JPH0714061U - プッシュラッチ装置 - Google Patents

プッシュラッチ装置

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JPH0714061U
JPH0714061U JP4474193U JP4474193U JPH0714061U JP H0714061 U JPH0714061 U JP H0714061U JP 4474193 U JP4474193 U JP 4474193U JP 4474193 U JP4474193 U JP 4474193U JP H0714061 U JPH0714061 U JP H0714061U
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JP
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slide member
restricting
lock release
casing
lever
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JP4474193U
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Inventor
重夫 富阪
Original Assignee
双葉金属工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 衝撃荷重の作用時にロックの解除を禁止する
ロック解除規制手段の組付作業を簡単化し得るプッシュ
ラッチ装置を提供する。 【構成】 スライド部材8が収容されたケーシング7の
後方へ延びる相対向する壁部21間に軸部材23を介し
てロック解除規制レバー22を回動自在に支持し、ロッ
ク解除規制レバー22の一端部にスライド部材8の後端
部に当接してスライド部材8の後退限界位置への後退移
動を規制可能な規制部22bを形成し、他端部にスライ
ド部材8に対して後方への衝撃荷重が作用したときに規
制部22bをスライド部材8の移動軌跡内へ回動させる
錘部22aを設け、付勢手段26により規制部22bが
スライド部材8の移動軌跡外に位置するようにロック解
除規制レバー22を付勢した。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、1回押し操作すると押し操作した位置にロックされ、再度押し操作 すると元の位置に復帰するスライド部材を有するプッシュラッチ装置に関し、特 に衝撃荷重が作用したときにおけるロックの解除を規制するロック解除規制手段 を備えたプッシュラッチ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
扉のロック装置やプッシュスイッチなどに使用されるプッシュラッチ装置とし て、前端が開放されたケーシングと、ケーシング内に前後方向に移動自在に装着 され上端面にハート形の外縁に沿った形状のガイド溝が形成されたスライド部材 と、スライド部材を前方へ付勢する圧縮バネと、一端部がケーシングに回動自在 に連結され他端部にガイド溝に沿って移動可能な係合部を有するレバー部材とを 備え、スライド部材を1回押し操作すると、係合部がガイド溝に沿って移動して ガイド溝の略V状の係止部に係合され、押し操作した後退位置にスライド部材が 保持され、もう1回押し操作すると、係合部が係止部から離脱してガイド溝に沿 って移動し、ケーシングから突出した前進位置にスライド部材が保持されるよう に構成したものが広く実用化されている。
【0003】 ところで、前記ロック装置により自動車に装備される収容ボックスなどの蓋や 扉をロックする場合には、正面衝突などで車体に対して大きな衝撃荷重が作用す ると、慣性力でスライド部材が後退移動し、スライド部材を押し操作したときと 同様に蓋や扉が開放されるという問題がある。
【0004】 そこで、特開平4−115072号公報には、ケーシングの後部内にブロック 状の応動体をその下端部を中心に回動可能に設け、応動体の上段部に前方へ延び る規制部を形成し、スライド部材の後端部に規制部を収容可能な後端開放の収容 部を形成し、応動体は規制部が収容部に収容されるようにバネ部材により前方上 がりの傾斜姿勢に付勢され、スライド部材を押し操作したときには、規制部が収 容部内に移動することでロック位置からのスライド部材の後退移動が可能となり ロックが解除されるが、後方への衝撃荷重でスライド部材が後方へ移動しようす ると、応動体がバネ部材の付勢力に抗して縦向き姿勢となり、スライド部材の後 端部が規制部の前端部に当接することで、スライド部材の後退移動が規制され、 ロックが解除されないように構成したロック装置が記載されている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
前記公報に記載のロック装置では、応動体をケーシング後部の小さな空間内に 収容してあるとともに、バネ部材を介して応動体を傾斜姿勢に付勢してあるので 、応動体及びバネ部材の組付作業が大変煩雑になるという問題がある。また、レ イアウト上、応動体を大型化することが困難で、衝突時における作動の信頼性が 十分とは言えなかった。 本考案の目的は、衝撃荷重の作用時にロックの解除を禁止するロック解除規制 手段の組付作業を簡単化し得るプッシュラッチ装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1に係るプッシュラッチ装置は、前端が開放されたケーシングと、前記 ケーシング内に前後方向に移動自在に装着されたスライド部材と、前記スライド 部材を前方へ付勢する弾性部材と、前記スライド部材の前進位置を規制する前進 位置規制手段と、前記スライド部材を後退位置にロックするとともに、スライド 部材を後退位置よりも更に後方の後退限界位置に押し操作することでスライド部 材のロックを解除可能なロック手段と、前記ケーシングの後方へ延びる相対向す る壁部間に回動自在に支持されたロック解除規制レバーであって、一端部にスラ イド部材に当接してスライド部材の後退限界位置への後退移動を規制可能な規制 部を有し、他端部にスライド部材に対して後方への衝撃荷重が作用したときに規 制部をスライド部材の移動軌跡内へ回動させる錘部が設けられたロック解除規制 レバーと、規制部がスライド部材の移動軌跡外に位置するようにロック解除規制 レバーを付勢する付勢手段とを備えたロック解除規制手段とを備えたものである 。
【0007】 請求項2に係るプッシュラッチ装置は、前端が開放されたケーシングと、前記 ケーシング内に前後方向に移動自在に装着されたスライド部材と、前記スライド 部材を前方へ付勢する弾性部材と、前記スライド部材の前進位置を規制する前進 位置規制手段と、前記スライド部材を後退位置にロックするとともに、スライド 部材を後退位置よりも更に後方の後退限界位置に押し操作することでスライド部 材のロックを解除可能なロック手段と、前記ケーシングの後部内に前後方向に移 動自在に収容された球状部材と、ケーシングの後部に回動自在に支持され一端部 にスライド部材に当接してスライド部材の後退限界位置への後退移動を規制可能 な規制部を有し、他端部にスライド部材に対して後方への衝撃荷重が作用したと きに後方へ移動する球状部材に当接して規制部をスライド部材の移動軌跡内へ回 動させるテーパ部が設けられたロック解除規制レバーと、規制部がスライド部材 の移動軌跡外に位置するようにロック解除規制レバーを付勢する付勢手段とを備 えたロック解除規制手段と、を備えたものである。
【0008】
【作用】
請求項1に係るプッシュラッチ装置においては、スライド部材を弾性部材の付 勢力に抗して1回操作すると、ロック手段によりスライド部材が後退位置に保持 され、次にスライド部材をもう1回押し操作して手を放すと、スライド部材がバ ネ部材の付勢力より後退限界位置から前進位置に前進する。一方、車両の正面衝 突などにより、スライド部材に後方への慣性力が作用すると、スライド部材が後 退位置から後退限界位置へ移動しようとするが、このとき、錘部に作用する慣性 力により規制部がスライド部材の移動軌跡内に回動し、規制部が後退移動するス ライド部材に当接してスライド部材の後退限界位置への後退移動が規制され、ロ ックの解除が禁止される。 前記ロック解除規制レバーがケーシングの後方へ延びる相対向する壁部間に装 着されているので、ロック解除規制レバーの回動中心と錘部との距離を大きく設 定することが可能になるとともに、ロック解除規制レバー及び付勢手段をケーシ ングの側方や後方より組付けることが可能になる。
【0009】 請求項2に係るプッシュラッチ装置においては、スライド部材を弾性部材の付 勢力に抗して1回操作すると、ロック手段によりスライド部材が後退位置に保持 され、次にスライド部材をもう1回押し操作して手を放すと、スライド部材がバ ネ部材の付勢力より後退限界位置から前進位置に前進する。一方、車両の正面衝 突などにより、スライド部材に後方への慣性力が作用すると、後退位置から後退 限界位置へスライド部材が移動しようとするが、このとき、球状部材が慣性力で 後方へ移動してテーパ部を介してロック解除規制レバーを回動させ、ロック解除 規制レバーの規制部がスライド部材の移動軌跡内に回動し、規制部が後退移動す るスライド部材に当接してスライド部材の後退限界位置への後退移動が規制され 、ロックの解除が禁止される。 前記ロック解除規制レバー及び付勢手段は、ケーシング外に配置することが可 能になり、球状部材によりロック解除規制レバーを回動させるので、球状部材に 作用する慣性力の方向が前後方向からずれている場合でも、確実にロック解除規 制レバーを回動させることが可能となる。
【0010】
【実施例】
以下、本考案の実施例について図面を参照しながら説明する。 本実施例は、自動車の助手席側のインストルメントパネルに設けられる収納ボ ックスの扉をロック可能なロック装置に本考案を適用した場合のものである。 図1〜図7に示すように、ロック装置1は、収容ボックス2に固定されたロッ ク装置本体3と、収容ボックス2の扉4に固定されたフック部材5とを備え、扉 4を後方へ押し操作すると、図5に示すように、ロック装置本体3の保持アーム 6でフック部材5が保持されて扉4が閉鎖位置にロックされ、再度扉4を後方へ 押し操作すると、図3に示すように、フック部材5が保持アーム6から開放され て扉4のロックが解除される。尚、前記ロック装置本体3のうちの保持アーム6 を除く部分がプッシュラッチ装置に相当する。
【0011】 前記ロック装置本体3は、前端が開放されたケーシング7と、ケーシング7内 に前後方向に移動自在に装着されたスライド部材8と、スライド部材8を前方へ 付勢する圧縮コイルバネからなる弾性部材9と、スライド部材8の前進位置を規 制する前進位置規制手段10と、スライド部材8を図5に図示の後退位置にロッ クするとともにスライド部材8を後退位置よりも更に後方の図6に図示の後退限 界位置に押し操作することでスライド部材8のロックを解除可能なロック手段1 1と、ロック装置本体3に衝撃荷重が作用したときにスライド部材8の後退限界 位置への後退移動を規制して扉4のロックが解除されることを禁止するロック解 除規制手段12とを備えている。
【0012】 前記スライド部材8の前端部には左右1対の保持アーム6が回動自在に設けら れ、保持アーム6の前端部にはフック部材5のフック部5aに係合可能な保持部 6aが形成され、保持アーム6間においてスライド部材8には前方へ突出した押 圧部13が形成され、スライド部材8が後退位置に保持されると、両保持アーム 6がその基端部を中心に回動してケーシング7の内側に案内され、保持部6a間 においてフック部5aを保持可能なロック状態となり、スライド部材8が前進位 置に保持されると、両保持アーム6がケーシング7外へ突出して素材の弾力性で 両保持アーム6の前端間の距離が大きくなり、保持アーム6からフック部材5が 開放されてアンロック状態になる。但し、前記保持アーム6をスライド部材8と は別部材で構成し、ピン部材などを介してスライド部材8に回動自在に取付けて もよい。
【0013】 前記スライド部材8を前進位置に保持するための前進位置規制手段10につい て説明すると、図2・図4に示すように、スライド部材8の下端面には下方へ突 出した規制部14が形成され、ケーシング7の下壁部には規制部14を移動可能 に案内する前後方向に細長いスリット15が形成され、規制部14がスリット1 5の前端部で係止されてスライド部材8の前進位置が規制される。
【0014】 前記スライド部材8を後退位置に保持するためのロック手段11について説明 すると、ケーシング7の上壁部の下面には前方へ向けて縮小するハート形状の第 1ガイド突部16とその後端面に沿った前端面を有する第2ガイド突部17とが 前後に所定距離あけて下方へ向けて突出状に形成され、両ガイド突部16・17 間には略V字状の係止溝18が形成され、スライド部材8には第1ガイド突部1 6の略外縁に沿って相対移動可能な係合部20aを有するレバー部材20が設け られている。
【0015】 前記レバー部材20は、図3・図4に示すように、スライド部材8の前端近傍 部に上下方向向きに装着された軸部20bを介してスライド部材8に回動自在に 取付けられ、軸部20bの前端部には上下方向に細長い平坦面が形成され、この 平坦面が弾性部材9によりスライド部材8の装着穴の内面に圧接されることでレ バー部材20は図3に示す初期位置に付勢されている。尚、前記ロック手段11 としては、ハート形状のガイド溝とレバー部材20との組み合わせにより、スラ イド部材8を後退位置にロックするように構成したものや、他の形式のものを採 用することが可能である。
【0016】 前記ロック装置1において、図3に示す扉4の開放状態から、扉4を後方へ押 し操作してフック部材5の後端部で押圧部13を押しながらスライド部材8を後 方へ移動させると、係合部20aが第1ガイド突部16の傾斜案内面16aに沿 って案内されてレバー部材20が弾性部材9の付勢力に抗して回動し、図6に実 線で示すように、後退限界位置までスライド部材8を後方へ移動させると、係合 部20aが係止溝18の右側の溝部18a内へ回動する。そして、この状態から 手を放すと、弾性部材9の付勢力でスライド部材8が前方へ移動し、図5に示す ように、係合部20aが係止溝18の前端部に係合してスライド部材8が後退位 置に保持され、保持アーム6によりフック部材5が保持されて扉4が閉鎖位置に 保持される。次に、扉4を後方へ再度押し操作してフック部材5の後端部で押圧 部13を押しながらスライド部材8を後方へ移動させると、図6に仮想線で示す ように、係合部20aが係止溝18の左側の溝部18bに沿って移動してスライ ド部材8が後退限界位置に保持され、この状態で手を放すと、図1に示すように 、弾性部材9の付勢力でスライド部材8が前進位置に移動し、フック部材5が保 持アーム6から開放されて扉4のロックが解除される。
【0017】 次に、扉4が閉鎖状態のときに正面衝突などで後方(自動車の前方)への慣性 力が作用してもロック装置1のロックが解除されないようにするためのロック解 除規制手段12について説明する。 ケーシング7には後方へ延びる上下1対の壁部21が一体的に形成され、上下 の壁部21間にはロック解除規制レバー22が軸部材23を介して図3に図示の 規制解除位置と図7に図示の規制位置とに亙って回動自在に支持され、ロック解 除規制レバー22の後部には錘24が内嵌された錘部22aが形成され、ロック 解除規制レバー22の軸部材23に対応する中段部には収容空間25が形成され 、収容空間25内において軸部材23にはロック解除規制レバー22をロック解 除位置へ付勢するキックバネからなる付勢手段26が外嵌状に装着され、ロック 解除規制レバー22の前端部にはスライド部材8の後端部に当接可能な規制部2 2bが形成され、ケーシング7の壁部には規制部22bをケーシング7内へ案内 するための切欠部27が形成され、規制部22bは規制解除位置においてスライ ド部材8の移動軌跡外に配置され、規制位置においてスライド部材8の移動軌跡 上に配置される。
【0018】 次に、前記ロック装置1の作用について説明する。 開放状態から扉4を後方へ押し操作すると、ロック装置1の保持アーム6でフ ック部材5が保持されて扉4が閉鎖位置にロックされ、再度扉4を後方へ押し操 作すると、フック部材5が保持アーム6から開放されて扉4のロックが解除され る。 扉4のロック状態において、正面衝突などによりロック装置1に対して後方へ の慣性力が作用すると、スライド部材8が後退限界位置へ後退移動して扉4のロ ックを解除しようとするが、錘部22aに作用する後方への慣性力で、ロック解 除規制レバー22が規制位置に回動して規制部22bがスライド部材8の移動軌 跡上に移動し、スライド部材8の後退限界位置への移動が規制されるので、ロッ ク装置1のロックの解除が禁止される。
【0019】 前記ロック解除規制手段12を側壁を有しない上下の壁部21間に装着してあ るので、ロック解除規制レバー22などをケーシング7の後方より組付けること が可能となり、ロック解除規制手段12の組付作業が大幅に簡単になる。また、 上下の壁部21に側壁を設けていないので、軸部材23から錘までの距離を長く 設定することが可能となり、付勢手段26の設定の自由度が大幅に拡大する。更 に、ロック解除規制レバー22が鉛直方向向きの軸部材23を介して回動自在に 支持されているので、斜め後方への慣性力に対してもロック解除規制レバー22 を回動させることが可能となり、ロック解除規制手段12の信頼性が高くなる。
【0020】 次に、前記ロック解除規制手段12の構成を変更した別実施例について説明す る。尚、ロック解除規制手段12A以外の部分は前記実施例と同様の構成なので 同一部材には同一符号を付してその詳細な説明を省略する。 このロック解除規制手段12Aについて説明すると、図8〜図10に示すよう に、上下の壁部21が省略されてケーシング7の後部には後方へ延びる上端開放 の略コ字状の受部30が形成され、受部30の奥端面には後方上がりの傾斜部3 0aが形成され、受部30の上側にはロック解除規制レバー31が図9に図示の 規制解除位置と図10に図示の規制位置とに亙って回動自在に支持され、ロック 解除規制レバー31の前端部には規制位置においてケーシング7に形成された切 欠部32を介してケーシング7内に突入可能な規制部31aが下方へ向けて屈曲 形成され、ロック解除規制レバー31の後部には後方下がりの傾斜面31bが形 成され、傾斜部30aと傾斜面31b間には鋼球からなる球状部材33が装着さ れ、ロック解除規制レバー31は左右1対のコイルバネからなる付勢手段34に より規制解除位置に保持されている。
【0021】 前記ロック解除規制手段12においては、球状部材33に対して後方への慣性 力が作用して球状部材33が後方へ移動すると、図10に示すように、傾斜部3 0a及び傾斜面31bを介して付勢手段34の付勢力に抗してロック解除規制レ バー31が規制位置に回動し、切欠部32を介してケーシング7内に突入した規 制部31aによりスライド部材8の後端部が受け止められてスライド部材8の後 退限界位置への移動が規制される。 前記ロック解除規制手段12Aでは、受部30内に球状部材33を装着した状 態で受部30の上方へロック解除規制レバー31を組付け、ケーシング7に対し て付勢手段34を組付けて、その一端部をケーシング7に他端部をロック解除規 制レバー31に係合させて組み立てることになるので、ケーシング7に対するロ ック解除規制手段12Aの組付性が大幅に向上する。
【0022】 尚、本実施例では、規制部22b、31aをスライド部材8の後端面に当接さ せてスライド部材8の後退移動を規制したが、スライド部材8の側壁部や上壁部 に凹部を形成し、この凹部に規制部22b、31aを係合させてスライド部材8 の後退移動を規制してもよい。 尚、前記ケーシング7の上壁部が側壁や下壁になるようにロック装置本体3を 収容ボックス2に組付けてもよい。また、本実施例では、自動車の収納ボックス の扉4をロックするロック装置1に本考案を適用したが、収納ボックス以外の扉 4や蓋をロックするロック装置に本考案を適用してもよいし、自動車以外の車両 に設けられる扉4や蓋のロック装置としても本考案を適用することが出来る。更 にまた、前記プッシュラッチ装置は、電気回路などのプッシュスイッチに対して も適用することが出来る。
【0023】
【考案の効果】
請求項1に係るプッシュラッチ装置によれば、ケーシングに後方へ延びる相対 向する1対の壁部を設け、この壁部間にロック解除規制手段を組付けてあるので 、ロック解除規制レバーの回動中心と錘部との距離を大きく設定することが可能 になり、ロック解除規制手段の作動に対する信頼性が向上するとともに、ケーシ ングに対するロック解除規制手段の組付性が大幅に向上する。
【0024】 請求項2に係るプッシュラッチ装置によれば、球状部材によりテーパ部を介し てロック解除規制レバーを回動させるので、球状部材に作用する慣性力の方向が 前後方向からずれている場合でも、確実にロック解除規制レバーを回動させるこ とが可能となり、ロック解除規制手段の作動に対する信頼性が大幅に向上すると ともに、ロック解除規制レバー及び付勢手段をケーシング外に配置することが可 能なので、ケーシングに対するロック解除規制手段の組付性が大幅に向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 ロック装置の平面図
【図2】 ロック装置本体の底面図
【図3】 ロック装置の横断面図
【図4】 ロック装置本体の縦断面図
【図5】 ロック状態における図3相当図
【図6】 スライド部材を後退限界位置へ操作したとき
における図3相当図
【図7】 解除規制状態における図3相当図
【図8】 別実施例に係るロック解除規制手段を備えた
ロック装置の平面図
【図9】 図8のIX−IX線断面図
【図10】 解除規制状態における図9相当図
【符号の説明】
1 ロック装置 2 収容ボックス 3 ロック装置本体 4 扉 5 フック部材 5a フック部 6 保持アーム 6a 保持部 7 ケーシング 8 スライド部材 9 弾性部材 10 前進位置規制手段 11 ロック手段 12 ロック解除規制手段 13 押圧部 14 規制部 15 スリット 16 第1ガイド突部 16a 傾斜案内面 17 第2ガイド突部 18 係止溝 18a 溝部 18b 溝部 20 レバー部材 20a 係合部 20b 軸部 21 壁部 22 ロック解除規制レバー 22a 錘部 22b 規制部 23 軸部材 24 錘 25 収容空間 26 付勢手段 27 切欠部 12A ロック解除規制手段 30 受部 30a 傾斜部 31 ロック解除規制レバー 31a 規制部 31b 傾斜面 32 切欠部 33 球状部材 34 付勢手段

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前端が開放されたケーシングと、 前記ケーシング内に前後方向に移動自在に装着されたス
    ライド部材と、 前記スライド部材を前方へ付勢する弾性部材と、 前記スライド部材の前進位置を規制する前進位置規制手
    段と、 前記スライド部材を後退位置にロックするとともに、ス
    ライド部材を後退位置よりも更に後方の後退限界位置に
    押し操作することでスライド部材のロックを解除可能な
    ロック手段と、 前記ケーシングの後方へ延びる相対向する壁部間に回動
    自在に支持されたロック解除規制レバーであって、一端
    部にスライド部材に当接してスライド部材の後退限界位
    置への後退移動を規制可能な規制部を有し、他端部にス
    ライド部材に対して後方への衝撃荷重が作用したときに
    規制部をスライド部材の移動軌跡内へ回動させる錘部が
    設けられたロック解除規制レバーと、規制部がスライド
    部材の移動軌跡外に位置するようにロック解除規制レバ
    ーを付勢する付勢手段とを備えたロック解除規制手段
    と、 を備えたことを特徴とするプッシュラッチ装置。
  2. 【請求項2】 前端が開放されたケーシングと、 前記ケーシング内に前後方向に移動自在に装着されたス
    ライド部材と、 前記スライド部材を前方へ付勢する弾性部材と、 前記スライド部材の前進位置を規制する前進位置規制手
    段と、 前記スライド部材を後退位置にロックするとともに、ス
    ライド部材を後退位置よりも更に後方の後退限界位置に
    押し操作することでスライド部材のロックを解除可能な
    ロック手段と、 前記ケーシングの後部内に前後方向に移動自在に収容さ
    れた球状部材と、ケーシングの後部に回動自在に支持さ
    れ一端部にスライド部材に当接してスライド部材の後退
    限界位置への後退移動を規制可能な規制部を有し、他端
    部にスライド部材に対して後方への衝撃荷重が作用した
    ときに後方へ移動する球状部材に当接して規制部をスラ
    イド部材の移動軌跡内へ回動させるテーパ部が設けられ
    たロック解除規制レバーと、規制部がスライド部材の移
    動軌跡外に位置するようにロック解除規制レバーを付勢
    する付勢手段とを備えたロック解除規制手段と、 を備えたことを特徴とするプッシュラッチ装置。
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