JP6347927B2 - 合成樹脂製ドアハンドル - Google Patents

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Description

本発明は合成樹脂製ドアハンドルに関するものである。
表面に施したメッキの剥離を防止できる合成樹脂部品としては特許文献1に記載のものが知られている。
この従来例において、樹脂部品の非意匠面には、成形後、メッキ処理工程前に刃物を用いて0.5mm程度の微小谷部が形成されている。樹脂部品が加熱冷却サイクル環境で使用された場合、樹脂部品とメッキ膜との境界等に発生する引張、圧縮応力によりメッキ膜にクラックが発生してメッキ剥離の原因となるが、微小谷部を設けることによってクラックが微小谷部に集中し、意匠面へのクラック発生が防がれる。
特開平8-66970号公報
しかし、上述した従来例において、微小谷部に集中発生したクラックはさらなる膨張、収縮により成長し、意匠面に達する虞があるという欠点を有する。
本発明は、以上の欠点を解消すべくなされたものであって、加熱冷却環境での使用によってもメッキ膜の剥離等が発生しにくい合成樹脂製ドアハンドルの提供を目的とする。
本発明によれば上記目的は、
細長形状を有し、装着されたドア2の開閉操作を行う合成樹脂製ドアハンドルであって、
合成樹脂製基材1の表面をメッキ処理して形成され、前記ドア2への装着状態において表面に現れる表カバー5と、
表カバー5に連結されて前記ドア2の表面に正対する裏カバー6とを有し、
前記表カバー5の前記ドア2表面に正対し、かつ、前記裏カバー6により覆われる面に、合成樹脂製基材1の長手方向に所定長連続する非メッキ領域が形成される合成樹脂製ドアハンドルを提供することにより達成される。
一般に表面処理を施された合成樹脂部品には、取付基体に取り付け、あるいは設置された状態で利用者の目に留まる意匠面が設定され、ドア2に装着して使用されるドアハンドルにおいては、ドア2内に挿入される機能部を除くほぼ全域が意匠面としてメッキ膜の剥離、クラック等の外観不良、あるいは手に触れる箇所である場合にはざらつき等、手で触れた際の違和感の発生がないように他の非意匠面とは異なった厳しい品質管理基準が適用される。
一方、上述した従来例は、非意匠面に微小谷部を設けることによってクラックが微小谷部に集中し、結果的に意匠面を保護できることを示しており、合成樹脂部品の膨張、収縮によってメッキ膜に発生する内部応力をメッキ膜内で伝播させて特定箇所に集中させることによる解消が可能であることを示していると考えられる。
本発明は、以上の知見に加え、ドア2に装着された状態でドア2により隠されて外部に露出しないドア2表面への正対面が手触り感を除く外観上においては実質的に非意匠面との扱いが可能である点に着目してなされたもので、ドア2への正対面に相当長の非メッキ領域3を形成することにより、メッキ膜8が全体にわたって連続することによる意匠面への熱応力の集中を規制し、意匠面におけるメッキ剥がれ、メッキ膜8への亀裂発生を防ぐものである。
また、メッキ膜8に不連続部分(非メッキ領域3)を形成することによりメッキ膜8内部への熱応力の蓄積を防止することにより、応力集中によるクラック等の発生が防止できるために、クラックの成長による意匠面への悪影響を防止することが可能になる。
また、合成樹脂製ドアハンドルは、
細長形状を有する合成樹脂製基材1の表面をメッキ処理して形成され、装着されたドア2の開閉操作を行う合成樹脂製ドアハンドルであって、
前記ドア2表面に正対する面に長手方向に連続する溝状凹部4を有して断面U字形状に形成される合成樹脂製基材1の表面をメッキ処理した表カバー5と、
表カバー5の溝状凹部4を閉塞する裏カバー6とを連結して形成され、
前記表カバー5の溝状凹部4内に長手方向に所定長連続する非メッキ領域3が形成されるように構成することができる。
本発明において、非メッキ領域3は裏カバー6により覆われる表カバー5の溝状凹部4内に形成されるために、非メッキ領域3が操作ハンドルの操作角度等により外部に露出することがなく、かつ、非メッキ領域3は手に直接触れられることもなくなるために境界部からのメッキ剥離、あるいは非メッキ領域3の形成による手触り感の低下を確実に防止することが可能になる。
また、この場合、非メッキ領域3に対する手触り感の配慮が不要な点を利用し、合成樹脂製ドアハンドルの非メッキ領域3は、合成樹脂製基材1の成形時に形成されたリブ部7を破断して形成することが可能であり、このように構成することにより、メッキ工程におけるマスキング、あるいは、メッキ後の切削工程によることなく非メッキ領域3を形成することができるために、製造効率を向上させることが可能になる。
さらに、本発明は、合成樹脂製ドアハンドル以外の合成樹脂製メッキ部品にも適用が可能であり、この場合、合成樹脂製メッキ部品は、
細長形状に形成される合成樹脂製基材の表面にメッキを施した合成樹脂製メッキ部品であって、
意匠面の裏面に配置される非意匠面には、合成樹脂製基材1の長手方向に所定長連続する非メッキ領域3が形成されるとともに、
前記非意匠面が長手方向所定長にわたってカバー体により覆われるように構成したり、
細長形状に形成される合成樹脂製基材1の表面にメッキを施した合成樹脂製メッキ部品であって、
意匠面の裏面に配置される非意匠面には、合成樹脂製基材1の長手方向に所定長連続する非メッキ領域が形成されるるとともに、
前記非意匠面は長手方向所定長にわたってカバー体により覆われ、
かつ、前記非メッキ領域は、合成樹脂製基材1の前記カバー体による被覆領域に成形時に形成されたリブ部7を破断して形成して構成することができる。

本発明によれば、加熱冷却環境での使用によってもメッキ膜8の剥離等の発生を防ぐことができる。
車両用グリップ式操作ハンドルを示す分解斜視図である。 操作ハンドルの断面図で、(a)は縦断面図、(b)は(a)の2B-2B線断面図である。 表カバーを示す図で、(a)は縦断面図、(b)は(a)の3B方向矢視図、(c)は(b)の3C-3C線断面図である。
図1以下にグリップ式操作ハンドルとして構成された本発明の実施の形態を示す。グリップ式操作ハンドルは、車両のドア2を開閉操作するためにドア2の外表面に装着されて使用されるもので、予めドア2に固定される図外のハンドル取り付け部品に連結させることにより、図2において左側を車両前方に向けた水平姿勢でドア2に装着される。
操作ハンドルは車長方向に長い細長形状を有しており、前端部に突設されるヒンジ突部9をドア2外方からドア2体内に挿入してハンドル取り付け部品に係止させることにより、係止箇所を中心に水平回転自在に装着される。また、操作ハンドルの後端部には、ドア2体内に挿入される作動脚10が突設されており、操作ハンドルの水平回転操作に伴って車幅方向に移動する。
作動脚10は操作ハンドルのハンドル取り付け部品への装着時にハンドル取り付け部品に回転自在に連結される図外の中継レバーに係止し、車幅方向の移動動作に伴って該中継レバーを回転させ、図外のドアロック装置を作動させる。
また、操作ハンドルの中空部には、アンテナ11、静電容量センサ12、および押しボタンスイッチ13が格納されており、これらアンテナ11等に連結される外部接続用のハーネス14が、前方から操作ハンドルの外に引き出されて車体に搭載されたコントローラ(図示せず)に接続される。
アンテナ11等を収容する中空部を形成するために、操作ハンドルは表裏カバー5、6を積層して形成される。表カバー5は、溝状凹部4を有して断面U字形状に形成され、該溝状凹部4を閉塞するように、前後端に上記ヒンジ突部9、および作動脚10が一体形成された裏カバー6が連結される。
以上のように形成される操作ハンドルは、表カバー5を車両外部に向けるとともに、裏カバー6をドア2表面に正対させた姿勢でドア2に取り付けられ、ドア2への装着状態において表面に現れる表カバー5の裏カバー6による閉塞領域を除くほぼ全域(図3(c)における範囲A)は意匠面とされ、メッキ不良の排除等、厳格な外観上の品質基準が適用される。
また、表カバー5の意匠面を除く非意匠面(図3(c)における範囲B)の中央部には、成形状態において、図3(a)において鎖線で示すように、リブ部7が長手方向に一直線状に突設される。このリブ部7は、切削工具等を使用することなく手で容易に破断することが可能な程度の厚さに形成される。
上記表裏カバー6は、軽量化とともに、アンテナ11を使用した交信を可能にするために、合成樹脂材により形成されており、リブ部7を含む合成樹脂製基材1上には、無電解メッキ層8a、銅メッキ層8b、適数層のニッケルメッキ層8c、および最表層のクロムメッキ層8dからなるメッキ膜8を生成するメッキ処理が施される。
以上のメッキ処理工程が終了後、上記リブ部7が破断され、破断面が合成樹基材1が露出し、メッキ膜8が存在しない非メッキ領域3となる。
なお、以上において、予め形成しておいたリブ部7をメッキ処理後に破断することにより非メッキ領域3を形成する場合が示されているが、非メッキ領域3は、メッキ工程においてマスキングをしたり、あるいは、メッキ工程後に切削加工をすることによって形成することもできる。
また、以上においては、車両のドア2の外表面に装着されるアウトサイドハンドルとして構成される場合を示したが、これ以外に、室内側の壁面に装着するインサイドハンドルとし、あるいは車両以外の操作ハンドルとしても構成することができる。
さらに、本発明は、操作ハンドル以外にも意匠面とほぼ同等の面積の非意匠面を有する合成樹脂製のメッキ部品にも適用することができる。
1 合成樹脂製基材
2 ドア
3 非メッキ領域
4 溝状凹部
5 表カバー
6 裏カバー
7 リブ部

Claims (4)

  1. 細長形状を有し、装着されたドアの開閉操作を行う合成樹脂製ドアハンドルであって、
    合成樹脂製基材の表面をメッキ処理して形成され、前記ドアへの装着状態において表面に現れる表カバーと、
    表カバーに連結されて前記ドアの表面に正対する裏カバーとを有し、
    前記表カバーの前記ドア表面に正対し、かつ、前記裏カバーにより覆われる面に、合成樹脂製基材の長手方向に所定長連続する非メッキ領域が形成される合成樹脂製ドアハンドル。
  2. 細長形状を有する合成樹脂製基材の表面をメッキ処理して形成され、装着されたドアの開閉操作を行う合成樹脂製ドアハンドルであって、
    前記ドア表面に正対する面に長手方向に連続する溝状凹部を有して断面U字形状に形成される合成樹脂製基材の表面をメッキ処理した表カバーと、
    表カバーの溝状凹部を閉塞する裏カバーとを連結して形成され、
    前記表カバーの溝状凹部内に長手方向に所定長連続する非メッキ領域が形成される合成樹脂製ドアハンドル。
  3. 前記非メッキ領域は、合成樹脂製基材の成形時に形成されたリブ部を破断して形成される請求項2記載の合成樹脂製ドアハンドル。
  4. 細長形状に形成される合成樹脂製基材の表面にメッキを施した合成樹脂製メッキ部品であって、
    意匠面の裏面に配置される非意匠面には、合成樹脂製基材の長手方向に所定長連続する非メッキ領域が形成されるるとともに、
    前記非意匠面は長手方向所定長にわたってカバー体により覆われ、
    かつ、前記非メッキ領域は、合成樹脂製基材の前記カバー体による被覆領域に成形時に形成されたリブ部を破断して形成される合成樹脂製メッキ部品。
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