JP6907818B2 - 車両用ドアロック装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両ドアに設けられる車両用ドアロック装置に関する。
車両は一般的に、車体と、車体の側面に形成したドア開口を開閉する車両ドアと、を備えている。そして、車体にはストライカが突設されており、車両ドアにはドアロック装置が設けられている。
特許文献1はこの種のドアロック装置の一例を開示している。
このドアロック装置はベース部材を備えている。ベース部材は車両ドアに固定されている。
さらにベース部材には、ラッチ、ポール、及びアウトサイドオープンレバーが回転可能に支持されている。
ラッチは、ストライカと係合可能なラッチ位置と、ストライカと係合しないアンラッチ位置との間を回転可能としてベース部材に支持されている。さらにラッチは第1付勢手段の付勢力によってアンラッチ位置側に回転付勢されている。
ポールは、係合位置と非係合位置との間を回転可能としてベース部材に支持されている。さらにポールは第2付勢手段の付勢力によって係合位置側に回転付勢されている。
ラッチ位置に位置するラッチがストライカと係合するときにポールが係合位置に位置すると、ラッチ及びポールはラッチがストライカと係合するラッチ状態に保持される。一方、ポールが非係合位置に移動すると、ポールがラッチとの係合を解除するので、ラッチ及びポールはラッチがアンラッチ位置側へ回転してストライカを解放するアンラッチ状態となる。
さらに、ポールにはリフトレバーが固定されている。
そのためリフトレバーは、ポールと一緒に係合位置と非係合位置との間を回転する。
アウトサイドオープンレバーは、初期位置とラッチ解除位置との間を回転可能としてベース部材に支持されている。アウトサイドオープンレバーは、車両ドアに設けたハンドルの回転操作に連動して初期位置とラッチ解除位置との間を回転する。
さらにアウトサイドオープンレバーには、オープンリンクが、ラッチ解除可能位置とラッチ解除不能位置との間を回転可能に支持されている。さらにアウトサイドオープンレバーとオープンリンクとの間には、オープンリンクを一方向に回転付勢する付勢手段が設けられている。
このオープンリンクは、車両ドアに設けたロックノブと連動する。即ち、ロックノブがロック位置に位置するときオープンリンクはラッチ解除不能位置に位置し、ロックノブがアンロック位置に位置するときオープンリンクはラッチ解除可能位置に位置する。
ロックノブがロック位置に位置することによりオープンリンクがラッチ解除不能位置に位置するとき、ハンドルがいずれの位置に位置していてもオープンリンクはリフトレバーとは係合しない。従って、この場合はリフトレバー及びポールの位置は変わらない。そのため、車両ドアが車体のドア開口を閉じている場合はラッチ及びポールはラッチ状態を維持する。
一方、ロックノブがアンロック位置に位置することによりオープンリンクがラッチ解除可能位置に位置する場合に、ハンドルを初期位置から回転操作することによりアウトサイドオープンレバーをラッチ解除位置に移動させると、オープンリンクがリフトレバーと係合してリフトレバーを押圧する。その結果、リフトレバー及びポールが非係合位置に移動してポールがラッチとの係合を解除するので、アンラッチ位置側へ回転付勢されているラッチがストライカを解放する。即ち、ラッチ及びポールがアンラッチ状態となる。
さらにリフトレバーにはキャンセル用突起(押動脚部)が設けられている。
オープンリンクがラッチ解除不能位置に位置する場合に、ドア開口を開放する開位置に位置していた車両ドアがドア開口を閉じる閉位置まで回転すると、ストライカと係合したラッチがラッチ位置へ回転し且つポールが係合位置に回転する。そして、このときにストライカからラッチに所定の力(以下、閉止時押圧力と呼ぶ)が伝わる。するとラッチからポールに伝わった閉止時押圧力により、ポール(及びリフトレバー)が一時的に非係合位置側に回転する。
そのため、非係合位置側に回転したリフトレバーのキャンセル用突起が、ラッチ解除不能位置に位置するオープンリンクに衝突し、オープンリンクをラッチ解除可能位置へ回転させる。従って、その後にハンドルを回転操作することによってアウトサイドオープンレバーをラッチ解除位置に移動させると、ラッチ及びポールがラッチ状態からアンラッチ状態に切り替わる。
なお、非係合位置側に一時的に回転したリフトレバー及びポールは、第2付勢手段の付勢力によって係合位置へ復帰する。
さらに、アウトサイドオープンレバーが初期位置に位置し且つロックノブがアンロック位置に位置する場合に(オープンリンクがラッチ解除可能位置に位置する場合に)、この車両ドアを備える車両とは別の車両がこの車両ドアに衝突(側突)することがある。
しかし、このときオープンリンクは、その慣性力(慣性質量)に起因して元の位置(衝突前の位置)に留まろうとする。その一方で、初期位置に位置していたアウトサイドオープンレバーがこのときの衝撃力によってラッチ解除位置へ移動することがある。この場合、オープンリンクがアウトサイドオープンレバーに対して相対回転するので、オープンリンクがラッチ解除不能位置へ移動する。
従って、アウトサイドオープンレバーがラッチ解除位置へ移動しても、ラッチ及びポールが不意にラッチ状態からアンラッチ状態に切り替わることはない。
特開2011−220094号公報
(発明が解決しようとする課題)
上述のように、ドアロック装置が設けられた車両ドアのロックノブがアンロック位置に位置する場合に側突が発生すると、オープンリンクがラッチ解除可能位置からラッチ解除不能位置へ回転する。このときオープンリンクがリフトレバーに対して接近する。
そのため、このときリフトレバーのキャンセル用突起がラッチ解除不能位置まで回転したオープンリンクに衝突することがある。このような衝突が発生すると、オープンリンクが不意にラッチ解除可能位置へ回転復帰してしまう。
従って、側突に起因してアウトサイドオープンレバーがラッチ解除位置へ移動すると、ラッチ及びポールが不意にラッチ状態からアンラッチ状態に切り替わってしまう。
本発明は、車両ドアに発生した衝撃力によってオープンリンクがラッチ解除不能位置側へ回転したときに、オープンリンクが不意にラッチ解除可能位置側へ回転することを防止できる車両用ドアロック装置を提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段)
本発明は、車体に取付けられたストライカと係合することによって車両ドアを閉止状態に保持するラッチ位置と、前記ストライカと係合しないアンラッチ位置と、に回転可能なラッチと、
前記ラッチと係合して前記ラッチを前記ラッチ位置に保持する係合位置と前記ラッチとの係合を解除する非係合位置とに回転可能なポールと、
前記車両ドアに設けた操作部に対する操作に連動して第1位置と第2位置との間を回転するオープンレバーと、
前記オープンレバーの位置に拘わらず前記ポールを押圧しないラッチ解除不能位置と、前記オープンレバーが前記第1位置から前記第2位置へ移動したときに前記係合位置に位置する前記ポールを前記非係合位置まで押圧するラッチ解除可能位置と、の間を相対回転可能として前記オープンレバーに支持されたオープンリンクと、
を備え、
前記ポールには、
前記オープンリンクが前記ラッチ解除不能位置に位置する状態で開放状態にあった前記車両ドアが前記閉止状態になることにより、前記ラッチ解除不能位置に位置する前記オープンリンクを押圧して前記ラッチ解除可能位置へ回転させるキャンセル用突起が形成され、
前記オープンリンクには、
前記車両ドアが前記閉止状態にあり且つ前記オープンリンクが前記ラッチ解除不能位置側に回転したときに、前記キャンセル用突起と係合して前記オープンリンクが前記ラッチ解除可能位置側へ回転するのを規制する回転復帰規制突起が形成されるのがよい。
本発明では、オープンリンクがラッチ解除不能位置に位置する状態で開放状態にあった車両ドアが閉止状態になることがある。すると、ストライカからラッチを介して伝わった力によってポールが非係合位置側に回転する。するとポールのキャンセル用突起が、ラッチ解除不能位置に位置するオープンリンクを押圧して、オープンリンクをラッチ解除可能位置へ回転させる。
また、例えば、車両ドアに、この車両ドアを搭載した車両とは別の車両が衝突(側突)することにより車両ドアに衝撃力が発生することがある。そしてこの衝撃力によって、例えば、衝突前はラッチ解除可能位置に位置していたオープンリンクがラッチ解除不能位置側に回転することがある。
このときポールのキャンセル用突起がオープンリンクに衝突することがある。このような衝突が発生すると、オープンリンクにラッチ解除可能位置側への回転力が掛かることがある。
しかし、この場合はオープンリンクの回転復帰規制突起がキャンセル用突起と係合することにより、オープンリンクがラッチ解除可能位置へ回転するのを規制する。
従って、上記衝撃力に起因してオープンレバーが第1位置から第2位置へ移動しても、ポールが非係合位置へ回転することがない。即ち、ラッチ及びポールが不意にラッチ状態からアンラッチ状態に切り替わることがない。
前記オープンリンクの前記回転復帰規制突起が前記キャンセル用突起と係合したときの前記オープンリンクの位置が前記ラッチ解除可能位置よりも前記ラッチ解除不能位置側の位置であってもよい。
本発明をこのように構成した場合は、オープンリンクの回転復帰規制突起がキャンセル用突起と係合したときのオープンリンクの位置が、ラッチ解除可能位置よりもラッチ解除不能位置側の位置になる。
そのため、この状態で上記衝撃力に起因してオープンレバーが第1位置から第2位置へ移動しても、ポールが非係合位置へ回転することがない。
前記オープンリンクが前記キャンセル用突起によって押圧される被押圧面を有し、
前記回転復帰規制突起が前記被押圧面よりも、前記オープンリンクの前記ラッチ解除可能位置から前記ラッチ解除不能位置への回転方向側に位置してもよい。
本発明をこのように構成した場合は、車両ドアを閉じることによりストライカからラッチを介してポールに力が伝わったときに、ポールのキャンセル用突起とオープンリンクの回転復帰規制突起とが対向しない蓋然性が高くなる。換言すると、ポールのキャンセル用突起とオープンリンクの被押圧面とが対向する蓋然性が高くなる。
従って、ストライカからラッチを介してポールに力が伝わったときに、ポールのキャンセル用突起がラッチ解除不能位置に位置するオープンリンクをラッチ解除可能位置へ回転させる蓋然性が高くなる。
本発明の一実施形態のドアロック装置を搭載した車両ドアの車外側から見た側面図である。 一部の部材を省略したドアロック装置の後方から見た斜視図である。 一部の部材を省略したドアロック装置の前方から見た斜視図である。 一部の部材を省略したドアロック装置の後方から見た分解斜視図である。 一部の部材を省略したドアロック装置の前方から見た分解斜視図である。 オープンレバーが初期位置に位置し且つオープンリンクがラッチ解除不能位置に位置するときのリフトレバー、アウトサイドオープンレバー、及びオープンリンクの背面図である。 オープンレバーが初期位置に位置し且つオープンリンクがラッチ解除可能位置に位置するときの図6と同様の背面図である。 オープンレバーがラッチ解除位置に位置し且つオープンリンクがラッチ解除不能位置に位置するときのドアロック装置の正面図である。 オープンレバーがラッチ解除位置に位置し且つオープンリンクがラッチ解除可能位置に位置するときのドアロック装置の正面図である。 リフトレバーがキャンセル機能を発揮したときの図6と同様の背面図である。 オープンリンクがラッチ解除可能位置に位置する場合に車両ドアに衝撃力が発生したときの図6と同様の背面図である。 オープンリンクの回転復帰規制突起がリフトレバーのキャンセル用突起と係合したときの図6と同様の背面図である。 比較例の図10に対応する背面図である。 本発明の変形例の図11に対応する背面図である。 本発明の変形例の図12に対応する背面図である。
以下、本発明の一実施形態について図1乃至図12を参照しながら説明する。
図1に示す車両の車両ドア10はサイドドアであり、その前端部が車体(図示略)に対して上下方向の回転軸まわりに回転可能に支持されている。車両ドア10は、車体(図示略)の側面に形成された開口部を完全に開放する開位置と、この開口部を塞ぐ閉位置と、の間を車体に対して水平方向に回転可能である。なお、以下の説明中の「前後方向」及び「車内外方向」は、車両ドア10が閉位置に位置する場合を基準とした方向である。
車両ドア10は、その下半部を構成するドア本体部11と、その上半部に設けられたドアサッシュ12と、を備えている。ドア本体部11は、ドア本体部11の外側面を構成するアウタパネル13と、アウタパネル13の内側面に固定されたインナパネル(図示略)と、インナパネルの内側面に固定され且つドア本体部11の内側面を構成する樹脂製のトリム(図示略)と、を備えている。
アウタパネル13にはアウトサイドハンドル17(操作部)が回転可能に支持されている。アウトサイドハンドル17は初期位置とラッチ解除位置との間を回転可能であり、捩じりコイルバネの付勢力によって初期位置に向けて回転付勢されている。
さらにトリムの上端部には、ロックノブ19が上下方向にスライド自在として設けられている。ロックノブ19はトリムに対してアンロック位置(図1の位置)と、アンロック位置よりも下方に位置するロック位置(図示略)と、の間をスライド可能である。
車両ドア10の内部には、アウタパネル13とインナパネルとの間に位置し且つ一部が車両ドア10の後端面において露出するドアロック装置20が設けられている。
図2乃至図12に示すように、このドアロック装置20は、主要な構成要素として、ベース部材21、ラッチ27、ポール34(ポール本体35、リフトレバー38)、ブラケット45、軸受け部材50、アウトサイドオープンレバー55、及びオープンリンク60を備えている。
樹脂製の一体成形品であるベース部材21は、ラッチ27、ポール34、及びアウトサイドオープンレバー55を回転可能に支持している。
図4及び図5に示すようにベース部材21には、ベース部材21をその厚み方向(前後方向)に貫通する貫通孔21a、21bが形成されている。
図2、図4、及び図5に示すように、ベース部材21の後部にはストライカ進入溝23が形成されている。
ベース部材21の前面には円筒状のオープンレバー支持部24が前方に向けて突設されている。
車体に固定されたストライカ100(図8の仮想線及び図9の実線参照)と係脱可能なラッチ27は、ストライカ100が進入可能なストライカ保持溝28と、ラッチ27をその厚み方向に貫通する貫通孔29と、を備えている。ラッチ27の主要部位は金属である。ラッチ27はベース部材21の直後に位置している。
ベース部材21の貫通孔21aには金属製のラッチ支持軸31が挿入されている。そして、ラッチ支持軸31の貫通孔21aより後方に位置する部位が、ラッチ27の貫通孔29を相対回転可能に貫通している。そのためラッチ27は、ストライカ保持溝28がストライカ100と係合可能なラッチ位置(図8参照)と、ストライカ保持溝28がストライカ100と係合不能なアンラッチ位置(図9参照)と、の間をベース部材21に対して相対回転可能である。
さらにラッチ27とベース部材21との間には、図4及び図5に示す捩じりコイルバネS1が装着されている。捩じりコイルバネS1が発生する付勢力によって、ラッチ27はアンラッチ位置側に回転付勢されている。
本実施形態のポール34は、ポール本体35及びリフトレバー38を備えている。
ラッチ27と係脱可能な金属製のポール本体35は、係合突起36と、ポール本体35をその厚み方向に貫通する貫通孔37と、を備えている。ポール本体35はベース部材21の直後に位置している。
ベース部材21の直前に位置するリフトレバー38は貫通孔39を有している。リフトレバー38は樹脂製である。但し、リフトレバー38を金属製にしてもよい。
さらにリフトレバー38の下端部の車内側端部には被押圧部41が前方に向けて突設されている。
さらにリフトレバー38の下端部の車外側端部にはキャンセル用突起42が前方に向けて突設されている。
ベース部材21の貫通孔21bには金属製のポール支持軸32が挿入されている。そして、ポール支持軸32の貫通孔21bより後方に位置する部位がポール本体35の貫通孔37を相対回転可能に貫通し、且つ、ポール支持軸32の貫通孔21bより前方に位置する部位がリフトレバー38の貫通孔39を相対回転可能に貫通している。さらにベース部材21に形成された連通用貫通孔21c(図4及び図5参照)を後方に貫通するリフトレバー38の連結用突起38a(図4、図5、図6、図7、及び図10乃至図12参照)がポール本体35に固定されている。そのためポール本体35及びリフトレバー38は、係合突起36がラッチ位置に位置するラッチ27と係合してラッチ27をラッチ位置に保持する係合位置(図8参照)と、係合突起36がラッチ27から離間する非係合位置(図9参照)と、の間をベース部材21に対して相対回転可能である。
さらにポール本体35とベース部材21との間には、図4及び図5に示す捩じりコイルバネS3(付勢手段)が装着されている。捩じりコイルバネS3が発生する付勢力によって、ポール本体35及びリフトレバー38は係合位置側に回転付勢されている。
ベース部材21の直後に配置された金属製のブラケット45は、貫通孔46及び貫通孔47を有している。さらにブラケット45にはストライカ進入溝48が形成されている。
ラッチ支持軸31の後端部はブラケット45の貫通孔46を貫通しており、且つ、ラッチ支持軸31の後端部はブラケット45の後面に対してかしめられている。さらにポール支持軸32の後端部はブラケット45の貫通孔47を貫通しており、且つ、ポール支持軸32の後端部はブラケット45の後面に対してかしめられている。
さらにブラケット45は固定手段(図示略)によってインナパネルに固定されている。
ベース部材21の直前に配置された金属製の軸受け部材50の上端部には貫通孔51が形成されており、下端部には貫通孔52が形成されている。
軸受け部材50の上端部及び下端部の後面はベース部材21の前面に接触している。さらにラッチ支持軸31の前端部は軸受け部材50の貫通孔51を貫通しており、且つ、ラッチ支持軸31の前端部は軸受け部材50の上端部の前面に対してかしめられている。さらにポール支持軸32の前端部は軸受け部材50の貫通孔52を貫通しており、且つ、ポール支持軸32の前端部は軸受け部材50の下端部の前面に対してかしめられている。従って、ベース部材21、ブラケット45及び軸受け部材50は、ラッチ支持軸31及びポール支持軸32を介して互いに固定されている。
アンラッチ位置に位置するラッチ27(ストライカ保持溝28)がストライカ進入溝23、48を通してベース部材21とブラケット45との間に進入したストライカ100と係合しながら捩じりコイルバネS1の付勢力に抗してラッチ位置まで回転すると、ポール本体35が捩じりコイルバネS3の付勢力によって係合位置に移動して係合突起36がラッチ27に係合する。その結果、ラッチ27、ポール本体35、及びリフトレバー38は、図8に示すように、ラッチ27がストライカ100と係合する「ラッチ状態」となる。
一方、ポール本体35を捩じりコイルバネS3の付勢力に抗して非係合位置に回転させると、ラッチ27がアンラッチ位置側へ回転可能となる。そのためラッチ27、ポール本体35、及びリフトレバー38は、図9に示すように、ストライカ100を解放可能な「アンラッチ状態」となる。
図6乃至図12に示すように、ベース部材21の直前に配設されたアウトサイドオープンレバー55は、貫通孔56、支持孔57、及びロッド接続部58を有している。アウトサイドオープンレバー55は樹脂製である。但し、アウトサイドオープンレバー55を金属製にしてもよい。
図8及び図9に示すように、アウトサイドオープンレバー55の貫通孔56は、ベース部材21のオープンレバー支持部24によって回転可能に支持されている。
アウトサイドオープンレバー55のロッド接続部58には金属製の硬質部材であるロッド(図示略)の下端部が接続され、且つ、ロッドの上端部は他の部材を介してアウトサイドハンドル17に接続されている。従って、アウトサイドオープンレバー55とアウトサイドハンドル17とは互いに連動する。アウトサイドハンドル17が初期位置に位置するときアウトサイドオープンレバー55は初期位置(第1位置)(図6、図7、及び図10の位置)に位置し、アウトサイドハンドル17がラッチ解除位置に位置するときアウトサイドオープンレバー55はラッチ解除位置(第2位置)(図8及び図9の位置)に位置する。
さらにベース部材21とアウトサイドオープンレバー55との間には、図8及び図9に示す捩じりコイルバネS5が装着されている。捩じりコイルバネS5が発生する付勢力によって、アウトサイドオープンレバー55は初期位置側に回転付勢されている。
図6乃至図12に示すように、オープンリンク60は、被支持部61及び押圧部62を有している。
さらにオープンリンク60の一部には、略円弧状の被押圧面63が形成されている。
さらにオープンリンク60の一部には、車外側から被押圧面63の車外側端部に隣接し且つ上方に向かって延びる回転復帰規制突起64が設けられている。
オープンリンク60は樹脂製である。但し、オープンリンク60を金属製にしてもよい。
オープンリンク60の被支持部61は、アウトサイドオープンレバー55の支持孔57に相対回転可能に支持されている。
オープンリンク60とアウトサイドオープンレバー55との間には、図5、図8、及び図9に示す捩じりコイルバネS4が設けられている。この捩じりコイルバネS4は、オープンリンク60をアウトサイドオープンレバー55に対して常に図8及び図9の時計方向(図6、図7、図10乃至図12の反時計方向)に回転付勢する。
オープンリンク60の押圧部62の前後方向位置はリフトレバー38の被押圧部41と同一である。後述するように、オープンリンク60の押圧部62はリフトレバー38の被押圧部41と係脱可能である。
さらにオープンリンク60の被押圧面63及び回転復帰規制突起64の前後方向位置はリフトレバー38のキャンセル用突起42と同一である。後述するように、オープンリンク60の被押圧面63及び回転復帰規制突起64はリフトレバー38のキャンセル用突起42と係脱可能である。
さらにドアロック装置20は、図示を省略したアクティブレバーを備えている。
このアクティブレバーはオープンリンク60と係脱可能なレバーである。アクティブレバーは、ロック位置とアンロック位置との間を回転可能である。
アクティブレバーとロックノブ19は操作ワイヤ(図示略)によって互いに連係されている。そのため、ロックノブ19とアクティブレバーは互いに連動する。即ち、ロックノブ19がロック位置に位置するときアクティブレバーがロック位置に位置する。その一方でロックノブ19がロック位置からアンロック位置へ移動すると、アクティブレバーがアンロック位置へ回転する。
続いてドアロック装置20の動作について図6乃至図12を参照しながら説明する。
車両ドア10が車体の側面に形成された開口部を閉じる閉位置に位置するとき、ラッチ位置に位置するラッチ27が車体側のストライカ100と係合し、且つ、捩じりコイルバネS3の付勢力によって係合位置側に回転付勢されたポール本体35の係合突起36がラッチ27に係合してラッチ27をラッチ位置に保持する。即ち、ラッチ27、ポール本体35、及びリフトレバー38は図8に示すラッチ状態となる。
そしてこのときにロックノブ19がアンロック位置からロック位置に移動すると、アクティブレバーによってオープンリンク60が捩じりコイルバネS4の付勢力に抗して図8及び図9の反時計方向(図6、図7、図10乃至図12の時計方向)に相対回転させられるので、オープンリンク60はオープンレバー55に対してラッチ解除不能位置(図6参照)に位置する。するとオープンリンク60の押圧部62がリフトレバー38の被押圧部41より下方且つ車外側に位置する。
従って、この状態で例えばアウトサイドハンドル17を初期位置からラッチ解除位置側へ回転操作すると、図8に示すように、それまで初期位置に位置していたアウトサイドオープンレバー55がラッチ解除位置側に向かって回転する。するとアウトサイドオープンレバー55によって支持されたオープンリンク60が上方へ移動し、オープンリンク60の押圧部62がリフトレバー38の被押圧部41に対して空振りする。従って、アウトサイドハンドル17がラッチ解除位置まで回転しても、リフトレバー38及びポール本体35が係合位置にとどまるので、ラッチ27、ポール本体35、及びリフトレバー38はラッチ状態を維持する。
一方、車両ドア10が閉位置に位置し且つアウトサイドハンドル17が初期位置に位置する場合にロックノブ19をアンロック位置に位置させると、アンロック位置へ移動したアクティブレバーによってガイドされ且つ捩じりコイルバネS4の付勢力を受けたオープンリンク60が、アウトサイドオープンレバー55に対して図8及び図9の時計方向(図6、図7、図10乃至図12の反時計方向)に相対回転してラッチ解除可能位置(図7参照)に移動する。そのため、オープンリンク60の押圧部62がリフトレバー38の被押圧部41の直下に位置する。
アウトサイドハンドル17を初期位置からラッチ解除位置側へ回転操作すると、アウトサイドオープンレバー55がラッチ解除位置側に向かって回転するので、ラッチ解除可能位置に位置するオープンリンク60が上方へ移動し、オープンリンク60の押圧部62がリフトレバー38の被押圧部41に係合する。そしてアウトサイドハンドル17及びアウトサイドオープンレバー55がラッチ解除位置へ到達すると、図9に示すようにオープンリンク60の押圧部62によって被押圧部41が押圧されたリフトレバー38及びリフトレバー38と一緒に回転するポール本体35が非係合位置まで回転する。するとポール本体35がラッチ27から離間するので、ラッチ27、ポール本体35、及びリフトレバー38がアンラッチ状態となる。即ち、車両ドア10が車体の開口部を開放可能な状態となる。
ところで、オープンリンク60がラッチ解除不能位置に位置する場合に、ドア開口を開放する開位置に位置していた車両ドア10がドア開口を閉じる閉位置まで回転すると、ストライカ100と係合したラッチ27がラッチ位置へ回転し且つポール本体35が係合位置に回転する。そして、このときにストライカ100からラッチ27に所定の力(以下、閉止時押圧力と呼ぶ)が伝わる。するとラッチ27からポール本体35に伝わった閉止時押圧力により、ポール本体35(及びリフトレバー38)が一時的に非係合位置側に回転する。
そのため、図10に示すように、非係合位置側に回転したリフトレバー38のキャンセル用突起42が、ラッチ解除不能位置に位置するオープンリンク60の被押圧面63に衝突し、オープンリンク60をラッチ解除可能位置へ回転させる。従って、この後にアウトサイドハンドル17を初期位置からラッチ解除位置まで回転操作することによりアウトサイドオープンレバー55をラッチ解除位置に移動させると、ラッチ27及びポール本体35がラッチ状態からアンラッチ状態に切り替わる。
なお、非係合位置側に一時的に回転したリフトレバー38及びポール本体35は、捩じりコイルバネS3の付勢力によって係合位置へ復帰する。
また、アウトサイドハンドル17が初期位置に位置し且つロックノブ19がアンロック位置に位置する(即ち、オープンリンク60がラッチ解除可能位置へ位置する)車両ドア10が閉位置に位置する場合に、アウタパネル13に対して車両ドア10が搭載された車両とは別の車両が衝突(側突)すると、車両ドア10に衝撃力が発生する。
しかし、このときの衝撃力の値が所定値より小さい場合は、オープンリンク60は自身の慣性力(慣性質量)に起因して元の位置(衝突が発生する前の位置)に留まろうとする。
その一方で、このとき初期位置に位置していたアウトサイドオープンレバー55は、この衝撃力によってラッチ解除位置へ移動する。
そのため、オープンリンク60がアウトサイドオープンレバー55に対して図6、図7、及び図10乃至図12の時計方向に相対回転する。そのため、図11に示すように、オープンリンク60がラッチ解除不能位置へ移動する。
従って、アウトサイドオープンレバー55がラッチ解除位置へ移動しても、ラッチ27、ポール本体35、及びリフトレバー38が不意にラッチ状態からアンラッチ状態に切り替わることはない(図8参照)。
さらに車両ドア10に発生した衝撃力によって、オープンリンク60がアウトサイドオープンレバー55に対してラッチ解除可能位置からラッチ解除不能位置へ回転すると、オープンリンク60の被押圧面63がリフトレバー38のキャンセル用突起42に対して接近する。そのため、この場合にリフトレバー38のキャンセル用突起42がラッチ解除不能位置まで回転したオープンリンク60の被押圧面63に衝突し、オープンリンク60が不意にラッチ解除可能位置側へ回転することがある。
しかしこの場合は、図12に示すように、オープンリンク60の回転復帰規制突起64が車外側からリフトレバー38のキャンセル用突起42と係合することにより、オープンリンク60がラッチ解除可能位置へ回転復帰するのを規制する。このときのオープンリンク60の回転位置は、ラッチ解除可能位置よりもラッチ解除不能位置側の位置である。
従って、上記衝撃力に起因してアウトサイドオープンレバー55が初期位置からラッチ解除位置へ移動しても、ポール本体35(及びリフトレバー38)が非係合位置へ回転することがない。即ち、ラッチ27、ポール本体35、及びリフトレバー38が不意にラッチ状態からアンラッチ状態に切り替わることがない。
なお、閉位置に位置し且つロックノブ19がロック位置に位置する車両ドア10に側突に起因する衝撃力が発生した場合は、衝突する前の時点においてラッチ解除不能位置に位置していたオープンリンク60は、その慣性力に起因して、アウトサイドオープンレバー55に対してラッチ解除可能位置と反対側に相対回転しようとする。するとオープンリンク60の上部に形成された部位60a(図6参照)がキャンセル用突起42に当接するので、オープンリンク60はラッチ解除不能位置(又はラッチ解除不能位置とほぼ同じ位置)に位置する。
そのため、この場合もラッチ27、ポール本体35、及びリフトレバー38が不意にラッチ状態からアンラッチ状態に切り替わることはない。
さらに回転復帰規制突起64が、車外側から被押圧面63の車外側端部に隣接するようにオープンリンク60に設けられている。そのため、開位置に位置していた車両ドア10を閉位置まで回転することにより、ストライカ100からラッチ27に閉止時押圧力が伝わったときに、ポール本体35のキャンセル用突起42とオープンリンク60の回転復帰規制突起64とが対向しない蓋然性が高い(図10参照)。換言すると、このときにリフトレバー38のキャンセル用突起42とオープンリンク60の被押圧面63とが対向する蓋然性が高くなる。従って、ストライカ100からラッチ27に閉止時押圧力が伝わったときに、ポール本体35のキャンセル用突起42がラッチ解除不能位置に位置するオープンリンク60の被押圧面63を押圧して、オープンリンク60をラッチ解除可能位置へ回転させる蓋然性が高くなる。
一方、図13は、オープンリンク60の被押圧面63の長手方向(車幅方向)の中央部に回転復帰規制突起64を設けた比較例である。この比較例では、開位置に位置していた車両ドア10を閉位置まで回転することにより、ストライカ100からラッチ27に閉止時押圧力が伝わったときに、ポール本体35のキャンセル用突起42とオープンリンク60の回転復帰規制突起64とが対向する蓋然性が高い。換言すると、このときにポール本体35のキャンセル用突起42とオープンリンク60の被押圧面63とが対向する蓋然性が低くなる。従って、ストライカ100からラッチ27に閉止時押圧力が伝わったときに、ポール本体35のキャンセル用突起42がラッチ解除不能位置に位置するオープンリンク60の被押圧面63を押圧できない蓋然性が高くなる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるべきものではない。
例えば、図14及び図15に示す変形例の態様で本発明を実施してもよい。
この変形例のオープンリンク60には、被押圧面63に対して被支持部61側に凹んだ凹部65が形成されている。さらにオープンリンク60には、凹部65に対して車外側から隣接する回転復帰規制突起64が形成されている。この回転復帰規制突起64の上面は被押圧面63の延長面上に位置する。
この変形例では、ドア開口を開放する開位置に位置していた車両ドア10がドア開口を閉じる閉位置まで回転することによりストライカ100からラッチ27に閉止時押圧力が伝わったときは、非係合位置側に回転したリフトレバー38のキャンセル用突起42が、ラッチ解除不能位置に位置するオープンリンク60の被押圧面63に衝突し、オープンリンク60をラッチ解除可能位置へ回転させる。
また、この変形例では、車両ドア10に発生した衝撃力によって、オープンリンク60がアウトサイドオープンレバー55に対してラッチ解除可能位置からラッチ解除不能位置へ回転することがある(図14参照)。
さらにこのとき、図15に示すように、リフトレバー38のキャンセル用突起42がオープンリンク60の凹部65に進入することがある。そして、キャンセル用突起42が凹部65の底面である第2被押圧面65aに当接して、オープンリンク60をラッチ解除可能位置側へ押圧することがある。しかし、このとき図15に示すように、オープンリンク60の回転復帰規制突起64が車外側からリフトレバー38のキャンセル用突起42と係合することにより、オープンリンク60がラッチ解除可能位置へ回転復帰するのを規制する。
さらに、この変形例では回転復帰規制突起64の上面は被押圧面63の延長面上に位置する。そのため、車両ドア10に発生した衝撃力によってオープンリンク60がアウトサイドオープンレバー55に対してラッチ解除可能位置からラッチ解除不能位置へ回転するときに、オープンリンク60の回転復帰規制突起64がリフトレバー38のキャンセル用突起42と干渉するおそれが小さい。即ち、上記実施形態と比べて、車両ドア10に衝撃力が発生したときに、オープンリンク60がアウトサイドオープンレバー55に対してラッチ解除可能位置からラッチ解除不能位置へ回転する蓋然性が高い。
またサイドドアとは異なる車両ドア(例えばバックドア)に本発明を適用してもよい。
ポール34が、リフトレバー38を具備せずポール本体35のみを具備してもよい。この場合は、ポール本体35にキャンセル用突起42が設けられる。
また、オープンリンク60がラッチ解除可能位置に位置し且つアウトサイドオープンレバー55がラッチ解除位置に位置するときに、オープンリンク60がポール本体35(ポール34)を押圧して非係合位置へ移動させる。
車両ドア10のトリムにインサイドハンドル(操作部)を回転可能に設けてもよい。このインサイドハンドルは、例えば操作ワイヤを介して、インサイドオープンレバー(オープンレバー)と互いに連係される。そしてインサイドハンドルが初期位置に位置するとき、インサイドオープンレバーは初期位置(第1位置)に位置し、インサイドオープンレバーはアウトサイドオープンレバー55に対して何ら力を及ぼさない。その一方で、インサイドハンドルが初期位置からラッチ解除位置へ移動すると、インサイドオープンレバーがラッチ解除位置(第2位置)へ移動してアウトサイドオープンレバー55をラッチ解除位置へ移動させる。
10・・・車両ドア、20・・・ドアロック装置、21・・・ベース部材、27・・・ラッチ、34・・・ポール、35・・・ポール本体、38・・・リフトレバー、42・・・キャンセル用突起、55・・・アウトサイドオープンレバー(オープンレバー)、60・・・オープンリンク、63・・・被押圧面、64・・・回転復帰規制突起、65・・・凹部、65a・・・第2被押圧面、S3・・・捩じりコイルバネ(付勢手段)。

Claims (3)

  1. 車体に取付けられたストライカと係合することによって車両ドアを閉止状態に保持するラッチ位置と、前記ストライカと係合しないアンラッチ位置と、に回転可能なラッチと、
    前記ラッチと係合して前記ラッチを前記ラッチ位置に保持する係合位置と前記ラッチとの係合を解除する非係合位置とに回転可能なポールと、
    前記車両ドアに設けた操作部に対する操作に連動して第1位置と第2位置との間を回転するオープンレバーと、
    前記オープンレバーの位置に拘わらず前記ポールを押圧しないラッチ解除不能位置と、前記オープンレバーが前記第1位置から前記第2位置へ移動したときに前記係合位置に位置する前記ポールを前記非係合位置まで押圧するラッチ解除可能位置と、の間を相対回転可能として前記オープンレバーに支持されたオープンリンクと、
    を備え、
    前記ポールには、
    前記オープンリンクが前記ラッチ解除不能位置に位置する状態で開放状態にあった前記車両ドアが前記閉止状態になることにより、前記ラッチ解除不能位置に位置する前記オープンリンクを押圧して前記ラッチ解除可能位置へ回転させるキャンセル用突起が形成され、
    前記オープンリンクには、
    前記車両ドアが前記閉止状態にあり且つ前記オープンリンクが前記ラッチ解除不能位置側に回転したときに、前記キャンセル用突起と係合して前記オープンリンクが前記ラッチ解除可能位置側へ回転するのを規制する回転復帰規制突起が形成される、車両用ドアロック装置。
  2. 請求項1に記載の車両用ドアロック装置において、
    前記オープンリンクの前記回転復帰規制突起が前記キャンセル用突起と係合したときの前記オープンリンクの位置が前記ラッチ解除可能位置よりも前記ラッチ解除不能位置側の位置である、車両用ドアロック装置。
  3. 請求項1又は2に記載の車両用ドアロック装置において、
    前記オープンリンクが前記キャンセル用突起によって押圧される被押圧面を有し、
    前記回転復帰規制突起が前記被押圧面よりも、前記オープンリンクの前記ラッチ解除可能位置から前記ラッチ解除不能位置への回転方向側に位置する、車両用ドアロック装置。
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