JP6071056B2 - 車両用ドアラッチの操作中継装置 - Google Patents

車両用ドアラッチの操作中継装置 Download PDF

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本発明は、観音開きのサイドドアに最適な車両用ドアラッチの操作中継装置に関する。
フロントドアとリヤドアとが観音開きするサイドドアを備える車両においては、フロントドアに対応する乗降口とリヤドアに対応する乗降口とが、フロントドアとリヤドアとを同時に開放したときに1つの乗降口を形成する車体構成であるため、センターピラーを車体に設けることができない。このため、リヤドアの前部に縦方向のレインフォースメント等を設けてリヤドアの強度を確保した上で、レインフォースメントが設けられるリヤドアの上部にリヤドアを閉位置に保持するためのアッパドアラッチ、また同じく下部にアッパドアラッチと共にリヤドアを閉位置に保持するためのロアドアラッチが取り付けられ、さらには、フロントシートの着座乗員を拘束するためのシートベルト装置が取り付けられる。
さらに、リヤドアには、フロントドアを開放した状態にあるときのみ、リヤドアを開けるための操作が可能なインサイドハンドル、及び当該インサイドハンドルの操作をアッパドアラッチ及びロアドアラッチに伝達可能に連結される各種可動要素を設けた操作中継装置が設けられる。そして、インサイドハンドル及び操作中継装置もレインフォースメントにより補強されたリヤドアの前部に配置される。
特開2003−252057号公報 特開2005−232716号公報
上述のように、フロントドアとリヤドアとが観音開きする車両においては、リヤドアに取り付けられるアッパドアラッチ、ロアドアラッチ、シートベルト装置及び操作中継装置がそれぞれレインフォースメントにより補強されたリヤドアの前部に上下方向へ並ぶように配置されるため、自ずとシートベルト装置のウェビング(シートベルト)と操作中継装置とが互いに車幅方向に重なり合うような位置関係となる。
しかし、操作中継装置には、インサイドハンドルの操作に連動する可動要素が設けられるため、ウェビングの巻き取り、繰出時に、リヤドア内で上下動するウェビングが可動要素に擦る等して、ウェビングに損傷を与えないような対策を講じる必要がある。対策の一つして、リヤドア内で上下動するウェビングを操作中継装置の可動要素から室内側に大きく離して配置することが考えられるが、このようにすると、シートベルト装置のショルダアンカ及びシートベルトリトラクタが車室内側へ大きく突出するような配置関係となって、室内の内部空間を狭めることとなる。
本発明は、上記課題に鑑み、ウェビングが操作中継装置の可動要素に擦れることを確実に阻止し、ウェビングの巻き取り及び繰出を円滑にした車両用ドアラッチの操作中継装置を提供することを目的とする。
本発明によると、上記課題は、次のようにして解決される。
第1の発明は、車体に開閉可能に支持されると共に、ウェビングを有するシートベルト装置と、閉鎖時に車体側のストライカに係合可能なドアラッチと、開けるときに操作されるインサイドハンドルとが取り付けられるドアに配置される装置であって、前記インサイドハンドルの操作を前記ドアラッチに伝達し得るように中継する車両用ドアラッチの操作中継装置において、前記ドアに固定されるベース部材と、前記ベース部材に配置され、前記インサイドハンドルの前記操作を前記ドアラッチに伝達し得るように作動可能な可動要素とを備え、前記ベース部材は、前記ウェビングの側面に向けて突出し、前記ウェビングの側面が前記可動要素に接触しないように、前記ウェビングの側面に接触しつつ前記ウェビングを巻き取り及び繰出方向へ案内可能なガイド部を有する。これにより、ウェビングの巻き取り時及び繰出時に、ウェビングの側面がベー部材に設けたガイド部に接触しつつ案内されて、ウェビングの可動要素への擦れが防止されるため、ウェビングの損傷を防止し、かつウェビングの円滑な移動を可能にすることができる。
第2の発明は、第1の発明において、前記ガイド部の幅を、前記ウェビングの側面の幅よりも大とする。これにより、ウェビングの側面がガイド部から外れることを防止して、ウェビングをより円滑にガイドすることができる。
第3の発明は、第1または第2の発明において、前記ガイド部を、前記ベース部材を折曲することによって形成する。これにより、部品点数の増加を抑えて、構成の簡素化を図ることができる。
第4の発明は、第1〜3のいずれかの発明において、前記ガイド部は、稜線が前後方向を向くように、前記ウェビングの側面に向けて湾曲状に突出する。これにより、ウェビングの側面をより円滑にガイドすることができ、ウェビングの側面の擦れを最小限に抑えることができる。
第5の発明は、第1〜4のいずれかの発明において、前記可動要素を、前記ベース部材における前記シートベルト装置の前記ウェビングの側面に対向する側と反対側の面に配置する。これにより、ガイド部の突出量を小さくしても、ウェビングの可動要素への接触を確実に防止することができる。
本発明によると、操作中継装置のベース部材に、ウェビングの側面が接触可能なガイド部を設けたことによって、ウェビングの巻き取り時及び繰出時に、ウェビングの側面が操作中継装置の可動要素に擦れることを確実に抑止して、ウェビングの円滑な移動を可能にすることができる。
本発明が適用される車両の側面図である。 本発明が適用される車両の観音開きのサイドドアが開放した状態の要部の側面図である。 本発明の操作中継装置が取り付けられたリヤドアの室内側から見た状態の斜視図である。 図3におけるIV部の拡大図である。 本発明に係る操作中継装置がアンロック状態にあるときの操作中継装置の車外側から見た側面図である。 同じくアンロック状態のときリリース作動したときの操作中継装置の側面図である。 同じくロック状態にあるときの操作中継装置の側面図である。 図5におけるVIII矢視図である。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。
図1、2に示すように、車両1は、車体の側面に設けられるフロントドア2とリヤドア3とで構成される観音開きのサイドドアを備え、フロントドア2に対応する前席乗降口とリヤドア3に対応する後席乗降口とが、両ドア2、3を開いたときに仕切り(センターピラーレス)のない一つの乗降口を形成する。
フロントドア2は、自体の前端に設けられ上下方向の回転軸を有するフロントドアヒンジ(図示略)により車体に枢着されることにより前端を中心にして開閉動作すると共に、内部後端に設けられたフロントドアラッチ4が、リヤドア3を閉じた状態のときのみ、リヤドア3の前端面にボルト止めされたミドルストライカ5に係合することにより閉位置に保持される。フロントドア2の車外側に設けられるアウトサイドハンドル6または室内側に設けられるインサイドハンドル(図示略)がドア開操作されると、フロントドアラッチ4がミドルストライカ5から外れることで、フロントドア2の開放が可能になる。
リヤドア3は、自体の後端に設けられ上下方向の回転軸を有するリヤドアヒンジ(図示略)により車体に枢着されることにより後端を中心にして開閉動作する。
図2、3に示すように、リヤドア3には、前上部にあって、車体のルーフサイドレールにボルト止めされたアッパストライカ9に係合可能なアッパドアラッチ7と、前下部にあって、車体のサイドシルにボルト止めされたロアストライカ10に係合可能なロアドアラッチ8と、前端面にあって、フロントドア2を開けた状態にあるときのみ操作可能なインサイドハンドル11と、前部にあって、インサイドハンドル11の操作をアッパドアラッチ7及びロアドアラッチ8にそれぞれ伝達可能または伝達不能に中継するための操作中継装置12(図3参照)と、フロントシートSの着座乗員が着用可能なウェビング14を有するシートベルト装置13とが取り付けられる。
フロントドア2及びリヤドア3を閉じた状態において、リヤドア3は、アッパドアラッチ7がアッパストライカ9、またロアドアラッチ8がロアストライカ10にそれぞれ係合することにより閉位置に保持され、また、フロントドア2は、フロントドアラッチ4がリヤドア3のミドルストライカ5に係合することにより閉位置に保持される。
各ドア2、3を開放する場合には、先にフロントドア2のアウトサイドハンドル6またはインサイドハンドルを操作してフロントドア2を開放した後、リヤドア3のインサイドハンドル11を操作してリヤドア3を開放する。また、各ドア2、3を閉じる場合には、先にリヤドア3を閉じた後、フロントドア2を閉じる。
シートベルト装置13のウェビング14は、フロントシートSに着座する乗員が着用可能であって、端部がリヤドア3内に取り付けられるシートベルトリトラクタ16に繰り出し及び巻き取り可能に連結され、シートベルリトラクタ16から繰り出された繰出部分が上方へ延びてリヤドア3の室内側に設けられるドアトリム3Bの上部開口から車室内へ導出された後、リヤドア3の上部に取り付けられたショルダアンカ15でその繰出部分が支持及び案内されて室内側に導出される。そして、室内側に導出されたウェビング14の下端部は、リヤドア3の下部に固定される。
ウェビング14における室内側に導出された繰出部分(以下、”室内側繰出ベルト部”と記す)14Aの下端部とショルダアンカ15との間には、ブラケット(図示略)を介してフロアパネルに固定されるバックル(図示略)に係合可能なタングプレート14Cが設けられる。フロントシートSに着座した乗員がウェビング14を着用する場合には、タングプレート14Cをバックルに係合する。これにより、ウェビング14はフロントシートSの着座乗員を拘束する状態を形成する。
タングプレート14Cをバックルから外した場合には、ウェビング14がシートベルトリトラクタ16に巻き込まれることにより、ウェビング14の室内側繰出ベルト部14A及びウェビング14におけるシートベルトリトラクタ16からショルダアンカ15までの繰出部分(以下、”ドア内繰出ベルト部”と記す)14Bは、シートベルトリトラクタ16の張力により真っ直ぐに保持される。これにより、ウェビング14は、未着用状態においてフロントシートSの着座乗員の拘束から解く状態を形成し、フロントドア2を開放した時に前席乗員の乗降を可能にする。
リヤドア3のインナパネルには、リヤドア3の強度を確保するための縦方向の金属製のレインフォースメント3Aが固着される。アッパドアラッチ7、ロアドアラッチ8、インサイドハンドル11、操作中継装置12、ショルダアンカ15及びシートベルトリトラクタ16は、レインフォースメント3Aを介してリヤドア3のそれぞれの位置に取り付けられる。
図5〜8に示すように、操作中継装置12は、アッパドアラッチ7とロアドアラッチ8との間で、かつウェビング14のドア内繰出ベルト部14Bの車幅方向の室外側を向く外面(図8において右を向く面)に対向する位置にあって、レインフォースメント3Aを介してリヤドア3に固定される金属製のベース部材17を備え、ベース部材17における外側面(図8において右を向く側面)側には、インサイドハンドル11に連結部材18を介して連結されるインサイドレバー19と、アッパドアラッチ7及びロアドアラッチ8にボーデンケーブルにより形成される上下方向の連結部材20、21を介して連結されるリリースレバー22と、フロントドア2の開閉に連動するロックレバー23とが設けられる。
ベース部材17は、レインフォースメント3Aを介してリヤドア3にボルト24、25、26止めされる上、中、下の取付部171、172、173と、取付部171、173及び後述の可動要素配置部175よりもウェビング14のドア内繰出ベルト部14Bの外面に向けて突出するガイド部174と、ガイド部174と下取付部173との間にあって、可動要素をなすインサイドレバー19、リリースレバー22及びロックレバー23が配置される室外側を向く面の可動要素配置部175とを一体形成する。なお、中の取付部172は、ウェビング14のドア内繰出ベルト部14Bの移動軌跡に対して後方へずれた位置にあるため、必要に応じてガイド部174よりも室内側に突出させても良い。
ガイド部174は、ウェビング14におけるドア内繰出ベルト部14Bの外面が可動要素に接触しないように、ウェビング14のドア内繰出ベルト部14Bの外面を接触しつつウェビング14を上下方向(巻き取り及び繰出方向)へ案内するものであって、図8に示すようにベース部材17の上部をウェビング14のドア内繰出ベルト部14Bの外面に向けてコ字状に折曲することで形成される。
好ましくは、図5に示すように、ガイド部174の前後幅W1は、ウェビング14の幅W2よりも大になるように形成される。さらにはガイド部174の上部を、稜線が前後方向を向き、かつウェビング14のドア内繰出ベルト部14Bの外面に向けて湾曲状に突出させる。さらには、ガイド部174の表面(ウェビング14のドア内繰出ベルト部14Bの外面が接触する面)に、ウェビング14がシートベルトリトラクタ16から繰り出されるとき及び巻き取られるときのウェビング14の滑り向上を図るための表面処理を施す。
インサイドレバー19は、ベース部材17の可動要素配置部175に車幅方向を向く枢軸27により枢支されると共に、スプリング28により図5〜8において時計方向へ付勢され、常時はベース部材17に設けたストッパ片176に当接した図5、7に示す待機位置に停止している。インサイドレバー19には、回転中心の近傍から前方へ延伸し前方が開口する係合溝部191が設けられる。
フロントドア2を開放した状態で、インサイドハンドル11が操作されると、当該操作は、連結部材18を介してインサイドレバー19に伝達され、インサイドレバー19は、スプリング28の付勢力に抗して枢軸27を中心にして待機位置からリリース方向(図5において反時計方向)へ所定角度回動する。
リリースレバー22は、インサイドレバー19と同軸の枢軸27によりベース部材17の可動要素配置部175に枢支されると共に、スプリング29により図5〜7において時計方向へ付勢され、常時はストッパ片176に当接した図5、7に示す待機位置に停止している。リリースレバー22には、回転中心の近傍から前方へ延伸し、インサイドレバー19の係合溝部191に対して車幅方向へ重なる長孔221が設けられる。また、リリースレバー22の前端部の連結部222は、上方へ延伸する連結部材20を介してアッパドアラッチ7に連結され、同じく後端部の連結部223は、下方へ延伸する連結部材21を介してロアドアラッチ8に連結される。
ロックレバー23は、インサイドレバー19及びリリースレバー22よりも下方の位置にあって、車幅方向を向く枢軸30によりベース部材17の可動要素配置部175に枢支されると共に、スプリング31の付勢力により図5〜7において時計方向へ付勢され、後述のように、フロントドア2が開放しているときには、図5に示すアンロック位置に停止し、また、フロントドア2が閉じているときには、アンロック位置からスプリング31の付勢力に抗して反時計方向へ所定角度回動した図7に示すロック位置に停止する。
ロックレバー23の上端部には、ロックレバー23の回動に伴ってリリースレバー22の長孔221内を前後方向へ移動可能なスライド部材32が連結され、また同じく下端部の連結部231には、連結部材33を介してリヤドア3の前端面の近傍に配置される作動レバー34に連結される。
作動レバー34は、その一部がリヤドア3の前端面に設けた開口を通って前端面に突出し、リヤドア3を閉じた状態でフロントドア2が閉じられると、リヤドア3の前端面に突出している一部がフロントドア2に当接することにより、一部がリヤドア3の前端面から突出する突出位置から没入する没入位置に移動し、当該移動を連結部材33を介してロックレバー23に伝達する。これにより、ロックレバー23は、フロントドア2が開放しているときには、スプリング31の付勢力により図5に示すアンロック位置に保持され、またフロントドア2が閉じられると、作動レバー34の移動によりスプリング31の付勢力に抗してアンロック位置からロック位置へ移動する。
スライド部材32は、後端部が車幅方向を向く軸部321によりロックレバー23の上端部に回動可能に連結されると共に、前端部には、リリースレバー22の長孔221に摺動可能に係合し、かつインサイドレバー19の係合溝部191に係脱可能な係合部322が設けられる。
図5に示すように、ロックレバー23がアンロック位置にあるときには、スライド部材32は、その軸部321が枢軸27の軸線に対して車幅方向に合致すると共に、係合部322がインサイドレバー19のリリース方向への回動をリリースレバー22に伝達し得るようにインサイドレバー19の係合溝部191に係合している。したがって、この状態において、インサイドハンドル11の操作に基づいて、インサイドレバー19がスプリング28の付勢力に抗してリリース方向(図5において反時計方向)へ回動すると、図6に示すように、インサイドレバー19の回動に伴って、スライド部材32及びリリースレバー22もリリース方向(図5において反時計方向)へ回動し、リリースレバー22のリリース作動は、連結部材20、21を介してアッパドアラッチ7、ロアドアラッチ8に伝達される。これにより、アッパドアラッチ7はアッパストライカ9、またロアドアラッチ8はロアストライカ10からそれぞれ外れて、リヤドア3の開放を可能にする。
図7に示すように、ロックレバー23はロック位置にあるとき、すなわち両ドア2、3が閉じているときには、スライド部材32の係合部322がインサイドレバー19の係合溝部191から外れて、インサイドレバー19の回動をリリースレバー22に伝達不能としている。
上述により、操作中継装置12の可動要素(インサイドレバー19、リリースレバー22、ロックレバー23)をベース部材17の可動要素配置部175に配置すると共に、ベース部材17に、ウェビング14のドア内繰出ベルト部14Bの外面に向けて突出し、ドア内繰出ベルト部14Bの外面が接触しつつウェビング14をその繰出及び巻き取り方向へスライド可能に案内可能なガイド部174を設け、そして当該ガイド部174の前後幅W1をウェビング14の幅W2よりも大とし、さらにガイド部174を稜線が前後方向を向く湾曲状にしたことによって、特に、ウェビング14がシートベルトリトラクタ16に巻き取られるとき及び繰り出されるときの、ウェビング14のドア内繰出ベルト部14Bの外面が操作中継装置12の可動要素に擦れることを確実に抑止すると共に、ウェビング14の円滑な移動を可能にすることができる。さらには、観音開きするリヤドア3にシートベルト装置13及び操作中継装置12とを取り付け際に生じる諸問題も解決して、室内空間の拡大を可能にすることができる。
さらには、可動要素をなすインサイドレバー19、リリースレバー22及びロックレバー23の全てを、ベース部材17におけるシートベルト装置13のウェビング14の側面に対向する側と反対側の面の可動要素配置部175に配置したことにより、ガイド部174の突出量を小さくしても、ウェビング14の可動要素に対する接触を確実に防止することができる。
さらには、操作中継装置12と対向するレインフォースメント3Aの部分を、図8に示すように、室外側(図8において右側)へ凹ませることにより、各種可動要素を当該凹ませたスペースに収容できるため、室内空間をより拡大させることが可能となる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で、本実施形態に対して、次のような種々の変形や変更を施すことが可能である。
(i)シートベルリトラクタ16と対向するレインフォースメント3Aの部分に、室外側へ凹ませた凹部を形成する。これにより、シートベルトリトラクタ16を凹部の凹みスペースに納まるように配置可能となるため、ウェビング14の軌跡をレインフォースメント3A側により接近させることが可能となり、室内空間の拡大を図ることが可能となる。
1 車両
2 フロントドア
3 リヤドア
3A レインフォースメント
3B ドアトリム
4 フロントドアラッチ
5 ミドルストライカ
6 アウトサイドハンドル
7 アッパドアラッチ
8 ロアドアラッチ
9 アッパストライカ
10 ロアストライカ
11 インサイドハンドル
12 操作中継装置
13 シートベルト装置
14 ウェビング
14A 室内側繰出ベルト部
14B ドア内繰出ベルト部
14C タングプレート
15 ショルダアンカ
16 シートベルトリトラクタ
17 ベース部材
18 連結部材
19 インサイドレバー
20、21 連結部材
22 リリースレバー
23 ロックレバー
24、25、26 ボルト
27 枢軸
28、29 スプリング
30 枢軸
31 スプリング
32 スライド部材
33 連結部材
34 作動レバー
171、172、173 取付部
174 ガイド部
175 可動要素配置部
176 ストッパ片
191 係合溝部
221 長孔
222、223 連結部
231 連結部
321 軸部
322 係合部

Claims (5)

  1. 車体に開閉可能に支持されると共に、ウェビングを有するシートベルト装置と、閉鎖時に車体側のストライカに係合可能なドアラッチと、開けるときに操作されるインサイドハンドルとが取り付けられるドアに配置される装置であって、前記インサイドハンドルの操作を前記ドアラッチに伝達し得るように中継する車両用ドアラッチの操作中継装置において、
    前記ドアに固定されるベース部材と、
    前記ベース部材に配置され、前記インサイドハンドルの前記操作を前記ドアラッチに伝達し得るように作動可能な可動要素とを備え、
    前記ベース部材は、前記ウェビングの側面に向けて突出し、前記ウェビングの側面が前記可動要素に接触しないように、前記ウェビングの側面に接触しつつ前記ウェビングを巻き取り及び繰出方向へ案内可能なガイド部を有することを特徴とする車両用ドアラッチの操作中継装置。
  2. 前記ガイド部の幅を、前記ウェビングの側面の幅よりも大としたことを特徴とする請求項1記載の車両用ドアラッチの操作中継装置。
  3. 前記ガイド部を、前記ベース部材を折曲することによって形成したことを特徴とする請求項1または2記載の車両用ドアラッチの操作中継装置。
  4. 前記ガイド部は、稜線が前後方向を向くように、前記ウェビングの側面に向けて湾曲状に突出することを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の車両用ドアラッチの操作中継装置。
  5. 前記可動要素を、前記ベース部材における前記シートベルト装置の前記ウェビングの側面に対向する側と反対側の面に配置したことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の車両用ドアラッチの操作中継装置。
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