JPH068463U - ハンドル - Google Patents

ハンドル

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JPH068463U
JPH068463U JP5447292U JP5447292U JPH068463U JP H068463 U JPH068463 U JP H068463U JP 5447292 U JP5447292 U JP 5447292U JP 5447292 U JP5447292 U JP 5447292U JP H068463 U JPH068463 U JP H068463U
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JP
Japan
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screw
handle
synthetic resin
hole
insertion hole
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JP5447292U
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Inventor
正範 安達
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株式会社ケーブイケー
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 給水栓その他の各種用途に使用される金属メ
ッキを施した合成樹脂製ハンドルに関し、そのビス止め
によるメッキ層の剥離,亀裂,或いは皺の発生を防止す
る。 【構成】 合成樹脂製ハンドル1に形成された取付孔3
に操作軸4の端部を嵌挿すると共に、固定用のビス5を
該ハンドル1のビス挿入孔6に挿通して該ビス5を該操
作軸4の端面に穿設されたねじ孔7に螺合締付するよう
にしたハンドル1において、前記ビス挿入孔6周囲の少
なくともビス頭部8の圧着範囲を除いて該ハンドル1の
表面に金属メッキ9を施す。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、給水栓その他の各種用途に使用されるハンドルに関し、詳しくは金 属メッキを施した合成樹脂製ハンドルの改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から給水栓その他の機器の操作軸に固着されるハンドルは、軽量化,コス トダウン,熱伝達防止その他の理由から合成樹脂製であることが多く、またその 美感を向上させるために表面に金属メッキを施すことも多い。
【0003】 図3に表示した湯水混合水栓におけるシャワー吐水切換用ハンドルaは、図4 に示したように内部に金具bがインサートして成形され該金具bを操作軸cの先 端部外周に形成されたセレーションスプラインdに噛合させると共に、該操作軸 cの端面に穿設された雌ねじ孔にビスeを螺合し該ビスeの頭部下面で該ハンド ルaの表面を圧着し脱落しないように固着している。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
上記のようにビスeを締付するとき該ビスeの頭部下面はハンドルa表面のメ ッキ層に捩り応力を加えながら圧着するため、そのメッキ層の挟着部分が樹脂面 からはがされてビスe頭部と伴回りしビスe周囲のメッキ層に図5に示したよう に皺や亀裂fが入り見栄えを悪くして商品価値を失墜させるという問題がある。 このような不具合は特に上記水栓のハンドルのように加熱,冷却が繰り返される 条件においてはその樹脂と金属メッキとの熱膨張の差から繰り返し使用により経 時的に現われることもあるという問題がある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案のハンドルは、上記課題を解決し、メッキ層の亀裂,剥離を起こさせな い合成樹脂製ハンドルを提供しようとするものである。そのために本考案は、合 成樹脂製ハンドルに形成された取付孔に操作軸の端部を嵌挿すると共に、固定用 のビスを該ハンドルのビス挿入孔に挿通して該ビスを該操作軸の端面に穿設され たねじ孔に螺合締付するようにしたハンドルにおいて、前記ビス挿入孔周囲の少 なくともビス頭部の圧着範囲を除いて該ハンドルの表面に金属メッキを施してな ることを特徴としたものである。
【0006】
【作用】
固定用のビスを締付する際、そのビス頭部は金属メッキが施されてない範囲に 圧着するのでメッキ部分にその締付力,捩り応力等が加わらない。
【0007】
【実施例】
次に図1,2に従い本考案の一実施例を説明する。このハンドル1は合成樹脂 (ABS樹脂)により一体に成形されその成形時に金型内部に金具2をセットし ておくことにより該金具2をハンドル1中に一体的にインサートしている。該金 具2は筒形状でその内面はセレーションスプラインが形成された取付孔3となっ ている。そして操作軸4の端部を該取付孔3中に嵌挿することにより該操作軸4 の端部外周に形成されたセレーションスプラインを該取付孔3のセレーションス プラインに噛合させている。5は固定用のビスで、該ビス5をハンドル1のビス 挿入孔6に挿通し該ビス5を該操作軸4の端面に穿設されたねじ孔7に螺合締付 することにより該ビス頭部8で該ハンドル1を操作軸4端面に圧着固定している 。
【0008】 しかして、このハンドル1の表面には金属メッキ9が施されるが、この金属メ ッキ9を施すに先立ちビス挿入孔6周囲の少なくともビス頭部8が圧着する円形 の範囲10を非溶解性レジスト塗料等を塗着することによりマスキングする。そ してこのハンドル1に銅を蒸着し、ハンドル1の上記マスキング部分を除いた樹 脂表面全体に銅を蒸着させる。その後にこれをメッキ槽に浸して電気メッキによ りニッケル・クロム等の金属メッキを施す。 これによって特定の範囲10に金属メッキが施されていないハンドル1を製作 し得る。 なお、上記マスキングは上記のような塗料を使用してもよいが、テープを貼着 したりカバー治具を取付けることによっても代用できる。
【0009】 なお範囲10はビス頭部8の圧着範囲よりもやや広めにすることにより圧着部 分の圧縮応力によりメッキ部との境界においてメッキ層が剥離することが防がれ ると共に、ハンドル,操作軸の嵌合誤差、或いはビスのねじ振れ等によるメッキ 部分への干渉が防がれるので望ましい。 また、範囲10をさらにその外周の操作表示部分にも設けることによりその部 分を自由な色彩に塗着し装飾性を高めることも可能である。
【0010】
【考案の効果】
このように本考案のハンドルは、固定用ビスの締付がメッキ部分に亀裂や皺を 生じさせるおそれはなく外観を金属メッキ処理により長期にわたり美しく保持し 得る。このため軽量で熱伝達が少なく美感も優れたハンドルを低コストで提供で きる有益な効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るハンドルの一実施例を示した縦断
面図。
【図2】本考案に係るハンドルの一実施例を示した正面
図。
【図3】湯水混合水栓の斜視図。
【図4】従来のハンドルの縦断面図。
【図5】図4の正面図。
【符号の説明】
1 ハンドル 2 金具 3 取付孔 4 操作軸 5 ビス 6 ビス挿入孔 7 ねじ孔 8 ビス頭部 9 金属メッキ 10 範囲

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 合成樹脂製ハンドルに形成された取付孔
    に操作軸の端部を嵌挿すると共に、固定用のビスを該ハ
    ンドルのビス挿入孔に挿通して該ビスを該操作軸の端面
    に穿設されたねじ孔に螺合締付するようにしたハンドル
    において、前記ビス挿入孔周囲の少なくともビス頭部の
    圧着範囲を除いて該ハンドルの表面に金属メッキを施し
    てなることを特徴とする合成樹脂製ハンドル。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015048589A (ja) * 2013-08-30 2015-03-16 株式会社アルファ 合成樹脂製ドアハンドル
JP2018035589A (ja) * 2016-08-31 2018-03-08 株式会社ベスト 建築用部材

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JP2020169569A (ja) * 2016-08-31 2020-10-15 株式会社ベスト 金属製建築用部材

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