JP2015123938A - 車両用ドア緩衝構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】車両用ドアのオーバーストロークを防止しつつ、車両用ドアの振動に起因する異音の発生を抑制できる車両用ドア緩衝構造を提供することを目的とする。【解決手段】車両用ドア緩衝構造100は、バックドア104と、バックドアを開閉自在に支持する車体パネル108と、バックドアに取付けられバックドアが閉まったときにバックドアと車体パネルとの間に位置するクッションゴム122とを備えた車両用ドア緩衝構造において、車体パネルの車外側に車体パネルから離間して配置されバックドアが閉まったときにクッションゴムと当接する当接領域132を有するリヤバンパ106をさらに備え、当接領域は、リヤバンパを切欠いて形成された開曲線状のスリット152で囲まれた領域であり、車体パネルは、クッションゴムに押されて変形した当接領域を支持することで当接領域およびクッションゴムをはね返す支持面162を有する。【選択図】図5

Description

本発明は、車両用ドアが閉められたとき車両用ドアと車体パネルとの間に位置するクッション材を備えた車両用ドア緩衝構造に関するものである。
自動車などの車両の後部には、バックドアが設置されている。バックドアは、ドアヒンジなどを介して車体パネルによって開閉自在に支持されている。バックドアは、例えば乗員によって閉められるとき、バックドアの重量に加え乗員からの荷重によって加速度を伴う回転運動を生じる。このため、車体パネルは、バックドアが閉められるとき、バックドアから大きな衝撃荷重を受ける。
特許文献1には、バックドアパネルに緩衝材としてのクッションゴムを備えた車両用ドア緩衝構造が記載されている。この車両用ドア緩衝構造では、車体パネルを覆うリヤバンパなどの樹脂部品を設けていて、バックドアが閉められるとき、クッションゴムが樹脂部品を介して車体パネルに当接する。
特開2010−36673号公報
特許文献1に記載の車両用ドア緩衝構造では、車両用ドアのオーバーストローク(行き過ぎ)を考慮して、比較的高い硬度を有するクッションゴムを使用する必要がある。比較的硬度の低いクッションゴムを使用してしまうと、車両用ドアが閉められたときオーバーストロークが発生し、車両用ドアが車体パネルに干渉することで、車体パネルを傷付ける懸念がある。
しかし、比較的硬度の高いクッションゴムを使用すると、車両走行時に車体パネルが振動した場合に、その振動がクッションゴムを介して車両用ドアに伝播し易くなる。その結果、車両には、車両用ドアが振動して異音が発生してしまう。一方、比較的硬度の低いクッションゴムを使用すれば、車両用ドアの振動に起因する異音の発生を抑制し易くなるものの、車両用ドアのオーバーストロークは防止できない。
本発明は、このような課題に鑑み、車両用ドアのオーバーストロークを防止しつつ、車両用ドアの振動に起因する異音の発生を抑制できる車両用ドア緩衝構造を提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、本発明にかかる車両用ドア緩衝構造の代表的な構成は、車両用ドアと、車両用ドアを開閉自在に支持する車体パネルと、車両用ドアに取付けられ車両用ドアが閉まったときに車両用ドアと車体パネルとの間に位置するクッション材とを備えた車両用ドア緩衝構造において、車体パネルの車外側に車体パネルから離間して配置され車両用ドアが閉まったときにクッション材と当接する当接領域を有する樹脂パネルをさらに備え、当接領域は、樹脂パネルを切欠いて形成された開曲線状のスリットで囲まれた領域であり、車体パネルは、クッション材に押されて変形した当接領域を支持することで当接領域およびクッション材をはね返す支持面を有することを特徴とする。
上記構成によれば、車両用ドアを閉めると、車両用ドアに取付けられたクッション材は樹脂パネルの当接領域に当接して衝撃荷重を伝達する。ここで、当接領域は、両端が閉じていない開曲線状のスリットで囲まれているため、スリットの両端の間に位置する切欠かれていない縁を起点として、クッション材に押されてしなるように変形する。この変形によって当接領域は衝撃荷重を吸収する緩衝材の役割を果たす。
しかし当接領域がクッション材の突入を受けるままに変形を続ければ、車両用ドアが車体パネルに対して過剰に突入するオーバーストロークの問題が起こるおそれがある。そこで本願発明では、車体パネルの支持面が当接領域の後ろ盾となって当接領域を支持する。支持面は、当接領域とともに突入してきたクッション材に反力を与え、当接領域およびクッション材をはね返す。これにより当接領域およびクッション材は支持面から離れる。すなわち当接領域は元の位置に戻り、クッション材も当接領域に当接した当初の位置に戻る。このようにクッション材が押し返されるため、クッション材が車体パネルに対して過剰に突入するオーバーストロークの発生を防止できる。
また、上記のように当接領域およびクッション材が車体パネルの支持面から離間するため、走行時に車体パネルが振動したとしても、当接領域(樹脂パネル)およびクッション材を介して車両用ドアに振動が伝播することがない。したがって車両用ドアは振動し難くなり、車両用ドアの振動に起因する異音の発生を抑制できる。
上記課題を解決するために、本発明にかかる車両用ドア緩衝構造の他の代表的な構成は、車両用ドアと、車両用ドアを開閉自在に支持する車体パネルと、車両用ドアに取付けられ車両用ドアが閉まったときに車両用ドアと車体パネルとの間に位置するクッション材とを備えた車両用ドア緩衝構造において、車体パネルは、車両用ドアが閉まったときにクッション材と当接する当接領域を有し、当接領域は、車体パネルを切欠いて形成された開曲線状のスリットで囲まれた領域であり、車両用ドア緩衝構造は、車体パネルの車内側に車体パネルから離間して配置され、クッション材に押されて変形した当接領域を支持することで当接領域およびクッション材をはね返す支持面を有する第1支持部材をさらに備えることを特徴とする。
上記構成によれば、車両用ドアを閉めると、車両用ドアに取付けられたクッション材は車体パネルの当接領域に当接して衝撃荷重を伝達する。当接領域は、両端が閉じていない開曲線状のスリットで囲まれているため、スリットの両端の間に位置する切欠かれていない縁を起点として、クッション材に押されてしなるように変形する。この変形によって当接領域は衝撃荷重を吸収する緩衝材の役割を果たす。
しかし当接領域がクッション材の突入を受けるままに変形を続ければ、車両用ドアが車体パネルに対して過剰に突入するオーバーストロークの問題が起こるおそれがある。そこで本願発明では、車体パネルの車内側に第1支持部材を配置し、第1支持部材の支持面が当接領域の後ろ盾となって当接領域を支持する。支持面は、当接領域とともに突入してきたクッション材に反力を与え、当接領域およびクッション材をはね返す。これにより当接領域およびクッション材は支持面から離れる。すなわち当接領域は元の位置に戻り、クッション材も当接領域に当接した当初の位置に戻る。このようにクッション材が押し返されるため、クッション材が車体パネルに対して過剰に突入するオーバーストロークの発生を防止できる。
また、上記のように当接領域およびクッション材が第1支持部材の支持面から離間するため、走行時に第1支持部材が振動したとしても、当接領域(車体パネル)およびクッション材を介して車両用ドアに振動が伝播することがない。したがって車両用ドアは振動し難くなり、車両用ドアの振動に起因する異音の発生を抑制できる。
上記課題を解決するために、本発明にかかる車両用ドア緩衝構造のさらに他の代表的な構成は、車両用ドアと、車両用ドアを開閉自在に支持する車体パネルと、車体パネルに取付けられ車両用ドアが閉まったときに車両用ドアと車体パネルとの間に位置するクッション材とを備えた車両用ドア緩衝構造において、車両用ドアは、車両用ドアが閉まったときにクッション材と当接する当接領域を有し、当接領域は、車両用ドアの車内側のドアパネルを切欠いて形成された開曲線状のスリットで囲まれた領域であり、車両用ドア緩衝構造は、ドアパネルの車外側にドアパネルから離間して配置され、クッション材に押されて変形した当接領域を支持することで当接領域およびクッション材をはね返す支持面を有する第2支持部材をさらに備えることを特徴とする。
上記構成によれば、車両用ドアを閉めると、車体パネルに取付けられたクッション材は車両用ドアのドアパネルの当接領域に当接して衝撃荷重を伝達する。当接領域は、両端が閉じていない開曲線状のスリットで囲まれているため、スリットの両端の間に位置する切欠かれていない縁を起点として、クッション材に押されてしなるように変形する。この変形によって当接領域は衝撃荷重を吸収する緩衝材の役割を果たす。
しかし当接領域がクッション材の突入を受けるままに変形を続ければ、車両用ドアが車体パネルに対して過剰に突入するオーバーストロークの問題が起こるおそれがある。そこで本願発明では、ドアパネルの車外側に第2支持部材を配置し、第2支持部材の支持面が当接領域の後ろ盾となって当接領域を支持する。支持面は、当接領域とともに突入してきたクッション材に反力を与え、当接領域およびクッション材をはね返す。これにより当接領域およびクッション材は支持面から離れる。すなわち当接領域は元の位置に戻り、クッション材も当接領域に当接した当初の位置に戻る。このようにクッション材が押し返されるため、クッション材が車両用ドアに対して過剰に突入するオーバーストロークの発生を防止できる。
また、上記のように当接領域およびクッション材が第2支持部材の支持面から離間するため、走行時に車体パネルが振動したとしても、クッション材および当接領域(ドアパネル)を介して、車両用ドアの一部である第2支持部材に振動が伝播することがない。したがって車両用ドアは振動し難くなり、車両用ドアの振動に起因する異音の発生を抑制できる。
上記のクッション材は、当接領域に当接したときにスリットの少なくとも一部を跨ぐとよい。これにより、車両用ドアが閉められたとき、クッション材は、当接領域だけでなくスリットを跨いだ周囲にも当接する。このため、当接領域だけでなく、その周囲もクッション材からの衝撃荷重を受けて緩衝材の役割を果たす。またクッション材の移動は、支持面、第1支持部材または第2支持部材に支持された当接領域だけでなく、当接領域の周囲によっても抑制され、オーバーストロークの発生をより十全に防止できる。
上記の当接領域を有するパネルには、クッション材から遠ざかる方向に凹んだ凹部が形成されていて、凹部に当接領域が存在し、支持面と当接領域との第1距離は、当接領域と凹部の周囲の領域との第2距離よりも小さいとよい。このように、当接領域は、パネルに形成された凹部に形成されているため、疲労強度が高くなり、車両用ドアの開閉動作が繰り返されても疲労破壊の発生を低減できる。また、第1距離が第2距離よりも小さいので、当接領域は、衝突荷重により変形したとき支持面に確実に接触し支持面から反力を受けて元の位置に戻り、衝撃荷重をより吸収できる。
当接領域のうちクッション部が当接する面とは反対側の面に設けられたリブをさらに備え、リブは、当接領域のスリットが形成されていない縁を通って当接領域の中心から凹部の周囲の領域まで延びているとよい。このように、当接領域の切欠いていない縁がリブで補強されている。このため、車両用ドアの開閉動作に伴って当接領域が繰り返し変形しても、切欠いていない縁が折れ難くなる。また、当接領域は、中心から凹部の周囲の領域まで延びるリブで補強されているため、衝突荷重を受けて変形しても元の位置に確実に戻る。
本発明によれば、車両用ドアのオーバーストロークを防止しつつ、車両用ドアの振動に起因する異音の発生を抑制できる車両用ドア緩衝構造を提供することができる。
本発明の第1の実施形態における車両用ドア緩衝構造が適用される車両を概略的に示す図である。 図1の車両用ドア緩衝構造のバックドアの一部を示す図である。 図1の車両用ドア緩衝構造のリヤバンパの一部を示す図である。 図3の車両用ドア緩衝構造の断面形状を示す図である。 図1の車両用ドア緩衝構造のバックドアを閉めたときの形状変化を示す図である。 図1の車両用ドア緩衝構造の変形例を示す図である。 本発明の他の実施形態における車両用ドア緩衝構造を示す図である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。かかる実施形態に示す寸法、材料、その他具体的な数値などは、発明の理解を容易とするための例示に過ぎず、特に断る場合を除き、本発明を限定するものではない。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能、構成を有する要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略し、また本発明に直接関係のない要素は図示を省略する。
図1は、本発明の第1の実施形態における車両用ドア緩衝構造100が適用される車両102を概略的に示す図である。図中では、車両102の車両後部に設置されたバックドア104が開いている状態で、車両後側から車両前側に向かって車両102を見た様子を概略的に示している。
車両用ドア緩衝構造100は、図示のように、車両用ドアとして代表的に示されるバックドア104と、樹脂パネルであるリヤバンパ106と、車外側の一部がリヤバンパ106で覆われている車体パネル108とを備えている。車体パネル108は、例えば車両後部を構成する板金製のパネルであって、車両後部に開口部110を形成している。車体パネル108は、開口部110の上縁部112に取付けられたドアヒンジ114、116を介して、バックドア104の一端118を開閉自在に支持する。バックドア104の他端120には、図示のように、クッション材(クッションゴム122、124)が取付けられている。
リヤバンパ106は、車体パネル108の車外側である車両後側に車体パネル108から離間して配置されている(図4(a)参照)。リヤバンパ106は、車体パネル108の開口部110の下縁部126、および下縁部126の車幅方向の端部からそれぞれ上方に延びる側縁部128、130を車両後側から覆っている。リヤバンパ106は、バックドア104が閉まった状態で、クッションゴム122、124と当接する当接領域132、134を有する。
ここで、バックドア104は、例えば乗員によって閉められるとき、バックドア104自体の重量に加え乗員からの荷重を受け、ドアヒンジ114、116を回転中心とする加速度を伴う回転運動を生じる。このため、リヤバンパ106の当接領域132、134は、バックドア104が閉められるとき、クッションゴム122、124を介してバックドア104から大きな衝撃荷重を受ける。以下では、車両左側付近に位置するクッションゴム122、当接領域132の構成などを説明するが、車両右側付近に位置するクッションゴム124、当接領域134も同様の構成などを有する。
図2は、図1の車両用ドア緩衝構造100のバックドア104の一部を示す図である。図2(a)は、クッションゴム122とその周囲を拡大して示す図である。図2(b)は、図2(a)のA−A断面図である。
クッションゴム122は、図2(a)に示すように、バックドア104の車内側を構成するドアパネル136に取付けられていて、円柱状の形状を有している。クッションゴム122は、図2(b)に示すように、ドアパネル136の孔部138に根元140が取付けられ、ドアパネル136から車両前側に突出し平面を成す頂部142を含んでいる。クッションゴム122の頂部142は、バックドア104の閉状態でリヤバンパ106の当接領域132に当接する。
図3は、図1の車両用ドア緩衝構造100のリヤバンパ106の一部を示す図である。図3(a)は、当接領域132とその周囲を拡大して示す図である。図3(b)は、図3(a)のB矢視図であり、当接領域132およびその周囲を車両前側から車両後側に向かって見た状態を示している。
リヤバンパ106は、図3(a)に示すように、車内側すなわち車両前側に凹んだ凹部144と、凹部144の周囲に位置する周辺領域146とを有する。凹部144は、図3(b)に示すように、当接領域132が形成された底部148と、底部148から周辺領域146まで連続して形成された傾斜部150とを含む。図3(b)は図3(a)のB矢視図であるため、図中では周辺領域146に対して底部148が紙面手前に突出した状態で示される。
当接領域132は、図3(b)に示すように、凹部144の底部148を切欠いて形成された開曲線状のスリット152で囲まれた領域である。開曲線状のスリット152とは、スリット152の両端154、156が閉じていない曲線状を有すればよく、図示のように円弧状に限らず、例えば矩形の3辺のみを切り欠いた形状であってもよい。当接領域132は、開曲線状のスリット152で囲まれているため、スリット152の両端154、156の間に位置し切り欠かれていない残余部分(以下、縁158)を有する。
また、リヤバンパ106には、図3(b)に示すように、車両前側の面にリブ160が形成されている。リブ160は、当接領域132の中心付近から当接領域132の縁158を通って、凹部144の底部148および傾斜部150を経て周辺領域146まで延びている。ここで、当接領域132のうちリブ160が設けられた面は、バックドア104が閉じられたとき、クッションゴム122が当接する面とは反対側の面となる(図5参照)。
図4は、図3の車両用ドア緩衝構造100の断面形状を示す図である。図4(a)は、図3(b)のC−C断面図である。図4(b)は、図4(a)の断面形状を模式的に示す図である。図中では、リヤバンパ106に加え、リヤバンパ106から車両前側に離間して配置される車体パネル108も示している。
車体パネル108は、図4(a)に示すように、当接領域132から第1距離Laだけ離間した支持面162を有する。支持面162は、クッションゴム122に押されて変形した当接領域132の例えば上端164に接触し、当接領域132を支持する。また、当接領域132は、図4(a)に示すように、傾斜部150を介して周辺領域146との間で第2距離Lbだけ離間している。そして、図示のように、第1距離Laは、第2距離Lbよりも小さくなっている。以下、La、Lbの大小関係を、図4(b)に示す角度θ1、θ2の大小関係に関連付けて説明する。
まず、図4(b)に示すように、周辺領域146と傾斜部150との境界点Oから、当接領域132の上端164を示す点Dまでの距離をLo、撓み角をθ1、傾斜角をθ2とする。撓み角θ1とは、図中実線で示す変形前の当接領域132と、当接領域132がクッションゴム122に押されて変形した後の図中点線で示す当接領域132とが成す角度である。変形後の当接領域132は、第1距離Laだけ離間した支持面162に点Dが接触した状態となる。傾斜角θ2は、境界点Oと点Dとを結ぶ直線と周辺領域146とが成す角度である。そして、図示のように、撓み角θ1は、傾斜角θ2よりも小さく設定されている。
このような前提の下、以下の式が成り立つ。
La+Lb=Lo・sin(θ1+θ2) (1)
Lb=Lo・sinθ2 (2)
式(1)、式(2)から、以下の関係が導出される。
La=Lo・sin(θ1+θ2)−Lb
=Lo・sinθ1cosθ2+Lo・cosθ1sinθ2−Lb
=Lo・sinθ1cosθ2+Lb・cosθ1−Lb
La≦Lo・sinθ1 (3)
このように式(2)、式(3)から、撓み角θ1が傾斜角θ2よりも小さければ、第1距離Laは、第2距離Lbよりも小さくなることが明らかである。
ここで、撓み角θ1を傾斜角θ2よりも小さく設定した理由を説明する。当接領域132の変形(撓み)は、弾性変形の範囲内にあるものの、撓むことで変形起点に負荷がかかる。このため、バックドア104の開閉動作が繰り返し行われると、当接領域132の変形起点の疲労破壊が懸念される。よって、当接領域132の変形起点での応力を緩和することが重要となる。
そこで、車両用ドア緩衝構造100では、当接領域132が位置する凹部144の剛性に寄与する傾斜角θ2に対して撓み角θ1を小さく設定することで、凹部144の剛性を確保した。その結果、第1距離Laは、第2距離Lbよりも小さくなる。したがって、凹部144内に位置する当接領域132は、バックドア104の開閉動作に伴って繰り返し撓んだとしても、疲労破壊が低減される。さらに、当接領域132は、クッションゴム122に押されて変形した後、支持面162に確実に接触しそれ以上の撓みが生じない。
図5は、図1の車両用ドア緩衝構造100でバックドア104を閉めたときの形状変化を示す図である。図5(a)は、クッションゴム122が当接領域132に当接した直後の状態を示している。図5(b)は、図5(a)に示す当接領域132のさらに後の状態を示している。
まず、バックドア104を閉めると、バックドア104に取付けられたクッションゴム122は、リヤバンパ106の当接領域132に頂部142が当接して衝撃荷重を伝達する。ここで、当接領域132は、両端154、156が閉じていない開曲線状のスリット152で囲まれている。このため、当接領域132は、スリット152の両端154、156の間に位置する切欠かれていない縁158を起点として、クッションゴム122に押されてしなるように変形する。この変形によって当接領域132は、衝撃荷重を吸収する緩衝材の役割を果たす。
しかし当接領域132がクッションゴム122の突入を受けるままに変形を続ければ、バックドア104が車体パネル108に対して過剰に突入するオーバーストロークの問題が起こるおそれがある。そこで本実施形態では、車体パネル108の支持面162が当接領域132の後ろ盾となって当接領域132を支持する。すなわち当接領域132は、図5(a)の矢印Eに示すように変形して、車体パネル108の支持面162に上端164が接触する。
支持面162は、当接領域132とともに突入してきたクッションゴム122に反力を与え、当接領域132およびクッションゴム122をはね返す。これにより当接領域132およびクッションゴム122は支持面162から離れる。すなわち当接領域132は、支持面162から反力を受け、図5(b)の矢印Fに示すように、支持面162から離れ再び元の位置に戻り、クッションゴム122も当接領域132に当接した当初の位置に戻る。このようにクッションゴム122が押し返されるため、クッションゴム122が車体パネル108に対して過剰に突入することがない。したがって、車両用ドア緩衝構造100では、バックドア104が閉状態になるとき、オーバーストロークの発生を防止できる。
車両用ドア緩衝構造100では、リヤバンパ106の当接領域132およびクッションゴム122が、車体パネル108の支持面162から離間する。このため、車両用ドア緩衝構造100では、走行時に車体パネル108が振動したとしても、リヤバンパ106の当接領域132およびクッションゴム122を介して、バックドア104に振動が伝播することがない。したがって、バックドア104は振動し難くなり、バックドア104の振動に起因する異音の発生を抑制できる。
リヤバンパ106に形成された凹部144は、クッションゴム122から遠ざかる方向に凹んでいるため、その分、ドアパネル136のうちクッションゴム122が取付けられた周辺と凹部144との間が離れることになる。このため、車両用ドア緩衝構造100では、運転時の上下動や加減速によるバックドア104の動き(低周波振動)を車体に伝播しないことにより、リヤフロアー等の低周波振動を低減し、車室内の低周波騒音を低減できる。さらに、車両用ドア緩衝構造100では、タイヤ等から入るロードノイズ(高周波振動)をバックドア104に伝播しないことで、バックドア104の振動を低減し、車室内の高周波騒音を低減できる。
当接領域132は、リヤバンパ106に形成された凹部144に形成されているため、疲労強度が高くなり、バックドア104の開閉動作が繰り返されても疲労破壊の発生を低減できる。また、当接領域132のうちクッションゴム122が当接する面とは反対側の面にリブ160が設けられていて、当接領域132の切欠いていない縁158がリブ160で補強されている。このため、当接領域132は、クッションゴム122に押されて繰り返し変形しても、切欠いていない縁158が折れ難くなり、衝突荷重を受けて変形しても元の位置に確実に戻る。よって、車両用ドア緩衝構造100では、バックドア104のオーバーストロークを確実に防止できる。
当接領域132の形状変化によって衝撃荷重が吸収されるので、クッションゴム122は、適宜の硬度を有する材質で成形してよい。このため、一例として、比較的硬度の高いゴムと硬度の低いゴムとを、2色成形法により結合したクッションゴムを成形し、このクッションゴムを使用して、オーバーストロークの防止および振動の低減を図る必要もなく、部品コストが増加することもない。
図6は、図1の車両用ドア緩衝構造100の変形例を示す図である。以下では、車両用ドア緩衝構造100と同一部材には同一符号を付し、説明を適宜省略する。
変形例の車両用ドア緩衝構造100Aは、図示のように、当接領域132の縁158から上端164までの距離Lcよりも、クッションゴム122Aの径Ldが大きい点で、上記車両用ドア緩衝構造100と異なる。このため、車両用ドア緩衝構造100Aでは、クッションゴム122Aが当接領域132に当接したときにスリット152を跨ぐことになる。
これにより、バックドア104Aが閉められたとき、クッションゴム122Aは、当接領域132だけでなくスリット152を跨いだ凹部144の傾斜部150にも頂部142Aが当接する。このため、車両用ドア緩衝構造100Aでは、当接領域132だけでなくその周囲の傾斜部150もクッションゴム122Aからの衝撃荷重を受けて緩衝材の役割を果たす。よって、車両用ドア緩衝構造100Aでは、クッションゴム122Aの移動が支持面162に支持された当接領域132だけでなく、当接領域132の周囲の傾斜部150によっても抑制され、オーバーストロークの発生をより十全に防止できる。
図7は、本発明の他の実施形態における車両用ドア緩衝構造100B、100Cを示す図である。図7(a)は、本発明の第2の実施形態における車両用ドア緩衝構造100Bを示す図である。図7(b)は、本発明の第3の実施形態における車両用ドア緩衝構造100Cを示す図である。
車両用ドア緩衝構造100Bは、図7(a)に示すように車体パネル108Aに当接領域132Aを形成している点、車体パネル108Aの車内側すなわち車両前側に離間して配置された第1支持部材(リンフォース166)に支持面168を形成している点で、上記車両用ドア緩衝構造100と異なる。
車体パネル108Aは、図示のように、車両前側に凹んだ凹部144Aと、周辺領域146Aとを有する。凹部144Aは、当接領域132Aが形成された底部148Aと、底部148Aから周辺領域146Aまで連続して形成された傾斜部150Aとを含む。
車両用ドア緩衝構造100Bでは、バックドア104を閉めると、ドアパネル136に取付けられたクッションゴム122は、車体パネル108Aの当接領域132Aに頂部142が当接して衝撃荷重を伝達する。このとき、当接領域132Aは、開曲線状のスリット152Aにより切欠いていない縁158Aを起点として、クッションゴム122に押されてしなるように変形する。この変形によって当接領域132Aは、衝撃荷重を吸収する緩衝材の役割を果たす。また縁158Aは、リブ160Aによって補強されている。
本実施形態では、リンフォース166の支持面168が当接領域132Aの後ろ盾となって当接領域132Aを支持する。すなわち、変形した当接領域132Aは、リンフォース166の支持面168に上端164Aが接触する。
支持面168は、当接領域132Aとともに突入してきたクッションゴム122に反力を与え、当接領域132Aおよびクッションゴム122をはね返す。このようにして、当接領域132Aは、支持面168から離れ再び元の位置に戻り、クッションゴム122も当接領域132Aに当接した当初の位置に戻る。このようにクッションゴム122が押し返されるため、クッションゴム122が車体パネル108Aに対して過剰に突入することがない。したがって、車両用ドア緩衝構造100Bでは、バックドア104が閉状態になるとき、オーバーストロークの発生を防止できる。
車両用ドア緩衝構造100Bでは、車体パネル108Aの当接領域132Aおよびクッションゴム122がリンフォース166の支持面168から離間する。このため、車両用ドア緩衝構造100Bでは、走行時にリンフォース166が振動したとしても、車体パネル108Aの当接領域132Aおよびクッションゴム122を介して、バックドア104に振動が伝播することがない。したがってバックドア104は振動し難くなり、バックドア104の振動に起因する異音の発生を抑制できる。
車両用ドア緩衝構造100Cは、図7(b)に示すように、車体パネル108Bにクッションゴム122Bが取付けられている点、ドアパネル136Aに当接領域132Bを形成している点、さらに、第2支持部材(リンフォース170)に支持面172を形成している点で、上記車両用ドア緩衝構造100と異なる。またリンフォース170は、図7(b)に示すように、ドアパネル136Aの車外側すなわち車両後側に離間して配置されている。
クッションゴム122Bは、図示のように、車体パネル108Bの孔部138Bに根元140Aが取付けられ、車体パネル108Bから車両後側に突出し平面を成す頂部142Bを含んでいる。ドアパネル136Aは、図示のように、車両後側に凹んだ凹部144Bと、周辺領域146Bとを有する。凹部144Bは、当接領域132Bが形成された底部148Bと、底部148Bから周辺領域146Bまで連続して形成された傾斜部150Bとを含む。
車両用ドア緩衝構造100Cでは、バックドア104Bを閉めると、車体パネル108Bに取付けられたクッションゴム122Bは、ドアパネル136Aの当接領域132Bに頂部142Bが当接して衝撃荷重を伝達する。このとき、当接領域132Bは、開曲線状のスリット152Bにより切欠いていない縁158Bを起点として、クッションゴム122Bに押されてしなるように変形する。この変形によって当接領域132Bは、衝撃荷重を吸収する緩衝材の役割を果たす。また縁158Bは、リブ160Bによって補強されている。
本実施形態では、リンフォース170の支持面172が当接領域132Bの後ろ盾となって当接領域132Bを支持する。すなわち、変形した当接領域132Bは、リンフォース170の支持面172に上端164Bが接触する。
支持面172は、当接領域132Bとともに突入してきたクッションゴム122Bに反力を与え、当接領域132Bおよびクッションゴム122Bをはね返す。このようにして、当接領域132Bは、支持面172から離れ再び元の位置に戻り、クッションゴム122Bも当接領域132Bに当接した当初の位置に戻る。このようにクッションゴム122Bが押し返されるため、クッションゴム122Bがバックドア104Bに対して過剰に突入することがない。したがって、車両用ドア緩衝構造100Cでは、バックドア104Bが閉状態になるとき、オーバーストロークの発生を防止できる。
車両用ドア緩衝構造100Cでは、ドアパネル136Aの当接領域132Bおよびクッションゴム122Bがリンフォース170の支持面172から離間する。このため、車両用ドア緩衝構造100Cでは、走行時に車体パネル108Bが振動したとしても、クッションゴム122Bおよびドアパネル136Aの当接領域132Bを介して、バックドア104Bの一部であるリンフォース170に振動が伝播することがない。したがってバックドア104Bは振動し難くなり、バックドア104Bの振動に起因する異音の発生を抑制できる。
上記各実施形態では、車両用ドアとしてバックドアを前提として説明したが、これに限られず、例えば、サイドドアと車体側部を構成する車体パネルの間にクッションゴムを配置するようにしてもよい。この場合には、サイドドアまたは車体パネルに当接領域を形成し、当接領域を支持する支持面を車体パネルのリンフォースまたはサイドドアのリンフォースに形成すればよい。このようにすれば、サイドドアのオーバーストロークを防止しつつ、サイドドアの振動に起因する異音の発生を抑制できる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は係る例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
本発明は、車両用ドアが閉められたとき車両用ドアと車体パネルとの間に位置するクッション材を備えた車両用ドア緩衝構造に利用することができる。
100、100A、100B、100C…車両用ドア緩衝構造、102…車両、104、104A、104B…バックドア、106…リヤバンパ、108、108A、108B…車体パネル、110…開口部、114、116…ヒンジ、122、122A、122B、124…クッションゴム、132、132A、132B、134…当接領域、136、136A…ドアパネル、142、142A、142B…頂部、144、144A、144B…凹部、146、146A、146B…周辺領域、148、148A、148B…底部、150、150A、150B…傾斜部、152、152A、152B…スリット、158、158A、158B…縁、160、160A、160B…リブ、162、168、172…支持面、164、164A、164B…上端、166、170…リンフォース

Claims (6)

  1. 車両用ドアと、該車両用ドアを開閉自在に支持する車体パネルと、該車両用ドアに取付けられ該車両用ドアが閉まったときに該車両用ドアと前記車体パネルとの間に位置するクッション材とを備えた車両用ドア緩衝構造において、
    前記車体パネルの車外側に該車体パネルから離間して配置され前記車両用ドアが閉まったときに前記クッション材と当接する当接領域を有する樹脂パネルをさらに備え、
    前記当接領域は、前記樹脂パネルを切欠いて形成された開曲線状のスリットで囲まれた領域であり、
    前記車体パネルは、前記クッション材に押されて変形した前記当接領域を支持することで該当接領域および前記クッション材をはね返す支持面を有することを特徴とする車両用ドア緩衝構造。
  2. 車両用ドアと、該車両用ドアを開閉自在に支持する車体パネルと、該車両用ドアに取付けられ該車両用ドアが閉まったときに該車両用ドアと前記車体パネルとの間に位置するクッション材とを備えた車両用ドア緩衝構造において、
    前記車体パネルは、前記車両用ドアが閉まったときに前記クッション材と当接する当接領域を有し、
    前記当接領域は、前記車体パネルを切欠いて形成された開曲線状のスリットで囲まれた領域であり、
    当該車両用ドア緩衝構造は、前記車体パネルの車内側に該車体パネルから離間して配置され、前記クッション材に押されて変形した前記当接領域を支持することで該当接領域および前記クッション材をはね返す支持面を有する第1支持部材をさらに備えることを特徴とする車両用ドア緩衝構造。
  3. 車両用ドアと、該車両用ドアを開閉自在に支持する車体パネルと、該車体パネルに取付けられ該車両用ドアが閉まったときに該車両用ドアと前記車体パネルとの間に位置するクッション材とを備えた車両用ドア緩衝構造において、
    前記車両用ドアは、該車両用ドアが閉まったときに前記クッション材と当接する当接領域を有し、
    前記当接領域は、前記車両用ドアの車内側のドアパネルを切欠いて形成された開曲線状のスリットで囲まれた領域であり、
    当該車両用ドア緩衝構造は、前記ドアパネルの車外側に該ドアパネルから離間して配置され、前記クッション材に押されて変形した前記当接領域を支持することで該当接領域および前記クッション材をはね返す支持面を有する第2支持部材をさらに備えることを特徴とする車両用ドア緩衝構造。
  4. 前記クッション材は、前記当接領域に当接したときに前記スリットの少なくとも一部を跨ぐことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の車両用ドア緩衝構造。
  5. 前記当接領域を有するパネルには、前記クッション材から遠ざかる方向に凹んだ凹部が形成されていて、該凹部に前記当接領域が存在し、
    前記支持面と前記当接領域との第1距離は、該当接領域と前記凹部の周囲の領域との第2距離よりも小さいことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の車両用ドア緩衝構造。
  6. 前記当接領域のうち前記クッション部が当接する面とは反対側の面に設けられたリブをさらに備え、
    前記リブは、前記当接領域の前記スリットが形成されていない縁を通って該当接領域の中心から前記凹部の周囲の領域まで延びていることを特徴とする請求項5に記載の車両用ドア緩衝構造。
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