JP6933202B2 - 自動車用ドアラッチ装置 - Google Patents
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Description
第1の発明は、ストライカと噛合することによりドアを閉位置に保持可能な噛合機構と、ベース構造体に枢支され、前記ドアに配置されるドアハンドルの開操作に連動してリリース方向へ回動可能なアウトサイドレバーと、前記アウトサイドレバーのリリース方向への回動に基づいて前記噛合機構の噛合を解除可能なアンロック位置及び解除不能なロック位置に揺動可能なオープンリンクと、設定値を超える慣性力が作用した場合、スプリングの付勢力に抗して、回動可能な慣性レバーとを備えた自動車用ドアラッチ装置において、前記慣性レバーは、前記スプリングにより前記アウトサイドレバーのリリース方向への回動を許可する中立位置に保持されると共に、設定値を超える慣性力が外向き方向へ作用した場合には、前記スプリングの付勢力に抗して、前記中立位置から一方向へ所定角度回動して前記アウトサイドレバーのリリース方向への回動を阻止する第1ブロック位置に回動し、設定値を超える慣性力が内向き方向へ作用した場合には、前記スプリングの付勢力に抗して、前記一方向と反対方向へ所定角度回動して前記アウトサイドレバーのリリース方向への回動を阻止する第2ブロック位置に回動可能であることを特徴とする。
(基本構造)
自動車用ドアラッチ装置1は、右ドア用であって、図1に示すように、車体側面に開閉自在に支持される右側のドアD内に取り付けられ、図2、3に示すように、ドアD内に固定されるベース構造体2と、ベース構造体2に組み付けられ、車体に固定されるストライカSと噛合することによりドアDを閉状態に保持可能な噛合機構3と、ベース構造体2に組み付けられる後述の各種可動要素とを備える。
次に、図1〜9に基づいて、第1実施例について説明する。
図4、5に示すように、各種可動要素は、前後方向を向く枢軸13によりバックプレート6の下部前面に枢支されるアウトサイドレバー14と、前後方向を向く枢軸27(図3参照)によりバックプレート6の下部前面に枢支され、側面衝突等により予め定めた設定値を超えた慣性力が作用した場合、所定角度回動可能な慣性レバー15と、ラチェット11と一体的に回転可能なオープンレバー16と、ケーシング7内に配置されるオープンリンク17と、ケーシング7の内側面に支持されるロックレバー18及びインサイドレバー19とを含む。さらに、ケーシング7には、キーシリンダKに図示略のロッドを介して連結される第1キーレバー20と、第1キーレバー20と一体的に回動可能な第2キーレバー21と、携帯用スイッチまたは車内に設けた操作スイッチの操作により正逆回転可能なモータ30と、車内外方向を向く枢軸32に枢支され、モータ30により正逆回転可能な駆動ギヤ31とが設けられる。なお、図5は、噛合機構3及び各種可動要素を明示するため、ボディ4及びケーシング7の一部を省略して示している。
次に、図10〜13に基づいて、第2実施例について説明する。
第2実施例は、第1実施例の慣性レバー15に代えて、慣性レバー150を第1慣性レバー151及び第2慣性レバー152を含むものとし、第1実施例のアウトサイドレバー14の係合部14dに代えて、係合部14eを設け、第1実施例の慣性レバー15に付勢力を付与するスプリング26に代えて、第1慣性レバー151及び第2慣性レバー152に付勢力を付与するスプリング28を設けた構成としている。それ以外の構成は、第1実施例と同一である。
第2実施例の説明においては、第1実施例と相違する部分のみについて説明し、第1実施例と同一部分については図面に第1実施例と同一符号を付して詳細説明は省略する。
2a ストライカ進入溝 3 噛合機構
4 ボディ 5 カバープレート
6 バックプレート 6a 第1掛止部
6b 第2掛止部 6c 第1ストッパ部
6d 第2ストッパ部 6e 第3ストッパ部
6f 第4ストッパ部 7 ケーシング
8 ラッチ軸 9 ラッチ
9a 噛合溝 10 ラチェット軸
11 ラチェット 12 スプリング
13 枢軸 14 アウトサイドレバー
14a 車外側連結部 14b 車内側連結部
14c 折曲部 14d、14e 係合部
15 慣性レバー 15a 第1阻止部
15b 第2阻止部 15c 第3阻止部
15d 第1進入部 15e 第2進入部
150 慣性レバー 151 第1慣性レバー
151a 第1阻止部 152 第2慣性レバー
152a 第2阻止部 153 進入部
16 オープンレバー 16a 回動端部
17 オープンリンク 17a 連結孔
17b 長孔 17c リリース部
17d 突起部 18 ロックレバー
18a 突部 18b 連結部
18c アーム部 18d 連結突部
19 インサイドレバー 19a 連結部
19b アーム部 20 第1キーレバー
21 第2キーレバー 21a 長孔
22 スプリング 23 操作力伝達部材
24 枢軸 25 スプリング
26 スプリング 26a、26b アーム部
27 枢軸 28 スプリング
28a、28b アーム部 29 枢軸
30 モータ 31 駆動ギヤ
31a 突起部 32 枢軸
33 枢軸 34 操作力伝達部材
D ドア IH インサイドハンドル(ドアハンドル) K キーシリンダ KN ロックノブ
OH アウトサイドハンドル(ドアハンドル) S ストライカ
Claims (8)
- ストライカと噛合することによりドアを閉位置に保持可能な噛合機構と、
ベース構造体に枢支され、前記ドアに配置されるドアハンドルの開操作に連動してリリース方向へ回動可能なアウトサイドレバーと、
前記アウトサイドレバーのリリース方向への回動に基づいて前記噛合機構の噛合を解除可能なアンロック位置及び解除不能なロック位置に揺動可能なオープンリンクと、
設定値を超える慣性力が作用した場合、スプリングの付勢力に抗して、回動可能な慣性レバーとを備えた自動車用ドアラッチ装置において、
前記慣性レバーは、前記スプリングにより前記アウトサイドレバーのリリース方向への回動を許可する中立位置に保持されると共に、設定値を超える慣性力が外向き方向へ作用した場合には、前記スプリングの付勢力に抗して、前記中立位置から一方向へ所定角度回動して前記アウトサイドレバーのリリース方向への回動を阻止する第1ブロック位置に回動し、設定値を超える慣性力が内向き方向へ作用した場合には、前記スプリングの付勢力に抗して、前記一方向と反対方向へ所定角度回動して前記アウトサイドレバーのリリース方向への回動を阻止する第2ブロック位置に回動可能であることを特徴とする自動車用ドアラッチ装置。 - 前記慣性レバーは、前記アウトサイドレバーと別軸により前記ベース構造体に枢支されることを特徴とする請求項1記載の自動車用ドアラッチ装置。
- 前記アウトサイドレバーは、リリース方向への回動に伴って円弧移動する係合部を有し、
前記慣性レバーは、前記中立位置にあるとき前記係合部の円弧軌道外に位置し、前記第1ブロック位置及び前記第2ブロック位置にあるとき、前記係合部の円弧軌道上に位置する阻止部を有し、
前記慣性レバーが前記第1ブロック位置及び前記第2ブロック位置にあるとき、前記アウトサイドレバーのリリース方向への回動に対して、前記係合部が前記阻止部に当接することにより、前記アウトサイドレバーのリリース方向への回動を阻止することを特徴とする請求項2記載の自動車用ドアラッチ装置。 - 前記慣性レバーは、前記中立位置にあるとき、前記アウトサイドレバーのリリース方向への回動に伴う前記係合部の円弧軌道上に位置して、前記係合部が進入する進入部を有することを特徴とする請求項3記載の自動車用ドアラッチ装置。
- ストライカと噛合することによりドアを閉位置に保持可能な噛合機構と、
ベース構造体に枢支され、前記ドアに配置されるドアハンドルの開操作に連動してリリース方向へ回動可能なアウトサイドレバーと、
前記アウトサイドレバーのリリース方向への回動に基づいて前記噛合機構の噛合を解除可能なアンロック位置及び解除不能なロック位置に揺動可能なオープンリンクと、
設定値を超える慣性力が作用した場合、スプリングの付勢力に抗して、回動可能な慣性レバーとを備えた自動車用ドアラッチ装置において、
前記慣性レバーは、
前記スプリングにより前記アウトサイドレバーのリリース方向への回動を許可する待機位置に保持されると共に、設定値を超える慣性力が外向き方向へ作用した場合、前記スプリングの付勢力に抗して、前記待機位置から一方向へ所定角度回動して前記アウトサイドレバーのリリース方向への回動を阻止する第1ブロック位置に回動可能な第1慣性レバーと、
前記スプリングにより前記アウトサイドレバーのリリース方向への回動を許可する待機位置に保持されると共に、設定値を超える慣性力が内向き方向へ作用した場合、前記スプリングの付勢力に抗して、前記待機位置から前記一方向と反対方向へ所定角度回動して前記アウトサイドレバーのリリース方向への回動を阻止する第2ブロック位置に回動可能な第2慣性レバーを含むことを特徴とする自動車用ドアラッチ装置。 - 前記第1慣性レバー及び前記第2慣性レバーは、前記アウトサイドレバーと別軸の同軸により前記ベース構造体にそれぞれ独立回動し得るように枢支されることを特徴とする請求項5記載の自動車用ドアラッチ装置。
- 前記アウトサイドレバーは、リリース方向への回動に伴って円弧移動する係合部を有し、
前記第1慣性レバーは、待機位置にあるとき前記係合部の円弧軌道外に位置し、前記第1ブロック位置にあるとき、前記係合部の円弧軌道上に位置し、前記アウトサイドレバーのリリース方向への回動に対して、前記係合部が当接することにより前記アウトサイドレバーのリリース方向への回動を阻止する第1阻止部を有し、
前記第2慣性レバーは、待機位置にあるとき前記係合部の円弧軌道外に位置し、前記第2ブロック位置にあるとき前記係合部の円弧軌道上に位置し、前記アウトサイドレバーのリリース方向への回動に対して、前記係合部が当接することにより前記アウトサイドレバーのリリース方向への回動を阻止する第2阻止部を有することを特徴とする請求項6記載の自動車用ドアラッチ装置。 - 前記第1慣性レバー及び前記第2慣性レバーがそれぞれ待機位置にあるとき、前記第1慣性レバーと前記慣性レバーとの間に、前記アウトサイドレバーのリリース方向への回動に伴う前記係合部の円弧軌道上に位置する進入部を設け、
前記アウトサイドレバーのリリース方向への回動に伴って、前記係合部が前記進入部に進入することを特徴とする請求項7記載の自動車用ドアラッチ装置。
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