JP2015014123A - 車両用内装装置 - Google Patents

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Kimihiro Nagase
公宏 長瀬
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Abstract

【課題】ロック装置のロック時の打音を低減した車両用内装装置を提供する。【解決手段】ロック装置40が、可動体30に可動に支持されており可動体30の閉動に伴い可動体30に対して移動する連動機構42と、可動体30にロックピン回動軸芯P1まわりに回動可能に支持されるとともにロックピン回動軸芯P1以外の位置で連動機構42に連結されており可動体30が閉位置にあるときにロック受け部41に係合するロックピン43を備える。ロックピン43は、可動体30に対する連動機構42の移動に伴って可動体30に対して移動する。そのため、ロックピン43を可動体30に対してロック受け部41に係合する方向に付勢するバネは不要にした。よって、ロックピン43が可動体30に当接する打音の発生を抑制できた。【選択図】図2

Description

本発明は、車両用コンソールボックス等の車両用内装装置に関する。
特開2010−202102号公報は、図7の模式図に示すように、固定体2のロック受け部4aに係合可能なロックピン4bが、可動体3に対してスライド可能に支持されるとともに、ロック受け部4aに係合する方向(ロックがかかる方向)にバネ5にて付勢されている、車両用内装装置を開示している。ロックピン4bのバネ5による突出量(移動量)は、ロックピン4bの一部4cが可動体3に設けられるストッパ(可動体の側壁)3aに当接することで規制されている。
しかし、上記公報開示の車両用内装装置には、つぎの問題点がある。
ロックピン4bがバネ5の付勢力で移動してストッパ3aに当接するため、ロック装置のロック時の打音低減の点で改善の余地がある。
特開2010−202102号公報
本発明の目的は、従来に比べてロック装置のロック時の打音を低減できる車両用内装装置を提供することにある。
上記目的を達成する本発明はつぎの通りである。
(1) 固定体と、
前記固定体に対して開位置と閉位置に可動な可動体と、
前記可動体を前記固定体に対して前記閉位置に保持するロック装置と、
を有し、
前記ロック装置は、前記固定体に設けられるロック受け部と、前記可動体に可動に支持されており前記可動体の前記開位置から前記閉位置への移動に伴い前記可動体に対して移動する連動機構と、前記可動体にロックピン回動軸芯まわりに回動可能に支持されるとともに該ロックピン回動軸芯以外の位置で前記連動機構に連結されており前記可動体が前記閉位置にあるときに前記ロック受け部に係合するロックピンと、を備える、車両用内装装置。
(2) 前記ロック装置は、前記ロック受け部に係合している前記ロックピンが前記ロック受け部から外れる方向に回動することを阻止するストッパ機構を、さらに備える、(1)記載の車両用内装装置。
上記(1)の車両用内装装置によれば、ロック装置が、可動体に可動に支持されており可動体の開位置から閉位置への移動に伴い可動体に対して移動する連動機構と、可動体にロックピン回動軸芯まわりに回動可能に支持されるとともにロックピン回動軸芯以外の位置で連動機構に連結されており可動体が閉位置にあるときにロック受け部に係合するロックピンと、を備えるため、つぎの効果を得ることができる。
ロックピンは、可動体に対する連動機構の移動に伴って可動体に対して移動する。そのため、ロックピンを可動体に対してロック受け部に係合する方向に付勢するバネは不要である。よって、ロックピンが可動体に当接する打音の発生を抑制でき、ロック装置のロック時の打音を低減できる。
上記(2)の車両用内装装置によれば、ロック装置が、ロック受け部に係合しているロックピンがロック受け部から外れる方向に回動することを阻止するストッパ機構を、さらに備えるため、つぎの効果を得ることができる。
ロックピンとロック受け部との係合状態を確実にすることができ、使用者の意思に反してロックピンとロック受け部との係合状態が解除されることを抑制できる。
本発明実施例1の車両用内装装置における、固定体と可動体の概略図である。 本発明実施例1の車両用内装装置における、ロック装置の概略図である。 本発明実施例1の車両用内装装置における、開閉の途中位置にある可動体を閉位置側に移動させていきロック装置のロックがかかるまでの、ロック装置の模式作動図である。(a)は、可動部材が開閉の途中位置にあるときを示している。(b)は、(a)の状態から可動体を閉位置側に移動させてロック装置の連動機構が固定体またはロック受け部に接触したときを示している。(c)は、(b)の状態からさらに可動体を閉位置側に移動させて閉位置に達したときを示しており、ロック装置のロックがかかったときを示している。 本発明実施例1の車両用内装装置における、ロック装置の変形例を示す概略図である。 本発明実施例2の車両用内装装置における、ロック装置の概略図である。 本発明実施例2の車両用内装装置における、開閉の途中位置にある可動体を閉位置側に移動させていきロック装置のロックがかかるまでの、ロック装置の概略作動図である。(a)は、可動体が開閉の途中位置にあるときを示している。(b)は、(a)の状態から可動体を閉位置側に移動させたときを示している。(c)は、(b)の状態からさらに可動体を閉位置側に移動させてロック装置の連動機構が固定体またはロック受け部に接触したときを示している。(d)は、(c)の状態からさらに可動体を閉位置側に移動させたときを示している。(e)は、(d)の状態からさらに可動体を閉位置側に移動させたときを示している。(f)は、(e)の状態からさらに可動体を閉位置側に移動させて閉位置に達したときを示している。(g)は、(f)の状態からさらに可動体を閉位置側にオーバーストロークさせてロック装置のストッパ機構がターンオーバー位置に達したときを示している。(h)は、(g)の状態からさらに可動体を閉位置側にオーバーストロークさせてロック装置のストッパ機構がターンオーバー位置を乗り越えたときを示している。 従来の車両用内装装置における、開閉の途中位置にある可動体を閉位置側に移動させていきロック装置のロックがかかるまでの、ロック装置の模式作動図である。(a)は、開位置にある可動体を閉位置側に移動させてロックピンがロック受け部に接触したときを示している。(b)は、(a)の状態から可動体を閉位置側に移動させて、ロックピンがロック受け部によってバネ力に抗して押し込まれているときを示している。(c)は、(b)の状態からさらに可動体を閉位置側に移動させて閉位置に達したときを示しており、ロック受け部を乗り超えたロックピンがバネ力により移動してロック受け部に係合したとき(ロック装置のロックがかかったとき)を示している。
図1〜図4は、本発明実施例1の車両用内装装置を示しており、図5、図6は、本発明実施例2の車両用内装装置を示している。なお、図中UPは、上方を示しており、FRは、車両前方を示している。
本発明実施例1と本発明実施例2にわたって共通する部分には、本発明実施例1と本発明実施例2にわたって同じ符号を付してある。
まず、本発明実施例1と本発明実施例2にわたって共通する部分を説明する。
本発明実施例の車両用内装装置(以下、単に内装装置または装置ともいう)10は、たとえば車両用コンソールボックス装置である。ただし、内装装置10は、後述する固定体、可動体およびロック装置を有していれば、車両用コンソールボックス装置に限定されるものではなく、車両用グローブボックス装置、車両用アッパボックス装置等であってもよい。なお、本発明実施例および図示例では、内装装置10が車両用コンソールボックス装置である場合を例にとって説明する。
本発明実施例の車両用内装装置10は、図1に示すように、固定体20と、固定体20に対して開位置30aと閉位置30bに可動な可動体30と、図2に示すように、可動体30を固定体20に対して閉位置30bに保持するロック装置40と、を有する。
固定体20は、図示略の運転席と助手席の間に配置されている。固定体20は、車両の内装部材に対して固定されている。固定体20は、車両の内装部材自体であってもよく、車両の内装部材と別体に形成されて該内装部材に対して固定されていてもよい。固定体20は、図1に示すように、上方に開放する収容部21を備えており、収容部21には小物等を収容可能である。
可動体30は、固定体20の収容部21を開閉する蓋体(リッド)である。可動体30は、固定体20に対して、収容部21を上方から覆って閉塞する閉位置30bと、可動体30の固定体20に対する回動軸芯Pまわりに閉位置30bから上方に回動して収容部21を開放する開位置30aとに可動とされている。可動体30の回動軸芯Pは、可動体30の車両前後方向の後端部またはその近傍で車両左右方向に延びている。ただし、可動体30が横開きタイプの場合または両開きタイプ(観音開きタイプ)の場合、可動体30の回動軸芯Pは、可動体30の車両左右方向の一端部または両端部で車両前後方向に延びていてもよい。
ロック装置40は、図2に示すように、ロック受け部41と、連動機構42と、ロックピン43と、ストッパ機構44と、を備える。
ロック受け部41は、樹脂製であってもよく金属製であってもよい。ロック受け部41は、固定体20に設けられる。ロック受け部41は、固定体20に一体に形成されていてもよく、固定体20と別体に形成されて固定体20に固定して取付けられていてもよい。ロック受け部41は、固定体20の上端(車室側端、意匠面)よりも下側(反車室側、反意匠面側)にあり、固定体20から車室内に突出しないように構成されている。このため、ロック受け部41の強度・剛性の確保が容易であり、可動体30が開位置30aにあるときの内装装置10の意匠性上で有利であり、ロック受け部41の形状自由度が高くなる。ロック受け部41の形状は、本発明実施例では、固定体20の上端部またはその近傍から上下方向と直交(ほぼ直交方向を含む)する方向に突出し突出方向先端が自由端とされた形状となっている。
連動機構42は、樹脂製であってもよく金属製であってもよい。連動機構42は、図2に示すように、一部品構成であってもよく、図5に示すように、複数部品構成であってもよい。連動機構42は、可動体30に可動に支持されている。
連動機構42は、可動体30の開位置30aから閉位置30bへの移動の少なくとも一部に伴い可動体30に対して移動する。
連動機構42の可動体30に対する移動は、図2、図5に示すように、連動機構42の一部を可動体30の内部から外部に下方に向かって突出させることにより、可動体30の開位置30aから閉位置30bへの移動時に固定部材20またはロック受け部41に当接して押されることで行なわれている。なお、連動機構42と固定部材20またはロック受け部41との当接打音は、連動機構42の固定部材20またはロック受け部41への移動方向が可動体30の閉動方向と同方向であるため比較的小であるが、図示略のクッション材を設定することで効果的に抑制できる。
ただし、連動機構42の可動体30に対する移動は、上記に限定されるものではなく、図示はしないが、可動体30に可動体30の開閉動に伴い動くピニオンギアを設け連動機構42を該ピニオンギアに噛合するラック構造にすること等により行なわれていてもよい。
ロックピン43は、樹脂製であってもよく金属製であってもよい。ロックピン43は、一部品構成である。ロックピン43は、ロックピン43と可動体30の一方に図示略の回動軸受け部を設けロックピン43と可動体30の他方に該回動軸受け部に回動可能に支持される回動軸部を設けることなどにより可動体30に回動可能に支持されている。ロックピン43の一部は、可動体30の内部から外部に突出している。ロックピン43は、可動体30に、ロックピン回動軸芯P1まわりに回動可能に支持されるとともに、ロックピン回動軸芯P1以外の位置で連動機構42に連結されている。このため、連動機構42が可動体30に対して動くと、ロックピン43も可動体30に対してロックピン回動軸芯P1まわりに回動する。ロックピン43は、可動体30の閉動に伴う連動機構42の動きにより可動体30の閉動に伴って可動体30に対して動き、可動体30が閉位置30bにあるときにロック受け部41に係合する(引っ掛かる)。
開位置30aにある可動体30を閉位置30b側に移動させると、ロックピン43は、可動体30に対してロックピン回動軸芯P1まわりに回動し、ロック受け部41にロック受け部41の下側(反意匠側、反車室側)から回りこんで係合する(引っ掛かる)。ロックピン43がロック受け部41にロック受け部41の下側から回りこんで係合するため、可動体30の閉動に伴いロックピン43が可動体30に対して動く構成を採用していても、ロックピン43が可動部材30にスライド可能に支持される場合等と異なり、ロックピン43がロック受け部41に係合するときにロック受け部41に干渉することを防止できる。
ロックピン43は、ロックピン付勢バネ43aにより、可動体30に対し、ロック受け部41との係合が外れる方向に常時回動付勢されている。これは、可動体30が開位置30aなどの閉位置30b以外の位置にあるときにロックピン43が可動体30に対して回動してロック受け部41に係合できなくなることを抑制するためである。なお、ロックピン付勢バネ43bは、ロックピン43ではなく、連動機構42を可動体30に対して付勢していてもよい(図示例ではロックピン付勢バネ43bが連動機構42を付勢する場合を示しており、矢印D1はロックピン付勢バネ43bの付勢方向を示している)。これは、連動機構42とロックピン43とが互いに連結されているため、連動機構42を介してもロックピン43を付勢できるからである。ロックピン付勢バネ43bは、たとえばコイルバネ、樹脂弾性を利用したバネ(板バネ)等からなる。
ストッパ機構44は、ロックピン43のロック受け部41への係合力を強固にし、ロックピン43のロック受け部41への係合が内装装置10の使用者の意思に反して外れることを抑制するために設けられる。
ストッパ機構44は、可動体30に可動に支持されている。ストッパ機構44は、ロック受け部41に係合しているロックピン43がロック受け部41から外れる方向に回動することを阻止する。
ここで、本発明実施例1と本発明実施例2にわたって共通する部分を説明する。
ロック装置40が、可動体30に可動に支持されており可動体30の開位置30aから閉位置30bへの移動に伴い可動体30に対して移動する連動機構42と、可動体30にロックピン回動軸芯P1まわりに回動可能に支持されるとともにロックピン回動軸芯P1以外の位置で連動機構42に連結されており可動体30が閉位置30bにあるときにロック受け部41に係合するロックピン43と、を備えるため、つぎの作用、効果を得ることができる。
ロックピン43は、可動体30に対する連動機構42の移動に伴って可動体30に対して移動する。そのため、ロックピン43を可動体30に対してロック受け部41に係合する方向に付勢するバネは不要である。よって、ロックピンがバネの付勢力で移動してストッパに当接する構造(従来)を廃止でき、ロックピン43が可動体30に当接する打音の発生を抑制できる。したがって、ロック装置のロック時の打音を低減できる。
ロック装置40が、ロック受け部41に係合しているロックピン43がロック受け部41から外れる方向に回動することを阻止するストッパ機構44を、さらに備えるため、つぎの作用、効果を得ることができる。
ロックピン43とロック受け部41との係合状態を確実にすることができ、使用者の意思に反してロックピン43とロック受け部41との係合状態が解除されることを抑制できる。
つぎに、本発明の各実施例に特有な部分を説明する。
〔実施例1〕(図1〜図5)
本発明実施例1では、連動機構42は、図2に示すように、一部品構成である。ストッパ機構44は、連動機構42またはロックピン43の可動体30に対する移動軌跡内に進入してロック受け部41に係合しているロックピン43がロック受け部41から外れる方向に回動することを阻止する機構からなる。
連動機構42は、可動体30にスライド可能に支持されている。ただし、連動機構42は、可動体30に回動可能に支持されていてもよく、揺動可能に支持されていてもよい。連動機構42が可動体30にスライド可能に支持される場合、連動機構42は、連動機構42と可動体30の一方に長溝30cを設け連動機構42と可動体30の他方に長溝30cにガイドされて動くピン42aを設けることなどにより、可動体30にスライド可能に支持されている。
ストッパ機構44は、連動機構42またはロックピン43の可動体30に対する移動軌跡内に出入り可能とされている。なお、本発明実施例1ではストッパ機構44が連動機構42の可動部材30に対する移動軌跡内に出入り可能とされる場合を説明する。
ストッパ機構44は、連動機構42の移動軌跡内に出入り可能なストッパ本体44aを備える。ストッパ本体44aは、可動体30にスライド可能に支持されている。ただし、ストッパ本体44aは、可動体30に回動可能に支持されていてもよく、揺動可能に支持されていてもよい。ストッパ本体44aが可動体30にスライド可能に支持される場合、ストッパ本体44aは、ストッパ本体44aと可動体30の一方に長溝30dを設けストッパ本体44aと可動体30の他方に長溝30dにガイドされて動くピン44bを設けることなどにより、可動体30にスライド可能に支持されている。ストッパ本体44aは、たとえばコイルバネ、樹脂弾性を利用したバネ(板バネ)等からなるストッパ本体付勢バネ44cにより、可動体30に対して連動機構42の移動軌跡内に進入する方向に付勢されている。ストッパ本体44aは、可動体30が開位置30aにありストッパ本体44aが連動機構42の移動軌跡外にあるときに連動機構42に当接するストッパ本体第1の面44a1と、可動部材30が閉位置30bにありストッパ本体44aが連動機構42の移動軌跡内にあるときに連動機構42に当接するストッパ本体第2の面44a2と、を備える。
ストッパ本体第1の面44a1とストッパ本体第2の面44a2は、ストッパ本体44aの可動体30に対する移動方向と直交(略直交を含む)する面であってもよく、ストッパ本体44aの可動体30に対する移動方向と直交(略直交を含む)する方向から90度未満の角度で傾斜する傾斜面であってもよい。ストッパ本体第1の面44a1とストッパ本体第2の面44a2とは、図2に示すように、急激な角度変化を伴わない滑らかな面で連なっていてもよく、図4に示すように、段差状に連なっていてもよい。
ここで、本発明実施例1のロック装置40の作動を説明する。
(a)可動体30が開位置30aにあるとき、図3(a)に示すように、ロックピン43は、ロック受け部41に係合していない。このため、ロック装置40のロックは外れた状態にある。また、ストッパ機構44のストッパ本体44aは、連動機構42の移動軌跡外にあり、ストッパ本体第1の面44a1にて連動機構42に当接している。
(b)開位置30aにある可動体30を閉位置30b側に移動させて連動機構42が可動体30に対して移動すると、図3(b)、図3(c)に示すように、連動機構42の動きに伴いロックピン43がロックピン回動軸芯P1まわりに可動体30に対して回動する。また、連動機構42に当接するストッパ本体44aの面が、ストッパ本体第1の面44a1からストッパ本体第2の面44a2側にずれる。
(c)可動体30が閉位置30bに達したとき、ロックピン43がロック受け部41にロック受け部41の下側から回りこんで係合する(引っ掛かる)。また、ストッパ本体44aは、連動機構42の移動軌跡内にあり、ストッパ本体第2の面44a2にて連動機構42に当接する。
この状態で可動体30を閉位置30bから開位置30a側に移動させようとしても、ストッパ本体44が連動機構42の移動軌跡内にあるため連動機構42が可動体30に対して動かず、ロックピン43が可動体30に対して回転せずロック受け部41との係合は外れない。よって、ロック装置40のロック解除は行なわれない。
本発明実施例1では、つぎの特有な作用、効果を得ることができる。
ストッパ本体第1の面44a1とストッパ本体第2の面44a2とが滑らかな面で連なっている場合、ストッパ本体第1の面44a1とストッパ本体第2の面44a2とが段差状に連なっている場合に比べて、連動機構42に当接するストッパ本体44aの面がストッパ本体第1の面44a1からストッパ本体第2の面44a2にずれる際に、ストッパ本体44aと連動機構42との当接打音の発生を抑制できる。
ストッパ本体第1の面44a1とストッパ本体第2の面44a2とが段差状に連なっている場合、ストッパ本体第1の面44a1とストッパ本体第2の面44a2とが滑らかな面で連なっている場合に比べて、ストッパ機構44によるストッパ効果を高めることができる。
ストッパ本体第1の面44a1とストッパ本体第2の面44a2との連なる部分の角度(曲率を含む)を変えるだけで、ストッパ機構44によるストッパ効率を変えることができるため、ストッパ機構44によるストッパ効率を比較的容易に変えることができる。
〔実施例2〕(図5、図6)
本発明実施例2では、連動機構42は、図5に示すように、複数部品構成であり3部品構成である。ストッパ機構44は、互いに回動可能に連結される第1、第2のリンク部材44d、44eを備えており、第1、第2のリンク部材44d、44eに力が作用した際の第1、第2のリンク部材44d、44eの屈曲方向が変わることでロック受け部41に係合しているロックピン43がロック受け部41から外れる方向に回動することを阻止するターンオーバー機構からなる。
連動機構42は、一部が可動体30の内部から外部に下方に向かって突出する第1の連動機構要素42bと、長手方向中間部に位置する回動軸芯P2まわりに可動体30に回動可能に支持されるとともに回動軸芯P2以外の位置で第1の連動機構要素42bと接触または連結する第2の連動機構要素42cと、一端部で第2の連動機構要素42cに回動軸芯P2以外の位置で回動可能に連結されるとともに他端部でロックピン43にロックピン回動軸芯P1以外の位置で回動可能に連結される第3の連動機構要素42dと、を備える。
ストッパ機構44は、第1、第2のリンク部材44d、44eに加えて、さらに、可動体30に固定されるボス部44fを備える。
第1、第2のリンク部材44d,44eは、互いに別体に形成されていてもよく、インテグラルヒンジ構造を用いることで一体に形成されていてもよい。第1のリンク部材44dは、連動機構42の第2の連動機構要素42cに、第1のリンク部材44dの延び方向一端部にある第1の回動軸芯P3まわりに回動可能に連結されている。第2のリンク部材44eは、可動体30に、第2のリンク部材44eの延び方向一端部にある第2の回動軸芯P4まわりに回動可能に連結されている。第1のリンク部材44dと第2のリンク部材44eは、それぞれの延び方向他端部にある第3の回動軸芯P5まわりに回動可能に連結されている。
ボス部44fは、可動体30に一体に形成されていてもよく、可動体30と別体に形成されて可動体30に固定して取付けられていてもよい。ボス部44fは、第1、第2のリンク部材44d、44eに力が作用して第1、第2のリンク部材44d、44eが可動体30に対して動き第1、第2のリンク部材44d、44eの少なくともいずれか一方がボス部44fに当接したとき、それ以上に第1、第2のリンク部材44d,44eが可動体30に対して動くことを阻止する。
ここで、本発明実施例2のロック装置40の作動を説明する。
(a)可動体30が開位置30aにあるとき、図6(a)に示すように、ロックピン43は、ロック受け部41に係合していない。このため、ロック装置40のロックは外れた状態にある。また、ストッパ機構44の第1、第2のリンク部材44d、44eは、ボス部44fに接触していない。第3の回動軸芯P5は、第1、第2の回動軸芯P3,P4を通るターンオーバーラインLよりも下側(一側)にある。
(b)開位置30aにある可動体30を図6(a)、図6(b)、図6(b)に示すように閉位置30b側に移動させて連動機構42が可動体30に対して移動すると、図6(d)、図6(e)、図6(f)に示すように、連動機構42の動きに伴いロックピン43がロックピン回動軸芯P1まわりに可動体30に対して回動する。また、ストッパ機構44の第1、第2のリンク部材44d、44eは、ボス部44fに接触していない。第3の回動軸芯P5は、第1、第2の回動軸芯P3,P4を通るターンオーバーラインLよりも下側(一側)にある。
(c)可動体30が閉位置30bに達したとき、ロックピン43がロック受け部41にロック受け部41の下側から回りこんで係合する(引っ掛かる)。このとき、ストッパ機構44の第1、第2のリンク部材44d、44eは、ボス部44fに接触していない。第3の回動軸芯P5は、第1、第2の回動軸芯P3,P4を通るターンオーバーラインLよりも下側(一側)にある。
(d)可動体30が図6(f)に示すように閉位置30bに達した後、さらに可動体30を閉動させる方向にオーバーストロークさせると、図6(g)、図(h)に示すように、第3の回動軸芯P5が、第1、第2の回動軸芯P3,P4を通るターンオーバーラインLを跨いで下側(一側)から上側(他側)に移動する。第1、第2のリンク部材44d、44eがボス部44fに接触するまで移動する。
この状態で可動体30を閉位置30bから開位置30a側に移動させようとすると、図6(h)に示すように、ロックピン43がロック受け部41から外れる方向Aに動こうとしロックピン43と連結されている連動機構42も方向Bに動こうとし、その結果、連動機構42と連結されているストッパ機構44も方向Cに動こうとする。しかし、ストッパ機構44は、第1、第2のリンク部材44d、44eがボス部44fに接触するまでしか可動体30に対して動くことができない。よって、ロックピン43が可動体30に対してロック受け部41から外れるまでは回転せずロック受け部41との係合は外れない。よって、ロック装置40のロック解除は行なわれない。
本発明実施例2では、つぎの特有な作用、効果を得ることができる。
連動機構42が複数部品構成であるため、連動機構42の配置位置の自由度を高めることができる。
ストッパ機構44がターンオーバー機構からなるため、ストッパ機構44におけるバネ等の付勢部材の使用を廃止できる。
10 車両用内装装置
20 固定体
21 収容部
30 可動体
30a 開位置
30b 閉位置
40 ロック装置
41 ロック受け部
42 連動機構
42b 第1の連動機構要素
42c 第2の連動機構要素
42d 第3の連動機構要素
43 ロックピン
43a ロックピン付勢バネ
44 ストッパ機構
44a ストッパ本体
44a1 ストッパ本体第1の面
44a2 ストッパ本体第2の面
44d 第1のリンク部材
44e 第2のリンク部材
44f ボス部
P 可動体の回動軸芯
P1 ロックピン回動軸芯
P2 第2の連動機構要素の回動軸芯
P3 第1の回動軸芯
P4 第2の回動軸芯
P5 第3の回動軸芯

Claims (2)

  1. 固定体と、
    前記固定体に対して開位置と閉位置に可動な可動体と、
    前記可動体を前記固定体に対して前記閉位置に保持するロック装置と、
    を有し、
    前記ロック装置は、前記固定体に設けられるロック受け部と、前記可動体に可動に支持されており前記可動体の前記開位置から前記閉位置への移動に伴い前記可動体に対して移動する連動機構と、前記可動体にロックピン回動軸芯まわりに回動可能に支持されるとともに該ロックピン回動軸芯以外の位置で前記連動機構に連結されており前記可動体が前記閉位置にあるときに前記ロック受け部に係合するロックピンと、を備える、車両用内装装置。
  2. 前記ロック装置は、前記ロック受け部に係合している前記ロックピンが前記ロック受け部から外れる方向に回動することを阻止するストッパ機構を、さらに備える、請求項1記載の車両用内装装置。
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