JP2013124481A5 - - Google Patents
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Description
そこでこのものでは、仕切り側挿入エッジ(16)の見込み面部を固定エッジ(15)に密着させ、隙間透視できないように外側見付けの外側だけに中空山形の目隠し突部を形成するようにして軟質部材全体の変形剛性を高め、ドア側挿入エッジ(14)の上下端部に補強用のエッジ受け(19)を設けるなどして、軟質部材を容易に変形できるよう対処しているものの、仕切り側挿入エッジ(16)が、戸先側で指を挟むなどした際に、トイレ内部側からでは指詰め防止を行えず、トイレ外部側からでは、見込み面幅内全域が外部側(一方向)に変形するため、その外側目隠し突部における局所変形性も硬くなって損なわれ、甚だしくは、ドア角部との間で指を挟んだ際に指詰め防止機能が発揮されず、戸先側は勿論、特に戸尻側への実質的な採用は極めて難しいという問題がある。そこで、中空部内に支持片を設けて全体の変形剛性を高めることも提案されるが、局所変形性も損なわれてしまうため、図4に示すような、従来のアルミ型材などの硬質材で成型していた中空状のドア側エッジ(3)と仕切り側エッジ(5)とにより、両者のもつエッジ機能を損なうことなく、軟質材による指詰め防止機能を備えるエッジ体の出現が望まれていた。
叙述の如く構成された本発明の実施の形態において、パネル端面に被嵌される硬質の取付け基部31と、該取付け基部31から張出して所定形状の見込み面片321を有して変形可能に成形される中空状のエッジ部32とを一体に備え、戸先側/戸尻側のドアパネル12/仕切りパネル11のパネル端部に設けられる指詰め防止用のエッジ体3であって、エッジ部32は、見込み面片321を、その略中央縦方向に取付け基部31と見込み面片321との間に所定の空域部323を成形せしめて分離し、それぞれ対向離間する独立中空状の内部側エッジ部32aと外部側エッジ部32bとに分割して、それぞれを独立変形可能に構成し、空域部323を、内部側エッジ部32aと外部側エッジ部32bの何れか一方が空域部323側に変形した際に、当該変形を他方に伝達させない変形許容域に設定せしめて構成されている。
Claims (5)
- 請求項3において、前記ドアパネルが、常時は内部側に開戸可能で、非常時に開戸不能となる不測の状態において、緊急解錠可能な機能を備えた戸当りやスライドラッチ錠などの部材によって、非開戸側となる外部側に緊急開戸可能に構成されたものにおいて、
前記ドアパネルに設けられるドア側エッジ体は、その見込み面片が円弧状に張出成形され、
前記仕切りパネルに設けられる仕切り側エッジ体は、その見込み面片が、前記内部側と外部側に成形された見付け面片を介して成形され、かつ、外部側見込み面片を、前記ドア側エッジ体の外部側見込み面片の円弧面を覆い隠すよう湾曲せしめて目隠し突部に成形し、
前記ドア側エッジ体と仕切り側エッジ体を戸先側に対向配設せしめ、
前記ドアパネルの外部側への緊急開戸時に、ドア側エッジ体の見込み面片を、前記目隠し突部に対して、その押圧接触が前記空域部で一端解離され、ドア側の内外エッジ部のそれぞれに個別に押圧接触することで、対向するエッジ部同士の押圧負荷に抗して共同変形しつつ前記目隠し突部を乗り超えるよう構成したことを特徴とするドアの指詰め防止構造。 - 請求項3または4において、前記内部側と外部側見込み面片は、それぞれ空域部側の先端部同士を細幅間隔をもって対向離間せしめることで、前記空域部を当該先端部同士で覆うよう成形されていることを特徴とするドアの指詰め防止構造。
- 請求項3乃至5の何れかにおいて、前記内部側と外部側エッジ部は、それぞれの見込み面片の裏面側に前記取付け基部へ延出する支持片を一体成形して、中空状に成形されていることを特徴とするドアの指詰め防止構造。
- 請求項3乃至6の何れかにおいて、前記内部側と外部側見込み面片の空域部側の何れか一方の先端部には、空域部を覆うよう、かつ、ドア側エッジ体と仕切り側エッジ体との隙間を塞ぐよう、対向する空域部側に延出成形された目隠し片が設けられていることを特徴とするドアの指詰め防止構造。
- 請求項3乃至7の何れかににおいて、前記戸尻側の仕切りパネルに設けられるエッジ体は、前記空域部を、ピボットヒンジの取付片が装着可能な幅に設定してヒンジ取付域に兼用せしめると共に、前記内部側と外部側見込み面片のそれぞれの先端部を前記空域部側に対向離間させて延出せしめ、前記空域部を当該先端部同士で覆うよう成形し、ピボットヒンジの取付片を、空域部外側から押し込んで、当該先端部同士を内側に折り曲げ変形させて前記取付け基部に装着可能に構成してあることを特徴とするドアの指詰め防止構造。
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