JP2005325569A - 車両用ドアロック装置 - Google Patents

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克也 柄本
Takeo Yamahara
丈夫 山原
Kazuaki Sakai
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Abstract

【課題】車両衝突時におけるロック装置のロック解除動作をより確実に防止することができる車両用ドアロック装置を提供する。
【解決手段】ハンドルベース11の車両前方側の下方側にロック解除規制部15を配設する。このロック解除規制部15には、車両内方側に切欠部16aが形成されている。そして、車両が衝突した場合に、アウタパネル1が変形することに伴いハンドルベース11及びロック解除規制部15が車両内方側へ移動することにより、切欠部16aが連結ロッド4に形成された突起部4aに係合するようにしている。その結果、連結ロッド4が下方側へ移動することが防止され、ロック装置5のロック解除動作を行わないようにすることができる。
【選択図】図6


Description

本発明は、車両衝突時におけるロック装置のロック解除動作を防止する車両用ドアロック装置に関するものである。
車両衝突時には、ドアハンドルの慣性力によりロック装置がロック解除動作して、車両ドアが開放されるおそれがある。そこで、車両衝突時におけるロック装置のロック解除動作を防止するために、例えば、特許文献1及び2にはカウンタウエイトを用いることが記載されている。これにより、車両衝突時にドアハンドルに生じる慣性力をカウンタウエイトに生じる慣性力により打ち消して、ロック装置のロック解除動作を防止している。
特開2000−264064号公報 特開2002−13319号公報
しかし、カウンタウエイトのみでは衝突角度や衝突位置によっては、ロック装置のロック解除動作を防止することができないおそれがあった。そのため、ロック装置がロック解除動作して、車両ドアが開放されるおそれがあった。
本発明は、このような事情に鑑みて為されたものであり、車両衝突時におけるロック装置のロック解除動作をより確実に防止することができる車両用ドアロック装置を提供することを目的とする。
そこで、本発明者はこの課題を解決すべく鋭意研究し、試行錯誤を重ねた結果、アウタパネルの変形を利用してロック解除伝達部のロック解除伝達動作を規制することを思いつき、本発明を完成するに至った。
(1)本発明の車両用ドアロック装置
すなわち、第1本発明の車両用ドアロック装置は、車両ドアのアウタパネルに固定されるハンドルベースと、前記アウタパネルの車両外方側に配設され前記ハンドルベースに対して車両外方側動作を可能に前記ハンドルベースに支持されたドアハンドルと、車体側の係合部材に係合して前記車両ドアをロックするロック装置と、前記ドアハンドルと前記ロック装置との間に介装され前記ドアハンドルの前記車両外方側動作を前記ロック装置に伝達するロック解除伝達動作により前記ロック装置をロック解除動作させるロック解除伝達部とを備える。そして、第1の本発明の車両用ドアロック装置の特徴的な構成は、さらに、前記アウタパネルの車両内方側に前記アウタパネルに対して固定的に設けられ、前記アウタパネルが車両内方側へ変形したときに前記ロック解除伝達部に係合して前記ロック解除伝達部の前記ロック解除伝達動作を規制するロック解除規制部を備えたことである。
ここで、上述したように、車両衝突時にドアハンドルに生じる慣性力により、車両ドアが開放するおそれがある。具体的には、車両衝突時には、ドアハンドルに生じる慣性力によりロック解除伝達部がロック解除伝達動作を行い、結果としてロック装置がロック解除動作することになる。しかし、本発明の車両用ドアロック装置によれば、アウタパネルが変形した場合にはロック解除規制部によりロック解除伝達部のロック解除伝達動作を規制することができ、結果としてロック装置のロック解除動作を防止することができる。つまり、本発明の車両用ドアロック装置によれば、車両衝突によりアウタパネルが変形する場合であれば、ロック装置のロック解除動作を防止することができる。なお、カウンタウエイトなどの他のロック解除動作を防止する構成と併用することにより、より確実にロック装置のロック解除動作を防止することができる。
ロック解除規制部によりロック装置のロック解除動作を防止することができる理由について説明する。まず、ロック解除規制部はアウタパネルの車両内方側にアウタパネルに対して固定的に設けられているので、車両衝突によりアウタパネルの車両内方側への変形に伴ってロック解除規制部が車両内方側へ移動する。そして、ロック解除規制部が車両内方側へ移動したときに、ロック解除規制部はロック解除伝達部に係合するようにしている。そして、ロック解除規制部がロック解除伝達部に係合することにより、ロック解除伝達部のロック解除伝達動作を規制している。つまり、ロック解除伝達動作が規制されることにより、ロック装置のロック解除動作は防止される。なお、ロック解除規制部は、アウタパネルが変形していない場合には、ロック解除伝達部のロック解除伝達動作を規制しない。つまり、車両衝突時以外には、何らロック解除伝達部のロック解除伝達動作は規制されることなく、乗員によるドアハンドルの車両外方側動作によりロック解除伝達動作が行われる。また、ロック解除伝達動作を規制するとは、ロック解除伝達部によるロック解除伝達動作を全く行わせないようにすること及びロック解除伝達部によるロック解除伝達動作を途中で停止させることを含む意味である。
(2)本発明の車両用ドアロック装置の他の特徴的事項
前記ロック解除規制部は、前記ハンドルベースに固定されているようにしてもよい。ここで、車両衝突時に車両ドアが開放する理由は、上述したようにドアハンドルの慣性力によるものである。具体的には、ドアハンドルに慣性力が生じることにより、ドアハンドルがハンドルベースに対して車両外方側へ相対的に移動することによるものである。実際的には、車両衝突時に、ドアハンドルが衝突前の位置の残ろうとするのに対して、ハンドルベースが衝突前の位置から車両内方側へ移動することにより、車両ドアが開放されるように動作する。つまり、車両衝突時における車両ドアの開放に対しては、ハンドルベースの車両内方側への移動が直接的に作用していることが分かる。そして、本発明の車両用ドアロック装置において、ロック解除規制部をハンドルベースに固定することにより、車両衝突時にハンドルベースの移動に伴ってロック解除規制部を移動させることが可能となる。つまり、車両衝突時における車両ドアの開放に直接的に作用するハンドルベースにロック解除規制部を固定することにより、車両衝突時におけるロック解除伝達部のロック解除伝達動作を直接的に規制することができる。すなわち、ロック解除規制部をハンドルベースに固定させることにより、より確実にロック装置のロック解除動作を防止することができる。
前記ロック解除規制部は、前記ハンドルベースと一体成形されるようにしてもよい。これにより、部品点数の削減及び製造コストを低減することができる。また、ロック解除規制部がハンドルベースと一体成形される場合、ロック解除規制部のうちロック解除伝達部と係合する部分には、例えば金属材料などをインサート成形するようにしてもよい。これにより、係合部分の剛性を高めることができ、確実にロック解除規制部のロック解除伝達動作を規制することができる。
なお、ロック解除規制部とハンドルベースとを別体に成形する場合には、それぞれに適切な材質を容易に適用することができる。例えば、ロック解除規制部の材質としては、高剛性を確保することが可能な鋼材などの金属が好ましい。一方、ハンドルベースは、複雑な形状をなしており、軽量化の要求にも対応する必要があるため、樹脂製とすることが好ましい。
また、前記ロック解除伝達部は、略ロッド状からなり一端側が前記ドアハンドル側に連結され他端側が前記ロック装置側に連結された連結ロッドを備え、前記ロック解除規制部は、前記アウタパネルの車両内方側への変形に伴い前記ハンドルベースが車両内方側へ移動したときに前記連結ロッドに係合して前記ロック解除伝達部の前記ロック解除伝達動作を規制するようにしてもよい。一般的に、連結ロッドは、ハンドルベースの近傍に配設されるため、確実にロック解除規制部を連結ロッドに係合することが可能となる。さらに、ロック解除規制部を略ロッド状からなる連結ロッドと係合可能な形状とすることは容易であるので、ロック解除規制部の製造容易化及び低コスト化を図ることができる。
さらに、前記連結ロッドは、ロッド状のロッド部と、前記ロッド部の外周側に突設された突起部とを備え、前記ロック解除規制部は、前記アウタパネルの車両内方側への変形に伴い前記ハンドルベースが車両内方側へ移動したときに前記連結ロッドの前記突起部に係合して前記ロック解除伝達部の前記ロック解除伝達動作を規制するようにしてもよい。つまり、ロッド部と突起部とからなる連結ロッドは、非常に製造が容易であり低コスト化を図ることができる。
次に、実施形態を挙げ、本発明をより詳しく説明する。
(1)第1実施形態
(1.1)第1実施形態の車両用ドアロック装置の全体構成
第1実施形態における車両用ドアロック装置を車両のサイドドアに適用した場合について説明する。
(1.1.1)車両用ドアロック装置の概略構成
車両用ドアロック装置の概略構成について図1を参照して説明する。図1は、車両の側面を示す図である。ここで、図1に示す車両ドアは、スライドドアとして説明する。また、図1は、アウタパネル1を二点鎖線で示し、アウタパネル1の内部側を実線で示す。車両用ドアロック装置は、図1に示すように、主として、ハンドルベース11(図2などに示し、詳細は後述する。)と、ドアハンドル2と、ハンドルキャップ3と、伝達機構(ロック解除伝達部)と、各ロック装置8a〜8cと、ロック解除規制部15(図2などに示し、詳細は後述する。)とを備えている。
ハンドルベース11は、車両側面のアウタパネル1の内側に固定されている。ドアハンドル2は、ハンドルベース11に回転可能に支持されており、アウタパネル1に対して車両外方側への動作(車両外方側動作)が可能とされている。ハンドルキャップ3は、ドアハンドル2の支持端側部分のうちアウタパネル1の車両外方側を被覆している。伝達機構は、主として、連結ロッド4、中継部材5、各連結ワイヤ6a〜6d、及びリモコン装置7を備えている。この伝達機構は、ドアハンドル2の車両外方側動作を各ロック装置8a〜8cへ伝達するロック解除伝達動作を行う。そして、伝達機構を構成する連結ロッド4は、ベルクランク12(図4などに示し、詳細は後述する。)などを介して、一端側がドアハンドル2側に連結されている。中継部材5は、アウタパネル1に揺動可能に固定されており、連結ロッド4の他端側及びリモコン連結ワイヤ6aの一端側が連結されている。リモコン装置7は、構成部材が揺動可能に取付けられており、リモコン連結ワイヤ6aの他端側、並びに、フロント連結ワイヤ6b、リアロック連結ワイヤ6c、及び全開ロック連結ワイヤ6dの一端側が連結されている。
各ロック装置8a〜8cは、伝達機構の他端側に連結され、車体側の係合部材と係合することによりスライドドアをロック可能な装置である。これらの各ロック装置8a〜8cは、例えば、ラッチ機構などにより構成されている。具体的には、フロントロック装置8aは、スライドドアの前方側に配設されている。このフロントロック装置8aは、スライドドア閉時に車体の前方側のフロントピラー9に配設された係合部材と係合してドア閉状態を維持するロック動作を可能な構成とされている。さらに、フロントロック装置8aには、フロントロック連結ワイヤ6bの他端側が連結されている。そして、フロントロック連結ワイヤ6bから伝達されたロック解除伝達動作により、フロントロック装置8aはロック解除動作を行う。
リアロック装置8bは、スライドドアの後方側に配設されている。このリアロック装置8bは、スライドドア閉時に車体の後方側のリアピラー10に配設された係合部材と係合してドア閉状態を維持するロック動作を可能な構成とされている。さらに、リアロック装置8bには、リアロック連結ワイヤ6cの他端側が連結されている。そして、リアロック連結ワイヤ6bから伝達されたロック解除伝達動作により、リアロック装置8bはロック解除動作を行う。
全開ロック装置8cは、スライドドアの前下方側に配設されている。この全開ロック装置8cは、スライドドア開時に車体の後方側のリアピラー10に配設された係合部材と係合してドア開状態を維持するロック動作を可能な構成とされている。さらに、全開ロック装置8には、全開ロック連結ワイヤ6dの他端側が連結されている。そして、全開ロック連結ワイヤ6dから伝達されたロック解除伝達動作により、全開ロック装置8cはロック解除動作を行う。
ロック解除規制部は、所定状態において伝達機構によるロック解除伝達動作を規制する。なお、当該所定状態とは、車両の側面が衝突した(された)とき(以下、車両側面衝突時)の状態である。この詳細については後述する。
(1.1.2)車両用ドアロック装置の概略動作
次に、上述のような構成からなる車両用ドアロック装置の概略動作について説明する。ここで、車両用ドアロック装置の概略動作について、スライドドア閉時とスライドドア全開時とに分けて説明する。
まず、スライドドア閉時における車両用ドアロック装置の概略動作について説明する。この場合、フロントロック装置8a及びリアロック装置8bが車体の係合部材と係合して、スライドドアの閉状態を維持している。そして、このスライドドアの閉状態からドアハンドル2の車両外方側動作が行われた場合に、伝達機構はロック解除伝達動作を行う。具体的には、連結ロッド4が下方側へ移動し、この連結ロッド4の移動に伴いリモコン連結ワイヤ6aがリモコン装置7側から中継部材5側へ引っ張られるように動作する。続いて、リモコン連結ワイヤ6aの動作に伴い、リモコン装置7が回転動作を行うことにより、フロントロック連結ワイヤ6b及びリアロック連結ワイヤ6cがリモコン装置7側に引っ張られるように動作する。このフロントロック連結ワイヤ6bの動作に伴い、フロントロック装置8a及びリアロック装置8bが車体の係合部材との係合を解除するロック解除動作を行う。その結果、スライドドアが開放可能な状態となる。また、車両側面衝突時には、ロック解除規制部が伝達機構のロック解除伝達動作を規制するので、フロントロック装置8a及びリアロック装置8bはロック解除動作を行わない。従って、車両側面衝突時に、スライドドアが閉状態を維持する。
スライドドアが全開時における車両用ドアロック装置の概略動作について説明する。この場合、全開ロック装置8cが車体の係合部材と係合して、スライドドアの全開状態を維持している。そして、このスライドドアの全開状態からドアハンドル2の車両外方側動作が行われた場合に、伝達機構はロック解除伝達動作を行う。具体的には、連結ロッド4が下方側へ移動し、この連結ロッド4の移動に伴いリモコン連結ワイヤ6aがリモコン装置7側から中継部材5側へ引っ張られるように動作する。続いて、リモコン連結ワイヤ6aの動作に伴い、リモコン装置7が回転動作を行うことにより、全開ロック連結ワイヤ6dがリモコン装置7側に引っ張られるように動作する。この全開ロック連結ワイヤ6dの動作に伴い、全開ロック装置8cが車体の係合部材との係合を解除するロック解除動作を行う。その結果、スライドドアが閉鎖可能な状態となる。
(1.1.3)車両用ドアロック装置の詳細構成
次に、車両用ドアロック装置の詳細構成について図2〜図5を参照して説明する。ただし、以下にはリモコン装置7及び各ロック装置8a〜8c等を除く構成について詳細に説明する。ここで、図2は、図1のA−A断面図である。すなわち、図2は、ドアハンドル2を含む部分の水平方向の断面図である。図3は、図2のB部分の背面図である。すなわち、図3は、ドアハンドル2の車両内方側から見た場合の図である。図4は、図2のC−C断面図である。図5は、ロック解除規制部15の斜視図である。
(1.1.3.1)ハンドルベース11
ハンドルベース11については、主として、図2及び図3を参照する。ハンドルベース11は、アウタパネル1に車両内方側からボルトにより固定されている。このハンドルベース11は、正面形状が略長方形からなり、車両前後方向に長手方向が延びるようにアウタパネル1に固定されている。このハンドルベース11は、長手方向のほぼ中央に車両外方側にベース凹部111が形成されている。また、ハンドルベース11の車両前端側には、ハンドルキャップ3を固定可能なキャップ支持部112が形成されている。
さらに、ハンドルベース11は、ベース凹部111とキャップ支持部112との間に、アウタパネル1に対して車両内方側に垂直方向にハンドル第1ガイド113が形成されている。このハンドル第1ガイド113は、図3に示すようにハンドルベース11の背面方向(車両内方側)から見た場合に略L字型形状に形成されている。このハンドル第1ガイド113は、後述するドアハンドル2のベルクランク係合部23の下方側及び車両後方側をガイドしている。また、ハンドルベース11は、ベース凹部111とキャップ支持部112との間の上端側に、アウタパネル1に対して車両内方側に垂直方向にハンドル第2ガイド114が形成されている。このハンドル第2ガイド114は、上記のハンドル第1ガイド113と共にドアハンドル2のベルクランク係合部23をガイドしている。具体的には、ハンドル第2ガイド114は、ドアハンドル2のベルクランク係合部23の上方側をガイドしている。
また、ハンドルベース11は、ベース凹部111とキャップ支持部112との間の上端側に、後述するベルクランク支持軸12aを枢支するベルクランク支持軸枢支部115が2カ所突設形成されている。また、ハンドルベース11の車両後端側には、車両前後方向に貫通する貫通孔116が形成されている。さらに、この貫通孔116の車両後端側でアウタパネル1側には、ハンドル支持係合部117が形成されている。
ここで、アウタパネル1のうちハンドルベース11が固定される部分は、ハンドルベース11のベース凹部111に沿った形状に形成されている。すなわち、アウタパネル1にパネル凹部1aが形成されていることになる。
(1.1.3.2)ドアハンドル2
ドアハンドル2については、主として、図2及び図4を参照する。ドアハンドル2は、主要部分がアウタパネル1の車両外方側に配設されている。そして、ドアハンドル2は、上述したハンドルベース11に対して車両外方側への動作(車両外方側動作)が可能となるように、ハンドルベース11に支持されている。このドアハンドル2は、正面形状が上述したハンドルベース11とほぼ同様の大きさかなる略長方形からなり、車両前後方向に長手方向が延びるようにハンドルベース11に支持されている。具体的には、ドアハンドル2は、長手方向のほぼ中央に乗員が把持可能な把持部21が形成されている。この把持部21の車両内方側にはハンドル凹部22が形成されており、ハンドルベース11のベース凹部111に対向する位置に配設されている。
また、ドアハンドル2の車両前端側の車両内方側には、車両内方側に延在する水平断面略L字型からなり、後述するベルクランク12と係合可能なベルクランク係合部23が突設して形成されている。このベルクランク係合部23は、アウタパネル1の車両内方側に配設されている。ドアハンドル2の車両後端側の車両内方側には、車両後方側に延在する水平断面略L字型のハンドル支持部24が形成されている。このハンドル支持部24は、上述したハンドルベース11の貫通孔116に挿入可能であり、さらに、ハンドルベース11のハンドル支持係合部117に係合可能である。つまり、ドアハンドル2のハンドル支持部24がハンドルベース11のハンドル支持係合部117に係合することにより、その部位を基点としてドアハンドル2がハンドルベース11に対して車両外方側へ回転できるようになっている。つまり、ドアハンドル2がハンドルベース11に対して車両外方側へ回転した場合には、ベルクランク係合部23が車両外方側へ移動する。なお、ドアハンドル2がハンドル支持部24を基点として車両外方側へ回転する動作を上述した車両外方側動作とする。
(1.1.3.3)ハンドルキャップ3
ハンドルキャップ3については、主として、図2及び図3を参照する。ハンドルキャップ3は、水平断面が略三角形状からなり、アウタパネル1の車両外方側であってドアハンドル2の車両前方側に配設されている。このハンドルキャップ3の車両前端側には、キャップ固定部31が車両内方側に突設して形成されている。このキャップ固定部31は、上述したハンドルベース11のキャップ支持部112にボルトにより固定されている。さらに、ハンドルキャップ3の車両後端側には、アウタパネル1に対して車両内方側に垂直方向にハンドル第3ガイド32が形成されている。このハンドル第3ガイド32は、図3に示すように、後述するドアハンドル2のベルクランク係合部23の車両前方側をガイドしている。
(1.1.3.4)伝達機構(ロック解除伝達部)
伝達機構は、ベルクランク12と、ロッド支持部13と、カウンタウエイト14と、連結ロッド4とを備えている。なお、伝達機構は、図1に示すように、連結ワイヤ6a〜6d及びリモコン装置7も備えている。ここでは、連結ワイヤ6a〜6d及びリモコン装置7の説明は省略する。
ベルクランク12は、略C字型形状に形成されており、開口側が車両内方側を向いて配設されている。このベルクランク12の略C字型形状のほぼ中心付近には、車両前後方向に延在するベルクランク支持軸12aが取り付けられている。そして、ベルクランク支持軸12aの両端側が、上述したハンドルベース11のベルクランク支持軸枢支部115に回転自在に枢支されている。すなわち、ベルクランク12は、ベルクランク支持軸12aの軸心を中心にして揺動可能となる。そして、このベルクランク12の下方端側が、上述したドアハンドル2のベルクランク係合部23に係合している。つまり、ドアハンドル2のベルクランク係合部23が車両外方側へ移動した場合には、その移動に伴ってベルクランク12がベルクランク支持軸12aを中心に図4の時計回りに回転する。さらに、ベルクランク支持軸12aには、スプリング12bが配設されている。このスプリング12bは、ベルクランク12が図4の反時計回り方向に付勢するように作用している。
ロッド支持部13は、車両後方側がベルクランク12の上方端側に一体的に接合され、車両前方側に連結ロッド4を支持するロッド支持端13aを形成している。このロッド支持端13aには、車両前後方向に貫通する連結ロッド4を枢支可能な貫通孔が形成されている。そして、このロッド支持端13aは、ベルクランク支持軸12aの位置よりも上方側に配設されている。さらに、ロッド支持部13の内部には、カウンタウエイト14を埋設している。
連結ロッド4は、ロッド部4aと、突起部4bとからなる。ロッド部4aは、ロッド状からなり、上端側が屈曲形成されている。この屈曲形成されたロッド部4aの端側が、ロッド支持端13aの貫通孔に回転自在に嵌挿されている。すなわち、連結ロッド4は、車両前後方向周りに回転自在とされている。このロッド部4aの下端側は、図1に示すように、中継部材5に連結されている。そして、このロッド部4aが下方側へ移動した場合にリモコン装置7及び各連結ワイヤ6a〜6dを介して各ロック装置8a〜8cがロック解除動作を行うようにされている。突起部4bは、ロッド部4aの中間付近に、ロッド部4aの外周側に突設して形成されている。この突起部4bは、ほぼ円筒形状からなり、ロッド部4aに嵌装して接合している。この突起部4bの具体的な位置は、図3に示すように、ドアハンドル2が車両外方側動作を行っていない状態において、ハンドルベース11の僅かに下方側の位置である。すなわち、ドアハンドル2が車両外方側動作を行っていない状態において、突起部4bは、ハンドルベース11の下端側と後述するロック解除規制部15の切欠部16aが形成されている面との間の高さに配設されていることになる。
(1.1.3.5)ロック解除規制部15
ロック解除規制部15は、図5を参照して説明する。図5に示すように、ロック解除規制部15は、略長方形からなる板状の底面部16と底面部16の3側方に立設された壁面部17とからなる。そして、底面部16のうちの壁面部17が配設されていない開口側のほぼ中央には、切欠部16aが形成されている。この切欠部16aは、2段凹型に形成されている。すなわち、底面部16の外周側に第1段目の凹型16bが形成され、その第1段目の凹型16bの内側に第1段目の凹型16bより小さな第2段目の凹型16cが形成されている。具体的には、第1段目の凹型16bは、底面部16の外周側に略円弧形状に切欠形成されている。この第1段目の凹型16bの円弧径は、上述した連結ロッド4の突起部4bの径よりも僅かに大きくされている。第2段目の凹型16cは、第1段目の凹型16bの内側に、第1段目の凹型16bの円弧よりも小さな径からなる略円弧形状に切欠形成されている。この第2段目の凹型16cの円弧径は、上述した連結ロッド4のロッド部4aの径よりも大きく、かつ、突起部4bの径よりも小さくされている。
このロック解除規制部15は、図2〜図4に示すように、ハンドルベース11の車両前方側の下方側に配設されている。具体的には、ロック解除規制部15の底面部16に形成された切欠部16aが車両内方側に位置するように配設されている。さらには、切欠部16aの第2段目の凹型16cが、連結ロッド4のロッド部4aの車両外方側に位置するように配設されている。さらに、ロック解除規制部15は、連結ロッド4に係合しない位置に配設されている。
そして、ロック解除規制部15の壁面部17の上端側が、ハンドルベース11の下端に接合している。詳細には、ロック解除規制部15の壁面部17の車両前方側の上端がハンドルベース11のキャップ支持部112付近に接合されており、壁面部17の車両後方側の上端がハンドルベース11のハンドル第1ガイド113に接合されている。なお、本実施形態においては、ロック解除規制部15はハンドルベース11と一体的に成形されている。
(1.2)ドア閉状態からの通常の車両用ドアロック装置の動作
上述のように構成される車両用ドアロック装置のドア閉状態からの通常の動作について主として図4を参照して説明する。図4において、実線部分が動作開始前の初期位置を示し、二点差線部分が動作開始後のロック解除位置を示す。ここで、通常の動作とは、後述する車両側面衝突時における動作に対する意味である。すなわち、通常の動作とは、ドア閉状態から乗員により操作された場合における車両用ドアロック装置の動作となる。
通常の動作においては、まず、乗員がドアハンドル2の把持部21を把持して、ドアハンドル21をアウタパネル1及びハンドルベース11に対して車両外方側へ移動させる車両外方側動作を行う。このとき、ドアハンドル2は、ハンドル支持部24を基点として車両外方側へ回転するように移動する。この移動に伴い、図4の二点鎖線にて示すように、ドアハンドル2のベルクランク係合部23が車両外方側へ移動する。
このドアハンドル2のベルクランク係合部23の移動に伴い、ベルクランク係合部23に係合しているベルクランク12がベルクランク支持軸12aの軸心を中心にして図4の時計回り方向に回転する。ベルクランク12が図4の時計回り方向に回転すると、ベルクランク12に一体的に形成されているロッド支持部13が図4の時計回り方向に回転する。ここで、ロッド支持端13aはベルクランク支持軸12aよりも上方側に位置しているので、ベルクランク12の時計回り方向への回転に伴いロッド支持端13aは下方側へ移動することになる。
ロッド支持部13が図4の時計回り方向へ回転することに伴い、ロッド支持部13に連結された連結ロッド4がロッド支持端13aの貫通孔を中心として回転しながら、下方側へ移動する。そして、連結ロッド4が下方側へ移動することにより、上述したように、フロントロック装置8a及びリアロック装置8bがロック解除動作を行う。この結果、スライドドアが開放可能な状態となる。
(1.3)ドア閉状態における車両側面衝突時の車両用ドアロック装置の動作
次に、ドア閉状態における車両側面衝突時の車両用ドアロック装置の動作について図6を参照して説明する。ここでは、車両の側面から他の車両が衝突した場合について説明する。なお、図6において、二点差線部分が動作開始前の初期位置を示し、実線部分が側面衝突時における位置を示す。
車両衝突時には、スライドドアのアウタパネル1が車両内方側へ変形する。ここでは、アウタパネル1のうちのドアハンドル2が配設されている部分の下方側が最も変形する場合について説明する。つまり、図6に示すように、ドアハンドル2付近においては、アウタパネル1の上方側を中心として図6の反時計回り方向に回転するようにアウタパネル1が変形する。そして、アウタパネル1が図6のように車両内方側へ変形した場合には、このアウタパネル1の変形動作に伴い、アウタパネル1の車両内方側に固定されているハンドルベース11が車両内方側へ移動する。具体的には、ハンドルベース11が上方側を中心として図6の反時計回り方向に回転するように移動する。さらには、ハンドルベース11と一体的に成形されているロック解除規制部15も、ハンドルベース11と同様に車両内方側へ移動する。
このとき、ドアハンドル2には車両外方側への慣性力Fが生じて、ドアハンドル2は車両衝突前の位置に残るように作用する。つまり、ドアハンドル2は初期位置に残るように作用するのに対して、ハンドルベース11は車両内方側へ移動する。そうすると、ドアハンドル2は、ハンドルベース11に対して、相対的に車両外方側へ移動するように動作することになる。つまり、このドアハンドル2が車両外方側動作して、上述の通常の動作における乗員によりフロントロック装置8a及びリアロック装置8bのロック解除動作となる。
従って、ベルクランク12がベルクランク支持軸12aの軸心を中心にして図6の時計回り方向に回転しようとする。さらに、ベルクランク12の図6の時計回り方向への回転に伴い、ロッド支持端13aが下方側へ移動しようとし、さらに連結ロッド4が下方側へ移動しようとする。
しかし、連結ロッド4が下方側へ移動しようとするときに、ロック解除規制部15が車両内方側へ移動していることにより、連結ロッド4の突起部4bの下端側がロック解除規制部15の底面部16に当接する。具体的には、ロック解除規制部15が車両内方側へ移動することにより、連結ロッド4のロッド部4aが、ロック解除規制部15の底面部16に形成された第2段目の凹型16cの部分に位置するようになる。そして、ロッド部4aが第2段目の凹型16cの部分を下方側へ移動すると、突起部4bが第2段目の凹型16cの周囲に当接する。その結果、連結ロッド4は下方側への移動を停止する。つまり、フロントロック装置8a及びリアロック装置8bがロック解除動作を行わないので、スライドドアが開放されることがない。
なお、ここでは、車両衝突の際のカウンタウエイト14の作用について説明していないが、このカウンタウエイト14の作用によりドアハンドル2の車両外方側動作を抑止するように作用する。ただし、上述したように、衝突角度や衝突位置によっては、カウンタウエイト14はドアハンドル2の車両外方側動作の抑止効果が少ない場合がある。なお、カウンタウエイト14の詳細な作用については公知であるので詳細な説明は省略する。
(2)第2実施形態
(2.1)第2実施形態の車両用ドアロック装置の全体構成
次に、第2実施形態における車両用ドアロック装置について図7〜図9を参照して説明する。ここで、第1実施形態における車両用ドアロック装置と同一構成については同一符号を付して説明を省略する。なお、第2実施形態における車両用ドアロック装置と第1実施形態における車両用ドアロック装置との相違は、ロック解除規制部である。具体的には、第1実施形態における車両用ドアロック装置のロック解除規制部15をハンドルベース11に一体成形したが、第2実施形態における車両用ドアロック装置のロック解除規制部18はハンドルベース11とは別体に成形してハンドルベース11に固定している。
まず、ロック解除規制部18の形状について図9を参照して説明する。図9に示すように、ロック解除規制部18は、鋼材からなり、略台形形状からなる板状の底面部19と、底面部19の3側方に立設された周囲壁面部20aと、周囲壁面部20aの側方に延在した取付部20bとからなる。そして、底面部19のうちの壁面部20aが配設されていない開口側のほぼ中央には、切欠部19aが形成されている。この切欠部19aは、2段凹型に形成されている。すなわち、底面部19の外周側に第1段目の凹型19bが形成され、その第1段目の凹型19bの内側に第1段目の凹型19bより小さな第2段目の凹型19cが形成されている。具体的には、第1段目の凹型19bは、底面部19の外周側に略円弧形状に切欠形成されている。この第1段目の凹型19bの円弧径は、上述した連結ロッド4の突起部4bの径よりも僅かに大きくされている。第2段目の凹型19cは、第1段目の凹型19bの内側に、第1段目の凹型19bの円弧よりも小さな径からなる略円弧形状に切欠形成されている。この第2段目の凹型19cの円弧径は、上述した連結ロッド4のロッド部4aの径よりも大きく、かつ、突起部4bの径よりも小さくされている。
取付部20bは、略長方形形状の板状からなり、底面部19の開口側から見た場合に、底面部19の左側に立設されている。この取付部20bは、壁面部20aの高さよりも高く形成されており、ハンドルベース11への取付穴20cが2カ所形成されている。
このロック解除規制部18は、図7及び図8に示すように、ハンドルベース11の車両内方側に固定されている。具体的には、ロック解除規制部18の取付部20bの取付穴20cにてボルトによりハンドルベース11のベース凹部111の車両内方側に固定されている。つまり、ロック解除規制部18の取付部20bがハンドルベース11のベース凹部111の車両内方側に配設されており、ロック解除規制部18の底面部19及び周囲壁面部20aがハンドルベース11の車両前方側の下方側に配設されている。さらに、ロック解除規制部18の底面部19に形成された切欠部19aが車両内方側に位置するように配設されている。そして、切欠部19aの第2段目の凹型19cが、連結ロッド4のロッド部4aの車両外方側に位置するように配設されている。さらに、ロック解除規制部18は、連結ロッド4に係合しない位置に配設されている。さらに詳細には、ロック解除規制部18の周囲壁面部20aの車両前方側がハンドルベース11のキャップ支持部112付近に位置しており、周囲壁面部20aの車両後方側がハンドルベース11のハンドル第1ガイド113付近に位置している。
(2.2)車両用ドアロック装置の動作
このように構成される車両用ドアロック装置の動作は、上述した第1実施形態における車両用ドアロック装置の動作と同一であるので詳細な説明を省略する。つまり、ドア閉時の車両側面衝突時において、ロック解除規制部18が連結ロッド4のロック解除伝達動作を規制して、フロントロック装置8a及びリアロック装置8bがロック解除動作を行わないので、スライドドアが開放されることがない。
(3)他の実施形態
上記実施形態においては、ハンドルベース11がアウタパネル1の車両内方側から固定する構成としたが、ハンドルベース11をアウタパネル1の車両外方側から固定する構成としてもよい。この場合であっても、上記実施形態と同様の効果を奏することができる。
車両用ドアロック装置の概略構成を説明するための車両の側面を示す図である。 第1実施形態の車両用ドアロック装置の図1のA−A断面図である。 図2のB部分の背面図である。 図2のC−C断面図である。 ロック解除規制部15の斜視図である。 側面衝突時における車両用ドアロック装置の動作を説明する図である。 第2実施形態の車両用ドアロック装置の図1のA−A断面図である。 図7のB部分の背面図である。 ロック解除規制部18の斜視図である。
符号の説明
1:アウタパネル、 2:ドアハンドル、 3:ハンドルキャップ、 4:連結ロッド4、 5:中継部材、 6a〜6d:連結ワイヤ、 7:リモコン装置、 8a〜8c:ロック装置、 11:ハンドルベース、 12:ベルクランク、 12a:ベルクランク支持軸、 12b:スプリング、 13:ロッド支持部、 13a:ロッド支持端、 14:カウンタウエイト、 4a:ロッド部、 4b:突起部、 15,18:ロック解除規制部、 16,19:底面部、 16a,19a:切欠部、 16b,19b:第1段目の凹型、 16c,19c:第2段目の凹型、 17:壁面部、 20a:周囲壁面部、 20b:取付部、 21:把持部、 22:ハンドル凹部、 23:ベルクランク係合部、 24:ハンドル支持部、 31:キャップ固定部、 32:ハンドル第3ガイド、 111:ベース凹部、 112:キャップ支持部、 113:ハンドル第1ガイド、 114:ハンドル第2ガイド、 115:ベルクランク支持軸枢支部、 116:貫通孔、 117:ハンドル支持係合部

Claims (5)

  1. 車両ドアのアウタパネルに固定されるハンドルベースと、
    前記アウタパネルの車両外方側に配設され前記ハンドルベースに対して車両外方側動作を可能に前記ハンドルベースに支持されたドアハンドルと、
    車体側の係合部材に係合して前記車両ドアをロックするロック装置と、
    前記ドアハンドルと前記ロック装置との間に介装され前記ドアハンドルの前記車両外方側動作を前記ロック装置に伝達するロック解除伝達動作により前記ロック装置をロック解除動作させるロック解除伝達部と、
    を備えた車両用ドアロック装置において、
    さらに、前記アウタパネルの車両内方側に前記アウタパネルに対して固定的に設けられ前記アウタパネルが車両内方側へ変形したときに前記ロック解除伝達部に係合して前記ロック解除伝達部の前記ロック解除伝達動作を規制するロック解除規制部を備えたことを特徴とする車両用ドアロック装置。
  2. 前記ロック解除規制部は、前記ハンドルベースに固定されていることを特徴とする請求項1記載の車両用ドアロック装置。
  3. 前記ロック解除規制部は、前記ハンドルベースと一体成形されていることを特徴とする請求項1記載の車両用ドアロック装置。
  4. 前記ロック解除伝達部は、略ロッド状からなり一端側が前記ドアハンドル側に連結され他端側が前記ロック装置側に連結された連結ロッドを備え、
    前記ロック解除規制部は、前記アウタパネルが車両内方側へ変形したときに前記連結ロッドに係合して前記ロック解除伝達部の前記ロック解除伝達動作を規制することを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の車両用ドアロック装置。
  5. 前記連結ロッドは、ロッド状のロッド部と、前記ロッド部の外周側に突設された突起部とを備え、
    前記ロック解除規制部は、前記アウタパネルが車両内方側へ変形したときに前記連結ロッドの前記突起部に係合して前記ロック解除伝達部の前記ロック解除伝達動作を規制することを特徴とする請求項4記載の車両用ドアロック装置。
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