JP2015209642A - 車両用のドアラッチ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】エマージェンシー操作する操作用窓孔からの異物の侵入防止と盗難防止のために、操作用窓孔を小形にする反面、エマージェンシー操作を可能なるかぎり操作し易くした電気解除式ドアラッチ装置を提案すること。
【解決手段】車体に設けられたストライカ10を係脱するラッチ機構13と、装置ケースに旋回可能に軸着して電動駆動機構35によって旋回させてラッチ解除するオープンレバー40とを有する車両用のドアラッチ装置において、前記オープンレバー40をエマージェンシー操作するための操作用窓孔43に沿って凹部37cを形成し、前記操作用窓孔43に露出させたオープンレバー40の手動操作部40aを前記凹部37cを案内部として操作可能とした構成としてある。
【選択図】図1

Description

本発明は車両のバックドアを閉位置に保持するためのドアラッチ装置に関する。
図7は、ステーションワゴンなどの自動車に備えられたバックドアのドアラッチ装置(テールゲートラッチ装置)を示した概略図である。
なお、この図はドアラッチ装置が車体のストライカ10を係合してバックドアを閉位置に保持している状態を示す。
上記のドアラッチ装置は、フォーク11とクロー12とからなる周知のラッチ機構13を備えている。
そして、フォーク11は、軸14によってベースプレート(図示省略)に回転可能に軸支され、また、このフォーク11はリターンスプリングによって時計方向の回転勢力を受けている。
クロー12は、軸15によってベースプレートに回転可能に軸支され、また、このクロー12はリターンスプリングによって反時計方向の回転勢力を受けており、フォーク11がストライカ10を係合している状態では、フォーク11の復動を阻止するように係止し、これによってバックドアの閉位置を保持している。
一方、このドアラッチ装置は、バックドアの閉位置を保持しているラッチング状態から、開位置とするアンラッチングのラッチ解除を行う電動アクチュエータを備えた電気解除式ドアラッチ装置となっている。
すなわち、電動アクチュエータとしてモータ16と、このモータ16の出力軸に設けたウォーム17と、該ウォーム17に噛合させたウォームホイール18と、該ウォームホイール18の中央部に一体に突出形成した小形ギア(連動ギア)19からなる電動駆動機構を備え、この電動駆動機構によってオープンレバー20を旋回させてラッチ解除する構成となっている。
なお、ウォームホイール18にはリターンスプリングが備えられている。
具体的には、電動駆動機構がモータケース21に内装され、また、オープンレバー20がモータケース21内の軸22に回動可能に軸支されている。
オープンレバー20は、軸22の一方側に円弧状のギア部20aが形成してあり、このギア部20aが上記した小形ギア19に噛合されており、また、その他方側が連動部20bとしてモータケース21より張出し、この連動部20bによってクロー12を連動する連動部となっている。
したがって、バックドアが閉位置で保持された図7に示すラッチ状態でモータ16を給電すれば、モータ16の回転駆動力がウォーム17、ウォームホイール18、小形ギア19を介してオープンレバー20に伝達され、このオープンレバー20が反時計方向に旋回するため、クロー12が連動部20bによって押し回され、リターンスプリングのばね勢力に抗して時計方向に回転する。
この結果、フォーク11の係止が解除され、フォーク11がリターンスプリングのばね勢力で時計方向に回転するため、図8に示したように、ストライカ10の係合を解除する。(アンラッチング状態)
これより、バックドアを開けることができる。
上記のドアラッチ装置は、ラッチ解除されると、モータ16の給電が停止される。
これにより、ウォームホイール18がリターンスプリングのばね勢力で逆転するため、オープンレバー20とクロー12が復動する。
他方、上記のドアラッチ装置には、エマージェンシー操作する手動オープンレバー23が設けられている。
この手動オープンレバー23は、車室側となるモータケース21外に設けられており、その基部がモータケース21外に突出した軸22に軸支されると共に、オープンレバー20と一体的に旋回するように連結されている。
上記の手動オープンレバー23は、モータ16やその給電回路などの電動駆動機構の故障、或いは、バッテリの消耗などによって、電動駆動機構がラッチ解除動作しない異常時に、車室内から操作(エマージェンシー操作)してラッチ解除するものである。
すなわち、電動駆動機構の故障でバックドアが閉位置で固定されて開くことができないときは、車室内からバックドアに近づいて手動オープンレバー23を操作してラッチ解除する。
つまり、図7において、手動オープンレバー23を反時計方向に操作すれば、オープンレバー20が一体的に旋回するため、上記同様にラッチ解除するから、バックドアを開くことができる。
特開2013−185335号公報
上記した従来のドアラッチ装置は、室内側となるモータケース21外に手動オープンレバー23が設けられているため、バックドア外からドアの隙間を通した細線などで手動オープンレバー23を旋回させラッチ解除されることがあるため、不正行為によってバックドアが開放され、車内物が盗まれるおそれがあった。
また、上記のような盗難を防止するため、手動オープンレバー23を覆うカバーケースをモータケース21に設けると共に、このカバーケースには手動オープンレバー23の操作部23aを露出させた操作用窓孔を設けたものがある。
しかし、このようなカバーケースを設けた場合は、盗難防止のために操作用窓孔を小さく形成することとなり、手動オープンレバー23の操作性が悪くなる。
また、手動オープンレバー23を覆うカバーケースを設ける場合には、ドアラッチ装置の厚さ方向の幅、つまり、軸22の軸心方向となる幅が増大する上、手動オープンレバー23やカバーケースのために部品点数が多くなり、そのため、重量と共に生産コストがアップするという問題が生ずる。
さらに、手動オープンレバー23をモータケース21内に設け、その操作部23aを露出させる操作用窓孔をモータケース21に形成することも考えられるが、
このように構成した場合は、盗難防止のために操作用窓孔を小さく形成しなければならず、操作性が悪くなる他、操作用窓孔から異物などが入るため、内部の電動駆動機構のギアなどが動作不良となるおそれがある。
本発明は、上記した実情にかんがみ、エマージェンシー操作が可能な電気解除式ドアラッチ装置において、オープンレバーの手動操作部を露出させる操作用窓孔からの異物の侵入の防止と盗難防止のために、操作用窓孔を小形に形成することができ、その上、この操作用窓孔に露出させたオープンレバーの手動操作部を可能なる限り操作し易くした車両用のドアラッチ装置を提供することを目的とする。
上記した目的を達成するため、本発明は第1の発明として、車体又はドアに設けられたストライカに係脱可能なフォークと、当該フォークを前記ストライカの係合位置とその係合を解除する解除位置とに移動規制するクローとを備えたラッチ機構と、装置ケースに旋回可能に軸着して電動アクチュエータによって駆動し、その旋回動で前記クローを動作させ、前記フォークを開放位置に移動規制するオープンレバーと、を有する車両用のドアラッチ装置において、前記オープンレバーには、車内から操作可能な手動操作部を設け、前記電動アクチュエータを含む電動駆動機構と前記オープンレバーを内装させた前記装置ケースには、前記したオープンレバーの手動操作部の旋回動に沿うべく長形に形成して手動操作部を露出させた操作用窓孔を設けると共に、この操作用窓孔の近傍には操作者の前記手動操作部の操作をガイドする案内部を設けたことを特徴とする車両用のドアラッチ装置を提案する。
第2の発明としては、上記した第1の発明のドアラッチ装置において、前記案内部は、操作用窓孔の全周又は一部の周囲に形成した凹形部からなることを特徴とする車両用のドアラッチ装置を提案する。
第3の発明としては、上記した第2の発明のドアラッチ装置において、前記したオープンレバーの手動操作部には、前記操作用窓孔を通して前記案内部内に突出させた突起部を設けたことを特徴とする車両用のドアラッチ装置を提案する。
第1の発明のドアラッチ装置は、オープンレバーが装置ケース内に設けられているので、オープンレバーが車外からの不正行為によって旋回動されてラッチ解除されることがない。
したがって、盗難防止性に優れたエマージェンシー操作の可能な電気解除式ドアラッチ装置となる。
また、オープンレバーの手動操作部を露出させる操作用窓孔の近傍には、操作者の操作をガイドする案内部を設けたので、操作者が工具を用いることなく指等で直接操作することができる。
もちろん、ドライバーなどの工具を利用して操作することもできる。
第2の発明のドアラッチ装置は、第1の発明の案内部を凹形部として形成したことに特徴があり、操作者の指などを凹形部で案内して操作する構成となっている。
第3の発明のドアラッチ装置によれば、オープンレバーの手動操作部に設けた突起部に指等を引っかけて操作することができ、オープンレバーのエマージェンシー操作が一層容易となる。
また、このように手動操作部に突起部を設ければ、操作用窓孔を小幅形状に形成することができ、装置内への異物の侵入防止とラッチの不正解除防止に有利となる。
つまり、操作用窓孔は、人が指を差し入れて操作できる孔幅としないで、ドライバーなどの工具を差し入れて操作することができる小幅の孔幅として形成することができる。
上記したように、本発明は電気解除式ドアラッチ装置においては、モータやその給電回路などの電動駆動機構の故障、或いは、バッテリの消耗などによって電動駆動機構がラッチ解除動作しない異常時には、オープンレバーをエマージェンシー操作してラッチ解除することができるドアラッチ装置となり、また、盗難防止性に優れ、操作性に優れたドアラッチ装置となる。
本発明の一実施形態である自動車用のドアラッチ装置を示した正面図である。 図1上のA−A線断面図である。 モータケースのケース蓋体を取り外して内部構造を示した上記ドアラッチ装置の簡略正面図で、この図はラッチング状態を示した図である。 ラッチの解除動作を示した図3同様のドアラッチ装置の簡略正面図である。 オープンレバーの手動操作部を露出させる操作用窓孔を閉成するカバーを設けた上記ドアラッチ装置の正面図である。 操作用窓孔を開く位置にカバーを旋回させた状態を示す図5同様のドアラッチ装置の正面図である。 モータケースのケース蓋体を取り外して内部構造を示した従来のドアラッチ装置の簡略正面図で、この図はラッチング状態を示した図である。 ラッチ解除動作を示した図7同様のドアラッチ装置の簡略正面図である。
次に、ステーションワゴンなどの自動車のバックドアに実施した本発明の一実施形態について図面に沿って説明する。
図1は、ドアラッチ装置の正面図、図2は図1上のA−A線断面図、図3はモータケースのケース蓋体を取り外して内部構造を示した上記ドアラッチ装置の簡略正面図である。
なお、ラッチ機構や電動駆動機構などは図7、図8に示す従来例のラッチ装置に比べ同じ構成となっているので、同じ部材については同符号を付して説明する。
図1〜図3より分かるように、ラッチ機構13を構成するフォーク11とクロー12がベースプレート31内に軸14、15により軸支してあり、また、このベースプレート31はカバー体32によって覆ってある。
そして、ベースプレート31の両側には、取付ブラケット33を設け、この取付ブラケット33をバックドアにねじ止めしてドアラッチ装置をバックドアに組み付ける。
なお、ベースプレート31には、バックドアを閉めることにより入り込むストライカの挿入溝34が形成してある。
さらに、上記したラッチ機構13には、電動駆動機構35が一体的に取り付けてある。
電動駆動機構35は、従来例同様のものであり、モータケースのケース本体36とケース蓋体37とで形成した空室内に組み込んだモータ(電動アクチュエータ)16、ウォーム17、ウォームホイール18、小形ギア(連動ギア)19によって構成してある。
そして、ウォーム17はモータ16の出力軸に固着してあり、また、ウォーム17に噛合させたウォームホイール18の中央部には小形ギア19が設けてある。
ウォームホイール18と小形ギア19とからなるギア体は、ケース本体36とケース蓋体37とに設けた軸支部36a、37aとに橋渡した軸杆38によって回転可能に支持してあり、さらに、ウォームホイール18には、初期位置に復動回転させるリターンスプリング39が設けてある。
なお、小形ギア19については、ウォームホイール18の中央部に一体に突出形成してもよく、また、別体形成した小形ギア19をウォームホイール18に固着してもよい。
一方、上記の電動駆動機構35によって電動駆動してラッチ解除させるオープンレバー40が備えてある。
このオープンレバー40は、図2、図5に示したように、その一側よりに凸軸部41aと凹軸部41bとからなる軸部41が設けてあり、その凸軸部41aをケース本体36の凹形軸部36bに嵌合させ、また、その凹軸部41bにケース蓋体37の凸形軸部37bを突入させることで旋回自在に軸受けしてある。
上記のオープンレバー40は、図2、図3より分かる通り、軸部41の一方側に幅広部分を形成し、この幅広部分には軸部41を中心とした円弧状の凹形溝部42を形成し、さらに、この凹形溝部42の正面側に窓孔42aを設けると共に、その下面に沿ってギア42bが形成してある。
また、上記の凹形溝部42には上記した小形ギア19を突入させ、この小形ギア19をギア42bに噛合させた構成となっている。
そして、上記オープンレバー40は軸部41の一方側となる張出舌片が手動操作部40aとなっており、この手動操作部40aには孔部40bと突起部40cが設けてある。
また、このオープンレバー40の他方側がクロー12を押動する連動部40dを形成している。
なお、図3から分かるように、上記したオープンレバー40の連動部40dはモータケースより張り出し、その先端部がクロー12の押動部12aに対向するようになっている。
他方、上記したドアラッチ装置のケース蓋体37には操作用窓孔43が形成してあり、オープンレバー40の手動操作部40aがその操作用窓孔43から露出するようにしてエマージェンシー操作が可能になっている。
なお、操作用窓孔43は、軸部41を中心とした円弧状の長孔として形成し、その操作用窓孔43に沿って手動操作部40aを旋回操作することが可能となっている。
具体的には、この実施形態では、ケース蓋体37の上方向に横長の凹部37cを形成し、この凹部37cの低部に操作用窓孔43が設けてあり、また、オープンレバー40の手動操作部40aに設けた突起部40cは操作用窓孔43を通して凹部37c内に突出させてある。(図2参照)
すなわち、上記した横長の凹部37cがオープンレバー40の手動操作部40aを操作する操作者の指などをガイドする案内部となっている。
上記した本実施形態のドアラッチ装置は、バックドアが閉位置にあって、ドアラッチ装置が図3に示すストライカ10の係合状態にある状態(ラッチング状態)で、モータ16を給電操作すれば、電動駆動機構35の動作にしたがってラッチ解除させることができる。
すなわち、モータ16の駆動によってウォーム17、ウォームホイール18が連動されるから、小形ギア19がウォームホイール18と一体的に回転する。
したがって、ギア42bが小形ギア19に噛合しているオープンレバー40が小形ギア19の回転に連動して図3において時計方向に旋回するため、その連動部40dによってクロー12の押動部12aが押し回される。
これにより、クロー12によるフォーク11の阻止が解放されることから、図4に示す如く、フォーク12がリターンスプリングによって反時計方向に回転し、ストライカ10の係合を解放する。
上記の動作で電動駆動機構35によりラッチ解除され、バックドアを開くことができる。
電動駆動機構35のモータ16はラッチ解除されると給電停止制御されるので、オープンレバー40がリターンスプリング39のばね力を受けて復動するウォームホイール18と小形ギア19に連動されて図4において反時計方向に旋回し図3に示す初期位置に復動し、また、オープンレバー40の復動旋回に伴ってクロー12がリターンスプリングのばね力で図4において時計方向に回転しフォーク11に当接し、この動作でラッチ解除の動作を保持する。
一方、モータ16やその給電回路の故障、或いは、バッテリの消耗などによって電動駆動機構35が給電操作にかかわらず動作しない場合は、ラッチ解除できないためバックドアを開くことができない。
本実施形態のドアラッチ装置は、このような異常状態の場合は、車室内からオープンレバー40を手動操作してドアラッチ装置をラッチ解除(エマージェンシー操作解除)させることができる。
上記のように構成したドアラッチ装置は、図1〜図3に示したラッチング状態で、オープンレバー40の突起部40cに手指を引っかけて時計方向に引き回せば、オープンレバー40の旋回動によって、その連動部40dが図4に示すように、クロー12の押動部12aを押動するから、ラッチ解除することができる。
したがって、モータ16やその給電回路などの電動駆動機構35の故障、或いは、バッテリの消耗などによって電動駆動機構35がラッチ解除動作しない異常時には、車内からバックドアに近づき、上記したように、オープンレバーをエマージェンシー操作してラッチ解除することができ、バックドアを開くことができる。
すなわち、上記のように異常状態となったときは、車室内からバックドアに近づきドアラッチ装置のオープンレバー40に設けた手動操作部40aの突起部40cを手指で引っかけ、手指を案内部である凹部37cに沿って移動させ、オープンレバー40を図4に示すように旋回させる。
これにより、上記同様にラッチ解除することができるので、バックドアを開くことができる。
したがって、エマージェンシー操作してラッチ解除する場合には、突起部40cに引っかけた人指を凹部37cに沿って移動させればよいから、操作用窓孔43の孔幅を狭くすることができる。
つまり、操作用窓孔43は人指を差し入れてオープンレバー40の手動操作部40aを操作するほどの孔幅とする必要がなく、ドライバーなどの工具を差し入れて操作できる細幅の孔幅とし、手動操作部40aにはこの孔幅に合わせて突起部40cが設けてある。
この結果、操作用窓孔43からの異物の侵入が少なく、また、凹部37cの低部に操作用窓孔43を形成したことから、車外からの不正行為によるラッチ解除の防止に有利となる。
なお、ドライバーなどの工具をオープンレバー40の操作部40aに設けた孔部40bに差し入れて操作しても上記同様にラッチ解除させることができる。
上記した通り、本実施形態のドアラッチ装置は、オープンレバー40の手動操作部40aを露出させる操作用窓孔43の孔幅を狭く形成することができるので、この操作用窓孔43から異物が侵入することが少ないし、また、この操作用窓孔43は凹部37cの低部に形成してあるで、バックドアの隙間から差し入れた細線などを使っても、操作用窓孔43に露出させたオープンレバー40の手動操作部40aを操作することが困難になるから、不正行為によってラッチ解除されることはほとんどない。
しかし、異物の侵入の防止と不正行為によるラッチ解除の防止との確実性を高めるために、操作用窓孔43を閉成するカバーを備えることが好ましい。
図5は操作用窓孔43を閉成するカバー44を備えた実施形態を示し、図6はカバー44を旋回させて操作用窓孔43を開放させた実施形態を示す。
カバー44は、一方端部に設けた軸孔44aをケース蓋体37に設けた支軸部45aに回転自在に軸支させ、また、その他方端部の係止舌片44bをケース蓋体37に設けた係止保持部45bに係止させて操作用窓43の閉成状態を保っている。
なお、突状部45cはカバー44の閉成位置を保持するストッパーであり、突状部45dはカバー44の開放位置を保持するストッパーである。
カバー44を開放させるときは、突状部45cを乗り越えるようにして係止舌片44bを係止保持部45bから引き出して支軸部45aを支点に旋回させ、図6に示す如く、カバー44の一部が突状部45dに当接するまで旋回して開放させる。
このように、カバー44を開放させると、オープンレバー40の手動操作部40aが操作用窓孔43に露出するので、その孔部40bや突起部40cを旋回させれば、上記同様にエマージェンシー操作によってラッチ解除させることがきる。
ステーションワゴンなどの車室内とトランク部の境のない自動車のバックドアに装備するドアラッチ装置に適用することができる。
10 ストライカ
13 ラッチ機構
16 モータ
17 ウォーム
18 ウォームホイール
19 小形ギア
35 電動駆動機構
36 ケース本体
37 ケース蓋体
37c 凹部
40 オープンレバー
40a 手動操作部
40b 孔部
40c 突起部
40d 連動部
41 軸部
42 凹形溝部
42a 窓孔
42b ギア
43 操作用窓孔




















Claims (3)

  1. 車体又はドアに設けられたストライカに係脱可能なフォークと、当該フォークを前記ストライカの係合位置とその係合を解除する解除位置とに移動規制するクローとを備えたラッチ機構と、
    装置ケースに旋回可能に軸着して電動アクチュエータによって駆動し、その旋回動で前記クローを動作させ、前記フォークを開放位置に移動規制するオープンレバーと、
    を有する車両用のドアラッチ装置において、
    前記オープンレバーには、車内から操作可能な手動操作部を設け、
    前記電動アクチュエータを含む電動駆動機構と前記オープンレバーを内装させた前記装置ケースには、前記したオープンレバーの手動操作部の旋回動に沿うべく長形に形成して手動操作部を露出させた操作用窓孔を設けると共に、この操作用窓孔の近傍には操作者の前記手動操作部の操作をガイドする案内部を設けたことを特徴とする車両用のドアラッチ装置。
  2. 請求項1に記載したドアラッチ装置において、
    前記案内部は、操作用窓孔の全周又は一部の周囲に形成した凹形部からなることを特徴とする車両用のドアラッチ装置。
  3. 請求項2に記載したドアラッチ装置において、
    前記したオープンレバーの手動操作部には、前記操作用窓孔を通して前記案内部内に突出させた突起部を設けたことを特徴とする車両用のドアラッチ装置。




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