JP2570903Y2 - ハンドル - Google Patents

ハンドル

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JP2570903Y2
JP2570903Y2 JP5447292U JP5447292U JP2570903Y2 JP 2570903 Y2 JP2570903 Y2 JP 2570903Y2 JP 5447292 U JP5447292 U JP 5447292U JP 5447292 U JP5447292 U JP 5447292U JP 2570903 Y2 JP2570903 Y2 JP 2570903Y2
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JP
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handle
screw
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hole
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正範 安達
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株式会社ケーブイケー
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、給水栓その他の各種用
途に使用されるハンドルに関し、詳しくは金属メッキを
施した合成樹脂製ハンドルの改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から給水栓その他の機器の操作軸に
固着されるハンドルは、軽量化,コストダウン,熱伝達
防止その他の理由から合成樹脂製であることが多く、ま
たその美感を向上させるために表面に金属メッキを施す
ことも多い。
【0003】図3に表示した湯水混合水栓におけるシャ
ワー吐水切換用ハンドルaは、図4に示したように内部
に金具bがインサートして成形され該金具bを操作軸c
の先端部外周に形成されたセレーションスプラインdに
噛合させると共に、該操作軸cの端面に穿設された雌ね
じ孔にビスeを螺合し該ビスeの頭部下面で該ハンドル
aの表面を圧着し脱落しないように固着している。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】上記のようにビスeを
締付するとき該ビスeの頭部下面はハンドルa表面のメ
ッキ層に捩り応力を加えながら圧着するため、そのメッ
キ層の挟着部分が樹脂面からはがされてビスe頭部と伴
回りしビスe周囲のメッキ層に図5に示したように皺や
亀裂fが入り見栄えを悪くして商品価値を失墜させると
いう問題がある。このような不具合は特に上記水栓のハ
ンドルのように加熱,冷却が繰り返される条件において
はその樹脂と金属メッキとの熱膨張の差から繰り返し使
用により経時的に現われることもあるという問題があ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案のハンドルは、上
記課題を解決し、メッキ層の亀裂,剥離を起こさせない
合成樹脂製ハンドルを提供しようとするものである。そ
のために本考案は、合成樹脂製ハンドルに形成された取
付孔に操作軸の端部を嵌挿すると共に、固定用のビスを
該ハンドルのビス挿入孔に挿通して該ビスを該操作軸の
端面に穿設されたねじ孔に螺合締付するようにしたハン
ドルにおいて、前記ビス挿入孔周囲の少なくともビス頭
部の圧着範囲を除いて該ハンドルの表面に金属メッキを
施してなることを特徴としたものである。
【0006】
【作用】固定用のビスを締付する際、そのビス頭部は金
属メッキが施されてない範囲に圧着するのでメッキ部分
にその締付力,捩り応力等が加わらない。
【0007】
【実施例】次に図1,2に従い本考案の一実施例を説明
する。このハンドル1は合成樹脂(ABS樹脂)により
一体に成形されその成形時に金型内部に金具2をセット
しておくことにより該金具2をハンドル1中に一体的に
インサートしている。該金具2は筒形状でその内面はセ
レーションスプラインが形成された取付孔3となってい
る。そして操作軸4の端部を該取付孔3中に嵌挿するこ
とにより該操作軸4の端部外周に形成されたセレーショ
ンスプラインを該取付孔3のセレーションスプラインに
噛合させている。5は固定用のビスで、該ビス5をハン
ドル1のビス挿入孔6に挿通し該ビス5を該操作軸4の
端面に穿設されたねじ孔7に螺合締付することにより該
ビス頭部8で該ハンドル1を操作軸4端面に圧着固定し
ている。
【0008】しかして、このハンドル1の表面には金属
メッキ9が施されるが、この金属メッキ9を施すに先立
ちビス挿入孔6周囲の少なくともビス頭部8が圧着する
円形の範囲10を非溶解性レジスト塗料等を塗着するこ
とによりマスキングする。そしてこのハンドル1に銅を
蒸着し、ハンドル1の上記マスキング部分を除いた樹脂
表面全体に銅を蒸着させる。その後にこれをメッキ槽に
浸して電気メッキによりニッケル・クロム等の金属メッ
キを施す。これによって特定の範囲10に金属メッキが
施されていないハンドル1を製作し得る。なお、上記マ
スキングは上記のような塗料を使用してもよいが、テー
プを貼着したりカバー治具を取付けることによっても代
用できる。
【0009】なお範囲10はビス頭部8の圧着範囲より
もやや広めにすることにより圧着部分の圧縮応力により
メッキ部との境界においてメッキ層が剥離することが防
がれると共に、ハンドル,操作軸の嵌合誤差、或いはビ
スのねじ振れ等によるメッキ部分への干渉が防がれるの
で望ましい。また、範囲10をさらにその外周の操作表
示部分にも設けることによりその部分を自由な色彩に塗
着し装飾性を高めることも可能である。
【0010】
【考案の効果】このように本考案のハンドルは、固定用
ビスの締付がメッキ部分に亀裂や皺を生じさせるおそれ
はなく外観を金属メッキ処理により長期にわたり美しく
保持し得る。このため軽量で熱伝達が少なく美感も優れ
たハンドルを低コストで提供できる有益な効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るハンドルの一実施例を示した縦断
面図。
【図2】本考案に係るハンドルの一実施例を示した正面
図。
【図3】湯水混合水栓の斜視図。
【図4】従来のハンドルの縦断面図。
【図5】図4の正面図。
【符号の説明】
1 ハンドル 2 金具 3 取付孔 4 操作軸 5 ビス 6 ビス挿入孔 7 ねじ孔 8 ビス頭部 9 金属メッキ 10 範囲

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 合成樹脂製ハンドルに形成された取付孔
    に操作軸の端部を嵌挿すると共に、固定用のビスを該ハ
    ンドルのビス挿入孔に挿通して該ビスを該操作軸の端面
    に穿設されたねじ孔に螺合締付するようにしたハンドル
    において、前記ビス挿入孔周囲の少なくともビス頭部の
    圧着範囲を除いて該ハンドルの表面に金属メッキを施し
    てなることを特徴とする合成樹脂製ハンドル。
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JP6347927B2 (ja) * 2013-08-30 2018-06-27 株式会社アルファ 合成樹脂製ドアハンドル
JP6882870B2 (ja) * 2016-08-31 2021-06-02 株式会社ベスト 金属製建築用部材

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