JP2015101872A - 車両用のドアラッチ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】構成部品を減少させて構成を簡単化し、厚さ方向の幅と重量の減少を図り、さらに、生産コストの低廉化を図った車両用のドアラッチ装置を提供すること。
【解決手段】 車体のストライカ10を係脱可能なラッチ機構13と、モータケースに旋回可能に軸着され、軸部の一方側を電動駆動機構によって駆動し、その他方側の連動部でラッチ機構13を動作させてストライカ10を解放させるオープンレバー40とを有する車両用のドアラッチ装置において、オープンレバー40は、軸部41の一方側に、当該軸部41を中心とした円弧状の凹形溝部42を形成すると共に、この凹形溝部42にはギアを設け、このギアには前記電動駆動機構の連動ギア19を噛合させ、さらに、前記オープンレバー40の軸部41の一方側には車内から操作可能な手動操作部40aを形成した構成となっている。
【選択図】図3

Description

本発明は車両のバックドアを閉位置に保持するためのドアラッチ装置に関する。
図8は、ステーションワゴンなどの自動車に備えられたバックドアのドアラッチ装置を示した概略図である。
なお、この図はドアラッチ装置が車体のストライカ10を係合してバックドアの閉位置を保持している状態を示す。
上記のドアラッチ装置は、フォーク11とクロー12とからなる周知のラッチ機構13を備えている。
そして、フォーク11は、軸14によってベースプレート(図示省略)に回転可能に軸支され、また、このフォーク11はリターンスプリングによって時計方向の回転勢力を受けている。
クロー12は、軸15によってベースプレートに回転可能に軸支され、また、このクロー12はリターンスプリングによって反時計方向の回転勢力を受けており、フォーク11がストライカ10を係合している状態では、フォーク11の復動を阻止するように係止し、これによってバックドアの閉位置を保持している。
一方、このドアラッチ装置は、ラッチの解除を行う電動アクチュエータを備えた電気解除式ラッチ装置となっている。
すなわち、電動アクチュエータとしてモータ16と、このモータ16の出力軸に設けたウォーム17と、該ウォーム17に噛合させたウォームホイール18と、該ウォームホイール18の中央部に一体に突出形成した小形ギア(連動ギア)19からなる電動駆動機構を備え、この電動駆動機構によってオープンレバー20を旋回させてラッチ解除する構成となっている。
なお、ウォームホイール18にはリターンスプリングが備えられている。
具体的には、電動駆動機構がモータケース21に内装され、また、オープンレバー20がモータケース21内の軸22に回動可能に軸支されている。
オープンレバー20は、軸22の一方側に円弧状のギア部20aが形成してあり、このギア部20aが上記した小形ギア19に噛合されており、また、その他方側が連動部20bとしてモーターケース21より張出し、この連動部20bによってクロー12を連動するようになっている。
したがって、バックドアが閉位置で保持された図8に示すラッチ状態でモータ16を給電すれば、モータ16の回転駆動力がウォーム17、ウォームホイール18、小形ギア19を介してオープンレバー20に伝達され、このオープンレバー20が反時計方向に旋回するため、クロー12が連動部20bによって押し回され、リターンスプリングのばね勢力に抗して時計方向に回転する。
この結果、フォーク11の係止が解除され、フォーク11がリターンスプリングのばね勢力で時計方向に回転するため、図9に示したように、ストライカ10の係合を解除する。
これより、バックドアを開けることができる。
上記のドアラッチ装置は、ラッチが解除されると、モータ16の給電が停止される。
したがって、ウォームホイール18がリターンスプリングのばね勢力で逆転するため、オープンレバー20とクロー12が図10に示すように復動する。
他方、上記のドアラッチ装置には、異常時に操作する手動オープンレバー23が設けられている。
この手動オープンレバー23は、車室側となるモーターケース21外に設けられており、その基部がモータケース21外に突出した軸22に軸支されると共に、オープンレバー20と一体的に旋回するように連結されている。
したがって、この手動オープンレバー23は車外から操作することができない。
上記の手動オープンレバー23は、モータ16やその給電回路などの電動駆動機構の故障によってラッチ解除できない異常時に、車室内から操作してラッチ解除するものである。
すなわち、電動駆動機構の故障でバックドアが閉位置で固定されて開くことができないときは、車室内からバックドアに近づいて手動オープンレバー23を操作してラッチ解除する。
つまり、図8において、手動オープンレバー23を反時計方向に操作すれば、オープンレバー20が一体的に旋回するため、上記同様にラッチが解除するから、バックドアを開くことができる。
特開2013−185335号公報
上記した従来のドアラッチ装置は、室内側となるモータケース21外に手動オープンレバー23が設けられているため、バックドアの外からドアの隙間を通した細線などで手動オープンレバー23を旋回させラッチ解除されることがあるため、手動オープンレバー23を覆うカバーなどを設ける必要がある。
また、手動オープンレバー23が電動駆動機構とは別途にモーターケース外に設けられており、さらに、この手動オープンレバー23を覆うカバーなどがあるために、ドアラッチ装置の厚さ方向の幅、つまり、軸22の軸心方向となる幅が増大する上、手動オープンレバーやカバーのために部品点数が多くなり、そのため、重量と共に生産コストがアップする。
本発明は、上記した実情にかんがみ、構成部品を減少させて構成を簡単化して厚さ方向の幅と重量の減少を図り、さらに、生産コストの低廉化を図った車両用のドアラッチ装置を提供することを目的とする。
上記した目的を達成するため、本発明は第1の発明として、車体又はドアに設けられたストライカに係脱可能なフォークと、当該フォークを前記ストライカの係合位置とその係合を解除する解除位置とに移動規制するクローとを備えたラッチ機構と、装置ケースに旋回可能に軸着され、軸部の一方側を電動アクチュエータによって駆動し、その他方側の旋回動で前記クローを動作させ、前記フォークを開放位置に移動規制するオープンレバーとを有する車両用のドアラッチ装置において、前記オープンレバーは、軸部の一方側に、当該軸部を中心とした円弧状の凹形溝部又は窓孔を形成すると共に、この凹形溝部又は窓孔にはギアを設け、このギアには前記電動アクチュエータの連動ギアを噛合させ、さらに、前記オープンレバーの軸部の一方側の一部には車内から操作可能な手動操作部を形成したことを特徴とする車両用のドアラッチ装置を提案する。
第2の発明としては、上記した第1の発明のドアラッチ装置において、前記電動アクチュエータを含む電動駆動機構と前記オープンレバーを内装させた装置ケースには、前記手動操作部を露出させた操作用窓を形成すると共に、この操作用窓には開放可能なカバーを設けたことを特徴とする車両用のドアラッチ装置を提案する。
第3の発明としては、上記した第1又は第2の発明のドアラッチ装置において、前記連動ギアは、電動アクチュエータに連動させた大形ギアの中心部に突出させた小形ギアとして形成したことを特徴とする車両用のドアラッチ装置を提案する。
本発明に係わるドアラッチ装置が備えるオープンレバーは、軸部の一方側に、当該軸部を中心とした円弧状の凹形溝部又は窓孔を形成すると共に、この凹形溝部又は窓孔にはギアを設け、このギアには前記電動アクチュエータの連動ギアを噛合させた構成としてある。
したがって、バックドアが閉位置にあるラッチ状態で、連動ギアを電動駆動すると、オープンレバーのギアが連動されることから、オープンレバーが軸部を中心に旋回する。
これより、軸部の他方側となるオープンレバー部分によってクローが押し回され、クローによるフォークの係止が解除されるため、フォークがストライカの係合を解放する。
この状態でバックドアを開くことができる。
このように、オープンレバーの凹形溝部又は窓孔にギアを形成し、このギアには前記電動アクチュエータの連動ギアを噛合させた構成としたので、他の部品と干渉することなく、オープンレバーを小形化することができる。
また、本発明に係わるドアラッチ装置が備えるオープンレバーは、軸部の一方側の一部に、車内から操作可能な手動操作部が形成してある。
すなわち、このオープンレバーは手動操作部を操作して旋回させれば、ラッチ解除することができる。
つまり、モータやモータ給電回路などの故障でドアラッチ装置が電動駆動せず、ラッチが解除せずにバックドアを開くことができない異常時には、車室内からバックドアに近づきオープンレバーを手動操作してラッチ解除することができる。
これによって、電動駆動機構の故障などの異常時においても、バックドアを開くことができる。
また、手動操作部をオープンレバーと一体に形成したので、部品数を少なくし装置を軽量化することができる。
反面、上記したオープンレバーは、バックドアの隙間から差し入れた細長の工具などを使って手動操作部を引き回しラッチ解除する不正行為が行なわれる可能性がある。
したがって、このような不正行為によるバックドアの開放によって生じる車内物の盗難を防ぐために、装置ケースには、オープンレバーの手動操作部を露出させる窓孔を設けると共に、この窓孔には通常時に閉蓋となるカバーを設けた防難構造とすることができる。
そして、異常時にはカバーを開き窓孔に露出したオープンレバーの手動操作部を操作して上記同様にラッチ解除させる。
上記したように、本発明によれば、異常時にラッチ解除する手動操作部を有する一つのオープンレバーを備えて構成されているので、部品点数を減少させて構成の簡単化ができるから、ドアラッチ装置の厚み方向の幅と重量が減少し、生産コストの低廉化に有利なドアロック装置となる。
本発明の一実施形態を示すドアラッチ装置の正面図である。 図1上のA−A線断面図である。 モータケースのケース蓋体を取り外して内部構造を示した上記ドアラッチ装置の簡略正面図で、この図はラッチ状態を示した図である。 上記したドアラッチ装置に備えたオープンレバーの背面図である。 図4上のB−B線断面図である。 ラッチの解除動作を示した図3同様のドアラッチ装置の簡略正面図である。 モータケースに設けた窓孔のカバーを開いた状態を示す図1同様のドアラッチ装置の正面図である。 本発明の他の実施形態を示す図3同様のドアラッチ装置の簡略正面図で、この図はラッチ状態を示した図である。 他の実施形態のラッチ解除動作を示した図8同様の簡略正面図である。 モータケースのケース蓋体を取り外して内部構造を示した従来のドアラッチ装置の簡略正面図で、この図はラッチ状態を示した図でる。 ラッチ解除動作を示した図10同様のドアラッチ装置の簡略正面図である。 ラッチ解除の状態を示すドアラッチ装置の簡略正面図である。
次に、ステーションワゴンなどの自動車のバックドアに実施した本発明の一実施形態について図面に沿って説明する。
図1は、本発明の一実施形態を示すドアラッチ装置の正面図、図2は図1上のA−A線断面図、図3はモータケースのケース蓋体を取り外して内部構造を示した上記ドアラッチ装置の簡略正面図、図4は上記したドアラッチ装置に備えたオープンレバーの背面図、図5は図4上のB―B線断面図である。
なお、この実施形態のドアラッチ装置は、主にオープンレバーに特徴があり、その他の構成は図10に示す従来例のドアラッチ装置に比べて同じ構成であるから同じ部材や部品については同じ参照符号を付して説明を省略する。
図1〜図3より分かるように、ラッチ機構13を構成するフォーク11とクロー12がベースプレート31内に軸14、15により軸支してあり、また、このベースプレート31はカバープレート32によって覆ってある。
そして、ベースプレート31の両側には、取付ブラケット33を設け、この取付ブラケット33をバックドアにねじ止めしてドアラッチ装置をバックドアに組み付ける。
なお、ベースプレート31には、バックドアを閉めることにより入り込むストライカの挿入溝34が形成してある。
さらに、上記したラッチ機構13には、電動駆動機構35が一体的に取り付けてある。
電動駆動機構35は、従来例同様のものであり、モータケースのケース本体36とケース蓋体37とで形成した空室内に組み込んだモータ(電動アクチュエータ)16、ウォーム17、ウォームホイール18、小形ギア(連動ギア)19によって構成してある。
そして、ウォーム17はモータ16の出力軸に固着してあり、また、ウォーム17に噛合させたウォームホイール18の中央部には小形ギア19が設けてある。
ウォームホイール18と小形ギア19とからなるギア体は、ケース本体36とケース蓋体37とに設けた軸支部36a、37aとに橋渡した軸杆38によって回転可能に支持してあり、さらに、ウォームホイール18には、初期位置に復動回転させるリターンスプリング39が設けてある。
なお、小形ギア19については、ウォームホイール18の中央部に一体に突出形成してもよく、また、別体形成した小形ギア19をウォームホイール18に固着してもよい。
一方、上記の電動駆動機構35によって電動駆動してラッチ解除させるオープンレバー40が備えてある。
このオープンレバー40は、図2、図5に示したように、その一側よりに凸軸部41aと凹軸部41bとからなる軸部41が設けてあり、その凸軸部41aをケース本体36の凹形軸部36bに嵌合させ、また、その凹軸部41bにケース蓋体37の凸形軸部37bを突入させることで旋回自在に軸受けしてある。
上記のオープンレバー40は、図2、図4より分かる通り、軸部41の一方側に幅広部分を形成し、この幅広部分には軸部41を中心とした円弧状の凹形溝部42を形成し、さらに、この凹形溝部42の正面側に窓孔42aを設けると共に、その下面に沿ってギア42b(本実施形態では外歯ギア)が形成してある。
また、上記の凹形溝部42には上記した小形ギア19を突入させ、この小形ギア19をギア42bに噛合させた構成となっている。
なお、上記した窓孔42aを設けないで、凹形溝部42を窓孔として形成し、この窓孔縁にギア42bを設けるようにすることができる。
そして、上記オープンレバー40は軸部41の一方側となる張出舌片が手動操作部40a、その他方側がクロー12を押動する連動部40bとなっている。
なお、図3から分かるように、上記したオープンレバー40の連動部40bはモータケースより張り出し、その先端部がクロー12の押動部12aに対向するようになっている。
他方、上記したドアラッチ装置のケース蓋体37には操作用窓43が形成してあり、オープンレバー40の手動操作部40aがその操作用窓43から露出するようになっているが、本実施形態のドアラッチ装置は、操作用窓43にカバー44を設けた盗難防止構造としてある。
カバー44は図1に示したたように、その一方側に形成した軸孔44aをケース蓋体37に設けた支持軸45aによって軸支させ、その他方側に設けた係止腕44bをケース蓋体37に設けた係止部45bに係止可能とした構成としてある。
なお、軸孔44aには切欠部44cを形成し、切欠部44cを支持軸45aに設けた突部45cに合わせるようにして軸孔44aを支持軸45aに嵌合させた後、カバー44を旋回させて係止腕44bを係止部45bに係止させ、通常時には図1、図2に示す如く、カバー44によって操作用窓43を閉蓋している。
また、カバー44の係止腕44bはケース蓋体37に設けた係止突部45d上を通過させた後に係止部45bに係止させる。
したがって、通常時には係止突部45dの係止によってカバー44の閉蓋が保持されている。
上記した本実施形態のドアラッチ装置は、バックドアが閉位置にあり、ドアラッチ装置が図3に示すストライカの係合状態にある状態で、モータ16を給電操作すれば、電動駆動機構35の動作にしたがってラッチ解除させることができる。
すなわち、モータ16の駆動によってウォーム17、ウォームホイール18が連動されるから、小形ギア19がウォームホイール18と一体的に回転する。
したがって、ギア42bが小形ギア19に噛合しているオープンレバー40が小形ギア19の回転に連動して図3において時計方向に旋回するため、その連動部40bによってクロー12の押動部12aが押し回される。
これにより、クロー12によるフォーク11の阻止が解放されることから、図6に示す如く、フォーク12がリターンスプリングによって反時計方向に回転し、ストライカ10の係合を解放する。
上記の動作で電動駆動機構35によりラッチが解除され、バックドアを開くことができる。
電動駆動機構35のモータ16はラッチが解除されると給電停止制御されるので、オープンレバー40がリターンスプリング39のばね力を受けて図6において反時計方向に旋回し図3に示す初期位置に復動し、また、オープンレバー40の復動旋回に伴ってクロー12がリターンスプリングのばね力で図6において時計方向に回転しフォーク11に当接し、この動作でラッチの解除の動作を保持する。
一方、モータ16やその給電回路などの故障によって電動駆動機構35が給電操作にかかわらず動作しない場合は、ラッチが解除できないためバックドアを開くことができない。
本実施形態のドアラッチ装置は、このような異常状態の場合は、車室内からオープンレバー40を手動操作してドアラッチ装置をラッチ解除させることができる。
すなわち、上記のような異常状態となったときは、車室内からバックドアに近づいてカバー44の係止腕44bを係止部45bから外し、図7に示したように、支持軸45aによって軸支されているカバー44を回転させて操作用窓43を開放させる。
なお、この場合、係止腕44bの係止を係止突部45dからは外してカバー44を旋回させ、カバー44の一部をケース蓋体37に設けたストッパー45eに当接させる。
これにより、オープンレバー40の手動操作部40aが操作用窓43から露出するので、この手動操作部40aを右方向(図7において)に引き回せば、オープンレバー40が図6に示すように軸部41を中心に時計方向に旋回するので、上記同様にしてラッチを解除させることができる。
なお、手動操作部40aは、ドライバーなどの工具を使って引き回してもよく、
カバー44をケース蓋体37から取り外し、カバー44の係止腕44bを突入させて操作することもできる。
したがって、電動駆動機構35が故障してバックドアを開くことができない場合においても、応急的にドアラッチ装置を解除させてバックドアを開くことできる。
なお、本実施形態のドアラッチ装置は、通常時には、図1に示すように、カバー44を閉じて操作用窓43を閉蓋しておくので、ドアの隙間から細長い工具などを差し入れて不正にラッチ解除しようと試みても、このような工具はカバー44に突き当たるだけとなるので、オープンレバー40を旋回させることができない。
上記した実施形態では、オープンレバー40に形成されたギア42aが、窓孔内においてその回転中心である軸部41に対して外側(図3では上側)に向いて形成された外歯ギアとして形成される形態につて説明したが、これに限定されるものではなく、ギアがその回転中心である軸部41に対し内側(図8では下側)に向いて形成された内歯ギアとして形成するように実施することもできる。
図8、図9は、内歯ギア42cを設けたオープンレバー40を備えたドアラッチ装置の他の実施形態を示す。
なお、図8はストライカ10のラッチ状態、図9はストライカ10のラッチ解除状態をそれぞれ示している。
本実施形態は、オープンレバー40以外は図1〜図3に示す実施形態と同構成であるので、同一の部材、部品については同符号を付したそれらの説明を省略する。
図示する如く、オープンレバー40は、軸部41の一方側に幅広部分を形成し、この幅広部分には軸部41を中心とした円弧状の凹形溝部42を形成し、さらに、この凹形溝部42の正面側に窓孔42aを設けると共に、その上面には内歯ギア42cが形成してある。
また、上記の凹形溝部42には上記した小形ギア19を突入させ、この小形ギア19を内歯ギア42cに噛合させた構成となっている。
なお、上記した窓孔42aを設けないで、凹形溝部42を窓孔として形成し、この窓孔縁に内歯ギア42cを設けるようにすることもできる。
このようにギアを内歯ギア42cにすることによって、図1〜図3に示した実施形態よりも内歯ギア42cとウォームホイール18とをオープンレバー40の回転中心である軸部41に近い位置に配置することができるので、装置をされに小形化することができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、ストライカ10がバックドアに装備されている自動車の場合は、ドアラッチ装置を車体に取り付けるように実施する。
ステーションワゴンなどの自動車のバックドアに装備するドアラッチ装置に適用することができる。
10 ストライカ
13 ラッチ機構
16 モータ
17 ウォーム
18 ウォームホイール
19 小形ギア
35 電動駆動機構
40 オープンレバー
40a 手動操作部
40b 連動部
41 軸部
42 凹形溝部
42a 窓孔
42b 外歯ギア
42c 内歯ギア
43 操作用窓
44 カバー
















Claims (3)

  1. 車体又はドアに設けられたストライカに係脱可能なフォークと、当該フォークを前記ストライカの係合位置とその係合を解除する解除位置とに移動規制するクローとを備えたラッチ機構と、
    装置ケースに旋回可能に軸着され、軸部の一方側を電動アクチュエータによって駆動し、その他方側の旋回動で前記クローを動作させ、前記フォークを開放位置に移動規制するオープンレバーと、
    を有する車両用のドアラッチ装置において、
    前記オープンレバーは、軸部の一方側に、当該軸部を中心とした円弧状の凹形溝部又は窓孔を形成すると共に、この凹形溝部又は窓孔の内面にはギアを設け、このギアには前記電動アクチュエータの連動ギアを噛合させ、
    さらに、前記オープンレバーの軸部の一方側の一部には車内から操作可能な手動操作部を形成したことを特徴とする車両用のドアラッチ装置。
  2. 請求項1に記載したドアラッチ装置において、
    前記電動アクチュエータを含む電動駆動機構と前記オープンレバーを内装させた装置ケースには、前記手動操作部を露出させた操作用窓を形成すると共に、この操作用窓には開放可能なカバーを設けたことを特徴とする車両用のドアラッチ装置。
  3. 請求項1又は2に記載したドアラッチ装置において、
    前記連動ギアは、電動アクチュエータに連動させた大形ギアの中心部に突出させた小形ギアとして形成したことを特徴とする車両用のドアラッチ装置。



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