JP2010064594A - ドア開閉装置のカバー構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】開位置に達したドアと車体側壁間の空間とそこに配備される開閉装置の前方及び上方を覆い、安全性や美観の向上を図れるドア開閉装置のカバー構造を提供する。
【解決手段】リヤドア4と車体側の取付け基部15とを連結し、同ドアを閉鎖位置D1と同位置より車幅方向外側の突出し位置D2との間で移動させるドア開閉装置19と、車体に対して縦中心線Lh回りに揺動可能に枢支され、ドアが閉鎖位置に達した際にドアトリム80の車室内面に重合するとともに、ドアが突出し位置に達した際に縦中心線Lh回りに揺動可能にドア開閉装置を側方から覆う側方カバー75と、側方カバーから延出され、ドアが閉鎖位置D1に達した際にドアトリム80のベルトライン位置の上向き面に重合するとともに、ドアが突出し位置D2に達した際にドア開閉装置を上方から覆う上方カバー754とを備える。
【選択図】図8

Description

本発明は、車両の側壁に設けられた乗降口を開閉するドア開閉装置のカバー構造、特に、全開位置に達したドアと車体側壁部との間の車幅方向の空間であって開閉装置が配備される空間を前側から覆う側方カバーを備えたドア開閉装置のカバー構造に関する。
車両の側壁に設けられた乗降口を開閉するドアであってドアの全開時にドアと車体側壁部との間の車幅方向域に空間が形成される、例えば、スライドドアのような場合、ドアと車両の側壁側とは開閉装置により連結される。この連結装置は乗降口の上下部位にスライドレールを設け、ドアの上下にスライドアームの基端を取り付け、その摺動端をスライドレールに嵌合させた2本レールを用いたものが知られている。これに対し、ドアの上下方向での中央部にスライドレールを設け、スライドレールにスライド可能に嵌合するスライダと車体側基枠とを平行リンクで連結し、これにより、ドアを閉鎖位置と同位置より車幅方向外側に揺動させた突出し位置と同突出し位置より車体後側の全開位置との間でスライド移動させるスイングスライドドアが知られている。
このようなスイングスライドドアはスイングスライドユニットUにより支持されており、例えば、図10に示すように、車体基部であるキャブ床部100の乗降口近傍に平行リンクユニットRU側のべ一ス110を取付け、スイングスライドドア120の内壁面にスライドレール130及び同レールに摺動自在に不図示のスライダーを取付け、揺動端側のスライダーと車体基部側のべース110とを前後一対のアーム150、160を介し水平回動可能にそれぞれピン結合してドアの移動位置を規制する。更に、互いに水平方向に回動可能にピン結合された一組の支持アーム170、180を用いドア120の重心近傍位置とべ一ス110とをそれぞれピン連結し、ドア荷重を支持するというドア荷重支持アーム190を装備している。
その一例が特許文献1や特許文献2に開示される。
このようなドア開閉装置を一部として有するスイングスライドユニットUに開閉されるスイングスライドドア120は、全開位置に達したドアと車体側壁部との間の車幅方向の空間であってスイングスライドユニットUが配備される空間を側方から覆う側方カバーを備え、これにより美観の確保と乗員や物体がスイングスライドユニットUに直接当接することがないようにしている。
そこで、例えば、本出願人により先に提案されている特願2007−256399号に開示され、図11に示すように、不図示のドアの全開時において、ドアと車体側壁間の空間Eとそこに配備されるスイングスライドユニットUの車体側取付け枠Dに対して、前方をアームカバーC1により覆い、上方を上面側方カバーC2により覆うことが提案されている。この場合、これらアームカバーC1と上面側方カバーC2は車体側取付け枠Dに基端部側が枢支され、回動端側がスイングスライドユニットUの不図示の揺動アームや不図示のドア側のトリムの動きに連動するよう形成されている。これにより、ドアと車体側壁間の空間Eや、そこに配備されるスイングスライドユニットUをその前方及び上方からの目線から覆い、しかも、乗員の手や、物がスイングスライドユニットUに当接することを防止している。
特開2003−320964号公報 特開平10−175444号公報
しかし、図11に示すアームカバーC1はドア開閉装置を一部として有するスイングスライドユニットUと連動し、上面側方カバーC2は不図示のドア側のドアトリムに連動するため、別々の揺動機構を必要とするため、コスト高や重量増の要因となる。更に、両カバーの同期した動きを確実に得るには精度管理が非常に難しく、開閉作動が不安定であり、改善が望まれている。
本発明は以上のような課題に基づきなされたもので、目的とするところは、全開位置に達したドアと車体側壁間の空間とそこに配備される開閉装置の側方及び上方を覆い、安全性や美観の向上を図れるドア開閉装置のカバー構造を提供することにある。
前記課題を達成するため請求項1に係る発明は、車体と前記車体のドア開口を開閉するドアとを連結し、同ドアを閉鎖位置と同位置より車幅方向外側の突出し位置との間で移動させるドア開閉装置と、前記車体に対して縦中心線回りに揺動可能に枢支され、前記ドアが閉鎖位置に達した際に前記ドアのドアトリムの車室内面に重合するとともに、前記ドアが前記突出し位置に達した際に前記縦中心線回りに揺動可能に前記ドア開閉装置を側方から覆う側方カバーと、前記側方カバーから延出され、前記ドアが閉鎖位置に達した際に前記ドアトリムのベルトライン位置の上向き面に重合するとともに、前記ドアが前記突出し位置に達した際に前記ドア開閉装置を上方から覆う上方カバーと、を備えることを特徴とする。
請求項2に係る発明は、請求項1に記載のドア開閉装置のカバー構造において、前記ドアは、同ドアの上下方向での略中央部に、前記ドアを前記閉鎖位置と前記突出し位置と同突出し位置より車体後方または前方の全開位置との間でスイングスライド移動させるスイングスライドユニットを備えたスイングスライドドアであって、前記ドア開閉装置は、前記スイングスライドユニットの一部を構成していることを特徴とする。
請求項3に係る発明は、請求項1または請求項2のいずれかに記載のドア開閉装置のカバー構造において、前記側方カバーは、前記ドアが突出し位置に達した際に、縦に伸びる揺動端部が前記ドアトリムに弾性的に当接されることで前記上方カバーと協働して前記ドア開閉装置の側方及び上方側を覆う、ことを特徴とする。
請求項4に係る発明は、請求項1乃至請求項3のいずれか一つに記載のドア開閉装置のカバー構造において、車体のドア開口周縁部に支持され前記側方カバーの揺動基端部を相対変位可能に嵌合すると共に車室側と対向する縦長のカバー嵌合部を形成したピラートリムを備え、前記カバー嵌合部より車幅方向外側で前記側方カバーが揺動し、同側方カバーより車幅方向外側で前記ドアトリムが移動するように形成された、ことを特徴とする。
請求項5に係る発明は、請求項1乃至請求項4のいずれか一つに記載のドア開閉装置のカバー構造において、前記側方カバーの上部であって前記ドアが前記突出し位置より車体後方または前方の全開位置に達した際に、前記ドアトリムと対向する部位に同ドアトリムに取り付けられたドア開閉操作手段の操作を可能とするための切欠部が形成された、ことを特徴とする。
請求項6に係る発明は、請求項1乃至5のいずれか一つに記載のドア開閉装置のカバー構造において、前記ドアトリムのベルトライン位置上向き面には、前記ドアが閉鎖位置に達した際に前記上方カバーが重合する部位に同上方カバーを嵌合可能な上向き凹部が形成される、ことを特徴とする。
請求項1の発明によれば、ドアが突出し位置に達した際に側方カバーの揺動端部がドアトリムに当接することで上方カバーと協働してドア開閉装置の側方及び上方側を覆うことができ側方及び上方側からの目隠しとなるし、特に、側方カバーがドアトリムのベルトライン位置の上向き面に達する高さ位置まで延びそこより上方カバーが横向きに伸びていることで、これらがドア開閉装置に向けて車体側方側の上方より手を入れるということを確実に防止でき、乗員の安全性が向上する。しかも、側方カバーは縦向きで上下に延びるので、車室内方側に突き出すことがなく、この点で側方カバーが室内空間を狭めるということを防止できる。更に、上方カバーの突き出し幅は、単にドアトリムの上向き面の車幅方向の幅を考慮するのみで形成すればよく、全開位置に達したドアと車体側壁部との車幅方向幅に関係なく、容易に形成でき、コスト増を抑制できる。
請求項2の発明によれば、ドア開閉装置がスイングスライドユニットの一部を構成する場合でも、前記ドアが突出し位置や全開位置に達した際に側方カバーの揺動端部がドアトリムに当接することで上方カバーと協働してスイングスライドユニットを成すドア開閉装置の並行リンクや揺動アームの側方及び上方側を確実に覆う目隠しとなるし、乗員の安全性が向上する。
請求項3の発明によれば、ドアが突出し位置に達した際に、縦に伸びる側方カバーの揺動端部がドアトリム側に追従して側方の隙間を常に狭めるように変位した上で、弾性的に当接するので確実にドア開閉装置の側方及び上方を覆うことができ、側方からの確実な目隠しとなる。
請求項4の発明によれば、ドアの変位に連動する側方カバーは常にピラートリムの縦開口縁部より車幅方向外側に位置するので、ピラートリム及び側方カバーが縦開口縁部より車室内方に突出せず、ピラートリム及び側方カバーが室内空間を狭めることを防止できる。
請求項5の発明によれば、側方カバーの上端部でドアトリムと対向する部位に切欠部が形成されるので、ドア開閉操作手段の操作を可能にでき、ドア開閉操作手段の取り付け位置に対するレイアウトの自由度を保持でき、しかも、切欠部を回避した上端側より上方カバーが形成されるので、上方カバーが過度に長くなることによるトリムの上向き面に重合する際の摩擦を低減でき、側方カバーの作動を容易化できる。
請求項6の発明によれば、ドアが閉鎖位置にある場合に上向き凹部に上方カバーを嵌合できるので、ドアトリムの上向き面より上方カバーが厚さ方向である上方に過度に突出することを防止でき、見栄えが向上する。
図1にはこの発明の一実施形態としてのドア開閉装置のカバー構造が適用された車両Bを示す。
この車両Bはセンターピラ5のある自動車であり、前乗降口1を開閉するフロントドア2と、後乗降口3を開閉するスイングスライドドア(以後単にリヤドアと記す)4とを備える。
フロントドア2は前端上下2箇所h1、h2がヒンジ結合され、回動端がセンターピラ5の上下中ほどの後ロック部Jfに不図示のラッチとストライカを用いて離脱可能にロックされる。
一方、リヤドア4は後述のドア開閉装置を一部として有するスイングスライドユニットUに支持され、後乗降口3を閉鎖するドア閉鎖位置D1と、そのドア閉鎖位置D1より車外に突出た突出し位置D2と、突出し位置D2より後方に移動した全開位置D3とに移動可能に支持される。ドア閉鎖位置D1においてリヤドア4はその前端上下ロック部J1、J2が不図示のパワーラッチとストライカを用いてセンターピラ5に2点位置で離脱可能にロックされ、後端上下中ほどの後端ロック部J3が不図示のパワーラッチとストライカを用いてリアピラー60に離脱可能にロックされる。
更に、リヤドア4を具体的に説明する。
図4に示すように、リヤドア4はそのアウタパネル401とドア内空間を介して配備されるインナパネル402とが互いの前後及び下部の外周縁部を相互に一体接合処理されており、しかも、両パネルの上方周縁部には開口が形成される。この開口は不図示のドアガラスの昇降作動域及びその支持部材のサッシュ55を装着可能なように形成される。
更に、ドア内空間にはドアガラスの他に、ドア開閉装置のドア側駆動機構19(図3、4参照)と、制御手段としてのコントローラ30とが装着されている。なお、図3に2点鎖線で示すように、コントローラ30と車体側の電源(不図示)及びメインコントローラ300とがワイヤーハーネスWによって連結される。
ここでドア開閉装置を一部として有するスイングスライドユニットUの制御手段である開閉制御部301はリヤドア4内に配備された制御手段であるコントローラ30の制御機能の一つとして備えられている(図1、3参照)。このコントローラ30は、不図示の車外側のドア開閉スイッチや、図4、図5(a)に示す車内側のドア開閉スイッチSW1の各入力信号を受け取り、開閉制御部301として後述の各アクチュエータを制御する機能を有する。
更に、不図示のラッチ位置検出信号を不図示のハーフラッチセンサやフルラッチセンサより受け取り、ラッチ駆動手段191(図3参照)の不図示のモータをラッチ駆動制御部302とし駆動制御する。更に、ラッチ解除駆動手段192(図3参照)の不図示のソレノイドをラッチ解除制御部303として駆動制御する。
リヤドア4のインナパネル402(図4参照)の車内側面はドアトリム80により覆われる。図2乃至図4に示すようにドアトリム80は後述する平行リンク16の前後アーム31、32を嵌挿するスリット81を前後方向Xに長く形成されることで、上半部80uと下半部80dが分割形成され、全体はインナパネル402の車内側面全体に対して、不図示の係止手段で取付け保持される。
ドアトリム80の上半部80uの中央にはドア側枢支部37が嵌合される横長矩形孔である取付け穴90が形成される(図3、図7(a)〜(c)参照)。ここでドア側枢支部37(図4参照)はドア側のインナパネル402と一体であり、後述するドア荷重支持アーム18側とピン結合される。
更に、図3に示すように、上半部80uの取付け穴90の車体前方側(図8(a)〜(c)で右側)の周縁近傍には揺動する長板状で取付け穴90を車内からの目線より覆う厚板状に形成されたアームカバー91の基端部911が揺動可能に枢着される。
この基端部911は薄膜状の樹脂ヒンジとして形成される。そこより伸びる主部912は長板状をなし、図5(a)、図8(a)に示すように、ドア閉鎖時に取付け穴90とそこに一部が嵌合する第2揺動アーム61及びドア側枢支部37を覆うような形状に形成される。
なお、アームカバー91の主部912には不図示のコイルバネの基端が係止され、コイルバネの他端がドアトリム80側に係止される。これにより、図8(a)〜(c)に示すように、アームカバー91の主部912が第2揺動アーム61の揺動作動に連動して当接するように、弾性的に回動付勢している。
このため、アームカバー91の主部912が少なくとも第2揺動アーム61の移動に追従した状態で同アームの車体前方対向面を覆うことが出来、ドア荷重支持アームに乗員が直接接触することを防止でき、安全性が向上し、美観を向上させることが出来る。
次に、リアピラー60を説明する。
図1、図4に示すように、リアピラー60は車体の後側方部のアウタパネル(クオーターパネル)60bの前端部分とその車内側のインナパネル29(図4にクオーターパネル60bと重なる状態で示した)の前端部分と、不図示のリンフォースとで形成される。
特に、リアピラー60の乗降口後方フランジ部(以後単に後方フランジ部)60f(図4参照)の上下方向での中間部近傍に図1に示すような取付け凹部Tが形成されている。この取付け凹部Tには車外側に向けて開放された凹状部で、上側に後端ロック部J3を取り付けると共にその下方にスイングスライドユニットUの車体側基部であるベース部材15を取付けている。
ドア開閉装置を一部として有するスイングスライドユニットUは、上述のようにリヤドア4を閉鎖位置D1と、突出し位置D2と、全開位置D3とにスライド可能に支持しており、その開閉を後述の開閉制御部301が制御する。
図1、図4、図7(a)に示すように、スイングスライドユニットUの基部であるベース部材15は凹部Tに取付けられ、このベース部材15に対し、平行リンク16の基端部と、ドア荷重支持アーム18の基端部と、ドア側駆動機構19のケーブルエンドpoe、pceと、不図示のワイヤーハーネス等が取付けられる。
図4に示すように、リヤドア4内の空間にはドアガラスのサッシュ55の他に、ドア側駆動機構19を成す、横長のドア支持レール22や、同ドア支持レール22に嵌着されるスライダー24が配備され、更に、リヤドア4内には開閉制御部301としての機能を有するコントローラ30(図3(a)、図7(a)参照)が配備される。
スイングスライドユニットUの開閉装置の一部である平行リンク16は、図4、図7に示すように、リヤドア4の移動軌跡や各位置D1〜D3を位置決めする機能を備える。
平行リンク16の前アーム31及び後アーム32の前、後連結ピン246、245はスライダー24の前後端近傍とそれぞれピン結合される。
スイングスライドユニットUの一部であるドア荷重支持アーム18は平行リンク16の上方に取付けられる。
ドア荷重支持アーム18は、車体側のベース部材15側に形成された基端ボス部41にピン結合される第1支持アーム44と、その枢支端(基端)にピン結合された第2支持アーム61と、第2支持アーム61の揺動端がピン結合されるドア側枢支部37とで構成されている。このようなドア荷重支持アーム18によって、リヤドア4の重心部の荷重を常にベース部材15に伝達し、そこで支持している。
図4に示すように、リヤドア4のドア支持レール22はその内部に主、従レール溝を前後方向X(紙面垂直方向)に長く形成され、このドア支持レール22の内部に不図示の複数のローラを介してスライダー24が摺動自在に嵌着される。これによって、スライダー24が並行リンク16により揺動すると共にスライダー24の複数のローラに対してドア支持レール22が前後方向Xに摺動できる。
次に、リヤドア4内に配備されるスイングスライドユニットUの一部であるドア側駆動機構19を説明する。
図7(a)〜(c)に示すように、ドア側駆動機構19は、リヤドア4内部に配設されたモータMと、モータMに巻取り、巻戻し可能に駆動される巻き取りドラム46と、巻き取りドラム46に引き出し自在に巻き取られる開ケーブル49及び閉ケーブル51(図7(c)参照)と、開ケーブル49を巻きがけるドア支持レール22前端の端部プーリPo1と、閉ケーブル51を巻きがけるドア支持レール22後端の端部プーリPc1と、スライダー24の前側の第1プーリ23fと、前アーム31上の第2プーリpo2(前中間プーリ)と、ベース部材15に支持され開ケーブル49のアンカー部を連結したケーブルエンドpoeと、スライダー24の後側の第1プーリ23rと、後アーム32上の第2プーリpc2(後中間プーリ)と、ベース部材15に支持され閉ケーブル51のアンカー部を連結したケーブルエンドpceと、を備える。
次に、本発明のドア開閉装置のカバー構造の要部を説明する。
図4に示すように、スイングスライドユニットUのベース部材15を装着するリアピラー60の取付け凹部Tの近傍域であって、車内側(図4でYo側)のインナパネル29の前端部分とリアピラー60の後方フランジ部60fとが重なる部位には後述の側方カバー75を枢支するヒンジ部76が取り付けられる。このヒンジ部76は後述の側方カバー75を枢支するもので、図3(a)、図5(a)に示すように、そのヒンジ部76の外周側には、これを車内側より覆うピラートリム74が装着される。
ヒンジ部76は、上下に所定間隔を隔てて配備されると共に基端が後方フランジ部60fに溶着され突端に枢軸s1を枢支する上下枢支部761と、この上下枢支部761間に同軸的に配備されると共に枢軸s1および同枢軸s1と一体で拡径化された基端枢支部762とを備える。この基端枢支部762は側方カバー75の基端部752側と一体結合される。
ここで、上下枢支部761に対して枢軸s1及び基端軸部762(側方カバー75側)が縦向きの回転中心線Lh(縦中心線)回りに回転可能に枢支されている。なお、縦中心線Lh回りに不図示のつる巻きバネが巻き付け配備され、このつる巻きバネの一端が上下枢支部761の一方に、他端が側方カバー75の基端部752近傍にそれぞれ係止されており、これにより側方カバー75がその揺動端部側を弾性的に車外方向(図6(b)の矢示r1側)に回動付勢されている。これにより、側方カバー75は確実にスイングスライドユニットU側のドア荷重支持アーム18や平行リンク16の突端部に当接しつつドアトリム80側に揺動付勢された状態で揺動できる。
側方カバー75は縦中心線Lh回りに回動する縦方向に長く基端軸部762と一体形成された基端部752と、同基端部752と一体で縦向きの板状を成して延出する板状主部751と、同板状主部の上端であって、リヤドア4のドアトリム80のベルトライン位置に形成される上向き面fuに対向するように延出形成された上端部位753から屈曲して横向きに延出する上方カバー754とを備える。
このうち、板状主部751と上方カバー754は共に厚板状で両者の連続部分はカギ型断面をなし、全体は基端部752を含め樹脂成形され、所定の保形性が確保されている。
板状主部751の上下幅b1は、上側のドアトリム80のベルトライン位置に形成される上向き面fuと対向する上端部753と、下側のスイングスライドユニットUのベース部材15より更に所定量下方位置との間隔に設定される。板状主部751の横幅b2は、リヤドア4が全開位置D3に達し、これに連動して板状主部751が縦中心線回りに弾性的に回動してドア荷重支持アーム18側と連動する長板状のアームカバー91の主部912に当接して、車幅方向Yに沿うような覆い位置K2(図4の2点差線で示す位置)に達した際に、板状主部751の縦に伸びる揺動端部756がリヤドア4のドアトリム80に当接するような幅に設定される。
これにより、リヤドア4が全開位置D3に達した際にリヤドア4と車体側壁間の空間Eと、そこに配備されるスイングスライドユニットUと、アームカバー91を板状主部751が前方側から覆うように形成される。
一方、板状主部751の上端部753より上方カバー754が屈曲して延出形成されている。この上方カバー754はリヤドアが全開位置D3に達し、板状主部75が車幅方向Yに向かう位置に達した際に、リヤドア4のドアトリム80のベルトライン位置と同等の高さ位置であって、板状主部751の上端部753より所定量後方におけるリヤドア4と車体側壁間の空間Eを覆うよう形成される。
ここで、図4には2点差線で側方カバー75が車幅方向Yに沿うような向きに達して、即ち、覆い位置K2に達している場合を示すと共に、図4には1点差線で側方カバー75がトリムに重合する状態(ドア閉鎖位置D1における状態にあたる)である、重合位置K1をも便宜上併記した。
ここで、側方カバー75がトリムに重合する1点差線で示す状態において、側方カバー75の上方カバー754の上端部753よりの突き出し量mは、この上方カバー754が上向き面に重合した際に、その先端が上向き面fuよりドアガラス(サッシュ55側)側に当接することがないような長さに設定される。
図4に示すように、板状主部751の上端部753でドアトリム80との対向部分には、同トリムに取り付けられたドア開閉スイッチ(ドア開閉操作手段)SW1の操作を可能とするための切欠部cが形成されている。
このように切欠部cが形成されるので、板状主部751の回動端側がドア開閉スイッチ(ドア開閉操作手段)SW1を本来覆うような位置に移動していても、切欠部cを通してドア開閉スイッチ(ドア開閉操作手段)SW1の操作を可能にできる。更に、ドア開閉スイッチSW1の取り付け位置に対するレイアウトの自由度を保持できる。更に、切欠部cを回避した比較的小幅の上端側部分より上方カバー754が形成されるので、上方カバー754の形状剛性低下を抑制できる。
更に、図3(a)、(b)に示すように、リヤドアが全閉位置D1に達し、板状主部75が前後方向Xに向かう位置に達した際に、板状主部751はその全体がドアトリム80の車内側壁面に重合し、弾性的に同車内側壁面に押圧されるように重合する。この際、上端部753の上方カバー754はドアトリム80のベルトライン位置の上向き面fuに摺接して移動後に上向き凹部fo上に重合する。図3(b)に示すように、上向き凹部foの段差h1は上方カバー754の厚さにほぼ等しくなるように形成され、しかも、上向き凹部foの周縁段部は傾斜面に形成され、上方カバー754の上向き凹部foへの進入、離脱を容易化している。
これによりトリムの上向き面より上方カバー754が厚さ方向である上方に過度に突出することを防止でき、見栄えが向上する。
図3、図4に示すように、ピラートリム74は、インナパネル29とリアピラー60の後方フランジ部60fとが重なり、取付け凹部Tが形成されている上下方向の近傍部分の車内側壁面に取り付けられる。このピラートリム74は、インナパネル29の車内側壁面に固着される縦壁部740と、縦壁部740の前端縁で縦長のカバー嵌合部741と、縦壁部740の上端縁で前端部より車外側に延出する横向き縁部742と、横向き縁部742よりリアピラー60の後方フランジ部60fに沿って所定量斜め後上方に延びるフランジ嵌合部743とを備える。
ピラートリム74は、フランジ嵌合部743の不図示の縦嵌合長溝が、後方フランジ部60f及びインナパネル29の前縁部が溶着された部分に嵌着される。更に、カバー嵌合部741とその上の横向き縁部742とが側方カバー75のヒンジ部76を車内側及び上側より覆うように取付けられている。その上で、縦壁部740が不図示の締結手段によりインナパネル29の車内側壁面に固着されることでずれなく取付け処理されている。
ここで、ピラートリム74は側方カバー75の基端部752及びヒンジ部76を覆うカバー嵌合部741が車内側に最も突き出し、その他の部位はカバー嵌合部741より車外側に位置する。更に、ドア閉鎖時において、図3に示すように、カバー嵌合部741と横向き縁部742とで車内側及び車室上方から基端部752が覆われた側方カバー75はその板状主部751及び横向き縁部742が共に、ドアトリム80の車内側面及び上向き面fuに重なる重合位置K1にあり、カバー嵌合部741より車外側に配備される。しかも、ドアトリム80側は側方カバー75より車外側に配備されている。
このため、ピラートリム74のカバー嵌合部741が車内側に最も突き出し、このカバー嵌合部741が車室幅を規制することとなり、同部をできるだけ車外側に設定配備することで比較的車室幅を大きく確保できる。
次に、ドア開閉装置のカバー構造の作動をリヤドア4の作動と共に説明する。
コントローラ30がドア開指令を受ける前において、リヤドア4が閉鎖位置D1に保持されているとする。この状態では、リヤドア4側の前端上ロック部J1と前端下ロック部J2と後端ロック部J3がロック状態を保持したまま非通電状態に保持されている。
この場合、図8(a)に示すように、後アーム32と前アーム31の揺動端は車内側(図8(a)において下方側)に引き込まれ、両アームの揺動端のスライダー24と共にドア支持レール22が図1に示すリヤドア4を閉鎖位置(図1参照)D1を保持する。
リヤドア4が閉鎖位置D1を保持する状態において、図3(a)、図8(a)に示すように、側方カバー75の板状主部75がドアトリム80の車内側壁面に弾性的に押圧され、重合されている。
この際、図3(a)に示すように、板状主部75の揺動端部より前方にアームカバー91の主部912の一部が位置する。この主部912のドア内側には、第2揺動アーム61の一部及びドア側枢支部37が位置し、覆われた状態にある。このため、ドア荷重支持アーム18に乗員が直接接触することを防止でき、安全性が向上し、美観を向上させることが出来る。しかも、アームカバー91の主部912の後方側部分は板状主部75に覆われる。
更に、リヤドア4が閉鎖位置D1を保持し、側方カバー75が前後方向Xに向かう重合位置K1に保持される場合、板状主部75やアームカバー91やドアトリム80側はカバー嵌合部741より車外側に配備される。このため、側方カバー75やアームカバー91側が車室幅を規制することにはならず、カバー嵌合部741が車室幅を規制することとなり、同部をできるだけ車外側に設定配備することで比較的車室幅を大きく確保できる。
更に、側方カバー75が重合位置K1に保持される状態において、図3、図4に示すように、上方カバー754がドアトリム80の上向き面fuに重合する。
この際、、図3(b)に示すように、上向き凹部foと上方カバー754はほぼ同等の高さ位置を保持し、上方カバー754が上向き面fuに重合することによる、違和感を排除でき、美観の確保を図れる。しかも、上向き凹部foの周縁段部が傾斜面に形成されており、向き壁面fuや上方カバー754の弾性変形も加わり、上方カバー754の上向き凹部foに対しての進入離脱がスムーズに成される利点がある。
次に、ドア開指令を受けたとする。
この場合、図3(a)のコントローラ30のラッチ解除制御部303は、ラッチ解除駆動手段192の不図示のソレノイドを駆動し、閉鎖位置D1のリヤドア4の前端上ロック部J1と前端下ロック部J2と後端ロック部J3をロック解除作動させる。
次いで、開閉制御部301がドア側駆動機構19のモータMを駆動する。この際、図7(a)に2点差線で示すように、開作動ケーブル49のアンカー部を連結したケーブルエンドpoeと、ドア支持レール22上の固定プーリpo1との間に張設されたケーブルが巻き取りドラム46の不図示の開き巻き取り部に巻き取られる。この際、閉作動ケーブル51の緩み側は不図示の閉じ巻き取り部に巻き戻される。
これによって、前アーム31とこれに連動する後アーム32とを閉鎖位置D1より図7(b)、図9に示す突出し位置D2に揺動変位させる。この際、前アーム31が前アーム揺動基点pcfまわりに揺動し、この際、下部の主下向きレール溝33lのストッパ壁部rs(図9参照)に前アーム31の揺動端の前ローラPrfが当接した状態を保ち、更に、前ローラPrf近傍の従前ローラPrfsがストッパ壁部rsの外側にコロ接触状態を保持するので、前ローラ23fの中心線は前後方向Xにずれることを阻止され、確実に平行リンクの揺動変位が成される。
ここで、図8(b)、図7(b)に示すように、リヤドア4が突出し位置D2を保持するまで、平行リンク16及びドア荷重支持アーム18に追従して、側方カバー75が不図示のつる巻きバネの弾性力で車外方向に揺動する。この際、側方カバー75とアームカバー91の揺動端近傍とが当接状態を保持する。この状態においても、これらが隔壁として働き、平行リンク16及びドア荷重支持アーム18と車内の乗員とを区画でき、乗員の安全性を確保でき、美観確保を図れる。
更に、突出し位置D2を経て平行リンク16の揺動は止まり、ドア側駆動機構19の働きで、リヤドア4が突出し位置D2を通過し、平行リンク16の揺動端のスライダー24に対して相対的にドア支持レール22側を図7(c)に示す全開位置にまで摺動操作する。
この際、図8(c)に示すリヤドア4が全開位置D3を保持するまでドア荷重支持アーム18に追従して側方カバー75とアームカバー91がそれぞれ不図示のバネの弾性力を受けることでドアトリム側に追従して側方の隙間を常に狭めるように変位する。その際、図7(b)、(c)に示すように、アームカバー91は荷重支持アーム18に当接し、回動端を前方に振り、その回動端の前側を側方カバー75が覆う状態で揺動する。即ち、側方カバー75はドアトリム側に追従して側方の隙間を常に狭めるように変位する。
更に、リヤドア4が全開位置に達し、側方カバー75が車幅方向Yに沿うような覆い位置K2(図4の2点差線で示す位置)に達した際に、不図示のつる巻きバネの弾性力を受ける側方カバー75がアームカバー91の揺動端に当接し、しかも、側方カバー75の縦に伸びる揺動端部756がリヤドア4のドアトリム80に弾性的に当接できる。
これにより、リヤドア4が全開位置D3に達した際にリヤドア4と車体側壁間の空間Eと、そこに配備されるスイングスライドユニットUと、アームカバー91を側方カバー75の板状主部751が前方側から確実に覆うことができる。このため、確実にドア開閉装置の側方及び上方を覆うことができ、側方からの確実な目隠しとなる。
同時に、ドアトリム80のベルトライン位置と同等の高さ位置にある側方カバー75の上端から所定量屈曲延出してなる上方カバー754が空間E及びスイングスライドユニットUの前側領域を覆う。このため、側方カバー75の板状主部と上方カバー754とが協働してスイングスライドユニットUに向けて車体前方側やその上方より手を入れるということを確実に防止でき、乗員の安全性が向上する。
しかも、側方カバー75の板状主部は縦向きで上下に直状に延びるので、車室内方側に突き出すことがなく、この点で側方カバー75が室内空間を狭めるということを防止できる。更に、上方カバー754の突き出し幅mは、単にドアトリム80の上向き面fuの車幅方向Yの幅を考慮するのみで形成すればよく、全開位置D3に達したドアと車体側壁部との車幅方向幅に関係なく、容易に形成でき、コスト増を抑制できる。
更に、側方カバー75には切欠部cが形成され、板状主部751の回動端側がドア開閉スイッチSW1を本来覆うような位置に移動していても、切欠部cを通してトドア開閉スイッチSW1の操作を容易に行なえる。
更に、側方カバー75に切欠部cが形成されるので、ドア開閉スイッチSW1の取り付け位置に対するレイアウトの自由度を保持できる。
更に、切欠部cを回避した比較的小幅の上端側部分より上方カバー754が形成されるので、上方カバー754を過度に大きく形成する必要もなく、この点で形状剛性低下を抑制できる。
次いで、コントローラ30がドア閉鎖指令を受けるとする。
この場合、駆動源のモータMが駆動され、図7(b)、図7(a)の状態に逆作動し、この閉鎖作動の場合に、側方カバー75やアームカバー91が開作動時と逆にそれぞれ揺動する。これにより、リヤドア4が閉鎖位置直前のハーフラッチ位置に達すると、開閉制御部301がドア側駆動機構19のモータMを停止させる。
次いで、コントローラ30のラッチ駆動制御部302がラッチ駆動手段191の不図示のモータを駆動し、リヤドア4の前端上ロック部J1と前端下ロック部J2と後端ロック部J3をフルラッチ作動させ、リヤドア4を閉鎖位置D1に保持する。
これにより、リヤドア4が閉鎖位置D1を保持し、側方カバー75が前後方向Xに向かう重合位置K1に保持され、アームカバー91やドアトリム80は側方カバー75のカバー嵌合部741より車外側に配備され、車室幅を規制することなく、比較的車室幅を大きく確保できる。更に、上方カバー754がドアトリム80の上向き面fuに重合し、上向き凹部foに嵌合することで、上向き凹部foと上方カバー754がほぼ同等の高さ位置を保持でき、上方カバー754が上向き面fuに重合することによる、違和感を排除でき、美観の確保を図れる。
しかも、上向き凹部foの周縁段部が傾斜面に形成されており、上方カバー754や上向き面fuの弾性変位も加わり、上方カバー754の上向き凹部foに対しての進入離脱がスムーズに成され、摺動抵抗も軽減され、側方カバー75がスムーズに揺動できる。
なお、上述のところにおいて、リヤドア4はスイングスライドユニットUにより前側の閉鎖位置より揺動して突出し位置に達した後、後方の全開位置にスライドするものとして説明したが、これに代えて、不図示のスイングスライドドアが閉鎖位置よりその前方の突出し位置に達するような構成を採るものにも本願発明を適用でき、その場合も図1のスイングスライドドアとほぼ同様の作用効果が得られる。
上述のところにおいて、リヤドア4に本発明を適用するとして説明したが、本発明は2ドアの車両の左右ドア等にも同様に適用でき、同様の作用効果が得られる。
本発明の一実施形態としてのドア開閉装置のカバー構造を備えた車両の概略側面図である。 図1の車両のリヤドアの車内側を示し、(a)は要部斜視図、(b)はドアトリムの分解斜視図である。 図1の車両のリヤドアに用いられるドアトリム及び側方カバーの図で、(a)は両者の正面図、(b)はドアトリムの上向き面とそこに重合する上部カバーの重合部断面図である。 図1の車両のリヤドアとスイングスライドユニットと側方カバーの相対位置を考慮した断面図である。 図1の車両のリヤドアのドアトリム及び側方カバーの要部斜視図であり、(a)は閉鎖位置に達している場合、(b)は全開位置に達している場合を示す。 図1の車両のリヤドアの側方カバーをリアピラー側に枢支するヒンジ部の平面図を示し、(a)は重合位置の場合、(b)は覆い位置の場合を示す。 図1の車両のリヤドアと側方カバーの作動説明図で、(a)はドアが閉鎖位置に達した時の説明図、(b)はドアが全開位置に達した時の説明図である。 図1の車両のリヤドアに用いられるドア荷重支持アーム及び側方カバーの挙動説明図で、(a)はドアが閉鎖位置に達した時の説明図、(b)はドア揺動位置に達した時の説明図、(c)はドア全開位置に達した時の説明図である。 図1の車両のリヤドアに用いられるスイングスライドユニットが突き出し位置に達した場合の拡大作動説明図である。 従来のスイングスライドドアの概略要部斜視図である。 従来のドア開閉装置のカバー構造の要部斜視図である。
符号の説明
3 後乗降口
4 リヤドア
402 インナパネル
15 車体側基部であるベース部材
16 平行リンク
17 ドア摺動機構
18 ドア荷重支持アーム
19 ドア側駆動機構(ドア開閉装置の一部)
191 ラッチ駆動手段
192 ラッチ解除駆動手段
20 ワイヤーハーネス
22 ドア支持レール
30 コントローラ
301 開閉制御部
302 ラッチ駆動制御部
303 ラッチ解除制御部
37 ドア側枢支部
75 側方カバー
751 板状主部
752 基端部
753 上端部位
754 上方カバー
80 ドアトリム
fu 上向き面
Lh 縦中心線
B 自動車(車体)
D1 ドア閉鎖位置
D2 突出し位置
D3 全開位置
M モータ
U スイングスライドユニット
X 前後方向
Y 車幅方向

Claims (6)

  1. 車体と前記車体のドア開口を開閉するドアとを連結し、同ドアを閉鎖位置と同位置より車幅方向外側の突出し位置との間で移動させるドア開閉装置と、
    前記車体に対して縦中心線回りに揺動可能に枢支され、前記ドアが閉鎖位置に達した際に前記ドアのドアトリムの車室内面に重合するとともに、前記ドアが前記突出し位置に達した際に前記縦中心線回りに揺動可能に前記ドア開閉装置を側方から覆う側方カバーと、
    前記側方カバーから延出され、前記ドアが閉鎖位置に達した際に前記ドアトリムのベルトライン位置の上向き面に重合するとともに、前記ドアが前記突出し位置に達した際に前記ドア開閉装置を上方から覆う上方カバーと、
    を備えることを特徴とするドア開閉装置のカバー構造。
  2. 請求項1に記載のドア開閉装置のカバー構造において、
    前記ドアは、同ドアの上下方向での略中央部に、前記ドアを前記閉鎖位置と前記突出し位置と同突出し位置より車体後方または前方の全開位置との間でスイングスライド移動させるスイングスライドユニットを備えたスイングスライドドアであって、
    前記ドア開閉装置は、前記スイングスライドユニットの一部を構成している
    ことを特徴とするドア開閉装置のカバー構造。
  3. 請求項1または請求項2のいずれかに記載のドア開閉装置のカバー構造において、
    前記側方カバーは、前記ドアが突出し位置に達した際に、縦に伸びる揺動端部が前記ドアトリムに弾性的に当接されることで前記上方カバーと協働して前記ドア開閉装置の側方及び上方側を覆う、ことを特徴とするドア開閉装置のカバー構造。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれか一つに記載のドア開閉装置のカバー構造において、
    車体のドア開口周縁部に支持され前記側方カバーの揺動基端部を相対変位可能に嵌合すると共に車室側と対向する縦長のカバー嵌合部を形成したピラートリムを備え、
    前記カバー嵌合部より車幅方向外側で前記側方カバーが揺動し、同側方カバーより車幅方向外側で前記ドアトリムが移動するように形成された、ことを特徴とするドア開閉装置のカバー構造。
  5. 請求項1乃至請求項4のいずれか一つに記載のドア開閉装置のカバー構造において、
    前記側方カバーの上部であって前記ドアが前記突出し位置より車体後方または前方の全開位置に達した際に、前記ドアトリムと対向する部位に同ドアトリムに取り付けられたドア開閉操作手段の操作を可能とするための切欠部が形成された、ことを特徴とするドア開閉装置のカバー構造。
  6. 請求項1乃至5のいずれか一つに記載のドア開閉装置のカバー構造において、
    前記ドアトリムのベルトライン位置上向き面には、前記ドアが閉鎖位置に達した際に前記上方カバーが重合する部位に同上方カバーを嵌合可能な上向き凹部が形成される、ことを特徴とするドア開閉装置のカバー構造。
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