JP2013185335A - 車両のドアラッチ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】緊急解除レバーへの不正なアクセスを不可能として盗難防止性を高めることができる車両のラッチ装置を提供すること。
【解決手段】車体又はドアに設けられたストライカに係脱可能なフォークと、該フォークに係合して当該フォークと前記ストライカとの係合状態を維持する係止位置とその係合を解除する開放位置とに移動可能なクローを備えたラッチ機構2と、外部から直接操作して前記クローを開放位置へと移動させることが可能な緊急解除レバー5と、を備えた車両のドアラッチ装置1において、前記緊急解除レバー5を覆う盗難防止カバー27を設け、該盗難防止カバー27に前記緊急解除レバー5の手動操作部5Aが臨む開口部27Aを形成し、該開口部27Aを開閉可能な蓋29で覆う。
【選択図】図11

Description

本発明は、車両のトランクリッドやバックドア等を車体に対して閉位置に固定するためのドアラッチ装置に関するものである。
車両のドアラッチ装置は、車体又はドアに設けられたストライカに係脱可能なフォークと、該フォークに係合して当該フォークと前記ストライカとの係合状態を維持する係止位置とその係合を解除する開放位置とに移動可能なクローを有するラッチ機構、前記クローを操作するためのオープンレバー等を備えている。
斯かるドアラッチ装置のオープンレバーは、別途設けられた電動アクチュエータやキーシリンダ、或いは車内の操作ハンドル等に連結され、これらの電動アクチュエータ、キーシリンダ、操作ハンドル等からの操作力によって該オープンレバーが回動すると、このオープンレバーによってクローが動作してフォークとストライカとの係合を解除するため、トランクリッドやバックドア等が開扉可能となる。
而して、オープンレバーを回動させるためには、電動アクチュエータのスイッチをONするか、キーシリンダにキーを差し込んでこれを回動させるか、或いは操作ハンドルを引く等の操作が必要であるが、これらの操作は何れもトランクルーム内からでは行うことができないため、トランクルーム内に誤って人が閉じ込められてしまうと、その人は自力でトランクルーム内から脱出することは殆ど不可能である。
そこで、特許文献1には、トランクルーム内から操作可能な非常操作ノブ(緊急解除レバー)をオープンレバーに取り付け、この非常操作ノブを操作することによってトランクリッドをトランクルーム内から開扉することができるようにしたドアラッチ装置が提案されている。
特開2001−182400号公報
しかしながら、特許文献1において提案されたドアラッチ装置においては、盗難等を目的としてトランクリッドの隙間から針金等を差し込んで非常操作ノブを開方向に操作することが可能であり、このような場合にはトランクリッドが開扉してしまうという問題が発生する。
本発明は上記問題に鑑みてなされたもので、その目的とする処は、緊急解除レバーへの不正なアクセスを不可能として盗難防止性を高めることができる車両のドアラッチ装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、請求項1記載の発明は、車体又はドアに設けられたストライカに係脱可能なフォークと、該フォークに係合して当該フォークと前記ストライカとの係合状態を維持する係止位置とその係合を解除する開放位置とに移動可能なクローを備えたラッチ機構と、
外部から直接操作して前記クローを開放位置へと移動させることが可能な緊急解除レバーと、
を備え、ドア内部に設けられた車両のドアラッチ装置において、
前記緊急解除レバーを覆う盗難防止カバーを設け、該盗難防止カバーに前記緊急解除レバーの手動操作部が車内側に臨む開口部を形成し、該開口部を開閉可能な蓋で覆ったことを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記盗難防止カバーに、前記蓋をこれが前記開口部を閉じる閉状態にロックするロック部と、該ロック部の周囲を覆って当該ロック部への不正アクセスを阻止する阻止壁を設けたことを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項1又は2記載の発明において、前記クローを開放位置に操作可能なオープンレバーを作動させる電動アクチュエータを設け、該電動アクチュエータを、駆動源である電動モータと、該電動モータを収容するケースと、前記電動モータを外部電源に接続するコネクタを含んで構成するとともに、前記ケースとは別体に設けられた前記盗難防止カバーに、前記コネクタの上部を覆うコネクタ覆部を形成したことを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項3記載の発明において、前記オープンレバーを前記ケースに回動可能に軸支し、該オープンレバーの操作部を前記ケースから前記ラッチ機構に向けて突出させるとともに、前記緊急解除レバーの一端を前記オープンレバーの操作部に連結し、同緊急解除レバーの他端の手動操作部を前記ケースの上部に位置する前記コネクタの近傍に配置したことを特徴とする。
請求項5記載の発明は、請求項3又は4記載の発明において、前記盗難防止カバーを前記電動アクチュエータのケースに固定したことを特徴とする。
請求項6記載の発明は、請求項5記載の発明において、前記緊急解除レバーを、その全体が前記電動アクチュエータのケースと厚さ方向に重なる位置に配置したことを特徴とする。
請求項7記載の発明は、請求項1〜6の何れかに記載の発明において、前記蓋を所定の開位置で保持する保持部を設け、前記蓋には、前記開位置において前記緊急解除レバーの手動操作部の下方に位置し、緊急時に前記手動操作部を操作する工具を支持する支持部を設けたことを特徴とする。
請求項1記載の発明によれば、緊急解除レバーを盗難防止カバーで覆ったため、車外側から例えばドアの隙間等からドア内部に位置する緊急解除レバーへの不正なアクセスが不可能となり、緊急解除レバーを外部から操作してフォークとストライカとの係合を解除してドアを開くことができず、車両や車室内の物等の盗難を防ぐことができる。そして、緊急時には車内側に臨む盗難防止カバーの開口部を閉じている蓋を開け、開口部から緊急解除レバーの手動操作部を操作して該緊急解除レバーを回動させ、係止位置にあるクローを開放位置へと移動させてフォークとストライカとの係合を解除することによって車内側からドアを開くことができる。
従って、サービス性(緊急時のドアの開放容易性)を確保しつつ、盗難防止性を高めることができる。
請求項2記載の発明によれば、盗難防止カバーの開口部を開閉する蓋が盗難防止カバーに対してロック部によって閉状態にロックされており、ロック部はその周囲が阻止壁によって覆われているため、ロック部への不正なアクセスが阻止壁によって阻止されて蓋を開けることができない。このため、盗難防止カバーの開口部を外部からの不正アクセスによって開けて緊急解除レバーを操作することができず、高い盗難防止性が確保される。
請求項3記載の発明によれば、緊急解除レバーを覆う盗難防止カバーにコネクタ覆部を形成し、該コネクタ覆部によってコネクタの上部を覆うようにしたため、盗難等を目的としてコネクタに別の電源を接続して電動アクチュエータの電動モータを駆動させることができず、オープンレバーを作動させてフォークとストライカとの係合を解除することができないためにドアの不正開放が阻止されて盗難防止性が高められる。
又、1つの盗難防止カバーで緊急解除レバーとコネクタの双方を覆うよう構成したため、コネクタを覆うためのカバーを別途設ける必要がなく、部品点数を削減して製造コストを下げることができる。
請求項4記載の発明によれば、緊急解除レバーの手動操作部をケースの上部に位置するコネクタの近傍に配置したため、これらの緊急解除レバーの手動操作部とコネクタを覆う盗難防止カバーを小型化することができ、延いてはドアラッチ装置の小型化を実現することができる。
又、緊急解除レバーをオープンレバーと別体に構成し、該緊急解除レバーの一端をオープンレバーの操作部に連結したため、例えば、緊急解除レバー無しのドアラッチ装置を緊急解除レバー有りのドアラッチ装置に容易に変更することができる。
請求項5記載の発明によれば、盗難防止カバーを電動アクチュエータのケースに固定することによって、電動アクチュエータを固定するためにベースプレート等をラッチ機構から延ばす必要がなく、ドアラッチ装置の構成を単純化して小型化を図ることができる。
請求項6記載の発明によれば、緊急解除レバーを、その全体が電動アクチュエータのケースと厚さ方向に重なる位置に配置したため、ドアラッチ装置の外形を小型化することができ、電動アクチュエータのケースに固定された盗難防止カバーを更に小型化することができる。
請求項7記載の発明によれば、緊急時には、工具等を支持部にあてがった状態にて手動操作部への係合及び操作ができるため、不自然な体勢であっても解除操作を容易に行うことができる。
本発明に係るドアラッチ装置の斜視図である。 本発明に係るドアラッチ装置の正面図である。 本発明に係るドアラッチ装置の背面図である。 本発明に係るドアラッチ装置の盗難防止カバーを取り外した状態を示す斜視図である。 本発明に係るドアラッチ装置の盗難防止カバーとブラケットを取り外した状態を示す分解斜視図である。 緊急解除レバー無しの電動アクチュエータの正面図である。 緊急解除レバー有りの電動アクチュエータの正面図である。 本発明に係るドアラッチ装置の電動アクチュエータ部分の縦断面図である。 本発明に係るドアラッチ装置のバックドアへの装着状態を示す破断側面図である。 図9のA−A線断面図である。 本発明に係るドアラッチ装置の盗難防止カバーの蓋を開けた状態を示す正面図である。 本発明に係るドアラッチ装置のドア開状態を示す要部正面図である。
以下に本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
図1は本発明に係るドアラッチ装置の斜視図、図2は同ドアラッチ装置の正面図、図3は同ドアラッチ装置の背面図、図4は同ドアラッチ装置の盗難防止カバーを取り外した状態を示す斜視図、図5は同ドアラッチ装置の盗難防止カバーとブラケットを取り外した状態を示す分解斜視図、図6は緊急解除レバー無しの電動アクチュエータの正面図、図7は緊急解除レバー有りの電動アクチュエータの正面図、図8はドアラッチ装置の電動アクチュエータ部分の縦断面図、図9は同ドアラッチ装置のバックドアへの装着状態を示す破断側面図、図10は図9のA−A線断面図、図11はドアラッチ装置の盗難防止カバーの蓋を開けた状態を示す正面図、図12は同ドアラッチ装置のドア開状態を示す要部正面図である。
本実施の形態に係るドアラッチ装置1は、図9に示すように、車両のバックドア50の内部に装着されて該バックドア50を車体51に対して閉位置に固定するためのものであって、ラッチ機構2と、該ラッチ機構2によるバックドア50の閉位置への固定とその固定を解除するためのオープンレバー3(図5〜図8参照)と、該オープンレバー3を作動させる電動アクチュエータ4と、緊急時に手動操作によって前記オープンレバー3を介して前記ラッチ機構2を動作させて該ラッチ機構2によるバックドア50の閉位置への固定を解除するための緊急解除レバー5(図4及び図5参照)を備えている。
上記ラッチ機構2は、図1〜図5に示す矩形ボックス状のベース部材6を備えており、該ベース部材6は、板金にて矩形凹状に成形されたベースプレート6Aに同じく板金製のカバープレート6Bを重ねて構成されており、これらのベースプレート6Aとカバープレート6Bの左右には、外側方に向かって直角に折り曲げられた取付ブラケット6a,6bがそれぞれ形成されている。そして、一方(図1及び図2の左側)の取付ブラケット6a,6bには1つのネジ孔7が形成され、他方(図1及び図2の右側)の取付ブラケット6a,6bには2つのネジ孔7が形成されており、ドアラッチ装置1は、計3つのネジ孔7に挿通する不図示のネジによって図9に示すようにバックドア50の底部に取り付けられている。より詳細には、図9に示すように、ドアラッチ装置1は、バックドア50の底部に形成された装着孔50aにラッチ機構2を通した状態でバックドア50に取り付けられ、ラッチ機構2はバックドア50の底部から外部に突出している。
尚、図9に示すように、バックドア50の車室内側(図9の左側)にはドアトリム52が配置されており、ドアラッチ装置1はバックドア50内部でドアトリム52よりも車外側の空間に収納されている。そして、ドアトリム52のドアラッチ装置1に対向する部位の一部には操作孔52aが開口しており、この操作孔52aは通常(緊急時以外)は不図示のキャップによって閉塞されている。又、バックドア50の車内側のインナーパネル50Aは、後述する蓋29の回動軌道上まで上方に延びて形成され、その端部は、開状態の蓋29に当接して、該蓋29を図9及び図11に示す所定の開位置に保持する保持部50bとして設けられている。
而して、ベース部材6内には、図10に示すように、車体51側に固定された図9に示すU字状のストライカ53に係脱可能なフォーク8と、該フォーク8に係合して当該フォーク8と前記ストライカ53との係合状態を維持する係止位置(図10に示す位置)とその係合を解除する開放位置(図示せず)とに移動可能なクロー9を備えている。
ここで、フォーク8は、フォーク支持軸10によってベース部材6に回動可能に軸支されており、その外周の一部にはストライカ53が係合するための係合溝8aが形成されている。又、図12に示すように、フォーク8の係合溝8aが形成された部位の近傍には係合段部8bが形成されている。尚、フォーク8は、不図示のリターンスプリングによってフォーク支持軸10を中心として図10の時計方向に常時付勢されており、バックドア50が開いている状態では該フォーク8の係合溝8aは図12に示すようにストライカ53を迎え入れる位置にある。
又、前記クロー9は、クロー支持軸11によってベース部材6に回動可能に軸支されており、その外周には二股状の係合部9Aと作用部9Bが径方向外方に向かって突設されている。尚、クロー9は、不図示のリターンスプリングによってクロー支持軸11を中心として図10の反時計方向に付勢されている。
ところで、図1〜図5、図10及び図11に示すように、ベースプレート6Aの直角に起立する一端面には、バックドア50を閉める際に車体51側の前記ストライカ53をベース部材6内に迎え入れるためのストライカ挿入孔6cが形成されており、ベースプレート6A内のストライカ挿入孔6cの周囲には、図10に示すように樹脂製のフェンスブロック12が設けられている。尚、このフェンスブロック12は、フォーク8とクロー9の回転止めとストライカ53をガイドする機能を果たすものである。
次に、前記オープンレバー3と前記電動アクチュエータ4及び前記緊急解除レバー5の構成について以下に説明する。
オープンレバー3を動作させる電動アクチュエータ4は、図12に示すように、駆動源である電動モータ13と、該電動モータ13を収容するケース14と、電動モータ13を不図示の外部電源に接続するコネクタ15を含んで構成されている。
上記ケース14は、ロアケース14Aとその開口部を覆うアッパケース14Bとを接合一体化して構成されており、その内部には前記電動モータ13の他、図8及び図12に示すように、電動モータ13の出力軸に形成されたウォーム16、該ウォーム16に噛合するウォームホイール17、該ウォームホイール17と共に回転する小径ギヤ18、前記オープンレバー3等が収容されている。尚、図12に示すように、ケース14のロアケース14Aには2本のモータ通電端子19がインサート成形されており、これらのモータ通電端子19の一端はコネクタ15の内部に臨んでおり、モータ通電端子19の他端は電動モータ13に接続されている。
上記ウォームホイール17と小径ギヤ18は、図8に示すようにケース14のロアケース14Aとアッパケース14B間に架設された軸20によって回転可能に支持されており、これらはリターンスプリング21によって軸20を中心として図12の反時計方向(初期位置方向)に付勢されている。そして、ウォームホイール17は、電動モータ13の出力軸に形成された前記ウォーム16に噛合している。
又、前記オープンレバー3は、図8及び図12に示すように、ケース14のアッパケース14Bの内面に突設された軸14aによってその中間部が回動可能に支持されており、その上端縁に形成されたセクタギヤ3aは前記小径ギヤ18に噛合している。そして、このオープンレバー3の下端部に形成された操作部3Aは、ケース14の下部に形成された開口孔からラッチ機構2に向かってケース14外へと突出しており、図5に示すベース部材6のベースプレート6Aとカバープレート6Bの間の隙間からベース部材6の内部に挿入されている。尚、図6に示すように、オープンレバー3のケース14の外へ突出する操作部3Aの上端部の左右には係止凸部3bがそれぞれ突設されている。
前記緊急解除レバー5は、ケース14の背面側(車室内側)に配置されており、その上端部は手動操作部5Aを構成しており、この手動操作部5Aには図7に示すように円孔5aが形成されている。尚、この円孔5aは、不図示の工具等を係合するためのものである。そして、緊急解除レバー5の下端部には、図7及び図8に示すように下方が開口する袋状の連結部5Bが形成されており、この連結部5Bの相対向する左右の内壁には係止凹溝5b(図7参照)がそれぞれ形成されている。
而して、緊急解除レバー5の下端に形成された前記連結部5Bにオープンレバー3の操作部3Aを下方から差し込み、該操作部3Aの左右に突設された前記係止凸部3bを緊急解除レバー5の連結部5Bの内壁に形成された前記係止凹溝5bに係合させることによって、緊急解除レバー5の下端部がオープンレバー3の操作部3Aに連結される。ここで、本実施の形態では、緊急解除レバー5の上端の手動操作部5Aは、図4に示すように前記ケース14の上部に位置する前記コネクタ15の近傍に配置されている。又、図5に示すように、緊急解除レバー5は、その全体が電動アクチュエータ4のケース14と厚さ方向に重なる位置に配置されている。
ところで、図5に示すように、ラッチ機構2が備える前記ベース部材6のベースプレート6Aには上方に起立する取付ブラケット6dが形成されており、この取付ブラケット6dの幅方向中央部にはネジ孔22が形成されており、電動アクチュエータ4は、前記ネジ孔22にねじ込まれるネジ23によって図3に示すようにベースプレート6Aに取り付けられている。
又、図4に示すように、電動アクチュエータ4のロアケース14Aの背面には、板金によって矩形ボックス状に成形されたブラケット24がその2箇所をネジ25によって締め付けることによって取り付けられている。そして、このブラケット24の上端に立設された三角形状のフランジ部24Aの頂部にはリベット止め用のリベット孔26が形成されている。又、ブラケット24の中央部には開口部24aが形成されており、この開口部24aには緊急解除レバー5の手動操作部5Aが臨んでいる。
而して、本実施の形態では、図1〜図3に示すように、緊急解除レバー5を覆う盗難防止カバー27が図4に示すブラケット24を介して電動アクチュエータ4のケース14に取り付けられている。この盗難防止カバー27は、樹脂にて矩形ボックス状に一体成形されたものであって、その下端部の幅方向中央には図2に示すように下方に垂下する舌片27aが形成され、その両側には舌片27aよりも図2の手前側に突出する挟持部27bが一体に形成されている。
而して、盗難防止カバー27は、その下端部の前記舌片27aをブラケット24の開口部24aからブラケット24内に差し込み(図9参照)、該舌片27aの左右に形成された挟持部27bをブラケット24の表面に当接させることによって、舌片27aと左右の挟持部27bによって下端部がブラケット24の開口部24aの下端縁を挟持する。そして、その状態から盗難防止カバー27の上端部をブラケット24のリベット孔26に通されるリベット28によってブラケット24に固定することによって、盗難防止カバー27がブラケット24に取り付けられ、結局、盗難防止カバー27は、ブラケット24を介して電動アクチュエータ4のケース14に固定され、この盗難防止カバー27によって緊急解除レバー5が覆われる。
ここで、図11に示すように、盗難防止カバー27の中央部で且つ車内側(即ち、ドアトリム52側)には開口部27Aが形成されており、この開口部27Aに緊急解除レバー5の手動操作部5Aが臨んでいるが、この開口部27Aは蓋29によって開閉される。
上記蓋29は、図1、図2及び図9に示すように、その下端部が支軸30によって盗難防止カバー27に回動可能に支持されており、これが支軸30を中心として回動することによって盗難防止カバー27の開口部27Aが開閉される。そして、この蓋29の上端部の幅方向中央部には横U字状のロック部29aが形成されており、このロック部29aが図9に示すように盗難防止カバー27の開口部27Aの上端縁近傍に形成された係合孔27cに係合することによって蓋29の閉状態がロックされる。
又、図1及び図2に示すように、盗難防止カバー27には、蓋29のロック部29aの周囲(上方と両側部)を覆って当該ロック部29aへの上及び横からの不正アクセスを阻止するリブ状の阻止壁27dが形成されている。更に、図1〜図3に示すように、盗難防止カバー27には、前記電動アクチュエータ4のコネクタ15の上部を覆うコネクタ覆部27eが一体に形成されている。
又、蓋29の裏面(内面)には、該蓋29の外形に沿った略三角筒状の支持部29bが突設されており、図9及び図11に示すように、蓋29がバックドア50の保持部50bに当接して開位置にあるときには、支持部29bが緊急解除レバー5の手動操作部5Aに対して下方前方に位置するように設けられている。又、支持部29bは、図11に示すように、緊急解除レバー5の手動操作部5Aの作動範囲に対応して幅方向に延びて形成されている。
次に、以上のように構成されたドアラッチ装置1の作用について説明する。
(1)開状態にあるバックドアを閉じるときの作用:
バックドア50が開いているときには、図12に示すように、ラッチ機構2のフォーク8は不図示のリターンスプリングによって付勢されて図示の状態にあり、その係合溝8aはストライカ53を受け入れることができる位置で待機している。又、クロー9は、不図示のリターンスプリングによって付勢されて図示の係止位置にあり、その係合部9Aがフォーク8の外周面に当接してはいるが、クロー9はリターンスプリングの付勢力に抗して時計方向に回動可能であるため、該フォーク8の反時計方向への回転は規制されていない。更に、電動アクチュエータ4は非作動状態にあり、ウォームホイール17と小径ギヤ18はリターンスプリング21によって付勢されて図示の初期位置にあるため、オープンレバー3も図示の初期位置にあり、その下端の操作部3Aはクロー9に接触しておらず、クロー9は係止位置に保持されている。
而して、上記状態からバックドア50がその上端を中心として図9の時計方向に回動して閉じられると、該バックドア50に装着されたドアラッチ装置1のベース部材6に開口するストライカ挿入孔6cが車体51に固定されたストライカ53に嵌り込む。即ち、相対的にはストライカ53がベース部材6に開口するストライカ挿入孔6cからベース部材6の内部に挿入され、該ストライカ53がフォーク8の係合溝8aに係合して該フォーク8を不図示のリターンスプリングの付勢力に抗してフォーク支持軸10を中心として図10の反時計方向に回動させる。
すると、フォーク8の係合段部8bが図10に示すようにクロー9の係合部9Aに係合するため、フォーク8の開放側(時計方向)への回動がクロー9によって阻止される。この結果、フォーク8がその係合溝8aにストライカ53を係止する係止状態が維持されるため、バックドア50が車体51に対して固定された状態が維持され、バックドアの開扉動作が阻止される。
(2)閉状態にあるバックドアを開くときの動作:
図10に示すようにフォーク8の係合溝8aにストライカ53が係止されてバックドア50の閉状態がロックされている状態からバックドア50を開けるときには、ユーザーがバックドア50の外部に設けられた不図示のドア開閉スイッチを操作すると、不図示のコントローラが電動アクチュエータ4の電動モータ13を起動する。
すると、電動モータ13の出力軸とこれに形成されたウォーム16(図8及び図12参照)が回転し、その回転は方向が直角に変換されてウォームホイール17に伝達され、該ウォームホイール17と小径ギヤ18がリターンスプリング21の付勢力に抗して図12の時計方向に一体的に回転する。このようにウォームホイール17と小径ギヤ18が図12の時計方向に回転すると、小径ギヤ18に噛合するセクタギヤ3aが形成されたオープンレバー3が軸14aを中心として図12の反時計方向に回動し、その下端部の操作部3Aがクロー9の作用部9Bに当接してクロー9を不図示のリターンスプリングの付勢力に抗してクロー支持軸11を中心として図10の時計方向に開放位置まで回動させる。すると、クロー9の係合部9Aとフォーク8の係合段部8bとの係合状態(図10参照)が解除されるため、フォーク8は不図示のリターンスプリングの付勢力に抗してフォーク支持軸10を中心として図10の時計方向に回動する。
上述のようにフォーク8がフォーク支持軸10を中心として図10の時計方向に回動して図12に示す位置へと移動すると、該フォーク8の係合溝8aとストライカ53との係止状態が解除されるため、ユーザーはバックドア50を開くことができる。そして、コントローラは、電動モータ13を駆動して所定時間が経過すると、該電動モータ13への通電を停止する。すると、ウォームホイール17と小径ギヤ18は、リターンスプリング21の付勢力によって図12の反時計方向に回転して初期位置に戻るため、小径ギヤ18に噛合するセクタギヤ3aが形成されたオープンレバー3が軸14aを中心として図12の時計方向に回動して図12に示す初期位置に戻り、その下端の操作部3Aがクロー9の作用部9Bから離れる。すると、クロー9は、不図示のリターンスプリングの付勢力によって係止位置に戻る。
(3)閉状態にあるバックドアを緊急時に開くときの動作:
バックドア50が図9に示すように閉じているためにラッチ機構2が図10に示す状態にあるとき、例えばユーザーが車室内に閉じ込められたために不図示のドア開放スイッチを車室外から操作してバックドア50を開くことができない緊急時には、ユーザーは、図9に示すドアトリム52の開口部52aを閉塞している不図示のキャップを取り外し、ドアトリム52の開口部52aから手を差し込んでドアラッチ装置1の盗難防止カバー27に設けられた蓋29を操作して盗難防止カバー27の車内側に設けられた開口部27Aを開く。即ち、蓋29の横U字状のロック部29aを指でつまんでこれを撓ませることによって該ロック部29aの盗難防止カバー27の係合孔27c(図9参照)との係合を解除し、このロック部29aを持ってこれを手前側に引くと、蓋29がその下端の支軸30を中心として図9の矢印方向(反時計方向)に鎖線位置(閉位置)まで回動し、バックドア50の保持部50bに当接してそれ以上の回動が規制され、盗難防止カバー27の開口部27Aを図11に示すように開く。
上述のように盗難防止カバー27の開口部27Aが開くと、この開口部27Aには緊急解除レバー5の手動操作部5Aが臨んでいるため、不図示の工具等を蓋29にあてがいながら、緊急解除レバー5の手動操作部5Aの円孔5aに係合させて該緊急解除レバー5を回動させる。すると、緊急解除レバー5の連結部5Bに操作部3Aが連結されたオープンレバー3がリターンスプリング21の付勢力に抗して軸14aを中心として図12の反時計方向に回動し、該オープンレバー3の操作部3Aが図10に示すように係止位置にあるクロー9の作用部9Bに当接して該クロー9をクロー支持軸11を中心として図10の時計方向に回動させる。すると、クロー9の係合部9Aとフォーク8の係合段部8bとの係合が解除されるため、フォーク8は不図示のリターンスプリングの付勢力によってフォーク支持軸10を中心として図10の時計方向に回動して図12に示す開放位置へと移動する。このため、フォーク8の係合溝8aとストライカ53との係合が解除され、ユーザーはバックドア50を開くことができる。
このように緊急時には、ユーザーが車室内から緊急解除レバー5を操作してバックドア50を開くことができる。尚、ユーザーが緊急解除レバー5を操作する工具としては、例えばマイナスドライバー等を用いることができる。
以上において、本発明に係るドアラッチ装置1においては、緊急解除レバー5を盗難防止カバー27で覆ったため、車外側から、例えばバックドア50の隙間等からバックドア50内に位置する緊急解除レバー5への不正なアクセスが不可能となり、緊急解除レバー5を外部から操作してフォーク8とストライカ53との係合を解除することによってバックドア50を開くことができず、車両や車室内の物等の盗難を防ぐことができる。そして、緊急時には盗難防止カバー27の開口部27Aを閉じている蓋29を開け、開口部27Aから緊急解除レバー5の手動操作部5Aを操作して該緊急解除レバー5を回動させ、係止位置にあるクロー9を開放位置へと移動させてフォーク8とストライカ53との係合を解除することによって車内側からバックドア50を開くことができる。
従って、本発明によれば、サービス性(緊急時のバックドア50の車内側からの開放容易性)を確保しつつ、車外側からの盗難防止性を高めることができるという効果が得られる。
又、本発明に係るドアラッチ装置1においては、盗難防止カバー27の開口部27Aを開閉する蓋29が盗難防止カバー27に対してロック部29aによって閉状態にロックされており、ロック部29aはその周囲が盗難防止カバー27の阻止壁27dによって覆われているため、ロック部29aへの上方及び横方向からの不正なアクセスが阻止壁27dによって阻止されて蓋29を開けることができない。このため、盗難防止カバー27の開口部27Aを外部からの不正アクセスによって開けて緊急解除レバー5を操作することができず、高い盗難防止性が確保される。
更に、本実施の形態では、緊急解除レバー5を覆う盗難防止カバー27にコネクタ覆部27eを形成し、該コネクタ覆部27eによってコネクタ15の上部を覆うようにしたため、盗難等を目的としてコネクタ15に別の電源を接続して電動アクチュエータ4の電動モータ13を駆動させることができず、オープンレバー3を作動させてフォーク8とストライカ53との係合を解除することができないためにバックドア50の不正開放が阻止されて盗難防止性が高められる。
そして、本実施の形態では、1つの盗難防止カバー27で緊急解除レバー5とコネクタ15の双方を覆うよう構成したため、コネクタ15を覆うためのカバーを別途設ける必要がなく、部品点数を削減して製造コストを下げることができる。
又、本実施の形態では、緊急解除レバー5の手動操作部5Aをケース14の上部に位置するコネクタ15の近傍に配置したため、これらの緊急解除レバー5の手動操作部5Aとコネクタ15を覆う盗難防止カバー27を小型化することができ、延いてはドアラッチ装置1の小型化を実現することができる。
そして、緊急解除レバー5をオープンレバー3と別体に構成し、該緊急解除レバー5の一端をオープンレバー3の操作部3Aに連結したため、例えば、緊急解除レバー5が無い仕様のドアラッチ装置を緊急解除レバー5が有る本実施の形態のようなドアラッチ装置1に容易に変更することができる。
更に、本実施の形態では、盗難防止カバー27をブラケット24を介して電動アクチュエータ4のケース14に固定するようにしたため、電動アクチュエータ4を固定するためにベースプレート6A等をラッチ機構2から延ばす必要がなく、ドアラッチ装置1の構成を単純化して小型化を図ることができる。
その他、本実施の形態では、緊急解除レバー5を、その全体が電動アクチュエータ4のケース14と厚さ方向に重なる位置に配置したため、ドアラッチ装置1の外形を小型化することができ、電動アクチュエータ4のケース14にブラケット24を介して固定された盗難防止カバー27を更に小型化することができる。
又、ユーザーがトランク等に閉じ込められた状態で緊急解除レバー5を操作する緊急解除時には、ユーザーは不自然な体勢にてその解除操作を行う可能性が高く、工具等の緊急解除レバー5への係合や解除操作が不安定になることが想定される。しかし、本実施の形態では、蓋29に、緊急時に緊急解除レバー5の手動操作部5Aを操作する工具等を支持する支持部29bを設けているため、工具等を支持部29bに当て、該工具等が支持部29bによって支持された状態で緊急解除レバー5の手動操作部5Aへの係合及び操作が可能となり、ユーザーは不自然な体勢であっても解除操作を容易に行うことができる。
尚、以上は本発明をバックドアに取り付けられたドアラッチ装置に適用した形態について説明したが、本発明は、トランクリッド等に取り付けられたドアラッチ装置に対しても同様に適用可能である。又、以上はストライカを車体に取り付けた形態について説明したが、ストライカはドア側に取り付けられていても良い。
又、本実施の形態においては、盗難防止カバー27を金属製のブラケット24を介して電動アクチュエータ4のケース14に固定することによって、盗難防止カバー27の強度アップを図り、盗難防止性を更に高めるようにしているが、例えば、盗難防止カバー27をブラケット24を介することなくケース14に直接固定するように構成した場合でも、緊急解除レバー5への不正なアクセスを防ぐことができ、盗難防止性を高めることができる。
更に、本実施の形態では、蓋29を所定の開位置で保持する保持部50bとしてバックドア50のインナーパネル50Aを用いているが、これに限定されるものではなく、例えば、ドアトリム52や盗難防止カバー27の一部、ラッチ機構2のベース部材6等を蓋29の回転軌道上まで延出させて蓋29の所定以上の回動を阻止することによって、蓋29を所定の開位置に保持するように構成しても良い。
1 ドアラッチ装置
2 ラッチ機構
3 オープンレバー
3A オープンレバーの操作部
3a オープンレバーのセクタギヤ
3b オープンレバーの係合凸部
4 電動アクチュエータ
5 緊急解除レバー
5A 緊急解除レバーの手動操作部
5B 緊急解除レバーの連結部
5a 緊急解除レバーの円孔
5b 緊急解除レバーの係合凹溝
6 ベース部材
6A ベース部材のベースプレート
6B ベース部材のカバープレート
6a ベースプレートの取付ブラケット
6b カバープレートの取付ブラケット
6c ストライカ挿入孔
6d ベースプレートの取付ブラケット
7 ネジ孔
8 フォーク
8a フォークの係合孔
8b フォークの係合段部
9 クロー
9A クローの係合部
9B クローの作用部
10 フォーク支持軸
11 クロー支持軸
12 フェンスブロック
13 電動モータ
14 ケース
14A ロアケース
14B アッパケース
14a ケースの軸
15 コネクタ
16 ウォーム
17 ウォームホイール
18 小径ギヤ
19 モータ通電端子
20 軸
21 リターンスプリング
22 ネジ孔
23 ネジ
24 ブラケット
24A ブラケットのフランジ部
24a ブラケットの開口部
25 ネジ
26 リベット孔
27 盗難防止カバー
27A 盗難防止カバーの開口部
27a 盗難防止カバーの舌片
27b 盗難防止カバーの挟持部
27c 盗難防止カバーの係合孔
27d 盗難防止カバーの阻止壁
27e 盗難防止カバーのコネクタ覆部
28 リベット
29 蓋
29a 蓋のロック部
29b 蓋の支持部
30 支軸
50 バックドア
50A バックドアのインナーパネル
50a バックドアの装着孔
50b バックドアの保持部
51 車体
52 ドアトリム
52a ドアトリムの操作孔
53 ストライカ

Claims (7)

  1. 車体又はドアに設けられたストライカに係脱可能なフォークと、該フォークに係合して当該フォークと前記ストライカとの係合状態を維持する係止位置とその係合を解除する開放位置とに移動可能なクローを備えたラッチ機構と、
    外部から直接操作して前記クローを開放位置へと移動させることが可能な緊急解除レバーと、
    を備え、ドア内部に設けられた車両のドアラッチ装置において、
    前記緊急解除レバーを覆う盗難防止カバーを設け、該盗難防止カバーに前記緊急解除レバーの手動操作部が車内側に臨む開口部を形成し、該開口部を開閉可能な蓋で覆ったことを特徴とする車両のドアラッチ装置。
  2. 前記盗難防止カバーに、前記蓋をこれが前記開口部を閉じる閉状態にロックするロック部と、該ロック部の周囲を覆って当該ロック部への不正アクセスを阻止する阻止壁を設けたことを特徴とする請求項1記載の車両のドアラッチ装置。
  3. 前記クローを開放位置に操作可能なオープンレバーを作動させる電動アクチュエータを設け、該電動アクチュエータを、駆動源である電動モータと、該電動モータを収容するケースと、前記電動モータを外部電源に接続するコネクタを含んで構成するとともに、前記ケースとは別体に設けられた前記盗難防止カバーに、前記コネクタの上部を覆うコネクタ覆部を形成したことを特徴とする請求項1又は2記載の車両のドアラッチ装置。
  4. 前記オープンレバーを前記ケースに回動可能に軸支し、該オープンレバーの操作部を前記ケースから前記ラッチ機構に向けて突出させるとともに、前記緊急解除レバーの一端を前記オープンレバーの操作部に連結し、同緊急解除レバーの他端の手動操作部を前記ケースの上部に位置する前記コネクタの近傍に配置したことを特徴とする請求項3記載の車両のドアラッチ装置。
  5. 前記盗難防止カバーを前記電動アクチュエータのケースに固定したことを特徴とする請求項3又は4記載の車両のドアラッチ装置。
  6. 前記緊急解除レバーを、その全体が前記電動アクチュエータのケースと厚さ方向に重なる位置に配置したことを特徴とする請求項5記載の車両のドアラッチ装置。
  7. 前記蓋を所定の開位置で保持する保持部を設け、前記蓋には、前記開位置において前記緊急解除レバーの手動操作部の下方に位置し、緊急時に前記手動操作部を操作する工具を支持する支持部を設けたことを特徴とする請求項1〜6の何れかに記載の車両のドアラッチ装置。
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