JP2020090828A - 自動車用ドアラッチ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】自動車用ドアラッチ装置において、衝突時、慣性レバーに作用する慣性方向が反転した場合であっても、ドアの閉状態を確実に維持する。【解決手段】オープンリンク17がアンロック位置にあって、慣性レバー15が設定値を超える慣性力により、スプリング26の付勢力に抗して、待機位置からブロック位置に移動した場合、慣性レバー15は、オープンリンク17に当接することにより、オープンリンク17をアンロック位置からロック位置に移動させて、オープンリンク17のロック位置からアンロック位置への移動を阻止するとともに、オープンリンク17に係合することによりブロック位置から待機位置への移動が阻止される。【選択図】 図8

Description

本発明は、自動車用ドアラッチ装置に係り、特に側面衝突事故等が発生した場合であってもドアの閉状態が維持されるようにした自動車用ドアラッチ装置に関する。
従来、側面衝突事故等でドアに衝撃を受けた際、ドアの閉状態を維持可能とした発明としては、例えば、引用文献1、2に記載されているようなものがある。
引用文献1に記載された発明は、ドアの車外側に設けたアウトサイドハンドルの操作に連動して回動するオープンレバーに慣性レバーを枢支し、側面衝突等の衝撃により設定値を超える慣性力が作用した場合、慣性レバーがハウジングとの当接を回避する第1位置からハウジングと当接してオープンレバーを拘束する第2位置まで揺動するようにすることによって、意に反するドアの開放を防止するようにしたものである。
引用文献2に記載された発明は、ストライカの係合を解除するための操作受部を有するラッチ機構と、アウトサイドハンドルの操作に連動して回転するオープンレバーと、オープンレバーの回転力を操作受部に伝達可能なアンロック位置及び伝達不可能なロック位置に揺動可能な慣性レバー(特許文献2においては「伝達部材」)と、慣性レバーをロック位置からアンロック位置に向けて付勢する一方、慣性レバーに設定値以上の慣性力が作用した場合に、アンロック位置からロック位置へ向かう慣性レバーの移動を許容するバネ部材とを備えて、慣性レバーが設定値以上の慣性力の作用によりバネ部材の付勢力に抗してロック位置に向けて移動した場合、バネ部材が規制部に係止することで、バネ部材によるアンロック位置へ向かう慣性レバーの付勢を規制して、意に反するドアの開放を防止するようにしたものである。
特許第5948786号公報 特開2018−3305号公報
自動車は、側面衝突等で車体に衝撃が作用した場合、乗員保護のためのエアバッグを車室内に設置している。このため、側面衝突等の衝撃でエアバッグが作動した場合には、衝撃を受けた側のドアに対して、先ず内向き方向(車外側から車内側へ向く方向)への衝撃が作用した後、エアバッグが作動することで外向き方向(車内側から車外側へ向く方向)への衝撃が作用する。この結果、ドア内に設けられた自動車用ドアラッチ装置の各種可動要素には、最初に外向き方向へ慣性力が作用したあとに内向き方向へ慣性力が作用する。
上述のように、各種可動要素に作用する慣性方向が外向き方向から内向き方向に反転すると、特許文献1に記載の発明は、側面衝突時に慣性レバーが第1位置から第2位置に移動したにも係わらず、直ぐに第1位置に復帰してしまい、オープンレバーを確実に拘束できないという問題点を有する。
また、特許文献2に記載の発明においても、バネ部材が規制部に係止することで、ロック位置からアンロック位置へ向かう慣性レバーの付勢を規制した構成であるため、慣性レバーに作用する慣性方向が反転した際、バネ部材が規制部から外れて、慣性レバーがアンロック位置へ移動する虞がある。
本発明は、上記課題に鑑み、衝突時、慣性レバーに作用する慣性方向が反転した場合であっても、ドアの閉状態を確実に維持できるようにした自動車用ドアラッチ装置を提供することを目的とする。
前記課題を解決するため、本発明は、車体側のストライカと噛合することによりドアを閉位置に保持可能な噛合機構と、前記ドアに配置されるドアハンドルの開操作に連動してリリース方向へ回動可能なアウトサイドレバーと、前記アウトサイドレバーのリリース方向への回動に基づいて前記噛合機構の噛合を解除可能なアンロック位置及び解除不能なロック位置に揺動可能なオープンリンクと、設定値を超える慣性力が作用した場合、スプリングの付勢力に抗して、回動可能な慣性レバーとを備え、前記オープンリンクがアンロック位置にあって、前記慣性レバーが待機位置からブロック位置に移動した場合、前記慣性レバーは、前記オープンリンクに当接することにより、前記オープンリンクをアンロック位置からロック位置に移動させて、前記オープンリンクのロック位置からアンロック位置への移動を阻止するとともに、前記オープンリンクに係合することによりブロック位置から待機位置への移動が阻止されることを特徴とする。
好ましくは、前記慣性レバーは、前記オープンリンクの揺動中心軸線方向と直交する方向の軸線回りに回動可能に枢支されると共に、ブロック位置において前記オープンレバーに設けた突起部の移動軌跡内に進入して前記突起部に係合することにより、前記オープンレバーのロック位置からアンロック位置への移動を阻止する係合凹部を有する。
好ましくは、前記慣性レバーは、前記係合凹部に前記オープンリンクの前記突起部が係合することにより、ブロック位置から待機位置への復帰が阻止される。
好ましくは、前記慣性レバーがブロック位置にあって、ロック位置にある前記オープンリンクが前記アウトサイドレバーのリリース方向への回転に伴って移動した場合、前記慣性レバーは、前記係合凹部が前記オープンレバーの前記突起部から外れることにより、前記スプリングの付勢力により待機位置へ復帰する。
好ましくは、前記慣性レバーは、前記アウトサイトレバーと同軸により枢支され、前記アウトサイドレバーとは独立して回動可能である。
本発明によると、オープンリンクがアンロック位置にあって、慣性レバーが待機位置からブロック位置に移動した場合、オープンリンクをアンロック位置からロック位置に移動させて、オープンリンクのロック位置からアンロック位置への移動を阻止するとともに、オープンリンクのブロック位置から待機位置への移動を阻止する構成としたことにより、衝突時等において、慣性レバーに作用する慣性力の方向が反転した場合であっても、オープンリンクのロック位置からアンロック位置への移動、及び慣性レバーのブロック位置から待機位置への移動が阻止されるため、ドアの閉状態を確実に維持できる。
本発明に係る自動車用ドアラッチ装置が適用される自動車の側面図である。 自動車用ドアラッチ装置の斜視図である。 自動車用ドアラッチ装置の後面図である。 自動車用ドアラッチ装置の分解斜視図である。 自動車用ドアラッチ装置の要部の側面図である。 (a)は、自動車用ドアラッチ装置の要部の正面図である。(b)は、アンロック状態における(a)のa−a線縦断面図である。(c)は、ロック状態における(a)のa−a線縦断面図である。 (a)は、アウトサイドレバーがリリース作動した場合の自動車用ドアラッチ装置の要部の正面図である。(b)は、アンロック状態での(a)のa−a線縦断面図である。(c)は、ロック状態での(a)のa−a線縦断面図である。 (a)は、慣性レバーがブロック位置に回動した場合の自動車用ドアラッチ装置の要部の正面図である。(b)は、慣性レバーがブロック位置に至る途中の(a)のa−a線縦断面図である。(c)は、(a)のa−a線縦断面図である。(d)は、(c)のd部の拡大図である。 (a)は、慣性レバーがブロック位置にあるとき、アウトサイドレバーがリリース作動した場合の自動車用ドアラッチ装置の要部の正面図である。(b)は、(a)のa−a線縦断面図である。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。
自動車用ドアラッチ装置1は、図1に示すように、車体側面に開閉自在に支持されるドアD内に取り付けられ、図2、3に示すように、ドアD内に固定されるベース構造体2と、ベース構造体2に組み付けられ、車体に固着されるストライカSと噛合することによりドアDを閉状態に保持可能な噛合機構3と、ベース構造体2に組み付けられる後述の各種可動要素とを備える。
図1に示すように、ドアDの車外側には、車外からドアDを開けるときに開操作されるアウトサイドハンドル(ドアハンドル)OHが設けられ、また、ドアDの車内側には、車内からドアDを開けるときに開操作されるインサイドハンドル(ドアハンドル)IH及び車内から自動車用ドアラッチ装置1をロック状態及びアンロック状態に切り替えるときに操作されるロックノブKNが設けられる。
図4に示すように、ベース構造体2は、図示略のボルトによりドアD内に固定され、後面が開口した箱状の合成樹脂製のボディ4と、ボディ4の開口を閉塞してボディ4と共にドアD内に固定される金属製のカバープレート5と、ボディ4の前面側に固定されるバックプレート6(図5参照)及び平面視L字型の合成樹脂製のケーシング7とを含む。
噛合機構3は、ボディ4とカバープレート5間に形成される収容空間に前後方向のラッチ軸8により枢支され、ドア閉鎖時にストライカSに噛合可能なラッチ9と、ボディ4とカバープレート5間の収容空間に前後方向のラチェット軸10により枢支され、ドア閉鎖時にラッチ9の外周縁に係合することによりラッチ9のオープン方向(図3において時計方向)への回転を阻止可能なラチェット11とを含む。なお、ラッチ9は、図示略のスプリングによりオープン方向へ付勢され、また、ラチェット11は、スプリング12によりラッチ9の外周縁に係合する係合方向(図3において反時計方向)へ付勢される。
図3に示すように、ドアDが閉じられると、ストライカSがベース構造体2のストライカ進入溝2aに左方から進入してラッチ9の噛合溝9aに係合する。これにより、ラッチ9は、オープン位置(図3に示すフルラッチ位置から時計方向へほぼ90度回転した位置)からクローズ方向(図4において反時計方向)へ回動する。ラチェット11は、フルラッチ位置に回動したラッチ9の外周縁に係合してラッチ9のオープン方向への回動を阻止することによりドアDを閉状態に維持する。
図4、5に示すように、各種可動要素は、前後方向を向く枢軸13によりボディ4の前面側に枢支されるアウトサイドレバー14と、枢軸13によりベース構造体2の前面側に枢支され、側面衝突等により予め定めた設定値以上の慣性力が作用した場合、アウトサイドレバー14と独立して枢軸13回りに所定角度回動可能な慣性レバー15と、ラチェット11と一体的に回転可能なオープンレバー16と、ケーシング7内に配置されるオープンリンク17と、ケーシング7の内側面に支持されるロックレバー18及びインサイドレバー19とを含む。さらに、ケーシング7には、キーシリンダKに図示略のロッドを介して連結される第1キーレバー20と、第1キーレバー20と一体的に回動可能な第2キーレバー21と、携帯用スイッチまたは車内に設けた操作スイッチの操作により正逆回転可能なモータ30と、車内外方向を向く枢軸32に枢支され、モータ30により正逆回転可能な駆動ギヤ31とが設けられる。なお、図5は、噛合機構3を明示するため、ボディ4を省略して示している。
なお、オープンリンク17及びロックレバー18は、ロック状態及びアンロック状態に切り替え可能なロック機構を構成する。ロック機構は、少なくともアウトサイドハンドルOHの開操作に基づくアウトサイドレバー14のリリース作動を有効にしてドアDの開きを可能にするアンロック状態及び無効にしてドアDの開きを不能にするロック状態に切り替え可能な機能を有する。
図6(a)は、ベース構造体2に主要な可動要素を取り付けた状態のベース構造体2の正面図、図6(b)は、ロック機構がアンロック状態にあるときの図6(a)のa−a線縦断面図、図6(c)は、ロック機構がロック状態にあるときの図6(a)のa−a線縦断面図である。図7(a)は、ベース構造体2に主要な可動要素を取り付けた状態で、アウトサイドレバー14がリリース方向へ回動したときのベース構造体2の正面図、図7(b)は、ロック機構がアンロック状態にあるときの図7(a)のa−a線縦断面図、図7(c)は、ロック機構がロック状態にあるときの図7(a)のa−a線縦断面図である。
図6(a)に示すように、アウトサイドレバー14は、前後方向を向く枢軸13により枢支されると共に、スプリング22の付勢力により時計方向へ付勢されてケーシング7に設けられた図示略のストッパ部に当接することで、常時は図6(a)に示す待機位置に保持される。
アウトサイドレバー14の車外側の端部に設けられた車外側連結部14aは、アウトサイドハンドルOHに上下方向の操作力伝達部材23(図3参照)を介して連結される。これにより、アウトサイドハンドルOHの開操作は、操作力伝達部材23を介してアウトサイドレバー14の車外側連結部14aに伝達される。アウトサイドレバー14は、スプリング22の付勢力に抗して図6(a)に示す待機位置からリリース方向(図6において反時計方向)へ所定角度回転して、図7に示す作動位置まで回動する。
アウトサイドレバー14の車内側の端部に設けられた車内側連結部14bは、オープンリンク17の下部に設けられた連結孔17aに連結される。これにより、アウトサイドレバー14のリリース方向への回転は、上下方向への直線運動に変換されてオープンリンク17に伝達される。
図5に示すように、インサイドレバー19は、ケーシング7の内側面に車内外方向を向く枢軸33により枢支されると共に、下端部に設けた連結部19aが図示略の操作力伝達部材を介してインサイドハンドルIHに連結されることにより、インサイドハンドルIHの開操作に連動して枢軸33回りに図5に示す待機位置から時計方向へ回動する。インサイドレバー19の時計方向への回動は、インサイドレバー19のアーム部19bの先端部がアウトサイドレバー14に形成された折曲部14cに下方から当接することによりアウトサイドレバー14に伝達される。これにより、アウトサイドレバー14は、インサイドハンドルIHの開操作に連動してリリース方向へ回動する。
図5に示すように、ロックレバー18は、車内外方向を向く枢軸24によりケーシング7の内側面に枢支されと共に、前斜め下方に延伸するアームの下端部に設けた連結部18bが操作力伝達部材34を介してロックノブKNに連結され、前斜め上方へ延伸する2本のアーム部18c、18cの先端が回転する駆動ギヤ31の突起部31aに対して当接可能であり、後斜め下方に延伸するアームに設けられた連結突部18dが第2キーレバー21の長孔21aに連結される。これにより、ロックノブKN、キーシリンダKの手動による施解錠操作及びモータ30の駆動による駆動ギヤ31の回転によって、ロックレバー18は、図5に示すアンロック位置から反時計方向へ所定角度回動したロック位置、及びその逆へ移動する。ロックレバー18のアンロック位置及びロック位置は、ケーシング7の内側面に支持されたスプリング25の付勢力により弾性保持される。
ロックレバー18の上部には、車内側へ向けて突出する突部18aが設けられる。突部18aは、オープンリンク17に設けられた長孔17bに上下方向へ相対的に摺動可能で、かつ前後方向に当接可能に連結される。
オープンリンク17は、下部に設けた連結孔17aがアウトサイドレバー14の車内側連結部14bに前後方向へ揺動可能に連結されると共に、上下方向を向く長孔17bがロックレバー18の突部18aに上下方向へ摺動可能で、かつ前後方向に当接可能に連結される。
オープンリンク17には、図6(b)に示すように、アンロック位置にあるときオープンレバー16の回動端部16aに対して下方から対向し、図6(c)に示すように、ロック位置にあるとき回動端部16aに対向しない位置に変位するリリース部17cと、リリース部17cの下方近傍にあって、後方、すなわちオープンリンク17のアンロック方向へ向けて山形状に突出する突起部17dが設けられる。
ロックレバー18がアンロック位置からロック位置に回動した場合には、ロックレバー18の突部18aがオープンリンク17の長孔17bの車内側の縁に当接することにより、オープンリンク17は、アウトサイドレバー14の車内側連結部17aを中心とするアウトサイドレバー14及び慣性レバー15の回転軸線方向に対して直交する方向の回転軸線回りに回動して、図6(b)に示すアンロック位置から図6(c)に示すロック位置に移動する。また、ロックレバー18がロック位置からアンロック位置に回動した場合には、ロックレバー18の突部18aがオープンリンク17の長孔17bの車外側の縁に当接することにより、オープンレバー17は、アウトサイドレバー14の車内側連結部17aを中心に回動して、図6(c)に示すロック位置から図6(b)に示すアンロック位置に移動する。
オープンリンク17がアンロック位置にあって、ロック機構がアンロック状態のとき、アウトサイドレバー14が待機位置からリリース方向へ回動した場合には、オープンリンク17は、図6(b)に示すアンロック位置から上方へ直進し、最終的に図7(b)に示すように、オープンリンク17のリリース部17cがオープンレバー16の回動端部16aに下方から当接することで、図7(a)に示すようにオープンレバー16及び当該オープンレバー16と一体回動するラチェット11をリリース方向へ回転させる。これにより、ラチェット11とラッチ9との係合関係が解除されて、ドアDの開きを可能にする。
オープンリンク17がロック位置にあって、ロック機構がロック状態のとき、アウトサイドレバー14がリリース方向へ回動した場合には、オープンリンク17は、図6(c)に示すロック位置から前斜め上方へ向けて移動して、最終的に図7(c)に示すように移動しても、オープンリンク17のリリース部17cがオープンレバー16の回動端部16aに対して空振りするため、オープンレバー16及びラチェット11をリリース方向へ回転させることはできない。したがって、ロック機構がロック状態においては、ラチェット11とラッチ9との係合関係は保持され、ドアDを開くことができない。
慣性レバー15は、アウトサイドレバー14と同軸の枢軸13により、アウトサイドレバー14と独立して枢軸13回りに所定角度回動可能に枢支されると共に、回転中心部から車内側に向けて延出する第1アーム部15aと、上方へ延出し先端部にカウンタウエイト15eを設けた第2アーム部15bとを有して、前方から見た正面視において略L字状を呈している。
さらに、慣性レバー15は、スプリング26の付勢力により図6(a)において時計方向へ付勢されてバックプレート6に設けられたストッパ片6aに当接することで、常時は図6(a)に示す待機位置に保持され、設定値を超える慣性力が外向き方向(車内側から車外側へ向く方向)へ作用した場合には、カウンタウエイト15eの作用により、待機位置からスプリング26の付勢力を抗して反時計方向へ所定角度回動した図8(a)に示すブロック位置に回動可能であり、さらには、ブロック位置にある場合、アウトサイドハンドルOHの開操作が実行されることにより、ブロック位置からさらに反時計方向へ回動した図9(a)に示すリリース位置に回動可能である。
慣性レバー15の待機位置は、オープンリンク17のロック位置からアンロック位置への移動及びその逆への移動を遮らない位置である。同じくブロック位置は、オープンリンク17のロック位置からアンロック位置への移動を阻止する位置で、かつ慣性レバー15の待機位置への復帰を阻止する位置である。同じくリリース位置は、オープンリンク17との係合を解いて慣性レバー15の待機位置への復帰を可能にする位置である。
第1アーム部15aは、ベース構造体2の前面とオープンリンク17との間に進入するように車内側へ延出し、車内方向を向く先端部には、斜面部15c及び係合凹部15dが設けられる。斜面部15c及び係合凹部15dは、慣性レバー15が待機位置にある場合には、オープンリンク17のロック位置からアンロック位置への移動及びその逆への移動を遮らないように、図6(b)に示すように、オープンリンク17の突起部17dよりも下方にあって、突起部17dの移動軌跡外に待避した位置にある。
斜面部15cは、慣性レバー15が待機位置からブロック位置へ移動する際、アンロック位置にあるオープンリンク17の突起部17dに対して、図8(b)に示すように、下方から当接することにより、オープンリンク17をアンロック位置からロック位置へ強制移動させる。好ましくは、斜面部15cは、突起部17dに当接する面が後斜め上方へ向けて傾斜する。このようにすると、斜面部15cが突起部17dに当接した際、オープンリンク17をロック位置へ円滑に回動させることが可能となる。
係合凹部15dは、図8(a)、(c)に示すように、慣性レバー15がブロック位置に回動した際、ロック位置に移動させられたオープンリンク17の突起部17dの移動軌跡内に進入することにより、オープンリンク17のロック位置からアンロック位置への移動を阻止すると共に、突起部17dの先端部に対して上方から係合することにより、スプリング26の付勢力による慣性レバー15のブロック位置から待機位置への復帰を阻止する。好ましくは、図8(d)に示すように、係合凹部15dは、第1アーム部15aの基準面(前面)よりも後側へ凹み、かつ下方が開口し、上部にはオープンリンク17の突起部17dの先端部に上方から係合可能な段差部15fを有している。さらには、図9(a)、(b)に示すように、慣性レバー15がリリース位置に回動した場合には、係合凹部15dは、突起部17dの上方へ向かう移動軌跡外に変位して突起部17dから外れることにより、慣性レバー15の待機位置への復帰回動を可能にする。
次に、図6、8及び図9に基づいて、本実施形態に係る自動車用ドアラッチ装置1の作用、特に側面衝突等により自動車用ドアラッチ装置1に衝撃が作用した場合について説明する。
通常状態においては、図6(a)に示すように、慣性レバー15は、スプリング26の付勢力により待機位置に保持されている。慣性レバー15が待機位置にある場合には、図6(b)、(c)に示すように、斜面部15c及び係合凹部15dは、オープンリンク17の突起部17dの移動軌跡外に待避して、オープンリンク17のアンロック位置からロック位置への移動及びその逆への移動を遮らない位置にある。
例えば、図6(b)に示すように、オープンリンク17がアンロック位置にあって、車両走行中又は車両停止中に、側面衝突事故等が発生したとする。この場合には、先ず衝突を受けた側のドアDに対して車外側から車内側へ向けて衝撃F1が作用するため、自動車用ドアラッチ装置1に対しては、先ず外向き方向の慣性力が作用する。
自動車用ドアラッチ装置1に外向き方向への慣性力が作用すると、慣性レバー15は、上端部に設けたカウンタウエイト15eにより、スプリング26の付勢力に抗して、枢軸13を中心にして待機位置から反時計方向(ブロック方向)へ回動する。
慣性レバー15が反時計方向へ回動すると、第1アーム部15aが上方へ変位するため、図8(b)に示すように、先ず第1アーム部15aの斜面部15cがオープンリンク17の突起部17dに下方から当接しつつ上方へ移動する。これにより、アンロック位置にあるオープンリンク17は、アウトサイドレバー14の車内側連結部14bを中心にしてロック方向(時計方向)へ強制回動させられる。
さらに慣性レバー15の反時計方向への回動が進行して、第1アーム部15aがさらに上方へ移動すると、図8(c)に示すように、最終的にオープンリンク17の突起部17dの先端部が第1アーム部15aの係合凹部15dに係合する。これにより、アンロック位置からロック位置へ強制移動させられたオープンリンク17のアンロック位置への移動が阻止される。また、係合凹部15dの段差部15fがオープンリンク17の突起部17dの先端部に上方から係合することで、慣性レバー15のブロック位置から待機位置への復帰が阻止される。
続いて、側面衝突の衝撃により、車室内に設置されたエアバッグが作動した場合には、衝突された側のドアDに対しては車外方向への衝撃が作用することから、今度は、慣性レバー15には車内方向への慣性力、すなわち待機位置へ復帰させようとする力が作用する。しかし、実施形態においては、慣性レバー15の係合凹部15dの段差部15fがオープンリンク17の突起部17dに上方から係合して、慣性レバー15の待機位置への復帰が阻止されているため、慣性レバー15に作用する慣性力の方向が反転しても、慣性レバー15は、待機位置に復帰しない。したがって、ロック位置に強制移動させられたオープンリンク17及びロックレバー18に対して如何なる方向への力が作用しても、オープンリンク17及びロックレバー18のロック位置は維持されるため、ドアDの閉状態を確実に維持できる。
ブロック位置に回動した慣性レバー15とロック位置に強制移動させられたオープンリンク17との互いの係合は、アウトサイドハンドルOHまたはインサイドハンドルIHの開操作によりアウトサイドレバー14を待機位置からリリース方向へ回動させることにより解除される。
すなわち、図8(a)、(c)に示すように、オープンリンク17の突起部17dが慣性レバー15の係合凹部15dに係合した状態で、アウトサイドレバー15が待機位置からリリース方向へ回動することにより、オープンリンク17は、突起部17dの先端部が係合凹部15dに下方から係合して慣性レバー15をブロック位置からさらに反時計方向へ回動させつつロック位置から前斜め上方へ向けて移動する。そして、オープンリンク17が前斜め上方へ所定距離移動して、図9(a)に示されるように、係合凹部15dが慣性レバー15の回動に伴って突起部17dよりも車外側に変位して、突起部17dの上方へ向かう移動軌跡外に変位するか、または、図9(b)に示されるように、突起部17dがオープンリンク17が前斜め上方への移動に伴って係合凹部15から外れることによって、慣性レバー15の待機位置への復帰が可能になる。これにより、慣性レバー15は、スプリング26の付勢力により待機位置に復帰して、オープンリンク17及びロックレバー18のアンロック位置への移動を許可する。
その後は、通常操作と同様に、キーシリンダK、ロックノブKNの操作、またはモータ30の駆動によって、ロック機構をロック状態からアンロック状態に切り替えることで、インサイハンドルIH及びアウトサイドハンドルOHを開操作してドアDを開けることができる。
1 自動車用ドアラッチ装置 2 ベース構造体
2a ストライカ進入溝 3 噛合機構
4 ボディ 5 カバープレート
6 バックプレート 6a ストッパ片
7 ケーシング 8 ラッチ軸
9 ラッチ 9a 噛合溝
10 ラチェット軸 11 ラチェット
12 スプリング 13 枢軸
14 アウトサイドレバー 14a 車外側連結部
14b 車内側連結部 14c 折曲部
15 慣性レバー 15a 第1アーム部
15b 第2アーム部 15c 斜面部
15d 係合凹部 15e カウンタウエイト
15f 段差部 16 オープンレバー
16a 回動端部 17 オープンリンク
17a 連結孔 17b 長孔
17c リリース部 17d 突起部
18 ロックレバー 18a 突部
18b 連結部 18c アーム部
18d 連結突部 19 インサイドレバー
19a 連結部 9b アーム部
20 第1キーレバー 21 第2キーレバー
21a 長孔 22 スプリング
23 操作力伝達部材 24 枢軸
25 スプリング 26 スプリング
30 モータ 31 駆動ギヤ
31a 突起部 32 枢軸
33 枢軸 34 操作力伝達部材
D ドア IH インサイドハンドル(ドアハンドル)
K キーシリンダ KN ロックノブ
OH アウトサイドハンドル(ドアハンドル)S ストライカ

Claims (5)

  1. 車体側のストライカと噛合することによりドアを閉位置に保持可能な噛合機構と、
    前記ドアに配置されるドアハンドルの開操作に連動してリリース方向へ回動可能なアウトサイドレバーと、
    前記アウトサイドレバーのリリース方向への回動に基づいて前記噛合機構の噛合を解除可能なアンロック位置及び解除不能なロック位置に揺動可能なオープンリンクと、
    設定値を超える慣性力が作用した場合、スプリングの付勢力に抗して、回動可能な慣性レバーとを備え、
    前記オープンリンクがアンロック位置にあって、前記慣性レバーが待機位置からブロック位置に移動した場合、
    前記慣性レバーは、前記オープンリンクに当接することにより、前記オープンリンクをアンロック位置からロック位置に移動させて、前記オープンリンクのロック位置からアンロック位置への移動を阻止するとともに、前記オープンリンクに係合することによりブロック位置から待機位置への移動が阻止されることを特徴とする自動車用ドアラッチ装置。
  2. 前記慣性レバーは、前記オープンリンクの揺動中心軸線方向と直交する方向の軸線回りに回動可能に枢支されると共に、ブロック位置において前記オープンレバーに設けた突起部の移動軌跡内に進入して前記突起部に係合することにより、前記オープンレバーのロック位置からアンロック位置への移動を阻止する係合凹部を有することを特徴とする請求項1記載の自動車用ドアラッチ装置。
  3. 前記慣性レバーは、前記係合凹部に前記オープンリンクの前記突起部が係合することにより、ブロック位置から待機位置への復帰が阻止されることを特徴とする請求項2記載の自動車用ドアラッチ装置。
  4. 前記慣性レバーがブロック位置にあって、ロック位置にある前記オープンリンクが前記アウトサイドレバーのリリース方向への回転に伴って移動した場合、
    前記慣性レバーは、前記係合凹部が前記オープンレバーの前記突起部から外れることにより、前記スプリングの付勢力により待機位置へ復帰することを特徴とする請求項3記載の自動車用ドアラッチ装置。
  5. 前記慣性レバーは、前記アウトサイトレバーと同軸により枢支され、前記アウトサイドレバーとは独立して回動可能であることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の自動車用ドアラッチ装置。
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