JP5170314B2 - 自動車ドアのドアロック解除機構 - Google Patents

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Description

【技術分野】
【0001】
本発明は、自動車ドアのドアロック解除機構に関する。
【背景技術】
【0002】
自動車ドアに設けられるアウトサイドハンドルには、垂直方向に沿って操作し得るように揺動可能に支持されたプルアップ式のハンドルと、水平方向に沿って操作し得るように揺動可能に支持されたグリップ式のハンドルがある。
【0003】
グリップ式のアウトサイドハンドルでは、該アウトサイドハンドルに連係レバーが連係され、該連係レバーに連結されたリリースレバーに対してラッチオープンレバーが連係されている。そして、アウトサイドハンドルがドアアウタパネル(以下、アウタパネルという)から離間する方向である開方向に操作されると、前記連係レバー、前記リリースレバーを介して、ラッチオープンレバーが動作して、ドアロックが解除されるようになっている。
【0004】
ところで、自動車の側面衝突事故では、ドアへの衝撃によってアウトサイドハンドルが慣性により開方向へ移動し、或いは、ドアのアウタバネルの変形により、開方向へ動作することがある。この結果、前記側面衝突事故では、前記ラッチオープンレバーが動作してしまい、ドアロックが解除されてドアが開くことがある。
【0005】
上記の自動車の側面衝突事故が発生したとき、ドアの開錠を防止する技術が特許文献1により提案されている。特許文献1では、アウタパネルと前記リリースレバーとの間に、突っ張り部材が設けられている。側面衝突事故によりアウタパネルが変形すると、突っ張り部材がリリースレバーに当接して、リリースレバーを変形させることにより、該リリースレバーによる前記ラッチオープンレバーの作動が阻止される。又、前記突っ張り部材がリリースレバーに当接した際に、該リリースレバーが変形、或いは破壊しやすいようにリリースレバーに脆弱部が設けられている。
[0006]
しかし、自動車を使用する場合、アウトサイドハンドルを操作してドアの開閉が常時行われるため、前記脆弱部を有するリリースレバーは、耐久性に問題がある。
先行技術文献
特許文献
[0007]
特許文献1:特許第4036316号
発明の概要
発明が解決しようとする課題
[0008]
本発明の目的は、ドア変形時にアウトサイドハンドルの車両内方への押し込みを規制するスペーサにロック解除阻止部材を設けるだけの簡単な構成で、側面衝突によるドア変形時に、ラッチオープンレバーによる開錠のための動作を防止してドアの開錠を防止することができるとともに、リリースレバーの耐久性が問題となることがない自動車ドアのドアロック解除機構を提供することにある。
課題を解決するための手段
[0009]
上述した課題を解決するため、本発明の自動車ドアのドアロック解除機構は、自動車ドアのアウトサイドハンドルに連結され、前記自動車ドアの固定構造物に対して揺動自在に取付けられた連係レバーと、自動車ドアのインナーパネルに装着されるドアロック装置のラッチオープンレバーと、垂直方向に延出されて、上端が前記連係レバーに対して連結されるとともに下端が前記ラッチオープンレバーに係合するリリースレバーとを含む。このドアロック解除機構では、前記アウトサイドハンドルの開操作により前記連係レバーが開方向に揺動し、前記連係レバーの前記揺動により前記リリースレバーが下方へ開動作して、前記ラッチオープンレバーを開動作させることにより、前記ドアロック装置のラッチが解除される。さらに、このドアロック解除機構は、前記固定構造物に固定され、かつ、その固定構造物と前記インナーパネルの内面上の構造物との間に配置され、前記自動車ドアの変形時に、前記インナーパネルの内面上の構造物に当接して、前記アウトサイドハンドルの車両内方への押し込みを規制する中実体のブロックからなるスペーサと、前記スペーサに設けられ、正常時に、前記ドアロック解除機構の開動作の軌跡外に位置し、側面衝突時の自動車ドアの変形により、前記ドアロック解除機構の開動作の軌跡内に移動して、該ドアロック解除機構のラッチオープンレバーの開動作を規制するロック解除阻止部材を備える。
[0010]
この構成によれば、ドア変形時に、アウトサイドハンドルの車両内方への押し込みを規制するスペーサにロック解除阻止部材を設けるだけで、側面衝突によるドア変形時に、ラッチオープンレバーによる開錠のための動作を防止して、ドアの開錠を防止することができる。又、正常時には動作することがないスペーサに、ロック解除阻止部材が設けられているため、リリースレバーには脆弱部を設ける必要が無く、常時使用されるリリースレバーの耐久性が問題となることがない。
[0011]
前記リリースレバーには、爪部が設けられ、前記ロック解除阻止部材が、前記スペーサに設けられた係合部であり、前記係合部が、側面衝突時の前記自動車ドアの変形により、前記リリースレバーの爪部の開動作の軌跡内であって、前記爪部と係合する位置に移動して、該ドアロック解除機構のラッチオープンレバーの開動作を規制することが好ましい。
[0012]
この構成によれば、衝突時の車両変形初期の慣性力に従い、リリースレバーと固定構造物に固定されたスペーサとの位置関係が変化することを利用して、位置が変化したリリースレバーの爪部の下方に、スペーサに設けられたロック解除阻止部材が移動することにより、該リリースレバーの下方への開動作を阻止し、ラッチオープンレバーを開動作させることがない。
[0013]
前記スペーサが、前記アウトサイドハンドルよりも、車両内側に位置するスペーサ本体と、該スペーサ本体から、下方へ延出されて、前記ラッチオープンレバーよりも車体外側に位置する延出部とを含み、前記ロック解除阻止部材が、前記延出部に設けられて、正常時に、前記ラッチオープンレバーの開動作の軌跡外に位置し、側面衝突時の前記自動車ドアの変形により、前記ラッチオープンレバーの開動作の軌跡内に移動して、該ラッチオープンレバーの開動作を規制することが好ましい。
【0014】
この構成によれば、側面衝突時自動車ドアの変形により、ラッチオープンレバーの開動作の軌跡内に移動して、該ラッチオープンレバーの開動作を直接規制することができる。
前記スペーサが、前記固定構造物に一体に設けられて、前記ラッチオープンレバーよりも車体外側に位置するように配置し、前記ロック解除阻止部材が、前記スペーサに設けられて、正常時に、前記ラッチオープンレバーの開動作の軌跡外に位置し、側面衝突時の前記自動車ドアの変形により、前記ラッチオープンレバーの開動作の軌跡内に移動して、該ラッチオープンレバーの開動作を規制することが好ましい。
【0015】
この構成によれば、側面衝突時の自動車ドアの変形により、前記ロック解除阻止部材がラッチオープンレバーの開動作の軌跡内に移動して、該ラッチオープンレバーの開動作を直接規制することができる。
【0016】
前記ラッチオープンレバーには、前記リリースレバーの下端に連係されるオープンロッドを備え、前記ロック解除阻止部材は、側面衝突時の前記自動車ドアの変形により、前記ラッチオープンレバーのオープンロッドの開動作の軌跡内に移動することにより、該ラッチオープンレバーの開動作を規制することが好ましい。
【0017】
この構成によれば、側面衝突時の自動車ドアの変形により、ラッチオープンレバーのオープンロッドの開動作の軌跡内に位置して、該ラッチオープンレバーの開動作を直接規制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0018】
【図1】本発明の第1実施形態における自動車ドアのドアロック解除機構の概略斜視図。
【図2】アウトサイドハンドルとその周辺に配置される部材の平面図。
【図3】ドアロック解除機構のアウトサイドハンドルの非操作時の側面図。
【図4】ドアロック解除機構のアウトサイドハンドルの操作時の側面図。
【図5】側面衝突直後のドアロック解除機構のアウトサイドハンドルの側面図。
【図6】側面衝突時において、ロック解除阻止が行われている状態のドアロック解除機構のアウトサイドハンドルの側面図。
【図7】側面衝突前の自動車ドアの状態説明図。
【図8】側面衝突初期の自動車ドアの状態説明図。
【図9】側面衝突初期以降の自動車ドアの状態説明図。
【図10】第2実施形態のドアロック解除機構のアウトサイドハンドルの非操作時の側面図。
【図11】第2実施形態の側面衝突時において、ロック解除阻止が行われている状態のドアロック解除機構のアウトサイドハンドルの側面図。
【図12】第3実施形態のドアロック解除機構のアウトサイドハンドルの非操作時の側面図。
【図13】第3実施形態の側面衝突時において、ロック解除阻止が行われている状態
【発明を実施するための形態】
【0019】
以下、本発明の自動車ドアのドアロック解除機構を具体化した第1実施形態について図1〜9を参照して説明する。なお、本実施形態において、車両の前部側を前、後部側を後という。又、車両の車内側を内、車外側を外という。なお、図1においては、車両ドアのアウタパネル10(図2参照)は説明の便宜上、省略している。
【0020】
図2、図3に示すように、自動車ドアのアウタパネル10とインナーパネル12との間に位置するように、アウタパネル10の内側には、固定構造物としてのハンドルベース14が固定されている。図1に示すようにハンドルベース14には、アウトサイドハンドル16がその前端部において回動自在に取付けられ、外部からの回動操作が可能である。図2に示すようにハンドルキャップ18は、アウトサイドハンドル16の後端、すなわち、自由端の近傍において、アウタパネル10の外面の一部を被覆するように配置されている。
【0021】
ハンドルベース14において、アウトサイドハンドル16の自由端に対応する後端には、一対の軸受部20が設けられている。軸受部20には、連係レバーとしてのベルクランク22が、車両の前後方向、即ち、水平方向に延在する軸22aにより回動自在に支持されている。
【0022】
図2に示すようにアウトサイドハンドル16の後端部には、車両の内方に向かって延在する断面略L字状の係合部16aが突設されている。係合部16aは、アウタパネル10を貫通してそのアウタパネル10の内側に配置されている。又、図2に示すように、アウトサイドハンドル16の前端部には、アウタパネル10を貫通してそのアウタパネル10の内側に延び、さらに前方に延在する断面略L字状のハンドル支持部26が形成されている。
【0023】
ハンドル支持部26は、アウタパネル10を介してハンドルベース14の支持孔14aに挿入されて、さらに、ハンドルベース14の係合部14bに係合可能である。つまり、アウトサイドハンドル16のハンドル支持部26がハンドルベース14の係合部14bに係合することにより、その部位を基点としてアウトサイドハンドル16がハンドルベース14に対して外方へ回動可能である。アウトサイドハンドル16がハンドルベース14に対して外方へ回動された場合、係合部16aがアウタパネル10の内面に近づくように車両の外方へ向かって移動する。
【0024】
図3に示すように、ベルクランク22は、略C字状に形成されており、軸22aによりハンドルベース14に揺動可能に支持され、かつ、開口部が下方を向いて配設されている。前記ベルクランク22は第1アーム22bを備えている。第1アーム22bはアウトサイドハンドル16の係合部16aに対して外側から当接し、アウトサイドハンドル16を開操作した際に係合部16aにより、車両の外方へ向かって引かれる。従って、アウトサイドハンドル16をドア開放のために操作したとき、第1アーム22bが引かれ、ベルクランク22は軸22aを支点として開方向へ揺動する。軸22aには、ねじりコイルばね等の付勢手段(図示せず)が設けられ、該付勢手段により、アウトサイドハンドル16及びベルクランク22がアウトサイドハンドル16を操作する前の、通常位置に向けて付勢されている。
【0025】
ベルクランク22において、軸22aを挟んで第1アーム22bと反対側には、第2アーム22cが設けられている。第2アーム22cには、リリースレバー24の上端が回動自在に連結されている。
【0026】
ベルクランク22の第2アーム22cの上部には、カウンタウエイト23が埋設されている。カウンタウエイト23は、外方からの衝撃、すなわち、側面衝突が発生した場合には、アウトサイドハンドル16の車両外方側への動作を抑止するように作用する。なお、側面衝突時の衝突角度や衝突位置によっては、カウンタウエイト23はアウトサイドハンドル16の車両外方側への動作の抑止効果が少ない場合がある。
【0027】
前記リリースレバー24の下端は、ラッチオープンレバー30に係合している。従って、アウトサイドハンドル16がドア開放のために操作されて、第1アーム22bが引かれると、ベルクランク22により、リリースレバー24は下方へ開動作する。
【0028】
図3に示すようにラッチオープンレバー30は、インナーパネル12に設けられたドアロック装置32を作動するために、ドアロック装置32に対して上方及び下方に回転自在に取り付けられている。ドアロック装置32は、公知の装置であり、ラッチオープンレバー30がドアロック装置32の図示しないディテントレバーに係合している。そして、ラッチオープンレバー30が下方へ作動すると、前記ディテントレバーが作動してドアロック装置のラッチ(図示せず)が車体側に設けられたストライカ150(図7参照)から離脱し、ドアロックが解除される。なお、前記ストライカ150は、図1に示すように、ドアロック装置32が固定された構造物50の窓50aを介してラッチ(図示せず)に係合及び離脱する。
【0029】
図1に示すように、ラッチオープンレバー30の先端部にはオープンロッド34が支持されている。オープンロッド34は、ラッチオープンレバー30の先端部に対して、リリースレバー24の軸22aが延びる方向に沿って、すなわち軸22aと平行に配置されている。
【0030】
リリースレバー24は平板状に形成され、下端に二股状に形成された一対の脚部24a,24b間には前記オープンロッド34の直径よりも僅かに大きい幅のスリット24cが形成されている。スリット24cには前記オープンロッド34が摺動自在に差し込まれている。そして、リリースレバー24が下方へ開動作した際に、オープンロッド34がスリット24cの内部上端に係止されることにより、ラッチオープンレバー30が下方へ回動されて、ドアロック装置32によるドアロックが解除される。又、リリースレバー24の内側部には、爪部24dがインナーパネル12に向かって突出されている。
【0031】
ハンドルベース14のインナーパネル12に対向する面には、スペーサ40が固定されている。すなわち、スペーサ40は、アウトサイドハンドル16よりも車両の内方に位置している。スペーサ40は、ハンドルベース14と、インナーパネル12の内面上の構造物50と間に形成された間隙に配置されている。従って、側面衝突時において、アウタパネル10が車両の内方へ変形した際に、スペーサ40が構造物50に当接して、ハンドルベース14、アウトサイドハンドル16の車両の内方への押し込み、すなわち、変位、並びにアウタパネル10の変位及び変形を規制する。
【0032】
本実施形態では、スペーサ40は、充実体であるブロックから形成されている。なお、スペーサ40は、ブロックに限定されるものではなく、枠体にて、立体的に形成してもよい。
【0033】
前記アウトサイドハンドル16、ハンドルベース14、スペーサ40、ベルクランク22、及びカウンタウエイト23からハンドルユニットが構成されている。
図3に示すように、スペーサ40のリリースレバー24に対向する側面には、ロック解除阻止部材としての係合部40aが、軸22aの延びる方向に沿って突出されている。係合部40aは、正常時、すなわち、アウトサイドハンドル16が操作されておらず、かつ、側面衝突がないときには、図3に示すようにリリースレバー24の爪部24dからは離間するように配置されている。又、係合部40aは、図4に示すようにアウトサイドハンドル16がドア開放のために操作された際にも、リリースレバー24の爪部24dからは離間するように配置されて、リリースレバー24の開動作の軌跡外に位置し、リリースレバー24の下方への開動作を阻止しないように配置されている。
【0034】
一方、図5のA矢印に示すように、側面衝突を当該車両が受けた際には、アウトサイドハンドル16、ハンドルベース14、スペーサ40、ベルクランク22、カウンタウエイト23からなるハンドルユニット全体が、B矢印に示す方向の慣性力に従って、車両の外方側へ移動する。このハンドルユニット全体のB矢印で示す方向へ慣性力による移動により、リリースレバー24がオープンロッド34を中心として図6に示すように車両の外方へ傾く。このようなハンドルユニット全体のB矢印に示す方向への移動があったとき、スペーサ40の係合部40aは、変位した爪部24dの下方に移動して、衝突後におけるリリースレバー24の下方への移動を阻止するように配置される。
【0035】
本実施形態のドアロック装置32のドアロック解除機構は、ベルクランク22、ラッチオープンレバー30、リリースレバー24により構成されている。
次に、上記のように構成されたドアロック解除機構の作用を説明する。図7〜図9は、側面衝突バリア(以下、側突バリアという)を、車両ドア100に対して側面衝突させる場合において、側面衝突前の状態、衝突による車両ドア100の変形初期の状態、衝突による車両ドア100の変形初期以降の状態をそれぞれ模式的に示している。
【0036】
側突バリア200が、図7、図8に示すように、車両ドア100に側面衝突すると、ドアロック装置32のラッチ(図示しない)に係合してロックされているストライカ150を中心に、ドア全体が、回転する。この車両ドア100の変形初期において、ストライカ150よりも上方に位置する車両ドア100のアウタパネル10、及びハンドルユニット全体には、図8及び図5のB矢印に示す方向の慣性力が働く。この衝突により、アウタパネル10は車両の外方側に変形するとともに、ハンドルユニット全体は、車両の外方側に変位する。
[0037]
又、衝突時の自動車ドアの変形初期以降では、アウタパネル10は、側突バリア200により車両の内方側に押し込まれて変形する。この衝突時の自動車ドアの変形初期以降では、図6に示すように、慣性力によるハンドルユニット全体の移動により、リリースレバー24が車両の外方へ傾く。この結果、スペーサ40の係合部40aが、変位した爪部24dの下方に位置して、衝突後におけるリリースレバー24の下方への移動を阻止する。このように、スペーサ40の係合部40aが、リリースレバー24の開動作の軌跡内に位置することにより、リリースレバー24の開動作を規制し、リリースレバー24によるラッチオープンレバー30の開動作を阻止する。
[0038]
特に、本実施形態では、図5に示す側面衝突時の自動車ドアの変形初期に、スペーサ体40を含むハンドルユニット全体が慣性力により移動することから、係合部40aを、爪部24dの下方に移動させることが可能となり、リリースレバー24の下方への開動作の阻止を早期に行うことができる。
[0039]
本実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1) 本実施形態のドアロック解除機構は、アウトサイドハンドル16の開操作によりベルクランク22(連係レバー)が開方向に揺動し、前記ベルクランク22の開方向への揺動によりリリースレバー24が下方へ開動作して、ラッチオープンレバー30を開動作させることにより、ドアロック装置32のラッチを解除する。そして、ドアロック解除機構は、ハンドルベース14(固定構造物)に固定され、前記自動車ドアの変形時に、前記アウトサイドハンドルの車両内方への押し込みを規制するスペーサ40と、スペーサ40に設けられ、正常時に、ドアロック解除機構の開動作の軌跡外に位置し、側面衝突時の自動車ドアの変形により、ドアロック解除機構の開動作の軌跡内に移動して、ラッチオープンレバー30の開動作を規制する係合部40a(ロック解除阻止部材)を備える。
[0040]
このため、ドア変形時に、アウトサイドハンドル16の車両内方への押し込みを規制するスペーサ体40に係合部40aを設けるだけで、側面衝突によるドア変形時に、ラッチオープンレバー30による開錠のための動作を防止して、ドアの開錠を防止することができる。又、前述した従来の特許文献1の技術と異なり、リリースレバー24に脆弱部を設ける必要がないため、常時使用されるリリースレバーの耐久性が問題となることがない。
【0041】
(2) 本実施形態のドアロック解除機構では、スペーサ40の係合部40aが、側面衝突時の自動車ドアの変形により、リリースレバー24の爪部24dの開動作の軌跡内であって、爪部24dと係合する位置に移動して、該ドアロック解除機構のラッチオープンレバーの開動作を規制するように設けられている。
【0042】
このことにより、衝突時の自動車ドアの変形初期の慣性力によって、リリースレバー24とハンドルベース14(固定構造物)に固定されたスペーサ40との位置関係が変化することを利用して、位置が変化したリリースレバー24の爪部24dの下方に、スペーサ40に設けられた係合部40a(ロック解除阻止部材)が配置されることにより、リリースレバー24の下方への開動作を阻止し、ラッチオープンレバー30を開動作させることがない。
【0043】
(3) 本実施形態のドアロック解除機構では、リリースレバー24、及びスペーサ40にそれぞれ爪部24d、係合部40aを設けるだけで良いため、従来のドアロック解除機構の構成に大幅な設計変更をする必要がない。すなわち、爪部24dを備えていない従来のリリースレバーを、爪部24dを備えたリリースレバー24に変更し、係合部40aを備えていないスペーサを係合部40aを備えたスペーサ体40に変更するだけで、本発明の効果を容易に実現できる。この結果、ドアロック解除機構を構成する部品の大幅な設計の変更が必要でなく、これらを形成するための金型費用が増加することがない。
【0044】
次に、第2実施形態を図10、図11を参照して説明する。なお、第2実施形態の説明に際し、第1実施形態と同一又は相当する構成については、同一符号を付して、重複説明を省略し、第1実施形態と異なる構成について説明する。
【0045】
第2実施形態は、第1実施形態のドアロック解除機構の構成中、係合部40a及び爪部24dが省略されている。その代わりに、図10に示すように第1実施形態のスペーサ40をスペーサ本体とし、さらに、スペーサ本体40の下部からハンドルベース14の下方に延出する延出部60が設けられている。延出部60はブロック状に形成されることにより図面に直交する方向に延出されるとともに、ハンドルベース14の下方において、アウタパネル10と構造物50との間に位置するように配置されている。延出部60には、図10に示すように、阻止部60aが車両の内方に向かうように形成されている。阻止部60aの上面60bは、先端側ほど下方に傾斜するように形成されている。本実施形態では、阻止部60aは、突部として形成されている。延出部60は、アウタパネル10の車両内方側への変形に伴って車両内方側の移動すると、構造物50とアウタパネル10間に位置することになる。このとき、延出部60が前記のようにブロック状に形成されていることにより、アウタパネル10の内方への移動を抑制する。
【0046】
前記阻止部60aは、側面衝突を受けていない正常時、すなわち、アウトサイドハンドル16が非操作時、及び操作時のいずれにおいても、図10に示すようにオープンロッド34からは離間し、ラッチオープンレバー30及びオープンロッド34の下方に向かう開動作に伴うオープンロッド34の軌跡内に位置しないように、配置されている。なお、本実施形態では、ラッチオープンレバー30の開動作に伴う軌跡には、オープンロッド34の軌跡も含む趣旨である。
【0047】
一方、図11に示すように、側面衝突を当該車両が受けた際には、アウトサイドハンドル16、ハンドルベース14、スペーサ本体40、ベルクランク22、カウンタウエイト23からなるハンドルユニット全体が、B矢印に示す方向の慣性力に従って、車両外方側へ移動するとともに、アウタパネル10が車両内方側に変形する。このアウタパネル10の車両内方側への変形に伴う、延出部60の車両内方側の移動により、延出部60の阻止部60aは、オープンロッド34の下方に移動し、すなわち、オープンロッド34の開作動時の軌跡内に移動して、衝突後におけるリリースレバー24の下方への移動を阻止するように配置される。阻止部60aはロック解除阻止部材に相当する。
【0048】
第2実施形態のドアロック解除機構は、下記の特徴がある。
(4) 本実施形態のドアロック解除機構は、スペーサが、アウトサイドハンドル16よりも、車両内方側に位置するスペーサ本体40と、スペーサ本体40から、下方へ延出されて、ラッチオープンレバー30よりも車体外側に位置する延出部60を含むように構成されている。又、延出部60に設けられた阻止部60a(ロック解除阻止部材)は、正常時に、ラッチオープンレバー30の開動作の軌跡外に位置し、側面衝突時の自動車ドアの変形により、ラッチオープンレバー30の開動作の軌跡内に移動して、ラッチオープンレバー30の開動作を規制するように設定されている。
【0049】
この結果、側面衝突時の自動車ドアの変形により、延出部60の阻止部60aがラッチオープンレバー30の開動作の軌跡内に移動して、ラッチオープンレバー30の開動作を直接規制することができる。
【0050】
(5) 本実施形態のドアロック解除機構は、ラッチオープンレバー30に、リリースレバー24の下端に連係されるオープンロッド34を備えている。
又,阻止部60a(ロック解除阻止部材)は、側面衝突時の自動車ドアの変形により、ラッチオープンレバー30のオープンロッド34の開動作の軌跡内に移動することにより、ラッチオープンレバー30の開動作を規制する。この結果、側面衝突時の自動車ドアの変形により、阻止部60aがラッチオープンレバー30のオープンロッド34の開動作の軌跡内に移動して、ラッチオープンレバー30の開動作を直接規制することができる。
【0051】
(6) 本実施形態のドアロック解除機構では、ハンドルベース14に固定されているスペーサを、スペーサ本体40と延出部60とによって構成している。このため、従来のドアロック解除機構の構成に大きな設計変更をする必要がない。すなわち、阻止部60aを有する延出部60を備えていないスペーサを、スペーサ本体40と、阻止部60aを有する延出部60を備えたものに変更に変更するだけで、本発明の効果を容易に実現できる。
【0052】
この結果、ドアロック解除機構を構成する部品の設計の変更が必要でなく、これらを形成するための金型費用が増加することがない。
次に、第3実施形態を図12、図13を参照して説明する。なお、第3実施形態では、第2実施形態と同一又は相当する構成については、同一符号を付して、重複説明を省略し、第2実施形態と異なる構成を説明する。
【0053】
第2実施形態では、延出部60をスペーサ本体40と一体に形成したが、第3実施形態では、スペーサ本体40が省略され、固定構造物としてのハンドルベース14から下方へ延びる延出部60がスペーサとして一体に設けられて、ハンドルベース14の下方において、アウタパネル10と構造物50との間に位置する配置されている。すなわち、延出部60は、第2実施形態の延出部と同様にブロック状に形成されることにより図面に直交する方向に延出されるとともに、ハンドルベース14の下方において、アウタパネル10と構造物50との間に位置するように配置されている。そして、延出部60が、ハンドルベース14に一体に設けられて、ラッチオープンレバー30よりも車体外側に位置するように配置されている。他の構成は、第2実施形態と同一である。
【0054】
第3実施形態では、阻止部60aは、側面衝突を受けていない正常時、すなわち、アウトサイドハンドル16が非操作時、及び操作時のいずれにおいても、図12に示すようにオープンロッド34からは離間し、ラッチオープンレバー30及びオープンロッド34の下方に向かう開動作に伴うオープンロッド34の軌跡内に位置しないように配置されている。なお、本実施形態においても、ラッチオープンレバー30の開動作に伴う軌跡には、オープンロッド34の軌跡も含む趣旨である。
【0055】
一方、図13に示すように、側面衝突を当該車両が受けた際には、アウトサイドハンドル16、ハンドルベース14、延出部60、ベルクランク22、カウンタウエイト23からなるハンドルユニット全体が、B矢印に示す方向の慣性力に従って、車両外方側へ移動するとともに、アウタパネル10が車両内方側に変形する。延出部60は、アウタパネル10の車両内方側への変形に伴って車両内方側の移動すると、構造物50とアウタパネル10との間に位置することになる。このとき、延出部60が前記のようにブロック状に形成されていることにより、アウタパネル10の内方への移動を抑制する。又、このとき延出部60の阻止部60aは、オープンロッド34の下方に移動し、すなわち、オープンロッド34の開作動時の軌跡内に配置されて、衝突後におけるリリースレバー24の下方への移動を阻止する。
【0056】
第3実施形態では、下記の特徴がある。
(7) 本実施形態のドアロック解除機構では、延出部60が、スペーサとしてハンドルベース14(固定構造物)に一体に設けられて、ラッチオープンレバー30よりも車体外側に位置するように配置されている。又、阻止部60a(ロック解除阻止部材)が、延出部60に設けられ、正常時に、ラッチオープンレバー30の開動作の軌跡外に位置し、側面衝突時の前記自動車ドアの変形により、ラッチオープンレバー30の開動作の軌跡内に移動して、ラッチオープンレバー30の開動作を規制する。
【0057】
この結果、側面衝突時の自動車ドアの変形により、阻止部60aがラッチオープンレバー30の開動作の軌跡内に移動して、ラッチオープンレバー30の開動作を直接規制することができる。
【0058】
(8) 本実施形態のドアロック解除機構では、ハンドルベース14に固定されている延出部60を設けている。このため、従来のドアロック解除機構の構成に大きな設計変更を施すことなく、採用できるという効果がある。すなわち、阻止部60aを有する延出部60を備えていないハンドルベース14を、阻止部60aを有する延出部60を備えたものに変更するだけで、本発明の効果を容易に実現できる。この結果、ドアロック解除機構を構成する部品の設計の変更が必要でなく、これらを形成するための金型費用が増加することがない。
【0059】
なお、本発明の実施形態は以下のように変更してもよい。
第2、第3実施形態では、阻止部60aは、突部として形成されているが、突部である必要はなく、係合部40aと係合する形状であれば限定されるものではない。
【0060】
第2、第3実施形態では、側面衝突時に、阻止部60aは、オープンロッド34の開動作の軌跡内に位置して、オープンロッド34の開動作を阻止するようにした。この代わりに、側面衝突時に、阻止部60aを、ラッチオープンレバー30自体の開動作の軌跡内に移動させて、オープンロッド34の開動作を阻止するようにしてもよい。
【0061】
なお、第2実施形態の延出部60をブロック状に形成したが、板状に形成してもよい。この場合、他の構成は、第2実施形態と同様の構成とする。この板状の延出部60は、側面視では、図10、図11に示される延出部60と同様の形状が一例として考えられる。この実施形態では、延出部60は前記スペーサとしての機能はなくなる。この延出部60には、前記阻止部60aと同様に突出された阻止部を有するものとする。又、該阻止部の上面は、前記上面60aと同様に先端側ほど下方に傾斜するように形成されている。この実施形態の延出部60の作用は、第2実施形態の作用の説明中、スペーサの機能の説明を除いて、第2実施形態の作用と同様となる。
【0062】
次に、参考例について説明する。
第3実施形態の延出部60をブロック状に形成する代わりに、板状の介在部材60として形成する。この場合、他の構成は、第3実施形態と同様の構成とする。この板状の介在部材60は、側面視では、図12、図13に示される延出部60と同様の形状が一例として考えられる。この参考例では、介在部材60は前記スペーサとしての機能はなくなるが、この部材60はアウタパネル10と構造物50との間に介在する。この介在部材60には、前記阻止部60aと同様に突出された阻止部を有するものとする。又、該阻止部の上面は、前記上面60aと同様に先端側ほど下方に傾斜するように形成されている。この参考例の介在部材60の作用は、第3実施形態の作用の説明中、スペーサの機能の説明を除いて、第3実施形態の作用と同様となる。

Claims (5)

  1. 自動車ドアのアウトサイドハンドルに連結され、前記自動車ドアの固定構造物に対して揺動自在に取付けられた連係レバーと、自動車ドアのインナーパネルに装着されるドアロック装置のラッチオープンレバーと、垂直方向に延出されて、上端が前記連係レバーに対して連結されるとともに下端が前記ラッチオープンレバーに係合するリリースレバーとを含むドアロック解除機構であって、
    前記アウトサイドハンドルの開操作により前記連係レバーが開方向に揺動し、前記連係レバーの前記揺動により前記リリースレバーが下方へ開動作して、前記ラッチオープンレバーを開動作させることにより、前記ドアロック装置のラッチを解除する、自動車ドアのドアロック解除機構において、
    前記固定構造物に固定され、かつ、その固定構造物と前記インナーパネルの内面上の構造物との間に配置され、前記自動車ドアの変形時に、前記インナーパネルの内面上の構造物に当接して、前記アウトサイドハンドルの車両内方への押し込みを規制する中実体のブロックからなるスペーサと、
    前記スペーサに設けられ、正常時に、前記ドアロック解除機構の開動作の軌跡外に位置し、側面衝突時の前記自動車ドアの変形により、前記ドアロック解除機構の開動作の軌跡内に移動して、該ドアロック解除機構のラッチオープンレバーの開動作を規制するロック解除阻止部材とを備えることを特徴とする自動車ドアのドアロック解除機構。
  2. 前記リリースレバーには、爪部が設けられ、
    前記ロック解除阻止部材が、前記スペーサに設けられた係合部であり、
    前記係合部が、側面衝突時の前記自動車ドアの変形により、前記リリースレバーの爪部の開動作の軌跡内であって、前記爪部と係合する位置に移動して、該ドアロック解除機構のラッチオープンレバーの開動作を規制することを特徴とする請求項1に記載の自動車ドアのドアロック解除機構。
  3. 前記スペーサが、前記アウトサイドハンドルよりも、内側に位置するスペーサ本体と、該スペーサ本体から下方へ延出されて、前記ラッチオープンレバーよりも外側に位置する延出部とを含み、
    前記ロック解除阻止部材が、前記延出部に設けられて、正常時に、前記ラッチオープンレバーの開動作の軌跡外に位置し、側面衝突時の前記自動車ドアの変形により、前記ラッチオープンレバーの開動作の軌跡内に移動して、該ラッチオープンレバーの開動作を規制することを特徴とする請求項1に記載の自動車ドアのドアロック解除機構。
  4. 前記スペーサが、前記固定構造物に一体に設けられて、前記ラッチオープンレバーよりも車体外側に位置するように配置され、
    前記ロック解除阻止部材が、前記スペーサに設けられて、正常時に、前記ラッチオープンレバーの開動作の軌跡外に位置し、側面衝突時の前記自動車ドアの変形により、前記ラッチオープンレバーの開動作の軌跡内に移動して、該ラッチオープンレバーの開動作を規制することを特徴とする請求項1に記載の自動車ドアのドアロック解除機構。
  5. 前記ラッチオープンレバーは、前記リリースレバーの下端に連係されるオープンロッドを備え、
    前記ロック解除阻止部材は、側面衝突時の前記自動車ドアの変形により、前記ラッチオープンレバーのオープンロッドの開動作の軌跡内に移動することにより、該ラッチオープンレバーの開動作を規制することを特徴とする請求項4又は請求項5に記載の自動車ドアのドアロック解除機構。
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