JP6298423B2 - 車両用ドアロック装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車体側に設けられたストライカと、ドア側に設けられストライカに係合するラッチ機構とを備えた車両用ドアロック装置に係り、特に、ラッチ機構をストライカに係合させることでドアを閉状態に保持する車両用ドアロック装置に関する。
従来から、車体側に設けられたストライカと、ドア側に設けられストライカに係合するドアラッチ機構とを備え、ドアラッチ機構をストライカに係合させることでドアを閉状態に保持するドアロック装置が知られている。
このようなドアロック装置として、本出願人は、ステーションワゴンやハッチバックタイプの自動車で使用する跳ね上げ式バックドアに適用される車両用ドアロック装置を開発している。跳ね上げ式バックドアは、車両後部に形成されたバックドア開口部を開閉するもので、当該バックドアの上端部がドアヒンジによってバックドア開口部の上縁側となるリヤルーフヘッダ部に回動自在に取り付けられている。
この車両用ドアロック装置は図7に示すように、バックドア開口部2の下縁側となるロアバック21に設けられたストライカ3と、バックドア4の下端部に設けられストライカ3に係合させることにより車体1に対してバックドア4を閉状態に保持するドアラッチ機構5とを備えている。
この車両用ドアロック装置100は、ドアラッチ機構5にストライカ3が係合していない場合には、ラチェット52のラッチ係止部52aがラッチ51の第2のラチェット係合段部51cに係合することになるので、ストライカ3の進入を待機する位置でラッチ51を係止することができる。また、フルラッチ位置でドアラッチ機構5にストライカ3が係合している場合には、ラチェット52のラッチ係止部52aがラッチ51の第1のラチェット係合段部51bに係合することになるので、ストライカ3との係合状態を保持するようにラッチ51を係止することができる。ここで、本明細書において、「フルラッチ位置」とは、バックドアを完全に閉鎖した位置を保持するラッチの結合状態をいう。また、本明細書において、「係止」とは係り合って止めることを意味する。なお、ドアラッチ機構5にストライカ3が係合する際、ラチェット52の回り止め部52bが不必要に回転しないように、ラッチベースにはゴム58が固定されている。
また、この車両用ドアロック装置100は、道路運送車両の保安基準の細目を定める告示において技術的な要件として引用しているドアラッチ及び扉保持構成部品に係る協定規則第11号(以下、本明細書において、「協定規則第11号」という。)で規定されているドアラッチの衝突性能要件を満たすものである。即ち、この実車による衝突試験は、ムービングバリアを車体の後面、前面、各側面に対して個々に衝突させて、ロック機構が解錠された状態でドアラッチ機構がフルラッチ位置から解錠されないことを試験するものである。
このような車両用ドアロック装置100に関して記載すべき先行技術文献はない。出願人が知っている先行技術が文献公知発明に係るものではないからである。
また、ドアロック装置として、ラッチ機構と、ロック機構とを備えたドアロック装置が開示されている(例えば、特許文献1参照。)。
ラッチ機構は、ストライカを収容する噛合溝と共に、フック部及び係止部を有するラッチと、ラッチのフック部及び係止部に係合する係合部を有するラチェットを備え、ストライカがラッチの噛合溝に進入していくと、その進入量に応じてラッチが回転することで、ラチェットの係合部がラッチの係止部、噛合溝及びフック部の順に係合するように構成されている。
ロック機構は、アウトサイドハンドルのドア開操作によるオープンレバーの回転動作をラッチ機構に伝達するアンロック状態と、アウトサイドハンドルのドア開操作によるオープンレバーの回転動作をラッチ機構に伝達しないロック状態とに切り換える切換機構を備えている。さらに、ロック機構は、ロック状態においてもアウトサイドハンドルのドア開操作によるオープンレバーの回転動作をラチェットに伝達可能にする伝達機構も備えている。
また、ドアロック装置として、装置内の当接音を長期に亘って低減することができる車両用ラッチ装置が開示されている(例えば、特許文献2参照。)。この車両用ラッチ装置は、ストライカを係合保持するラッチと、ラッチと噛合することで、ストライカとラッチの係合状態を保持するラチェットとを備え、ラチェットの噛合面の側方に設けた支持部材を樹脂材料で覆うと共に、その間隙を樹脂材料で埋めた緩衝部を設けている。
特開2008−45293 特開2013−217148
しかしながら、上述した跳ね上げ式バックドアに設けられる車両用ドアロック装置100においては、乗員保護性能向上の観点からバックドアの閉状態を保つためには改善の余地があった。即ち、図8(A)、(B)、(C)に示すように、ムービングバリアが車体後面に衝突したときの衝突エネルギでラチェット52が誤動作する虞があった。
なお、図8(A)、(B)、(C)はラチェット52の誤動作状態を時系列的に表しており、(A)はムービングバリアが衝突前の図、(B)はムービングバリアの衝突初期の図、(C)はムービングバリアが衝突後の図である。また、図8(A)、(B)、(C)において、一点鎖線L10はドアラッチ機構5の後端位置を示している。
この後面衝突試験の結果を具体的に説明すると、図8(A)においては、ストライカ3がラッチ51のストライカ嵌合溝51aに嵌合した状態で、ラチェット52のラッチ係止部52aがラッチ51の第1のラチェット係合段部51bに係合することで当該ラッチを係止すると共に、ラッチばね56が弾性復元力を反時計回りに加え、ラチェットばね5が弾性復元力を時計回りに加えているので、ラッチ51はストライカ3との係合状態を保持することになる。即ち、ドアラッチ機構5は施錠状態になっている。
このような施錠状態のドアラッチ機構5は図8(B)に示すように、車体後面にムービングバリアが衝突すると、ラチェット52は図8(A)の状態において、回転中心RCの位置に対して重心BCの位置がラッチ係止部側にずれていることから、ラチェットばね57の弾性復元力より1900Gの慣性荷重による衝突エネルギで生じる慣性モーメントの方が大きくなるので、ラチェット52は反時計回りに回転することになる。



ドアラッチ機構5が施錠状態において、ラチェット52が反時計回りに回転すると、ラチェット52のラッチ係止部52aがラッチ51の第1のラチェット係合段部51bから外れることになることから、図8(C)に示すように、ラッチ51はラッチばね56の弾性復元力により反時計回りに回転することになるので、ストライカ3はラッチ51のストライカ嵌合溝51aから離脱する。したがって、ドアラッチ機構5は、乗員保護性能向上の観点からバックドアの閉状態を保つためには改善の余地があった。
このような車両用ドアロック装置100の難点に対して、本出願人は図9(A)に示すような改良案を案出している。この改良案は、ロアバック21の車両後端側に硬質発泡材から成るスペーサ6を配置するものである。このスペーサ6は、車幅方向に延びた状態でリヤバンパーカバー7内に設けられている。なお、車両用ドアロック装置100は上述したものと同一のものである。また、図9(A)において、一点鎖線L11はドアラッチ機構5の後端位置を示し、一点鎖線L12はスペーサ6の後端位置を示している。
このリヤバンパーカバー7内にスペーサ6を設けた自動車の車両後面にムービングバリアMBが衝突すると、その衝突エネルギがリヤバンパーカバー7内に設けられたスペーサ6を介してロアバック21に伝わるので、ロアバック21に設けられたストライカ3も車両前方側に向かう衝突エネルギが加わることになる。なお、この時点においては、図9(B)に示すように、ラチェット52が衝突エネルギによって反時計回りに回転する前に、車両前方側に移動を開始したストライカ3によってラッチ51とラチェット52とが相互に係合する方向に回転することになるので、ドアラッチ機構5は、ムービングバリアMBによる衝突エネルギが加わってもバックドアの閉状態を保つことができる。
しかしながら、この改良案では、リヤバンパーカバー7内にスペーサ6を設けなければならないので、燃費向上やコスト低減のために、グラム単位での軽量化がポイントとなる現在の車両においては、車重の増加やそれに伴うコストアップは好ましいものではなかった。
また、上述した特許文献1のドアロック装置では、ロック状態のロック機構が壊れてもアウトサイドハンドルのドア開操作でドアを開くことができる機構なので、乗員保護性能向上の観点からバックドアの閉状態を保つためには改善の余地があった。
また、上述した特許文献2の車両用ラッチ装置では、装置内の当接音を長期に亘って低減することができても、ラチェットに緩衝部として設ける樹脂材料は、形状が複雑になることから射出成型用金型を使用してモールド加工することになるので、製造コストが上がる難点があった。
本発明は、このような従来の難点を解消するためになされたもので、ドアラッチに関する保安基準の衝突性能要件を満たすと共に、後面衝突試験においてはこの保安基準に規定された慣性荷重よりも大きな慣性荷重でムービングバリアを衝突させてもバックドアの閉状態を保つことができる車両用ドアロック装置を提供することを目的とする。
さらに、本発明は、製造コストを上げることなく装置内の当接音を低減することができる車両用ドアロック装置を提供することを目的とする。
上述の目的を達成する本発明の第1の態様である車両用ドアロック装置は、車体に設けられたストライカと、ドアに設けられストライカに係合させることにより車体に対してドアを閉状態に保持するドアラッチ機構とを備えたものである。
ドアラッチ機構は、ストライカに係合することで回転するラッチと、ラッチに対向配置され、回転するラッチを係止してストライカとラッチとの係合状態を保持するラチェットと、ラッチ及びラチェットが組み込まれ、ドアに固定されたラッチベースと、ラッチベースに固定され、ラッチを回動可能に支持するラッチ軸と、ラッチベースに固定され、ラチェットを回動可能に支持するラチェット軸と、ラッチを常時ラチェットに係合させる回転方向に付勢するラッチばねと、ラチェットを常時ラッチに係合させる方向に付勢するラチェットばねとを備えたものである。なお、本明細書において、「付勢」とは勢いを増加することを意味する。
ラチェットは、ラッチがストライカとの係合状態を保持するようにラッチを係止すると共に、ストライカがラッチに係合していない状態では当該ラッチをストライカの進入を待機する位置で係止するラッチ係止部と、ラッチベースの壁面に当接させてラチェットの回り止めとして機能させる壁面当接部とから形成され、ラッチ係止部及び壁面当接部は、当該ラチェットの回動中心と重心との位置が実質的に一致するように設けられているものである。
このような第1の態様である車両用ドアロック装置によれば、後面衝突試験において、保安基準に規定された慣性荷重よりも大きな慣性荷重でムービングバリアが衝突すると、ラチェットは、ラッチ係止部及び壁面当接部が当該ラチェットの回動中心と重心との位置が実質的に一致するように設けられていることから、ラチェットばねの弾性復元力よりこの慣性荷重による衝突エネルギで生じる慣性モーメントの方が小さくなるので、ラチェットはラッチ係止部がラッチから外れるように回転しなくなる。したがって、ドアラッチ機構は、ムービングバリアを衝突させてもバックドアの閉状態を保つことができる。
本発明の第2の態様は第1の態様である車両用ドアロック装置において、ラチェットは、壁面当接部がラチェット軸の軸心方向に沿ってコの字形に折れ曲がるように形成されているものである。
このような第2の態様である車両用ドアロック装置によれば、ラチェットの重心の位置が回転中心の位置より第1の係止部及び第2の係止部側にずれている場合において、壁面当接部の重さを増加させることでラチェットの回転中心の位置と重心の位置とを実質的に一致させるにあたり、ラッチベースの設置面積を大きくすることなく達成できるようになる。
本発明の第3の態様は第2の態様である車両用ドアロック装置において、壁面当接部のコの字形部位には、クッションゴムがラッチベースの壁面に当接するように突出した状態で挟持されているものである。なお、本明細書において、「挟持」とは挟んだ状態で支持することを意味する。
このような第3の態様である車両用ドアロック装置によれば、クッションゴムをラチェットの壁面当接部のコの字形部位に挟持させるだけで、ラッチベースの壁面とラッチの壁面当接部とが当接することにより発生する当接音を低減できる。
本発明の車両用ドアロック装置によれば、ドアラッチに関する保安基準の衝突性能要件を満たすと共に、後面衝突試験においてはこの保安基準に規定された慣性荷重よりも大きな慣性荷重でムービングバリアを衝突させてもバックドアの閉状態を保つことができるようになる。
さらに、本発明の車両用ドアロック装置によれば、製造コストを上げることなく装置内の当接音を低減することができるようになる。
本発明の車両用ドアロック装置における好ましい実施の形態を示す図で、(A)はドアラッチ機構を示す斜視図、(B)はドアラッチ機構及びロック機構の関係を示す斜視図である。 図1(A)のドアラッチ機構のラチェットを示す図で、(A)はラチェット軸を外した状態で裏面から見た斜視図、(B)は表面から見た斜視図、(C)は(B)のA−A断面図である。 本発明のラチェットの他の形態を示す図で、(A)は表面から見た斜視図、(B)は(A)のB−B断面図である。 後面衝突試験の概要を示す説明図である。 図4の後面衝突試験におけるムービングバリアと車体後部との状態を示す側面図で、(A)はムービングバリアの衝突前の図、(B)はムービングバリアの衝突初期の図、(C)はムービングバリアの衝突後の図である。 (A)は図5(A)の状態におけるドアラッチ機構の静止状態を示す上面図、(B)は図5(C)の状態におけるドアラッチ機構の動作状態を示す上面図である。 車両用ドアロック装置の車体後面における取り付け位置を示す斜視図である。 従来の車両用ドアロック装置とムービングバリアとの関係を示す上面図で、(A)はムービングバリアの衝突前の図、(B)はムービングバリアの衝突初期の図、(C)はムービングバリアの衝突後の図である。 従来の車両用ドアロック装置の難点を解消するための改良案を示す図で、(A)は車体後部との関係を示す側面図、(B)はムービングバリアの衝突後における上面図である。
以下、本発明の車両用ドアロック装置を実施するための形態例について、図面を参照して説明する。なお、この発明を実施するための形態で使用する各図中において矢印で方向を示してあるが、これは運転席に着座した乗員から見た方向を示している。矢印UPは車両上方向、矢印FRは車両前方向、矢印LHは車両左方向をそれぞれ示している。また、上述した背景技術及び発明が解決しようとする課題で使用する各図中においても同様の方向性を示す矢印を使用している。
本発明の車両用ドアロック装置は、図1(A)、(B)に示すように、ストライカ3に係合することで回転するラッチ51と、ラッチ51に対向配置され、回転するラッチ51を係止してストライカ3とラッチ51との係合状態を保持するラチェット8と、ラッチ51及びラチェット8が組み込まれ、バックドア4に固定されたラッチベース53と、ラッチベース53に固定され、ラッチ51を回動可能に支持するラッチ軸54と、ラッチベース53に固定され、ラチェット8を回動可能に支持するラチェット軸55と、ラッチ51を常時ラチェット8に係合させる回転方向に付勢するラッチばね56と、ラチェット8を常時ラッチ51に係合させる方向に付勢するラチェットばね57とを備えている。なお、本明細書の各図において、ラッチばね56及びラチェットばね57は、付勢するための位置を示している。
ラチェット8は図2(A)、(B)、図6(A)、(B)に示すように、ラッチ51がストライカ3との係合状態を保持するようにラッチ51を係止すると共に、ストライカ3がラッチ51に係合していない状態では当該ラッチをストライカ3の進入を待機する位置で係止するラッチ係止部8aと、ラッチベース53の壁面53aに当接させてラチェット8の回り止めとして機能させる壁面当接部8bとから形成され、ラッチ係止部8a及び壁面当接部8bは当該ラチェット8の回動中心RCと重心BCとの位置が実質的に一致するように設けられている。なお、ラッチ係止部8aは2つの腕部81、82から成る所謂フォーク形状に形成されているが、ラッチ係止部8aとして機能するのはラッチ側に位置する一方の腕部81のみである。
ラッチ51は、ストライカ3を嵌合するためのストライカ嵌合溝51aと、ストライカ嵌合溝51aに設けられ、フルラッチ位置でラッチ51がストライカ3との係合状態を保持するようにラチェット8のラッチ係止部8aが係合する第1のラチェット係合段部51bと、ラッチ51の外周面に設けられ、ストライカ3がラッチ51に係合していない状態では当該ラッチ51をストライカ3の進入を待機する位置でラチェット8のラッチ係止部8aが係合する第2のラチェット係合段部51cとを備えている。
また、ラッチベース53は、バックドア4の開閉時にストライカ3を通過させるためのストライカ通過溝53bが形成されている。
なお、本発明の車両用ドアロック装置10は従来のドアロック装置100と同様で図7に示すように、バックドア4を閉じた時には、ストライカ3にドアラッチ機構5が係合するので、車室外に設けられたドアハンドル(図示せず。)でバックドア4を開けるハンドル操作(以下、「ドア開操作」という。)をしなければバックドア4は開かないようになっている。したがって、ドアハンドルでドア開操作を行うと、ドアラッチ機構5によるストライカ3の係合状態が解除されるので、バックドア4を開けることができる。
また、本発明の車両用ドアロック装置10は図1(B)に示すように、車両外部や車両内部に設けられたドアロック部材(図示せず。)によってアンロック状態とロック状態に切り換わるロック機構9が設けられている。したがって、バックドア4は、閉状態においてロック機構9によって施錠すると、ドアハンドルでドア開操作を行っても開かないようになっている。
このように構成された車両用ドアロック装置10は従来の車両用ドアロック装置100と同様に、ドアラッチ機構5にストライカ3が係合していない場合には、ラチェット8のラッチ係止部8(一方の腕部8a)がラッチの第2のラチェット係合段部51cに係合することになるので、ストライカ3の進入を待機する位置でラッチ51を係止することができる(図6(A)参照。)。また、フルラッチ位置でドアラッチ機構5にストライカ3が係合している場合には、ラチェット8のラッチ係止部8(一方の腕部8a)がラッチ51の第1のラチェット係合段部51bに係合することになるので、ストライカ3との係合状態を保持するようにラッチ51を係止することができる(図6(B)参照。)。
また、ラチェット8は、従来のラチェット52では回転中心RCの位置に対して重心BCの位置が係止部側にずれていることから、ラッチ係止部8aをそのまま利用するためには、ラッチ係止部8aと壁面当接部8bとを、当該ラチェット8の回動中心RCと重心BCとの位置が実質的に一致するように設けなければならないので、壁面当接部8bを重くする必要がある。この場合、ドアラッチ機構5を大きくすることは機構のコンパクト化の観点から望ましくはないので、ラチェット8は、壁面当接部8bをラチェット軸55の軸心方向に沿ってコの字形に折れ曲がるように形成させるとよい。即ち、ラチェット8の重心BCの位置が回転中心RCの位置よりラッチ係止部側にずれている場合において、壁面当接部8bの重さを増加させることでラチェット8の回転中心RCの位置と重心BCの位置とを実質的に一致させるにあたり、ラッチベース53の設置面積を大きくすることなく達成できるようになる。
また、ドアラッチ機構5にストライカ3が係合してラッチ51がフルラッチ位置まで回転すると、ラチェット8の壁面当接部8bが、当該ラチェット8が不必要に回転しないようにラッチベース53の壁面53aに当接させることになるので、その際に当接音が発生することになる。この当接音を低減させるために、壁面当接部8bのコの字形部位には図1(A)、図2(A)、(B)に示すように、クッションゴム8cがラッチベース53の壁面53aに当接するように突出した状態で挟持させるとよい。このようにクッションゴム8cをラチェット8の壁面当接部8bのコの字形部位に挟持させるだけで、ラッチベース53の壁面53aとラチェット8の壁面当接部8bとが当接することにより発生する当接音を低減できる。
なお、ドアラッチ機構5の当接音を低減するために、図3(A)、(B)に示すようなラチェット8の壁面当接部8bに樹脂を被覆するような技術が開示されている。この当接音の低減技術が用いられるラチェット8は、ラッチベース53の壁面53aにラチェット8の壁面当接部8bを当接させる際、その衝撃を緩和するためにクッションとしての空隙83aが樹脂部83に設けられている。しかしながら、その空隙83aが設けられた樹脂部83の箇所を撓ませることで当接による衝撃を吸収しているので、耐久性に難がある。また、このラチェット8ではラッチ係止部8a以外はすべて樹脂で被覆するものであるが、壁面当接部8bがコの字形に折り曲げられ且つ樹脂部83に空隙83aを設けていることから、形状が複雑になるので、射出成形金型を使用するモールド加工を行わなければならず、製造コストを上げる要因となる。したがって、本発明においては、この当接音の低減技術は採用するには至らなかった。
このように構成された本発明の車両用ドアロック装置10を有する車体1で、乗員保護の観点から協定規則第11号で規定されている後面衝突試験の慣性荷重を1900Gに変更して当該試験を実施した場合におけるドアラッチ機構5の動作について、図4、図5(A)、(B)、(C)、図6(A)、(B)を参照しながら説明する。ここで、試験に使用する自動車は、跳ね上げ式バックドアを有するものである。
なお、図4は、ロック機構9が解除された状態で、ムービングバリアMBによる1900Gの慣性荷重をドアラッチ機構5に対し車体1の縦軸LAに平行な方向に加えるように、車体1の後面からムービングバリアMBを衝突させる後面衝突試験を示す図である。
また、図5(A)、(B)、(C)は車体後面に対してムービングバリアMBが移行していく状態を時系列的に表している。即ち、(A)はムービングバリアMBが衝突前のリヤバンパーカバー7、ロアバック21、ドアラッチ機構5の状態を示す図、(B)はムービングバリアMBが衝突初期のリヤバンパーカバー7、ロアバック21、ドアラッチ機構5の状態を示す図、(C)はムービングバリアMBが衝突後のリヤバンパーカバー7、ロアバック21、ドアラッチ機構5の状態を示す図である。さらに、図5(A)においては、一点鎖線L1はロアバック21の後端位置を示し、一点鎖線L2はドアラッチ機構5の後端位置を示しているが、図5(B)においてはドアラッチ機構5の後端位置はムービングバリアMBの前端位置と同一位置になり、図5(C)においてはドアラッチ機構5の後端位置及びロアバック21の後端位置は、ムービングバリアMBの前端位置と同一位置になっているので、一点鎖線の記載を省略している。
この車両用ドアロック装置10が適用されたバックドア4のドア閉動作は次のようになる。上方に開かれているバックドア4を閉状態にするために下方に移動させると、車体1に設けられたストライカ3は、図6(A)に示すように、矢印Aの方向からストライカ通過溝53bに進入し、ラッチ51に形成されたストライカ嵌合溝51aに嵌合する。ラッチ51はストライカ3と係合状態を維持しつつ、ラッチ軸54を中心にして時計回りに回転することで、フルラッチ位置に到達する。ストライカ3はラチェット8のラッチ係止部8a(一方の腕部81)が最終的にラッチ51の第1のラチェット係合段部51bに係合することにより一連のバックドア4のドア閉動作が終了することになる。
このようにしてバックドア4が閉状態になった車体1による後面衝突試験の結果を具体的に説明すると、図5(A)、図6(B)においては、ストライカ3がラッチ51のストライカ嵌合溝51aに嵌合した状態で、ラチェット8のラッチ係止部8a(一方の腕部81)がラッチ51の第1のラチェット嵌合段部51bに係合すると共に、ラッチばね56が弾性復元力を反時計回りに加え、ラチェットばね57が弾性復元力を時計回りに加えているので、ラッチ51はストライカ3との係合状態を保持することになる。即ち、ドアラッチ機構5は施錠状態になっている。
このような施錠状態の車両用ドアロック装置10は図5(B)、(C)に示すように、車体後面にムービングバリアMBが衝突すると、その衝突エネルギはドアラッチ機構5に伝達されてからロアバック21にも伝達されることになるので、ロアバック21に設けられたストライカ3は衝突エネルギがドアラッチ機構5に伝達される前に車両前方側に向かうことはない。したがって、衝突エネルギがドアラッチ機構5に伝達される前に、ストライカ3によってラッチ51とラチェット8とが相互に結合する方向に回転させることができない。
しかしながら、ラチェット8は、ラッチ係止部8a及び壁面当接部8bが当該ラチェット8の回動中心RCと重心BCとの位置が実質的に一致するように設けられていることから、ラチェットばね57の弾性復元力よりこの慣性荷重による衝突エネルギで生じる慣性モーメントの方が小さくなるので、ラチェット8はラッチ係止部8aがラッチ51から外れるように回転しなくなる。
なお、ラッチ係止部8a及び壁面当接部8bが当該ラチェット8の回動中心RCと重心BCとの位置が実質的に一致するように設けることで、慣性荷重による衝突エネルギで生じる慣性モーメントが小さくなるのは、物体を回転させるにあたり、その物体の回転中心と重心との距離が大きいほど慣性モーメントが大きくなるからである。
また、実質的に一致とは、完全一致でなくても後面衝突試験において、ドアラッチに関する保安基準に規定された慣性荷重よりも大きな慣性荷重でムービングバリアを衝突させてもドアラッチ機構が解錠しなければよいことを意味している。
したがって、ドアラッチ機構5は、ムービングバリアMBによる衝突エネルギが加わってもラチェット8は誤動作しなくなるので、後面衝突試験においてはドアラッチに関する保安基準に規定された慣性荷重よりも大きな慣性荷重でムービングバリアを衝突させてもバックドアの閉状態を保つことができるので、乗員保護性能を向上させることができる。
また、本発明の車両用ドアロック装置10は、後面衝突試験だけではなく側面衝突試験における衝突エネルギの入力に対しても、慣性モーメントが小さくなりラチェット8の回転を防ぐことができるので、側面衝突時における衝突エネルギの入力に対してもバックドアの閉状態を保つことができる。
なお、上述した実施例においては、バックドアに適用させていたが、これに限らず、スイングドアのサイドドアでも、上述のような、車体に設けられたストライカと、サイドドアに設けられストライカに係合させることにより車体に対してドアを閉状態に保持するドアラッチ機構とを備えた車両用ドアロック装置が設置されていれば、同様の作用、効果を有することは言うまでもない。
これまで本発明について図面に示した特定の実施の形態をもって説明してきたが、本発明は図面に示した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の効果を奏する限り、これまで知られたいかなる構成であっても採用することができることはいうまでもないことである。
1……車体
3……ストライカ
4……バックドア(ドア)
5……ドアラッチ機構
51……ラッチ
53……ラッチベース
54……ラッチ軸
55……ラチェット軸
56……ラッチばね
57……ラチェットばね
8……ラチェット
8a……ラッチ係止部
8b……壁面当接部
10……車両用ドアロック装置

Claims (3)

  1. 車体に設けられたストライカと、ドアに設けられ前記ストライカに係合させることにより前記車体に対して前記ドアを閉状態に保持するドアラッチ機構とを備えた車両用ドアロック装置において、
    前記ドアラッチ機構は、
    前記ストライカに係合することで回転するラッチと、前記ラッチに対向配置され、回転する前記ラッチを係止して前記ストライカと前記ラッチとの係合状態を保持するラチェットと、前記ラッチ及び前記ラチェットが組み込まれ、前記ドアに固定されたラッチベースと、前記ラッチベースに固定され、前記ラッチを回動可能に支持するラッチ軸と、前記ラッチベースに固定され、前記ラチェットを回動可能に支持するラチェット軸と、前記ラッチを常時前記ラチェットに係合させる回転方向に付勢するラッチばねと、前記ラチェットを常時前記ラッチに係合させる方向に付勢するラチェットばねとを備え、
    前記ラチェットは、
    前記ラッチが前記ストライカとの係合状態を保持するように前記ラッチを係止すると共に、前記ストライカが前記ラッチに係合していない状態では当該ラッチを前記ストライカの進入を待機する位置で係止するラッチ係止部と、前記ラッチベースの壁面に当接させて前記ラチェットの回り止めとして機能させる壁面当接部とから形成されていると共に、当該壁面当接部の重さが増加され、前記ラッチ係止部及び前記壁面当接部は、当該ラチェットの回動中心と重心との位置が実質的に一致するように設けられていることを特徴とする車両用ドアロック装置。
  2. 車体に設けられたストライカと、ドアに設けられ前記ストライカに係合させることにより前記車体に対して前記ドアを閉状態に保持するドアラッチ機構とを備えた車両用ドアロック装置において、
    前記ドアラッチ機構は、
    前記ストライカに係合することで回転するラッチと、前記ラッチに対向配置され、回転する前記ラッチを係止して前記ストライカと前記ラッチとの係合状態を保持するラチェットと、前記ラッチ及び前記ラチェットが組み込まれ、前記ドアに固定されたラッチベースと、前記ラッチベースに固定され、前記ラッチを回動可能に支持するラッチ軸と、前記ラッチベースに固定され、前記ラチェットを回動可能に支持するラチェット軸と、前記ラッチを常時前記ラチェットに係合させる回転方向に付勢するラッチばねと、前記ラチェットを常時前記ラッチに係合させる方向に付勢するラチェットばねとを備え、
    前記ラチェットは、
    前記ラッチが前記ストライカとの係合状態を保持するように前記ラッチを係止すると共に、前記ストライカが前記ラッチに係合していない状態では当該ラッチを前記ストライカの進入を待機する位置で係止するラッチ係止部と、前記ラッチベースの壁面に当接させて前記ラチェットの回り止めとして機能させる壁面当接部とから形成され、前記ラッチ係止部及び前記壁面当接部は、当該ラチェットの回動中心と重心との位置が実質的に一致するように設けられ、且つ当該壁面当接部が前記ラチェット軸の軸心方向に沿ってコの字形に折れ曲がるように形成されていることを特徴とする車両用ドアロック装置。
  3. 前記壁面当接部のコの字形部位には、クッションゴムが前記ラッチベースの前記壁面に当接するように突出した状態で挟持されていることを特徴とする請求項2記載の車両用ドアロック装置。
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