JP6409693B2 - 車両ドア用インサイドハンドル - Google Patents

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Description

本発明は、車両ドア用インサイドハンドルに関する。
図8は、車両ドアの車内側面に回転可能に支持されるインサイドハンドル100を示している。インサイドハンドル100は、車両ドアに装着されたときにその軸線が上下方向を向く回転中心101を備えている。即ち、インサイドハンドル100は、その回転中心101を中心に回転可能として車両ドアに支持される。
そしてインサイドハンドル100が回転中心101を中心にして車両ドアに対して回転されると、車両ドアに内蔵されたロック装置がアンラッチ状態(車両ドアを車体に対して開放可能な状態)となる。
このインサイドハンドル100は、樹脂製のハンドル本体の表面を金属製メッキにより被覆した構造である。
インサイドハンドル100は、車両ドアに装着されたときに車内側面を構成する車内側意匠面102と、車両ドアに装着されたときに車外側面を構成する車外側意匠面103と、車両ドアに装着されたときに底面を構成する底面構成面104と、を備えている。
図8に示すようにインサイドハンドル100の底面構成面104には、略三角形をなす凹部105が形成されている。図示するように凹部105の車内側意匠面102側の内面は、底面構成面104の車内側意匠面102側の側縁部に沿って延びる形状である。一方、凹部105の車外側意匠面103側の内面は、底面構成面104の車外側意匠面103側の側縁部に沿って延びる形状である。さらにインサイドハンドル100の凹部105の両側に位置する部位は共に、インサイドハンドル100の長手方向に延びる薄肉部106、107を構成している。凹部105の車内側意匠面102側の内面と車外側意匠面103側の内面は、インサイドハンドル100の先端側に位置する端部同士が互いに接続している。即ち、インサイドハンドル100は、薄肉部106、107の一方の端部同士を接続する接続部位108を有している。
この凹部105は、樹脂材料を用いたハンドル本体の成形時に成形されるものである。そしてこの凹部105は、インサイドハンドル100の軽量化、及び、ハンドル本体の成形時のヒケの発生抑制に寄与する。
特開2008−38378号公報
(発明が解決しようとする課題)
樹脂製のハンドル本体は高温時に熱膨張を起こす。そのため、インサイドハンドル100が製造後に高温化することにより二つの薄肉部106、107が熱膨張を起こすと、図8の矢印で示したように各薄肉部106、107が接続部位108を中心に互いに離間する方向に歪む(変形する)ことがある。
仮に各薄肉部106、107がこのような態様で熱膨張を起こすと、インサイドハンドル100は接続部位108において大きな歪みを発生するおそれがある。
すると、この大きな歪みに起因する応力が接続部位108において発生し、この応力がメッキの許容応力を超えたときに、メッキが接続部位108において大きくヒビ割れする可能性がある。そして大きくヒビ割れした場合は、このヒビ割れが車の乗客の視界に入りやすい車内側意匠面102や車外側意匠面103にまで及ぶおそれがある。
そのため、従来はメッキを厚めに形成していた。このようにすれば、インサイドハンドル100の高温化に起因して接続部位108に大きな応力が発生しても、この応力に起因してメッキが接続部位108において大きくヒビ割れするおそれは低くなる。その結果、接続部位108で発生したヒビ割れが車内側意匠面102や車外側意匠面103にまで及ぶおそれは小さくなる。
しかしメッキを厚めに形成すると、インサイドハンドル100の製造コストが高くなってしまう。
本発明は、メッキを厚くすることなく、インサイドハンドルの高温化に起因する車外側意匠面や車内側意匠面におけるメッキのヒビ割れを効果的に防止できる車両ドア用インサイドハンドルを提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段)
本発明は、車両ドアに設けられたロック装置を操作するために前記車両ドアの車内側面に回転可能に支持される樹脂製のハンドル本体と、該ハンドル本体の表面を被覆するメッキと、を備え、前記車両ドアに装着されたときに前記ハンドル本体の車内側面と車外側面をそれぞれ構成する車内側意匠面及び前記車外側意匠面と、前記車両ドアに装着されたときに前記ハンドル本体の上面と下面の一方をなす凹部形成面に形成された、前記ハンドル本体の回転中心と前記インサイドハンドルの先端部との間に位置する凹部と、該凹部内に設けられた、前記車内側意匠面と前記車外側意匠面とを結ぶ方向に延びかつ両端部が前記凹部の内面に接続された補強用リブと、を備える、車両ドア用インサイドハンドルを提供する。
本発明のインサイドハンドルの凹部内には補強用リブが設けられている。この補強用リブは、インサイドハンドルの車内側意匠面と車外側意匠面とを結ぶ方向に延びている。さらに補強用リブの両端部が、凹部の内面に接続されている。
そのため、インサイドハンドルが製造後に高温化することに起因して、車内側意匠面及び車外側意匠面と凹部との間に位置する二つの部位が熱膨張を起こしても、この二つの部位が互いに離れる方向に大きく歪むことを防止できる。そのため、インサイドハンドルの一部を構成しかつこの二つの部位の端部どうしを接続する接続部位が大きく歪むことを防止できる。
従って、メッキがこの接続部位において大きな応力を発生することを抑制できる。そのため、この応力によってメッキが接続部位において大きくヒビ割れし、このヒビ割れが車外側意匠面や車内側意匠面にまで及ぶことを効果的に防止できる。
前記凹部が、前記凹部の内面の前記車内側意匠面側部分を構成し、前記凹部形成面の前記車内側意匠面側の側縁部に沿って延びる車内側内面と、前記凹部の内面の前記車外側意匠面側部分を構成し、前記凹部形成面の前記車外側意匠面側の側縁部に沿って延びる車外側内面と、を有し、前記車内側内面と前記車外側内面の前記先端部側の端部が互いに交わり、前記回転中心側から前記先端部側へ向かうにつれて、前記車内側内面と前記車外側内面との間隔が徐々に狭くなってもよい。
前記補強用リブの前記凹部形成面側の端面が、前記凹部形成面よりも前記凹部の底部側に位置してもよい。
インサイドハンドルが製造後に高温化することに起因して熱膨張したときに、補強用リブと凹部の内面との接続部は周辺部に比べて応力が大きくなり易い。従って、メッキは当該接続部において(小さな)ヒビ割れを起こす可能性がある(但し、このような事態が発生する可能性は、補強リブを設けない場合に、車内側意匠面及び車外側意匠面と凹部との間に位置する二つの部位に隣接する接続部位に生じる歪みに起因して、メッキの車外側意匠面や車内側意匠面を被覆している部位にまでヒビ割れが及ぶ可能性よりは低い)。
しかし、補強用リブと凹部の内面との接続部が凹部形成面よりも凹部の底部側に位置している。即ち、この接続部から車外側意匠面や車内側意匠面までのインサイドハンドル表面上の距離は、接続部が凹部非形成面と同じ位置にある場合と比べて長い。従って、このヒビ割れがメッキの車外側意匠面や車内側意匠面を被覆している部位にまで及ぶ可能性は、この接続部が凹部非形成面と同じ位置にある場合と比べて低くなる。
さらに、当該接続部(補強用リブ)は凹部形成面よりも凹部の底部側に位置しているので、仮にメッキが当該接続部においてヒビ割れしても、このヒビ割れが乗客の視界に入る可能性は高くない。
前記凹部が複数の角部を有する多角形形状であり、前記凹部の前記凹部形成面側端部の周縁部の前記角度を構成する部位に、前記凹部形成面よりも前記凹部の底部側に位置する段差部が形成されてもよい。
なお、この「多角形」には略多角形も含まれる。
インサイドハンドルが製造後に高温化することに起因して熱膨張すると、角部は周辺部に比べて応力が大きくなり易い。しかし、角部の段差部は角部の段差部が形成されていない部分よりもさらに応力が大きくなり易い。そのため、メッキが角部においてヒビ割れを起こす場合は、段差部において(小さな)ヒビ割れを起こす可能性が高い。
しかしながら、段差部が凹部形成面よりも凹部の底部側に位置している。即ち、この段差部から車外側意匠面や車内側意匠面までの距離は、凹部形成面から車外側意匠面や車内側意匠面までのインサイドハンドル表面上の距離よりも長い。従って、段差部において生じたメッキのヒビ割れがメッキの車外側意匠面や車内側意匠面を被覆している部位にまで及ぶ可能性は、段差部が無い場合に角部の凹部形成面近傍においてメッキがヒビ割れしたときと比べて低くなる。
さらに、段差部は凹部形成面よりも凹部の底部側に位置している。従って、仮にメッキが段差部においてヒビ割れを起こしても、このヒビ割れが乗客の視界に入る可能性は高くない。
前記凹部の前記周縁部全体に前記段差部が形成されてもよい。
仮に角部にのみ段差部を形成した場合は、インサイドハンドルが熱膨張したときに段差部の両端部において応力が高くなり、その結果、メッキが段差部の両端部においてヒビ割れを起こし易い。
しかし、このように凹部の周縁部全体に段差部が形成されている場合、即ち凹部が環状をなす場合は、このような不具合が発生するおそれがない。
本発明の第1実施形態のインサイドハンドルを備える車両ドアの車両内側から見た模式的な側面図である。 インサイドハンドルの側面図である。 インサイドハンドルの底面図である。 図3のIV−IV矢線に沿う模式的な断面図である。 本発明の第2実施形態のインサイドハンドルの底面図である。 図5のVI−VI矢線に沿う断面図である。 比較例の図6に対応する断面図である。 従来のインサイドハンドルの底面図である。
以下、本発明の第1実施形態について図1乃至図4を参照しながら説明する。
図1に示す車両ドア10は、車体(図示略)に対して上下方向の回転軸まわりに回転可能として支持されており、車体の側面に形成した開口部を開閉可能である。
車両ドア10の下半部を構成するドア本体部11の車内側面は、樹脂製のトリム12により構成されている。
車両ドア10の内部には、その一部が車両ドア10の後端面において露出するロック装置13が設けられている。このロック装置13は、ラッチやポールを備える周知の構造である。ロック装置13は、トリム12の上端面に上下方向にスライド自在に設けられたロックノブ14と連係している。さらにロック装置13は、トリム12に回転可能に支持されたインサイドハンドル15と操作ワイヤ(図示略)を介して連係している。なお、ロックノブ14は、トリム12の上端面に設けられている必要はなく、例えばインサイドハンドル15に組み込まれていてもよい。
周知のように、車両ドア10が車体の開口部を閉じている場合にロックノブ14がロック位置(図示略)に位置するときは、ロック装置13のラッチが車体に固定されたストライカ(図示略)を把持するラッチ状態となる。この場合は、インサイドハンドル15を初期位置(非操作位置)から回転操作しても、ラッチはラッチ状態を維持する。一方、ロックノブ14がアンロック位置(図1の位置)に位置する場合は、インサイドハンドル15を初期位置から車内側へ回転操作すると、ロック装置13のラッチがストライカを解放するアンラッチ状態となる。従って、車両ドア10を車体に対して開方向に回転させることが可能になる。
続いてインサイドハンドル15の詳しい構造について説明する。
インサイドハンドル15は、その全体形状を構成する樹脂製のハンドル本体16と、ハンドル本体16の表面全体に被覆された金属製の薄膜であるメッキ17と、を有している(図4参照)。即ちインサイドハンドル15は、樹脂成形によりハンドル本体16を構成し、ハンドル本体16の形状が安定した後にハンドル本体16の表面にメッキ17を施すことにより製造される。
インサイドハンドル15は図2及び図3に示す全体形状である。即ちインサイドハンドル15は細長形状である。
インサイドハンドル15の長手方向の一方の端部近傍には、インサイドハンドル15を直線的に貫通する孔である回転中心19が形成されている。回転中心19の軸線方向は、インサイドハンドル15が車両ドア10に装着されたときに上下方向となる方向である。インサイドハンドル15は、ドアパネルに固定されたベースフレーム(図示略)の上下方向に延びる回転軸に対して回転中心19を回転可能に嵌合した状態で、トリム12に装着される。トリム12に装着されたインサイドハンドル15が初期位置に位置するときのトリム12とインサイドハンドル15の位置関係は図3に示す状態になる。なお、インサイドハンドル15の回転中心を軸により構成し、この軸をベースフレームに形成された孔に対して回転可能に嵌合してもよい。
さらにインサイドハンドル15の回転中心19側の端部にはアーム部20が突設されており、このアーム部20には貫通孔からなるワイヤ接続孔21が形成されている。このワイヤ接続孔21の軸線方向は回転中心19と平行である。このワイヤ接続孔21は、上述した操作ワイヤの一端が接続される孔である。
インサイドハンドル15の車両ドア10に装着されたときに下面を構成する面は凹部形成面23により構成されている。
インサイドハンドル15の車両ドア10に装着されたときに車内側面を構成する面は、湾曲面からなる車内側意匠面24により構成されている。
インサイドハンドル15の車両ドア10に装着されたときに車外側面を構成する面は、アーム部20を除いて、湾曲面からなる車外側意匠面25により構成されている。
車内側意匠面24は、インサイドハンドル15が車両ドア10に対していかなる回転位置にあるかに拘わらず、インサイドハンドル15を車両ドア10に装着したときに車両の乗客の視界に入る部位である。一方、車外側意匠面25はインサイドハンドル15が初期位置に位置するときはトリム12の車内側面より車外側に位置するので、乗客の視界に入ることがない。しかし、インサイドハンドル15を初期位置からトリム12に対して車内側へ回転操作すると、車外側意匠面25の一部は乗客の視界に入る位置へ移動する。
インサイドハンドル15の凹部形成面23には一つの凹部28が形成されている。
凹部28は、凹部形成面23側からインサイドハンドル15の凹部形成面23と反対側(インサイドハンドル15が車両ドア10に装着されたときのインサイドハンドル15の上面側)に向かって凹んでおり、その凹部形成面23と反対側の部位(車両ドア10に装着されたときの上端部)は閉塞している。また、凹部28はインサイドハンドル15の先端部と回転中心19との間に設けられている。
凹部28の断面形状、即ち、回転中心19の軸線に対して直交する平面で切断した形状は略三角形である。換言すると、凹部28の内周面は三つの部位によって構成されている。即ち、凹部28の内周面は回転中心側面30、車内側内面31及び車外側内面32によって構成されている。回転中心側面30、車内側内面31及び車外側内面32が互いに交わる部位が、3つの角部28aを構成している。
回転中心側面30は、凹部28の内周面の中で最も回転中心19側に位置する部位を構成する面である。
車内側内面31は、凹部28の内周面の中で車内側意匠面24側に位置する部位を構成する面である。図示するようにインサイドハンドル15を凹部形成面23側から見たとき、車内側内面31は凹部形成面23の車内側意匠面24側の側縁部23aと略平行となる。即ち、インサイドハンドル15を凹部形成面23側から見たとき、車内側内面31は側縁部23aに沿って延びている。
車外側内面32は、凹部28の内周面の中で車外側意匠面25側に位置する部位を構成する面である。図示するようにインサイドハンドル15を凹部形成面23側から見たとき、車外側内面32は凹部形成面23の車外側意匠面25側の側縁部23bと略平行となる。即ち、インサイドハンドル15を凹部形成面23側から見たとき、車外側内面32は側縁部23bに沿って延びている。
図示するように、車内側内面31と車外側内面32の回転中心19と反対側の端部同士は互いに交わっている。さらに、回転中心19側からインサイドハンドル15の先端部側へ向かうにつれて、車内側内面31と車外側内面32の間隔は徐々に狭くなっている。
またインサイドハンドル15の中で、側縁部23a(車内側意匠面24)と凹部28(車内側内面31)との間に位置する部位及び側縁部23b(車内側意匠面24)と凹部28(車外側内面32)との間に位置する部位はそれぞれ、インサイドハンドル15の長手方向に延びる薄肉部23c、23dを構成している。さらにインサイドハンドル15は、薄肉部23cと薄肉部23dの一方の端部(インサイドハンドル15の先端側の端部)同士を接続する接続部位23eを有している。
インサイドハンドル15は、凹部28内に設けられた補強用リブ34を備えている。
補強用リブ34は、インサイドハンドル15を凹部形成面23側から見たときに車内側内面31と車外側内面32とを結ぶ方向に延びる部材であり、その両端部が車内側内面31(薄肉部23c)と車外側内面32(薄肉部23d)とに接続されている。
さらに補強用リブ34は凹部28の中央部ではなく、中央部よりもややインサイドハンドル15の先端側に位置している。
図4に示すように、補強用リブ34の凹部形成面23側の端面は凹部形成面23よりも凹部28の底部側に位置している。
上述のようにインサイドハンドル15のハンドル本体16は樹脂製である。そのため、インサイドハンドル15が製造後に高温化すると、ハンドル本体16が熱膨張する。即ち、従来技術と同様に、インサイドハンドル15が高温化したときに薄肉部23cと薄肉部23dが、接続部位23eを中心に互いに離れる方向に歪もうとする(変形しようとする)。
しかしインサイドハンドル15が車内側内面31(薄肉部23c)と車外側内面32(薄肉部23d)の中央部よりもインサイドハンドル15の先端側に位置する部位同士を接続する補強用リブ34を備えている。そのため、薄肉部23cと薄肉部23dが熱膨張を起こしても、薄肉部23cと薄肉部23dが互いに離れる方向に大きく歪むことを補強用リブ34によって防止できる。従って、インサイドハンドル15の接続部位23eが大きく歪むことを防止できる。
従って、メッキ17を厚めにしない場合であっても、メッキ17が接続部位23eにおいて大きな応力を発生することが抑制される。そのため、この応力によってメッキ17が接続部位23eにおいて大きくヒビ割れし、このヒビ割れが車内側意匠面24や車外側意匠面25を被覆している部位、即ち乗客の視界に入りやすい部位にまで及ぶことを効果的に防止できる。換言すると、接続部位23eにおいてメッキ17が小さめの応力を発生し、その結果、メッキ17が接続部位23eにおいて小さなヒビ割れを起こす可能性はある。しかし、ヒビ割れが小さいので、接続部位23eのヒビ割れが車内側意匠面24や車外側意匠面25にまで及ぶ可能性は低い。
さらに、接続部位23eはインサイドハンドル15の下面側に位置しているので、仮にメッキ17が接続部位23eでヒビ割れしても、このヒビ割れが乗客の視界に入る可能性は殆どない。
また、インサイドハンドル15が製造後に高温化することに起因して熱膨張したときに、車内側内面31(薄肉部23c)及び車外側内面32(薄肉部23d)と補強用リブ34との接続部はその周辺部に比べて応力が高くなり易い。従って、メッキ17はこの接続部において(小さな)ヒビ割れを起こす可能性がある(但し、このような事態が発生する可能性は、補強用リブ34を設けない場合に、接続部位23eに生じる歪みに起因して表面メッキ17が車内側意匠面24や車外側意匠面25においてヒビ割れを起こす可能性よりは低い)。
しかし、車内側内面31(薄肉部23c)及び車外側内面32(薄肉部23d)と補強用リブ34との接続部は凹部形成面23よりも上方に位置している。即ち、この接続部から車内側意匠面24や車外側意匠面25までのインサイドハンドル15表面上の距離は、接続部が凹部形成面23と同じ位置にある場合と比べて長い。そのため、このヒビ割れがメッキ17の車内側意匠面24や車外側意匠面25を被覆している部位にまで及ぶ可能性は、この接続部が凹部形成面23と同じ位置にある場合と比べて低くなる。
さらに、この接続部はインサイドハンドル15の下面側に位置しており、しかも凹部形成面23よりも上方に位置している。そのため、メッキ17が当該接続部においてヒビ割れを起こしても、このヒビ割れが乗客の視界に入る可能性は殆んどない。
続いて、本発明の第2実施形態について図5乃至図7を参照しながら説明する。なお、第1実施形態と同じ部材には同じ符号を付すにとどめて、その詳細な説明は省略する。
本実施形態の特徴は、凹部28の凹部形成面23側端部の周縁部全体に、凹部形成面23から上方に向かって一段凹んだ段差部28bを形成した点にある。この段差部28bは補強用リブ34の凹部形成面23側の端面と同一平面上に位置しており、補強用リブ34の凹部形成面23側の端面と連続している。
本実施形態のインサイドハンドル15が製造後に高温化することに起因して熱膨張すると、凹部28の3つの角部28aは周辺部に比べて応力が高くなり易い。しかし、角部28aに形成された段差部28bは、角部28aにおける段差部28bが形成されていない部分よりもさらに応力が高くなり易い。従って、メッキ17は3つの角部28aに形成された段差部28bにおいて(小さな)ヒビ割れを生じ易い。
しかし、段差部28bが凹部形成面23よりも上方に位置している。即ち、この段差部28bから車内側意匠面24や車外側意匠面25までのインサイドハンドル15表面上の距離は、凹部形成面23から車内側意匠面24や車外側意匠面25までの距離よりも長い。従って、角部28に形成された段差部28bにおいて生じたメッキ17のヒビ割れが、メッキ17の車内側意匠面24や車外側意匠面25を被覆している部位にまで及ぶ可能性は、段差部28bが無い場合に角部28の凹部形成面近傍においてヒビ割れが発生したときと比べて低い。
なお、段差部28bが設けられていない図7に示す比較例のインサイドハンドル15’では、角部28aの凹部形成面23に近い部位においてメッキ17がヒビ割れを起こすと、このヒビ割れがメッキ17の車内側意匠面24や車外側意匠面25を被覆している部位にまで及ぶ可能性が十分にある。
また仮に3つの角部28aにのみ段差部28bを形成している場合、即ち段差部28bの両端部が隣接する角部28aの間の中間部で終端している場合は、インサイドハンドル15が熱膨張したときに段差部28bの両端部の応力が高くなり易い。即ち、段差部28bの両端部においてメッキ17がヒビ割れを起こし易い。
しかし本実施形態のように凹部28の凹部形成面23側の端部の周縁部全体に段差部28bが形成されている場合、即ち凹部28が環状をなす場合は、このような不具合が発生するおそれがない。
さらに、段差部28bはインサイドハンドル15の下面側に位置しており、しかも凹部形成面23よりも上方に位置している。従って、仮に段差部28bにおいてメッキ17がヒビ割れしても、このヒビ割れが乗客の視界に入る可能性は殆どない。
以上、本発明を各実施形態に基づいて説明したが、本発明は上記各実施形態に限定されるべきものではない。
例えば、凹部28の断面形状は略三角形ではなく正確な三角形であってもよい。また、凹部28の断面形状を三角形(及び略三角形)以外の多角形(又は略多角形)にしてもよい。なお、特許請求の範囲の「多角形」は、正確な多角形のみならず略多角形も含む概念である。
補強用リブ34の端面を凹部形成面23と同じ位置に位置させてもよい。
また、インサイドハンドル15の上面側(凹部形成面23と反対側)に凹部28(凹部形成面23)を設けてもよい。
補強用リブ34の凹部28内における相対位置は、上記実施形態とは異なる位置であってもよい。
第2実施形態において、段差部28bを凹部28の各角部28aに対応する部位にのみ設けてもよい。
10・・・車両ドア、13・・・ロック装置、15・・・インサイドハンドル、16・・・ハンドル本体、17・・・メッキ、19・・・回転中心、23・・・凹部形成面、23a、23b・・・側縁部、23c、23d・・・薄肉部、23e・・・接続部位、24・・・車内側意匠面、25・・・車外側意匠面、28・・・凹部、28a・・・角部、28b・・・段差部、31・・・車内側内面、32・・・車外側内面、34・・・補強用リブ。

Claims (5)

  1. 車両ドアに設けられたロック装置を操作するために前記車両ドアの車内側面に回転可能に支持される樹脂製のハンドル本体と、
    該ハンドル本体の表面を被覆するメッキと、
    を備え、
    前記車両ドアに装着されたときに前記ハンドル本体の車内側面と車外側面をそれぞれ構成する車内側意匠面及び前記車外側意匠面と、
    前記車両ドアに装着されたときに前記ハンドル本体の上面と下面の一方をなす凹部形成面に形成された、前記ハンドル本体の回転中心と前記インサイドハンドルの先端部との間に位置する凹部と、
    該凹部内に設けられた、前記車内側意匠面と前記車外側意匠面とを結ぶ方向に延びかつ両端部が前記凹部の内面に接続された補強用リブと、
    を備える、車両ドア用インサイドハンドル。
  2. 請求項1に記載の車両ドア用インサイドハンドルにおいて、
    前記凹部が、
    前記凹部の内面の前記車内側意匠面側部分を構成し、前記凹部形成面の前記車内側意匠面側の側縁部に沿って延びる車内側内面と、
    前記凹部の内面の前記車外側意匠面側部分を構成し、前記凹部形成面の前記車外側意匠面側の側縁部に沿って延びる車外側内面と、
    を有し、
    前記車内側内面と前記車外側内面の前記先端部側の端部が互いに交わり、
    前記回転中心側から前記先端部側へ向かうにつれて、前記車内側内面と前記車外側内面との間隔が徐々に狭くなる、車両ドア用インサイドハンドル。
  3. 請求項1又は2に記載の車両ドア用インサイドハンドルにおいて、
    前記補強用リブの前記凹部形成面側の端面が、前記凹部形成面よりも前記凹部の底部側に位置する、車両ドア用インサイドハンドル。
  4. 請求項1乃至3の何れか1項に記載の車両ドア用インサイドハンドルにおいて、
    前記凹部が複数の角部を有する多角形形状であり、
    前記凹部の前記凹部形成面側端部の周縁部の前記角度を構成する部位に、前記凹部形成面よりも前記凹部の底部側に位置する段差部が形成された、車両ドア用インサイドハンドル。
  5. 請求項4項に記載の車両ドア用インサイドハンドルにおいて、
    前記凹部の前記周縁部全体に前記段差部が形成された、車両ドア用インサイドハンドル。
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