JP2020190119A - 指挟み防止装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ドア本体とドア枠との間の隙間への幼児等のうっかりした指の挟み込みをよりしっかりと防ぐことを可能にするとともに、強度面で優れる、指挟み防止装置を提供する。【解決手段】本発明の一実施形態に係る指挟み防止装置10は、ドア本体12及びドア枠16のうちの一方に対して一端20aが固定されるシート状部材20と、前記ドア本体及び前記ドア枠のうちの他方に設けられて、前記一端が固定された前記シート状部材の少なくとも一部が収容される収容部22とを備える。収容部22には、ドアの開閉に伴い前記収容部に対して前記シート状部材が移動する方向に延在する補強部30が設けられている。シート状部材20には、ドア本体及びドア枠のうちの一方に対して一端が少なくとも固定された状態で補強部に沿って延びるスリット部34が設けられている。【選択図】図1

Description

本発明は、ドアを開閉する際に、ドア本体とドア枠との間に生じる隙間に指が挟まれることを防止するようにされた指挟み防止装置に関する。
従来から、ドアを開閉する際に、幼児等がドア本体とドア枠(縦枠)との間に生じる空隙つまり隙間に誤って指を挟んでしまう事例が報告されている。ドア本体とドア枠との間に指が挟まれる事故を防止する指挟み防止装置として、様々な構造が提案されている。
例えば、特許文献1は、ドア本体とドア枠の間にできるV字の隙間に乳幼児が指を挟まれてけがをしないように、ドアを開いたときに、ドア本体とドア枠との間に生じる隙間を安全フィルムによりカバーすることを開示する。特許文献1では、安全フィルムの一端は、ドア枠に両面テープとビス、プラスチック製のプレート板で固定される、とされている。
また、特許文献2は、ドアフレームにカバーシートの一端側を固定し、その他端側をドアの外面に取り付けられた収納ケースの内部に可動式に収納できるようにすることを開示する。
特開2007−247231号公報 特開2009−299447号公報
しかしながら、特許文献1に記載の安全フィルムでは、その一端をドア枠に固定するだけであるので、ドアの開閉時、安全フィルムのドア本体への追従性の点で懸念がある。一方、特許文献2に記載のように収納ケースの内部にカバーシートの他端側を可動式に収納できるようにすることは、カバーシートのドアへの追従性の点で、特許文献1に記載のものよりも優れる。しかし、例えば幼児等の子供は収納ケースの開口部に興味を示す可能性があり、この場合、幼児等が収納ケースの開口部を広げる方向に力を加えたり、それを逆に押し潰す方向に力を加えたりすることで収納ケースが変形して、カバーシートの収納ケースの内部への又はそこから外への動きが生じ難くなることが懸念される。
そこで、本発明は、上記課題に鑑みて創案されたものであり、ドア本体とドア枠との間の隙間への幼児等のうっかりした指の挟み込みをよりしっかりと防ぐことを可能にするとともに、強度面で優れる指挟み防止装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の一態様は、
ドア本体及びドア枠のうちの一方に対して一端が固定されるシート状部材と、
前記ドア本体及び前記ドア枠のうちの他方に設けられて、前記一端が固定された前記シート状部材の少なくとも一部が収容される収容部と
を備え、
前記収容部には、ドアの開閉に伴い前記収容部に対して前記シート状部材が移動する方向に延在する補強部が設けられていて、
前記シート状部材には、前記ドア本体及び前記ドア枠のうちの前記一方に対して前記一端が少なくとも固定された状態で前記補強部に沿って延びるスリット部が設けられている、
指挟み防止装置を提供する。
前記収容部は前記補強部を複数有し、該複数の補強部は一枚の板状部材を折り曲げることで一体的に形成されているとよい。あるいは、前記補強部は、断面H状の部材により形成されているとよい。
好ましくは、前記シート状部材の前記一端は、蝶番で、前記ドア本体及び前記ドア枠のうちの一方に固定されている。
前記収容部は、前記ドア本体又は前記ドア枠そのものに形成された穴を有するとよい。この場合、前記穴に前記補強部は設けられるとよい。あるいは、前記収容部は、前記ドア本体及び前記ドア枠のうちの他方に取り付けられる収容空間区画形成部材を備えてもよい。この場合、該収容空間区画形成部材と、前記ドア本体及び前記ドア枠のうちの前記他方との間に、前記補強部は設けられるとよい。
本発明の上記一態様に係る指挟み防止装置によれば、上記構成を備えるので、ドア本体とドア枠との隙間への幼児等のうっかりした指の挟み込みをよりしっかりと防ぐことが可能になるとともに、その強度を高めることが可能になる。
本発明の第1実施形態に係る指挟み防止装置が適用されたドアの概略構成図である。 図1の指挟み防止装置を図1中上側から見たところを示す概略構成図であり、(a)はドアが完全に閉まった状態での図を、(b)はドアがわずかに開いた状態での図を、(c)はドアが更に開いた状態での図を示す。 図1の指挟み防止装置の収容空間区画形成部材の斜視図である。 図1の指挟み防止装置の補強部を説明するための図である。 本発明の第2実施形態に係る指挟み防止装置がドアに適用されているところを示す概略構成図である。 (a)は図5の指挟み防止装置を図5とは異なる状態でドア外部から見たところを示す図であり、(b)は図5の指挟み防止装置の収容部をその穴の開口部側から見た図である。 図5の指挟み防止装置の変形例を表した図である。
以下、本発明に係る実施形態を添付図に基づいて説明する。同一の部品(又は構成)には同一の符号を付してあり、それらの名称及び機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明は繰返さない。
図1は、本発明の第1実施形態に係る指挟み防止装置10が適用されたドア11の概略構成図である。ドア11においては、ドア本体12は、蝶番つまりヒンジ14によって、ドア枠16の縦枠16aに取り付けられている。なお、図1では、1つのヒンジ14のみを示すが、残りのヒンジは指挟み防止装置10によって隠れている。
図1の指挟み防止装置10を、図1中上側から見たところを図2に示す。図2(a)は、ドア11が完全に閉じた状態での指挟み防止装置10を示し、図2(b)はドア11がわずかに開いた状態での指挟み防止装置10を示し、図2(c)は図2(b)の状態よりもドア11が更に開いた状態での指挟み防止装置10を示す。
指挟み防止装置10は、シート状部材20と、収容部22とを備える。シート状部材20は、シート状の部材として構成されている。より詳しくは、ここでは、シート状部材20は、略長方形の薄いフィルムシートとして構成されている。例えば、シート状部材20は、塩化ビニル樹脂製のシートなどの所謂プラスチックシート、紙製シートであり得、種々の材料から作製可能である。なお、シート状部材20は、可撓性を有する。シート状部材20は、ドア11の開閉にしたがって、後述するように収容部22に滑らかに入ったり出たりすることを可能にする程度に、湾曲可能であるとよく、好ましくはその程度の可撓性を有する。
図1及び図2において、シート状部材20の一端20aは、ドア枠16に固定されている。ドア枠16へのシート状部材20の固定は、蝶番つまりヒンジ24で行われている。ドア枠16に固定したヒンジ24に、シート状部材20の一端は固定されている。なお、ドア枠16へのシート状部材20の一端の固定は、ヒンジ24で行われることに限定されず、接着剤、両面テープ、面ファスナー、磁石等の種々の手段を用いて、ドア枠16の材質にも応じて、行われるとよい。
指挟み防止装置10では、ドア本体12に対して、収容部22が設けられている。収容部22を形成するように、図3に示す収容空間区画形成部材26がドア本体12の表面12Sに取り付けられる。図3に示すように、収容空間区画形成部材26には、接着剤Bが塗布された耳部26aが複数設けられている。これら複数の耳部26aをドア本体12の表面12Sに貼り付けることで、ドア本体12の表面12Sと収容空間区画形成部材26の内面26bとで、収容部22の収容空間が、つまり穴28が区画形成される。収容空間区画形成部材26はプラスチック材料等で作製可能である。なお、収容空間区画形成部材26は接着剤Bで取り付けられることに限定されず、両面テープ、面ファスナー、磁石等で取り付けられても、ねじ等の機械的接合手段によって取り付けられて固定されてもよい。
そして、収容空間区画形成部材26の内側、つまり、収容部22の内部には、補強部30が設けられている。補強部32は、ドア11の開閉に伴い収容部22に対してシート状部材20が移動する方向(以下、スライド方向)S(図1参照)に延在するように、収容部22の穴28に設けられている。図1に示すように、補強部30は、ここでは3つ設けられているが、1つだけ設けられることも、3つ以外の複数個設けられることも可能である。図4に、収容部22の穴28の開口部28a側から収容部22を見たところを示す。各補強部30は、ドア本体12の表面12Sに略直角をなすとともに、収容空間区画形成部材26の内面26bとドア本体12の表面12Sとの間に隙間なく延在するように設けられている。図1に示すように、スライド方向Sにおいて、収容部22の内部のうちその穴28の開口部28a側にのみ、補強部30は設けられている。しかし、スライド方向Sにおいて穴28の入口つまり開口部28aから奥まで補強部30が延在してもよい。この補強部30は、ドアの高さ方向において、概ね等間隔で配置されている。なお、補強部30間の長さL(図4参照)は、20cm以上30cm以下であるとよいが、補強部30の補強機能を好適に発揮するように定められるとよい。
更に、図4から明らかなように、収容部22の3つの補強部30は、一枚の板状部材32を折り曲げることで一体的に形成されている。つまり、3つの補強部30の各々は、一枚の板状部材32の一部である。図4では補強部30が誇張されて表されていて、収容空間区画形成部材26は細線で示されている。補強部30つまり板状部材32は、ここでは、ステンレス製であるが、アルミニウム、マグネシウムなどの他の金属材料製であってもよい。あるいは、補強部30つまり板状部材32はプラスチック材料等で作製されてもよい。なお、収容空間区画形成部材26の内側に、収容空間区画形成部材26に対して補強部30は接着剤で固定されている。しかし、その他の、例えば溶接等の化学的接続手段や、ねじ等の機械的接続手段で、補強部30は、収容空間区画形成部材26とドア本体12との間に固定されてもよい。
このように収容部22には補強部30が設けられているので、図1に示すように、シート状部材20にはスリット部34が設けられている。ここでは、スリット部34は、ドア枠16に固定された一端20a側から、自由端20bにまで延びている。したがって、収容部22の穴28の開口部28aから穴28内に、シート状部材20の自由端20bを入れることが可能になる。ただし、シート状部材20のスリット部34は、幼児等の指の入らない程度の大きさを有するとよく、また補強部30の厚さなどの寸法はスリット部34に応じて定められる。
指挟み防止装置10の組み立て及び、ドア11への取付けについて説明する。一例としては、まず、補強部30を取り付けた状態の収容空間区画形成部材26をドア本体12に取り付ける。そして、収容空間区画形成部材26とドア本体12とにより区画形成された収容部22の穴28の開口部28aに、シート状部材20の自由端20bになる部分を先頭に、シート状部材20を差し込む。この状態で、シート状部材20の一端20aをヒンジ24でドア枠16に固定する。このようにして、指挟み防止装置10の組み立て及びドア11へのその取り付けを行うことができる。
上記構成を有する指挟み防止装置10の作用及び効果について説明する。
図2(a)のドア11が完全に閉じた状態では、ドア本体12とドア枠16との間に隙間は実質的に生じていない。このとき、指挟み防止装置10のシート状部材20はドア枠16側からドア本体12の収容部22の穴28内に、その大部分が延びて収容されている。
図2(a)の状態からドア11を少し開けると、図2(b)に示す状態になり、ドア枠16とドア本体12との間に隙間G生じる。このとき、指挟み防止装置10のシート状部材20は、ドア本体12の収容部22の穴28から少し出て、残りの部分が穴28内に延びている状態にある。したがって、指挟み防止装置10のシート状部材20は、隙間Gを覆っていて、そこへの指等の差し込み等を防ぐことを可能にする。
図2(b)の状態から更にドア11を開けると、図2(c)に示す状態になり、ドア枠16とドア本体12との間の隙間Gつまりドア枠16とドア本体12との角度θが拡大する。このとき、指挟み防止装置10のシート状部材20は、ドア本体12の収容部22の穴28から更に出て、残りの部分が穴28内に依然として延びている状態にある。したがって、図2(c)に示すように、指挟み防止装置10のシート状部材20は、隙間Gを覆っていて、そこへの指等の差し込みを防ぐことを可能にする。
ドアを閉めるときは、例えば図2(c)の状態から図2(b)の状態へ、更には図2(b)の状態から図2(a)の状態へと、指挟み防止装置10のシート状部材20は、ドア本体12の収容部22の穴28内に入るようにスライド移動する。したがって、このドア11を閉めるときも、隙間Gがシート状部材20でしっかりと覆われている状態に保たれる。これにより、隙間Gへの指等の差し込みを防ぐことが可能になる。
このように、指挟み防止装置10では、ドア11の開閉時、その隙間Gを常に覆うように、シート状部材20は、ドア本体12の収容部22の穴28から出たり、そこに入ったりする。つまり、収容部22の収容空間には、シート状部材20の少なくとも一部が常に収容された状態にある。したがって、ドア本体12とドア枠16との隙間Gへの幼児等のうっかりした指の挟み込みをよりしっかりと防ぐことが可能になる。
そして、指挟み防止装置10では、収容部22の穴28に、複数の補強部30が設けられている。したがって、指挟み防止装置10の収容部22は優れた高い強度を有する。よって、例えば幼児等が、穴28に気が付いて穴28を広げるような力を収容空間区画形成部材26に及ぼしたり、あるいは、穴28を押し潰すような力を収容空間区画形成部材26に及ぼしたりしても、穴28は補強部30によりその変形が抑制される。したがって、指挟み防止装置10におけるシート状部材20の動きつまり移動を可能にする空間がしっかりと保たれ、よってその指挟み防止機能が阻害され難くなる。
次に、本発明の第2実施形態に係る指挟み防止装置110を図5及び図6に基づいて説明する。ただし、以下の説明では、重複説明を省略するべく、指挟み防止装置110における、第1実施形態の指挟み防止装置10との相違点を主として説明する。なお、図5は、指挟み防止装置110がドアに適用されたところを示す概略構成図であり、図2(c)に対応する図である。また、図6(a)はある状態での指挟み防止装置110を収容部22の外側から見たところを示す図であり、図6(b)は収容部22の穴28の開口部28a側から収容部22を見たところを示す図である。
指挟み防止装置110では、収容部22の穴28は、図5に示すように、ドア本体12そのものに直接的に形成されている。そして、図6(b)に示すように、穴28に設けられる補強部30はそれぞれ断面H状の補強部材130により形成されている。ここでは、補強部材130が接着剤で穴28内に固定されることで、補強部30は形成されている。しかし、補強部材130は他の手段又は方法により穴28内に設けられることも可能である。補強部材130は、直線状の部材であり、スライド方向Sに延びるように収容部22に設けられる。ここでは、補強部材130は金属材料製であるが、プラスチックなどの材料から作製されてもよい。なお、ここでは、収容部22はドア12の高さ方向の全体にわたって設けられていて、補強部30は7つ設けられている。
そして、収容部22の補強部30の個数に応じた数だけ、つまり7つ、シート状部材20にスリット部34が形成されている。図6(a)に示すように、スリット部34はシート状部材20の固定された一端20a近傍から自由端20bまで延びている。このように、シート状部材20は1つの部材として形成されている。
上記構成を備える指挟み防止装置110でも、上記第1実施形態の指挟み防止装置10と同様の作用効果が奏される。
上記第1実施形態の指挟み防止装置10のように、ドアに後付けするタイプの「指挟み防止商品」では、不要になってそれを取り外したときに塗装が剥がれたり、粘着剤が残ったりして見た目が悪くなるとう問題が生じ得る。しかし、指挟み防止装置110の収容部22をドア本体に直接的に設けることで、指挟み防止装置110が不要になったときのそのような問題の発生をより好適に防ぐことが可能になる。
なお、シート状部材20のスリット部34は、シート状部材20そのものに形成されることに限定されず、シート状部材20がドア枠等に固定された状態で形成されていればよい。例えば図7に変形例としての指挟み防止装置210を示すように、シート状部材20を複数のシート片20sから構成してもよい。この場合、シート状部材20つまり複数のシート片20sをドア枠16に固定した状態で、シート状部材20において、シート片20s間にスリット部34が形成されて設けられる。
以上、本発明の代表的な実施形態及び変形例について説明したが、本発明はそれらに限定されない。本願の特許請求の範囲によって定義される本発明の精神及び範囲から逸脱しない限り、種々の置換、変更が可能である。例えば、上記実施形態の指挟み防止装置10、110及びその変形例の指挟み防止装置210などの種々の構成は、矛盾しない範囲で、種々組み合わせることができる。
また、指挟み防止装置10、110,210では、シート状部材20の一端20aはドア枠16に固定され、収容部22はドア本体12に設けられた。しかし、シート状部材20の一端20aはドア本体12に固定され、収容部22はドア枠16に設けられてもよい。
更に、上記実施形態などでは、指挟み防止装置10、110、210は、ドア本体12がドア枠16から離れるように開く側に対して適用された。しかし、指挟み防止装置10、110、210は、ヒンジ14側に適用されてもよい。また、指挟み防止装置10、110、210は、ドア本体12がドア枠16から離れるように開く側と、ヒンジ14側の両側のそれぞれに対して適用されてもよい。
また、上記第1実施形態の指挟み防止装置10では、図1に示すように、ドア11の下方にのみ指挟み防止装置10が適用された。しかし、第2実施形態の指挟み防止装置110及びその変形例の指挟み防止装置210のように、ドア11の隙間G全体を覆うことを可能にするように、本発明に係る指挟み防止装置の寸法は調整されてもよい。
また、上記実施形態では、補強部30は金属などから構成されたが、ある程度の柔軟性を有する材料から部分的に又は全体的に作製されてもよい。例えば補強部30の表面に不織布などが張り付けられてもよい。あるいは、補強部30はゴム材から作製されてもよい。このようなある程度の柔軟性を有する材料で部分的に又は全体的に補強部30を作製することで、補強部30とシート状部材20のスリット部34との摩擦又は摩耗を抑制することが可能になり、例えばドアの開け閉めの際の音を低減することが可能になる。
なお、本発明の装置(又は構造)は、「不意に、或いは、不注意により」ドアに指を挟んでしまうことを防止する装置(又は構造)に係り、それを前提とした強度を有して構成されることに向けられている。そのため、本発明は、「意図的に、或いは、いたずらの延長で」ドアに指を挟んでしまうことを防止することに向けられていない。「ドアに指を挟んだらどうなるか」ということについての想像力や子供への指導は、本人や保護者が責を負うべきものである。
10、110、210 指挟み防止装置
11 ドア
12 ドア本体
14 ヒンジ
16 ドア枠
20 シート状部材
22 収容部
24 ヒンジ
26 収容空間区画形成部材
28 穴
30 補強部
34 スリット部
上記目的を達成するために、本発明の一態様は、
ドア本体及びドア枠のうちの一方に対して一端が固定されるシート状部材と、
前記ドア本体及び前記ドア枠のうちの他方に設けられて、前記一端が固定された前記シート状部材の少なくとも一部が収容される収容部であって、ドアの開閉にしたがって前記シート状部材が出入りすることが可能である、収容部
を備え、
前記収容部には、ドアの開閉に伴い前記収容部に対して前記シート状部材が移動する方向に延在する補強部が設けられていて、
前記シート状部材には、前記ドア本体及び前記ドア枠のうちの前記一方に対して前記一端が少なくとも固定された状態で前記補強部に沿って延びるスリット部が設けられている、
指挟み防止装置を提供する。

Claims (6)

  1. ドア本体及びドア枠のうちの一方に対して一端が固定されるシート状部材と、
    前記ドア本体及び前記ドア枠のうちの他方に設けられて、前記一端が固定された前記シート状部材の少なくとも一部が収容される収容部と
    を備え、
    前記収容部には、ドアの開閉に伴い前記収容部に対して前記シート状部材が移動する方向に延在する補強部が設けられていて、
    前記シート状部材には、前記ドア本体及び前記ドア枠のうちの前記一方に対して前記一端が少なくとも固定された状態で前記補強部に沿って延びるスリット部が設けられている、
    指挟み防止装置。
  2. 前記収容部は前記補強部を複数有し、該複数の補強部は一枚の板状部材を折り曲げることで一体的に形成されている、
    請求項1に記載の指挟み防止装置。
  3. 前記補強部は、断面H状の部材により形成されている、
    請求項1に記載の指挟み防止装置。
  4. 前記シート状部材の前記一端は、蝶番で、前記ドア本体及び前記ドア枠のうちの一方に固定されている、
    請求項1から3のいずれか一項に記載の指挟み防止装置。
  5. 前記収容部は、前記ドア本体又は前記ドア枠そのものに形成された穴を有し、
    前記穴に前記補強部は設けられている、
    請求項1から4のいずれか一項に記載の指挟み防止装置。
  6. 前記収容部は、前記ドア本体及び前記ドア枠のうちの他方に取り付けられる収容空間区画形成部材を備え、
    該収容空間区画形成部材と、前記ドア本体及び前記ドア枠のうちの前記他方との間に、前記補強部は設けられている、
    請求項1から4のいずれか一項に記載の指挟み防止装置。
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