JP6707062B2 - 自動車用ドアラッチ装置 - Google Patents

自動車用ドアラッチ装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6707062B2
JP6707062B2 JP2017140895A JP2017140895A JP6707062B2 JP 6707062 B2 JP6707062 B2 JP 6707062B2 JP 2017140895 A JP2017140895 A JP 2017140895A JP 2017140895 A JP2017140895 A JP 2017140895A JP 6707062 B2 JP6707062 B2 JP 6707062B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lever
inside lever
door
lock
release operation
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017140895A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2019019617A (ja
Inventor
智治 長岡
智治 長岡
宏彰 藤原
宏彰 藤原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsui Kinzoku ACT Corp
Original Assignee
Mitsui Kinzoku ACT Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsui Kinzoku ACT Corp filed Critical Mitsui Kinzoku ACT Corp
Priority to JP2017140895A priority Critical patent/JP6707062B2/ja
Priority to CN201780093053.4A priority patent/CN110914509B/zh
Priority to PCT/JP2017/042536 priority patent/WO2019016974A1/ja
Priority to EP17918305.8A priority patent/EP3663491B1/en
Priority to US16/627,007 priority patent/US11454051B2/en
Publication of JP2019019617A publication Critical patent/JP2019019617A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6707062B2 publication Critical patent/JP6707062B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E05LOCKS; KEYS; WINDOW OR DOOR FITTINGS; SAFES
    • E05BLOCKS; ACCESSORIES THEREFOR; HANDCUFFS
    • E05B77/00Vehicle locks characterised by special functions or purposes
    • E05B77/22Functions related to actuation of locks from the passenger compartment of the vehicle
    • E05B77/24Functions related to actuation of locks from the passenger compartment of the vehicle preventing use of an inner door handle, sill button, lock knob or the like
    • E05B77/28Functions related to actuation of locks from the passenger compartment of the vehicle preventing use of an inner door handle, sill button, lock knob or the like for anti-theft purposes, e.g. double-locking or super-locking
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E05LOCKS; KEYS; WINDOW OR DOOR FITTINGS; SAFES
    • E05BLOCKS; ACCESSORIES THEREFOR; HANDCUFFS
    • E05B77/00Vehicle locks characterised by special functions or purposes
    • E05B77/22Functions related to actuation of locks from the passenger compartment of the vehicle
    • E05B77/30Functions related to actuation of locks from the passenger compartment of the vehicle allowing opening by means of an inner door handle, even if the door is locked

Landscapes

  • Lock And Its Accessories (AREA)

Description

本発明は、ワンモーション操作を可能にした自動車用ドアラッチ装置に関する。
従来、自動車用ドアラッチ装置は、特許文献1に記載されているように、ロック状態及びアンロック状態に切り替え可能なロック機構がロック状態であっても、ドアの車内側に設けたインサイドハンドルのドア開操作により、ロック状態にあるロック機構をアンロック状態に切り替えるとともに、ドアを開扉させるようにした、所謂ワンモーション操作を可能にした機構に加え、防盗性の観点からワンモーション操作が可能なダブルアンロック状態(引用文献1においては「接続状態」)と不能なダブルロック状態(同「切断状態」)に切り替え可能にしたダブルロック機構(同「空振機構」)を備えている。
特開2001−182409号公報
しかしながら、特許文献1に記載の自動車用ドアラッチ装置においては、ダブルロック機構をダブルアンロック状態とダブルロック状態に切り替える構成要素(同「係合ピン81」)と、ワンモーション操作でロック状態にあるロック機構をアンロック状態に切り替えるための構成要素(同「ラチェットレバー35のアウターアーム35A」)とが互いに異なる構成要素であるため、構成が複雑になる問題点を有している。
本発明は、上記技術的課題に鑑み、簡単な構成により、ワンモーション操作を可能にしたり不能にしたりすることができるようにした自動車用ドアラッチ装置を提供することを目的とする。
前記技術的課題を解決するために、本発明における技術的手段は、ドアの車外側に設けられるアウトサイドハンドルの操作による前記ドアの開扉を可能にするアンロック状態と不能にするロック状態に切り替え可能なロックレバーと、前記ドアの車内側に設けられるインサイドハンドルの操作によりリリース作動する第1インサイドレバーと、前記第1インサイドレバーのリリース作動に連動/非連動可能な第2インサイドレバーと、前記第2インサイドレバーに、前記第1インサイドレバーのリリース作動を前記第2インサイドレバーに伝達可能な接続位置と伝達不能な切断位置に移動可能に支持される切替要素と、を備え、前記切替要素は、前記接続位置において前記第1インサイドレバーがリリース作動した場合、前記第1インサイドレバーに当接することにより前記第1インサイドレバーのリリース作動を前記第2インサイドレバーに伝達可能とし、かつ前記切断位置において前記第1インサイドレバーがリリース作動しても前記第1インサイドレバーに当接しないことにより前記第1インサイドレバーのリリース作動を前記第2インサイドレバーに伝達不能とする被当接部と、前記接続位置においてロック状態にある前記ロックレバーに当接可能なアンロック用当接部と、を有し、前記接続位置にあるとき、前記第1インサイドレバーのリリース作動に連動して、前記第1インサイドレバーが前記被当接部に当接し、かつ前記アンロック用当接部が前記ロックレバーに当接することにより、ロック状態にある前記ロックレバーをアンロック状態に切り替えるとともに、前記第1インサイドレバーのリリース作動を前記第2インサイドレバーに伝達させて前記ドアを開扉させるワンモーション操作を可能にするダブルアンロック状態とし、前記切断位置にあるとき、前記第1インサイドレバーがリリース作動しても、前記第1インサイドレバーが前記被当接部に当接しないことにより、前記第1インサイドレバーのリリース作動を前記第2インサイドレバーに伝達させないとともに、ロック状態にある前記ロック機構のアンロック状態への切り替えを行わないダブルロック状態とする。
好ましくは、前記切替要素を、前記第2インサイドレバーに動径方向へ移動可能に支持する。
好ましくは、前記第1インサイドレバー及び前記第2インサイドレバーを、同軸により枢支する。
本発明によると、切替要素がワンモーション操作を可能にする接続位置及び不能にする切断位置に移動可能で、かつワンモーション操作時にはロック状態にあるロック機構をアンロック状態に切り替える構成であるから、構成を簡単にすることができる。
本発明に係わる自動車用ドアラッチ装置の正面図である。 斜め前方から見た自動車用ドアラッチ装置の斜視図である。 図2に示す矢印a方向から視た自動車用ドアラッチ装置の側面図である。 噛合ユニットの裏面図である。 ロック機構がアンロック状態、ダブルロック機構がダブルアンロック状態にあるときの要部の側面図である。 ロック機構がロック状態、ダブルロック機構がダブルアンロック状態にあるときの要部の側面図である。 ロック機構がロック状態、ダブルロック機構がダブルロック状態にあるときの要部の側面図である。 斜め前方から見た要部の分解斜視図である。 ワンモーション操作した際の要部の側面図である。 ダブルロック機構がダブルロック状態にある際、インサイドハンドルが操作された場合の要部の側面図である。 図2に示す矢印b方向から視た要部の側面図である。
自動車用ドアラッチ装置1は、自動車の車体に開閉可能に支持される運転席側のドアの後端内側に配置されるとともに、車体側のストライカSと噛合することによりドアを閉鎖状態に拘束するための後述の噛合要素を含んで構成される噛合ユニット(符号無し)と、噛合要素を操作するための後述の操作要素を含んで構成される操作ユニット(符号無し)とを備える。
図1、2に示すように、噛合ユニットは、ドアに固定される第1ハウジング2と、第1ハウジング2内に配置される噛合要素を備える。主な噛合要素としては、枢軸3により枢支されるラッチ4と、枢軸5により枢支されるラチェット6とがある。
ラッチ4は、ドアが閉じられると、ハウジング2のストライカ進入溝2aに図1において左方から進入するストライカSと噛み合うことにより、オープン位置(図1に示すフルラッチ位置から時計方向へ約90度回動した位置)から反時計方向へ回動してフルラッチ位置に移動する。
ラチェット6は、フルラッチ位置に移動したラッチ4の外周に係合することによって、ラッチ4のオープン方向(図1において時計方向)への回動を阻止してドアを閉鎖状態に保持し、ラッチ4に係合した係合位置(図1に示す位置)からリリース作動(図1において時計方向への回動)することでラッチ4から外れてドアを開扉させる。
操作ユニットは、第1ハウジング2の裏面を覆うように第1ハウジング2に固定される合成樹脂製の第2ハウジング7と、第2ハウジング7の車内側を向く開口を閉塞するカバー8とを備える。
図3に示すように、第2ハウジング7とカバー8(図3においては省略)との間には、操作要素として、第1モータ9と、支軸101により枢支されるウォームホイール10と、支軸111により枢支されるロックレバー11と、ロックレバー11に連結されるサブレバー12と、ドアの車外側に設けられるキーシリンダKに連結されるキーレバー13と、キーレバー13に連結されるスライドレバー14と、第2モータ17と、支軸181により枢支される第1接続レバー18と、支軸191により枢支される第2接続レバー19と、第2接続レバー19に連結される切替要素20と、支軸211により枢支されるとともに、ドアの車内側に配置されるインサイドハンドルIHに連結される第1インサイドレバー21と、第1インサイドレバー21と同軸により枢支される第2インサイドレバー22とが配置される。
図4に示すように、第1ハウジング2の裏面と第2ハウジング7との間には、操作要素として、支軸151により枢支されるとともに、ドアの車外側に配置されるアウトサイドハンドルOHに連結される第1アウトサイドレバー15と、支軸161により枢支される第2アウトサイドレバー16が配置される。
ロックレバー11及びサブレバー12は、本実施形態における自動車用ドアラッチ装置1のロック機構を構成する構成要素である。ロックレバー11及びサブレバー12が後述のアンロック位置にある状態(以下、「アンロック状態」という)は、アウトサイドハンドルOH及びインサイドハンドルIHのドア開操作により、後述のような動きをもってドアを開扉できる。同じく後述のロック位置にある状態(以下、「ロック状態」という)は、アウトサイドハンドルOHのドア開操作ではドアを開けることはできないが、インサイドハンドルIHのドア開操作により、後述のように、ロック状態にあるロック機構をアンロック状態に切り替えるとともに、ドアを開扉できる。このときのインサイドハンドルIHのドア開操作をワンモーション操作という。
ワンモーション操作は、後述のダブルロック機構がダブルアンロック状態にあるとき可能であり、ダブルロック機構がダブルロック状態にあるときにはできない。
切替要素20及び第2インサイドレバー22は、本実施形態における自動車用ドアラッチ装置1のダブルロック機構を構成する構成要素である。ダブルロック機構は、インサイドハンドルIHのドア開操作にのみ影響を与え、アウトサイドハンドルOHのドア開操作には何ら影響を与えない。
なお、ダブルロック機構がダブルロック状態にある場合には、ロック機構は必ずロック状態にある。
切替要素20が後述の接続位置にある状態(以下、「ダブルアンロック状態」という)においては、ロック機構がロック状態にあっても、インサイドハンドルIHのワンモーション操作によりドアを開けることができる。一方、切替要素20が後述の切断位置にある状態(以下、「ダブルロック状態」という)においては、インサイドハンドルIHのワンモーション操作を不能にして、ロック状態にあるロック機構のアンロック状態への切り替え及びドアの開扉はできない。
本実施形態の自動車用ドアラッチ装置1が採用されるドアには、車内側から手動操作でロック機構をアンロック/ロック状態に切り替えるためのロックボタンは設けられない。したがって、運転席側のドアに配置される自動車用ドアラッチ装置1にあっては、ロック機構のアンロック/ロック状態への切り替えは、携帯用の遠隔操作スイッチ(図示略)の操作による第1モータ9の駆動及びキーシリンダKの手動操作にのみ可能である。また、運転席以外のドアにあっては、キーシリンダKが設けられていないため、遠隔操作スイッチによる第1モータ9の駆動のみ可能である。
図5〜7に示すように、第1モータ9は、携帯用の遠隔操作スイッチの操作に基づいて正逆転する。第1モータ9の回転は、ウォームホイール10を介してロックレバー11に伝達される。
ウォームホイール10は、第1モータ9の回転軸に固着されたウォーム91に噛合し、第1モータ9の正転により時計方向所定角度回動し、逆転により反時計方向へ所定角度回動する。ウォームホイール10の裏面には、複数(本実施形態では3個)の突部10aが設けられる。
ロックレバー11は、外周にウォームホイール10の突部10aが係合可能な単一の係合溝11aを有する。ウォームホイール10が第1モータ9の正転により図5に示す位置から時計方向へ回動した場合には、複数の突部10aのうちいずれか一つの突部10aが右側から係合溝11aに係合する。これにより、ロックレバー11は、図5に示すアンロック位置から反時計方向へ所定角度回動して図6に示すロック位置に移動して保持される。ウォームホイール10が第1モータ9の逆転により図6に示すロック位置から反時計方向へ回動した場合には、複数の突部10aのうちいずれか一つの突部10aが左側から係合溝11aに係合する。これにより、ロックレバー11は、ロック位置から時計方向へ所定角度回動してアンロック位置に移動して保持される。なお、ロックレバー11のアンロック位置及びロック位置への保持は、第2ハウジング7に支持されるスプリング23の付勢力により達成される。
さらに、ロックレバー11は、ドアの車外側に設けられるキーシリンダKの手動操作によってもアンロック位置及びロック位置に移動することができる。これについては、後述する。
サブレバー12は、ラチェット6のアーム部6aに下方から当接可能な解除部12aを有し、下部が第2アウトサイドレバー16のアーム部16bに所定角度回動可能に連結され、上部がロックレバー11に上下方向へスライド可能に連結される。これにより、サブレバー12は、ロックレバー11のアンロック位置からロック位置への移動に連動して、図5に示すアンロック位置から第2アウトサイドレバー16のアーム部16bを中心に反時計方向へ所定角度回動して図6に示すロック位置に移動し、ロックレバー11のロック位置からアンロック位置への移動に連動して、ロック位置からアーム部16bを中心にして時計方向へ所定角度回動してアンロック位置に移動する。
さらに、サブレバー12は、第2アウトサイドレバー16または第2インサイドレバー22が後述のようにリリース作動した場合には、当該リリース作動に連動してリリース作動(上方への移動)を行なう。これにより、ロックレバー11がアンロック位置にある場合には、サブレバー12のリリース作動により、解除部12aがラチェット6のアーム部6aに下方から当接してラチェット6をリリース作動させる一方、ロックレバー11がロック位置にある場合には、サブレバー12がリリース作動しても、解除部12aがラチェット6のアーム部6aに対して当接しないことにより、ラチェット6をリリース作動させない。
キーレバー13は、キーシリンダKの操作を入力する操作要素であって、第2ハウジング7の上部に車内外方向を向く軸回りに回動可能に枢支されるとともに、外側アーム部13aが上下方向を向く連結杆28を介してキーシリンダKに連結される。これにより、キーレバー13は、キーシリンダKのロック操作に基づいて図5に示す中立位置からロック方向(図5において反時計方向)へ所定角度回動し、同じくアンロック操作に基づいて図6に示す中立位置からアンロック方向(図6において時計方向)へ所定角度回動する。
スライドレバー14は、図5〜7に示すように、上部の長孔14aがキーレバー13の内側アーム部13bに連結され、図11に示すように、下部の長孔14bがロックレバー11の連結突部11bに連結される。これにより、スライドレバー14は、キーレバー13のロック方向への回動に連動して図5〜7に示す中立位置から上方へ移動し、また同じくアンロック方向への回動に連動して中立位置から下方へ移動する。
スライドレバー14が中立位置から上方へ移動した場合には、長孔14bの下端がロックレバー11の連結突部11bに下方から当接することにより、ロックレバー11をアンロック位置からロック位置に移動させて、ロック機構をロック状態からアンロック状態に切り替える。スライドレバー14が中立位置から下方へスライドした場合には、長孔14bの上端がロックレバー11の連結突部11bに上方から当接することにより、ロックレバー11をロック位置からアンロック位置に移動させて、ロック機構をロック状態からアンロック状態に切り替える。さらに、スライドレバー14は、キーシリンダの操作により下方へスライドした場合には、スライドレバー14の下端部14cが第2接続レバー19の突部19a(図11参照)に上方から当接することにより、第2接続レバー19を押し下げて切替要素20を切断位置から接続位置に移動させることができる。
図4に示すように、第1アウトサイドレバー15は、アウトサイドハンドルOHのドア開操作を入力するための操作要素であって、第1ハウジング2の裏面と当該裏面側に固定される金属製のバックプレート24との間に支軸151により枢支されるとともに、連結孔15aが上下方向を向くボーデンケーブル25(図1、2参照)を介してアウトサイドハンドルOHに連結される。これにより、アウトサイドハンドルOHがドア開操作された場合には、第1アウトサイドレバー15は、図4に示す待機位置から支軸151を中心に時計方向へ所定角度回動するリリース作動を行なう。
第2アウトサイドレバー16は、第1アウトサイドレバー15のリリース作動をサブレバー12に伝達するための操作要素であって、第1ハウジング2とバックプレート24との間に支軸161により枢支されるとともに、第1アウトサイドレバー15に設けた折曲部15bに対して回動方向へ当接可能な被当接部16aを有する。これにより、第1アウトサイドレバー15がリリース作動した場合には、折曲部15bが被当接部16aに当接することにより、第2アウトサイドレバー16は、図4に示す待機位置から反時計方向へ回動するリリース作動を行なう。第2アウトサイドレバー16のリリース作動は、アーム部16bに連結されたサブレバー12に伝達される。これにより、サブレバー12は、第2アウトサイドレバー16に連動してリリース作動し、アンロック位置にある場合にはラチェット6をリリース作動させ、ロック位置にある場合にはラチェット6をリリース作動させない。
第1インサイドレバー21は、インサイドハンドルIHのドア開操作を入力する操作要素であって、下端の連結部21aがボーデンケーブル26を介してインサイドハンドルIHに連結される。これにより、インサイドハンドルIHのドア開操作で、第1インサイドレバー21は、スプリング27の付勢力に抗して図5〜7に示す待機位置から反時計方向へ回動(以下、「リリース作動」という)する。
第2インサイドレバー22は、第1インサイドレバー21と同軸により枢支されるとともに、第1アーム部22aに動径方向へ摺動可能に支持される切替要素20の位置によって第1インサイドレバー21の作動に連動/非連動可能であって、第1インサイドレバー21の作動に連動した際、サブレバー12の下部12bに下方から当接可能なリリース用当接部22cを有する。リリース用当接部22cがサブレバー12の下部12bに当接した場合には、サブレバー12は、第2インサイドレバー22の作動に連動してリリース作動する。
第2モータ17は、ダブルロック機構をダブルアンロック状態からダブルロック状態及びその逆へ切り替えるための駆動源であって、ロック機構がロック状態にあるとき、携帯用スイッチをロック操作することで正転し、ダブルロック機構がダブルロック状態にあるとき、携帯用スイッチをアンロック操作することで逆転する。第2モータ17の回転は、その回転軸に固着されたウォーム171を介して第1接続レバー18に伝達される。
第1接続レバー18は、外周のセクタギヤ部18aが第2モータ17のウォーム171に噛合することにより、第2モータ17の正転により図5、6に示す接続位置から支軸181を中心に切断方向(図5、6においては時計方向)へ所定角度回動して図7、11に示す切断位置に移動し、第2モータ17の逆転により切断位置から接続方向(図7においては反時計方向、図11においては時計方向)へ所定角度回動して接続位置に移動する。
第2接続レバー19は、一端部に設けた長孔19bが第1接続レバー18の端部18bに連結され、他端部に設けた円弧孔19c(図11参照)が切替要素20に連結される。これにより、第2モータ17の回転は、第1、2接続レバー18、19を介して切替要素20に伝達される。
切換要素20は、図8からも理解できるように、第2接続レバー19の円弧孔19cにその円弧方向へ摺動可能に連結されるとともに、角孔20aに第2インサイドレバー22の第1アーム部22aが摺動可能に挿入されることにより、第2インサイドレバー22に対して動径方向(図8において、矢印A方向)へ摺動可能に支持される。
切替要素20は、第2接続レバー19の回動により第2インサイドレバー22の第1アーム部22aを動径方向へ摺動することによって、ダブルロック機構をダブルアンロック状態としてワンモーション操作を可能にする図5、6に示す接続位置と、ダブルロック機構をロック状態としてワンモーション操作を不能にする図7、11に示す切断位置に移動する。さらに、切替要素20は、接続位置にある場合には、第1インサイドレバー21のリリース作動に連動することで当該リリース作動を第2インサイドレバー22に伝達する。
切替要素20には、図6に示すように、自体が接続位置にあって、かつロックレバー11がロック位置にある場合、第2インサイドレバー22がリリース作動することにより、ロックレバー11の被当接部11cに当接可能なアンロック用当接部20bが設けられる。これにより、切替要素20は、第2インサイドレバー22と共にリリース作動することにより、アンロック用当接部20bがロックレバー11の被当接部11cに当接してロック位置にあるロックレバー11をアンロック位置に移動させる。
図5、6に示すように、切替要素20が接続位置にある場合には、切替要素20の被当接部20cが第1インサイドレバー21の当接部21bの回動軌跡内に位置することで、第1インサイドレバー21のリリース作動は、切替要素20を介して第2インサイドレバー22に伝達される。
図7に示すように、切替要素20が切断位置にある場合には、切替要素20の被当接部20cが第1インサイドレバー21の当接部21bの回動軌跡外に退避することで、第1インサイドレバー21のリリース作動は、切替要素20及び第2インサイドレバー22に伝達されない。
次に、本発明に係わる実施形態の動作について説明する。
図6に示すように、自動車用ドアラッチ装置1のロック機構がアンロック状態、ダブルロック機構がダブルアンロック状態にある場合には、アウトサイドハンドルOHまたはインサイドハンドルIHのドア開操作により、前述のようにサブレバー12を介してラチェット6をリリース作動させて、ドアを開けることができる。
図7に示すように、ロック機構がロック状態、ダブルロック機構がダブルアンロック状態にある状態においては、アウトサイドハンドルOHのドア開操作に基づいてサブレバー12がリリース作動しても、前述のようにラチェット6をリリース作動させることができないため、アウトサイドハンドルOHのドア開操作ではドアを開けることはできない。一方、インサイドハンドルIHの操作では、図9に示すように、第1インサイドレバー21のリリース作動に伴って切替要素20及び第2インサイドレバー22もリリース作動する。
切替要素20は、リリース作動の初期の段階で、アンロック用当接部20bがロックレバー11の被当接部11cに当接することで、ロックレバー11をロック位置からアンロック位置へ移動させる。当該移動により、サブレバー12もロック位置からアンロック位置に移動する。第2インサイドレバー22は、ロックレバー11及びサブレバー12がアンロック位置に移動した直後、リリース用当接部22cがサブレバー12の下部12bに当接することで、サブレバー12をリリース作動させ、当該リリース作動によりラチェット6をリリース作動させて、ドアを開けることができる。よって、インサイドハンドルIHのワンモーション操作により、ロック機構をロック状態からアンロック状態に切り替えて、ドアを開けることができる。
図7に示すように、ロック機構がロック状態、ダブルロック機構がダブルロック状態にある場合には、アウトサイドハンドルOHのドア開操作によりドアを開けることができない。また、インサイドハンドルIHのドア開操作でもロック機構をロック状態からアンロック状態への切り替えができなければ、ドアを開けることもできない。すなわち、インサイドハンドルIHがドア開操作された場合には、図10に示すように、切替要素20が切断位置にあって、第1インサイドレバー21のリリース作動が切替要素20及び第2インサイドレバー22伝達されないため、インサイドハンドルIHのワンモーション操作が不能になる。
以上、本実施形態について説明したように、自動車を駐車する際、自動車用ドアラッチ装置1のダブルロック機構をダブルロック状態にすることで、アウトサイドハンドルOHのドア開操作は勿論のこと、インサイドハンドルIHのワンモーション操作をも無効にする。よって、ロック機構のロック状態からアンロック状態への切り替え、及びダブルロック機構のダブルロック状態からダブルアンロック状態への切り替えは、運転者が携帯している遠隔操作スイッチまたはキーシリンダKの操作以外ではできないため、不正行為によりドアが開けられることはない。
さらには、単一の切替要素20によって、ダブルロック機構のダブルアンロック状態/ダブルロック状態の切り替えと、ワンモーション操作によるロック機構のロック状態からアンロック状態への切り替えを行うことができるため、自動車用ドアラッチ装置1の構成を簡単にすることができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で、本実施形態に対して、次のような種々の変形や変更を施すことが可能である。
(i)第1、2モータ9、17をソレノイドに変更する。
(ii)切替要素20を第2モータ17に直接連結する。
(iii)第2インサイドレバー22がリリース作動した際、リリース用当接部22cがサブレバー12の下部12bに当接してドアを開扉させる実施形態に代えて、リリース用当接部22cがラチェット6のアーム部6aに当接してドアを開扉させるようにする。
1 自動車用ドアラッチ装置 2 第1ハウジング
2a ストライカ進入溝 3 枢軸
4 ラッチ 5 枢軸
6 ラチェット 6a アーム部
7 第2ハウジング 8 カバー
9 第1モータ 91 ウォーム
10 ウォームホイール 10a 突部
101 支軸 11 ロックレバー
11a 係合溝 11b 連結突部
11c 被当接部 111 支軸
12 サブレバー 12a 解除部
12b 下部 13 キーレバー
13a 外側アーム部 13b 内側アーム部
14 スライドレバー 14a、14b 長孔
14c 下端部 15 第1アウトサイドレバー
15a 連結孔 15b 折曲部
151 支軸 16 第2アウトサイドレバー
16a 被当接部 16b アーム部
161 支軸 17 第2モータ
171 ウォーム 18 第1接続レバー
18a セクタギヤ部 18b 端部
181 支軸 19 第2接続レバー
19a 突部 19b 長孔
191 支軸 20 切替要素
20a 角孔 20b アンロック用当接部
20c 被当接部 21 第1インサイドレバー
21a 連結部 21b 当接部
211 支軸 22 第2インサイドレバー
22a 第1アーム部 22b 第2アーム部
22c リリース用当接部 23 スプリング
24 バックプレート 25 ボーデンケーブル
26 ボーデンケーブル 27 スプリング
28 連結杆
S ストライカ

Claims (3)

  1. ドアの車外側に設けられるアウトサイドハンドルの操作による前記ドアの開扉を可能にするアンロック状態と不能にするロック状態に切り替え可能なロックレバーと、
    前記ドアの車内側に設けられるインサイドハンドルの操作によりリリース作動する第1インサイドレバーと、
    前記第1インサイドレバーのリリース作動に連動/非連動可能な第2インサイドレバーと、
    前記第2インサイドレバーに、前記第1インサイドレバーのリリース作動を前記第2インサイドレバーに伝達可能な接続位置と伝達不能な切断位置に移動可能に支持される切替要素と、を備え、
    前記切替要素は、
    前記接続位置において前記第1インサイドレバーがリリース作動した場合、前記第1インサイドレバーに当接することにより前記第1インサイドレバーのリリース作動を前記第2インサイドレバーに伝達可能とし、かつ前記切断位置において前記第1インサイドレバーがリリース作動しても前記第1インサイドレバーに当接しないことにより前記第1インサイドレバーのリリース作動を前記第2インサイドレバーに伝達不能とする被当接部と、
    前記接続位置においてロック状態にある前記ロックレバーに当接可能なアンロック用当接部と、を有し、
    前記接続位置にあるとき、前記第1インサイドレバーのリリース作動に連動して、前記第1インサイドレバーが前記被当接部に当接し、かつ前記アンロック用当接部が前記ロックレバーに当接することにより、ロック状態にある前記ロックレバーをアンロック状態に切り替えるとともに、前記第1インサイドレバーのリリース作動を前記第2インサイドレバーに伝達させて前記ドアを開扉させるワンモーション操作を可能にするダブルアンロック状態とし、
    前記切断位置にあるとき、前記第1インサイドレバーがリリース作動しても、前記第1インサイドレバーが前記被当接部に当接しないことにより、前記第1インサイドレバーのリリース作動を前記第2インサイドレバーに伝達させないとともに、ロック状態にある前記ロック機構のアンロック状態への切り替えを行わないダブルロック状態とすることを特徴とする自動車用ドアラッチ装置。
  2. 前記切替要素を、前記第2インサイドレバーに動径方向へ移動可能に支持したことを特徴とする請求項1記載の自動車用ドアラッチ装置。
  3. 前記第1インサイドレバー及び前記第2インサイドレバーを、同軸により枢支したことを特徴とする請求項1または2記載の自動車用ドアラッチ装置。
JP2017140895A 2017-07-20 2017-07-20 自動車用ドアラッチ装置 Active JP6707062B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017140895A JP6707062B2 (ja) 2017-07-20 2017-07-20 自動車用ドアラッチ装置
CN201780093053.4A CN110914509B (zh) 2017-07-20 2017-11-28 汽车用门闩锁装置
PCT/JP2017/042536 WO2019016974A1 (ja) 2017-07-20 2017-11-28 自動車用ドアラッチ装置
EP17918305.8A EP3663491B1 (en) 2017-07-20 2017-11-28 Vehicle door latch device
US16/627,007 US11454051B2 (en) 2017-07-20 2017-11-28 Vehicle door latch apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017140895A JP6707062B2 (ja) 2017-07-20 2017-07-20 自動車用ドアラッチ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019019617A JP2019019617A (ja) 2019-02-07
JP6707062B2 true JP6707062B2 (ja) 2020-06-10

Family

ID=65015088

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017140895A Active JP6707062B2 (ja) 2017-07-20 2017-07-20 自動車用ドアラッチ装置

Country Status (5)

Country Link
US (1) US11454051B2 (ja)
EP (1) EP3663491B1 (ja)
JP (1) JP6707062B2 (ja)
CN (1) CN110914509B (ja)
WO (1) WO2019016974A1 (ja)

Family Cites Families (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4164711B2 (ja) * 1998-11-25 2008-10-15 アイシン精機株式会社 ドアロック構造
JP3301738B2 (ja) * 1999-04-21 2002-07-15 三井金属鉱業株式会社 ダブルアクション機構付車両ドアラッチ装置
JP4374674B2 (ja) * 1999-09-30 2009-12-02 アイシン精機株式会社 車両用ドアロック装置
JP3310966B2 (ja) * 1999-12-28 2002-08-05 三井金属鉱業株式会社 アンチセフト機構付車両ドアラッチ装置におけるワンモーション開扉機構
JP3867951B2 (ja) * 2000-03-02 2007-01-17 株式会社大井製作所 自動車用ドアロック装置
DE10038151C2 (de) * 2000-08-04 2003-03-20 Kiekert Ag Kraftfahrzeugtürverschluss
JP3758966B2 (ja) * 2000-10-26 2006-03-22 アイシン精機株式会社 自動車用ドアロック装置
DE10320448A1 (de) * 2003-05-08 2004-12-16 Kiekert Ag Kraftfahrzeugtürverschluss
EP1580366A3 (de) * 2004-03-23 2009-10-28 Brose Schliesssysteme GmbH & Co. KG Kraftfahrzeugschloss
JP4516613B2 (ja) * 2008-02-28 2010-08-04 三井金属鉱業株式会社 ドアロック装置
JP4473919B2 (ja) * 2008-03-31 2010-06-02 三井金属鉱業株式会社 自動車用ドアラッチ装置
JP4618318B2 (ja) * 2008-04-18 2011-01-26 アイシン精機株式会社 車両用ドアロック装置
JP4760887B2 (ja) * 2008-09-29 2011-08-31 アイシン精機株式会社 ドアロック装置
JP5282913B2 (ja) * 2010-05-26 2013-09-04 アイシン精機株式会社 車両用ドアロック装置
JP6260028B2 (ja) * 2014-05-27 2018-01-17 三井金属アクト株式会社 車両用ドアラッチ装置
JP6710996B2 (ja) 2016-02-09 2020-06-17 横浜ゴム株式会社 テンポラリータイヤ

Also Published As

Publication number Publication date
EP3663491A1 (en) 2020-06-10
CN110914509A (zh) 2020-03-24
CN110914509B (zh) 2021-07-13
EP3663491B1 (en) 2023-07-12
EP3663491A4 (en) 2021-04-28
US20200224461A1 (en) 2020-07-16
JP2019019617A (ja) 2019-02-07
WO2019016974A1 (ja) 2019-01-24
US11454051B2 (en) 2022-09-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4972803B2 (ja) 車両用ドアラッチ装置
JP4455646B2 (ja) 自動車用ドアラッチ装置
JP4473919B2 (ja) 自動車用ドアラッチ装置
JP4905716B2 (ja) 自動車用ドアラッチ装置
JP4473918B2 (ja) 自動車用ドアラッチ装置
JP4555871B2 (ja) ドアロック装置
JP4132723B2 (ja) 車両用ドアロック装置
JP6837507B2 (ja) 自動車用ドアラッチ装置
JP4382121B2 (ja) 自動車用ドアラッチ装置
JP4821745B2 (ja) 自動車用ドアラッチ装置
JP2013014943A (ja) 自動車用ドアラッチ装置
JP4564077B2 (ja) 自動車用ドアラッチ装置
JP4910218B2 (ja) 自動車用ドアラッチ装置
JP6707062B2 (ja) 自動車用ドアラッチ装置
JP4448870B2 (ja) 車両用ドアラッチの中継操作装置
JP6260028B2 (ja) 車両用ドアラッチ装置
JP5135642B2 (ja) 自動車用ドアラッチ装置
JP5923784B2 (ja) 自動車用ドアラッチ装置
JP6232616B2 (ja) 車両用ドアの操作装置
JP5023401B2 (ja) 自動車用ドアラッチ装置
JP4304094B2 (ja) 車両用ドアラッチアクチュエータ
JP4188739B2 (ja) 車両用ドアラッチアクチュエータ
JP4044338B2 (ja) 車両用ドアロック装置
JP4982831B2 (ja) 車両用ドアラッチの施解錠装置
JP2002129808A (ja) 車両用ドアロックアクチュエータ

Legal Events

Date Code Title Description
A625 Written request for application examination (by other person)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A625

Effective date: 20190304

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20191112

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20191225

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200428

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200519

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6707062

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250