JP6267944B2 - 車両用のドアラッチ装置 - Google Patents
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Description
なお、この図はドアラッチ装置が車体のストライカ10を係合してバックドアの閉位置を保持している状態を示す。
上記のドアラッチ装置は、フォーク11とクロー12とからなる周知のラッチ機構13を備えている。
クロー12は、軸15によってベースプレートに回転可能に軸支され、また、このクロー12はリターンスプリングによって反時計方向の回転勢力を受けており、フォーク11がストライカ10を係合している状態では、フォーク11の復動を阻止するように係止し、これによってバックドアの閉位置を保持している。
すなわち、電動アクチュエータとしてモータ16と、このモータ16の出力軸に設けたウォーム17と、該ウォーム17に噛合させたウォームホイール18と、該ウォームホイール18の中央部に一体に突出形成した小形ギア(連動ギア)19からなる電動駆動機構を備え、この電動駆動機構によってオープンレバー20を旋回させてラッチ解除する構成となっている。
なお、ウォームホイール18にはリターンスプリングが備えられている。
オープンレバー20は、軸22の一方側に円弧状のギア部20aが形成してあり、このギア部20aが上記した小形ギア19に噛合されており、また、その他方側が連動部20bとしてモーターケース21より張出し、この連動部20bによってクロー12を連動するようになっている。
これより、バックドアを開けることができる。
したがって、ウォームホイール18がリターンスプリングのばね勢力で逆転するため、オープンレバー20とクロー12が図10に示すように復動する。
この手動オープンレバー23は、車室側となるモーターケース21外に設けられており、その基部がモータケース21外に突出した軸22に軸支されると共に、オープンレバー20と一体的に旋回するように連結されている。
したがって、この手動オープンレバー23は車外から操作することができない。
すなわち、電動駆動機構の故障でバックドアが閉位置で固定されて開くことができないときは、車室内からバックドアに近づいて手動オープンレバー23を操作してラッチ解除する。
つまり、図10において、手動オープンレバー23を反時計方向に操作すれば、オープンレバー20が一体的に旋回するため、上記同様にラッチが解除するから、バックドアを開くことができる。
したがって、バックドアが閉位置にあるラッチ状態で、連動ギアを電動駆動すると、オープンレバーのギアが連動されることから、オープンレバーが軸部を中心に旋回する。
この状態でバックドアを開くことができる。
このように、オープンレバーの凹形溝部又は窓孔にギアを形成し、このギアには前記電動アクチュエータの連動ギアを噛合させた構成としたので、他の部品と干渉することなく、オープンレバーを小形化することができる。
すなわち、このオープンレバーは手動操作部を操作して旋回させれば、ラッチ解除することができる。
つまり、モータやモータ給電回路などの故障でドアラッチ装置が電動駆動せず、ラッチが解除せずにバックドアを開くことができない異常時には、車室内からバックドアに近づきオープンレバーを手動操作してラッチ解除することができる。
これによって、電動駆動機構の故障などの異常時においても、バックドアを開くことができる。
また、手動操作部をオープンレバーと一体に形成したので、部品数を少なくし装置を軽量化することができる。
したがって、このような不正行為によるバックドアの開放によって生じる車内物の盗難を防ぐために、装置ケースには、オープンレバーの手動操作部を露出させる窓孔を設けると共に、この窓孔には通常時に閉蓋となるカバーを設けた防難構造とすることができる。
そして、異常時にはカバーを開き窓孔に露出したオープンレバーの手動操作部を操作して上記同様にラッチ解除させる。
図1は、本発明の一実施形態を示すドアラッチ装置の正面図、図2は図1上のA−A線断面図、図3はモータケースのケース蓋体を取り外して内部構造を示した上記ドアラッチ装置の簡略正面図、図4は上記したドアラッチ装置に備えたオープンレバーの背面図、図5は図4上のB―B線断面図である。
なお、この実施形態のドアラッチ装置は、主にオープンレバーに特徴があり、その他の構成は図10に示す従来例のドアラッチ装置に比べて同じ構成であるから同じ部材や部品については同じ参照符号を付して説明を省略する。
そして、ベースプレート31の両側には、取付ブラケット33を設け、この取付ブラケット33をバックドアにねじ止めしてドアラッチ装置をバックドアに組み付ける。
なお、ベースプレート31には、バックドアを閉めることにより入り込むストライカの挿入溝34が形成してある。
電動駆動機構35は、従来例同様のものであり、モータケースのケース本体36とケース蓋体37とで形成した空室内に組み込んだモータ(電動アクチュエータ)16、ウォーム17、ウォームホイール18、小形ギア(連動ギア)19によって構成してある。
ウォームホイール18と小形ギア19とからなるギア体は、ケース本体36とケース蓋体37とに設けた軸支部36a、37aとに橋渡した軸杆38によって回転可能に支持してあり、さらに、ウォームホイール18には、初期位置に復動回転させるリターンスプリング39が設けてある。
なお、小形ギア19については、ウォームホイール18の中央部に一体に突出形成してもよく、また、別体形成した小形ギア19をウォームホイール18に固着してもよい。
このオープンレバー40は、図2、図5に示したように、その一側よりに凸軸部41aと凹軸部41bとからなる軸部41が設けてあり、その凸軸部41aをケース本体36の凹形軸部36bに嵌合させ、また、その凹軸部41bにケース蓋体37の凸形軸部37bを突入させることで旋回自在に軸受けしてある。
また、上記の凹形溝部42には上記した小形ギア19を突入させ、この小形ギア19をギア42bに噛合させた構成となっている。
なお、上記した窓孔42aを設けないで、凹形溝部42を窓孔として形成し、この窓孔縁にギア42bを設けるようにすることができる。
なお、図3から分かるように、上記したオープンレバー40の連動部40bはモータケースより張り出し、その先端部がクロー12の押動部12aに対向するようになっている。
また、カバー44の係止腕44bはケース蓋体37に設けた係止突部45d上を通過させた後に係止部45bに係止させる。
したがって、通常時には係止突部45dの係止によってカバー44の閉蓋が保持されている。
すなわち、モータ16の駆動によってウォーム17、ウォームホイール18が連動されるから、小形ギア19がウォームホイール18と一体的に回転する。
これにより、クロー12によるフォーク11の阻止が解放されることから、図6に示す如く、フォーク12がリターンスプリングによって反時計方向に回転し、ストライカ10の係合を解放する。
上記の動作で電動駆動機構35によりラッチが解除され、バックドアを開くことができる。
本実施形態のドアラッチ装置は、このような異常状態の場合は、車室内からオープンレバー40を手動操作してドアラッチ装置をラッチ解除させることができる。
なお、この場合、係止腕44bの係止を係止突部45dからは外してカバー44を旋回させ、カバー44の一部をケース蓋体37に設けたストッパー45eに当接させる。
なお、手動操作部40aは、ドライバーなどの工具を使って引き回してもよく、
カバー44をケース蓋体37から取り外し、カバー44の係止腕44bを突入させて操作することもできる。
なお、本実施形態のドアラッチ装置は、通常時には、図1に示すように、カバー44を閉じて操作用窓43を閉蓋しておくので、ドアの隙間から細長い工具などを差し入れて不正にラッチ解除しようと試みても、このような工具はカバー44に突き当たるだけとなるので、オープンレバー40を旋回させることができない。
なお、図8はストライカ10のラッチ状態、図9はストライカ10のラッチ解除状態をそれぞれ示している。
本実施形態は、オープンレバー40以外は図1〜図3に示す実施形態と同構成であるので、同一の部材、部品については同符号を付したそれらの説明を省略する。
また、上記の凹形溝部42には上記した小形ギア19を突入させ、この小形ギア19を内歯ギア42cに噛合させた構成となっている。
このようにギアを内歯ギア42cにすることによって、図1〜図3に示した実施形態よりも内歯ギア42cとウォームホイール18とをオープンレバー40の回転中心である軸部41に近い位置に配置することができるので、装置をされに小形化することができる。
13 ラッチ機構
16 モータ
17 ウォーム
18 ウォームホイール
19 小形ギア
35 電動駆動機構
40 オープンレバー
40a 手動操作部
40b 連動部
41 軸部
42 凹形溝部
42a 窓孔
42b 外歯ギア
42c 内歯ギア
43 操作用窓
44 カバー
Claims (3)
- 車体又はドアに設けられたストライカに係脱可能なフォークと、当該フォークを前記ストライカの係合位置とその係合を解除する解除位置とに移動規制するクローとを備えたラッチ機構と、
装置ケースに旋回可能に軸着され、軸部の一方側を電動アクチュエータによって駆動し、その他方側の旋回動で前記クローを動作させ、前記フォークを開放位置に移動規制するオープンレバーと、
を有する車両用のドアラッチ装置において、
前記オープンレバーは、軸部の一方側に、当該軸部を中心とした円弧状の凹形溝部又は窓孔を形成すると共に、この凹形溝部又は窓孔の内面にはギアを設け、このギアには前記電動アクチュエータの連動ギアを噛合させ、
さらに、前記オープンレバーの前記凹形溝部又は前記窓孔よりも前記軸部の一方側の一部には車内から操作可能な手動操作部を形成したことを特徴とする車両用のドアラッチ装置。 - 請求項1に記載したドアラッチ装置において、
前記電動アクチュエータを含む電動駆動機構と前記オープンレバーを内装させた装置ケースには、前記手動操作部を露出させた操作用窓を形成すると共に、この操作用窓には開放可能なカバーを設けたことを特徴とする車両用のドアラッチ装置。 - 請求項1又は2に記載したドアラッチ装置において、
前記連動ギアは、電動アクチュエータに連動させた大形ギアの中心部に突出させた小形ギアとして形成したことを特徴とする車両用のドアラッチ装置。
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