JP6710996B2 - テンポラリータイヤ - Google Patents
テンポラリータイヤ Download PDFInfo
- Publication number
- JP6710996B2 JP6710996B2 JP2016022578A JP2016022578A JP6710996B2 JP 6710996 B2 JP6710996 B2 JP 6710996B2 JP 2016022578 A JP2016022578 A JP 2016022578A JP 2016022578 A JP2016022578 A JP 2016022578A JP 6710996 B2 JP6710996 B2 JP 6710996B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tire
- tread rubber
- temporary
- tread
- land portion
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
- 229920001971 elastomer Polymers 0.000 claims description 258
- 239000005060 rubber Substances 0.000 claims description 258
- 238000005299 abrasion Methods 0.000 claims description 23
- 239000011324 bead Substances 0.000 description 18
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 7
- 239000000835 fiber Substances 0.000 description 5
- 230000003247 decreasing effect Effects 0.000 description 4
- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 description 3
- 238000011156 evaluation Methods 0.000 description 3
- 239000000945 filler Substances 0.000 description 3
- 238000011056 performance test Methods 0.000 description 3
- 239000012779 reinforcing material Substances 0.000 description 3
- 239000010959 steel Substances 0.000 description 3
- 239000004677 Nylon Substances 0.000 description 2
- 230000000052 comparative effect Effects 0.000 description 2
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 2
- 229920001778 nylon Polymers 0.000 description 2
- 229920000297 Rayon Polymers 0.000 description 1
- 239000004760 aramid Substances 0.000 description 1
- 229920003235 aromatic polyamide Polymers 0.000 description 1
- 244000309466 calf Species 0.000 description 1
- 239000000470 constituent Substances 0.000 description 1
- 238000001514 detection method Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 239000000463 material Substances 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
- 238000005192 partition Methods 0.000 description 1
- 229920000728 polyester Polymers 0.000 description 1
- 239000002964 rayon Substances 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Tires In General (AREA)
Description
図1は、本実施形態に係るテンポラリータイヤ1の一例を模式的に示す子午断面図である。図1は、テンポラリータイヤ1と装着タイヤ1Rとを併記する。装着タイヤ1Rは、車両のホイールに装着されている標準タイヤであり、グランドタイヤとも呼ばれる。
次に、テンポラリータイヤ1のトレッド部10に設けられたトレッドパターンについて説明する。図4は、本実施形態に係るテンポラリータイヤ1のトレッド部10の一部を示す平面図である。
図5は、キャップトレッドゴム61の一部を拡大した子午断面図である。図4及び図5に示すように、本実施形態において、トレッド部10のキャップトレッドゴム61は、少なくとも2種類のゴムを含む。本実施形態において、トレッド部10のキャップトレッドゴム61は、路面に接触する第1表面71を有する第1キャップトレッドゴム(第1トレッドゴム)61Aと、タイヤ周方向において第1キャップトレッドゴム61Aの一部に設けられ第1キャップトレッドゴム61Aよりも耐摩耗性能が低い第2キャップトレッドゴム(第2トレッドゴム)61Bと、を含む。
次に、規定空気圧のテンポラリータイヤ1の陸部30の一般的な摩耗形態、及び低空気圧のテンポラリータイヤ1の陸部30の一般的な摩耗形態について説明する。図6は、規定空気圧のテンポラリータイヤ1が路面を走行したときの走行距離と周方向主溝20の溝深さとの関係を示す図である。図7は、低空気圧のテンポラリータイヤ1が路面を走行したときの走行距離と周方向主溝20の溝深さとの関係を示す図である。なお、図6及び図7は、第2キャップトレッドゴム61Bが設けられてなく、キャップトレッドゴム61が第1キャップトレッドゴム61Aのみで形成されているテンポラリータイヤ1の走行距離と周方向主溝20との関係を示す。
次に、本実施形態に係るテンポラリータイヤ1の作用について説明する。図8は、本実施形態に係るテンポラリータイヤ1の作用を説明するための模式図である。
以上説明したように、本実施形態によれば、トレッド部10は、路面に接触する第1表面71を有する第1キャップトレッドゴム61Aと、タイヤ周方向において第1キャップトレッドゴム61Aの一部に設けられ、第1キャップトレッドゴム61Aよりも耐摩耗性能が低く路面に接触する第2表面72を有する第2キャップトレッドゴム61Bとを含む。これにより、空気圧が低下している状態のテンポラリータイヤ1が路面を走行した場合、第2キャップトレッドゴム61Bの摩耗が促進され、トレッド部10にはタイヤ周方向において不均一な偏摩耗が生成される。その結果、路面を走行するテンポラリータイヤ1が振動する。その振動により、使用者は、テンポラリータイヤ1の使用が開始された後、テンポラリータイヤ1の故障がもたらされる前に、テンポラリータイヤ1の空気圧が低下していることを早期に認識することができる。したがって、使用者は、そのテンポラリータイヤ1を使用し続けることなく、そのテンポラリータイヤ1を装着タイヤ1Rに交換したり、そのテンポラリータイヤ1に空気を充填したりするなど、そのテンポラリータイヤ1の故障を回避するための措置を早期に講ずることができる。
図9は、本実施形態に係るテンポラリータイヤ1の一例を模式的に示す図である。上述の実施形態においては、第2キャップトレッドゴム61Bは、タイヤ周方向の一部(1箇所)に設けられることとした。図9に示すように、第2キャップトレッドゴム61Bは、タイヤ周方向の複数箇所に設けられてもよい。図9は、第2キャップトレッドゴム61Bがタイヤ周方向の3箇所に設けられている例を示す。
図10は、本実施形態に係るテンポラリータイヤ1の一例を模式的に示す図である。上述の実施形態においては、テンポラリータイヤ1の新品状態において、第2キャップトレッドゴム61Bの第2表面72は露出し、接地面11を形成することとした。図10に示すように、第2キャップトレッドゴム61Bは、第1キャップトレッドゴム61Aに埋設されていてもよい。
条件が異なる複数のテンポラリータイヤについて、(1)振動発生性、(2)新品状態から振動が発生するまでの走行距離、に関する性能試験を実施した。この性能試験では、前輪駆動車の右側前輪にテンポラリータイヤを装着し、他の車輪は装着タイヤ(グランドタイヤ)を装着し、定員乗車で舗装された路面を時速60[km/h]で走行し、車内のドライバーによるフィーリングで振動検知を評価した。テンポラリータイヤ1のタイヤサイズはT145/70D18、リムサイズは18X4T、空気圧は規定空気圧(420[kPa])よりも低い低空気圧(300[kPa])である。装着タイヤのタイヤサイズは225/50R17、リムサイズは17X7 1/2JJ、空気圧は230[kPa]である。
○2:よく目立つ、
○1:目立つ、
×:目立たない。
1R 装着タイヤ
2 カーカス
2A 第1カーカス
2B 第2カーカス
3 ブレーカー
4 ブレーカーカバー
5 ビード部
5A ビードコア
5B ビードフィラー
6 トレッドゴム
7 サイド部
8 サイドゴム
10 トレッド部
11 接地面(踏面)
13 センター部
14 ショルダー部
20 周方向主溝
21(21A,21B) センター主溝
22(22A,22B) ショルダー主溝
30 陸部
31 センター陸部
32(32A,32B) セカンド陸部
33(33A,33B) ショルダー陸部
40 ラグ溝
41(41A,41B) ラグ溝
42(42A,42B) ラグ溝
43(43A,43B) ラグ溝
61 キャップトレッドゴム
61A 第1キャップトレッドゴム(第1トレッドゴム)
61B 第2キャップトレッドゴム(第2トレッドゴム)
62 アンダートレッドゴム
71 第1表面
72 第2表面
CL タイヤ中心線
CM タイヤ赤道面
AX 回転軸
θ1 第1角度
θ2 第2角度
Claims (7)
- トレッドゴムで形成され少なくとも一部が路面に接触するトレッド部を備え、
前記トレッド部は、前記路面に接触する第1表面を有する第1トレッドゴムと、タイヤ周方向において前記第1トレッドゴムの一部に設けられ前記第1トレッドゴムよりも耐摩耗性能が低い第2トレッドゴムと、を含み、
前記第2トレッドゴムは、タイヤ周方向に間隔をあけて複数設けられ、
隣り合う前記第2トレッドゴムの間に前記第1トレッドゴムが設けられ、
前記タイヤ周方向に設けられる第2トレッドゴムの数は、10以下である、
テンポラリータイヤ。 - トレッドゴムで形成され少なくとも一部が路面に接触するトレッド部を備え、
前記トレッド部は、前記路面に接触する第1表面を有する第1トレッドゴムと、タイヤ周方向において前記第1トレッドゴムの一部に設けられ前記第1トレッドゴムよりも耐摩耗性能が低い第2トレッドゴムと、を含み、
前記トレッド部は、タイヤ幅方向に複数設けられそれぞれがタイヤ周方向に延在する複数の周方向主溝と、複数の前記周方向主溝によって区画される複数の陸部と、を有し、
前記第2トレッドゴムは、複数の前記陸部のうち少なくとも一つの陸部に設けられる、
テンポラリータイヤ。 - 前記陸部は、センター陸部と、前記センター陸部よりもタイヤ幅方向外側に設けられるショルダー陸部とを含み、
前記第2トレッドゴムは、前記ショルダー陸部に設けられ、前記センター陸部には設けられない、
請求項2に記載のテンポラリータイヤ。 - 前記第2トレッドゴムは、前記第1トレッドゴムに埋設され、
前記周方向主溝の溝深さをDとしたとき、
前記第1トレッドゴムの第1表面と前記第2トレッドゴムの第2表面との距離は、0.1D以上0.5D以下である、
請求項2又は請求項3に記載のテンポラリータイヤ。 - トレッドゴムで形成され少なくとも一部が路面に接触するトレッド部と、
タイヤ幅方向の中心を示すタイヤ中心線に対して第1角度で傾斜する第1カーカスと、
前記第1カーカスと交差し前記タイヤ中心線に対して第2角度で傾斜する第2カーカスと、
前記第1カーカスと前記第2カーカスとを締め付けるブレーカーと、を備え、
前記トレッド部は、前記路面に接触する第1表面を有する第1トレッドゴムと、タイヤ周方向において前記第1トレッドゴムの一部に設けられ前記第1トレッドゴムよりも耐摩耗性能が低い第2トレッドゴムと、を含む、
テンポラリータイヤ。 - 前記第2トレッドゴムのランボーン摩耗抵抗指数は、前記第1トレッドゴムのランボーン摩耗抵抗指数の10[%]以上90[%]以下である、
請求項1から請求項5のいずれか一項に記載のテンポラリータイヤ。 - タイヤ周方向における前記第2トレッドゴムの第2表面の寸法は、タイヤ周方向における前記トレッド部の寸法の5[%]以上80[%]以下である、
請求項1から請求項6のいずれか一項に記載のテンポラリータイヤ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016022578A JP6710996B2 (ja) | 2016-02-09 | 2016-02-09 | テンポラリータイヤ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016022578A JP6710996B2 (ja) | 2016-02-09 | 2016-02-09 | テンポラリータイヤ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2017140895A JP2017140895A (ja) | 2017-08-17 |
JP6710996B2 true JP6710996B2 (ja) | 2020-06-17 |
Family
ID=59627719
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016022578A Active JP6710996B2 (ja) | 2016-02-09 | 2016-02-09 | テンポラリータイヤ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6710996B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6707062B2 (ja) | 2017-07-20 | 2020-06-10 | 三井金属アクト株式会社 | 自動車用ドアラッチ装置 |
PL425275A1 (pl) * | 2018-04-19 | 2019-10-21 | Rybka Piotr P.P.H.U. Rybka-Globgum 3 | Opona samochodowa do jazdy ćwiczebnej oraz sposób wykonania bieżnika do tej opony |
-
2016
- 2016-02-09 JP JP2016022578A patent/JP6710996B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2017140895A (ja) | 2017-08-17 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5756486B2 (ja) | 空気入りタイヤ | |
JP4342874B2 (ja) | 空気入りタイヤ | |
JP6859825B2 (ja) | 空気入りタイヤ | |
JP5984957B2 (ja) | 空気入りタイヤ | |
WO2017169214A1 (ja) | 空気入りタイヤ | |
JP2013216114A (ja) | 空気入りタイヤ | |
CN106457931A (zh) | 泄气保用子午线轮胎 | |
JP4506477B2 (ja) | 空気入りタイヤの装着方法 | |
JP2013095369A (ja) | 空気入りタイヤ | |
JP2016107725A (ja) | 空気入りタイヤ | |
JP6710996B2 (ja) | テンポラリータイヤ | |
JP2012131459A (ja) | 空気入りタイヤ | |
JP5251178B2 (ja) | 空気入りタイヤ | |
JP2009029277A (ja) | 空気入りタイヤ | |
JP2010221820A (ja) | 空気入りタイヤ | |
JP5298797B2 (ja) | 空気入りタイヤ | |
JP2006315580A (ja) | ランフラットタイヤ及びそれを用いた車両 | |
JP5089259B2 (ja) | 自動二輪車用空気入りタイヤ | |
JP7159676B2 (ja) | 空気入りタイヤ | |
JP6141178B2 (ja) | 空気入りタイヤ | |
JP6545090B2 (ja) | 空気入りタイヤ | |
JP6756249B2 (ja) | モーターサイクル用タイヤ | |
JP4133210B2 (ja) | 二輪車用タイヤ | |
JP2008302871A (ja) | 自動二輪車用空気入りタイヤ | |
JP2006192957A (ja) | 空気入りタイヤ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20190207 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20200214 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20200225 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20200401 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20200428 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20200511 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6710996 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |