JP6229345B2 - 車両用ドア構造 - Google Patents

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Description

本発明は、車両用ドアの内部に配置されるドアサッシュを備える車両用ドア構造に関するものである。
車両用ドア構造は、ドアサッシュとドアサッシュの内部に組付けられたガラスランとを備えている。ドアサッシュは、例えば長尺状の部材であって、車両用ドアの内部でドアガラスの昇降を案内し、ドアガラスの下降時にはドアガラスを収容する。ガラスランは、弾性を有していて、ドアガラスの縁に接する部材である。
ドアサッシュは、ガラスランに車内側、車外側からそれぞれ接する内側壁、外側壁と、連結壁とを備えている。連結壁は、内側壁と外側壁とを繋ぎ、内側壁および外側壁とともにガラスランを囲っている。
特許文献1には、金属のプレス加工により曲げられて形成された内側壁、外側壁および連結壁の内周に、ガラスランが組み付けられた金属製のドアサッシュが記載されている。なお、このドアサッシュは、ガラスランを組付けるための開口部を有する。開口部は、連結壁に対向する側が開放されて形成され、各壁に囲まれていない。
特開2002−2270号公報
近年、車両の軽量化の要請に伴い樹脂製のドアサッシュが普及している。樹脂製のドアサッシュは、板金製のものに比べて剛性が低く、さらには熱膨張に伴う熱変形やクリープ現象などによる経年劣化の影響も受け易い。なおクリープ現象とは、一定の荷重のもとで材料の変形が時間とともに増加していく現象をいう。
ドアサッシュは、ドアガラスを収容するために長尺状となっていて、さらには緩やかに湾曲した形状を有する場合もある。このような形状を有する樹脂製のドアサッシュでは、湾曲形状の外周側が広がり、ガラスランが組み付けられる内周側は収縮するように変形する。これにより、ドアサッシュでは、各壁で囲まれていない開口部が広がるように変形し易くなる。
ドアサッシュが変形してしまうと、例えば、ドアガラスを正常に収容できなかったり、ドアガラスに位置ずれが生じて雨水が車両用ドアの内部に浸入したり、さらには、周辺のレイアウト部品とドアサッシュとが干渉する可能性もある。
本発明は、このような課題に鑑み、樹脂製のドアサッシュの変形を抑制できる車両用ドア構造を提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、本発明にかかる車両用ドア構造の代表的な構成は、車両用ドアと、車両用ドアの内部でドアガラスの昇降を案内しドアガラスの下降時にはドアガラスを収容する樹脂製の長尺状のドアサッシュと、ドアサッシュの内部に組付けられドアガラスの縁に接する弾性を有するガラスランと、を備えた車両用ドア構造であって、ドアサッシュは、ガラスランに車内側、車外側からそれぞれ接する内側壁、外側壁と、内側壁と外側壁とを繋ぎ内側壁および外側壁とともにガラスランを囲う連結壁と、内側壁、外側壁および連結壁から外部へ立設し各壁を囲う立壁部と、立壁部から車内側に延長され車両用ドアを構成するドアインナパネルに固定される固定部とを備えることを特徴とする。
上記構成では、ドアサッシュの各壁を囲う立壁部を立設し、立壁部から延長した固定部をドアインナパネルに固定している。このため、ドアサッシュは、各壁の外周が立壁部により支持されるので剛性が高まり、変形を抑制できる。また、ドアサッシュは、剛性の高いドアインナパネルに固定部が固定されることで、ドアインナパネルによっても補強される。
さらに、上記構成では、固定部が立壁部から延長されているので、ドアインナパネルの固定点と立壁部との距離を短くできる。よって、ドアサッシュが変形し難くなり、固定点の位置を基準としたときのドアサッシュの位置ずれを抑制し、位置精度を向上できる。なおドアサッシュの位置ずれは、樹脂部品であるドアサッシュの成形誤差や、熱膨張に伴う変形誤差などを加味したものとなる。
上記のドアサッシュは、立壁部に設けられドアサッシュの長手方向に突出したフランジをさらに備え、フランジは、内側壁、外側壁および連結壁の少なくとも1つに当接しているとよい。このように、立壁部に設けられたフランジがドアサッシュの壁に当接しているので、立壁部が変形し難くなる。よって、上記構成では、ドアサッシュの長手方向を軸とする軸周りの捩じれの発生を防止できる。
上記の内側壁および外側壁は、ガラスランと係合する爪部をそれぞれ有し、立壁部は、爪部付近に設けられているとよい。ここで、樹脂製のドアサッシュでは、爪部を成形する場合、爪部付近に金型を抜くための抜き穴を設ける必要がある。このため、ドアサッシュのうち爪部付近は剛性が低くなっている。上記構成では、立壁部を爪部付近に設けているので、ドアサッシュの剛性低下を防止できる。
上記の車両用ドア構造は、車両用ドアの内部に配置されキーシリンダによって車両用ドアをロックするドアロック機構をさらに備え、立壁部は、車両上方から見てドアロック機構を覆っているとよい。
このように、車両上方から見て立壁部がドアロック機構を覆っているので、ドアロック機構は、車両上方から視認されない。よって、不審者が車両上方から覗き込んで工具などを侵入させ、ドアロック機構を解除しようとしても、ドアロック機構にアクセスできない。したがって、上記構成では、防犯性能を高めることができる。さらに、立壁部は、ドアロック機構を覆うようにドアサッシュの各壁から延びているので、より剛性が高くなり、変形し難くなる。
上記の車両用ドア構造は、車両用ドアを構成するドアアウタパネルに取付けられたドアハンドルによって車両用ドアを開閉するドア開閉機構をさらに備え、ドア開閉機構は、車両前後方向に延びる回転軸と、車両用ドアを開放するとき回転軸の周りを回転し車内側に接近する第1軌跡を描くウエイトとを有し、フランジは、第1軌跡よりも車内側にずれた第2軌跡上に位置し、ウエイトが第2軌跡を描くときウエイトに当接するとよい。
ウエイトは、通常時すなわち乗員がドアハンドルを把持して車両用ドアを開放するとき、回転軸の周りで第1軌跡を描く。一方、側突時の衝撃を受けたときには、ウエイトは、車内側に侵入してしまい、第1軌跡よりも車内側にずれた第2軌跡を描く。ウエイトが第2軌跡を描いて移動した場合、車両用ドアは意図せず開放されることになる。
上記構成では、ドアサッシュのフランジが第2軌跡上に位置しているので、側突時にウエイトが車内側に侵入しても、フランジに当接する。よって、フランジは、側突時でのウエイトの移動を規制し、車両用ドアが意図せずに開放されることを防止できる。
本発明によれば、樹脂製のドアサッシュの変形を抑制できる車両用ドア構造を提供することができる。
本実施形態における車両用ドア構造を示す図である。 図1の車両用ドア構造の要部を拡大して示す図である。 図1の車両用ドア構造の内部を拡大して示す図である。 図3の車両用ドア構造のA矢視図である。 図3の車両用ドア構造のB矢視図である。 図5の車両用ドア構造のE−E線に沿った端面を示す図である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。かかる実施形態に示す寸法、材料、その他具体的な数値などは、発明の理解を容易とするための例示に過ぎず、特に断る場合を除き、本発明を限定するものではない。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能、構成を有する要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略し、また本発明に直接関係のない要素は図示を省略する。
図1は、本実施形態における車両用ドア構造100を示す図である。図中では、車両用ドア102を車外側から見た状態を示している。なお車両用ドア102の内部に配置された各部材は、その外形のみを破線で示している。
以下各図に示す矢印X、Y、Zは、車両後側、車両下側、車内側をそれぞれ示している。なお矢印A、Bは、車両前側から車両後側を見た方向、車両上側から車両下側を見た方向をそれぞれ示している。また、以下では車両用ドア構造100を、車両の右側面に配置される車両用ドア102に基づいて説明するが、車両の左側面に配置される車両用ドアを含む車両用ドア構造も同様の機能などを有している。
車両用ドア構造100は、図1に示すように、車両用ドア102と、車両用ドア102の窓枠104を構成するドアアウタパネル106を備えている。ドアアウタパネル106の車外側には、車両用ドア102の開閉時に乗員によって把持されるドアハンドル108が取付けられている。ドアアウタパネル106の車内側、すなわち車両用ドア102の内部には、図1に示すようにドアサッシュ110が配置されている。ドアサッシュ110は、樹脂製の長尺状の部材であり、図示のように、車両上下方向に延びていて緩やかに湾曲している。
図2は、図1の車両用ドア構造100の要部を拡大して示す図である。図2(a)は、図1の一点鎖線で囲んだ領域Cを拡大して示している。図2(b)は、図2(a)のD−D断面図である。ドアサッシュ110は、図2(b)のD−D断面に示すように、その内部にガラスラン112が組付けられている。ガラスラン112は、弾性を有する部材であり、窓枠104に昇降可能に配置されたドアガラス114の縁に接している。なおガラスラン112およびドアガラス114は、図2(a)では図示を省略している。
ドアサッシュ110は、図2(a)および図2(b)に示すように、内側壁116、外側壁118および連結壁120を有する。内側壁116は、図2(b)に示すように、ガラスラン112に車内側から接している。外側壁118は、ガラスラン112に車外側から接している。連結壁120は、内側壁116と外側壁118とを繋ぎ内側壁116および外側壁118とともにガラスラン112を囲っている。
また、ドアサッシュ110は、ガラスラン112を組付けるために、連結壁120に対向する側(ここでは車両前側)が開放された開口部122を有する。ドアサッシュ110は、図2(b)に示すように、内側壁116および外側壁118にそれぞれ形成された爪部124a、124bを有する。ガラスラン112は、ドアサッシュ110の爪部124a、124bに係合することで、ドアサッシュ110からの抜けや、ドアサッシュ110に対する位置ずれが防止される。
図2(b)に示すように、ドアサッシュ110の連結壁120には、孔部126a、126bが形成されている。この孔部126a、126bは、金型成形によって爪部124a、124bを形成する際の型抜き穴である。
なおドアサッシュ110は、図示を省略する例えば2つの金型を突き合わせることで区画される空隙に溶融樹脂を流し込み、その後、この溶融樹脂が固化することで樹脂成形される。そして、ドアサッシュ110の成形後、連結壁120側に位置する金型は、孔部126a、126bを介して所定方向に沿って抜くことができる。
このように、ドアサッシュ110では、爪部124a、124bを成形する場合、爪部124a、124b付近に金型130を抜くための型抜き穴となる孔部126a、126bを設ける必要がある。このため、ドアサッシュ110のうち爪部124a、124b付近は剛性が低くなっている。
また、ドアサッシュ110は、上記したように樹脂製であるため、板金製のものに比べて剛性が低く、さらには熱膨張に伴う熱変形やクリープ現象などによる経年劣化の影響も受け易い。さらに、ドアサッシュ110は、緩やかに湾曲した長尺状であり、各壁に囲まれていない開口部122も有している。このため、ドアサッシュ110では、湾曲形状の外周側が広がり、ガラスラン112が組み付けられる内周側は収縮するように変形し、これにより開口部122が広がるように変形し易くなる。なお開口部122の変形は、ドアサッシュ110の各壁が交差している角部138a、138b(図2(b)参照)の変形に起因して発生することもあり、この角部138a、138bを補強する必要もある。
そこで、ドアサッシュ110は、図2(a)に示すように、爪部124a、124b付近に立壁部140を設け、ドアサッシュ110の剛性低下を防止している。立壁部140は、ドアサッシュ110の内側壁116、外側壁118および連結壁120からドアサッシュ110の長手方向にほぼ直交するように外部へ立設していて、各壁を囲っている。このため、立壁部140は、開口部122が広がるように変形する要因となる各壁の角部138a、138bも囲っていることになる。
また、ドアサッシュ110は、固定部142とフランジ144とをさらに備えている。固定部142は、立壁部140から車内側に延長され、車両用ドア102を構成するドアインナパネル146(図3参照)に固定される部位であり、固定点142aを有する。
フランジ144は、立壁部140に設けられドアサッシュ110の長手方向に突出していて、ドアサッシュ110の各壁のうち例えば外側壁118に当接している。なお外側壁118に当接しているフランジ144は、図2(a)に示すように、車外側に突出した箱形状を有する箱部148の一部を成している。
図3は、図1の車両用ドア構造100の内部を拡大して示す図である。図中では、上記ドアアウタパネル106を省略し、ドアサッシュ110の固定部142に固定点142で固定されたドアインナパネル146を示している。図4は、図3の車両用ドア構造100のA矢視図である。
車両用ドア構造100は、ドアロック機構150とドア開閉機構152とをさらに備える。ドアロック機構150は、ドアハンドル108に組み込まれたキーシリンダ154によって車両用ドア102をロックする機構である。ドアロック機構150は、図4に示すように棒状のキーロッド156を備えている。キーロッド156は、例えばドアラッチ158の不図示のロックレバーに連結されている。キーロッド156は、キーシリンダ154に図示を省略するキーを差し込んで回す動作に連動し、所定方向に移動することでロックレバーを動かす。これにより、ドアラッチ158が所定の機構で車両用ドア102をロックする。
ドア開閉機構152は、ドアハンドル108によって車両用ドア102を開閉する機構である。ドア開閉機構152は、例えばドアサッシュ110の車外側に位置し車両前後方向に延びる回転軸160と、回転軸160の周りを回転するウエイト162とを含む。ドア開閉機構152では、ドアハンドル108が乗員に把持されると、これに連動してウエイト162が回転し、ドアラッチ158が所定の機構で車両用ドア102を開放する。
以下、図5および図6を参照して、ドアロック機構150およびドア開閉機構152に対するドアサッシュ110の配置関係について説明する。図5は、図3の車両用ドア構造100のB矢視図である。なお図中には、窓枠104の車両前後方向に延びる上縁104aと、インナリンフォース164とが示されている。インナリンフォース164は、ドアインナパネル146の車外側に配置されドアインナパネル146を補強する部材であり、立壁部140から延長された固定部142付近を上方から覆っている。
図5に示すように立壁部140は、車両上方から見てドアロック機構150を覆っている。このため、例えば上記キーロッド156が車両上方から視認されることがない。したがって、不審者が車両用ドア102を車両上方から覗き込んで工具などを侵入させ、ドアロック機構150を解除しようとしても、ドアロック機構150にアクセスできず、防犯性能を高めることができる。
図6は、図5の車両用ドア構造100のE−E線に沿った端面を示す図である。ドア開閉機構152の上記ウエイト162は、通常時、すなわち乗員がドアハンドル108を把持して車両用ドア102を開放するとき、回転軸160の周りを回転し、図中一点鎖線で示す第1軌跡Fを描く。
一方、側突時の衝撃を受けたときには、ウエイト162は、車内側に侵入してしまい、第1軌跡Fよりも車内側にずれた第2軌跡Gを描くことが想定される。ウエイト162が第2軌跡Gを描いて車両下方まで移動してしまうと、車両用ドア102は意図せず開放されてしまう。
そこで、ドアサッシュ110では、上記フランジ144が含まれる箱部148をウエイト162の第2軌跡G上に位置させている。このため、ウエイト162が車内側に侵入して第2軌跡Gを描くような側突時に、ウエイト162は箱部148に当接する。したがって、ドアサッシュ110は、側突時のウエイト162の移動を箱部148により規制して、車両用ドア102が意図せずに開放されることを防止できる。
本実施形態における車両用ドア構造100では、ドアサッシュ110の内側壁116、外側壁118および連結壁120を囲う立壁部140を立設し、立壁部140から延長した固定部142をドアインナパネル146に固定している。このため、ドアサッシュ110は、各壁の外周が立壁部140により支持されるので剛性が高まり、変形を抑制できる。
また、立壁部140は、開口部122が広がるように変形する要因となる各壁の角部138a、138bも囲っているので、角部138a、138bを補強でき、開口部122の変形をより確実に抑制できる。また、ドアサッシュ110は、剛性の高いドアインナパネル146に固定部142が固定されることで、ドアインナパネル146によっても補強される。
また、車両用ドア構造100では、固定部142が立壁部140から車内側に延長されているので、ドアインナパネル146の固定点142aと立壁部140との距離を短くできる。なおドアサッシュ110の位置ずれは、樹脂部品であるドアサッシュ110の成形誤差や、熱膨張に伴う変形誤差などを加味したものとなる。よって、上記距離が短くなることで、ドアサッシュ110は変形し難くなり、固定点142aの位置を基準としたときの位置ずれも抑制され、位置精度を向上できる。
また、ドアサッシュ110では、立壁部140に設けられたフランジ144がドアサッシュ110の各壁に当接しているので、立壁部140が変形し難くなる。よって、車両用ドア構造100では、ドアサッシュ110の長手方向を軸とする軸周りの捩じれの発生を防止できる。
さらに、立壁部140は、ドアロック機構150を覆うようにドアサッシュ110の外側壁118から車外側に延びているので、その分幅が広くなって、より剛性が高くなり、変形し難くなる。
上記実施形態では、ドアサッシュ110の内側壁116、外側壁118および連結壁120から、ドアサッシュ110の長手方向に直交するように立壁部140が立設するとしたが、これに限定されない。立壁部140は、ドアサッシュ110の変形を抑制するのであれば、一例としてドアサッシュ110の各壁からドアサッシュ110の長手方向に対して斜めに傾斜して形成されてもよい。
また上記実施形態では、ドアサッシュ110の各壁から立設した立壁部140にウエイト162と当接する箱部148が形成されているとしたが、これに限定されない。すなわち、側突時に車内側に侵入するウエイト162に当接し、ウエイト162の移動を規制可能な剛性を有するのであれば、箱部148に限らず、フランジ144のみで形成されていてもよい。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は係る例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
本発明は、車両用ドアの内部に配置されるドアサッシュを備える車両用ドア構造に利用することができる。
100…車両用ドア構造、102…車両用ドア、104…窓枠、106…ドアアウタパネル、108…ドアハンドル、110…ドアサッシュ、112…ガラスラン、114…ドアガラス、116…内側壁、118…外側壁、120…連結壁、122…開口部、124a、124b…爪部、126a、126b…孔部、138a、138b…角部、140…立壁部、142…固定部、142a…固定点、144…フランジ、146…ドアインナパネル、148…箱部、150…ドアロック機構、152…ドア開閉機構、154…キーシリンダ、156…キーロッド、158…ドアラッチ、160…回転軸、162…ウエイト、164…インナリンフォース

Claims (4)

  1. 車両用ドアと、該車両用ドアの内部でドアガラスの昇降を案内し該ドアガラスの下降時には該ドアガラスを収容する樹脂製の長尺状のドアサッシュと、該ドアサッシュの内部に組付けられ前記ドアガラスの縁に接する弾性を有するガラスランと、を備えた車両用ドア構造であって、
    前記ドアサッシュは、
    前記ガラスランに車内側、車外側からそれぞれ接する内側壁、外側壁と、
    前記内側壁と外側壁とを繋ぎ該内側壁および外側壁とともに前記ガラスランを囲う連結壁と、
    前記内側壁、外側壁および連結壁から外部へ立設し該各壁を囲う立壁部と、
    前記立壁部から車内側に延長され前記車両用ドアを構成するドアインナパネルに固定される固定部とを備え
    当該車両用ドア構造は、前記車両用ドアの内部に配置されキーシリンダによって該車両用ドアをロックするドアロック機構をさらに備え、
    前記立壁部は、車両上方から見て前記ドアロック機構を覆っていることを特徴とする車両用ドア構造。
  2. 前記ドアサッシュは、前記立壁部に設けられ該ドアサッシュの長手方向に突出したフランジをさらに備え、
    前記フランジは、前記内側壁、外側壁および連結壁の少なくとも1つに当接していることを特徴とする請求項1に記載の車両用ドア構造。
  3. 前記内側壁および外側壁は、前記ガラスランと係合する爪部をそれぞれ有し、
    前記立壁部は、前記爪部付近に設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載の車両用ドア構造。
  4. 当該車両用ドア構造は、前記車両用ドアを構成するドアアウタパネルに取付けられたドアハンドルによって該車両用ドアを開閉するドア開閉機構をさらに備え、
    前記ドア開閉機構は、車両前後方向に延びる回転軸と、前記車両用ドアを開放するとき該回転軸の周りを回転し車内側に接近する第1軌跡を描くウエイトとを有し、
    前記フランジは、第1軌跡よりも車内側にずれた第2軌跡上に位置し、前記ウエイトが第2軌跡を描くとき該ウエイトに当接することを特徴とする請求項2に記載の車両用ドア構造。
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