェイト係止面36がハンドル本体11のハンドル係止面35を直接係止することから、車両用ドアハンドル装置10には、車両用ドアの内部空間に突出する部材が存在しないので装置10を小型化できると共に、ウェイト18がハンドル本体11の重量よりも小さな重量で足りるので装置10を軽量化できる。
(3)図5及び図7に示すように、ウェイトユニット20のウェイト18がカバー29内に収容されたので、このカバー29がウェイト18に対し防水機能を果たす。この結果、ウェイト18が凍結などによって作動不良を起こす事態を未然に回避できる。
(4)図5〜図8に示すように、ウェイト18、ウェイトリターンスプリング28及びカバー29が一体に組み付けられ、ユニット化されてウェイトユニット20として構成され、このウェイトユニット20がケース12に設置されるので、ウェイト18及びウェイトリターンスプリング28等を個別にケース12に設置する場合に比べて、これらの組付性を向上させることができる。
(5)ウェイトユニット20のウェイト18が金属製ではなく、金属を含む高比重樹脂にて成形されたので、ウェイト18を例えばダイキャスト成形で製作でき、切削等の機械加工を用いる場合に比べて、ウェイト18の成形性を向上させることができる。
(6)図1及び図4に示すように、ケース12に第1軸部21及び第2軸部22が一体成形され、ハンドル本体11に、第1軸部21が係合する第1係合穴16Aを備えた第1係合部16と、第2軸部22が係合する第2係合穴17Aを備えた第2係合部17とがそれぞれ一体成形され、これらの第1軸部21と第1係合穴16A、第2軸部22と第2係合穴17Aとの係合により、ハンドル本体11がケース12に回動自在に支持される。このため、ハンドル本体11とケース12を金属シャフト(不図示)で回動自在に連結する必要がないので、部品点数を削減でき、部品コスト及び製造コスト、並びに重量を低減できる。
(7)図1に示すように、ケース12に設けられた第1軸部21及び第2軸部22と、ハンドル本体11の第1係合部16に設けられた第1係合穴16A及び第2係合部17に設けられた第2係合穴17Aとが、ハンドル本体11とケース12との組付状態で、ハンドル本体11の正面及び背面の投影面積内に収まる位置に配置されたので、車両用ドアハンドル装置10の小型化及び薄型化を実現できる。
(8)図1及び図4に示すように、ケース12に設置されたハンドルリターンスプリング13の他端13Bと、ハンドル本体11の周縁に設けられた係止凹部26とを有してスライド規制機構14が構成され、ハンドル本体11とケース12との組付状態で、ハンドルリターンスプリング13の他端13Bがハンドル本体11の係止凹部26に係止されることで、ハンドル本体11とケース12との幅方向A、Bのスライドが規制される。この結果、専用部品を用いることなく、ハンドル本体11とケース12とを一体化できる。
以上、本発明の実施形態を説明したが、この実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。この実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。
例えば、ハンドルリターンスプリング13の他端13Bとハンドル本体11の係止凹部26とからなるスライド規制機構14に代え、図2に示すハンドル本体11の係止用突部34における第1係合部16側にスライド係止面41を形成し、また、図5に示すウェイトユニット20におけるカバー29の側面29Bの一部をストッパ部42としてもよい。そして、ウェイトユニット20をケース12に仮設置した状態で、ケース12の第1軸部21、第2軸部22のそれぞれをハンドル本体11の第1係合穴16A、第2係合穴17Aにそれぞれ係合した後に、ウェイトユニット20をケース12に埋め込み、このウェイトユニット20のストッパ部42をハンドル本体11のスライド係止面41に係止させることで、ハンドル本体11とケース12とのスライド規制を実現してもよい。
また、ハンドル本体11をケース12に支持する第1軸部21及び第2軸部22が水平方向に設けられるものを述べたが、第1軸部21及び第2軸部22が上下方向に設けられてハンドル本体11が水平方向に回動し、従って、ウェイト18が鉛直方向に回動するものでもよい。
10 車両用ドアハンドル装置
11 ハンドル本体
12 ケース
13 ハンドルリターンスプリング
16A 第1係合穴
17A 第2係合穴
18 ウェイト
20 ウェイトユニット
21 第1軸部
22 第2軸部
28 ウェイトリターンスプリング
29 カバー
31 ウェイト軸部
33 スプリング収納部
35 ハンドル係止面
36 ウェイト係止面
H 水平方向

Claims (5)

  1. 車両用ドアに装着されるケースと、このケースに回動軸を介して回動自在に支持されると共に、前記車両用ドアを閉状態に保持するドアロック機構に連結されたハンドル本体とを有し、前記ハンドル本体の回動により前記ドアロック機構を解除動作させて前記車両用ドアを開放する車両用ドアハンドル装置において、
    前記回動軸が、前記ハンドル本体の投影面積内に位置付けられ、
    前記ケースには、前記車両用ドアの側面に所定値以上の衝撃荷重が作用した際に相対的に回動して前記ハンドル本体を直接係止し、このハンドル本体の相対的な回動を阻止するウェイト部材が設けられたことを特徴とする車両用ドアハンドル装置。
  2. 前記ウェイト部材は、カバー内に収容されると共に、このカバーに車両幅方向に回動自在に支持され、前記カバーがケースに設置されたことを特徴とする請求項1に記載の車両用ドアハンドル装置。
  3. 前記ウェイト部材は、ばね部材によりハンドル本体から離反する方向に付勢され、これらのウェイト部材、ばね部材及びカバーが組み付けられてユニット化され、このウェイトユニットがケースに設置されたことを特徴とする請求項2に記載の車両用ドアハンドル装置。
  4. 前記ウェイト部材は、金属を含む高比重樹脂にて構成されたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の車両用ドアハンドル装置。
  5. 前記回動軸は、ケースまたはハンドル本体のいずれか一方に形成された軸部であり、この軸部が、前記ケースまたは前記ハンドル本体の他方に形成された係合穴に係合するように構成されたことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の車両用ドアハンドル装置。
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