JP4382121B2 - 自動車用ドアラッチ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ダブルロック状態に操作可能な自動車用ドアラッチ装置に関する。
自動車用ドアラッチ装置において、ドアの車外側に設けられたアウターハンドル及び車内側に設けられたインナーハンドルのいずれを操作してもドアを開けることができる解錠状態と、アウターハンドルの操作ではドアを開けることはできないが、インナーハンドルによるダブルアクション操作(インナーハンドルの一回目の操作で、先ず施錠状態から解錠状態に変化させ、2回目の操作でドアを開けることができる操作)でドアを開けることができる施錠状態と、インナーハンドルのダブルアクション操作を無効にして、アウターハンドル及びインナーハンドルのいずれを操作してもドアを開けることができないダブルロック状態に操作可能としたものは公知である(例えば、特許文献1参照)。
特許第3310964号公報
しかし、上述のような自動車用ドアラッチ装置においては、ダブルロック状態にあるとき、インナーハンドルが操作されると、インナーレバー(インナーハンドルの操作に従動するレバー)の回動に伴って、多数の部品(上記特許文献1では、例えば、ボタン側作動レバー52B、ボタン側レバー49B及びバネ70等)が連動するものの、施錠状態を解錠状態に切り替えることができないようにした構成であるため、構成が複雑である問題を有する。
本発明は、上述のような課題に鑑み、簡単な構成で、確実なダブルロック状態を得ることができるようにした自動車用ドアラッチ装置を提供することを目的としている。
本発明によると、上記課題は、次のようにして解決される。
(1)車体側のストライカと係脱可能な噛合機構部と、前記噛合機構部を操作可能な操作機構部を備えた自動車用ドアラッチ装置において、前記操作機構部は、ドアを開扉するための操作ハンドルの操作を有効にする解錠位置及び無効にする施錠位置に移動可能なロックレバーと、車内側の前記操作ハンドルの操作に従動して解除方向へ回動可能なインナーレバーと、前記ロックレバーが解錠位置にあるとき、前記インナーレバーの解除作動に従動して、前記噛合機構部と前記ストライカとの係合を解除し得るオープンレバーを解除方向へ作動可能で、また前記ロックレバーが施錠位置にあるとき、前記インナーレバーに従動しても、前記オープンレバーを解除方向へ作動不能な連係レバーと、前記ロックレバーと共に解錠位置及び施錠位置に移動可能で、かつモータ駆動によりダブルロック位置に移動可能なサブロックレバーと、前記ロックレバー及び前記サブロックレバーが施錠位置にあるとき、前記インナーレバーに設けた解錠当接部に対向し、前記インナーレバーの解除作動に従動して前記解錠当接部に当接することにより、前記サブロックレバー及び前記ロックレバーを解錠位置に移動させ、また、前記ロックレバーが施錠位置でかつ前記サブロックレバーがダブルロック位置にあるとき、前記解錠当接部の移動軌跡外に退避して、前記解錠当接部に対して当接不能となる被解錠当接部とを含む。
(2)上記(1)において、前記被解錠当接部を、前記サブロックレバーに設ける。
(3)上記(1)または(2)において、前記ロックレバー及び前記サブロックレバーを、同軸によりそれぞれ回動可能に枢支する。
(4)上記(1)〜(3)のいずれかにおいて、前記操作機構部は、車外に設けたキーシリンダの操作に従動するキーレバーを含み、前記ロックレバーは、前記キーレバーの解錠作動により施錠位置から解錠位置に移動し、前記サブロックレバーは、ダブルロック位置から解錠位置に移動する。
(5)上記(1)〜(4)のいずれかにおいて、前記操作機構部は、前記モータ駆動によりほぼ直線移動可能なスライドレバーを含み、前記サブロックレバーは、前記スライドレバーの直線移動に従動して、施錠位置からダブルロック位置に回動し得るように、前記スライドレバーに連結される。
(6)上記(5)において、前記スライドレバーの直線移動により前記サブロックレバーを施錠位置からダブルロック位置に回動させるための構成として、前記サブロックレバーに、前記スライドレバーに設けた連結突部が摺動可能に係合し、かつ前記スライドレバーの直線移動方向に対して傾斜する長孔を設ける。
本発明によれば、次のような効果が奏せられる。
請求項1記載の発明によると、ロックレバーが施錠位置にあり、かつサブロックレバーがダブルロック位置にあるとき、インナーレバーの解除作動が、サブロックレバー及びロックレバーに伝達されないため、簡単な構成で、確実なダブルロック状態を得ることができる。
請求項2記載の発明によると、サブロックレバーの作動に伴う被解錠当接部の移動で、確実なダブルロック状態を得ることができる。
請求項3記載の発明によると、操作機構部の小型化を可能にすることができる。
請求項4記載の発明によると、電気系統の故障等によりモータ駆動が不能になっても、キーシリンダの操作の基づいて、ダブルロック状態を解錠状態に切り替えることができる。
請求項5、6記載の発明によると、モータ駆動により直線移動可能なスライドレバーを介して、サブロックレバーを確実にダブルロック位置に移動させることができる。
以下、本発明の一実施形態を、図面に基づいて説明する。なお、以下の説明では、図1における左方を自動車の「前方」とし、右方を同じく「後方」とし、図面手前側を同じく「車内側」とし、図面奥側を同じく「車外側」とする。
ドアラッチ装置1は、自動車のフロントドア(以下、ドアと記す)の後端部内側に配置され、ドアを閉止位置に拘束するための噛合機構部2と、この噛合機構部2を操作するための操作機構部3とを備える。
なお、ドアラッチ装置1は、ドアの車内側に設けられ、かつ手動で施解錠操作するときに操作される施解錠操作ノブを備えないノブレスタイプに適用され、また、解錠状態、施錠状態及びダブルロック状態に操作可能である。解錠状態においては、ドアの車外側に設けられたアウターハンドル(図示略)及び車内側に設けられたインナーハンドル(図示略)のいずれを操作してもドアを開けることはできる。施錠状態においては、アウターハンドルの操作ではドアを開けることはできないが、インナーハンドルによるダブルアクション操作(インナーハンドルの一回目の操作で、先ず施錠状態から解錠状態に変化させ、2回目の操作でドアを開けることができる操作)でドアを開けることができる。また、ダブルロック状態においては、インナーハンドルのダブルアクション操作を無効にして、アウターハンドル及びインナーハンドルのいずれを操作してもドアを開けることはできない。
噛合機構部2は、複数のボルト(図示略)によりドア内後端部に固定されるボディ4と、このボディ4内に枢軸51により枢着され、車体側に固着されたストライカ(図示略)と係合可能なラッチ5と、ボディ4内に枢軸61により枢着され、ラッチ5に係脱可能なラチェット(図示略)と、ボディ4の前面に配置され、枢軸61を介してラチェットと一体的に回動可能なオープンレバー6を含み、ドアの閉止時にストライカがラッチ5に係合すると共に、ラチェットがラッチ5に対してその開き方向への回動を阻止するように係合することによって、ドアを閉止状態に拘束し、また、アウターハンドルまたはインナーハンドルの操作をもって、オープンレバー6が解除方向(図2において矢印で示す反時計方向)へ回動して、ラチェットがラッチ5から離脱することによりドアの開扉を可能にする。なお、噛合機構部2の構造は、本発明に直接関係しないので、詳細な説明は省略する。
ボディ4の前面には、その前面を覆うように合成樹脂製のカバー7が固定される。このカバー7内には、操作機構部3が配置される。操作機構部3は、アウターハンドルにロッド等の操作力伝達部材(図示略)を介して連結されるアウターレバー8と、インナーハンドルに操作力伝達可能なケーブル9を介して連結されるインナーレバー10と、ドアの車外側に設けられるキーシリンダ(図示略)の操作に従動する第1、2キーレバー11、16と、後述の操作に基づいて施解錠動作可能なロックレバー12と、ダブルロック状態を可能にするサブロックレバー13と、アウターレバー8に従動する第1、2連係レバー14、15と、施解錠用モータ17と、ダブルロック用モータ18と、ダブルロック用モータ18に従動するスライドブロック19及びスライドレバー20を含む。
図2に示すように、アウターレバー8は、カバー7の下部に前後方向を向く枢軸83により枢支され、アウターハンドルの開扉操作に基づいて、図2に示す待機位置からスプリング(図示略)の付勢力に抗して解除方向(図2において反時計方向)へ回動する。なお、図2においては、図面簡略化のためカバー7を省略している。アウターレバー8における右の端部82には、第1連係レバー14が前後方向へ所定量回動可能に連結され、また、第1連係レバー14には、第2連係レバー15の下部が車内外方向を向く連結軸151により前後方向へ所定量回動可能に連結される。
第1キーレバー11は、カバー7の上部に回動可能に枢支され、キーシリンダの操作に基づいて、中立位置(例えば、図4に示す位置)から解錠方向(図4において反時計方向)及び施錠方向(図4において時計方向)へ所定角度回動する。
第2キーレバー16は、上端部が第1キーレバー11に前後方向を向く連結軸111により回動可能に連結され、第1キーレバー11の解錠方向への回動に従動して、中立位置(例えば、図4参照)から上方へ移動し、また、同じく施錠方向への回動に従動して、中立位置から下方へ移動する。第2キーレバー16の下部には、スライドレバー20に対して所定の遊びを介して連係される上下方向の長孔161と、ロックレバー12に対して所定の遊びを介して連係される連結突部162が設けられている。
スライドブロック19は、主に図13、14に示すように、カバー7の下部に設けられた上下方向(図13、14においては左右方向)を向く凸状の案内部71に摺動可能に支持されると共に、その前部は、ダブルロック用モータ18の回転軸に設けられたウォームギヤ181が貫通して螺合している。スライドブロック19におけるカバー7に対向する面には、凹状の収容部191と、収容部191の上下部に連設されて、案内部71に摺動可能に係合する上下方向を向く案内溝193が設けられている。
スライドブロック19における収容部191内には、上下方向を向くコイルスプリング24が収容されている。コイルスプリング24は、スライドブロック19の収容部191に圧縮状態で収容されると共に、案内部71の上下方向のほぼ中央に設けられた凹部72内に、その上下端に当接した状態で保持されることにより、スライドブロック19を中立位置(例えば、図3〜図6に示す位置)へ付勢する。なお、スライドブロック19は、ウォームギヤ181に対して可逆転可能に螺合している。
ダブルロック用モータ18は、携帯用のリモートコントロールスイッチ(図示略)の施錠操作に基づいて施錠方向へ回転し、また、解錠操作に基づいて解錠方向へ回転する。
ダブルロック用モータ18が施錠方向へ回転した場合、スライドブロック19は、ウォームギヤ181との螺合関係により、コイルスプリング24の付勢力に抗して、中立位置から下方へ移動して図7に示す想像線で示すダブルロック位置19Aに変位した後、ダブルロック用モータ18への電源供給が停止されると、コイルスプリング24の付勢力により、ウォームギヤ181を逆転させつつ再び中立位置に戻る。また、ダブルロック用モータ18が解錠方向へ回転した場合、スライドブロック19は、ウォームギヤ181との螺合関係により、コイルスプリング24の付勢力に抗して、中立位置から上方へ移動して図7に示す想像線で示すダブルアンロック位置19Bに変位した後、ダブルロック用モータ18への電源供給が停止されると、コイルスプリング24の付勢力により、ウォームギヤ181を逆転させつつ再び中立位置に戻る。
スライドレバー20は、上端部に設けられた連結突部202が第2キーレバー16の長孔161に上下方向へ摺動可能に係合連結され、また、下端部に設けられた上下方向の長孔203がスライドブロック19に設けられた連結突部192に摺動可能に係合連結されることによって、スライドブロック19の移動に従動してダブルアンロック位置(例えば、図3〜図6に示す位置)と、ダブルアンロック位置から下方へ移動したダブルロック位置(図7に示す位置)に変位する。
スライドブロック19が中立位置、スライドレバー20がダブルアンロック位置にそれぞれある場合、スライドブロック19の連結突部192は、スライドレバー20の長孔203の下端に位置し、また、スライドブロック19が中立位置、スライドレバー20がダブルロック位置にそれぞれある場合、スライドブロック19の連結突部192は、スライドレバー20の長孔203の上端に位置する。これにより、スライドレバー20がダブルアンロック位置にあるとき、スライドブロック19が中立位置からダブルロック位置へ移動すると、連結突部192が長孔203の下端に係合して、スライドレバー20をダブルアンロック位置からダブルロック位置に移動させることができる。また、スライドレバー20がダブルロック位置にあるとき、スライドブロック19が中立位置からダブルアンロック位置へ移動すると、連結突部192が長孔203の上端に係合して、スライドレバー20をダブルロック位置からダブルアンロック位置に移動させることができる。
カバー7の下部に支持されたスプリング25は、スライドレバー20の下部に設けられた係合突部204に弾性係合することによってスライドレバー20を各位置に弾性保持する。
主に図3、5に示すように、スライドレバー20がダブルアンロック位置、スライドブロック19が中立位置また第2キーレバー16が中立位置にそれぞれある場合、スライドレバー20の上側の連結突部202は、第2キーレバー16の長孔161のほぼ中央に位置して、連結突部202と長孔161間には、第2キーレバー16の移動ストロークにほぼ相当する遊びが上下に生成される。これにより、キーシリンダの施錠操作及び解錠操作に基づく第2キーレバー16の施錠作動及び解錠作動は、スライドレバー20には伝達されない。また、主に図7に示すように、スライドレバー20がダブルロック位置、スライドブロック19が中立位置にある場合、スライドレバー20の連結突部202は、第2キーレバー16の長孔161の下端に位置する。これにより、キーシリンダの解錠操作に基づく第2キーレバー16の解錠作動は、長孔161の下端が連結突部202に係合することによってスライドレバー20に伝達されて、キーシリンダの操作でスライドレバー20をダブルロック位置からダブルアンロック位置に移動させることができる。なお、そのときのスライドレバー20の作動は、スライドブロック19には伝達されない。
ロックレバー12は、カバー7に車内外方向を向く枢軸21により枢支され、施解錠用モータ17及びキーシリンダの操作をもって、図3、4に示す解錠位置と、解錠位置から図3において時計方向(図4においては反時計方向)へ所定量回動した施錠位置に回動することができる。
ロックレバー12の前部には、施解錠用モータ17の回転軸に設けられたウォームギヤ171に噛合する扇状のギヤ部121が設けられ、また、後部、すなわち枢軸21を境にして、ギヤ部121に対して相対する端部には、第2キーレバー16の係合突部162にキーシリンダの操作ストロークに相当する遊びを介して連係されるキー操作入力部122(図4、6参照)が設けられ、また、キー操作入力部122の下方で、かつ枢軸21を境にして、ギヤ部121に対して相対する端部には、第2連係レバー15の上部に設けられた長孔152に摺動可能に連結される凸状の操作伝達部123が一体的に設けられる。なお、ギヤ部121は、ウォームギヤ171に対して可逆転可能に噛合している。
上述のように、ロックレバー12には、施解錠用モータ17の回転を入力するギヤ部121、第2キーレバー16に連結されるキー操作入力部122及び第2連係レバー15に連結される操作伝達部123を一体的に形成したことにより、部品数を削減して構成を簡単にすることができる。また、ウォームギヤ171と第2連係レバー15間の操作力伝達経路には、連結箇所、すなわちウォームギヤ171とギヤ部121の噛合部分と、操作伝達部123と長孔152との係合部分しか存在しないため、構成を簡単にし、かつ施解錠用モータ17の回転を第2連係レバー15に確実に伝達することができる。また、ロックレバー12におけるキー操作入力部122及び操作伝達部123を、枢軸21を境にして、ギヤ部121に対して相対する端部に設けたことによって、ロックレバー12に作用する力がその両端部に分散されるため、ロックレバー12の支持が安定して、施解錠用モータ17の回転を第2連係レバー15に確実に伝達することができる。さらには、キー操作入力部122を、操作伝達部123の上方に設けたことによって、第2キーレバー16と第2連係レバー15とが車内外方向に重合しないように配置することができるため、操作機構部3の薄型化を可能にすることができると共に、第2連係レバー15をロックレバー12に簡単な構成で連結することができる。
リモートコントロールスイッチを施錠(または解錠)操作した場合、施解錠用モータ17が施錠方向(または解錠方向)へ回転し、その回転はウォームギヤ171、ギヤ部121を介してロックレバー12に伝達され、ロックレバー12は、解錠位置(または施錠位置)へ回動する。また、キーシリンダを施錠(または解錠)操作した場合には、第1キーレバー11を介して、第2キーレバー16が下方(または上方)へ移動し、第2キーレバー16の係合突部162がロックレバー12のキー操作入力部122の下縁(または上縁)に当接して、ロックレバー12を施錠位置(または解錠位置)へ回動させることができる。なお、ロックレバー12は、解錠位置(または施錠位置)にあるとき、その上部に設けられた突部124がカバー7に支持されたスプリング22に弾性係合することによって解錠位置(または施錠位置)に弾性保持される。
サブロックレバー13は、ロックレバー12と独立して回動し得るように枢軸21により枢支され、図3、4に示す解錠位置と、解錠位置から図3において時計方向(図4においては反時計方向)へ所定量回動した図5、6に示す施錠位置と、施錠位置から図5においてさらに時計方向(図6において反時計方向)へ所定量回動した図7に示すダブルロック位置に回動可能である。
サブロックレバー13における回転軸回りには、ロックレバー12に設けられた係合突部125に対して、施錠位置とダブルロック位置間の作動ストロークに相当する遊びを介して回転方向へ係合可能な円弧状の切欠部133が設けられ、同じく下部には、ロックレバー12に設けられた係合突部126にその施錠方向へ当接可能な係合凹部134が設けられ、また、同じく下端部には、サブロックレバー13が施錠位置にあるとき、インナーレバー10に設けられた後述の解錠当接部101に当接可能な被解錠当接部131が設けられ、さらには、同じく枢軸21回りには、スライドレバー20の上部に設けられた連結突部201が摺動可能に係合する長孔132が設けられている。
施解錠用モータ17またはキーシリンダの操作により、ロックレバー12が解錠位置から施錠位置へ移動した場合、その係合突部126がサブロックレバー13の係合凹部134に係合することによって、サブロックレバー13は、ロックレバー12に従動して、解錠位置から施錠位置へ回動する。また、同じくロックレバー12が施錠位置から解錠位置へ移動した場合、その係合突部125がサブロックレバー13の切欠部133の下縁に係合することによって、サブロックレバー13は、ロックレバー12に従動して、施錠位置から解錠位置へ回動する。
サブロックレバー13の長孔132は、図3においてほぼ左半分が枢軸21を中心とする円弧状に形成され、ほぼ右半分が直線状に形成されて、サブロックレバー13が解錠位置にあるときほぼ水平方向を向き、また、施錠位置及びダブルロック位置にあるとき、スライドレバー20の移動方向(上下方向)に対して傾斜するように設けられる。
スライドレバー20の連結突部201は、サブロックレバー13が解錠位置にあるとき、長孔132の前端に位置し、同じく施錠位置にあるとき長孔132のほぼ真ん中に位置し、また同じくダブルロック位置にあるとき長孔132の後端に位置する。これにより、サブロックレバー13が解錠位置と施錠位置間を回動する際、連結突部201が長孔132の円弧状部分を相対的に移動するため、サブロックレバー13は、解錠位置と施錠位置間を自由に回動することができる。また、サブロックレバー13が施錠位置(またはダブルロック位置)にあるとき、スライドレバー20がダブルロック用モータ18の駆動により上下方向へ直線移動した際、その直線運動を、係合突部201及び長孔132を介して回転運動に変換することができる。
ダブルロック用モータ18の駆動により、スライドレバー20がダブルアンロック位置からダブルロック位置へ移動した場合、スライドレバー20の連結突部201がサブロックレバー13の長孔132の上縁に当接することによって、サブロックレバー13は、スライドレバー20に従動して、施錠位置からダブルロック位置へ回動する。このとき、ロックレバー12の係合突部125とサブロックレバー13の切欠部133間には、サブロックレバー13の施錠位置とダブルロック位置間の作動ストロークに相当する遊びが生成されているため、サブロックレバー13が施錠位置からダブルロック位置へ変位するときの動きは、ロックレバー12には伝達されない。また、スライドレバー20がダブルロック位置からダブルアンロック位置へ移動した場合、スライドレバー20の連結突部201がサブロックレバー13の長孔132の下縁に当接することによって、サブロックレバー13は、スライドレバー20に従動して、ダブルロック位置から施錠位置へ回動する。このとき、ロックレバー12の係合突部125とサブロックレバー13の切欠部133間には、サブロックレバー13のダブルロック位置と施錠位置間の作動ストロークに相当する遊びが生成されているため、サブロックレバー13がダブルロック位置から施錠位置へ変位するときの動きは、ロックレバー12には伝達されない。
サブロックレバー13の被解錠当接部131は、サブロックレバー13が施錠位置にあるときインナーレバー10の解錠当接部101に対向し、また同じくダブルロック位置にあるとき解錠当接部101の移動軌跡外に退避する。
第1連係レバー14は、その下端部がアウターレバー8の端部82に前後方向へ揺動可能に連結されると共に、その上部には、オープンレバー6に対して当接可能な解除当接部141が設けられている。
第2連係レバー15は、車内外方向を向く連結軸151により第1連係レバー14の前部に揺動可能に連結されると共に、その前部には、主に図12に示すように、第1連係レバー14に対して、図12において反時計方向へ係合可能な係合部153が設けられている。また、連結軸151には、一端が第1連係レバー14に、また、他端が第2連係レバー15に係止されたスプリング26(図3、4参照)が巻装されている。なお、スプリング26は、各図面の簡素化のため、図3、4にのみ図示し、他の図においては省略してある。
スプリング26は、その付勢力を第1連係レバー14と第2連係レバー15間に作用し、第1連係レバー14と第2連係レバー15の係合部153とが互いに当接し得る方向への付勢力を付与している。したがって、第1、2連係レバー14、15は、スプリング26の保持力の範囲内で一体的に作動する。
第1、2連係レバー14、15は、ロックレバー12の操作伝達部123及び第2連係レバー15を長孔152を介してロックレバー12に従動し、アウターレバー8の端部82を中心に、図3、4に示す解錠位置と図5、6に示す施錠位置に回動可能であると共に、アウターレバー8の解除作動に従動して上方へ移動する。
第1連係レバー14の解除当接部141は、第1連係レバー14が解錠位置にあるとき、オープンレバー6に対向し、また同じく施錠位置にあるとき、オープンレバー6に対向しない位置に変位する。
第1、2連係レバー14、15が解錠位置にあるとき、アウターレバー8の解除作動に従動して第1、2連係レバー14、15が上方へ移動すると、第1連係レバー14の解除当接部141が、オープンレバー6に当接して、オープンレバー6を解除方向へ回動させることができる。これにより、ドアを開けることができる。また、第1、2連係レバー14、15が施錠位置にある場合には、アウターレバー8の解除方向への回動に従動して第1、2連係レバー14、15が上方へ移動しても、解除当接部141がオープンレバー6に対して当接不能であるため、ドアを開けることはできない。
インナーレバー10は、カバー7の下部に車内外方向を向く枢軸23により枢支されると共に、上部には、サブロックレバー13の被解錠当接部131に当接可能な解錠当接部101が設けられ、また、前部には、アウターレバー8の端部81に当接可能な当接部102が設けられ、 インナーハンドルの開扉操作に基づいて、例えば、図3、5に示す待機位置から解除方向(時計方向)へ回動して図8に示す解除位置へ変位する。
インナーレバー10が解除方向へ回動した場合、当接部102がアウターレバー8の端部81に当接することにより、アウターレバー8は解除方向へ回動する。このとき、ロックレバー12及びサブロックレバー13が施錠位置にある場合には、解錠当接部101がサブロックレバー13の被解錠当接部131に当接して、サブロックレバー13を解錠位置に移動させ、これに伴って、ロックレバー13、第1、2連係レバー14、15も解錠位置に移動させることができる。
次に、本発明に係わる実施形態の各状態の動作について説明する。
(解錠状態のときアウターハンドルまたはインナーハンドルを操作した場合)
図3、4に示すように、ドアラッチ装置1が解錠状態にあるときは、ロックレバー12、サブロックレバー13、第1、第2連係レバー14、15がそれぞれ解錠位置にあって、第1連係レバー14の解除当接部141は、オープンレバー6に対向する位置にある。したがって、この状態で、アウターハンドルの開扉操作に基づいて、アウターレバー8が解除方向へ回動すると、図8に示すように、第1、2連係レバー14、15が上方へ移動して、解除当接部141がオープンレバー6に当接する。これにより、オープンレバー6は解除方向へ回動し、ラチェットがラッチ5から離脱して、ドアを開けることができる。また、インナーハンドルの開扉操作に基づいて、インナーレバー10が解除方向へ回動した場合には、インナーレバー10の当接部102がアウターレバー8の端部81に当接することによって、アウターレバー8は解除方向へ回動して、アウターハンドルを操作した場合と同様にドアを開けることができる。
(解錠状態のとき施解錠用モータ17を施錠方向へ回転させた場合)
施解錠用モータ17における施錠方向の回転は、ウォームギヤ171、ギヤ部121を介して、ロックレバー12に伝達される。ロックレバー12は、枢軸21を中心に図3、4に示す解錠位置から図5、6に示す施錠位置へ回動し、それに伴って、サブロックレバー13も、係合凹部134に係合突部126が係合することによって、解錠位置から施錠位置に移動する。また、これと同時に、ロックレバー12の移動は、操作伝達部123及び長孔152を介して第2連係レバー15に伝達され、第1、2連係レバー14、15も施錠位置に移動する。
上述により、本実施形態においては、ロックレバー12に、施解錠用モータ17のウォームギヤ171に直接噛合するギヤ部121及び第2連係レバー15に直接連結される操作伝達部123が一体的に形成されているため、ウォームギヤ171の回転を、ロックレバー12を介して、第2連係レバー15に確実に伝達することができる。また、ウォームギヤ171と第2連係レバー15間の操作力伝達経路には、各部品を連結するための連結箇所は操作伝達部123とそれに係合する長孔152しか存在しないため、連結箇所を少なくして、構造を簡単にすることができる。
(施錠状態のときアウターハンドルまたはインナーハンドルを操作した場合)
図5、6に示すように、ドアラッチ装置1が施錠状態にあるとき、ロックレバー12、サブロックレバー13、第1、第2連係レバー14、15は、それぞれ施錠位置にあり、第1連係レバー14の解除当接部141は、オープンレバー6に当接不能な位置にあり、また、サブロックレバー13の被解錠当接部131は、インナーレバー10の解錠当接部101対向する位置にある。
アウターハンドルを開扉操作した場合、アウターレバー8が解除方向へ回動して、第1連係レバー14の解除当接部141が、図5に示す矢印方向へ移動して2点鎖線で示す位置に変位しても、オープンレバー6に対して当接しないため、オープンレバー6を解除方向へ回動させることはできない。よって、アウターハンドルの開扉操作ではドアを開けることはできない。
インナーハンドルを操作した場合、そのダブルアクション操作、すなわち1回目のインナーハンドルの開扉操作により、ロックレバー12、サブロックレバー13、第1、2連係レバー14、15を施錠位置から解錠位置に移動させ、2回目のインナーハンドルの開扉操作でドアを開けることができる。
具体的には、インナーハンドルの1回目の開扉操作においては、インナーレバー10が解除方向へ回動すると、インナーレバー10の当接部102が、アウターレバー8の端部81に当接して、アウターレバー8を解除方向へ回動させつつ、解錠当接部101がサブロックレバー13の被解錠当接部131に当接して、サブロックレバー13を解錠方向へ回動させる。これにより、図10に示すように、第1、2連係レバー14、15は、アウターレバー8の解除方向への回動により上方へ移動しつつ、サブロックレバー13及びロックレバー12の解錠位置への移動に伴って解錠方向へ移動する。
そして、図11に示すように、インナーレバー10が解除位置へ回動すると、サブロックレバー13、ロックレバー12及び第2連係レバー15は、解錠位置に移動する。また、このとき、第1連係レバー14は、上方へ移動した状態でオープンレバー6の側面に当接するため、スプリング26の付勢力に抗して、第1連係レバー14に対して相対的に反時計方向へ回動した解錠位置の手前で停止する。次いで、インナーハンドルを一旦戻して、インナーレバー10及びアウターレバー8を待機位置に戻すと、第1連係レバー14が下方へ移動して、オープンレバー6の側面から離脱する。これにより、第1連係レバー14は、スプリング26の付勢力によって、図3、4に示す解錠位置に移動する。次いで、再び、インナーハンドルを開扉操作すると、ドアラッチ装置1が解錠状態にあるときと同様な作動をもって、ドアを開けることができる。
(施錠状態のときダブルロック用モータ18をダブルロック方向へ回転させた場合)
携帯用のリモートコントロールスイッチ等の操作で、ダブルロック用モータ18をダブルロック方向へ回転させると、その回転は、ウォームギヤ181、スライドブロック19及びスライドレバー20を介して、サブロックレバー13に伝達される。サブロックレバー13は、図5、6に示す施錠位置から図7に示すダブルロック位置に移動し、その被施解錠当接部131が、インナーレバー10の解錠当接部101の移動軌跡外に退避する。このとき、サブロックレバー13とロックレバー12間に、サブロックレバー13の施錠位置とダブルロック位置間に相当する遊びが生成されているため、サブロックレバー13が施錠位置からダブルロック位置に移動しても、ロックレバー12は、施錠位置に停止したままである。ダブルロック用モータ18は、サブロックレバー13がダブルロック位置に移動したとほぼ同時に停止して、スライドブロック19は、コイルスプリング24の付勢力により中立位置に戻る。
(ダブルロック状態のときアウターハンドルまたはインナーハンドルを操作した場合)
車外からアウターハンドルを操作をして、アウターレバー8を解除方向へ回動させても、図7に示すように、ロックレバー13、第1、2連係レバー14、15が施錠位置にあって、第1連係レバー14の解除当接部141がオープンレバー6に対して当接不能であるため、ドアを開けることはできない。
車内からインナーハンドルを操作して、インナーレバー10を解除方向へ回動させて、アウターレバー8を解除方向へ回動させても、アウターハンドルを操作した場合と同様に、ドアを開けることはできない。また、サブロックレバー13の被解錠当接部131が、インナーレバー10の解錠当接部101の移動軌跡外に退避しているため、サブロックレバー13、ロックレバー12、第1、2連係レバー14、15を解錠位置に移動させることもできない。よって、ダブルロック状態においては、アウターハンドル及びインナーハンドルの開扉操作を無効にすると共に、インナーハンドルのダブルアクション操作をも無効にする。これにより、不正行為によりインナーハンドルが操作されても、ドアを不正に開けることはない。
(ダブルロック状態のときダブルロック用モータ18を解錠方向へ回転させた場合)
リモートコントロールスイッチの解錠操作に基づいて、ダブルロック用モータ18が解錠方向へ回転すると、その回転は、ウォームギヤ181を介してスライドブロック19に伝達される。スライドブロック19は、図7に実線で示す中立位置からスプリング24の付勢力に抗して、ダブルアンロック位置19Bに移動し、連結突部192及び長孔203を介して、スライドレバー20をダブルロック位置からダブルアンロック位置に移動させる。スライドレバー20がダブルアンロック位置に移動すると、ダブルロック用モータ18が停止し、スライドブロック19は、コイルスプリング24の付勢力により中立位置に戻る。
そして、スライドレバー20のダブルアンロック位置への移動は、連結突部201及び長孔132を介して、サブロックレバー13に伝達され、サブロックレバー13は、ダブルロック位置から施錠位置に回動する。これにより、ダブルロック状態は解除され、施錠状態となる。
(ダブルロック状態のときキーシリンダを解錠操作した場合)
車外からキーシリンダを解錠すると、第2キーレバー16は、第1キーレバー11を介して、図7に示す中立位置から上方へ移動して図9に示す解錠位置に変位する。第2キーレバー16の移動は、長孔161、連結突部202を介して、スライドレバー20に伝達しつつ、連結突部162がロックレバー12のキー操作入力部122に当接して、ロックレバー12に伝達される。これにより、スライドレバー20は、ダブルロック位置からダブルアンロック位置に移動し、連結突部201及び長孔132を介して、サブロックレバー13を解錠位置に向けて移動させ、また、ロックレバー13は、施錠位置から解錠位置に移動して、第1、2連係レバー14、15を施錠位置から解錠位置に移動させる。
上述により、ダブルロック状態時に、電気系統の故障等により、施解錠用モータ17及びダブルロック用モータ18の駆動が不能になっても、手動によるキーシリンダの操作により、ダブルロック状態を解除して解錠状態にして、アウトサイドハンドルの開扉操作をもって、ドアを開けることができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で、本実施形態に対して、次のような種々の変形や変更を施すことが可能である。
(i)第1キーレバー11と第2キーレバー16を一体的に形成する。
(ii)第2キーレバー16の操作が入力されるロックレバー12のキー操作入力部122を、第2キーレバー16の連結突部162が摺動可能に係合する長孔とする。または、第2キーレバー16の連結突部162を長孔に代えて、キー操作入力部122を、この長孔に摺動可能に係合する突部とする。
(iii)1回のインナーハンドルの開扉操作によって、ロックレバー12、サブロックレバー13及び第1、2連係レバー14、15を施錠位置から解錠位置に移動させると共に、ドアラッチ装置1を解除させる、所謂ワンモーション操作とすることも可能である。この場合には、インナーレバー10の解錠当接部101が、サブロックレバー13の被解錠当接部131に当接してサブロックレバー13を解錠位置に移動させた後、第1連係レバー14の解除当接部141がオープンレバー6を解除方向へ回動させる構成とする。
本発明に係わるドアラッチ装置を車内側から見たその斜視図である。 ドアラッチ装置を前方から見た概略側面図である。 解錠状態のドアラッチ装置の正面図である。 解錠状態のドアラッチ装置の裏面図である。 施錠状態のドアラッチ装置の正面図である。 施錠状態のドアラッチ装置の裏面図である。 ダブルロック状態のドアラッチ装置の正面図である。 インナーハンドルが操作された状態のドアラッチ装置の要部の正面図である。 キーシリンダが解錠操作された状態のドアラッチ装置の正面図である。 ダブルアクション操作の初期状態のドアラッチ装置の要部の正面図である。 ダブルアクション操作の後期状態のドアラッチ装置の要部の正面図である。 第1、2連係レバーを説明するための要部の斜視図である。 スライドブロック及びスライドレバーを説明するための要部の斜視図である。 スライドブロック及びスライドレバーを取り外した状態のカバーの要部の斜視図である。 スライドブロックを説明するための要部の拡大正面図である。 図15におけるA−A線断面図である。
符号の説明
1 ドアラッチ装置
2 噛合機構部
3 操作機構部
4 ボディ
5 ラッチ
6 オープンレバー
7 カバー
8 アウターレバー
9 ケーブル
10 インナーレバー
11 第1キーレバー(キーレバー)
12 ロックレバー
13 サブロックレバー
14 第1連係レバー(連係レバー)
15 第2連係レバー(連係レバー)
16 第2キーレバー(キーレバー)
17 施解錠用モータ
18 ダブルロック用モータ
19 スライドブロック
20 スライドレバー
21 枢軸
22 スプリング
23 枢軸
24 コイルスプリング
25 スプリング
26 スプリング
51 枢軸
61 枢軸
71 案内部
72 凹部
81 端部
82 端部
83 枢軸
101 解錠当接部
102 当接部
111 連結軸
121 ギヤ部
122 キー操作入力部
123 操作伝達部
124 突部
125 係合突部
126 係合突部
131 被解錠当接部
132 長孔
133 切欠部
134 係合凹部
141 解除当接部
151 連結軸
152 長孔
153 係合部
161 長孔
162 連結突部
171 ウォームギヤ
181 ウォームギヤ
191 収容部
192 連結突部
193 案内溝
201 連結突部
202 連結突部
203 長孔
204 係合突部

Claims (6)

  1. 車体側のストライカと係脱可能な噛合機構部と、前記噛合機構部を操作可能な操作機構部を備えた自動車用ドアラッチ装置において、
    前記操作機構部は、ドアを開扉するための操作ハンドルの操作を有効にする解錠位置及び無効にする施錠位置に移動可能なロックレバーと、
    車内側の前記操作ハンドルの操作に従動して解除方向へ回動可能なインナーレバーと、
    前記ロックレバーが解錠位置にあるとき、前記インナーレバーの解除作動に従動して、前記噛合機構部と前記ストライカとの係合を解除し得るオープンレバーを解除方向へ作動可能で、また前記ロックレバーが施錠位置にあるとき、前記インナーレバーに従動しても、前記オープンレバーを解除方向へ作動不能な連係レバーと、
    前記ロックレバーと共に解錠位置及び施錠位置に移動可能で、かつモータ駆動によりダブルロック位置に移動可能なサブロックレバーと、
    前記ロックレバー及び前記サブロックレバーが施錠位置にあるとき、前記インナーレバーに設けた解錠当接部に対向し、前記インナーレバーの解除作動に従動して前記解錠当接部に当接することにより、前記サブロックレバー及び前記ロックレバーを解錠位置に移動させ、また、前記ロックレバーが施錠位置でかつ前記サブロックレバーがダブルロック位置にあるとき、前記解錠当接部の移動軌跡外に退避して、前記解錠当接部に対して当接不能となる被解錠当接部とを含むことを特徴とする自動車用ドアラッチ装置。
  2. 前記被解錠当接部を、前記サブロックレバーに設けたことを特徴とする請求項1記載の自動車用ドアラッチ装置。
  3. 前記ロックレバー及び前記サブロックレバーを、同軸によりそれぞれ回動可能に枢支したことを特徴とする請求項1または2記載の自動車用ドアラッチ装置。
  4. 前記操作機構部は、車外に設けたキーシリンダの操作に従動するキーレバーを含み、
    前記ロックレバーは、前記キーレバーの解錠作動により施錠位置から解錠位置に移動し、前記サブロックレバーは、ダブルロック位置から解錠位置に移動することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の自動車用ドアラッチ装置。
  5. 前記操作機構部は、前記モータ駆動によりほぼ直線移動可能なスライドレバーを含み、
    前記サブロックレバーは、前記スライドレバーの直線移動に従動して、施錠位置からダブルロック位置に回動し得るように、前記スライドレバーに連結されたことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の自動車用ドアラッチ装置。
  6. 前記スライドレバーの直線移動により前記サブロックレバーを施錠位置からダブルロック位置に回動させるための構成として、前記サブロックレバーに、前記スライドレバーに設けた連結突部が摺動可能に係合し、かつ前記スライドレバーの直線移動方向に対して傾斜する長孔を設けたことを特徴とする請求項5記載の自動車用ドアラッチ装置。
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